最終更新日:'20/2/20  最終チェック日:'20/9/25
我流・個別分析 ~カビゴン~

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~概論~

攻撃面、防御面、型の広さ、便利さ、腐らなさ、様々な面で満遍なく優れた性能を持っている、
他の追随を許さない誰もが認める一撃無し2000ルール最強キャラ。
パーティにとりあえず入れておけば一定の活躍は保障され、寧ろこれが入らないパーティの方が珍しいというほどである。
2000ルールではハピナス、ラッキーに次いで高い特殊耐久を誇り、特殊弱点も無いので特殊全般に対してかなりの耐性を持つ。
属性を利用した受けではないため、相手のサブ技に影響されないというのも大きい。
更にはその圧倒的なHPのお陰で、特殊だけでなく物理耐久すらかなりの上位に入り、
Lv.55ならLv.51サイドンやLv.53エアームドのそれを上回るほどである。
その上このポケモンの捨て身タックルは、大爆発や起死回生など変則的な技を除けば、
ガラガラの地震、ヘラクロスのメガホーンに次いで火力の高い物理攻撃となり、相手に対し大きな圧力もかけられる。
鈍いでパワーアップするにも適している能力であるし、多彩なサブ技で非常に多くの範囲に対して決定力を出すことも出来る。
このポケモンの腹太鼓に関しては、強過ぎてかつては禁止されるルールが主流であったというほどである。
挙げ句の果てにはのしかかりでの高確率な麻痺撒きから自爆で相打ちまで狙えるため、サポート性能まで兼ね備えている。
総合的に安定して高いステータスの汚点は全て素早さが吸い取っており、
ニンテンドウカップ97~99の時代と比べて2000は素早さの重要性が著しく落ちたということを象徴しているかのようなポケモン。
一撃無し2000ルールは「カビゴンをどう使うかが勝負のカギ」と言っても過言ではなく、
今日も味方のカビゴンの有効な使い方、敵のカビゴンの有効な捌き方が日夜研究されている。


~実戦的ステータス~

タイマン性能■■■■■■■■■□ 出番の多さ■■■■■■■■■■
複数対決性能■■■■■■■■■■ 使い方の多様性■■■■■■■■■■
対カビゴン性能■■■■■■■■■□ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■■■
対その他の一線級■■■■■■■■■□ 個人的総合評価■■■■■■■■■■


~優劣関係~

格好の餌ライコウ スターミー ハピナス マルマイン メタモン
割と有利サンダー スイクン ケンタロス ファイヤー フーディン リザードン
場合によるゲンガー ハガネール ヘラクロス エアームド ブラッキー パルシェン フシギバナ
割と不利ポリゴン2 バンギラス サイドン ゴローニャ フォレトス ナッシー ガラガラ ドンファン
天敵ムウマ ミルタンク ツボツボ カイリキー サワムラー


~レベルごとのざっくり性能~

Lv.攻撃面防御面素早さ
50 ・腹太鼓+のしかかりで50カビゴンを確定一撃
 55サンダーを高確率一撃

・地震で55バンギラスを高確率3発
・50パルシェン・ナッシーの大爆発を高確率耐え
・55サンダーの雷を高確率3耐え(食べ残し)
・55サンダーの10万ボルトを高確率4耐え(食べ残し)
・50ゲンガーに先制(+2)
51 ・HPが8n-1 ・50カビゴン・ハガネールに先制
・55サンダー・50スターミーと同速(+2)
・55バンギラス(-1)に先制
52 ・恩返しで50カビゴンを高確率3発 ・物理耐久が50ブラッキー超え
・50パルシェン・ナッシーの大爆発を確定耐え
・50ガラガラの地震を高確率2耐え
・食べ残し回復量が増加
・55サンダー・50スターミーに先制(+2)
53 ・捨て身タックルで50フシギバナを高確率2発
・恩返しで55サンダーを高確率3発
・腹太鼓+のしかかりで50パルシェンを高確率一撃
・物理耐久が50スイクン超え
・55サンダーの雷を高確率3耐え
・50ゴローニャの大爆発を高確率耐え
・50ヌオーと同速
・50フーディンに先制(+2)
54 ・捨て身タックルで50カイリキー・ガラガラを
 高確率2発
・腹太鼓+のしかかりで55カビゴンを高確率一撃
・物理耐久が50パルシェン超え
・55ケンタロスの破壊の遺伝子+破壊光線を
 高確率耐え

・55ファイヤーの日本晴れ+大文字を高確率2耐え
・HPが8n-1
・50ヌオーに先制
55 ・火炎放射で50エアームド・ハガネールを
 高確率2発
 50フォレトスを確定一撃
・55サンダーの10万ボルトを高確率4耐え
・50カビゴンののしかかりを高確率耐え(身代わり)
・食べ残し回復量が増加
・55ケンタロスに先制(+2)


