聖なる割れ目

55ダグトリオ地割れ地震岩雪崩身代わり食べ残しFFFF
50サンダー10万ボルト目覚めるパワー
吹き飛ばし眠る奇跡の実BDFF
50ムウマどくどく怪しい光痛み分け滅びの歌光の粉1FFF
50パルシェン冷凍ビーム撒き菱リフレクター大爆発黄金の実FFFF
50エアームドドリル嘴どくどく砂嵐眠る薄荷の実FFFF
50ハピナス地球投げどくどくカウンタータマゴ産み先制のツメ1FFF

'23/7/9構築、7/16改良
速さ★★★★
硬さ★★★
コンビネーション★★★★
変態度★★
煮詰め度★★★★
総合的満足度★★★★★

一撃ありルールにおいて、「なるべく一撃技に頼らない」だったり「一撃技持ちを対策する」といった研究はされているが、
逆に「一撃技に徹底的に頼ったポケモンでいかに効率良く一撃技を振り回して行くか」という研究はあまり見なかった気がするので、
地割れにとことん頼っているダグトリオをエースに据えて、そういうコンセプトを目指してみた。
ダグトリオは「ほとんどのポケモンに先制でき」「ほとんどのポケモンの攻撃を1発は耐えるが2発で倒され」「一撃技を打てる」
という条件が揃っている。これは何を意味するかと言うと、「ほとんどのポケモンに対してほぼ5割の勝率を取る」ということである。
(※例外としては、シンプルに地震や岩雪崩で打ち勝てる相手や、逆に地割れが効かず岩雪崩も効きづらい硬めの飛行ポケモンなど)
つまり「(タイマンにおいては)初心者がテキトーに地割れぶん回しても大体5割の勝率を取れる」というポケモンと言えるが、
逆にそれを、きっちり準備して効率的に使って行くことによって、どれだけ勝率を伸ばして行けるか、というテーマで組み始めた。

まずはダグトリオの型。地割れと、無効化される飛行ポケモンへの打点となる岩雪崩は確定。
攻撃種族値は80しか無いので、岩雪崩は大した火力にはならないが、それでも抵抗するためにはこの技以外に無い。
55サンダーを倒すのに4発かかってしまう程度だが、怯みチャンスはある。
また、ファイヤーやリザードンは流石に2発で倒せるため、打ち勝つことが出来る。
残りはやはり起点作成のための身代わり+食べ残しは欲しいと思った。
後述の鳴海型ムウマや、砂嵐エアームドと組ませて、身代わりを活かす構想はこの段階からあった。
どうせ本体が直接攻撃を食らったら致命傷を負ってしまうのだから、極力身代わりを盾にしながら戦いたい。
この際に、より起点を作りやすくするため、またサンダー等も倒しやすくするため、初めは威張るを持たせていた。
一撃無しルールではいばみがダグトリオはテンプレのひとつであるのだが、
重要な注意点として、このままだと攻撃技が地割れ+岩雪崩のみとなり、地震を持っていない。
地震を持たず地割れしか打てないダグトリオはどういうポケモンかと言うと、
ライコウに対しても地割れを打つしか無く、相手はめざ氷2発でこちらを倒して来るため、やはり5割しか勝率を取れないのである。
つまりダグトリオにとって、ライコウもパルシェンもカビゴンも同じなのだ。
しかし、このパーティは元々一撃技に徹底的に頼るというコンセプトであったため、
このことは承知の上で、それぐらいしても構わないという覚悟だった。

しかし、使っているうちに、「威張るでチャンスを稼ぐぐらいなら地割れの試行回数増やした方が良くね」となるシーンが多いことに気付いた。
一撃無しならば、地震で相手を倒すしか無いので、威張るはそのための重要な補助技だったのだが、
そもそも地割れを打てるのならば、そのような補助も必要無い。
となると、技スペースが空くことになり、当然地震は「あるに越したことはない」。
また、後述の鳴海型ムウマとのシナジーも考えると、確実に削れる技があった方が相性が良い。
結果、威張るを抜いて、地割れ+地震+岩雪崩というセミフル型となった。メイン技はあくまで地割れである。

