阡年の怨み

55キュウコン火炎放射メロメロ怪しい光身代わり食べ残し1FFF
55カビゴン八つ当たり地震鈍い眠る薄荷の実FFFF
50ガラガラ地震岩雪崩目覚めるパワー
剣の舞太いホネDDFF
50ポリゴン2恩返し電磁波鈍い自己再生光の粉FFFF
50ムウマどくどく怪しい光痛み分け滅びの歌奇跡の実1FFF
50スターミー波乗り10万ボルト電磁波自己再生麻痺治しの実1FFF

'21/4/20構築、7/2完成
速さ★★★
硬さ★★★★
コンビネーション★★★★★
変態度★★★★
煮詰め度★★★★★
総合的満足度★★★★★

しつこく 執念深い 性質。 1度 恨むと 子孫を 含め 1000年間 祟り続ける。 −−−ポケモン図鑑 ウルトラサンより
口から 吹いた 揺らめく 炎で 催眠 状態にして 獲物を 襲う 非常に 賢いポケモン。 −−−ポケモン図鑑 ウルトラムーンより


僕は別にポケモンは、対戦の上ではあくまでゲーム内のデータとしてアイデンティティを発揮出来ればそれで良いと思っているのですが、
キュウコンは戦闘スタイルがそのキャラ性とも合っているところが好きですね。

~~~

苛惨†煉獄†で使っていた型のキュウコンがやっぱり普通に強い気がして、
あの時はまだマイナーエースを活躍させるためのような組み方だったが、改めてガチで組んでみようと思い立った。
この頃、リザードンやバクフーンなど他の炎エースも同時に考えていたが、
キュウコンに並々ならぬ可能性を感じたため、一旦ここに力を入れてみた。

●キュウコン
カビゴンに単体で戦うことができ、♂ならば岩や水もいずれ突破を狙えて、
炎ヒエラルキーにおいてもかなり高い位置に属しており(リザードンと同等…!?)、
サンダーやライコウに対してもしっかり戦えるという性能は、どう考えてもただのマイナーポケモンの範疇を超えていると思った。
炎ポケモンとしては、食べ残しで55サンダーの雷を確定2耐え、50パルシェンの波乗りを高確率2耐え出来る特殊耐久が美味しい。

50カビゴンを倒すのは余裕だが、55ねむねごカビゴンとまでなると流石に、
いくら相手が動けなくても火炎放射のPPが足りなくて倒し切れないのでは、という危惧もあったのだが、
しのぶさんがこちらの記事にて詳細計算をしてくれて、微有利をつけることが出来ると判明した。
55カビゴンに有利を取れるということは、キュウコンより遅くて♂の水や岩ポケモンもほぼ同じ条件ということになる。
倒すのに火炎放射で何発もかかるという点はカビゴンと同じだし、裸のときに一撃で倒されるほどの火力さえ無ければ良い。
例えば♂のオーダイルやゴルダック、カメックス、ニョロボン等に対してもほぼ同じような条件で勝てると言えるだろう。
むしろ、カビゴンと違ってこれらのポケモンは眠るを持っていない場合が多いため、下手したらカビゴンよりも楽である可能性すらある。
また、性別が♂でなければ良いというわけでもなく、怪しい光なら誰にでも通るので、
単に怪しい光+火炎放射が受からないポケモンでは、当然キュウコンを受からない。
サンダーやミルタンク、ブラッキー等がその一例。
マルマインも、対面からだと電磁波を入れられて機能停止してしまうが、
後出しに対しては、交代際に身代わりを貼ることが出来れば、10万ボルトを7割以上の確率で耐えることが出来るため、
そこから火炎放射で撃退出来る可能性がある。
火炎放射の火力は他の炎ポケモンの大文字と比べるとかなり見劣りするものの、
55ガラガラを3発で倒せる程度の火力はあり、それが役に立つ場面も時々ある。

炎ポケモンミラーに関しては、大抵のポケモンは物理技を持つため♂であり、
なおかつキュウコンに対する有効打を持たないため、メロメロ+怪しい光+火炎放射でパワー押しが出来る。
性別不明のファイヤーやエンテイに関しては、特にキュウコンへの攻撃手段が乏しいため、怪しい光だけで十分押し勝てる
腹太鼓+地震の2ターンだけで倒して来るリザードンが唯一厳しいものの、
初手で同速を制して上からメロメロを打ち、いきなり腹太鼓を叩けなかった場合に一気に勝利に近付くため、そこまで悪い勝率にはならないと思われる。