~技候補~

眠るカビゴンは大きく分けて、この技で回復しながら戦うか、自爆で相打ちを狙うかの2通りに分けられる。
自爆せずに戦い続ける型の場合、この技でいつでも回復出来ることで、自慢の耐久力を遺憾なく発揮出来る。
回復しながら鈍いをどんどん積んでパワーアップして行くのは定番の戦い方のひとつ。
技スペースとの相談だが、自爆型ですらこの技を持たせる場合は少なくない。
自爆あらゆる敵を一撃で吹っ飛ばす恐ろしい威力。これのお陰で道連れ性能がかなり高いポケモンとなっている。
この技ひとつ持っているだけで、出番が無く腐ってしまうことがまず無くなる。
鈍いや腹太鼓で攻撃力を上げることで、岩や鋼ポケモンとの相打ちも現実的となる。
鈍い素早さは元々捨てているのだから、これほど相性の良い技は無い。決定力の源。
腹太鼓隙を見てコレを決めれば一気に試合を終らせられる可能性がある。
特に甘えるやリフレクターと言った対策をぶち破るには非常に有効な技。
鈍いと比較して、速攻的な使い方が試される。
寝言いくら耐久力があるとは言え、ひたすら眠って受け続けるほどの頑丈さは無いため、
薄荷の実で一瞬で回復出来るわけでもなければ眠るはこの技と併用したい。
身代わり腹太鼓型をエースで使う場合、眠るの代わりに使われることがある技。
中途半端な火力の攻撃は軒並み身代わりが1発耐える上に、
眠り粉や甘えると言った対策を完全にシャットアウト出来る。
身代わりを残すことが出来れば、腹太鼓で全抜きがしやすくなるというもの。
捨て身タックル
恩返し
のしかかり
属性一致メイン技。威力を取るか追加効果を取るか、その中間を取るか。
純粋に低レベルなら麻痺サポートが出来るのしかかり、エースなら火力満点の捨て身タックルが有効。
腹太鼓を使う場合、火力は基本的に恩返しで十分足りる。
地震対ゴースト・岩・鋼と、ノーマル耐性のうち最も多くに通用する安定したサブ技。
これを持てば「ゲンガー受けカビゴン」なんていうことも出来る。
非常に受けづらいバンギラスに起点にされるのを防げるのも大きい。
他のサブ技と異なり、鈍いや腹太鼓でパワーアップ出来るのもポイント。
大文字
火炎放射
鋼対策のサブ技。これがあるだけでエアームドを起点にしたり出来る。
ナッシーやヘラクロス等には弱点こそ突けるものの、
カビゴンは特攻があまりは高くないため、捨て身タックルの方が効いたりする。

電磁砲
エアームド、パルシェン対策。ゴーストや再生回復のミルタンク、ナッシー等に麻痺を狙えるのも美味しい。
オムスターやプテラといったニッチな所にも地味に効いたりする。
爆裂パンチ苦手なバンギラス、ミルタンク、ポリゴン2等を対策出来る技。
同族であるカビゴンミラーマッチでも有効に働く。
事故ればエアームドを突破出来ることも。試行回数を増やせる寝言と併用すると相性が良い。
カウンター同族対決や、苦手としやすい高火力物理ポケモンとの戦いで絶大な効果を発揮する。
隠し持っていざと言う時に逆襲の一撃を決めるか、初めからチラ付かせて相手の行動を制限するか。
影分身持久力のあるポケモンなのでコレも相性が良い。
同時に鈍いも併用しないと、相手が鈍いを積んだとき一撃で倒されるので注意。
どくどく再生回復のポリゴン2やミルタンク、眠るを持たないムウマ等に効果覿面。
眠るを持たないバンギラスや食べ残しサイドン等の寿命を縮めることも出来る。
シャドーボールゲンガーには地震の方が効くので対ムウマ専用。
もう1個特殊技を持たせて、追加効果の特防ダウンを利用する手もあるが…
波乗りノーマル技と属性的な相性は良いものの、カビゴンの特攻では4倍弱点を突かないと厳しい。
雨乞いを併用すると地味にエアームドやゲンガー等の等倍相手も突破しやすくなるかも知れない。
リフレクター
雨乞い
日本晴れ
短期戦ではコレを残して自爆して後続に繋げるという手も使える。
岩雪崩ツボツボ対策・・・・・。一応ファイヤー等にも自爆以外で一番ダメージが入る技。
丸くなる
転がる
全抜きが期待出来るが、それなら初めから腹太鼓+普通のノーマル技に頼った方が良いかも知れない。
守る耐久力があり過ぎて、カビゴンを倒すためには大爆発に頼らざるを得ないというポケモンは多い。
そこを読んでこの技を決めることが出来れば、完全に相手を1匹犬死させることが出来る。
メロメロ♀で使う。これが効かない性別不明のポケモンには元々強いので実はかなり相性が良い。
惜しむらくは攻撃個体値を1まで下げなければならない所だが、
相手が1ターン行動出来なくなることを考えるとそこまで致命的なデメリットでもないのかも知れない。
冷凍ビーム
冷凍パンチ
自慢の耐久を活かして試行回数が稼げるので、ダメージよりも追加効果が狙い。
そういう点では威力が低くてもPPが多い冷凍パンチの方が良かったりして。
凍える風一応素早さ逆転を図ることが出来るが・・・・
指を振る試行回数を稼いでハサミギロチンを狙いたければどうぞ。
地割れ一撃アリ用。飛行には効かないものの、耐久力を活かして試行回数を稼げるのでかなり強い。