<メモ>
・55ダグトリオが一撃で倒される技
50スターミーのハイドロポンプ、55オーダイル以上のハイドロポンプ、55ガラガラの地震
55スターミーの波乗りで77%、55バクフーンの日本晴れ+大文字で8割、55ニョロボンのハイドロポンプで8割、50ガラガラの地震で25%
・食べ残し持ちで2耐え出来る技(※地割れを3回打てれば勝率は約7割まで上る)
50ナッシーのサイコキネシス、55バンギラスの噛み砕く、50サンダーのドリル嘴
50ハガネールの地震で1%未満、50カビゴンののしかかりで8%、50サンダーのめざ氷で8%、50ハピナスの冷凍ビームで1%未満

以下サポメン。まずダグトリオが極力地割れの試行回数を稼げるように、壁技と起点作成の手段を用意。
ダグトリオは素早く、上から殴れるので、どくどくとの相性が良い。
また、身代わりや岩雪崩の怯みによって定数ダメージを稼ぐのも得意であるため、砂嵐を盛り込むことも考えた。
以前、一撃無しにおいて砂不足というパーティを使っていたことがあり、
この時エアームドがどくどく+砂嵐を二重でかけることによって、なかなか便利なダグトリオサポートが出来ていたので、
今回それを続投。また、この時ハピナス+エアームド+ダグトリオという選出が比較的手軽にしやすく、
ハピナスからも定数ダメージを撒くことによって、カビゴン等を削りやすくなるため、ここをベースに組み始めた。
ただし、一撃ありという環境を考慮しなくてはならず、特にケンタロスの起点は回避しなければならないため、
ハピナスはプレゼントをやめて地球投げを持たせ、更に裸で殴って来た際の対策としてカウンターも持たせた。
エアームドが吹き飛ばしを持っていないため、カビゴンが居座って鈍いを積んで来るとマズそうだが、
そこは眠りに追い込んで起点を作ったところでダグトリオが地割れを打てるのが一撃ありの良いところ。
カウンターハピナスの強さに関してはこちらの記事およびこちらの記事も参照されたい。

次に地面と相性が良く、特にダグトリオがほぼ詰んでしまうエアームドに圧力をかけつつサポートが出来るポケモンとして、サンダーを採用。
初めは、ダグトリオサポートをするために、リフレクターを持たせた型だったのだが、
相手にエアームドが居た場合、サンダーからしか決定力を出せないため、
パルシェンと組み合わせてLv.50からでも密かに昆布を狙える型に変更した。
サンダーからリフレクターが抜けた代わりに、パルシェンがリフレクターを持つことでダグトリオの起点作成を手伝う。
当然カビゴンが鈍いを積んで来る流れに対しては、地割れである。

最後に、素早いポケモンの起点作成役と言えばコイツということで、ムウマを鳴海型で採用。
ここまでケンタロスの角ドリルが一貫してしまい、ハピナスやエアームドを起点にされるとマズいので、そこを絶つ役目もある。
また、天才カビを使っている時に、エアームドを中心とした受け回しをしていると、
ケンタロス以外にも様々な特殊ポケモンが打って来る角ドリルに苦戦したことがあった。
その際に、やはりノーマル技を無効化出来るゴーストが居た方が良いと感じたため、
結果的にサポメンが比較的受け寄りになった今回の編成において必要と感じたのもある。
序盤にダグトリオが地割れで枚数差を付けることに成功した場合に、滅びの歌で詰める役割もある。
カビゴンやカイリキーから地割れが飛んで来る一撃環境において、鳴海型は一撃無しほど強くはないが、
このパーティにおいてはムウマにカビゴン受けの役割はあまり押し付けず、代わりにエアームドにお願いするので構わない。
エアームドが居るからこそ、ムウマをこの型で使えるような部分はある。

