最終更新日:'22/8/16  最終チェック日:'22/8/16
我流・個別分析 <カビゴン>

変態ポケモン図鑑はこちら


<概論>

攻撃面、防御面、型の広さ、便利さ、腐らなさ、様々な面で満遍なく優れた性能を持っている、
他の追随を許さない誰もが認める一撃無し2000ルール最強キャラ。
パーティにとりあえず入れておけば一定の活躍は保障され、寧ろこれが入らないパーティの方が珍しいというほどである。
2000ルールではハピナス、ラッキーに次いで高い特殊耐久を誇り、特殊弱点も無いので特殊全般に対してかなりの耐性を持つ。
属性を利用した受けではないため、相手のサブ技に影響されないというのも大きい。
更にはその圧倒的なHPのお陰で、特殊だけでなく物理耐久すらかなりの上位に入り、
Lv.55ならLv.51サイドンやLv.53エアームドのそれを上回るほどである。
その上このポケモンの捨て身タックルは、メイン技としてはガラガラの地震・ヘラクロスのメガホーンに次いで火力の高い物理攻撃となり、
耐久だけでなく火力も申し分無いほど備えている。
鈍いでパワーアップするにも適している能力であるし、多彩なサブ技で非常に多くの範囲に対して決定力を出すことも出来る。
このポケモンの腹太鼓に関しては、強すぎて2010年以前は禁止されるルールが主流であったというほどである。
(それ以前に書かれた文献を読む際は、前提として腹太鼓カビゴンが存在しなかったという点に留意されたい。)
挙げ句の果てにはのしかかりでの高確率な麻痺撒きから自爆で相打ちまで狙えるため、サポート性能まで兼ね備えている。
総合的に安定して高いステータスの汚点は全て素早さが吸い取っており、
一撃無し2000ルールは他のルールと比べて素早さの重要性が著しく落ちるということを象徴しているかのようなポケモン。
このルールでは「カビゴンをどう使うかが勝負のカギ」と言っても過言ではなく、
今日も味方のカビゴンの有効な使い方、敵のカビゴンの有効な捌き方が日夜研究されている。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■■■■■■□ 出番の多さ■■■■■■■■■■
複数対決性能■■■■■■■■■■ 使い方の多様性■■■■■■■■■■
対カビゴン性能■■■■■■■■■□ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■■■
対その他の一線級■■■■■■■■■□ 個人的総合評価■■■■■■■■■■


<優劣関係>

格好の餌ライコウ スターミー ハピナス マルマイン メタモン
割と有利サンダー スイクン ケンタロス ファイヤー フーディン リザードン
場合によるゲンガー ハガネール ヘラクロス エアームド ブラッキー パルシェン フシギバナ
割と不利ポリゴン2 バンギラス サイドン ゴローニャ フォレトス ナッシー ガラガラ ドンファン
天敵ムウマ ミルタンク ツボツボ カイリキー サワムラー


<レベルごとのざっくり性能>

Lv.攻撃面防御面素早さ
50 ・腹太鼓+のしかかりで50カビゴンを確定一撃
 55サンダーを高確率一撃

・地震で55バンギラスを高確率3発
・50パルシェン・ナッシーの大爆発を高確率耐え
・55サンダーの雷を高確率3耐え(食べ残し)
・55サンダーの10万ボルトを高確率4耐え(食べ残し)
・50ゲンガーに先制(+2)
51 ・HPが8n-1 ・50カビゴン・ハガネールに先制
・55サンダー・50スターミーと同速(+2)
・55バンギラス(-1)に先制
52 ・恩返しで50カビゴンを高確率3発 ・物理耐久が50ブラッキー超え
・50パルシェン・ナッシーの大爆発を確定耐え
・50ガラガラの地震を高確率2耐え
・食べ残し回復量が増加
・55サンダー・50スターミーに先制(+2)
53 ・捨て身タックルで50フシギバナを高確率2発
・恩返しで55サンダーを高確率3発
・腹太鼓+のしかかりで50パルシェンを高確率一撃
・物理耐久が50スイクン超え
・55サンダーの雷を高確率3耐え
・50ゴローニャの大爆発を高確率耐え
・50ヌオーと同速
・50フーディンに先制(+2)
54 ・捨て身タックルで50カイリキー・ガラガラを
 高確率2発
・腹太鼓+のしかかりで55カビゴンを高確率一撃
・物理耐久が50パルシェン超え
・55ケンタロスの破壊の遺伝子+破壊光線を
 高確率耐え

・55ファイヤーの日本晴れ+大文字を高確率2耐え
・HPが8n-1
・50ヌオーに先制
55 ・火炎放射で50エアームド・ハガネールを
 高確率2発
 50フォレトスを確定一撃
・55サンダーの10万ボルトを高確率4耐え
・50カビゴンののしかかりを高確率耐え(身代わり)
・食べ残し回復量が増加
・55ケンタロスに先制(+2)


<技候補>

眠るカビゴンは大きく分けて、この技で回復しながら戦うか、自爆で相打ちを狙うかの2通りに分けられる。
自爆せずに戦い続ける型の場合、この技でいつでも回復出来ることで、自慢の耐久力を遺憾なく発揮出来る。
回復しながら鈍いをどんどん積んでパワーアップして行くのは定番の戦い方のひとつ。
技スペースとの相談だが、自爆型ですらこの技を持たせる場合は少なくない。
自爆あらゆる敵を一撃で吹っ飛ばす恐ろしい威力。これのお陰で道連れ性能がかなり高いポケモンとなっている。
この技ひとつ持っているだけで、出番が無く腐ってしまうことがまず無くなる。
鈍いや腹太鼓で攻撃力を上げることで、岩や鋼ポケモンとの相打ちも現実的となる。
鈍い素早さは元々捨てているのだから、これほど相性の良い技は無い。決定力の源。
腹太鼓隙を見てコレを決めれば一気に試合を終らせられる可能性がある。
特に甘えるやリフレクターと言った対策をぶち破るには非常に有効な技。
鈍いと比較して、速攻的な使い方が試される。
寝言いくら耐久力があるとは言え、ひたすら眠って受け続けるほどの頑丈さは無いため、
薄荷の実で一瞬で回復出来るわけでもなければ眠るはこの技と併用したい。
身代わり腹太鼓型をエースで使う場合、眠るの代わりに使われることがある技。
中途半端な火力の攻撃は軒並み身代わりが1発耐える上に、
眠り粉や甘えると言った対策を完全にシャットアウト出来る。
身代わりを残すことが出来れば、腹太鼓で全抜きがしやすくなるというもの。
捨て身タックル
恩返し
のしかかり
属性一致メイン技。威力を取るか追加効果を取るか、その中間を取るか。
純粋に低レベルなら麻痺サポートが出来るのしかかり、エースなら火力満点の捨て身タックルが有効。
腹太鼓を使う場合、火力は基本的に恩返しで十分足りる。
地震対ゴースト・岩・鋼と、ノーマル耐性のうち最も多くに通用する安定したサブ技。
これを持てば「ゲンガー受けカビゴン」なんていうことも出来る。
非常に受けづらいバンギラスに起点にされるのを防げるのも大きい。
他のサブ技と異なり、鈍いや腹太鼓でパワーアップ出来るのもポイント。
大文字
火炎放射
鋼対策のサブ技。これがあるだけでエアームドを起点にしたり出来る。
ナッシーやヘラクロス等には弱点こそ突けるものの、
カビゴンは特攻があまりは高くないため、捨て身タックルの方が効いたりする。

電磁砲
エアームド、パルシェン対策。ゴーストや再生回復のミルタンク、ナッシー等に麻痺を狙えるのも美味しい。
オムスターやプテラといったニッチな所にも地味に効いたりする。
爆裂パンチ苦手なバンギラス、ミルタンク、ポリゴン2等を対策出来る技。
同族であるカビゴンミラーマッチでも有効に働く。
事故ればエアームドを突破出来ることも。試行回数を増やせる寝言と併用すると相性が良い。
カウンター同族対決や、苦手としやすい高火力物理ポケモンとの戦いで絶大な効果を発揮する。
隠し持っていざと言う時に逆襲の一撃を決めるか、初めからチラ付かせて相手の行動を制限するか。
影分身持久力のあるポケモンなのでコレも相性が良い。
同時に鈍いも併用しないと、相手が鈍いを積んだとき一撃で倒されるので注意。
どくどく再生回復のポリゴン2やミルタンク、眠るを持たないムウマ等に効果覿面。
眠るを持たないバンギラスや食べ残しサイドン等の寿命を縮めることも出来る。
シャドーボールゲンガーには地震の方が効くので対ムウマ専用。
もう1個特殊技を持たせて、追加効果の特防ダウンを利用する手もあるが…
波乗りノーマル技と属性的な相性は良いものの、カビゴンの特攻では4倍弱点を突かないと厳しい。
雨乞いを併用すると地味にエアームドやゲンガー等の等倍相手も突破しやすくなるかも知れない。
リフレクター
雨乞い
日本晴れ
短期戦ではコレを残して自爆して後続に繋げるという手も使える。
岩雪崩ツボツボ対策・・・・・。一応ファイヤー等にも自爆以外で一番ダメージが入る技。
丸くなる
転がる
全抜きが期待出来るが、それなら初めから腹太鼓+普通のノーマル技に頼った方が良いかも知れない。
守る耐久力があり過ぎて、カビゴンを倒すためには大爆発に頼らざるを得ないというポケモンは多い。
そこを読んでこの技を決めることが出来れば、完全に相手を1匹犬死させることが出来る。
メロメロ♀で使う。これが効かない性別不明のポケモンには元々強いので実はかなり相性が良い。
惜しむらくは攻撃個体値を1まで下げなければならない所だが、
相手が1ターン行動出来なくなることを考えるとそこまで致命的なデメリットでもないのかも知れない。
冷凍ビーム
冷凍パンチ
自慢の耐久を活かして試行回数が稼げるので、ダメージよりも追加効果が狙い。
そういう点では威力が低くてもPPが多い冷凍パンチの方が良かったりして。
凍える風一応素早さ逆転を図ることが出来るが・・・・
指を振る試行回数を稼いでハサミギロチンを狙いたければどうぞ。
地割れ一撃アリ用。飛行には効かないものの、耐久力を活かして試行回数を稼げるのでかなり強い。


