最終更新日:'22/3/5  最終チェック日:'22/3/5
我流・個別分析 <ブラッキー>

変態ポケモン図鑑はこちら


<概論>

2000ルールに参戦可能な最終進化形態の中では、
物理耐久13位、特殊耐久3位を誇る、物理・特殊ともに非常に硬いポケモン。
これに加え特殊に関しては、属性的にも弱点を持たない。
逆に決定力はほとんど無いため、専らサポートとして起用されるポケモンのひとつ。
技としては、この耐久を持ちながら、甘えるを覚えるという点はかなり大きい。
これによって、カビゴンを始めとした多くの物理ポケモンの決定力を大幅に削ぐことが出来る。
特に金銀においては特殊よりも物理の決定力が要となる場合が多いため、これはかなり大きい。
更に、Lv.52以上ならば、再生回復である月の光も覚えるため、更なる硬さを発揮することが出来る。
そしてブラッキー最大の武器は、黒い眼差し+バトンタッチのコンボ、通称"ロックバトン"で、
詳細は型サンプルで触れるが、吠えるやアンコール等の対策をされなければ、
それだけで相手を詰ませられることすらある、恐ろしいコンボである。
このロックバトンの強さが、ブラッキーの強さの大部分を支えていると言っても過言ではないが、
それと同時に、追い打ちによるエスパー・ゴースト狩りや、先述した甘えるによる対物理サポートを併用出来るのが強み。
この他にも、怪しい光や嫌な音と言った便利な補助技を覚えるため、見逃せない。
自らが攻撃することはあまり無く、ほとんどが補助技頼みとなるので、
耐久の低い高火力ポケモンの起点にされてしまう危険性があるという点には注意したい。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■□□□□□□□□□ 出番の多さ■■■■■■■■■□
複数対決性能■■■■■■■■■■ 使い方の多様性■■■■■■■■□□
対カビゴン性能■■■■■■■■■■ 不利な相手への対抗力■□□□□□□□□□
対その他の一線級■■■■■■■■■□ 個人的総合評価■■■■■■■■■■


<優劣関係>

格好の餌ナッシー ゲンガー ケンタロス ミルタンク キリンリキ
割と有利カビゴン スターミー パルシェン ポリゴン2 サイドン ムウマ フーディン
場合によるガラガラ ファイヤー スイクン ハピナス
割と不利ヘラクロス フシギバナ バンギラス サンダー バクフーン
天敵ハガネール ライコウ エアームド カイリキー ウツボット アリアドス ドーブル


<防御面>

55食べ残し5250食べ残し50
55サンダーの雷超低確率3発確3確3確3
55ライコウの10万ボルト乱数5-6発確4超高確率4発低確率3発
53カビゴンの恩返し中乱数4発低確率3発超低確率3発高確率3発
50カビゴンののしかかり乱数6-7発中乱数4発乱数5-6発超高確率4発
55スターミーのハイドロポンプ超高確率4発高確率3発中乱数3発確3
52スターミーの波乗り乱数6-7発超低確率4発乱数5-6発超高確率4発
50ガラガラの地震確3超低確率2発超低確率2発中乱数2発
バンギラスの岩雪崩乱数5-6発確4超高確率4発低確率3発
52水玉リボンパルシェンの大爆発確2中乱数1発高確率1発高確率1発


<技候補>

甘えるサポートならばどんな型でも優先度の高い技。
これのお陰で、幅広い物理ポケモンのストッパーになれる。
どくどくと併用することで、タイマンで勝てる相手も。
どくどく火力が無い完全なサポート向きなので、この技が決定力のキーになることが多い。
黒い眼差しバトンタッチとの併用で強力なコンボへの入り口になる他、
追い打ちと併用して、狩りたいポケモンに二択を迫るという使い方も。
バトンタッチ黒い眼差しはもちろん、影分身や身代わりとのコンボも有用。
月の光Lv.52以上専用。これがあれば硬さが段違いになるためほぼ必須。
眠るLv.52未満だと月の光が使えないが、耐久力が自慢のポケモンなので代わりにこの技を。
追い打ちエスパーやゴーストを狩れるが、ぬるいので黒い眼差しや電磁砲で二択をかけたい
電磁砲毒でなく麻痺サポートをしたい場合に。天敵のエアームドへの役割破壊にもなる。
寝言型サンプルに書いたどくどく+甘えるとの併用がほとんどだが、稀に電磁砲なども。
影分身
身代わり
バトンタッチと併用すれば、上手く行けば全抜きに繋げることが出来る。
この他、悪足掻きで戦う恐ろしい型も。詳しくは型サンプルにて。
鈍いバトンタッチしても良いし、エースで自ら決定力を出すことも。
捨て身タックル
のしかかり
エースで鈍いと併用する場合のメイン技候補。威力を取るか追加効果を取るか。
アイアンテール↑に同じ。命中は低いが、ゴーストで完封されるノーマル技と違って、
こちらは満遍なくダメージを与えられるのが強み。
嫌な音上記のエース型を使う際、鈍いだけでは火力不足になることがあるため、
更なる補強のために使われることが多い。サポートとしても使えなくはない。
怪しい光場に出しにくいエースのサポートや、嫌な音との併用で混乱自傷ダメージ倍増、
バトンタッチとの併用で敵の吠える阻止、などの使い方がある。
めざ悪追い打ちで狩り切れないポケモンに大ダメージを与える技。一応最強の属性一致技…
めざ炎何かと厄介なエアームド・ハガネールの両者に対するささやかな抵抗。
サイコキネシス苦手な格闘と毒へのささやかな抵抗。
砂かけ敵にデバフ効果を残し、エースの起点作成役として使う場合、候補に挙がる。
リフレクター甘えるを覚えるため採用されにくいが、
敵に左右されず味方の耐久を上げたいという場合にこちらの方が有力となることも。
鳴き声これより強力な甘えるを覚えるのだが、甘えるは身代わりなど初代マシン技と両立不可。
そのため、身代わり等を持たせたい場合、甘えるの代替案として候補に挙がる。
自己暗示敵が積んだ鈍いや影分身の効果をゴッソリいただいて、バトンタッチで継承する作戦。
メロメロ♀で使いやすいポケモンではあるが、自身に決定力が無いので使い所は難しい。
気合溜め地味にこんなモノもバトンタッチで継承することが出来る。
雨乞い
日本晴れ
一応両方覚えるので、何かのサポートとして使えるかも知れない。
地味に日本晴れは、月の光の回復量倍増としても使える。逆に雨乞いでは回復半減。
悪夢コレを絡めて誰かを突破出来るようになると良いが、果たして・・・?


