最終更新日:'24/5/3  最終チェック日:'24/5/3
我流・個別分析 <サンダー>

変態ポケモン図鑑はこちら


<概論>

ご存知、専用アイテムの電気球ピカチュウを除けば最強火力である電気技の使い手でありながら、
属性・種族値ともに耐久力まで発揮して来る、まさに伝説の称号を与えられるに相応しいポケモン。
特に電気・飛行タイプという組み合わせは、電気から見たら弱点である地面技を無効化出来るのは余りに大きく、
逆に飛行から見たら、電気タイプを持つことによるデメリットは完全に何一つ無いという、極めて理想的な組み合わせである。
他の準伝説の例に洩れず、覚える技のレパートリーは比較的少なめだが、鬼のような火力の電気技に加え、
それと抜群に相性の良い目覚めるパワー氷を持たせれば、この2つだけで大半のポケモンと戦えるほど。
その目覚めるパワーのせいで、サンダーを比較的安定して受けられるポケモンは、ライコウやハピナスなど極少数に絞られる。
一撃無し2000ルールで最強のポケモンがカビゴンならば、2番目はこのサンダーと謳うプレイヤーも多く、
それだけ対戦環境に多大な影響を及ぼしているポケモンと言える。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■■■■■■□ 出番の多さ■■■■■■■■■□
複数対決性能■■■■■■■■■■ 使い方の多様性■■■■□□□□□□
対カビゴン性能■■■■■■■■□□ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■■■
対その他の一線級■■■■■■■■■■ 個人的総合評価■■■■■■■■■■


<優劣関係>

格好の餌ヘラクロス カイリキー パルシェン スイクン エアームド
割と有利スターミー ムウマ ブラッキー ファイヤー リザードン ミルタンク
場合によるハガネール ナッシー ゲンガー ガラガラ フシギバナ バクフーン
割と不利カビゴン サイドン バンギラス フーディン マルマイン ケンタロス
天敵ライコウ ハピナス エレブー


<防御面>

55めざ氷食べ残し55めざ氷52めざ氷50めざ氷
55磁石サンダーの雷低確率2発高確率2発確2確2
55ライコウの10万ボルト高確率4発確4高確率3発確3
55ファイヤーの大文字確3超低確率2発超高確率2発確2
55カビゴンの捨て身タックル確3確3微高確率2発確2
50カビゴンののしかかり乱数5-6発超高確率4発確4低確率3発
55めざ霊カイリキーの岩雪崩確3確3超低確率2発微高確率2発
50ナッシーのサイコキネシス中乱数4発確4中乱数3発超高確率3発
50パルシェンの冷凍ビーム超低確率2発低確率2発確2確2
50パルシェンの大爆発低確率1発低確率1発高確率1発確1


<技候補>

属性一致メイン技。磁石と併用すれば同レベルのカビゴンを乱数3発というブッ飛んだ火力
10万ボルト属性一致メイン技。雷との選択。これでも火力は充分過ぎるほど
めざ氷サブ技筆頭候補。これによって多くの地面ポケモンにはタイマンで勝ててしまう
ドリル嘴サブ技筆頭候補。低レベルで使う際には格闘や草への遂行技として持たせることが多い
めざ水サブ技候補。草への決定力が無くなるが、ハガネールやイノムー、サイドン等に強くしたい場合に。
めざ草サブ技候補。対ヌオーの他、水ポケモン相手に命中の低い雷を打ちたくない場合の保険にもなる。
眠る薄荷or奇跡の実で1回だけ回復出来ると強い、という場面は多い。
寝言コレによってかなり安定した耐久から馬鹿火力の雷を連射することが出来る。
吹き飛ばし
吠える
10万ボルト+めざ氷の優秀な火力と攻撃範囲で昆布を決めればとても強い。
どちらも覚えるので好きな方を選んで良い。
威張る鬼のような火力に、全てを破壊する力を与える世にも恐ろしい技。ハイリスクなので身代わりと併用したい
身代わり基本的には威張ると併用。状態異常の他、Lv.50の自爆に対して牽制出来るのが強い
電磁波低レベルでサポートする場合の補助技有力候補。鈍足のカビゴンやガラガラと相性が良い
リフレクターこちらも低レベル補助技有力候補。味方にもそうだが、サンダー自身も物理に対して硬くなる
どくどく補助技選択候補。サポートの仕方によっては電磁波よりこちらという場合も。
雨乞い雷やめざ水と相性が良い。雷が必中になって連射出来るのを巧く利用したい
めざ地純電気ポケモンへの最強の役割破壊。汎用性は狭いがライコウに抵抗出来るのはかなり美味しい
めざ格ハピナスやバンギラスへの役割破壊。一応ハガネールやサイドンにも軽いダメージ
捨て身タックル物理で殴ってもそれなりの火力が出る。同じ倍率相手ならドリル嘴と同火力
鈍い上記のいくつかの物理技を使いたい場合に、火力アップとして併用しても良い。
めざ炎ハガネール、イノムー、ナッシーとなかなか美味しいところを突いてくれる役割破壊。
日本晴れ雨乞いだけでなくこちらも覚える。めざ炎の火力アップ。当然雷との相性は最悪
砂嵐火力アップに繋がるが、自身もダメージを喰らう諸刃の剣。
泥かけ
岩砕き
その他ニッチなサポート技たち。とにかく数値があるので、極論何をやらせても強い。
ものまね数値が高く、技が少ないポケモンにはピッタリの技。
ゴッドバード漢の浪漫
光の壁Lv.60以上限定なので、2000ルールでは使えません!ご注意を。