<型サンプル>

Lv.55 捨て身タックル/鈍い/眠る/寝言@食べ残し

カビゴンは本当にどのレベルで使っても強いのだが、まずはエースから。
様々なB級以下のポケモンや初心者トレーナーに絶望を与える金銀の登竜門とも言える代表的な型。
ひたすら眠る+寝言で回復し続け、その間に鈍いを積んで行くだけで攻守ともにたちまち手がつけられない強さとなり、
捨て身タックルで全てを薙ぎ払う強さを持っている。
1回鈍いを積むだけでも55カビゴンや55ブラッキー、55スイクンといった耐久のポケモンをことごとく2発で倒せるほどの火力を持ち、
並の耐久のポケモンは2回積めば一撃で倒せる(つまり積まなくても元々2発)というほどである。
耐久面でも、55食べ残しカビゴンを3発以内で倒せるという技はかなり限られており、
それだけあらゆる攻撃を受け続けながら眠る+寝言で居座り続けることが出来る。
カビゴンに比較的大きなダメージを与えることが出来る物理攻撃であったとしても、
鈍いで防御力を上げてしまえばその被ダメージはたちまち弱体化し、反撃の捨て身タックルで逆転が狙える。
そのため、相手が剣の舞や鈍いなど攻撃力を上げる手段を持たないフルアタ型などの場合は、
例えそれが捨て身タックルに耐性を持つ岩や鋼ポケモンであっても、鈍い+捨て身タックルで圧殺してしまうことが出来る。
そのため、この型をちゃんとまともに受け止めるには、無効化出来るゴーストタイプか、
防御力を上げる鈍いや丸くなる、もしくはカビゴンの攻撃力を下げられる甘える等の技が不可欠である。
眠る+寝言で戦うことの利点は他にもあり、例えば状態異常を受け付けないというものがある。
自分から眠るを使っているので起きるターンは分かっているし、麻痺による事故や、毒昆布、凍結を食らう心配も無い。
更に、複数催眠禁止ルールにより、カビゴンが寝ていることで控えポケモンへの眠らせ技を無効化することまで出来る。
また、寝言で出た技に対するカウンターやアンコール等は失敗するという仕様があるため、
地味ながらそのあたりに強くなるというメリットもある。
当然ながらゴーストには手も足も出ないため、追い打ちで狩ることが出来るブラッキーやヘルガー、
ゴーストを起点に出来るガラガラ等と言ったサポートと組み合わせるのが有効。
因みにこの亜種として、食べ残しを切って耐久力を落とす代わりに、
ピントレンズやピンクのリボン、先制のツメ等で火力を伸ばす型も存在する。
ただし食べ残しが無いと、攻撃しているうちに捨て身タックルの反動ダメージが蓄積されてしまう点に注意。オマケ
パーティ … ブースターデンリュウWA(2022)
パーティ … カビゴンシャワーズWA(2012)
ログ … 王道のねむねご鈍いカビゴンの強さ
ログ … 王道のねむねご鈍いカビゴンの強さ2
ログ … 低レベルでも十分な決定力になる


Lv.55 捨て身タックル/地震/鈍い/眠る@食べ残し

上記の型はゴーストに完封されてしまい、岩や鋼ポケモンも鈍い+眠るまで持っていたら止められてしまう。
そこで、捨て身タックルと相性の良い地震をサブ技に持つことによって、ほとんどのポケモンを全抜き出来るようになる。
特に2000年代後半頃は、このような型のカビゴンが環境の最前線だった。
デメリットとしては寝言が無いため、一度眠るを使うと2ターン何も出来なくなってしまうものの、
食べ残しを持たせた55カビゴンの耐久ともなれば、それでも十分復帰が出来るほどである。
素の地震で55めざ氷ライコウ・52ベトベトン・52ニドクイン確2、54ムウマ確3、
鈍い+地震で55食べ残しバンギラス・55ムウマ確2、50ハガネール超高確率2発、55食べ残しサイドン高確率2発、
55ハッサム確3、50フォレトス超高確率3発、50ツボツボ高確率3発。
また鈍いは防御力も上げられるため、岩ポケモンの岩雪崩や地震などのダメージを軽減しながら反抗することが出来る。
鈍いによる攻撃力&防御力アップの恩恵を同時に受ける例として、「嫌な音+岩雪崩バンギラスにタイマンで勝てる」という事例が有名。
唯一、鈍い+眠るを持ったエアームドには、捨て身タックルを急所に当てない限り受け切られてしまうが、
フォレトスに対してはこちらの記事のような手順によって急所無しで突破することが可能。
ツボツボに対しては、低レベル相手なら鈍いを1回積んでも先制出来るため、そこからの地震で倒すことが出来る。
2015年頃から台頭したLv.55ミルタンクを突破するのには骨が折れるが、
ミルク飲みのPPが16回しか無いため、長期的に見れば理論上は突破することが可能。
ミルタンク側はその前に、爆裂パンチの混乱や、恩返しの急所によりカビゴンを崩す必要がある。
パーティ … カビゴンバンギラスWA(2022)
ログ … フーディンを起点にして全抜き
ログ … 麻痺サポートで上から鈍いを積む
ログ … 撒き菱さえ無ければライコウを永久に受け続けられる
ログ … サンダーの雷を素眠りでも受け続けられる
ログ … 剣の舞+バトンタッチに対して鈍いが刺さる


Lv.55 捨て身タックル/電磁砲/鈍い/眠る@食べ残し

カビゴンは種族値が優秀なだけでなく、覚える攻撃技も極めて豊富。
サブ技を持たせる場合の筆頭候補として地震を挙げたが、この他にも鋼タイプに有効な火炎放射や大文字、
エアームド・パルシェン等に有効で麻痺による事故も狙える雷、
そもそも麻痺を第一の目的として、眠るを持たないミルタンクやポリゴン2、バンギラス等を事故らせられる電磁砲、
同じくミルタンクやポリゴン2などの他、エアームド等の強行突破を狙える爆裂パンチなどが主。
代表例として型サンプルでは電磁砲を挙げたが、今挙げたようなサブ技も全て亜種として存在する。
サブ技が地震の場合は、どちらかと言うと苦手な相手に「抵抗する」というイメージだが、
これが火炎放射や電磁砲だった場合、エアームド等に対してはむしろ喜んで起点にして行けるという強みがある。
ただし、カビゴンの特攻種族値は65とそこまで高くないため、あくまで特殊耐久が低めのポケモンに対する役割破壊に過ぎず、
弱点を突けないムウマやサイドン等にはガン受けされてしまうという弱点を持つ。
パーティ … 51アリアドスレディアンバランス編成(2011)
パーティ … 53ヤドランHA(2011)
ログ … 受けが不安定な相手に対して電磁砲の麻痺を利用して誤魔化す
ログ … 電磁砲カビゴン+ガラガラコンビ
ログ … 雷カビゴン
ログ … 雷カビゴン2


Lv.55 捨て身タックル/カウンター/鈍い/眠る@食べ残し

極論、55カビゴンは「捨て身タックル/鈍い/眠る@食べ残し」までがあれば、かなりの相手と戦うことが出来る。
そこで、サブ技の枠に、55カビゴン同士のミラーマッチになった際に有利を付けられる技を持たせるという選択肢がある。
その代表例としてはカウンターで、敵のカビゴンの捨て身タックルをカウンターで抑制することで有利な読み合いに持ち込める。
もちろん対カビゴン以外に、苦手なカイリキーのクロスチョップやガラガラの地震を返すことで、一発逆転を狙えるという利点も。
他には例えば影分身を持たせることで、敵の攻撃を避けつつ自分だけ捨て身タックルで全抜きを狙うと言ったことも出来る。
とにかくこの枠は、基本的に何を持たせてもサマになる。
パーティ … 51ゲンガームウマバランス編成(2011)
ログ … 一発逆転カウンターカビゴン
ログ … 影分身カビゴン