<型サンプル>

Lv.52 黒い眼差し/バトンタッチ/甘える/月の光@奇跡の実

世にも恐ろしい「ロックバトン」と呼ばれるコンボ。
第5世代以降と違って、金銀では黒い眼差しで敵をチェンジ出来なくする効果を、バトンタッチで継承することが出来る。
また、第2世代のみ、黒い眼差しは身代わりでも防ぐことが出来ないため、
これを対策する方法は、吠えるや吹き飛ばしでブラッキーを退場させる、
アンコール等でブラッキーの行動を封じる、大爆発で自らが退場してしまう、など非常に限られる。
これらの対策が無ければ、このブラッキーの前に出て来たポケモンは黒い眼差しでロックされ、
そのままバトンタッチで有利なポケモンに引き継がれ、そのまま逃げられず成敗される運命にある。
絶妙な耐久力と甘える+月の光によって、腹太鼓型以外のカビゴンを後出しから対策出来てしまう所も憎い。
このブラッキーの後ろには、アンコールを持ったポケモン(ウツボットやフーディン等)が控えている場合も多く、
カビゴンやガラガラが、甘えられたからと言って鈍いや剣の舞を使うと、そこでバトンタッチされてアンコールされ、
もう逃げられないのでそのままノーダメージで闇から闇へ葬り去られるという地獄が待っている。
Lv.55で磁石を持ったサンダーの雷をも2耐えする神特殊耐久のせいで、それすらロックバトンの餌食とすることが出来る。
更には、このブラッキーを、黒い眼差し+滅びの歌を持ったムウマやゲンガーと組ませた、
通称「ダブルロック」と呼ばれる末恐ろしい闇のコンボも存在する。
相手に吠えるや吹き飛ばしを持った対策ポケモンが1匹しか居なかった場合、
ムウマやゲンガーが吠えるポケモンの前で滅びの歌を使い、吠えられたところでこのブラッキーが登場すれば、
そこで再度黒い眼差しを使うことによって、相手は居座って吠える代わりに滅ぼされるか、
交代して滅びのカウントを解除する代わりに、
吠えられないポケモンがブラッキーにロックされるかの二択を強いられるというギミックである。
あゝ、恐ろしや、恐ろしや。
因みに月の光はLv.52以上でしか使えないので注意。
Lv.51以下でこれをやりたい場合、眠る+薄荷の実で妥協することになる。
パーティ  … ゲンガーフーディンWA(2015)
パーティ  … ライコウ逆A(2011)
パーティ  … ゲンガームウマ逆A(2011)
ログ … ロックバトン対策が無いとこうなる
ログ … ロックバトン対策が無いとこうなる2
ログ … ロックバトン対策が無いとこうなる3
ログ … ロックバトン対策が無いとこうなる4
ログ … ロックバトン対策が無いとこうなる5
ログ … ロックバトン対策が無いとこうなる6
ログ … ロックバトン対策が無いとこうなる7
ログ … ロックバトン対策が無いとこうなる8