~型サンプル~

Lv.55 捨て身タックル/鈍い/眠る/寝言@食べ残し

カビゴンは本当にどのレベルで使っても強いのだが、まずはエースから。
様々なB級以下のポケモンや初心者トレーナーに絶望を与える金銀の登竜門とも言える代表的な型。
ひたすら眠る+寝言で回復し続け、その間に鈍いを積んで行くだけで攻守ともにたちまち手がつけられない強さとなり、
捨て身タックルで全てを薙ぎ払う強さを持っている。
1回鈍いを積むだけでも55カビゴンや55ブラッキー、55スイクンといった耐久のポケモンをことごとく2発で倒せるほどの火力を持ち、
並の耐久のポケモンは2回積めば一撃で倒せる(つまり積まなくても元々2発)というほどである。
耐久面でも、55食べ残しカビゴンを3発以内で倒せるという技はかなり限られており、
それだけあらゆる攻撃を受け続けながら眠る+寝言で居座り続けることが出来る。
カビゴンに比較的大きなダメージを与えることが出来る物理攻撃であったとしても、
鈍いで防御力を上げてしまえばその被ダメージはたちまち弱体化し、反撃の捨て身タックルで逆転が狙える。
そのため、相手が剣の舞や鈍いなど攻撃力を上げる手段を持たないフルアタック型などの場合は、
例えそれが捨て身タックルに耐性を持つ岩や鋼ポケモンであっても鈍い+捨て身タックルで圧殺してしまうことが出来る。
そのため、この型をちゃんとまともに受け止めるには、無効化出来るゴーストタイプか、
防御力を上げる鈍いや丸くなる、もしくはカビゴンの攻撃力を下げられる甘える等の技が不可欠である。
眠る+寝言で戦うことの利点は他にもあり、例えば状態異常を受け付けないというものがある。
自分から眠るを使っているので起きるターンは分かっているし、麻痺による事故や、毒昆布、凍結を食らう心配も無い。
更に、複数催眠禁止ルールにより、カビゴンが寝ていることで控えポケモンへの眠らせ技を無効化することまで出来る。
また、寝言で出た技に対するカウンターやアンコール等は失敗するという仕様があるため、
地味ながらそのあたりに強くなるというメリットもある。
当然ながらゴーストには手も足も出ないため、追い打ちで狩ることが出来るブラッキーやヘルガー、
ゴーストを起点に出来るガラガラ等と言ったサポートと組み合わせるのが有効。
因みにこの亜種として、食べ残しを切って耐久力を落とす代わりに、
ピントレンズやピンクのリボン、先制のツメ等で火力を伸ばすという選択肢もある。
ただし食べ残しが無いと、攻撃しているうちに捨て身タックルの反動ダメージが蓄積されてしまう点に注意。オマケ
ログ … 王道の寝言鈍いカビゴンの強さ(Lv.55捨て身タックル編)
ログ … 王道の寝言鈍いカビゴンの強さ(Lv.55捨て身タックル編)2