Lv.55 恩返し/地震/腹太鼓/眠る@薄荷の実

鈍いでなく腹太鼓を使うタイプのエース。
カビゴンほどの火力のポケモンが腹太鼓を使ってしまうと、止めようがないほどの恐ろしい突破力になってしまうのは言うまでもなく、
また耐久も極めて優秀なのでHPをゴッソリ削る腹太鼓を決めること自体も比較的しやすい。
決められると止めようがなくなるため、かつて「受け回しながらじっくり崩す」といった対戦が美徳とされていた時代では、
一撃技と同様に、腹太鼓を持ったカビゴンの使用を禁止した2000ルールが最も一般的であり、
2011年半ば頃までは、大会も含めほとんどの試合がそのルールで行われていた。
(すなわちそれ以前の資料を読む際、「腹太鼓カビゴンは環境に存在しなかった」という点を留意する必要がある。)
2011年後期以降、一般的なルールではそのような規制はされていないので、気にせず使うことが可能。
腹太鼓は鈍いと比べると当然、防御が上がらない上にHPを半分も削ってしまうため大幅に耐久が落ちる代わりに、
一瞬にして超火力を出すことが出来るため、ガラガラのような速攻性のあるポケモンと似た感覚で使うことになる。
一瞬で攻撃ランクがMAXまで上がるため、敵の鈍いや丸くなるによる対策もぶち抜くことが出来たり、
甘えるを受けて攻撃力が下がっていても、この技を1回使うだけで攻撃ランクを+6まで上げられるという利点がある。
火力は捨て身タックルではオーバーキルなぐらいで、反動ダメージも痛いため、恩返しかのしかかりで使うのが基本。
腹太鼓+恩返しで等倍のポケモンは全員もれなく一撃、51プテラも一撃、
半減の相手はハガネール以外、55サイドンも含め全員確定2発以内。
腹太鼓+のしかかりでも55カビゴン・55ミルタンク・50パルシェンあたりを確定一撃なので十分なほど。
55ドンファンや55スイクンにようやく中乱数で耐えられるという程度。
速攻ということで、食べ残しよりは、眠る+薄荷の実で一瞬で回復し、即座に攻撃に移れるようにするのが望ましい。
素眠りになってしまうと、例えばサンダーを悠々と後出しされて、吹き飛ばしで退場させられてしまったりする。
サブ技としては、せっかくの攻撃力アップを活かすため、鈍い型以上に地震がほぼ必須となるだろう。
腹太鼓+地震で弱点を突けば上記の55サイドンのみならず全ポケモンで最も硬い55ハガネールすら確定一撃、
等倍でもムウマはもちろん、52ハッサムも一撃、フォレトス・ツボツボは全てのレベルで2発以内。
特に低レベルのハガネールに対しては先制出来るため、何もさせずに上から出オチさせられるのがかなり美味しい。
このように火力に関してはかつて禁止されていたのも納得出来るほどのものなので、
あとは大幅にHPを削る、しかも多くのポケモンに対しては後手になるという耐久面での不安を、
サポートによる麻痺や眠り、壁などで補うという、ガラガラ等と似たサポートの仕方になるだろう。
例として、この型のカビゴンをメインに据えたパーティが優勝した大会はこちら
なお、この型は、低〜中レベルで全く同じ型を使用しても十分に利用価値があり、
Lv.51でも50カビゴンや50ハガネールに確実に先制した上で、腹太鼓+恩返しもしくは地震で、
それぞれ確定一撃で倒せるという十分な破壊力を持っている。
特に環境に最も多い50カビゴンを上から確定一撃で落とせるというのは極めて優秀なので、
バランスやHA編成のパーティでLv.51のカビゴンを使う際は、腹太鼓の優先度が上がる。
パーティ … 53スリーパーHA(2022)
パーティ … カビゴンライコウWA(2020)
パーティ … 53ポリゴン2HA(2019)
パーティ … カビゴンケンタロスポリゴン2TA(2013)
ログ … Lv.51の腹太鼓の強さ
ログ … 眠るで回復して2匹以上倒す


Lv.55 のしかかり/地震/腹太鼓/身代わり@食べ残し

眠るではなく食べ残しで回復しながら、身代わりで起点を作って腹太鼓を狙うタイプ。
遅いポケモンの身代わりというのは後手になってしまう上、HPを1/4削る上に更に腹太鼓で削る1/2のHPも確保しなければならないため、
HP管理がかなりシビアになってしまうという立ち回りの難しさがあるものの、
カビゴンの身代わりは状態異常はもちろん、並のポケモンの攻撃はことごとく1発耐えてしまう並外れた耐久がある。
そのため身代わりを貼ってさえしまえば起点が作りやすく、そこから腹太鼓に繋ぎやすい。
また、普通に殴るだけで十分なダメージを与えられる相手には、
そもそも腹太鼓を使わず身代わりだけを盾にしながらのしかかりと地震を打っているだけで強いという場合もある。
特にどくどくや甘えるによってカビゴンを対策しようとするブラッキーは、身代わり1つあるだけで手も足も出なくなってしまい、
またパルシェンやナッシーはそれぞれメインの冷凍ビームやサイコキネシスではカビゴンの身代わりを壊せないため、
大爆発でしか壊せなくなってしまうという恐ろしさがある。
当然、カビゴンが先手を取れてしまえばなおのこと身代わりを残しやすくなるため、
麻痺を狙えるのしかかりがメイン技に採用されることが多い。
自分よりレベルが下の50カビゴンには先制で身代わりを貼ることが出来る上、
50カビゴンののしかかりを身代わりが超高確率で耐えることが出来るため、
対戦界に極めて多い50のしかかりカビゴンを対面から完全に起点に出来てしまうというのもこの型の特筆すべき点。
カビゴンの身代わり自体にこのような旨味があるため、腹太鼓に限らず、身代わり+鈍い等で使用されることも稀にある。
パーティ … カビゴンリザードンWA(2024)
パーティ … カビゴンポリゴン2WA(2023)
ログ … 身代わり+腹太鼓コンボ
ログ … 身代わり+腹太鼓コンボ2
ログ … 身代わり+腹太鼓コンボ3
ログ … 身代わり自体が刺さる例
ログ … 腹太鼓自体が刺さる例
ログ … 麻痺+命中ダウンサポートからの全抜き
ログ … 高速移動+バトンタッチサポートを受けて
ログ … 身代わり+鈍い型
ログ … 身代わり+鈍い型2


Lv.55 恩返し/地震/鈍い/眠る@薄荷の実

腹太鼓でなく鈍い型だとしても、メイン技を恩返しにし、持ち物を薄荷の実にすることで、ローコストで扱うことが出来る。
55カビゴン同士の戦いにおいて、食べ残し型の場合は眠るを使ってしまうと2ターン動けず、
その間に相手のカビゴンの捨て身タックル3発で倒れてしまうため眠ったら負けとなってしまうが、
薄荷の実ならば眠るでHPを回復しても次のターンすぐまた動けるため、結果的に相手を先に素眠りに追い込めるというもの。
これはかつて、55カビゴンパーティ同士の争いが激化していた時代では重要なポイントだった。
当然その代わり、食べ残しを失うことによって対特殊などでの耐久面は劣ることになる。
メイン技は捨て身タックルでも良いが、食べ残しが無い分、反動ダメージが痛い。
サブ技に関しては眠る+食べ残し型と同様、自由に。
パーティ … キュウコンカビゴンWA(2021)
ログ … 八つ当たり+薄荷の実型エース
ログ … 八つ当たり+薄荷の実型エース2
ログ … 八つ当たり+薄荷の実型エース3
ログ … 八つ当たり+薄荷の実型エース4


Lv.55 捨て身タックル/地震/電磁砲/眠る@食べ残し

そもそもカビゴンは別に積み技を持たずとも、素の捨て身タックルが充分の火力なので、
鈍いも腹太鼓も持たず、サブ技を増やして攻撃範囲を広げるということも出来てしまう。
カビゴンに対して「地震にはこのポケモン、火炎放射や電磁砲にはこのポケモン」というように、
サブ技に対する耐性でそれぞれ受けを用意しているような相手に対しては、かなり刺さる場合がある。
電磁砲+地震のコンボにより、ゲンガーやムウマに対して麻痺で素早さ逆転し、そのまま道連れされず一方的に倒すというコンボも。
もちろん、鈍いが無いことによって、同族対決を始めとする、鈍いを積んで来るような相手に対しては弱くなる。
電磁砲の枠を火炎放射にする手もあり、この場合フォレトスを一撃で出オチさせたり、ハガネールに強くなる。
パーティ … カビゴンミルタンクWA(2023)
パーティ … カビゴンバンギラスWA(2020)
パーティ … カビゴンSA(2013)
ログ … 地震+電磁砲でゲンガー+エアームドを突破
ログ … バンギラスに対して地震と電磁砲を使い分ける
ログ … 電気昆布に対して電磁砲で咎める
ログ … 電気昆布に対して電磁砲で咎める2
ログ … 電磁砲で55ミルタンクに勝つ
ログ … ナッシーを麻痺させて倒しやすくする
ログ … 地震+火炎放射でバンギラス+エアームドを突破
ログ … 鈍いが無くてもサイクルすれば55鈍いカビゴンを倒せる
ログ … 鈍いが無くても食べ残しだけで50ヘラクロスを受け続けられる