Lv.50 追い打ち/黒い眼差し/バトンタッチ/眠る@薄荷の実

その他のロックバトン型の一例。
甘えるの枠は必ずしも必須というわけではないため、この枠に他の技を持たせるタイプもある。
例としては追い打ちで、ロックバトンを狙いつつ、エスパー・ゴーストに対して狩る役も同時に務められるようになる。
この他、ロックバトンを吠える・吹き飛ばし等で対策して来る相手を阻止するため、
怪しい光や砂かけ、電磁砲などを持たせて阻害する手もある。
ただし、甘えるを抜く場合は、カビゴンに対してあまり強くなれないという点には注意。
食べ残しを回せる場合は、眠るを抜いて、この枠を甘えるにする手もある。
サンプルではLv.50の眠る型にしているが、↑の型と同様にLv.52以上で月の光を持たせた型でも同じことが言える。
以下省略するが、Lv.50で紹介している型でも、Lv.52以上で使う場合は眠るの枠を適宜月の光に変更して使えばOK。
パーティ  … ピクシーSA(2014)
パーティ  … カイリキーヘラクロスWA(2013)
パーティ  … バランス編成(2012)
パーティ  … ミルタンクケンタロスWA(2011)
ログ … ロックバトン&後攻バトン&追い打ち詰め合わせ
ログ … 追い打ちロックバトンでゲンガー狩り


Lv.50 追い打ち/どくどく/甘える/眠る@薄荷の実

上記のロックバトン型は、コンボ自体は極めて強力だが、
それに完全に依存しているため、ひとつ対策を持たれるだけで無力化してしまうことが多いのが大きな弱点。
それに対し、フレキシブルに様々な仕事を任せられる便利なサポート型がこちら。
エスパー・ゴーストポケモンに対する追い打ちでの狩り、どくどくによるダメージ稼ぎサポート、
甘えるによる、敵のカビゴンを中心とした対物理ポケモンストッパー、といった仕事を同時にこなすことが出来る。
特に、どくどく+甘えるの併用によって、眠るを持たない物理ポケモンに対しては、タイマンで打ち勝つことも可能。
Lv.50で食べ残しに依存した自爆カビゴンや、ミルタンク・ポリゴン2の他、Lv.55ガラガラなんかにも勝つことが出来る。
甘えるで弱らせる場合の注意点として、先制の身代わりには無効化されてしまうのと、
腹太鼓には流石に間に合わず起点にされてしまうという点には要注意。
パーティ  … ミルタンクピクシーWA(2022)
パーティ  … フーディンブーバーWA(2020)
パーティ  … リングマカイリキーWA(2017)
パーティ  … ヨルノズク逆A(2017)
ログ … 追い打ち+どくどく+甘える詰め合わせ
ログ … 追い打ちで狩りきれなくても毒でムウマを機能停止させる
ログ … 55ガラガラにタイマンで勝つ
ログ … 55ミルタンクにタイマンで勝つ
ログ … 55ガルーラを極限まで弱らせる


Lv.50 どくどく/甘える/眠る/寝言@光の粉

物理ポケモンに対してとにかく粘りまくる型。2000年代末期に流行した型のひとつ。
当時Lv.55カビゴンは、地震もしくは電磁砲、火炎放射などのサブ技を持っている場合がほとんどで、
地震型かと思ってエアームドで受けようとしたら、電磁砲で一瞬で倒されるなど、
サブ技を読み違えると一瞬にして受けが崩壊することも少なくなかった。
そんな中、ブラッキーは属性によらず、高い物理耐久+甘えるでカビゴンを誤魔化すことが出来るため、
ストッパーとして重宝した。
Lv.50でも素の状態で捨て身タックルを2耐え出来るのはかなり偉く、
3発で倒れるためガン受けし続けることは出来ないものの、甘えるによってかなりのターン場持ちすることが出来る。
その間に毒を仕込み、とりあえず相手に眠るを使わせて足止めするという作戦。
サブ技を持ったカビゴンは、すなわち寝言を持っていないため、眠りに追い込んでから対処するというのが当時の常套手段だった。
対カビゴンに限らず、敵を眠りに追い込めば、味方の「場に出しにくいが決定力のあるアタッカー」の起点を作りやすくなるので、
そのようなポケモンの隣でサポートすることが出来る。
ただし技構成から容易に想像が付くと思うが、毒ポケモンや身代わり持ちには手も足も出ず、ド起点にされる点に要注意。
稀にどくどくの枠は、電磁砲など他の技が採用されることもある。
余談だが管理人はこの枠を嫌な音で使用したことがある。
ダメージこそ一切与えられないが、鈍いを持たないセミフル型カビゴンエースの隣で使うことで、それなりに重宝した。
パーティ  … スターミーイノムーWA(2016)
パーティ  … カビゴンSA(2013)
パーティ  … エース追加型(2012)
ログ … カビゴンとフーディンを同時に受ける
ログ … カビゴンのサブ技に左右されずに受けられる
ログ … 寝言ブラッキーの誤魔化し性能