<型サンプル>

Lv.55 雷/目覚めるパワー氷/威張る/身代わり@食べ残し

サンダーは決して様々なタイプの攻撃技を覚えるわけではないが、
電気玉ピカチュウに次いで強力な雷と、それと抜群の相性を誇る目覚めるパワー氷があるだけで、基本的には事足りている。
そのため、残りの2枠を使って、この2つの攻撃技だけでは攻略しきれない、
カビゴンやハピナス、ライコウと言った相手を対策して行くのが基本の考え方となる。
その最も分かりやすい回答が威張る+身代わりコンボで、
金銀で「いばみが」コンボが出来るポケモンは数多く居るが、その中でも頂点に君臨する強さである。
混乱によって、単体でもLv.55食べ残しカビゴンを突破し得るどころか、
撒き菱を絡めてサイクルすることが出来れば、高レベルライコウやハピナスの突破すら現実的となる。
サンダーとしてはLv.55ガラガラにタイマンで5割以上の有利が取れるという点や、
意外と厄介なフシギバナに対して、対面からなら完封出来るという点もかなり美味しい。
威張るは運ゲーになりやすいが、身代わりである程度の部分はカバーされ、
特にハピナス、ライコウ、イノムーあたりに対しては、そもそも威張るによる攻撃力UPのデメリットを全く受けない。
かつてこの型が一般的でなかった頃は、Lv.50のライコウやイノムー等でLv.55サンダーを受けることも多かったが、
それらを容赦なく崩壊させたのがこの型と言っても良いだろう。
2012年の段階で、いばみがサンダーの立ち回りや構築について、某氏がこちらこちらの記事にもまとめている。
記事にもあるが、雷の枠は、命中率を気にするなら10万ボルトでも可。
サブ技は目覚めるパワー水なども候補になるが、
それが有効なイノムーやハガネールに対しては、元々威張るで優位を取れるため、基本的には普通に氷が良いだろう。
交代際の状態異常には弱いため、どくどくを持っているかも知れないエアームドに安易に後出ししたりはしない方が良い。
パーティ … サンダーミルタンクWA(2021)
パーティ … サンダーケンタロスWA(2012)
ログ … いばみがサンダー
ログ … いばみがサンダー2
ログ … いばみがサンダー3
ログ … いばみがサンダー4
ログ … めざ水サンダーが刺さる例


Lv.55 10万ボルト/目覚めるパワー氷/吹き飛ばし/眠る@奇跡の実

いわゆる昆布型のサンダー。お供に撒き菱を撒けるポケモンは必須。
試行回数を稼いで上振れを狙ういばみが型に対し、こちらは相手の交代などに対して読みを入れることで決定力を出して行く型。
より上級者向けで、読みを当て続けることさえ出来れば、どこまでも際限なく決定力を伸ばすことが理論上可能となる。
特筆すべきはLv.55食べ残しカビゴンに対する性能であり、たとえカビゴンが寝言を持っていたとしても、
撒き菱を撒いてある状態で吹き飛ばしを駆使すれば、みるみるうちに体力を削り、10万ボルトだけであっさり崩せたりする。
55カビゴンパーティが抱える代表的な弱点として、この55昆布型サンダーが挙げられることがあるというぐらいである。
このあたりは感覚的には分かりづらいと思うので、下記のログを参考にしてもらうと良いだろう。
また、昆布型のサンダーの立ち回りやパーティに関して、こちらこちらの記事も参照されたい。
いばみが型に比べて安定性を要求される型なので、メイン技は基本的には10万ボルトが普通。
パーティ … 電気QA(2017)
パーティ … サンダーバンギラスWA(2014)
パーティ … ケンタロスガラガラサンダーTA(2013)
ログ … 昆布でハピナスを倒す
ログ … 吠えループでカビゴンを倒す
ログ … 吠えループでカビゴンを倒す2
ログ … 吠えループでライコウを倒す
ログ … 吠えループでライコウを倒す2
ログ … 吠えループでライコウを倒す3
ログ … 撒き菱無し吠えループでカビゴンを倒す
ログ … 撒き菱無し吠えループでカビゴンを倒す2