Lv.55 恩返し/地震/腹太鼓/眠る@薄荷の実

鈍いでなく腹太鼓を使うタイプのエース。
カビゴンほどの火力のポケモンが腹太鼓を使ってしまうと、止めようがないほどの恐ろしい突破力になってしまうのは言うまでもなく、
また耐久も極めて優秀なのでHPをゴッソリ削る腹太鼓を決めること自体も比較的しやすい。
決められると止めようがなくなるため、かつて「受け回しながらじっくり崩す」といった対戦が美徳とされていた時代では、
一撃技と同様に、腹太鼓を持ったカビゴンの使用を禁止した2000ルールが最も一般的であり、
2011年半ば頃までは、大会も含めほとんどの試合がそのルールで行われていた。
(すなわち当時以前の資料を読む際、「腹太鼓カビゴンは環境に存在しなかった」という点を留意する必要がある。)
現在一般的なルールではそのような規制はされていないので気にせず使うことが可能。
腹太鼓は鈍いと比べると当然、防御が上がらない上にHPを半分も削ってしまうため大幅に耐久が落ちる代わりに、
一瞬にして超火力を出すことが出来るため、ガラガラのような速攻性のあるポケモンと似た感覚で使うことになる。
一瞬で攻撃ランクがMAXまで上がるため、敵の鈍いや丸くなるによる対策もぶち抜くことが出来たり、
甘えるを受けて攻撃力が下がっていても、この技を1回使うだけで攻撃ランクを+6まで上げられるという利点がある。
火力は捨て身タックルではオーバーキルなぐらいで、反動ダメージも痛いため、恩返しかのしかかりで使うのが基本。
腹太鼓+恩返しで等倍のポケモンは全員もれなく一撃、51プテラも一撃、
半減の相手はハガネール以外、55サイドンも含め全員確定2発以内。
腹太鼓+のしかかりでも55カビゴン・55ミルタンク・50パルシェンあたりを確定一撃なので十分なほど。
55ドンファンや55スイクンにようやく中乱数で耐えられるという程度。
速攻ということで上記の型のように眠る+寝言で戦うわけでもなく、眠る+薄荷の実で一瞬で回復し、反撃に移れるようにするのが望ましい。
そのため、寝言の代わりの技枠がひとつ浮くため、ここにサブ技として極めて優秀な攻撃範囲を持つ地震を持たせることが出来る。
腹太鼓+地震で弱点を突けば上記の55サイドンのみならず全ポケモンで最も硬い55ハガネールすら確定一撃、
等倍でもムウマはもちろん、52ハッサムも一撃、フォレトス・ツボツボは全てのレベルで2発以内。
このように火力に関してはかつて禁止されていたのも納得出来るほどのものなので、
あとは大幅にHPを削る、しかも多くのポケモンに対しては後手になるという耐久面での不安を、
サポートによる麻痺や眠り、壁などで補うという、ガラガラ等と似たサポートの仕方になるだろう。
例として、この型のカビゴンをメインに据えたパーティが優勝した大会はこちら
なお、この型は低~中レベルでも十分に利用価値があり、
Lv.51でも50カビゴンや50ハガネールに確実に先制した上で、腹太鼓+恩返しもしくは地震で、
それぞれ確定一撃で倒せるという十分な破壊力を持っている。
この型のカビゴンをバランス編成のパーティで採用した例はこちら
ログ … Lv.51の腹太鼓の強さ


Lv.55 のしかかり/地震/腹太鼓/身代わり@食べ残し

眠るではなく食べ残しで回復しながら、身代わりで起点を作って腹太鼓を狙うタイプ。
この型は2013年頃以降に再注目されたが、初期の公式大会でも使われた実績があるらしい。
遅いポケモンの身代わりというのは後手になってしまう上、HPを1/4削る上に更に腹太鼓で削る1/2のHPも確保しなければならないため、
HP管理がかなりシビアになってしまうという立ち回りの難しさがあるものの、
カビゴンの身代わりは状態異常はもちろん、並のポケモンの攻撃はことごとく1発耐えてしまう並外れた耐久がある。
そのため身代わりを貼ってさえしまえば起点が作りやすく、そこから腹太鼓に繋ぎやすい。
また、普通に殴るだけで十分なダメージを与えられる相手には、
そもそも腹太鼓を使わず身代わりだけを盾にしながらのしかかりと地震を打っているだけで強いという場合もある。
当然、カビゴンが先手を取れてしまえばなおのこと身代わりを残しやすくなるため、
麻痺を狙えるのしかかりがメイン技に採用されることが多い。
自分よりレベルが下の50カビゴンには当然先制で身代わりを貼ることが出来る上、
50カビゴンののしかかりを身代わりが超高確率で耐えることが出来るため、
対戦界に極めて多い50のしかかりカビゴンを対面から完全に起点に出来てしまうというのもこの型の特筆すべき点。
カビゴンの身代わり自体にこのような旨味があるため、腹太鼓に限らず、鈍い等で使用されることも稀にある。
ログ … カビゴンの身代わりの強さ
ログ … カビゴンの身代わりの強さ2
ログ … カビゴンの身代わりの強さ3
ログ … 高速移動+バトンタッチからの全抜き