使ってみての感想。
初めは、言うて最終的にダグトリオで5割ゲーになるだけであり、すぐ飽きてしまうかなと思っていたのだが、
そこへ持って行くための準備のしかただったり、
ダグトリオを場に出した時に、ここで地割れを打つべきか、一旦引くべきかという、
リスクリターンを考えて立ち回るのが思ったより楽しく、試合数をそれなりにこなすことが出来た。
多くの試合で選出は「ハピナス+エアームド+ダグトリオ」となり、
ダグトリオが無責任な決定力を持っているからこそ、ハピナス+エアームドという、
一撃あり環境には一見ぬるすぎるのでは?と思われるような組み合わせが成り立つのはあるかも知れない。
砂嵐もかなり高い頻度で活躍して、身代わり持ちが増える一撃環境において、使いやすさを感じた。

また、ダグトリオエースにハピナスまで居るため、相手からすると純電気などの特殊ポケモンは非常に選出しにくい。
それによって、複数エース相手に対しても、一部のエースの対策をほぼ切ることが出来て、
結果ハピナス不在で、エアームド+ムウマという、物理にかなり厚い組み合わせで選出出来る試合も複数あった。
前述の通り、地割れカビゴンに弱い鳴海型ムウマも、エアームドと併用すれば盤石になり、
ムウマがパルシェンなど他の相手に対して役割を持ちやすくなる。

1つ反省点としては、相手にエアームドやグライガーと言ったポケモンが居た場合、
サンダー昆布で決定力を出すのは良いのだが、そもそもダグトリオも選出出来ないパターンが多かったため、
それだったら素直にサンダーをLv.55に上げてWAにしてしまっても良かったかなとは感じた。
(もし他の方がこのパーティを再現されるようであれば、むしろその方がオススメかも)

あと、使っているうちに、このパーティにおけるこちらの立ち回りの練度が高くなって来てしまい、
だんだんと地割れに頼る頻度が減って、
砂嵐+どくどくの定数ダメージと、一貫切りによる立ち回りで上手いことするようになる試合が増えてしまったため、
肝心の「一撃技を使いこなす」というテーマからは少し逸れてしまった感が否めない。

このパーティがヒントとなり、管理人はヨシノオフ2023第4回不穏オフという2回のオフ会に渡って、
55キングラーエースにハピナス+エアームドを添えた、似た構成のパーティを使い、11勝3敗という高い勝率を収めることが出来た。
(その際のレポートはこちらの記事に。)
やはり一撃技によってどこまでも決定力を出せるエースが鎮座しているパーティにおいては、
ハピナス+エアームドというサポートは、むしろ一撃無し環境よりも強いぐらいかも知れない、と思った。
ただ、キングラーの場合この選出だと電磁砲ムウマに弱いという弱点があった。
その点ダグトリオだと、ムウマに堂々と後出ししに行くぐらいでも良いのが強いなと感じた。

その後、このパーティは闇討ちへと進化することとなった。

ログ壱 …対55アーボック、サンダーが決定力
ログ弐 …対55カビゴン、砂嵐で眠らせて起点に
ログ参 …対バランス、ハピナスvsライコウに持ち込む
ログ肆 …対バランス、ハピナスが決定力
ログ伍 …対バランス、ガラガラを粉砕
ログ陸 …対55ケンタロス、砂嵐の強さ
ログ漆 …対55ミルタンク、パルシェン+ムウマの粘り
ログ捌 …対55サンダー、カウンター炸裂
ログ玖 …対55ケンタロス、砂嵐で攻略
  ログ拾 …対55ガルーラ、無効化による一貫切りの嵐
ログ拾壱 …対55サンダー、上からの岩雪崩を活かす
ログ拾弐 …対55グライガー、サンダー昆布の出番
ログ拾参 …対55ライコウ、エアームドの使い方
ログ拾肆 …対55サンダー、砂嵐大活躍
ログ拾伍 …対55ケンタロス、ムウマ受けダグトリオ
ログ拾陸 …対55サンダー、ハピナスで毒を撒く
ログ拾漆 …対55サンダー、砂嵐でナッシーを倒す
ログ拾捌 …対55ケンタロス、寝ながらダメージを与える

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