Lv.55 雷/目覚めるパワー氷/眠る/寝言@ピントレンズ

2010年頃に爆発的に人気が出て、当時一世を風靡した眠る+寝言型サンダー。
これまで紹介した型に比べると完全に防御寄りで大人しい型だが、
当時はLv.55サンダーというもの自体が少なく、
サンダーにフルにレベルを振った上で、高火力の雷をぶん回すのは、それだけで十分な脅威となっていた。
この型に強いLv.51以上の怪しい光+身代わりスターミーが台頭したり、
ライコウもLv.50では受けが安定しなくなってLv.51以上が普通になったりと、対戦環境に与えた影響力は計り知れない。
持ち物は当初は磁石が人気があり、当時台頭していた食べ残しを持たないLv.55カビゴンを中乱数3発で倒せたり、
Lv.55サンダーのミラーマッチにおいて、高確率2発で倒せるようになったりするが、
当時のメタ的な色が強かったので、より汎用性があるのはピントレンズと言えるだろう。
一応磁石はこの他に、Lv.55カイリキーを超高確率2発、Lv.50食べ残しカビゴンを超高確率3発などの恩恵はある。
耐久に関しては当然これまでに挙げた型よりも硬く、中レベル程度のライコウの10万ボルトぐらいなら3発耐えるので、
こちらは寝言で粘り続けてライコウ側を逆に眠りに追い込むことが出来る。
2010年以降、対策が進んでからはかつてほどの勢いは無いが、
いばみがや昆布型が主流になると、逆にこの硬さとピントレンズによる突破性能が活きることはある。
また、全く同じ型を中レベルや低レベルで使っても、受け役割をこなしつつ密かな決定力を出すことが出来る。
特に、Lv.50でも50カビゴンののしかかりを高確率で3耐えでき、寝ていれば麻痺は喰らわないため、
鈍いを持たない50カビゴンに対して受けながら戦うことが出来たりする。
パーティ … カイリューキュウコンペルシアンTA(2022)
パーティ … ハガネールドククラゲWA(2019)
パーティ … サンダーカイリキーWA(2014)
パーティ … ガラガラサンダーポリゴン2カイリキーQA(2011)
パーティ … サンダーSA(2011)
ログ … 55サンダー対策を怠るとこうなる
ログ … 中レベルでもピントレンズ+雷で決定力1
ログ … 中レベルでもピントレンズ+雷で決定力2
ログ … 低レベルでカビゴン受けとして使う


Lv.55 雷/ドリル嘴/目覚めるパワー水/眠る@薄荷の実

昔から細々と存在し続けている、セミフルサンダー。ドリル嘴を持たせることによって草に強くなるため、
目覚めるパワーのタイプを水で使うことが出来て、イノムーやハガネールも簡単に倒せるようになるという仕様。
ドリル嘴は物理技なので、ハピナスもそれなりに追い込むことが出来る(タイマンで突破するのは難しいが)。
また、目覚めるパワーは地面で使われる場合もあり、この場合サンダーとしては珍しく、
ライコウなど純電気ポケモンに強くなれるという大きなメリットがある。
当然その反面、地面の弱点を突けなくなるため、ガラガラやサイドン等には滅法弱くなる。
パーティ … エース追加型(2022)
パーティ … サンダーSA(2008)
ログ … セミフル吹き飛ばしサンダー
ログ … セミフル吹き飛ばしサンダー2
ログ … セミフル吹き飛ばしサンダー3
ログ … セミフル吹き飛ばしサンダー4
ログ … 剣の舞+バトンタッチサポートを受けてドリル嘴を強化


Lv.55 10万ボルト/目覚めるパワー氷/電磁波/吹き飛ばし@食べ残し

吹き飛ばしで昆布を狙いつつ、電磁波による麻痺撒きまで狙う欲張りセット。
この型の大きな特長は、電磁波によるサポートが出来るため、自らが決定力を出し切れなくても、
その麻痺を利用してLv.50のカビゴンやガラガラから決定力を出すというコースも採れるという点である。
昆布サンダー自体を受けるのと、電磁波+物理決定力を受けるのを、両方やろうとすると無理が生じるため、
どちらかの筋で決定力を出せるというギミックになっている。
その分、眠るも身代わりも持っていないため、サンダー自身のHP管理や状態異常のケアは慎重に行う必要がある。
なお、サンダーエースではなく、Lv.55のカビゴンやガラガラエースのパーティに、
サポート役としてLv.50でこのようなサンダーを採用することも出来る。
やはり、電磁波による麻痺サポートはもちろん、パルシェン等と併用することによって、
エースの代わりにサンダーから密かに昆布で決定力を出したりすることが狙える。
かつて一世を風靡した、Lv.55薄荷の実カビゴンエースのパーティにもサポートとして起用されていた(こちらの記事参照)。
パーティ … サンダーSA(2023)
ログ … 55電磁波司令塔サンダー昆布
ログ … 55電磁波司令塔サンダー昆布2
ログ … 55電磁波司令塔サンダー昆布3
ログ … 55電磁波司令塔サンダー昆布4
ログ … 撒き菱無しでも55食べ残しカビゴンを吹き飛ばしのみで突破出来る
ログ … 役割関係によってはサンダーでハガネールを受けても良い


Lv.55 雷/目覚めるパワー氷/威張る/吹き飛ばし@食べ残し

2017年頃に某氏が考案した、いわゆる「いばとばサンダー」。
威張るサンダーを使う際に、身代わりはあくまで防御手段であり、必ずしも必要ではないという考え方がある。
そこで、その枠に吹き飛ばしを持たせ、昆布まで出来るようにするという、これまた欲張りセットな型。
基本的には上記の電磁波+吹き飛ばし型と理念は似ていて、様々な崩し筋の構築が出来る反面、
耐久面では弱くなるものと思っておけば良いだろう。
あとは考案者によるこちらの記事を参照されたい。
ログ … 威張る+電磁波を併用したサンダー