Lv.50 追い打ち/どくどく/黒い眼差し/眠る@薄荷の実

追い打ちでエスパーやゴースト狩りに重きを置いた型の一例。
同じく追い打ちを得意とするヘルガーよりも、属性的にも種族値的にも耐久力は優秀なので、
スターミーやゲンガー等に対しては、より安全に繰り出すことが出来る。
その反面、追い打ちのダメージ自体はかなり手ぬるいので注意。
特にゴーストに対しては、眠るや守るを持たれると、一方的に滅ぼされて全く対策にならないことさえある。
そこで、黒い眼差しで縛られた際に、こちらも黒い眼差しで縛り返すことで、確実に相打ちに持ち込むことが出来る。
また、スターミー、フーディン、ナッシーと言った多くの再生回復型エスパーポケモンには、
黒い眼差しをかけても、単発の追い打ちでは1/4程度のダメージしか与えられず、再生回復で余裕で間に合われてしまう。
そこで、敵が眠るを持っていないことを利用してどくどくを打てば、相手を数ターン後に倒すことが出来るようになる。
黒い眼差しやどくどくはこのあたりの対策も含め、より確実に狩りたいポケモンを狩れるようにするためだが、
これらを妥協するならどちらかを抜いて甘えるなり電磁砲なりを持たせ、狩り以外にも仕事が出来るようにするのも大アリ。


Lv.50 追い打ち/電磁砲/甘える/眠る@薄荷の実

ゲンガー、パルシェン、ナッシー、スターミーなど追い打ちで狩りたい対象のポケモンは、麻痺にも弱いことが多い。
そこで、電磁砲と併用することで、敵は逃げて追い打ちを喰らうか、居座って電磁砲を喰らうか、
という二択を強いられることになる。
麻痺サポートを受けたい、カビゴンやガラガラの隣で使うと相性が良いだろう。
甘えるの枠はこれらのコンボとは関係無いが、これが無いと流石に敵のカビゴンに激弱になってしまう。
解説はこちらの記事にも書かれている。


Lv.50 怪しい光/甘える/砂かけ/バトンタッチ@食べ残し

エースの起点作成型の一例。
ブラッキーは黒い眼差しの他、以下に紹介する色々な積み技もバトンタッチと併用することが出来るが、
バトンタッチ単発で使うのも有効な戦術のひとつ。
第5世代で見られたボルトチェンジやとんぼ返りと同じようなもので、
自分より素早い相手の前でこれを使うことで、後続のポケモンを無償降臨させることが出来る。
この他サンプルでは、敵にデバフをかけることでエースの起点を作りやすくする技をふんだんに持たせてみた。
この型はテンプレでも何でもなく、ただの一例なので、この他どくどくや電磁砲、嫌な音などもアリだろう。
ログ … 後攻バトンタッチの強み
ログ … 後攻バトンタッチの強み2
ログ … 身代わり+後攻バトンタッチでエース無償降臨


Lv.52 影分身/身代わり/バトンタッチ/月の光@光の粉

ハマれば全抜きに繋ぐことも出来る、影分身+バトンタッチ型。
影分身+バトンタッチというのは、そもそもそれ自体が、吠える・吹き飛ばし・アンコールを掻い潜って成功出来る可能性がある。
更に光の粉と併用することで、1回影分身を積むだけで、命中率100%の技を約1/3の確率で避けることが出来る。
これを、ガラガラや腹太鼓を持ったポケモン等、一瞬で決定力を出せるポケモンにバトンタッチすることで、
一気に全抜きして勝利に結び付けやすくなる。
このことに関しては、こちらの記事も参照されたい。
身代わりは必須というわけではないが、せっかく影分身を積んでも、
運悪く敵の攻撃が連続で命中して倒されてしまうと勿体ないため、その保険としての意味合いが強い。
また、身代わり自体もバトンタッチで継承することも出来る。
身代わりでHPを削っても、即座に月の光で回復出来るというのはかなり便利。
道具は、状態異常対策の奇跡の実などでも良いだろう。
管理人はジムリーダーの城での大会ロビーカップ2でガチでこれを使った。
なお、このように身代わりを持たせた型は、可能ならばレベルを53まで触れるとなお性能が上がる。
これは、Lv.50パルシェンに先制出来るようになるため、先制の身代わりによって完封出来るようになるからである。
ブラッキーはLv.53どころか、Lv.50でもパルシェンの冷凍ビームや波乗りを身代わりが余裕で耐えるが、
パルシェンに先制されるレベル関係だと、身代わりを貼っていない状態で上から大爆発を食らってしまう。
Lv.50パルシェンというのは環境に極めて多いポケモンであるため、この違いはかなり大きい。
更にレベルを54まで上げると、今度はバンギラスにまで先制出来るようになるのも、これまた美味しいところなのだが、
そこまで振ると他のポケモンで決定力を出しにくくなってしまうのが難しいところ。
パーティ  … 53ベトベトンドククラゲ変則編成(2012)
パーティ  … バランス編成(2012)
ログ … 身代わり影分身バトンタッチ
ログ … 身代わり影分身バトンタッチ2
ログ … 身代わり影分身バトンタッチ3


Lv.52 電磁砲/鈍い/バトンタッチ/月の光@奇跡の実

この他、誰にでも出来るが、鈍いをバトンタッチすることも出来るため、某氏が使っていた型を紹介。詳細はこちらの記事
面白いのは電磁砲で、エアームドへの役割破壊になる他、麻痺を撒けば、鈍いを積んでも先手を取れるようになる。
自らも鈍いを活かせるように、何かしら物理技を持たせる手もあるかも知れない。