(残念ながらログを破棄してしまったが、管理人が逆に、リザードンを使ってキュウコンに完全タイマンで負けた試合が実際にあった。)

立ち回りの上での他の炎ポケモンとの明確な違いは、
先発で出したり交代読みを積極的に使って序盤から前へ出て行く、というような使い方はあまりしないという点。
他の炎ポケモンで何故そのような立ち回りが有効かと言うと、
序盤に出て来やすいLv.50のサポートポケモンを上から一撃で倒せるほどの火力があるため、
序盤から枚数差を付けるか、相手のエースに負荷をかけてパワーで押せるからという理由がある。
また、普通なら奇跡の実を持たせることが多いので、少々読み外しても状態異常をカット出来たりして、
ある程度豪快な立ち回りが許される(むしろその勢いで行った方が強い)というのもある。
それに対してキュウコンは、的確なタイミングを見計らって場にセットし、居座りながら戦うポケモンであり、
また状態異常にも弱いためあまり雑に場に出すことも出来ないため、
序盤はサポメンで場を回し、起点を作ってそこから先は任せるという受けンタ的な使い方が主になる。
特に他の炎ポケモンと比べた明確な強みとして、自分より遅い♂の前で身代わりモードにさえ入れば、
1匹倒して体力的に力尽きたり、爆破で相打ちされたりすることなく、そのまま2タテも3タテも狙いやすいという点がある。
ストコンで相手が動けない状態のまま倒すことになるので、その次のポケモンにもまた、身代わりが残った状態から戦い始めることが出来るのだ。
したがって、爆破などで枚数減らしをするような必要性はあまり無く、
キュウコンが初めの起点を作る1ターン目の瞬間が極めて重要であり、その1ターンを作り出しやすいようなサポメンと組ませることになる。

●カビゴン
キュウコンは他の炎エースの例に洩れず、やはり自らより素早いスターミーやフーディン、プテラと言ったポケモンが苦手であり、
それに加えてハピナスやスイクン、他キングドラなど♀の水ポケモンが天敵となる。
メロメロが効かず、炎耐性を持っているような相手には、流石に怪しい光+火炎放射では到底倒せず、ほぼ詰んでいると言える。
そのあたりを刺せるWAを模索したいところだが、苛惨の時にはめざ格ヘラクロスを採用していた。
しかし今回、このパーティと同時期にリザードンエースのパーティLIZAMを使っていて感じたことなのだが、
爆破速攻的なサポートにすると、いくらWAで相性補完が取れていても、パーティ全体として不利を克服するのは難しい。
特に炎エースに強いポケモンは、プテラ、リフレクターライコウ、身代わりスターミーなど、爆破速攻自体に強いポケモンが多いからだ。
そこで、単なる相性補完だけでなく、もっとパーティの構造全体を使って苦手を対策したいなと考えてみたところ、
いわゆるカビガラポリのような、爆破しない起点作り系の麻痺ゲーが良いのではないかと思い付いた。
また、LIZAMの経験により55カビゴンが炎エースと相性が良いらしいことは分かって来たので、
それならばカビゴンをWAにした上で、麻痺サポートから鈍いカビゴンを合わせるような選出が出来るようにしようと考えた。
ここで腹太鼓ではなく鈍いというところが極めて重要で、
キュウコンの苦手な相手は基本的に腹太鼓のような瞬間的火力よりも、鈍いによる堅実な守りに弱いことが多い。
なお、6枠目に後述のスターミーを採用した際、一時的にサブ技を電磁砲に変更して使っていた。(ログ35~40)
これは、エアームドを重く見ての対処だったが、そうすると逆にムウマやハガネールが重すぎたので、
エアームドはスターミーに任せることにして、結局地震に落ち着いた。

そもそも単炎ポケモンのエースというのは、昔は活躍が難しかった。
スイクン、スターミー、ライコウ、サンダース等のような特殊ポケモンが多く
レベルもバランス編成で絶妙に100族の素早さを上回るポケモンが複数居たりした。
更には、大爆発が少なく、眠るで粘って来るタイプのポケモンが多かったため、
炎エースの爆発力をもってしても止められてしまい、攻め切ることが出来なかった。
単炎ポケモンは、属性的に受け役割を持つことはほとんど出来ないため、サイクルに参加することも出来ず、