Lv.50 10万ボルト/ドリル嘴/電磁波/リフレクター@黄金の実

低レベルサポートでサンダーを使う場合の一例。
エースで使う場合と違って、適切な相手に対して受け役割を遂行したい場合が多く、
特に格闘や草ポケモンを相手したい場合が多いため、サブ技はそれらに対して有効打となるドリル嘴が使われることが多い。
草ポケモンに対しては目覚めるパワー氷でも弱点は突けるものの、
基本的にはドリル嘴の方が火力が出て、めざ氷では3発かかるところを、ドリル嘴なら2発で倒せる相手が多い。
残りの2枠はサポート用の技を持たせるのが基本で、
サンプルでは電磁波+リフレクターとしたが、この他にどくどく、吹き飛ばしあたりも候補。
もちろん、眠る+薄荷の実で回復出来るようにしても良い。
パーティ … ニドクインSA(2020)
パーティ … キュウコンヘラクロスWA(2018)
ログ … 電磁波+リフレクターサポート
ログ … 電磁波+リフレクターサポート2
ログ … ドリル嘴で役割遂行しつつ電磁波サポート
ログ … ドリル嘴の範囲自体が刺さる場合も


Lv.50 雷/ドリル嘴/眠る/寝言@ピントレンズ

低レベルでこのように眠る+寝言で運用する手もある。
前述したように、Lv.50カビゴンののしかかりを高確率3耐え出来るため粘れるようになるというのもあるが、
眠り粉を打って来るナッシーやフシギバナに対して強く出られたり、
岩技で役割破壊を狙って来る格闘ポケモンに対しても、受けの精度が高くなる。
また、かつてはLv.55で眠る+寝言で鈍いを積んで来るカイリキーというのが居て、
低レベルで10万ボルト程度しか打てないサンダーだとこれに強行突破されてしまう恐れがあったが、
ピントレンズ+ドリル嘴ならばそれも対策出来るという側面を持ち、昔から使われることがあった模様。


Lv.52 10万ボルト/目覚めるパワー氷/リフレクター/眠る@奇跡の実

バランス編成において、中レベルで運用する場合の一例。
サポートとしても決定力としても扱える絶妙なポジションで、
眠る+寝言型で受け役割を持たせたり、昆布型で決定力を担ったり、電磁波や吹き飛ばしでサポートする等の選択肢がある。
Lv.52によって、Lv.55のガルーラやファイヤーと言った面々に先制出来るようになる。
この他、Lv.52サンダー自体の性能についてこちらの記事も参照されたい。
パーティ … サンドパンHA(2022)
パーティ … カイリキーヘラクロスWA(2013)
パーティ … 51パルシェンジュゴンバランス編成(2013)
パーティ … バンギラスSA(2012)
ログ … 中レベルでも昆布でカビゴンを倒す
ログ … 中レベルでも昆布でカビゴンを倒す2
ログ … 中レベルでも昆布でサンダースを倒す
ログ … 低レベルでナッシー+ガラガラ受けとして使用


Lv.55 雷/目覚めるパワー水/雨乞い/眠る@奇跡の実

雨乞いを採用することで、雷を必中にし、目覚めるパワー水も強化させるという型。
特に雷は、元々Lv.55食べ残しカビゴンを4発で倒せるため、急所待ちには持ち込めるはずなのだが、
命中率70%の攻撃技で急所待ちなんていうのはあまりにも非現実的だった。
しかし、必中ならば急所待ちも現実的になるため、眠るで粘って来るカビゴンをシンプルに突破出来る可能性が出て来るのは見逃せない。
草ポケモンの弱点は突けないものの、雨乞いによって光合成の回復量を半減させることが出来るため、
草ポケモン側からしてもなかなか厄介な存在。
また、雨乞いによってパワーアップした目覚めるパワー水のダメージは、地味にライコウに対しては雷を上回る。
更に攻撃的にするなら、眠るの枠をドリル嘴にして、ハピナスも突破しやすくする、などが考えられる。
ログ … 雨乞いセミフルサンダー
ログ … 雨乞いセミフルサンダー2


Lv.55 雷/ドリル嘴/目覚めるパワー地面/鈍い@食べ残し

サンダーは流石に準伝説ポケモンだけあって、普段あまり使わない物理攻撃種族値も90と立派に備えている。
実は、電気ポケモンの中ではライチュウと並んで、攻撃力No.1タイなのである。
そこからの属性一致ドリル嘴はもちろん、物理タイプの目覚めるパワーも、鈍いと併用することでそれなりの火力になる。
ここで見逃せないのが目覚めるパワー地面で、天敵だったライコウを始めとする純電気ポケモンへの、ほぼ唯一とも言える役割破壊となる。
目覚めるパワー地面でLv.55めざ氷個体のライコウを、実に中乱数3発で倒すことが出来る。
鈍いを1回積めば、やや低確率ではあるが乱数2発の芽も出て来る。十分突破可能と言えるだろう。
また、天敵のハピナスに対しても、ドリル嘴単発では微妙に押し切れなかったりもするが、
鈍いを1回積んでもLv.50ハピナスには先制しつつ、ドリル嘴で余裕で2発で倒せるようになる。
この攻撃範囲はあくまで一例であり、他には例えば目覚めるパワー格闘で、カビゴンやバンギラスを倒しやすくする等も考えられる。
攻撃力が上がるが素早さが下がってしまう鈍いの代わりに、5割の確率で相手の防御を下げる岩砕きという手も…!?
ログ … めざ地サンダーが刺さる例
ログ … フルアタ岩砕きサンダー
ログ … フルアタ岩砕きサンダー2
ログ … フルアタ岩砕きサンダー3