Lv.55 捨て身タックル/地震/鈍い/眠る@食べ残し

腹太鼓型でなく鈍い+眠る型の場合でも、寝言でなくサブ技を持たせる手もある。
かつてはこのような型のカビゴンが環境の最前線だった時代もあった。
一度眠るを使うと2ターン何も出来なくなってしまうものの、
食べ残しを持たせた55カビゴンの耐久ともなれば、それでも十分復帰が出来るほどである。
この間の隙を見せる代わりに、サブ技で攻撃範囲を広げることが出来る。
特に地震は、メインのノーマル技との相性が抜群である上、物理技なので鈍いの恩恵も受けるため、
腹太鼓型と同様に採用の価値が大いにある。
素の地震で55めざ氷ライコウ・52ベトベトン・52ニドクイン確2、54ムウマ確3、
鈍い+地震で55食べ残しバンギラス・55ムウマ確2、50ハガネール超高確率2発、55食べ残しサイドン高確率2発、
55ハッサム確3、50フォレトス超高確率3発、50ツボツボ高確率3発。
腹太鼓+地震と比べると、弱点持ちに対する速効性には欠けるものの、
逆に鈍いで防御力も上がるため、岩ポケモンの岩雪崩や地震などのダメージを軽減しながら反抗することが出来る。
鈍いによる攻撃力&防御力アップの恩恵を同時に受ける例として、「嫌な音+岩雪崩バンギラスにタイマンで勝てる」という事例が有名。
腹太鼓と違って、鈍い+眠るを持ったエアームドには、捨て身タックルを急所に当てない限り受け切られてしまうが、
フォレトスに対してはこちらの記事のような手順によって急所無しで突破することが可能。
因みにこの型の亜種としては、腹太鼓型と同様メイン技を恩返しにし、持ち物を薄荷の実にするというものがある。
55カビゴン同士の戦いにおいて、食べ残し型の場合は眠るを使ってしまうと2ターン動けず、
その間に相手のカビゴンの捨て身タックル3発で倒れてしまうため眠ったら負けとなってしまうが、
薄荷の実ならば眠るでHPを回復しても次のターンすぐまた動けるため、結果的に相手を先に素眠りに追い込めるというもの。
これはかつて、55カビゴンパーティ同士の争いが激化していた時代では重要なポイントだった。
当然その代わり、食べ残しを失うことによって対特殊などでの耐久面は劣ることになる。
ログ … 八つ当たり+薄荷の実型エース
ログ … 八つ当たり+薄荷の実型エース2
ログ … 八つ当たり+薄荷の実型エース3
ログ … 八つ当たり+薄荷の実型エース4


Lv.55 捨て身タックル/電磁砲/鈍い/眠る@食べ残し

カビゴンは種族値が優秀なだけでなく、覚える攻撃技も極めて豊富。
サブ技を持たせる場合の筆頭候補として地震を挙げたが、この他にも鋼タイプに有効な火炎放射や大文字、
エアームド・パルシェン等に有効で麻痺による事故も狙える雷、
そもそも麻痺を第一の目的として、眠るを持たないミルタンクやポリゴン2、バンギラス等を事故らせられる電磁砲、
同じくミルタンクやポリゴン2などの他、エアームド等の強行突破を狙える爆裂パンチなどが主。
代表例として型サンプルでは電磁砲を挙げたが、今挙げたようなサブ技も全て亜種として存在する。
また、攻撃技のみならず、苦手な物理ポケモンに一矢報いるカウンターや、
守りを極めてから全抜きに転ずるための影分身など、とにかく地の性能が優秀なため、何をやらせてもサマになる。
更に言うと、メイン技や持ち物も、↑の型と同様、恩返しにしたり、薄荷の実にしたりとカスタマイズが可能。
サブ技が地震の場合は、どちらかと言うと苦手な相手に「抵抗する」というイメージだが、
これが火炎放射や電磁砲だった場合、エアームド等に対しては寧ろ喜んで起点にして行けるという強みがある。
ただし、カビゴンの特攻種族値は65とそこまで高くないため、あくまで特殊耐久が低めのポケモンに対する役割破壊に過ぎず、
弱点を突けないムウマやサイドン等にはガン受けされてしまう危険性がある。
ログ … 雷カビゴン
ログ … 雷カビゴン2
ログ … 一発逆転カウンターカビゴン
ログ … 影分身カビゴン