結果的に環境にはほとんど刺さっていなかったと言える。
(ファイヤーやヘルガー等、複合属性によって受け役割を持ち、サイクルが出来る炎ポケモンは別。)
そのような低速な環境を一変させた戦術こそが、カビガラポリを発端とする麻痺ゲーであると認識している。
管理人はカビガラポリ時代こそまだジム城デビューをしていなかったが、
管理人がデビューした2006年でもまだまだ、2021年現在に比べればよっぽど受けゲーの雰囲気は根強く、
麻痺ゲーは発展途上段階であったように思う。
実際にその後数年かけて、更に電磁砲やのしかかり等の開拓によってますますその色は強くなり、
「麻痺+カビゴン」が環境を支配した結果、上記のような特殊ポケモンは少しずつ環境から減って行ったと感じている。
つまり、受けゲー環境を揺るがせ、現代環境に繋がる礎となった「麻痺+カビゴン」のシステムを、
それまではあまり活躍出来ず、逆に今の環境で使いやすい単炎エースと組み合わせることで、
WA等の単体同士でない、パーティの根幹の部分での相性補完が成り立つのではないかという提唱である。
これはキュウコンに限らず他の単炎エースに関しても同じことが言えるはずなので、
今後、他の炎エースに関して同様の組み方をすることで新たな活路を見出せるかも知れない。

●ガラガラ
「カビガラポリ」はあくまで麻痺ゲーとしての代名詞であり、そのままその3匹を採用する必要があるかは不明だったが、
少なくとも麻痺ゲーをするならばガラガラは採用しないことに理由が必要というほど強いので、採用した。
特に、ポリゴン2が完全に止められてしまうムウマやハガネールをド起点に出来るというのは心強い。
元々はカビゴンと共に麻痺ゲー要員として採用したため、キュウコンとの連接は全く考えていなかったのだが、
実戦において意外とキュウコンと同時選出する機会は多かった。
ガラガラと炎ポケモンというのは確かに相性が良く、ガラガラの苦手な草・パルシェン・エアームド等を炎で起点にしやすいという関係性がある。
今回もそのような側面ももちろんあるのだが、このパーティにおいては、ガラガラが捨て身(文字通り)で敵の体力を削ることにも価値がある。
前述の通りキュウコンの火炎放射は火力が乏しいので、
試合の序盤にガラガラが敵の体力を削ることによって、キュウコンが火炎放射で落としやすくなるというケースがあるのだ。
この最たる例がパルシェンで、キュウコンは50黄金の実パルシェンを高確率2発で何とか倒せるという程度。
パルシェンが波乗りを持っていたら身代わりで起点には出来ないし、裸で殴ったら大爆発されてしまうかも知れない。
そこを、あらかじめガラガラで地震を1発入れておくことによって、ちょうど綺麗にキュウコンの火炎放射の超高確率圏内になるのである。
しかも、パルシェンというのはガラガラを見たら嬉々として釣られて来るポケモンなので、この連携を試合で実現するのは実に容易い。
対ナッシーに関しても、全く同じようなことが言える。
結果的に、このパーティにおいてはいつもと少し違い、序盤で暴れさせる機会が多くなっている。
3つ目の攻撃技は、めざ飛(ログ1~3)→めざ蟲(ログ4~19)→大文字(ログ20~34)→めざ蟲(ログ35~)、と変遷があった。
後述の6枠目がヘラクロスだった時は、キュウコンを選出しない場合に対エアームドに著しく困ることに気付いたため、
エアームドを倒しやすくするために、管理人としては非常に珍しく最終的には大文字を採用していたのだが、
ここがスターミーに変更されたことにより、目覚めるパワー蟲に戻した。

●ポリゴン2
このパーティにおいて極めて重要な、麻痺撒き枠。
ポリゴン2で電磁波を撒くというのは少々古臭い匂いもするかも知れないが、
電磁波ポリゴン2の使い勝手の良さは、近年でもロケット団の暗躍藝術道場で実感している。
特に、電磁波を撒きながら自らも鈍いで決定力を出せるタイプが強そうと感じたため、このような型となった。
相手によってはこのポリゴン2自体が刺さるケースもあり、麻痺撒きから鈍いで1人で無双してしまうようなパターンもある