Lv.55 10万ボルト/捨て身タックル/鈍い/吹き飛ばし@食べ残し

一応、鈍い+吹き飛ばしコンボを狙う手もある。
対面して鈍いを合わせて来るカビゴン等に対しては、
お互い積み合った末に吹き飛ばしで相手だけ一方的に退場させてしまうというコンボで初見殺しが狙える。
技スペース的に物理技を2種類以上持たせるのはどうしても厳しいので、
サンプルでは1本で汎用的な決定力を出せる捨て身タックルとしてみたが、ここは他の技でも可。
なお、捨て身タックルは属性不一致の威力120なので、これは属性一致の威力80のドリル嘴と全く同火力。
ただ、ドリル嘴だと苦手な電気ポケモンに対して決定力にならないのが痛い。


Lv.55 ドリル嘴/鈍い/吹き飛ばし/眠る@食べ残し

もはや半分はネタの領域だが、昔はこういう型も存在した。
サンダーと言えばまず電気タイプありきというイメージがあると思うが、
敢えて飛行ポケモンという視点で見てみると、
電気タイプの複合というのは、弱点のひとつである電気技を等倍に打ち消してくれる上、
弱点は何ひとつ増えないため、実は全くデメリットが無い、理想的な複合属性なのである。
なので、「優秀な飛行ポケモン」という視点でサンダーを見ると、こういった型も視野に入って来る。
実際は、電気ポケモンに呆気なく撃ち落とされる。


Lv.55 身代わり/鈍い/影分身/眠る@食べ残し

闇の世界のサンダー。型についての詳細は個別分析のガルーラや、技辞典の悪足掻きの項目を参照されたい。
型が割れていれば、氷弱点を突いてパルシェンなどであっさり対策出来てしまったりするが、
本来天敵である場合が多い、カビゴン・ハピナス・ライコウのいずれに対しても、
タイマンから有利を取れてしまうというのが何よりも恐ろしい。
あまり考えたくはないが、決して無視は出来ない型と言える。


Lv.55 10万ボルト/目覚めるパワー水/砂嵐/吹き飛ばし@食べ残し

砂嵐によって決定力を伸ばせるため、一応紹介。
当然、自分自身も砂嵐ダメージを食らうため諸刃の剣となるが、
砂嵐ダメージを受けない地面・岩・鋼ポケモンというのは、軒並み特殊耐久の低いポケモンばかりなので、
高火力特殊ポケモンで砂嵐を起こすというのは、攻撃面においては理に適っており、かなり受けづらい存在となる。
サブ技の目覚めるパワーは、砂嵐との相性を考えると、氷よりも水の方が少しだけ良い。
草ポケモンの弱点こそ突けないものの、砂嵐で定数ダメージを与えつつ、光合成の回復量を半減させることで苦しめることが出来る。
残りは更に砂嵐昆布まで狙えるように吹き飛ばしにしてみたが、この枠はご自由に。


Lv.55 10万ボルト/目覚めるパワー炎/日本晴れ/眠る@奇跡の実

電気ポケモンとしては珍しく、日本晴れも覚える。
当然、大文字やソーラービームを覚えるわけではないため、使うならば目覚めるパワー炎との併用になるが、
電気ポケモンによる炎技というは、地面の弱点こそ突けないものの、
ナッシー・イノムー・ハガネールの弱点を全て突けるという点で独自性を持っている。
デンリュウの炎のパンチを想像すると良いだろう。
もちろん、ライコウに対する日本晴れ+めざ炎のダメージも、雨乞い+めざ水のダメージと同じ。
雷の命中率は50%になってしまうため、当然メイン技は10万ボルト採用となるのが自然だが、
地味に雷サンダーとのミラーマッチに強くなると言った効果も期待出来るかも知れない。
個体値減少によって、HPがかなり落ちてしまう点に注意。


Lv.55 雷/恩返し/ものまね/守る@食べ残し

数値が高く、技のレパートリーが少ないというポケモンは、必然的にものまねと相性が良いことになる。
これはものまねを生かした型の一例。あとは下記のパーティ・ログ参照
パーティ … サンダーSA(2010)