Lv.55 捨て身タックル/鈍い/嫌な音/月の光@食べ残し

珍しくブラッキー自身が決定力を出すエース型。
やっていることはミルタンクやポリゴン2と似ていて、カビゴンの捨て身タックルを2耐えする耐久を活かし、
再生回復をしつつ鈍いを積んで決定力を出すというもの。
ただしブラッキーの場合、攻撃種族値の低さと属性不一致という点が痛く、これだけでは火力を出しづらい。
特に、せっかく鈍いを積んでも、相手も鈍いを積んで来たら、まるで決定力にならない。
そこで、嫌な音まで併用することによって、相手だけ防御力を強制的に落とさせることで、突破出来るようになる。
また、対策として吹き飛ばして来るエアームド等には、そのターンに嫌な音をかけることによって、
カビゴンやガラガラ等の「通常ではエアームドで止められる物理ポケモン」が引きずり出されれば、
嫌な音の効果によって突破しやすくなる。間接的役割破壊の一種と言えるだろう。
元々の特殊耐久が圧倒的に高いポケモンがこのような型を使うことに意味があり、
スターミーや、吹き飛ばしを持っていないサンダーすら起点に出来ることがある。
特に、Lv.55カビゴンと、その隣にいる特殊型サポートポケモンを、
1匹で相手にする性能の高さとしては、全ポケモンで見てもトップクラスとなる。
ミルタンクやポリゴン2と比べて、回復技のPPは圧倒的に少ないので、あまり悠長には構えない方が良い。
メイン技は、サンプルでは最も高威力を出せる捨て身タックルとしているが、
他に麻痺を絡めて突破しやすくするのしかかりが使われることもある。
また、これらはいずれにせよノーマル技1本となってしまい、ゴーストポケモンには手も足も出なくなってしまう。
そこで、無効化されることが無く、威力も高いアイアンテールが使われることもある。
属性一致でもなく、特定のポケモンに対する役割破壊でもないのに、このような技が起用される稀有な例と言える。
のしかかりは威力が低く、アイアンテールは電気や水に半減されてしまうのが痛いが、
それでも鈍い+嫌な音があれば、時間はかかりながらも止められるということは決してない。
カビゴンに勝てるのがこの型の大きな長所のひとつだが、そこを放棄し、幅広い相手に対応させたいなら、
嫌な音を抜いて、代わりにサブ技を持たせて攻撃範囲を広げる方向もアリかも知れない。
パーティ  … 悪QA(2017)
ログ … エース鈍いブラッキー
ログ … エース鈍いブラッキー2


Lv.50 黒い眼差し/怪しい光/身代わり/バトンタッチ@食べ残し

管理人が使ったことがあるド変態シリーズその1。
黒い眼差し+バトンタッチ、身代わり+バトンタッチ、怪しい光+身代わりと言った色々なコンボが展開出来る。
面白いのはぬるい特殊ポケモンに対して、後攻で身代わりを貼り、
次のターンに敵の特殊攻撃を身代わりが耐えながら後攻でバトンタッチをすることで、
身代わりを残しながらアタッカーの起点を作り出すことが出来たりする。
特に、パルシェンやゲンガーに対してこれが出来るのは便利であった。
パーティ  … 53ガラガラ変則編成(2011)
ログ … 身代わりロックバトンブラッキー
ログ … 身代わりロックバトンブラッキー2
ログ … 身代わりロックバトンブラッキー3
ログ … 身代わりロックバトンブラッキー4


Lv.50 鳴き声/身代わり/自己暗示/バトンタッチ@食べ残し

管理人が使ったことがあるド変態シリーズその2。
まず敵のカビゴンに対して繰り出し、鳴き声を打って、身代わりを貼れるようにする。
鳴き声(※甘えるは身代わりと両立不可!)を数回打つと、敵のカビゴンは腹太鼓(※持っている前提!)を使って来るので、
そこに自己暗示(※バトンタッチと併用出来るポケモンは貴重!)を重ね、上がった攻撃力だけをいただく。
ここで身代わりが壊されてしまうが、次のターン、カビゴンの攻撃を1回は耐えられるプテラ等にバトンタッチする。
これによって、攻撃ランクがMAXになったプテラ(※相手に先制されないのが重要!)が爆誕し、以降3タテが可能となる。
という、技枠をフルに使った4段コンボである。
プテラがのしかかりで麻痺って負けました
ログ … 自己暗示ブラッキー