ポリゴン2自体が止められても最悪、麻痺撒きサポートに徹することが出来るというのも強みであり、
単体ではゴーストやハガネールで止まってしまうものの、それらに対してはガラガラなりキュウコンなりで起点を作ることが出来る。
元々は、とりあえず「カビガラポリ」の名前に倣ってそのままの並びを採用してみようという薄い動機だったのだが、
結果的に本当にカビゴン+ガラガラ+ポリゴン2という選出をする試合が度々あり、
やはり金銀における根本的な戦術の一端を担っているというだけあって、何年経っても色褪せない鉄板選出なのだということを強く実感させられた。

また、電磁波はカビゴンやガラガラへのサポートだけでなく、苛惨におけるサンダーのように、キュウコンとの連接もある。
キュウコンが簡単には身代わりを残せず、どうしても裸の状態でメロメロをぶっ放さないといけないシチュエーションというのは度々あるが、
その際に麻痺があれば、これが5割の博打でなく62.5%以上で成功出来るようになる。
キュウコンの怪しい光+メロメロのストコンに、更に磨きをかけるというわけだ。
これらが全て重なることで、実に相手は18.75%の確率でしか行動が出来ないようになる。
このように、キュウコンと同時選出する機会があるのだが、その際にWAのカビゴンが選出出来ない代わりに、
ポリゴン2がカビゴンの代役のような性能を発揮し、鈍い+恩返しで刺すことが出来るというケースもある。
持ち物の光の粉は、電磁波+自己再生で相手の攻撃を誤魔化す際に耐久力を増強してくれる。
ムウマがそこまで奇跡の実に強く依存しているわけではないため、奇跡の実を貰っても良いかも知れない。
ただ、実戦ではこのポリゴン2の光の粉がアホみたいに活躍してくれたため、結局このまま完成形となった。
巡り合わせというものは何だかんだで大事である。

●ムウマ
受けンタLIZAMとお世話になりっぱなしの、超優秀起点作りサポート。
このパーティも一番初めは、LIZAMと同様にキュウコンをこのムウマと組み合わせてみたいという考えから始まった。
キュウコンはリザードンと少し似ているところがあって、
他の炎ポケモンと比べて「準備さえ整えればそこから居座って全抜きを狙える」という性質を持っている。
そのため、サイクルしながら起点を作ることに長けているこのムウマと相性が良いのではと思い付いた。
リザードンとの重大な違いとしては、キュウコンは地震が効くので、カビゴンに地震の一貫性を持たれてしまうという点がある。
この一貫性を断つというのは、無効化を利用して毒ダメージや滅びカウントを稼ぐという点で極めて重要であり、
その点でキュウコンは、ムウマとの連接性ではリザードンに及ばない。
しかし、逆に秀でている点もあり、キュウコンはそもそもリザードンと違ってカビゴンと対面から戦えるポケモンである。
そのため、そもそも何度も何度もムウマで受け回す必要は無く、結果的に地震の一貫性に困るような場面はほとんど無い。

初めは、キュウコンの場合、相手の体力を削るよりも、とにかく一瞬の起点を作ることの方が大事だと考え、
どくどくではなく電磁砲型で使っていた(ログ1~14)。これによって第二の麻痺撒き要員となり、カビゴンやガラガラとのシナジーも効いて来る。
しかし、使っているとやはり電磁砲の5割という不確定性が気にならざるを得なかった。
特にこのムウマが打った電磁砲はほとんど相手に当たらなかったという実戦での不運もあったかも知れないが、
麻痺撒きとしてはポリゴン2が1匹居れば十分足りていることが分かって来て、
ムウマは普通にいつも通りの役割で使いながらサイクルを回すのが一番強いと思い、どくどく型に落ち着いた(ログ15~)。
実際、55カビゴンのミラー対決になった場合、こちらのカビゴンはミラーに弱い型なので、
ムウマを相手のカビゴン受けとして機能させる際に、電磁砲よりどくどくが圧倒的に有効となる。
このパーティにおいては怪しい光と滅びの歌が特に重要であり、これらを打ちながら果てることによって、
キュウコンが裸の状態からメロメロに頼ることなく、身代わりで起点を作りやすくなる。
また、相手の1匹残しに対して、滅びの歌をかければ、ムウマが倒されてもキュウコンの身代わりで詰ませられるというケースも。