Lv.55 捨て身タックル/地震/電磁砲/眠る@食べ残し

そもそもカビゴンは別に鈍いを持たずとも、素の捨て身タックルが充分の火力なので、鈍いを抜いて攻撃範囲を広げることも出来てしまう。
カビゴンに対して「地震にはこのポケモン、火炎放射や電磁砲にはこのポケモン」というように、
サブ技に対する耐性でそれぞれ受けを用意しているような相手に対しては、かなり刺さる場合がある。
電磁砲+地震のコンボにより、ゲンガーやムウマに対して麻痺で素早さ逆転し、そのまま道連れされず一方的に倒せる可能性があるのも強み。
もちろん、鈍いが無いことによって、同族対決を始めとする、鈍いを積んで来るような相手に対しては弱くなる。
電磁砲の枠を火炎放射にする手もあり、この場合フォレトスを一撃で出オチさせたり、ハガネールに強くなる。
ログ … 地震+電磁砲カビゴン
ログ … 地震+電磁砲カビゴン2
ログ … 地震+電磁砲カビゴン3
ログ … 地震+火炎放射カビゴン
ログ … 鈍いが無くても食べ残しだけで50ヘラクロスを受け続けられる


Lv.55 捨て身タックル/火炎放射/どくどく/眠る@食べ残し

一部のポケモンに刺さるどくどくカビゴン。詳しくはこちらの記事を参照されたい。
ログ … 55どくどく大文字カビゴン


Lv.50 のしかかり/地震/鈍い/自爆@食べ残し

ここからは低レベルの自爆カビゴンの紹介。
分かりやすい強さのため先にエースを紹介したが、実際は低レベルの自爆カビゴンの方が強いという意見も多い。
一撃無し2000ルールにおいて、Lv.55で最強のポケモンというのは人によって意見が異なるが、
Lv.50で最強のポケモンに関してはほとんど満場一致でカビゴンが挙げられるというほど。
これは大会におけるKP(使用率)にも色濃く反映され、Lv.55よりもLv.50での使用率としてカビゴンがトップに上がることが多い。
その強さの大部分が、のしかかりにおける麻痺撒き性能と、自爆の破壊力の高さである。
のしかかりはノーマル技の中では威力が85と控えめな方だが、
これは他のタイプの物理技と比較すれば岩雪崩やシャドーボール、地獄車にも勝るという十分な数値である。
弱点こそ突けないものの、これを属性一致で打ちながら、常に3割の確率で麻痺の追加効果を狙えるというのは破格の性能である。
麻痺という追加効果の汎用性もさることながら、素早さが極めて低く、なおかつ鈍いで更に素早さを下げるカビゴンがこれを打つことで、
その効果は更に大きなものとなり、Lv.50でありながら鈍い+のしかかりを打っているだけで勝ててしまう相手も少なくない。
極め付けはここまで優秀な麻痺撒きサポート性能、かつタイマン性能を誇りながら、自爆で道連れまで狙えるという点で、
シンプルに相手を鈍い+のしかかりで倒してから更に自爆を使うことで、カビゴン1匹で相手を2匹倒せてしまうことも少なくない。
カビゴンの自爆というのはどのポケモンの大爆発よりも強力で、
Lv.50でありながら等倍のポケモンはLv.55相手であってもほとんど一撃、つまりほとんどの相手に対し道連れを狙うことが出来る。
更にはこれを鈍いで強化することができ、
鈍いを2回積んだ自爆で52エアームド・52フォレトス・50サイドン等を確定一撃、バンギラスを中乱数一撃で倒すに至る。
しかもこれがエースでも何でもなく、ただのLv.50のサポートポケモンなので、
相手もわざわざそれに対する受けにコストを割くのは非効率的になってしまう。
これこそが、Lv.50自爆カビゴンが多くのトレーナーによって最強と認められている所以と言えよう。
サブ技はこれも、代表例として地震を挙げたがその他にも大文字などに変更の余地がある。
フォレトスを一撃、エアームドを2発で倒すのに55カビゴンならば火炎放射で足りたが、
50カビゴンではどちらも威力が足りないため、炎技を持たせるとしたら大文字が普通。
また、持ち物もサンプルのように食べ残しを持たせれば硬さを発揮出来て極めて強力だが、
のしかかりと自爆があればそれだけで最低限の強さは保証されているポケモンであるため、
食べ残しが他のポケモンに必要なパーティならば、カビゴンに持たせずとも、他の道具で妥協しても良いほどである。
ここで特に有効なのが先制のツメで、ほとんどのポケモンに対して後手であり、更に鈍いで素早さを下げるカビゴンが、
常に23.4%の確率で先制出来るというのは時として食べ残し以上に恐ろしいものがある。
先制のしかかりで追加効果の麻痺を引き、そのターンに相手が痺れて動けなかったり、先制鈍いで相手の物理技のダメージを軽減したり、
極め付けは相手にトドメを刺されるというターンに先制自爆で道連れにしてしまう可能性すら秘めている。
他にも草ポケモンの先制眠り粉をカットしながら確実に自爆を決めることが出来るようになる薄荷の実や、
眠るを持たないカビゴンにとって最も苦しい状態異常である毒への対策として毒消しの実なども候補。
ログ … 低レベル自爆カビゴンの強さ
ログ … 低レベル自爆カビゴンの強さ2