Lv.55 捨て身タックル/火炎放射/どくどく/眠る@食べ残し

一部のポケモンに刺さるどくどくカビゴン。詳しくはこちらの記事を参照されたい。
パーティ … カビゴンSA(2012)
ログ … 55どくどく大文字カビゴン


Lv.50 のしかかり/地震/鈍い/自爆@食べ残し

ここからは低レベルの自爆カビゴンの紹介。
分かりやすい強さのため先にエースを紹介したが、実際は低レベルの自爆カビゴンの方が強いという意見も多い。
一撃無し2000ルールにおいて、Lv.55で最強のポケモンというのは人によって意見が異なるが、
Lv.50で最強のポケモンに関してはほとんど満場一致でカビゴンが挙げられるというほど。
これは大会におけるKP(使用率)にも色濃く反映され、Lv.55よりもLv.50での使用率としてカビゴンがトップに上がることが多い。
その強さの大部分が、のしかかりにおける麻痺撒き性能と、自爆の破壊力の高さである。
のしかかりはノーマル技の中では威力が85と控えめな方だが、
これは他のタイプの物理技と比較すれば岩雪崩やシャドーボール、地獄車にも勝るという十分な数値である。
弱点こそ突けないものの、これを属性一致で打ちながら、常に3割の確率で麻痺の追加効果を狙えるというのは破格の性能である。
麻痺という追加効果の汎用性もさることながら、素早さが極めて低く、なおかつ鈍いで更に素早さを下げるカビゴンがこれを打つことで、
その効果は更に大きなものとなり、Lv.50でありながら鈍い+のしかかりを打っているだけで勝ててしまう相手も少なくない。
極め付けはここまで優秀な麻痺撒きサポート性能、かつタイマン性能を誇りながら、自爆で道連れまで狙えるという点で、
シンプルに相手を鈍い+のしかかりで倒してから更に自爆を使うことで、カビゴン1匹で相手を2匹倒せてしまうことも少なくない。
カビゴンの自爆というのはどのポケモンの大爆発よりも強力で、
Lv.50でありながら等倍のポケモンはLv.55相手であってもほとんど一撃、つまりほとんどの相手に対し道連れを狙うことが出来る。
更にはこれを鈍いで強化することができ、
鈍いを2回積んだ自爆で52エアームド・52フォレトス・50サイドン等を確定一撃、バンギラスを中乱数一撃で倒すに至る。
しかもこれがエースでも何でもなく、ただのLv.50のサポートポケモンなので、
相手もわざわざそれに対する受けにコストを割くのは非効率的になってしまう。
これこそが、Lv.50自爆カビゴンが多くのトレーナーによって最強と認められている所以と言えよう。
サブ技はこれも、代表例として地震を挙げたがその他にも大文字などに変更の余地がある。
フォレトスを一撃、エアームドを2発で倒すのに55カビゴンならば火炎放射で足りたが、
50カビゴンではどちらも威力が足りないため、炎技を持たせるとしたら大文字が適任。
また、持ち物もサンプルのように食べ残しを持たせれば硬さを発揮出来て極めて強力だが、
のしかかりと自爆があればそれだけで最低限の強さは保証されているポケモンであるため、
食べ残しが他のポケモンに必要なパーティならば、カビゴンに持たせずとも、他の道具で妥協しても良いほどである。
ここで特に有効なのが先制のツメで、ほとんどのポケモンに対して後手であり、更に鈍いで素早さを下げるカビゴンが、
常に23.4%の確率で先制出来るというのは時として食べ残し以上に恐ろしいものがある。
先制のしかかりで追加効果の麻痺を引き、そのターンに相手が痺れて動けなかったり、先制鈍いで相手の物理技のダメージを軽減したり、
極め付けは相手にトドメを刺されるというターンに先制自爆で道連れにしてしまう可能性すら秘めている。
他にも草ポケモンの先制眠り粉をカットしながら確実に自爆を決めることが出来るようになる薄荷の実や、
眠るを持たないカビゴンにとって最も苦しい状態異常である毒への対策として毒消しの実なども候補。
パーティ … ケンタロスSA(2020)
パーティ … ライコウガラガラWA(2020)
パーティ … プテラドククラゲバリヤードTA(2019)
パーティ … ゲンガーフシギバナWA(2015)
ログ … 低レベル自爆カビゴンの強さ
ログ … 低レベル自爆カビゴンの強さ2
ログ … のしかかり麻痺+地震の強さ


Lv.50 のしかかり/地震/眠る/自爆@薄荷の実

↑の型はあくまで眠るを持っていないため、長く使い続けることは出来ない。
しかしカビゴンの耐久力は、Lv.50であってもぬるい攻撃なら眠るで受け続けることが出来てしまうため、
エースと同じように眠るで延命しながら自爆の機会を窺えるようにすることで、また違った強さを発揮出来る。
状態異常もあまり気にならなくなるというのもポイント。
その代わり鈍いを持たせられなくなるので、火力を伸ばせずややぬるくなりがちというデメリットがある。
また、Lv.55鈍いカビゴンの起点にされてしまうリスクもあるため、カビゴンに強いエースと組ませるのが良いだろう。
逆に、鈍いを抜かずに、地震を切って攻撃範囲を限定する手もある。
鈍いさえ積めば、たとえ岩や鋼ポケモン相手でも、自爆で強制的に相打ち出来る場合がある。
サブ技は例によって何でもアリだが、眠るがあることによってどくどくエアームドに強く出られるため、
大文字を持たせる価値が他の型と比べて相対的に高い。
パーティ … ウインディオーダイルWA(2014)
パーティ … サンダーバンギラスWA(2014)
パーティ … 53ガラガラHA(2011)
ログ … 大文字+自爆カビゴンの強さ
ログ … 大文字+自爆カビゴンの強さ2
ログ … 昆布パーティで状態異常受けとして使う
ログ … 55自爆カビゴン
ログ … 55自爆カビゴン2


Lv.50 のしかかり/地震/腹太鼓/自爆@食べ残し

腹太鼓+自爆でゴースト以外の全てのポケモンを問答無用で吹っ飛ばすことが出来る。
もちろん、ぬるいポケモンを起点にすることが出来れば、普通に腹太鼓+物理技でエースのように全抜きを狙うことも可能。
Lv.50でも腹太鼓+のしかかりで50カビゴン・55サンダー・55ガラガラ・55カイリキー・55ケンタロス等の重要どころを、
ことごとく確定〜高確率一撃で倒せるという十分な火力がある。
のしかかりならば追加効果もあるので、倒し切れずとも麻痺で事故を狙えたり、
逆に素ののしかかりで麻痺を引いてから腹太鼓の起点にしたりすることも可能。
また、これを恩返しに変更することで、麻痺の追加効果を失う代わりに、55カビゴンや55ミルタンクも一撃で倒せるようになる。
パーティ … ケンタロスガラガラサンダーTA(2013)
パーティ … ガラガラニドキングWA(2012)
パーティ … ガラガラ予備校(2012)
ログ … 低レベル腹太鼓で決定力
ログ … 低レベル腹太鼓で決定力2


Lv.50 のしかかり/地震/大文字/自爆@食べ残し

自爆カビゴンもエースと同様、攻撃範囲を広げるのもアリ。
相手のカビゴン対策が地震や大文字で簡単に崩れるようならば、それを倒した後に更に自爆で2匹連れて行くことが狙える。
サンプルのように食べ残しを持たせることが出来るならば、火力を重視してメイン技を捨て身タックルにするのもアリかも知れない。
その場合、麻痺が撒けなくなるため、大文字を電磁砲に変更する、といったようなカスタマイズも可能。
鈍いが無い分、やはり相手の使って来る鈍いに弱くなりがちという点には注意が必要。
パーティ … 地面QA(2020)
パーティ … ミルタンクケンタロスWA(2011)
ログ … 低レベルでも広範囲型で相手を翻弄


Lv.50 のしかかり/鈍い/眠る/寝言@光の粉

低レベルのカビゴンは自爆させとけば良いというわけでもなく、エースのように寝言で戦っても十分強い。
Lv.55に比べてステータス的に劣る分、捨て身タックルの破壊力や食べ残しによる耐久に全てを委ねるわけではなく、
ここまでに挙げた自爆型と同じように、麻痺サポートが出来るのしかかりをメインとするのが良いだろう。
鈍いを複数回積んでさえしまえばこちらのもので、低レベルでありながら決定力として十分に機能する。
常に3割麻痺の恐怖があるため、状態異常に弱いポケモンにとってはむしろLv.55の捨て身タックル型よりも脅威となりうる。
他の例に漏れずバランス編成などで中レベルで採用しても良く、目安としてLv.52でメイン技を恩返しにすると、
ピンクのリボンを持たせれば50カビゴンや55サンダー等の重要ラインを3発、すなわち鈍いを1回積めば2発で倒せるようになる。
パーティ … 51クロバット逆A(2021)
パーティ … 51ナッシー逆A(2011)
パーティ … 53ガラガラ変則編成(2011)
ログ … 低レベルでもねむねごから決定力
ログ … 低レベルでもねむねごから決定力2
ログ … Lv.52恩返しで決定力


Lv.50 のしかかり/爆裂パンチ/眠る/寝言@光の粉

某氏が開発した、麻痺と混乱によるクソゲーが展開出来るカビゴン、別名クソカビ。詳しくはこちら参照。
机上では分かりづらい強さだが、眠りながら常に寝言で麻痺か混乱を合計約27%の確率で撒けるというのは、
想像以上に相手を足止めすることができ、結果それが自身の耐久を上げることにもなり、
その結果更に試行回数を稼げるようになるという好循環が成り立っている。
現在ではそこまでの多大な影響力を持つポケモンでもないが、
2011年に一世を風靡し、それ以前に通用していた戦術やパーティはこの「クソカビ」1匹で崩壊することも珍しくなかった。
以降の対戦において、寝言を持たない素眠りのポケモンが環境から著しく姿を消したのは、このポケモンのせいだと言っても過言ではない。
道具は試行回数を稼ぐための光の粉が一般的だが、先制のツメ、ピントレンズ、破壊の遺伝子なども選択肢。オマケ
パーティ … フーディンヘラクロスWA(2020)
パーティ … フーディンヘラクロスWA(2012)
パーティ … ガラガラサンダーポリゴン2カイリキーQA(2011)
ログ … ねむねごサンダーぐらいなら普通に突破出来る
ログ … クソゲーでエアームドも突破
ログ … クソゲーで55鈍いカビゴンも突破
ログ … 寝言+冷凍ビーム型


Lv.50 捨て身タックル/雷/雨乞い/自爆@食べ残し

一応カビゴンは、リフレクター・日本晴れ・雨乞い・砂嵐を残しながら自爆出来るポケモンでもあるので、
これらの技と相性の良いエースに繋げるという使い方も出来るため、サンプルで一例を。
その際に、例えば雨乞いならば、自身もそれと相性の良い雷と組み合わせたりしても面白いだろう。日本晴れ+大文字も可。
この他に補助技として、リフレクターも覚える。
リフレクターを残しながら自爆でエースに繋ぐという、パルシェンやマルマインのような使い方も出来たりする。
パーティ … サンダースSA(2011)
ログ … 雨乞い+自爆でサポート