Lv.50 黒い眼差し/バトンタッチ/見切り/眠る@薄荷の実

管理人が使ったことがあるド変態シリーズその3。
ブラッキーは見切りを覚えることが出来るが、この技は守ると全く同じ効果でありながら、PPが5しか無い。
これでは守るの完全劣化だし、そもそもブラッキーは守るを覚えることが出来る。
ただし、このPPの少なさを有効活用出来る例がある。
それはアンコール対策で、アンコールによって技のPPが切れた場合、
次のターンにアンコールをかけ直しても、それは失敗するという効果がある。
すなわち、アンコールをかけられた側としては、この1ターンだけ隙ができ、自由に動けるターンが発生する。
これを利用することで、フーディンに対してロックバトンコンボを決めることが出来る。
通常、ブラッキーはフーディンに対して黒い眼差しを打ってしまうと、
それがアンコールされ、バトンタッチ出来ないまま、どくどくなり炎のパンチなりで倒されてしまう危険性がある。
そこで、黒い眼差しを使った直後に、1回見切りを挟む。
見切りは先制技なので、フーディンのアンコールを掻い潜ることが出来る。
次のターンにフーディンが再度アンコールを使っても、見切りがアンコールされるだけなのである。
こうなると、ブラッキーは見切り連打モードとなり、2ターンに1回は、ほぼ確実に敵の攻撃を防ぐことが出来る。
ここで大きなポイントとなるのが、見切りのPPは5しか無いという点である。
そうこうしているうちに5ターンはあっという間に過ぎ、見切りのPPが切れるため、
次のターンフーディンはアンコールをかけ直すことが出来ず、このターンにバトンタッチが成功するというカラクリだ。
カビゴンにバトンタッチしたけど結局相手にアンコールあるので鈍いを積めなくてフーディン倒したあと負けました
ログ … 見切りブラッキー


Lv.55 身代わり/影分身/鈍い/眠る@食べ残し

某氏が考案した、闇の世界のガルーラを模倣した、全く同じ型のブラッキー。
型そのものの解説はガルーラのページを参照されたい。
ガルーラやケンタロスに比べてブラッキーは圧倒的に遅い上に火力も低いが、
その代わり圧倒的な耐久力を持つため、影分身の積み始めが比較的安全に出来るという強みがある。
この型は、悪足掻きモードにさえ入ってしまえばあまり火力は関係無く全抜き出来る可能性が高いため、
むしろ安全に積み始めが出来るブラッキーこそが最強なのではないかという説も唱えられている。
Lv.55まで振れば低レベルパルシェンの他バンギラスにも先制出来るため、対面から積みの起点にしやすくなる。
フシギバナには先制出来ないため、上から宿木のタネを植えられてしまうが、
影分身+眠るで凌ぎ続けて悪足掻きモードにさえ入れば倒せるので、タイマンではそこまで不利ではない。


<相棒>

・ムウマ、ゲンガー
ブラッキーとゴーストポケモンの2匹に黒い眼差しを持たせ、
滅びの歌で相手をハメる「ダブルロック」というコンボが存在する。
コンボ自体の解説はこちらのパーティの下部に記したので、そちらを参照されたい。
このようなコンボとしての側面が強いのだが、
ブラッキー+ゴースト自体、後の世代のヤミラミやミカルゲから分かるように、非常に相性補完の取れた相性の良い組み合わせ。
それでありながら、どちらも肝心のカビゴンには極めて強いという強みも持つ。
ただし直接的にダメージレースに介入出来るわけではなく、あくまで滅びの歌に決定力を依存したコンボであるので、
吠える役を2匹選出されたり、腹太鼓などの対策を持たれると滅法弱いという弱点も持つ。

・カビゴン
「カビブラ」の名で知られる有名な組み合わせのひとつ。
ロックバトン型のブラッキーは、敵を捕まえて有利なポケモンにバトンタッチすることで一方的に倒すことを狙えるが、
倒し終わって別のポケモンが出て来たら、再度サイクルを回す必要がある。
この際に、逆に相手に起点を作られてしまう危険性もある。
しかし、バトンタッチ先のポケモンが鈍いを持ったカビゴンならば、
相手をすぐに倒さず、ひたすら鈍いを積んでから倒すことで、そのまま3タテを狙えるという作戦である。
ブラッキーとカビゴンは、属性的には弱点が被っていてあまり相性が良いとは言えないが、
どちらも極めて耐久面の数値が高いポケモンなので、共通弱点である格闘以外のほとんどの相手を引き受けることが出来る。
また、カビゴンが地震を持っていない場合ゴーストに極めて弱くなるが、
そこをブラッキーで受けられるという相性補完を持つ。
ロックバトン型の他に、ゴーストポケモンを狩ることが出来る追い打ち型をカビゴンと組ませることも多い。

・フーディン、ウツボット、ジュゴン等
ロックバトン型は、アンコールを持ったポケモンと相性が良い。
例えばブラッキーとガラガラが対面した際、甘えるによって地震を弱体化出来るが、剣の舞を使われると帳消しにされてしまう。
これを延々と繰り返していると、甘えるよりも剣の舞の方がPPが多いため、
最終的には剣の舞を積まれて地震で突破されてしまう危険性がある。
しかし、ガラガラを黒い眼差しで捕まえてあれば、相手が剣の舞を積むターンにバトンタッチが成功すれば、
次のターンにフーディンやウツボット等のアンコールでハメ殺しが可能となる。
相手はチェンジ出来ず、PPが切れるまで剣の舞しか選択出来なくなるため、こちらはノーダメージで悠々とガラガラを倒せるのだ。
ガラガラの剣の舞以外でも、カビゴンの腹太鼓や、ファイヤーの日本晴れ等に対しても同じギミックが使える。
ただし、アンコールを持ったポケモンは相手に先制出来ないと成り立たない。
ウツボットやジュゴンは、Lv.52で使うことによって、バンギラスに先制出来るようになるという旨味があるため、
Lv.52で月の光を使えるブラッキーと共にバランス編成のパーティで使われることが多い。