Lv.50 のしかかり/地震/眠る/自爆@薄荷の実

↑の型はあくまで眠るを持っていないため、長く使い続けることは出来ない。
しかしカビゴンの耐久力は、Lv.50であってもぬるい攻撃なら眠るで受け続けることが出来てしまうため、
エースと同じように眠るで延命しながら自爆の機会を窺えるようにすることで、また違った強さを発揮出来る。
状態異常もあまり気にならなくなるというのもポイント。
その代わり鈍いを持たせられなくなるので、火力を伸ばせずややぬるくなりがちというデメリットがある。
また、55鈍いカビゴンの起点にされてしまうリスクもあるため、カビゴンに強いエースと組ませるのが良いだろう。
逆に、鈍いを抜かずに、地震を切って攻撃範囲を限定する手もある。
鈍いさえ積めば、たとえ岩や鋼ポケモン相手でも、自爆で強制的に相打ち出来る場合がある。
眠るがあることによってどくどくエアームドに強く出られるため、サブ技を大文字にする価値が他の型と比べて相対的に高い。
ログ … 50のしかかり大文字自爆カビゴン
ログ … 昆布パーティで状態異常受けとして使う
ログ … 55自爆カビゴン
ログ … 55自爆カビゴン2


Lv.50 のしかかり/地震/腹太鼓/自爆@食べ残し

腹太鼓+自爆でゴースト以外の全てのポケモンを問答無用で吹っ飛ばすことが出来る。
もちろん、ぬるいポケモンを起点にすることが出来れば、普通に腹太鼓+物理技でエースのように全抜きを狙うことも可能。
Lv.50でも腹太鼓+のしかかりで50カビゴン・55サンダー・55ガラガラ・55カイリキー・55ケンタロス等の重要どころを、
ことごとく確定~高確率一撃で倒せるという十分な火力がある。
のしかかりならば追加効果もあるので、倒し切れずとも麻痺で事故を狙えたり、
逆に素ののしかかりで麻痺を引いてから腹太鼓の起点にしたりすることも可能。
逆に、これを恩返しに変更することで、麻痺の追加効果を失う代わりに55カビゴンや55ミルタンクも一撃で倒せるようになる。
ログ … 低レベル腹太鼓で決定力
ログ … 低レベル腹太鼓で決定力2


Lv.50 のしかかり/地震/大文字/自爆@食べ残し

自爆カビゴンもエースと同様、攻撃範囲を広げるのもアリ。
相手のカビゴン対策が地震や大文字で簡単に崩れるようならば、それを倒した後に更に自爆で2匹連れて行くことが狙える。
サンプルのように食べ残しを持たせることが出来るならば、火力を重視してメイン技を捨て身タックルにするのもアリかも知れない。
その場合、麻痺が撒けなくなるため、大文字を電磁砲に変更する、といったようなカスタマイズも可能。
鈍いが無い分、やはり相手の使って来る鈍いに弱くなりがちという点には注意が必要。
ログ … 低レベルでも広範囲型で相手を翻弄


Lv.50 のしかかり/鈍い/眠る/寝言@光の粉

低レベルのカビゴンは自爆させとけば良いというわけでもなく、エースのように寝言で戦っても十分強い。
Lv.55に比べてステータス的に劣る分、捨て身タックルの破壊力や食べ残しによる耐久に全てを委ねるわけではなく、
ここまでに挙げた自爆型と同じように、麻痺サポートが出来るのしかかりをメインとするのが良いだろう。
鈍いを複数回積んでさえしまえばこちらのもので、低レベルでありながら決定力として十分に機能する。
常に3割麻痺の恐怖があるため、状態異常に弱いポケモンにとってはむしろLv.55の捨て身タックル型よりも脅威となりうる。
他の例に漏れずバランス編成などで中レベルで採用しても良く、目安としてLv.52でメイン技を恩返しにすると、
ピンクのリボンを持たせれば50カビゴンや55サンダー等の重要ラインを3発、すなわち鈍いを1回積めば2発で倒せるようになる。
ログ … 王道の寝言鈍いカビゴンの強さ(Lv.50のしかかり編)
ログ … 王道の寝言鈍いカビゴンの強さ(Lv.50のしかかり編)2
ログ … 王道の寝言鈍いカビゴンの強さ(Lv.52恩返し編)