Lv.50 捨て身タックル/眠る/寝言/自爆@薄荷の実

寝言自爆きたああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!1
私の十八番ですがなにか
寝言型だと思って調子こいて攻めて来る高レベサンダーファイヤーとかドッカーンしたいじゃないですか。
薄荷の実+寝言の時点で幾らかフェイクあるのに寝言で自爆とかやめてください><
いいぞもっとやれ
当然バレたらエアームドなりゲンガーなりに完封されますよ
ここだけいつの文章だよ
パーティ … サンダーSA(2011)
パーティ … 55ガラガラSA(2010)
パーティ … フーディンカイリキーWA(2009)


<相棒>

・スターミー
55カビゴンの隣のサポーター一番手と言えばこれ。
カビゴンのノーマル技+スターミーの水技という攻撃範囲の相性の良さ、
カビゴンの苦手な格闘や岩、鋼ポケモンに強く出られるという受け役割面での相性の良さ、
そして、遅くて物理にやや弱いカビゴンを、電磁波とリフレクターで補助出来る上、
カビゴンが狙われやすい撒き菱絡みの戦術に対しても高速スピンで対策出来るというサポート面での相性の良さと、
あらゆる面でカビゴンのサポートにはうってつけの存在。
カビゴンに強かったり、カビゴンに何とかして勝てるように型を工夫したようなポケモンは、
大抵の場合、隣に居るこのLv.50スターミーに大苦戦を強いられること必至。
55カビゴン+50スターミーを同時に何とか出来るというポケモンは、極めて希少である。
メイン技の波乗りorハイドロポンプは必須として、格闘を強めに対策したければサイコキネシス、
補助技は電磁波とリフレクターから片方もしくは両方、あとは自己再生で受け役割を持てるようにするのがテンプレ。
HAやバランス編成において、スターミーをLv.51以上で使える場合、
55サンダーに先制出来るのを活かして、怪しい光+身代わり+電磁波でサポートをしても良い。

・スイクン、シャワーズ
その他にも、水ポケモンは基本的にカビゴンとの相性は良い。
特に格闘よりも、バンギラス等を強めに意識したい場合は、スターミーよりもスイクンが候補に挙がる。
シャワーズはLv.55でカビゴンと相性の良いWAとして起用したり、
Lv.50で溶ける+バトンタッチをカビゴンに繋ぐという手がある。
後者は特に、カビゴンが腹太鼓型の場合に相性が良い。

・パルシェン
格闘やバンギラスには弱いが、地面対策を厚めにしたい場合に候補に挙がる。
また、カビゴンとは別でサンダーやライコウと併用し、裏から昆布を狙うという戦術も取ることが出来る。
このシステムを採用した「カビパルサンダー」というパーティが、2000年代後期に一世を風靡したことがある。
ただ、パルシェンはむしろ、55カビゴンエースの隣というよりは、50カビゴンの相方としての相性の良さが大きい。
自爆カビゴン+大爆発パルシェンというのは、動きやすい爆弾のツートップのような存在であり、
爆破速攻を仕掛けたり、エースで枚数差を付けてから爆破で詰めるという筋を最もこなしやすい鉄板コンビである。
「カビパルサンダー」とは逆に、Lv.55サンダーにカビゴン+パルシェンを添えた「サンパルカビ」もまた、鉄板選出のひとつ。

・ナッシー
パルシェンと似たポジションで、55カビゴンの隣においては、
カビゴンの苦手な格闘や地面系を受けつつ、眠り粉や宿木のタネでカビゴンをサポートすることが出来る。
また、50自爆カビゴン+50大爆発ナッシーで、パルシェンと同様に爆弾コンビとしても使いやすい。
パルシェンと比べてやや遅く、鋼など一部のポケモンに止められる危険性がある一方、
状態異常などのサポートが優秀だったり、電気には強めに出られるという良さがある。

・エアームド
受けに徹する場合、カビゴンにとって最強の相棒にもなりうる存在。
格闘や地面・草ポケモンに非常に強く、ムウマに対しても滅びコンボを吹き飛ばしで阻止することが出来る。
また、カビゴンは特殊弱点を持たない特殊高耐久を持ち、
エアームドは物理弱点を持たない物理高耐久を持っているので、
お互いざっくりと広範囲に対して対応することが出来ている。
バンギラスやサイドンと言った岩や、電気技・炎技を打って来るゲンガーには弱くなりがちなので、
エアームドと組ませる際のカビゴンは地震を持っておいた方が良いだろう。
また、ここに更に岩ポケモンに強いスターミーを組ませた3枚セットも、かなり硬い鉄板選出のひとつ。

・フシギバナ
カイリキーに対して最強のストッパーとなる他、バンギラスやその他の地面・岩系にも強く出られる。
ナッシーと同じく眠り粉や宿木のタネでカビゴンのサポートも出来る他、
場合によってはリフレクターや光の壁でのサポートという手もある。

・ウツボット、ベトベトン、ニドクイン、ニドキング等
その他毒ポケモンも、フシギバナと同様に格闘耐性によってカビゴンのアシストが出来る。
また、カビゴンにとってはエアームドやブラッキーがどくどくを打って来るのも厄介になりがちだが、
毒ポケモンならばそれらも無効化しつつ、大文字などで起点にすることが出来る。

・サンダー、ファイヤー、ギャラドス等
飛行ポケモンも同様に、格闘・地面・草に強く出られるため、カビゴンの弱点を埋めやすい。
カビゴンが大文字や電磁砲を持っていない場合、エアームドにも強い特殊タイプとの複合ポケモンの方がベター。

・ブラッキー、ヘルガー
カビゴンが眠る+寝言型などで、ゴーストポケモンに無抵抗の場合、追い打ちで狩れるポケモンと組ませたい。
ゴーストの他、ナッシーやパルシェンと言った、カビゴンにとって邪魔になりやすいポケモンも地味に追い打ちで狙える。
ブラッキーはこの他、黒い眼差し+バトンタッチのコンボをカビゴンに繋いで、
鈍いから全抜きするというコンボを狙えることもある。

・ガラガラ
攻撃面において、カビゴンの最強の相棒とも呼べるかも知れない存在。
同じく眠る+寝言型のカビゴンをエースに据える際、耐性を持つ岩・鋼・ゴーストの全てに対して決定力を出せるポケモン。
特にカビゴンの捨て身タックルへの耐性が強ければ強いほどガラガラに弱くなりがちな傾向があり、
ムウマ・ハガネール・ツボツボなどはガラガラのド起点中のド起点と言える。
カビゴンの補佐としてこのようにガラガラを採用する場合、対エアームドを重く見たいため、大文字の優先度が上がる。
また、眠る+寝言+火炎放射という型で使うことにより、エアームドをも起点にして全抜きを狙うことも出来る。

・グライガー
対地面・格闘性能ではエアームドと似ているが、それに加えて岩ポケモンにも強めに出られる存在。
エアームドでは対処出来ないバンギラスやサイドンあたりもある程度カバー出来るという強みがある。
その代わり、エアームドと違って敵のカビゴンには強くないというのが難点。

・その他あらゆるポケモン
極論言えば、カビゴンがあまりにも強すぎて、どんなポケモンでも相棒になりうる。以上。


<対策例>

・ムウマ
最強のカビゴン対策。メインのノーマル技と、凶悪な自爆を完全に無効化出来るだけでも強い上、
サブ技でもシャドーボール以外で弱点を突かれず、特殊技に関しては眠るがあれば永久にガン受けも出来る。
最も多い地震に対しては、1/3程度のダメージを食らってしまうが、
それでもムウマ側は2回は動くことができ、黒い眼差し+滅びの歌コンボから、
守るや痛み分けでターンを稼いでカビゴンを滅ぼしたり、最悪道連れで相打ちに持ち込むことが出来る。
腹太鼓を使われると流石に地震で余裕の一撃で倒されてしまうが、これも道連れならば対応出来る他、
怪しい光を持っていれば、カビゴンの混乱自傷ダメージが極大になるため、自傷で倒せてしまう場合もある。
どくどく+怪しい光+痛み分けを持った型ならば、カビゴンを起点にした上でサポートを展開でき、
また黒い眼差し+滅びの歌+怪しい光+守るの型ならば、カビゴンを起点にした上で全抜き出来る可能性まで秘めている。
これだけカビゴンに強いと、カビゴン側もムウマを必死で対策するためにシャドーボールを持つこともあるが、
それですら道連れならば相打ちに持ち込めたり、痛み分けや怪しい光で誤魔化せてしまうこともある。
一撃無し2000ルール最強のカビゴンの暴走を止めるために生まれて来たポケモンと言っても過言ではない。

・ゲンガー
カビゴンの最もメジャーなサブ技である地震に弱く、痛み分けを覚えない点でムウマには劣るが、
やはりノーマル技を無効化でき、特殊技には滅法強い点でカビゴン対策としてはかなり貴重。
基本的にはムウマと同様、滅びの歌と道連れでの対策となるが、
ゲンガーの利点としては大爆発でこちらから能動的に1-1交換を狙えたり、
またあやみがorメロみが戦術を仕掛けることで、カビゴンを一方的に突破することを狙えるという点がある。
また、ムウマと違って攻撃範囲を広げやすいため、
エアームドに10万ボルト、ハガネールに炎のパンチ、などで裏から崩しやすいという利点もある。

・エアームド
地震カビゴンに対しては最も硬い壁となれるポケモン。
鈍い+眠るを持っていれば、Lv.50であっても、捨て身タックルが急所に当たらない限りカビゴンを受け続けられる。
詳しい手順についてはこちらの記事を参照されたい。
実際は鈍いを積んでいると裏の特殊ポケモン等に起点にされやすいという弱点があるため、
そこまでは徹底せずに、どくどく+吹き飛ばしや、どくどく+守る+食べ残しなどでインスタントに対策することも多い。
この場合、鈍いを積んで来るカビゴンをいつまでも受け続けることは逆に出来なくなるが、
カビゴンが眠るを使った隙に裏から突破を狙えるエース等と組み合わせることで解決が出来る。
また、Lv.50自爆カビゴンに関しては、眠るを持っていない型ならば、
鈍いが無くともどくどく+吹き飛ばしで粘っているだけで、相手を自爆に追い込み、
こちらはそれを耐えて、結果的に一方的にカビゴンを倒せるという場合もある。
カビゴンが腹太鼓を使って来た場合でも、エアームドのHPが満タンならば捨て身タックルでも1発は確定で耐え、
吹き飛ばしで即退場させられるというのも強み。