<対策例>

・ライコウ
最強のサンダーキラー。と言ってもサンダーが強すぎるので、完璧ではない。
Lv.51以上のライコウならば、確実にサンダーに先制しつつ、雷も確実に3耐えまではすることができ、
10万ボルトか目覚めるパワー氷で4発以内に倒すことは出来る。
眠る+寝言ならより盤石だが、サンダー側も威張るや吹き飛ばしを絡めて強行突破を狙って来る。
Lv.55ならば、10万ボルトや目覚めるパワー氷で55サンダーをほぼぴったり3発で倒せるようになり、かなり精度が上がる。
ライコウが吠えるを持っている場合、サンダーを起点にして昆布を狙うことが出来るが、
逆にサンダー側も吹き飛ばしを持っていて、昆布ミラーになった場合は注意。
金銀では、お互いが吠える/吹き飛ばしを選択し合った場合、先攻が失敗し、後攻が成功するという仕様がある。
そのため、ライコウの吠えるとサンダーの吹き飛ばしがかち合った場合、後攻のサンダーの方が成功し、
ライコウは強制的に引っ込まされてしまう。
その上で、パルシェン等の起点が引きずり出されてしまうと、逆にサンダー昆布の餌食になってしまうことがある。
これは昔からよくある落とし穴で、ライコウ昆布を使う際には、サンダーの前で調子に乗って吠えるを選択するのは危険。
カビゴン等、サンダーに強い駒をもう一枚用意したり、単純にサンダーを上から殴る動きをした方が良い場合が多い。
目覚めるパワー地面は諦めよう。

・ハピナス
サンダーがドリル嘴を持っていない場合、ライコウ以上に安定した受けとなる場合がある。
ライコウと違って上を取れるわけではなく、火力があるわけでもないため、
撒き菱を撒かれた上で何度もサイクルされたり威張るを絡められたりすると厳しくなって来ることもあるが、
諦めずに辛抱強くタマゴ産みで粘りつつ、冷凍ビームの試行回数を稼いでいれば、いずれ凍らせたり、急所で突破出来る場合も多い。
タマゴ産みのPPが切れることはそうそう無いため、
とにかく勝ち急がず、我慢して回復し続け、隙を突いて冷凍ビームを打って行くのがコツ。
眠るを持たない型には、どくどくを入れるのが最も効果的。
身代わりにはシャットアウトされてしまうが、先制のツメを持っていれば、いずれ上から本体に毒を入れられる。
これも、じっくり試行回数を稼いでいればいずれ成功することなので、焦らず機会を待つこと。
眠る+寝言型に対しては、突破される心配はほぼ無いが、逆に粘られて冷凍ビームのPPを枯らされてしまう危険性がある。
対処法としては、先制のツメ発動に賭けて試行回数を稼ぐこと(4発当てるか急所に当たれば突破出来る)、
サンダー側のPPが少ないことを突いて、PP戦に持ち込んでしまうこと、が挙げられる。
ドリル嘴を打たれると流石に厳しいが、それでも2発で倒れるわけではないため、
一応タマゴ産みで粘りながら冷凍ビームを狙うことは出来る。
ハピナスがリフレクターを持った型ならば、ここも安全に受け切ることが出来る。

・カビゴン
サンダー側も必死にカビゴンを突破出来るよう対策して来る、というぐらいには本来カビゴンはサンダーには強い。
まずLv.55同士の完全タイマンならば少なくともガン有利で、威張るにはワンチャン取られてしまうが、
その他の型に対してはほとんど負けが無いと思って良い。
特にサンダーが10万ボルトの場合は、サンダー側はほぼ詰んでいて、急所に当たっても素眠りで受かってしまう。
下手に起きて捨て身タックルで殴ったりすると、追加効果の麻痺からワンチャン取られてしまう危険性があるため、
サンダーの電気技のPPが切れるまで眠るを繰り返し、切れてから反撃に移った方が確実。
威張るサンダーに対しては、余裕があるターンは鈍いを積むのが最大の防御策になる場合がある。
金銀では、攻撃ランクがMAXになった相手には威張るは失敗するという仕様があるので、
さっさと攻撃力を上げ切ってしまえば、威張るを無効化して安全になることが出来る。
Lv.50カビゴンだと、55サンダーには雷3発で倒されてしまうため受けが利かないが、
眠るで粘れない代わりに、自爆で圧力をかけるということが出来る。
自爆されたくないサンダーはカビゴンの前からは逃げて行くので、結果的に50カビゴンでもそれなりにサンダーを流すことが可能。
撒き菱を撒かれてからのサイクル戦に持ち込まれてしまうと、一気に不利になる危険性があるので注意。
Lv.55の眠る+寝言で、昆布に対してもある程度粘れるようにするか、
電磁砲などでパルシェンに撒き菱を撒く隙を作らせないようにする、等の対処が必要となる。

・ハガネール
サンダーの電気技を無効化しつつ、サブ技の目覚めるパワー氷でも弱点を突かれず、
かつ大爆発で圧力をかけられるという唯一のポケモン。
特殊耐久は高くないが、サンダー側は基本的にめざ氷を打つしか無いので、何度か流すことが出来る。
この際に食べ残しがあればベターだが、黄金の実でも悪くない。
肝心のサンダーへの打点が、ほぼ大爆発しか無い点に注意。ラス1のタイマンでは使えない。
身代わりに対しては、吠えるで退場させられるので問題無いが、これもサンダー側が1枚残しだと通用しないので注意。
岩雪崩を持っていると、大爆発に頼らずサンダーへの打点を持つことができ、身代わりも壊すことが出来るのでベターだが、
普通にどくどく+吠える型でも、サイクル戦においてはサンダーをある程度流すことが出来る。
サンダーの目覚めるパワーが水だったら諦めよう。

