Jealous Dog

51グランブル八つ当たりシャドーボール電磁砲プレゼント先制のツメBFFF
52ガラガラ地震岩雪崩大文字剣の舞太いホネFFFF
52カビゴン捨て身タックル鈍い眠る寝言食べ残しFFFF
52ゲンガー炎のパンチどくどく怪しい光滅びの歌黄金の実9FFF
52エアームド鋼の翼どくどく吹き飛ばし眠る薄荷の実FFFF
52スターミー波乗りサイコキネシス電磁波自己再生奇跡の実1FFF

'25/1/20構築、1/25改良
速さ★★★
硬さ★★★
コンビネーション★★★★
変態度★★★★
煮詰め度★★
総合的満足度★★★★★

グランブルの攻撃範囲が面白く、低レベルでも引っ掻き回せそうな性能を持っていると感じたため、
そこからスタートして組んだパーティ。
グランブルにまともにスポットライトを当てるのは2011年の忠犬バチコーン以来14年ぶり。

●グランブル
まずグランブルの面白い攻撃性能として、
50カビゴンや55サンダーと言ったおなじみの耐久ラインを、
Lv.50の恩返し/八つ当たりで高確率3発(≒鈍い1積みで高確率2発)というのがある。
リングマには及ばないものの流石は攻撃種族値120で、低レベルからでも決定力を出せるというのは目を見張るものがある。
種族値で完全に負けているリングマと差別化出来る技は色々あるが、
2025年現在の対戦環境で言えば、やはりシャドーボールとプレゼントが目玉だろう。
これらの技は「持たせるだけで特定のメジャーポケモンに致命傷を与えられる」という性能があまりに大きい。
耐久力がそこまで無く、足も遅いグランブルにとっては、
このような攻撃による圧力で、対面力を高めて行くと使いやすそうだと思った。
プレゼントはメイン技の八つ当たりと範囲が被るものの、
パルシェンやナッシー、ライコウ等に対して、八つ当たりではとても出せないようなダメージを叩き出せるのは大きい。
ハピナスと違って全く特殊に強いポケモンではないので、そこへの大きな決定打を持っておくことは重要だろう。
また、プレゼントは密かにバンギラスへの打点にもなり、
地震ほどとは行かないが目覚めるパワー地面程度のダメージは与えることが出来る。
(※そもそも金銀のグランブルは地震を覚えないので注意)
せっかくシャドーボールを持っていても、ムウマには結局上から道連れを狙われてしまうので、
そこを対策するべく、最後に電磁砲を持たせた。
電磁砲で麻痺させた上で、上からシャドーボールを打てば、道連れを掻い潜って一方的に倒すことが出来る。
また、特殊ポケモンに対しても、プレゼントは一撃では倒せない場合が多いので、
電磁砲による削りを入れつつ、素早さ逆転で上からプレゼントで倒すという動きが狙えたりもする。
エアームドは惜しくも電磁砲2発ではほぼ倒せない。八つ当たりで一発削りを入れておくことで倒せる。

かくして、このようなフルアタ大暴れ型のグランブルが爆誕した。
初めに書いたように、Lv.50で火力は足りているため、
誰かしらLv.55エースを立てて、その下にサポメンとして匿ってもらうのを予定していたが、
素早さはガラガラと同じ45族であり、せっかく火力があるのにLv.50ガラガラと同速なのが癪だった。
また、この攻撃範囲があれば、必ず選出しても荷物にはなりにくく、
どこかしらに対して役割を与えることが出来そうだと期待したため、
Lv.51の逆エース編成とし、他のポケモンをLv.52で固めるという編成を思い付いた。
最後に道具だが、中途半端に黄金の実などで回復させるよりは、暴れるだけ暴れてもらおうということで、
先制のツメまで持たせた。
これによって、パルシェン等に対して電磁砲を打たずとも、いきなりプレゼントで出オチさせたり出来るチャンスもある。
ここまでしておいて性別は♀。グランブルは攻撃個体値を4下げるだけで♀個体になってくれる。
これによってメロメロなどのブラフをかけることが出来る。
Lv.50グランブルと攻撃力はほとんど同じ。