<対策例>

・エアームド、ハガネール
ブラッキーから飛んで来る技として主に気を付ける必要があるのは、
黒い眼差し(+バトンタッチ)、追い打ち、どくどくぐらいである。
吠えるか吹き飛ばしを持った鋼ポケモンは、これら全てを一手に対策出来るため、極めて優秀なブラッキーキラーとなる。
バトンタッチは黒い眼差しだけでなく、身代わりや影分身などと併用される場合もあるが、
これも吠えるか吹き飛ばしが1つあるだけで対策可能であるため、コスパが良い。
ただし、ブラッキーがゴーストポケモンと併用された場合、
前述のダブルロックコンボによってハメられてしまう危険性があるので注意。
また、たまに電磁砲が使われることもあるため、エアームドは要注意。ハガネールはその点かなり盤石である。
更に、Lv.55で鈍いで決定力を出して来るタイプのブラッキーにすら、これらのポケモンは対策出来る。
ノーマル技を打たれようがアイアンテールを打たれようが、物理耐久の高い鋼ポケモンならば余裕。
ただし相手が1枚残しをして来た場合、吠えるや吹き飛ばしは通用しない。
こちらに鈍いや嫌な音などの対策が無いと、鈍いを6回積まれて圧殺されてしまう危険性もあるので注意。

・フシギバナ、ニドキング、クロバット、モルフォン等
上記と全く同じ理由で、吠えるか吹き飛ばしを持った毒ポケモンも対策になる。
鋼ポケモンと違って追い打ちを等倍で食らうことになるが、大した火力ではない。

・ライコウ、サンダー、スイクン、バタフリー、ヤンヤンマ、ヨルノズク、オドシシ等
そもそもバトンタッチ型の場合、どくどくを持っていることは少ないので、
鋼や毒タイプである必要すら無く、吠えるか吹き飛ばしを1つ持っているだけで対策出来てしまうことも多い。
そのため、それらを覚えるマイナーなポケモンを活躍させるチャンス。
ライコウやサンダーは、撒き菱と併用した昆布戦術の起点にすることが出来る。

・フーディン、ワタッコ、ライチュウ、ウツボット、ジュゴン等
ブラッキーはどのような型でも、複数種類の技を巧みに使ってサポートをして来るため、
上からアンコールで行動を縛ってしまえば無力になる場合が多い。
特に、バトンタッチに依存したコンボ型の場合には、強力な対策となる。
ただし、ブラッキーに先制出来ないと意味が無いので注意。
ウツボットやジュゴンは、Lv.50だとLv.53以上のブラッキーには先制されてしまう。

・ゲンガー、ムウマ
黒い眼差しをかけられたら、こちらも黒い眼差しをかけ返せば良い。
そこから滅びの歌をかけてしまえば、相打ちに持ち込むことが出来る。
これらのゴーストポケモン対策としてブラッキーが使われることも多いが、
逆にブラッキーが邪魔な場合は、ゴーストポケモンをブラッキー対策として使うことも出来るというわけだ。
追い打ちを食らうと手痛いので、その前に滅びの歌で倒し切ったり、道連れで確実に相打ちを狙う必要がある。
また、エースで鈍いを積むタイプのブラッキーにも、滅びの歌によって対策出来る。

・アリアドス
同じく黒い眼差しに対してクモの巣で対応しつつ、更にバトンタッチまで出来るため、
ロックバトンブラッキーに対して全く同じ戦術で対抗することが出来る。
この際、他にPPが多めの技を持たせておけば、ブラッキーに先にバトンタッチを使わせ、
こちらは出て来た相手を見た上で、後からバトンタッチでその相手に有利なポケモンを繰り出すという、後出しジャンケンが出来る。
ついでに高速移動もバトンタッチで継承したり、逆に嫌な音で相手に防御ダウンをバトンタッチで引き継がせたり、
そもそもどくどくを無効化しつつこちらはヘドロ爆弾で打点を持つため、直接対決でも強かったりと、
ブラッキーに対しては全面的に優位に立てる、キラーと呼べるポケモンのひとつ。

・カビゴン、リザードン、ニョロボン、ピクシー、ガラガラ等
ブラッキーは甘えるによって相手を弱体化させながら、じわじわと攻めるのが得意なポケモンなので、
それを無視して腹太鼓で一発で決定力を出せるポケモンは、ブラッキーを起点に出来る可能性が高い。