・マルマイン、サンダース、エレブー、ライチュウ
ライコウ以外にも、サンダーに同速以上を取れる純電気ポケモンで、ある程度有利を取れる。
いずれも電気技を半減しつつ、目覚めるパワーでも弱点を突かれず、
逆に自身の電気技によって、サンダーにそれなりのダメージを与えることが出来る。
マルマインは上からの大爆発の圧力が常にある他、光の壁からの大爆発で、エースをサンダーに強くする動きが採れる。
サンダーが眠るを持っていない場合、上からの電磁波も脅威となり、対面からサンダーを引かせることが出来る。
サンダースも同様に上からの電磁波で対策出来る他、身代わりで起点にして、そのままいばみがで全抜きを狙ったりすることも出来る。
また、ライコウと違ってLv.50でも55サンダーに先制出来るため、レベルを振れない場合に、
簡易的なサンダー対策として、Lv.50で眠る+寝言などで運用することも出来る。
エレブーはLv.54以上で55サンダーに先制。実質エース限定となるが、
冷凍パンチ+クロスチョップの広範囲によって、サンダーを起点にしながら全抜きを図れるという貴重なエース。
ライチュウはサンダーと同速なので安定はしないが、アンコールで行動を縛ることが出来る。
サンダーの目覚めるパワーが地面だったら諦めよう。

・レアコイル、デンリュウ
サンダーより遅い電気ポケモンは、上からの威張るなどによって安定した受けは出来ないが、
受けようとせず、逆にサンダーを対面から起点にするような攻撃的な動きが出来ると強い。
サンダーの目覚めるパワーが地面だったら(ry

・イノムー、ヌオー
ハガネールと同じく、電気技を無効化しつつ、目覚めるパワー氷でも弱点を突かれないポケモン。
それでも、特殊耐久は低いので、ギリギリの受けになってしまうため、眠る+寝言で必死になってようやく対策出来るレベルになる。
幸い、いずれも地震+冷凍ビームの2本だけで攻撃範囲は足りている。
ヌオーの冷凍ビームは不一致なので打点はイマイチだが、それでもサンダーを4発で倒せるため、急所待ちにはなる。
ピントレンズを持たせておくと良いだろう。
いずれも、物理技の地震はサンダーに完全に無効化されてしまうため、サンダーがフリーで威張るを打ててしまう点には要注意。
ここへの対策として、冷凍ビームではなく、岩技をサブ技に持たせるという手もある。
これならば、サンダーの威張るにリスクをかけることが出来る。
ヌオーは目覚めるパワー岩しか無いが、イノムーは岩雪崩か原始の力を使える。
サンダーの目覚めるパワーが水や草(ry

・サイドン、ゴローニャ
目覚めるパワー氷で弱点を突かれて2発で倒されてしまうが、圧力をかけることは出来るポケモン。
サイドンはそのめざ氷に対してカウンターを決めることで、サンダーを一撃で倒すことが出来る。
めざ氷を打てないとなると、サンダーは途端にサイドンへの打点を失うので、
カウンターでガン待ちしつつ、めざ氷を打って来ないようなら隙を見て鈍い+岩雪崩で攻め込めば勝てることになる。
ただし、サンダーが身代わりを持っている場合、択ゲーになってしまうので注意。
カウンターに対して身代わり、その他に対してめざ氷を打たれてしまうと負けてしまう。
なお、サイドンがLv.55で食べ残し持ちならば、ギリギリ目覚めるパワー氷を2耐え出来て、岩雪崩2発で倒せるため、
単純な殴り合いで勝つことが出来る。
ゴローニャは、低レベルだと岩雪崩の火力が足りず、サンダーに2耐えされてしまうが、その代わり大爆発の圧力がある。
また、黄金の実を持っていれば、めざ氷を2耐え出来るようになるので、流しの精度が上がる。
サンダーの目覚めるパ(ry

・バンギラス
雷を確定で2耐えしつつ、岩雪崩で余裕で2発で倒せるため、単純な殴り合いでサンダーに勝てる。
対サンダー性能はあくまで「タイマンで勝てる」という程度なのだが、
特筆すべきはサンダーと同時に選出されやすい、Lv.50のパルシェンやカビゴンに対してもまとめて強いという点。
どこかしらから崩すことができ、枚数差を付けて行くことを狙いやすい。
サンダーの目覚めるパワーが格闘だったら・・・ギリギリ2耐え出来るのでタイマンなら勝てまぁす!!!!!!