・フォレトス
エアームドと同じく、ノーマル技に耐性を持ちつつ、地震を弱点としない貴重なポケモン。
ただし、エアームドと違って地震を等倍で受けるため、カビゴン側に上手く鈍いを積まれると突破されてしまう。
詳しい手順についてはこちらの記事を参照されたい。
その代わり、エアームドと違って大爆発があるため、1-1交換に持ち込むことが出来たり、
撒き菱があるためカビゴンを流しつつ、裏からカビゴンの突破を狙いやすいという長所がある。

・バンギラス、サイドン、ゴローニャ
地震では弱点を突かれてしまうものの、電磁砲や大文字には滅法強い岩ポケモン。
これらは物理耐久も高いため、エアームドと同じく鈍い+眠るがあれば、弱点を突いて来ないカビゴンは受け切ることが出来る。
バンギラスは嫌な音や爆裂パンチで、ゴローニャは大爆発で、それぞれ倒すことも可能。
カビゴンが地震を持っていた場合に関しても、これらのポケモンならば基本的に2発は耐えることができ、
爆裂パンチや大爆発、カウンター等の圧力をかけられるため、それなりに抵抗が出来る。
バンギラスは4倍弱点の爆裂パンチには要注意と言ったところか。
一応サイドンやゴローニャも、ごくまれに波乗りを打って来るカビゴンが存在するということだけは覚えておきたい。

・プテラ、ハッサム、マグカルゴ、ウソッキー、サニーゴ
これらのポケモンのカビゴン受け性能に関しては、こちらの記事にまとめてあるので参照されたい。
特に目玉はサニーゴで、カビゴンが眠る+寝言型であれば、
どれだけ捨て身タックルが急所に当たろうが自己再生でガン受けし続けることが出来るという稀有な存在であり、
ある意味眠る+寝言カビゴンに対してゴーストの次に強いポケモンと言える。

・ハガネール
地震でも大文字でも爆裂パンチでも弱点を突かれるため安定した受けにはならないが、
物理技なら弱点を突かれても3耐えぐらいは出来る並外れた物理耐久と、大爆発の圧力により、ある程度の流しが利く。
鈍いに対しても、吠えるなり嫌な音なりで対策が可能。
逆に、弱点を突いて来ない、眠る+寝言や、電磁砲型のカビゴンに対しては鉄壁となることが出来る。
ハガネールに眠るを持たせることはほぼ無く、食べ残しや黄金の実依存が基本であるため、
あまりに何度も何度もサイクルを繰り返されると鈍い+捨て身タックルでもゴリ押しされてしまうことが理論上はありうるが、
それまでにハガネール側が逆にカビゴンを崩してしまえば問題無い。

・ツボツボ
フォレトスと同じくノーマル耐性を持ちつつ地震を等倍に抑えることができ、物理耐久も高いが、
素早さがあまりにも遅すぎて、レベル差があるとカビゴンにすら鈍いを1回積まれても先制されてしまう。
鈍いを積まれた上で上から地震を打たれたら、流石にツボツボが丸くなる+眠るを持っていても受け切れない。
ツボツボのレベルを54まで引き上げればようやく鈍いを1回積んだ55カビゴンを抜くことができ、
そうすれば丸くなる+眠るで一応受け切ることは可能である。
低レベルのカビゴンに対しては、基本的に問題無く受け切ることが出来る。
受けた先にすることは、どくどくやアンコールで行動を制限してエースでカビゴンを突破するか、
影分身+丸くなる+転がるでツボツボ自らが突破役になるかに分かれる。
なお、カビゴンに後手という性質上、エアームドやフォレトスと圧倒的に違うのは、
腹太鼓を使われたら為す術もなく上から倒されてしまうという点が、致命的な弱点である。

・ミルタンク
ノーマル耐性は持たないが、高い物理耐久と、ミルク飲みという再生回復によって、カビゴンをある程度受けることが出来る。
眠るで状態異常を回復出来ないため、のしかかりや電磁砲には弱いが、
Lv.55の捨て身タックル+地震や、眠る+寝言のようなカビゴンには強く出られる。
その上で、ミルタンクも鈍いを積んで、カビゴンごと全抜きを図ることが出来るのが強み。
ただし、Lv.55でも恩返しだけで食べ残しカビゴンを倒し切るのは難しく、
ピンクのリボンを持たせるか、爆裂パンチやメロメロで事故らせるか、といった対策が必要となる。
また、ミルタンクはLv.50であってもLv.55カビゴンの捨て身タックルをギリギリ2耐え出来る。
これに対してミルク飲みを連打していても、いずれ急所に当たったり、ミルク飲みのPPが先に切れて負けるだけだが、
影分身+転がると併用して、攻撃を避けながら丸くなるを積み、転がるで全抜きに転じるという戦法も取ることが出来る。

・ポリゴン2
ミルタンクと同じような要領で、鈍い+自己再生で高レベルカビゴンと渡り合うことが出来る。
ミルタンクよりも物理耐久は低いので、低レベルでは難しく、高レベルでも受けがギリギリ。
その代わり捨て身タックルを覚えるため、ミルタンクより火力が高く、カビゴンを倒す力はやや強い。
また、捨て身タックルで倒し切れなくとも、サブ技の冷凍ビームで凍らせて突破するという筋もある。

・ブラッキー
物理耐久が非常に高く、Lv.52以上なら月の光を覚えるため、ミルタンクやポリゴン2と同じ要領でカビゴンを相手出来る。
ただし、月の光はPPが非常に少ないため、長期的に受けることは出来ない。
また、火力も全く無いため、Lv.55で鈍いを合わせてもカビゴンに全く圧力をかけることが出来ない。
そこで、嫌な音を更に併用することでカビゴンを突破出来るようになる。
この鈍い+嫌な音という型は、カビゴンの隣に居る厄介なスターミーにも強いというのが大きな長所で、
この2枚をまとめて牛蒡抜き出来るという貴重なポケモンと言える。
また、エースでこのようにブラッキー自身が決定力を出す必要は全く無く、
ブラッキーは甘えるを覚えるため、甘える+月の光でも十分カビゴンを流すことが出来る。
これを黒い眼差し+バトンタッチを組み合わせることで、カビゴンを起点にして相手をハメることも狙える。
Lv.51以下で使う場合、再生回復は出来なくなってしまうが、
それでも55カビゴンの捨て身タックルを素の状態で2耐え出来るほどの物理耐久があるため、
甘える+眠るである程度誤魔化すことが出来る。
もちろんこれだけでは防戦一方になり、急所待ちされてしまうため、
どくどくを併用して、相手を眠りに追い込んだ上で、エースでカビゴンを崩すというのが一般的。

・カイリキー、ガラガラ
対面からパワーで圧倒するタイプの対策。同レベルなら基本的に対面からカビゴンに負けることは無い。
カビゴンというポケモンが、受けるのが困難な相手だからこそ、こうして対面から有利を取れるポケモンは重宝される。
特にカイリキーは、急所に当たりやすいクロスチョップを打てるので、
カビゴンが鈍いを積んでいたとしてもワンパン出来る可能性があるのは美味しい。
しかも、Lv.50であっても、Lv.55カビゴンにシンプルに殴り勝つことが出来る。
搦め手で工夫することも無くシンプルな殴り合いでこれが出来るのは、全ポケモンで見てもカイリキーぐらいではなかろうか。
ガラガラも剣の舞+地震で同レベルなら有利が取れるが、レベルがある程度下だと殴り負けてしまうのに注意。
また、どちらもカビゴンをいきなり一撃で倒せるわけではないので、
特にLv.50カビゴンには自爆で道連れされてしまう危険性が高い点にはくれぐれも注意が必要。
逆に、対面から圧力をかけてカビゴンに自爆を選ばせ、控えポケモンでそれを受けると言った動きは狙いやすい。

・その他格闘ポケモン
基本的には同レベルならカビゴンに有利が取れる。
特にサワムラーは、身代わり+起死回生+ヨガのポーズのコンボなら、100%カビゴンに勝てる。
ただし、Lv.50カビゴン相手だと、先制のツメを持っている可能性があり、その場合負けてしまうこともある。
エビワラーやカポエラーも、基本的に飛び膝蹴りを普通に打っていれば対面からは有利を取れる。
オコリザルはクロスチョップでカイリキーと同様カビゴンを一撃で倒せるチャンスがある他、
高めの素早さからヨガのポーズを積めるため、逃げて行くカビゴンを起点にして全抜き出来る可能性もある。
これらのポケモンは全て、低レベルだと55カビゴン相手には安定しないどころか不利を取られることもあるので注意。
55食べ残しカビゴンの硬さは伊達ではなく、オコリザルのクロスチョップですら中乱数で2耐えして、
反撃の恩返し2発で倒されてLv.50オコリザルだと負けてしまうことがある(※捨て身タックルだと反動込みで勝てる)。
ニョロボンはそもそもまともな格闘技が無く、倒そうとすると爆裂パンチに頼るか腹太鼓が必要となるだろう。
催眠術で動きを止めれば、地獄車や目覚めるパワー格闘でも何とか。