・フシギバナ
吠えるを持っていなくても、得意の宿木のタネ+眠り粉のコンボでブラッキーを起点に出来る可能性がある。
少なくともブラッキー単体に対しては一方的に有利であり、またロックバトンされてしまったとしても、
ブラッキーの後ろに控えているポケモンのフシギバナに対する決定力が不足している場合、そのまま倒せてしまう可能性もある。
バトンタッチはデバフ効果も引き継いでしまうので、宿木のタネを一度植えてしまえば、
バトンタッチされてもそのまま継続出来るというのがポイント。

・ハッサム、ドククラゲ、スピアー、ラフレシア等
バトンタッチ型ではなく、どくどくに決定力を依存した型が相手であれば、
そもそも鋼か毒タイプを持っているというだけでブラッキーを起点に出来る可能性が高い。
特に剣の舞を使えるポケモンは、ブラッキーの甘えるも帳消しに出来るため、起点にして全抜き出来る可能性がある。
ただし足の遅いポケモンは、上記のロックバトンからアンコール持ちにバトンタッチされるコンボに注意。

・ゲンガー、レアコイル、ニドキング、ニドクイン、クロバット等
鋼・毒ポケモンは、剣の舞が無くとも、決定力さえあれば、
上記のポケモンと同じようにブラッキーを起点にして全抜き出来る可能性を秘めている。
特殊ポケモンならば甘えるも全くの無駄にすることが出来る。
ぬるぬるしていては相手の思う壺なので、これらのポケモンは積極的にブラッキーにどんどん出して起点にして行きたい。

・サンダー、スターミー、サンダース、フーディン、サワムラー等
素早くて身代わりを貼れるポケモンも、ブラッキーを起点に出来る場合がある。
第2世代では身代わりは黒い眼差しを防ぐことは出来ないので、ロックバトンを決められてしまう点には注意が必要だが、
追い打ち+どくどくのような型に関しては、対面の身代わりから起点に出来る可能性が高い。
ただし当然、エスパーポケモンは追い打ちで弱点を突かれてしまい、身代わりを1発で壊されることもあるので注意。
フーディンもスターミーも、ブラッキーにレベル差を付けることで身代わりが追い打ちを耐えられるようになる。

・ヘラクロス、カイリキー、オコリザル等
シンプルに高火力の格闘技や蟲技を持ったポケモンは、ブラッキーに致命傷を与えられるため、対策たりうる。
特にクロスチョップは、急所によって甘えるも貫通しながら一撃でブラッキーを粉砕出来る可能性があるのは大きい。
ただしカイリキーのように、ブラッキーより遅いポケモンは、ブラッキーに後出ししていると、
そのターンに黒い眼差しを打たれた上、次のターンにバトンタッチされてしまったら対策にならないので注意。

・ハピナス、ミルタンク、ピクシー等
VC/PBS環境であれば、ブラッキーはプレゼントで致命傷を与えられるため、これを覚えたノーマルポケモンが圧力になり得る。
ただし、HPが高いため一撃では倒せない可能性が高い。
プレゼントが通用しないポケスタ環境では、ハピナス等は逆にロックバトンの起点にされかねないので注意。

・ドーブル
ここまでに挙げた様々なブラッキー対策を併用することが出来る。
吠える・吹き飛ばし・アンコールによって、バトンタッチコンボを封じることが出来たり、
黒い眼差しに対してこちらも黒い眼差しやクモの巣でハメ返すことが出来たり、
ブラッキーを抜ける素早さからのプレゼントによって、上から致命傷を与えたり、身代わりの起点にしたりすることが全て可能。
ドーブルの最大の短所は種族値の低さだが、ブラッキーが相手ならばそれがほとんど気にならないため、
様々な型によってブラッキーの脅威となることが出来る。

・メタモン
ブラッキーに変身してしまうことで、アリアドスと同様に、ロックバトンコンボをかけ返すことが出来る。
ただしアリアドスと違って、変身した場合はこちらの方がPPが少ないため、
相手より先にバトンタッチせざるを得ないという点には注意。


<一撃ありの場合>

Lv.50 メロメロ/影分身/身代わり/バトンタッチ@光の粉

ブラッキーの自慢の高い耐久力は、一撃技の前では無力。
その上補助技に頼りがちであるため、身代わり持ちの一撃技使いには、ド起点にされてしまうリスクが非常に高い。
そこで、影分身で回避率を上げることによって対策するという手がある。
もちろん、ただ影分身を積むだけではブラッキー自身で反撃する手段に乏しいため、
バトンタッチでそのまま味方のポケモンに回避率を継承してしまおう。
特に、一撃技持ちのポケモンにバトンタッチが決まれば、
上がった回避率によって一撃技の試行回数を稼げるため、かなり強力になる。
この際に、更に身代わりもあるとより安全となるだろう。
メロメロの枠はご自由に。眠るで回復出来るようにしても良いし、追い打ちなどの攻撃技を1個持たせるのも。


<その他ルールのログ>

・ヒストリアカップ2024
パーティ … ドーブルニョロトノWA(2024)
ログ … 黒い眼差し+影分身+バトンタッチコンボ


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