Lv.50 のしかかり/爆裂パンチ/眠る/寝言@光の粉

某氏が開発した、麻痺と混乱によるクソゲーが展開出来るカビゴン、別名クソカビ。詳しくはこちら参照。
机上では分かりづらい強さだが、眠りながら常に寝言で麻痺か混乱を合計約27%の確率で撒けるというのは、
想像以上に相手を足止めすることができ、結果それが自身の耐久を上げることにもなり、
その結果更に試行回数を稼げるようになるという好循環が成り立っている。
現在ではそこまでの多大な影響力を持つポケモンでもないが、
2011年に一世を風靡し、それ以前に通用していた戦術やパーティはこの「クソカビ」1匹で崩壊することも珍しくなかった。
以降の対戦において、寝言を持たない素眠りのポケモンが環境から著しく姿を消したのは、このポケモンのせいだと言っても過言ではない。
道具は試行回数を稼ぐための光の粉が一般的だが、先制のツメ、ピントレンズ、破壊の遺伝子なども選択肢。オマケ
ログ … クソカビ大暴走
ログ … クソカビ大暴走2


Lv.50 捨て身タックル/雷/雨乞い/自爆@食べ残し

一応カビゴンは、リフレクター・日本晴れ・雨乞い・砂嵐を残しながら自爆出来るポケモンでもあるので、
これらの技と相性の良いエースに繋げるという使い方も出来るため、サンプルで一例を。
その際に、例えば雨乞いならば、自身もそれと相性の良い雷と組み合わせたりしても面白いだろう。日本晴れ+大文字も可。
ログ … 雨乞い+自爆でサポート


Lv.50 捨て身タックル/眠る/寝言/自爆@薄荷の実

寝言自爆きたああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!1
私の十八番ですがなにか
寝言型だと思って調子こいて攻めて来る高レベサンダーファイヤーとかドッカーンしたいじゃないですか。
薄荷の実+寝言の時点で幾らかフェイクあるのに寝言で自爆とかやめてください><
いいぞもっとやれ
当然バレたらエアームドなりゲンガーなりに完封されますよ
ここだけいつの文章だよ


~大体どれにでも通用する対策~

あらゆる型のカビゴンを完全に受け切れるポケモンは存在しないと思って良いでしょう。
基本的にはノーマル技+寝言もしくはサブ技+鈍いという前提だとして、
サブ技が地震ならば鈍いエアームドでギリギリ受かり、雷ならばムウマやサイドン、ハガネール、バンギラス等。
腹太鼓持ちに関しては、エアームドが腹太鼓後の攻撃を1回は耐えるため一旦吹き飛ばしたり、
ゴーストで道連れを張ったり、大幅に体力が削れることを利用して猛攻したり。
最強の腹太鼓対策は黒い霧でしょうか。なかなかパーティに自然には入りにくい技ですが。
なお注意点として、地震カビゴンは厳密にはフォレトスでは受かりません。
急所等の要素すら無く、普通に鈍いと地震を巧く使われるだけで崩されます(こちら参照)。
なので、眠って受け続けるよりは数回流しつつ大爆発の圧力をかけた方が無難かと思われます

このように完全な受けが無いため、全体で圧力をかける必要があるでしょう
倒すには大ダメージを与えることが出来るガラガラやカイリキー、日本晴れファイヤーなど。
また、HPが高いので定数ダメージの効果が大きく、どくどくや宿木のタネ、砂嵐あたりもかなり有効です
ただし眠らせたあと倒せる手段が無いと困りますね。
特に寝言型だった場合のために、出来れば鋼・岩・ゴーストのいずれかを連れて行きたいところです
ほとんどの場合先手を取れるというのはポイントで、眠り粉で行動を封じる、というのも重要な対策のひとつ。
また、向かい合ってからでも甘えるやリフレクターをすることによってメイン技のダメージを半減させられます。
ただしこれらは、腹太鼓持ちだった場合ぶち壊されるので注意しましょう
腹太鼓カビゴン対策は、シンプルに物理ポケモンで上から殴るのが一番です

安全な受けはありませんが、一応幅広い型のカビゴンに対応出来るポケモンを挙げると、
ムウマ、ゲンガー、甘えるブラッキー、ナッシー、鈍いパルシェン、高レベルカイリキー、どくどくアンコールドンファン、
丸くなるor鈍いミルタンク、高レベル鈍いポリゴン2、ゴローニャ、カウンターサイドン、ツボツボ、自爆orカウンターカビゴン
このあたりなら、最悪一枚でも比較的多くの型のカビゴンに対処出来ます。
因みにカビゴンというポケモンは、その性能の高さから、マイナーキラーと思われることがありますが、それは大きな間違いです。
実際には素早さの低さから、ほとんどのマイナーポケモンは、先手で何かしらの行動が出来る。
最低1回でも自由に動けるというのはかなり大事で、多くのマイナーポケモンは、カビゴン相手には何かしら仕事するチャンスを得られます。
マイナーポケモンを使う際は、ぜひ「相手のカビゴンを食い物にする方法」を考えてみると良いと思います。


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