天敵としては硬い地面ポケモンがある。特にハガネールやサイドンではガン止まりする。
「気狂いグランブル」と称して、毎回技構成を少しずつ変えても面白いかも知れない。
例えば爆裂パンチを持たせてバンギラスやハガネールに打点を持ったり、
鈍いを持たせて1積みの八つ当たりで55サンダー等の水準を2発で倒せるようにしたり、等。

●ガラガラ
とりあえずグランブルが電磁砲サポートが出来るので、ガラガラは入れ得。
グランブルの天敵であるハガネールやサイドンも起点にすることが出来る。
ガラガラというポケモンをLv.52で使うことは最近は滅多に無かったが、
せっかくの機会なので、Lv.50との微妙な数値の差を活かしやすいように、
目覚めるパワーで個体値は落とさず、代わりに大文字を持たせてみた。
大文字自体の火力もLv.50と比べて、50エアームドを2発で倒しやすくなるという恩恵がある。

●カビゴン
上2匹が早速ゴーストに思いっ切り強いため、心置きなく眠る+寝言型で採用。
更に食べ残しを回してメイン技を捨て身タックルで採用することで、擬似的にエースとしても扱えるようにした。
Lv.51ならば50カビゴンに先制出来るのを利用して腹太鼓を使いたくなるが、
Lv.52まで行くと耐久性能を生かしてこのような型で使いたくなりがち。
このレベルで55カビゴンのような動きが出来るのなら、バランス編成の意義もあるというもの。

●ゲンガー
せっかくLv.52で使えるのでとりあえず採用してみた枠。
ハガネールへの打点まで欲しいので、炎のパンチはマスト。
初めは炎のパンチ込みのフルアタ大爆発型で使っていたが、選出する機会が特に無く、
55カビゴンが少し気になるなと感じたため、滅びの歌で退場させられるようにした。
その際、普通の黒い眼差し+滅びの歌+道連れではレベルが勿体ないので、
せっかくなら55サンダー等の上から荒らせそうな、どくどく+怪しい光コンボを実験的に投入してみた。
痛み分けで回復出来ない代わりに炎打点のある鳴海型ムウマみたいなもの。
変更後もそこまで活躍したわけでもなく、この枠はまだ改良の余地がありそう。

●エアームド
せっかくLv.52でバンギラスを抜けるため、鋼の翼を採用。
ただ、全体としてそこまでバンギラスが壊滅的にヤバいというわけでもないし、
ゲンガーやスターミーを見て、目覚めるパワーゴーストを持ったカイリキーが意気揚々と出て来ることもありそうなので、
ここは普通にドリル嘴にしても差し支えないかも知れない。
鋼の翼だと地味にフシギバナに普通に受けられるというデメリットもある。
あとはここまでで無理なガラガラを流したり、鈍いを積んだカビゴンを流す等、普通の役割を。

●スターミー
ここまでのメンツからしてどう見ても必要なポケモン。
ガラガラもカイリキーもバンギラスも炎ポケモンも全部見てくれる神。
定番のカビゴン+ガラガラ+スターミーや、カビゴン+エアームド+スターミーのような選出は出来ないが我慢する。
あくまでグランブルを立てるためのパーティである。
地味にLv.52あることで、サイコキネシスで50スイクンをほぼ4発で倒せるようになるのは嬉しい。
Lv.50だとこれが微妙な乱数であり、スイクンとのタイマンで響く可能性が現実的にある。