・リザードン、ピクシー、ヌオー、ニョロトノ
その他、カビゴンを腹太鼓から倒せる可能性があるポケモン。ヌオーは期間限定の配布タマゴ技のみ。
リザードンは腹太鼓+破壊光線で、ヌオーは腹太鼓+地震で、同レベルのカビゴンを倒すことが出来る。
ただし、対面からでは難しく、初手から鈍いを積まれると倒せない上、
パワーアップした捨て身タックルを食らって乱数で倒れてしまったりする。
その点ピクシーは、対面で鈍いを積まれてもアンコールでハメることが出来る。
ニョロトノは腹太鼓+地獄車で同レベルカビゴンを一撃で倒せる他、催眠術を打てるので、対面からでもワンチャンある。

・ナッシー、フシギバナ、ワタッコ
宿木のタネ+眠り粉を使える草ポケモンは、寝言を持たないカビゴンには滅法強く、タイマンで勝てることもある。
カビゴンはHPが高いので、宿木のタネを植えてしまえば凄まじい量を毎ターン回復することが出来るため、
カビゴン側は鈍いを積まずに倒すのは困難となる。鈍いを積む隙を見せると、眠り粉で行動を封じられるというギミックだ。
特にVC環境ならば眠りのターンが1〜6ターンあるため、1回眠っただけでそのままカビゴンを倒せてしまう可能性もある。
更には、カビゴンが寝言を持っていたとしても、起きるターンは予測不可能なので、
起きると思って寝言以外の技を選択したらぐうぐうしてしまい、逆にまだ寝ると思って寝言を選択したら目覚めてスカになってしまう、
ということが起こる恐ろしさがある。もちろんその間にどんどん宿木に体力は奪われていく。
そのため、寝言を持っているカビゴンにすら、運が良ければ倒せてしまうほどの可能性を秘めている。
フシギバナやワタッコは火力が弱いので難しいが、ナッシーは強力なサイコキネシスを打てるため、
低レベルのカビゴンぐらいなら一方的に倒せることは往々にしてある。
ワタッコは地震を無効化出来る他、アンコールを持っているため、
カビゴンが鈍いや地震を使って来るターンに読んで受け出しが出来れば、アンコールで起点を作ることが出来る。
いずれのポケモンも基本的には状態異常には弱いため、50カビゴンののしかかりには注意。麻痺治しの実を持たせるのがベター。

・ウツボット、ラフレシア、ゴルダック等
その他、カビゴンの上から催眠技を打った上で、決定力を出せるポケモンは、カビゴン対策になりうる。
ウツボットやラフレシアは寝ている間に剣の舞の起点にすることができ、ゴルダックは嫌な音+クロスチョップを打てる。
いずれも眠りによる行動不能に頼っているため、寝言で動かれてしまう可能性がある点には注意。
特に寝言で鈍いを引かれると最悪で、剣の舞や嫌な音では決定力を出し切れなくなって、押し負けてしまう危険性がある。

・ヘラクロス、ライチュウ、ストライク
対面からの堪える+起死回生コンボによってカビゴンにタイマンで勝てる可能性がある。
ヘラクロスはそれに頼らずともメガホーンでも十分カビゴンの体力を削ることが出来るが、
耐久がイマイチなため、鈍いを積まれて圧殺されてしまう危険性がある。
ライチュウは起死回生だけでは火力不足でカビゴンを倒せないが、
雷で1回削っておいてから堪えることで、起死回生で倒せるようになる可能性がある。雷の乱数次第だが。
こちらはカビゴンが鈍いを積んで来ても、アンコールでハメることが出来るという強みがある。
ストライクは剣の舞を1回積むことで、起死回生で55カビゴンを余裕で一撃で倒せるようになる。
カビゴンが鈍いを積んで来ても、剣の舞でそれを上回る攻撃ランクになればOK。
ただし、堪えるをどのタイミングで使うかの読み合いは避けられない。

・バリヤード
カウンター+アンコールのコンボによって、捨て身タックル1本の55カビゴンにはタイマンで勝つことが出来る。
捨て身タックルをカウンターで返せば、次のターンにサイコキネシスでトドメを刺せる計算。
それ以外の行動をして来たら、アンコールでハメればOKだ。
カビゴンが地震を持っていた場合、地震を打たれることで不利になってしまう。
同様のコンボをピクシーでも出来るが、VC版では残念ながらカウンターとアンコールが両立不可となってしまう。

・フーディン
通常はカビゴンに弱いポケモンだが、バリアー+アンコールのコンボによって、
55カビゴンにタイマンで微有利ぐらいを付けることが出来ると考えられている。
こちらも普通に殴って来る分にはバリアーで耐えながらサイコキネシスで削り、
鈍いや眠るを使って来たらアンコールをかけてサイコキネシス連打が出来る。
この他、両立は出来ないがアンコールとカウンターの二択をかけることも出来る。
通常カビゴンはアンコールを警戒してフーディンの前では鈍いを積めないため、
捨て身タックルで殴って来るのだが、それを読んでカウンターを決めれば、次のサイコキネシスで倒せるようになる。
逆に、カウンターを警戒して鈍いを積んで来たら、アンコールでハメられる。
これを両立出来てカビゴンが何をやって来ても対応出来るのが上記のバリヤードというわけである。

・ドンファン
攻撃力・防御力により、普通に鈍い+地震を打っているだけでもカビゴンにとって脅威となるが、
期間限定の配布タマゴ技であるアンコールを使えれば、より有利に持ち込める。
カビゴンが鈍いを積んだらやはりアンコールで終了なので、こちらだけ一方的に鈍いを積んで行くことが出来る。

・ガルーラ
鈍い+吠えるコンボにより、カビゴンを起点にしながら全抜き出来る可能性を秘めている。
ガルーラはカビゴンに比べると、普通に殴り合っても少々パワー負けするのだが、
お互い鈍いを積み合った場合、吠えるによって相手の鈍いだけを一方的に解除させることが出来る。
こうなったらもう相手はこのガルーラを止められず、そのまま全抜き出来てしまうというギミックである。
あくまで複数対決で吠えるが生きるからこそ出来るコンボで、タイマンでは機能しない点に注意。

・スイクン、フリーザー等
その他、火力が無くてもかなり硬いポケモンでガルーラと同様のコンボをすることで、
カビゴンを起点にしながら50スターミー等も牛蒡抜き出来てしまう可能性を秘めている。
スイクンは波乗り、フリーザーは冷凍ビームで、それぞれカビゴン以外にも対応出来るのがポイント。

・キュウコン、サンダース等
カビゴンは普通♂で使われるので、♀のポケモンで、メロメロ+身代わりコンボでカビゴンの行動を止めながら倒せる可能性がある。
キュウコンは特に、怪しい光も併用することで、カビゴンは25%の確率でしか行動出来なくなる。
カビゴンに対してはいばみがよりもメロみがの方がよほど有効で、
メロメロは威張るのようなデメリットが無い上に、命中100%で、効果も永続するというのがあまりにも大きい。

・ファイヤー
特殊火力でカビゴンを倒し切れるという極めて貴重なポケモン。
木炭+日本晴れ+大文字で、同レベルのカビゴンを中乱数2発で倒すに至る。
特に55ファイヤーvs50カビゴンならば、木炭が無くても確定2発である。
逆に50ファイヤーも、55カビゴンを3発では倒すことが出来るので、眠るによる受けが安定しない。

・パルシェン
受け切ることは全く出来ないが、大爆発の圧力によってカビゴンを流すことが出来る。
ただし同レベルであっても、素の大爆発で一撃で倒せる確率は1割程度しか無いので注意。
ノーマル耐性こそ無いものの、物理耐久が高いので55カビゴンの捨て身タックルもそれなりに耐えることが出来る。
その間に撒き菱を撒いて、サイクルを回すことでカビゴンにどんどん撒き菱を踏ませて行くのを狙いたい。
カビゴンをしっかり対策したいならば鈍いは必須。これが無いと、カビゴンが鈍いを積んだだけで大爆発で倒せなくなってしまう。
後続がカビゴンを起点に出来るのならば、この代わりにリフレクター+大爆発でも良いだろう。

・サンダー、ライコウ
上記のパルシェンやフォレトスと併用することで、カビゴンに対して昆布での崩しが狙える。
あくまでこれらのポケモンはカビゴンとの直接対決では激弱で、絶対に勝てないが、
サイクルによって、カビゴン以外の前で起点を作ることによって、吠えるや吹き飛ばしでカビゴンの崩しを狙える。
ガルーラと同様、カビゴン1匹残しにはこの戦法が効かなくなるので注意。

・カビゴン
カビゴンがあまりに強すぎるから、もういっそカビゴンで対策してしまうという策もある。
いにしえの名言で「最強のカビゴン対策はカビゴン」との言葉もある。
色々なケースが考えられるが、例えば中レベルのねむねご型のカビゴンが居たら、
それに対しては高レベルの全く同じカビゴンで対抗すれば、よほど運が悪くない限り負けるはずは無い。
また逆に、高レベルのカビゴンに対して、低レベルでも自爆を持ったカビゴンならば、1-1交換に持ち込める可能性が高い。
当然これだとレベルが高い側が損したことになるので、自爆カビゴン側としては役割を遂行したと言える。
このように、カビゴンというポケモンが最強すぎて、カビゴンvsカビゴンというのは常に発生するシチュエーションなので、
いかにミラーマッチで有利を取るかという研究も、これまで絶えず続けられて来た。