●スターミー
この枠はなかなか決まらず、難航していた。
地面(特にガラガラ)やフーディンと言った、残りの弱点を埋めるには、やはり苛惨でも使っていたヘラクロスが相性が良く、
Lv.55ではないものの、「Lv.50 メガホーン/鈍い/眠る/寝言@先制のツメ」という型で、長らく使っていた。(ログ1~14、17~34)
鈍いの代わりにサブ技を持たせたり、眠るをやめてこらきしにする等の案もあった。
ただしサブ技は目覚めるパワー格闘にしてしまうと、HPが落ちる影響で55フーディンのサイコキネシスで中乱数一撃となってしまう。
このパーティにおけるヘラクロスは、対フーディン性能が極めて大事なので、それは出来なかった。
選出の段階で、ゴーストで止まってしまうのが不便だなと感じたことがあったので、地震に変更するのはアリだったかも知れない。
また、先制のツメも若干実験気味だったが、昔使っていた人が居て、ねむねご型で持ち物に困ったらアリな選択肢だと頭の片隅に入れていたもの。
フーディンやスターミーに対してノーダメージで瞬殺出来るかも知れないという旨味があり、
特に今回のパーティにおいてはそのあたりがモロにヘラクロスの仮想敵となるため、採用していた。
また、逆にヘラクロスが受け役割を持ちながら眠る+寝言で戦うような相手は、ヘラクロスより遅いポケモンが多いため、
先制のツメの誤作動によって困る場面も少ないと考えられる。
これも微々たる差だと思われるため、無難にピントレンズや銀の粉でも良かったかも知れない。
なお、途中、地面対策枠ということで、この枠でフシギバナやワタッコあたりを試したこともあった(ログ15~16)。

…だったのだが、対フーディンや地面絡みに対して、スターミーという案を思い付いた。
電磁波でカビゴン・ガラガラのサポートをしつつ、このパーティにおいては波乗りの攻撃範囲が魅力。
更に、スターミーを採用した決め手として、スイクン+エアームドのような組み合わせに対して、10万ボルトで刺せるというものがある。
このパーティはそれまで、キュウコンとガラガラを同時に止められる水ポケモンと、
カビゴンとポリゴン2とヘラクロスを同時に止められるエアームドあたりを併用されると、ほぼ詰んでしまうという決定的弱点があった。
ガラガラが大文字を持ってエアームドを倒せるようになったところで、別の水ポケモンに止められてしまい、意味が無かった。
そこに対する回答として、スターミーを思い付いた次第である。(ログ35~)
また、ポリゴン2の枠を、別の麻痺撒き要員として、スターミーで試してみても面白そうだな、とも考えていたが、
結果的にポリゴン2を削らずにスターミーと同時採用することが出来た。


●まとめ
元々キュウコンというポケモンに可能性を感じて組んだガチパであるが、
その他の部分も期待以上に綺麗に纏まり、初期の状態からの大きな変更点は結局、6枠目のスターミーのみとなった。
パーティ固定であるプチドラサマ杯'21/4/24においては、このパーティを使い4勝1敗で優勝することが出来た(ログ5~9)。
また同じくプチドラサマ杯'21/5/22でも、3勝1敗で優勝(ログ33~34)。
更にその間の野良試合(ログ10~32)に関しては、負け試合も5回しか無く、他は全て勝っており、
魔人島にしては珍しく、負けログをほとんど載せて勝ちログを10個以上は破棄しているほどなので、
このパーティをここで公開するログ34までの間は、少なく見積もっても勝率8割は超えている計算になる。
特にログ18~28の間は無敗で、推定14連勝ほどしていたと思われる(いくつか破棄しているのでうろ覚えだが)。
以上のような、本人ですら軽く引くぐらい勝ちまくれるパーティを組むことが出来て、
しかもキュウコンという新たな可能性を発掘すると同時に、パーティ全体の組み方も管理人の中では新たな一歩を踏み出せたため、
ほんの数ヶ月前に成功させた受けンタが霞むほど自己評価の高いパーティとなった。

<'22/1/17追記>
パーティ固定ルールのプチドラファントム杯'22/1/15にて、密命さんがこのパーティを使って優勝してくれました!