●総括
開幕いきなり8連勝した上、途中まで11勝1敗でクソワロタwwwwwww強すぎだろwwwwwwwww(調子
なおその後相性の悪いパーティと当たって3連敗した(クソダサ言い訳
グランブルが思った以上に色んな相手に対して対面性能があって、
逆エースとして必ず選出しなければならないのがほとんど足枷に感じないほどだった。
シャドーボール+電磁砲+プレゼントという攻撃範囲の選択が大正解で、
いずれの技も「特定の相手に対して壊滅させられるほどの強いパワーを持っている攻撃」であるため、
有利対面を作った時の圧力がかなり大きく、交代を促進させ、その隙に電磁砲の麻痺を狙ったり、
シンプルに八つ当たりの火力を発揮して後続にダメージを与えたり、という動きがかなりしやすかった。
その特定の有利対面というのが、ムウマやパルシェンというメジャーポケモンであったことも大きい。
何だかんだでカビゴンに対しては八つ当たりで殴ることしか出来ないため、
鈍いを積まれたりすると普通に困りそうなものだが、
型バレしていなければ、カビゴン側もグランブルに対して殴り合うのは得策じゃないと判断され、
逃げて行くケースがほとんどだった。
型バレしてカビゴンにナメられるようになってしまったら、
それこそ爆裂パンチを持った型もランダムに織り交ぜて使うなどで対策出来るかも知れない。

また、ガラガラ・カビゴンとの相性の良さも途中から実感した。
ガラガラとは、シンプルにノーマル打点+地面打点の相性が良いのと、
電磁砲の麻痺がガラガラにとって最強のサポートなのはもちろん、
ガラガラの苦手な特殊ポケモンに対してプレゼントがあるのも大きい。
パルシェンやスイクンと言ったポケモンにグランブルを対面させ、
引かせることに成功した(=グランブルが水ポケモン流しとして機能した)ことも複数回あった。
更にはこのようなガラガラの隣で麻痺サポートするポケモンというのは、得てしてカビゴンに弱くなりがちで、
カビゴンに起点にされ、そこにガラガラを後出ししても痛手を負うというのはよくあるパターンだが、
グランブルはカビゴンに対してもしっかり対面から打点があるのが大きかった。
また、グランブル+カビゴンに関しては、シンプルにカビゴンが完全に止まるゴーストに対して、
グランブルがシャドーボールで撃退出来るというのは概ね構想通り機能した。
先制のツメに頼る機会が思ったより無かったため、黄金の実で耐久を上げるなどしても良かったかも知れない。
ある程度の高火力技は上から2発で倒されてしまうが、そこを2耐え出来るようになるのはそれなりに変わって来そう。

このようにマイナーポケモンをメインに据え、残りをガチガチに固めたタイプのパーティは、
調子が良かったらそのマイナーポケモンの枠をもっとガチな上位ポケモンに変更すれば、
本当にガチなパーティになるというケースもあったりするのだが、
(例:そっちの道は蛇の道藝術道場
このグランブルは考えたところ替えが利かないと思った。
55サンダーや50カビゴンを3発で倒せるメイン技の火力を持ちながら、
麻痺を撒けてゴーストに打点を持ち、プレゼントで特殊ポケモンを瞬殺出来るというポケモンが他に存在しない。
このパーティの上位的なパーティを考えるならば、
スターミーのレベルを51に下げ、選出の幅を広げるぐらいしか無いのではなかろうか。
このパーティによって管理人のグランブルの評価が一気に上がる結果となった。

気がついたらもう飛びかかってるよ


ログ壱 …対55ライコウ、早速攻撃全部活かす
ログ弐 …対55ライコウ、大文字ガラガラを刺す
ログ参 …対55スターミー、電磁砲+ガラガラコンボ
ログ肆 …対55サンダー、ムウマをグランブルで受け続ける
ログ伍 …対エース抜き、カビゴンミラーで差を付ける
ログ陸 …対55ガラガラ、毒+一貫切りで対処
  ログ漆 …対55カイリキー、スターミーが決定力
ログ捌 …対55バンギラス、ガラガラで全抜き
ログ玖 …対55カビゴン、ガラガラで起点に
ログ拾 …対55プテラ、エアームド+スターミーの要塞
ログ拾壱 …対55ゲンガー、バトン対策の滅びの歌
ログ拾弐 …対55カビゴン、八つ当たりの火力を活かす

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