・その他マイナーなポケモン
カビゴンというポケモンは、その性能の高さから、マイナー殺しと思われることもあるが、それは大きな間違いである。
実際にはその素早さの低さを突くことで、ほとんどのマイナーポケモンは、先手で何かしらの行動が出来る。
最低1回でも自由に動けるというのはかなり大事で、多くのマイナーポケモンは、カビゴン相手には何かしら仕事するチャンスを得られる。
例えば催眠技で行動を止めたり、メロメロや影分身でチャンスを得たり。
素早くて上から超火力を押し付けて来るサンダーなんかを相手にするよりはよほど、
マイナーポケモンにとってカビゴンというのはワンチャンを作りやすい相手である。
このような隙のあるポケモンが環境の頂点に君臨しているからこそ、ゲームの奥深さが生まれるものと管理人は考えている。
マイナーポケモンを使う際は、ぜひ「相手のカビゴンを食い物にする方法」を考えてみると楽しいと思う。

・ドーブル
最後に、以上のあらゆる手段を使ってカビゴンをハメることが出来るポケモンが、ドーブルである。
特に安定して勝ちやすいのが、宿木のタネ+身代わり、カウンター+アンコールあたりか。
その他、別にタイマンで勝てなくとも、カビゴンを起点にしてサポートが出来れば十分というのなら、
上から100%行動を止められるキノコの胞子を始点として、積み技+バトンタッチを狙ったり、撒き菱を撒いたり出来る。
ゴーストポケモンのように、道連れで1-1交換を狙うことも出来る。鈍いを積んで来たらアンコールだ。
眠るを持たないLv.50自爆カビゴンに対しては、聖なる炎で火傷を狙うのも有効。


<一撃ありの場合>

Lv.55 捨て身タックル/地割れ/鈍い/眠る@食べ残し

事もあろうに、カビゴンは一撃を解禁されたら地割れまで打つことが出来てしまう恐ろしいポケモンである。
ここまで硬くて特定のポケモンでしか受けられないカビゴンが、
耐久を活かしてサイクルしながら隙を見て地割れを何度も打って来ることがどれだけ恐ろしいかは想像に容易い。
しかも地割れというのがタチが悪く、捨て身タックルに耐性を持つほとんどのポケモンに通用してしまう。
捨て身タックルを半減しつつ、地割れも効かないというポケモンは、エアームドとプテラしか存在しない。
そのうちプテラは物理耐久が低く、普通に鈍い+捨て身タックルを受からない。
唯一エアームドならば、地震カビゴンを受けるのと同じ要領で、受けられるという程度である。
じゃあ一撃ありルールのカビゴンは、一撃無しよりも更に凶悪で、いよいよ手が付けられないのかと言うと、実はそうではない。
忘れてはいけないのはカビゴン自身もまた、逆に一撃技を食らう身ということである。
「硬い」と書いたが、これはあくまで一撃無しの前提のもとであり、
一撃技さえ使うことが出来れば、カビゴンはその遅さゆえ、多くのポケモンに上から一撃技を狙われてしまう。
いくら火力が高いとは言え、素の捨て身タックル一撃で倒せるというポケモンはほとんど居ないので、
ほとんどのポケモンはカビゴンの上から最低2回は一撃技を打つことができ、結果としてほぼ5割の勝率を取ることが出来る。
カビゴンの捨て身タックルを2耐え出来る硬いポケモンならば、一撃技を3回打てるので、この勝率は6割以上まで上がる。
このような実情であるので、「何度もサイクルしながら地割れの試行回数を稼ぐ」というような動きは実際には難しい。
結果的に、一撃あり環境のカビゴンは、一撃無しほどの強さは無いと考えて良いだろう。
もちろんそれでも、一撃だけが全てではなく、その他のポケモンに対しては従来の強さを発揮出来るため、
カビゴンが最強クラスのポケモンであることは間違い無さそうだ。
なお、一撃ありルールのカビゴンは、敢えて性別を♀で使った方が良い場合がある。
このルールでは角ドリルを持ったケンタロスが破格の強さを持ち、ケンタロスは♂固定なので、
それを対策するために♀のメロメロが使われる機会が増える。
更に、他の一撃技を使うポケモンも、起点作成のためにメロメロ+身代わり+一撃技という技構成を採ることがある。
一撃技を使えば攻撃力は必要無いため、♀での運用がしやすいのである。
以上のような理由から、一撃あり環境は、無し環境に比べて相対的に♀でメロメロを持っているポケモンが多くなる。
カビゴンを♀で使おうとすると、攻撃個体値を1まで下げなければならず、かなり火力が落ちてしまうが、
メロメロを使うポケモンは、対カビゴンに関してもメロメロに大きく依存している場合がほとんどなので、
これさえ無効化出来れば相手を一気に無力化させることが出来る。
したがって、攻撃力が落ちるデメリットを負ってでも、カビゴンを♀で使うメリットは十分にあると言える。
パーティ … カビゴンプテラWA(2023)
ログ … 電磁砲+地割れで全抜き
ログ … 電磁砲+地割れで全抜き2
ログ … 電磁砲+地割れで全抜き3
ログ … 電磁砲+地割れで全抜き4


Lv.50 のしかかり/地割れ/眠る/自爆@薄荷の実

一撃無しルールの低レベルでよく使われる自爆カビゴンの、地震の枠を地割れに変えるだけでも使える。
一撃技は自分よりレベルの高いポケモンには一切当たらないため、
Lv.50でこれを使ってもLv.50の相手にしか当たらないのだが、
相手のレベル編成が55+50+50だったら、そのうち2匹にはこれが当たるということである。
また、地割れを無効化するために相手がLv.55のポケモンで受けに来たら、そこに自爆を狙うことが出来る。
流石にLv.55のエースが50カビゴンと1-1交換されたら相手は損をしてしまうため、そこにシナジーがある。
ただし重要な注意点として、地震を打ちたい相手にも地割れしか打てないという点がある。
典型的な例がバンギラスで、地震ならばそれなりに削ることが出来たが、
地割れは無効化されてしまうため、のしかかりしか打てないことになってしまう。
他にLv.51以上の岩・鋼・ゴーストポケモンも同様である。
特に相手がバランス編成のパーティだったら、Lv.50のポケモンが1匹も居ないので、
地割れが完全に死に技になってしまうというリスクがある。
逆に言うと、一撃ありルールは、無しルールに比べてバランス編成のパーティを組む意義が相対的に多くなりそうだ。
このような弱点があるため、一概に地割れの方が良いとは言い切れず、
一撃無しルールと同様にカビゴンでも地震を使う方が良い場合もある。
50自爆カビゴンに関しても、やはりメロメロ対策の面で♀で使う方が良いことがあるが、
重要な注意点として、攻撃個体値を1にすると、自爆を55カビゴンに乱数で耐えられてしまったり、
のしかかりを55ケンタロスの身代わりに乱数で耐えられてしまうというデメリットがある。
ケンタロスの身代わりを意識するため、メイン技を恩返しや捨て身タックルにする手はある。
パーティ … ライコウニョロボンWA(2022)
パーティ … アズマオウニドキングWA(2022)
ログ … ムウマを地割れで倒す
ログ … 地割れをLv.55に受けさせて自爆を当てる
ログ … ♀のメロメロを無効化


Lv.55 恩返し/地震/腹太鼓/眠る@薄荷の実

相手に何度も一撃技を打たせないためには、腹太鼓で短期決戦にしてしまうという手がある。
特に、対カビゴン決定力を一撃技に頼っている相手は、カビゴンに対して一撃技を打って来るはずなので、
それを避けさえすれば、ノーダメージで腹太鼓を決められる可能性がある。
いくら捨て身タックルを2耐えして来る硬い相手でも、腹太鼓+恩返しではひとたまりもないため、
多くても相手に一撃技を2回しか打たせずに済むことになる。それでも対面からだと勝率はほぼ5割なのだが。
ログ … 高速移動+バトンタッチを受けて低レベルからでも全抜き


Lv.50 のしかかり/地震/鈍い/自爆@先制のツメ

一撃無しルールでも猛威を奮うこの型だが、一撃ありルールでは起点作成のため身代わりを使うポケモンがやや多いため、
先制のツメの恩恵を受けやすくなる。対ケンタロスでは特にであり、
身代わりに対して先制のツメで事故を起こしやすいので、
のしかかりが乱数で耐えられるのを比較的気にせずに♀で使いやすくなる。
地震の枠は地割れでも良いが、鈍いを積むとなると、ダメージを強化出来る地震との相性が良い。


Lv.50 のしかかり/地震/カウンター/自爆@食べ残し

VC環境においては、角ドリルと地割れは、外れた場合でもカウンターで返せば一撃で相手を倒せるという謎仕様がある。
そのため、カビゴンに対して一撃技を狙って来る相手に対して、カウンターを決めれば逆に7割の確率で一撃で倒すことが出来る。
カビゴンが鈍いを積めば、相手は通常の攻撃技ではダメージを与えにくくなるため、一撃技を相手に打たせやすくなるので、
鈍いを持たせたいところなのだが、技スペース的に悩ましい。
地震を抜いてしまうと、流石にノーマル耐性に対して弱すぎるという悩みがある。


Lv.50 のしかかり/地割れ/眠る/寝言@光の粉

一応こんな手もある。55カビゴンに弱すぎるというのが最大の弱点か。逆にLv.55でやるのもアリかも。
光の粉によって、相手の一撃技の命中率が、レベル差最大であっても25%程度にまで下がるのは見逃せない。


<その他ルールのログ>

・ウルトラカップ
パーティ … 角ドリルミュウ編成(2010)
ログ … 寝言+地割れで突破
ログ … 寝言+地割れで突破2

・ヒストリアカップ2024
パーティ … ニョロトノバンギラスWA(2024)
パーティ … 51スターミーライコウバランス編成(2024)
ログ … クソカビ型で55ライコウを受け切る
ログ … クソカビ型でバクフーン+ヘラクロスを2タテ
ログ … 地割れで50ムウマを突破
ログ … 中レベル腹太鼓型の強さ
ログ … クロスチョップのPPが切れたカイリキーを受け切ってしまう


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