使用者による記事はこちら


ログ壱 …対55ダグトリオ、カビガラポリ選出
ログ弐 …対55リングマ、ポリ2からの繋ぎ
ログ参 …対55バクフーン、TAS
ログ肆 …対55バンギ、キュウコンでイケる?
ログ伍 …対55ドンファン、ムウマからの繋ぎ
ログ陸 …対55ダース、典型的カビガラポリ
ログ漆 …対55フー、ヘラとガラを刺す
ログ捌 …対55タンク、ムウマで場を整える
ログ玖 …対55ドンファン、全員でリレー
ログ拾 …対55ファイヤー、麻痺撒き2枚体制
ログ拾壱 …対55ムウマ、典型的カビガラポリ
ログ拾弐 …対55ヘラ、ポリ2が受からない例
ログ拾参 …対55ブラキ、コンボパに麻痺ゲーを
ログ拾肆 …対55カビ、ドンファンに役割集中
ログ拾伍 …対55ケンタロス、は?
  ログ拾陸 …対55カビ、ムウマで止めつつカビで
ログ拾漆 …対55カビ、50フーにキュウコンで挑む
ログ拾捌 …対55バンギ、初手キュウコンから展開
ログ拾玖 …対55カビ、滅びの歌の重要性
ログ弐拾 …対55タンク、ガラで負荷をかける
ログ弐壱 …対55タンク、誰で眠り粉を受ける?
ログ弐弐 …対55ガルーラ、滅びの歌で起点作り
ログ弐参 …対55カビ、マルマインをどう捌く
ログ弐肆 …対55フー、爪ヘラの真骨頂
ログ弐伍 …対55パル、昆布には麻痺ゲーを
ログ弐陸 …対55クラゲ、パル受けポリ2
ログ弐漆 …対55サンダー、キュウコンでいざ勝負
ログ弐捌 …対55クラゲ、凄絶なるヘラミラー!?
ログ弐玖 …対55ガラ、魑魅魍魎ひしめく難敵
ログ参拾 …対55タンク、キュウコンでサイクル
  ログ参壱 …対バランス、カビ受けはガラの起点
ログ参弐 …対55ガルーラ、ネール受けカビ
ログ参参 …対55ドンファン、エース抜き選出
ログ参肆 …対55カビ、キュウコンPP尽きる!?
ログ参伍 …対53ラフレシア、電磁砲カビ活躍
ログ参陸 …対53ランターン、電磁砲カビ活躍
ログ参漆 …対バランス、エース抜き選出
ログ参捌 …対55カビ、エース抜きでガラが決定力
ログ参玖 …対55スターミー、電気技が炸裂
ログ肆拾 …対55サンダー、トリプル麻痺地獄
ログ肆壱 …対55ヘラ、エースガン読みキュウコン
ログ肆弐 …対55ドンファン、サイクルで崩す
ログ肆参 …対55バクフーン、無効化の活かし方

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