・フーディン
Lv.55のアンコール型ならば、基本的にサンダーにタイマンで有利を取ることが出来る。
上からサイコキネシス3発で倒すことができ、10万ボルトはギリギリ2耐えするので、単純な殴り合いで勝つことが出来る。
サンダーが眠るなどを使って来たら、それをアンコールすれば勝ちが決まる。
サンダーが雷だった場合は2発で倒れてしまうが、自己再生で粘れば、外れを狙うことが出来る。
雷圏外まで回復出来たら、再びサイコキネシスで反抗すれば良い。
なお、Lv.50であっても、55サンダーに先制することが出来る。
殴り合いで勝つのは難しいが、それでもサイクルの中でサンダーの眠るや身代わり等をアンコールで縛ったり、
ある程度HPが削れたサンダーに対して上からトドメを刺したりすることは出来るため、サイクルにおいて大いに役に立つ。
もし光の壁+アンコールまで持っていれば、Lv.50ですら55サンダーにタイマンで有利を取れる。
サンダーの目覚めるパワーには動じませェェェェん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

・エンテイ、バクフーン、キュウコン、ギャロップ
サンダーと同速以上を取れる純炎ポケモンは、サンダーとの完全タイマンにおいて基本的に互角以上を張ることが出来る。
いずれも10万ボルトなら2耐えでき、雷は基本的に2発で倒れてしまうのの、日本晴れで命中率を下げることが出来る。
その上で日本晴れ+大文字で基本的にサンダーをほぼ2発で倒すことが出来る。
キュウコンはそこまでの火力が無いが、代わりに耐久が高く、食べ残しによって雷をも2耐え出来る。
ギャロップは唯一サンダーに確実に先制出来る炎ポケモンであり、
日本晴れの他、上から催眠術や、雷の外れ期待の身代わり等の択もある。
サンダーの目覚めるパワーが水だったとしても10万ボルトと同火力なので大丈夫でェェェェェす!!!!!!!!!!!!

・ケンタロス
Lv.55破壊の遺伝子+破壊光線型で、サンダーにタイマンで有利を取れることは有名。
サンダーに先制した上で、雷を1回は耐えるため、少なくとも2回は動く猶予がある。
そのうち1回でも動けば、その瞬間破壊光線で超高確率一撃でサンダーを倒すことが出来る。

・カメックス、ドククラゲ
Lv.55ならばサンダーの雷を確定で耐えるため、対面からミラーコートで一蹴出来る可能性を秘めている。
雷を打てないとなるとサンダーは目覚めるパワー氷でチマチマ削るしか無くなり、
食べ残しを持っていればほとんどダメージは入らない。
そのうち冷凍ビームなどで反転攻勢を取ることが出来る。

・ゲンガー、エーフィ
Lv.52以上で55サンダーに先制出来る。バランス編成のパーティならばこれを利用したいところ。
いずれも明確にサンダーに有利を取れるわけではないが、
上さえ取れれば、それぞれ冷凍パンチやサイコキネシスでそれなりの打点がある。
ゲンガーは大爆発で1-1交換を狙えるし、逆にエーフィは朝の陽射しで粘ることも出来る。
催眠術やどくどくと言った状態異常を狙うのも手。

・その他
2012年の記事だが、当時の一般的なサンダーパーティ全体の弱点としてこちらの記事も書いたので、参考までに。


<一撃ありの場合>

Lv.55 10万ボルト/目覚めるパワー氷/吹き飛ばし/眠る@奇跡の実

一撃ありルールにおいては、一撃技を打つための起点作成のため、また敵の一撃技を回避するため、
といった理由で、身代わりを持ったポケモンが環境に多くなる。
特に、環境の頂点に君臨するケンタロスを対策すべく、
それよりも更に素早い、スターミーやフーディン、サンダースと言ったポケモンで身代わりを使われることも少なくない。
そんな環境において、ケンタロスよりも遅いサンダーが命中不安の雷を打とうとするのは非効率的であるため、
まずメイン技は基本的に10万ボルトの方が理に適っていると言えるだろう。
10万ボルトがメインの型となると、昆布型が自然となるが、この際にちょうど吹き飛ばしが身代わり対策にもなる。
また、一撃技を積極的に狙うようなエースを使う場合、WAの相方は逆に安定性を重視した方がバランスが良くなる。
その際に、このような型のサンダーをWAに添えておくと強い場合が多い。
一撃あり環境における55サンダーのポジションはそんなイメージだと思って良いだろう。
パーティ … ダグトリオSA(2023)
ログ … 低レベルでも昆布で崩す


Lv.55 10万ボルト/目覚めるパワー氷/威張る/身代わり@食べ残し

いばみが型も一撃無しルールと同様に強いが、
やはりメイン技だけは環境的にどうしても、10万ボルトを採用した方が良いだろう。


Lv.50 10万ボルト/ドリル嘴/電磁波/吹き飛ばし@黄金の実

低レベルでサポートする場合も基本的には特に変わらず。
一応、ケンタロスに対抗するため、カイリキーやナッシーが一撃無しに比べてやや増加する傾向にあるため、
飛行技であるドリル嘴の通りが良くなるというメリットがあったりする。
Lv.50サンダーは、黄金の実を持つことで55ケンタロスの捨て身タックルを高確率2耐え出来るようになる。
そのため、対面からでも基本的に2回は行動ができ、
裸に対して電磁波で麻痺を入れるか、身代わりに対して10万ボルトで壊すかの択ゲーを強いることが出来る。
身代わりに対しては吹き飛ばしでHPだけ丸損させて退場させるという択も。
代わりにリフレクター等のサポート技を入れても良い。このあたりは一撃無しと同じ。


<その他ルールのログ>

・一撃無しウルトラカップ
ログ … 雷+10万ボルト両刀型


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