最終更新日:'21/6/7  最終チェック日:'21/6/7
我流・個別分析 ~カイリキー~

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~概論~

格闘ポケモンの中では合計種族値No.1であり、格闘最強技であるクロスチョップも覚える、格闘の代表格とも言えるポケモン。
HPと攻撃力も格闘No.1であるが、その他の種族値もバランス良く備わっており、死角の少ないポケモンである。
サブ技も地震・岩雪崩を筆頭に豊富で、特に素の攻撃力が高いので、特殊で言うサンダーやファイヤーのように、
目覚めるパワーでも弱点を突けばそれなりの火力を出せるというのは大きな魅力のひとつ。
特攻もカビゴンと同じ程度にはあるので、威力の高い大文字も侮れない。
長期的な受けは得意な方ではないものの、
カビゴンの他にもバンギラス、ブラッキー、パルシェン、ハガネール、ミルタンクといったメジャーなポケモンに強く、
サブ技の選択次第で他の様々なポケモンにも、対面から勝てるようになるため、
対面性能を活かして起点を作り、そこから的確に弱点を突いて崩していくような戦いを得意とする。
カビゴンやガラガラのような汎用的な決定力を出せるわけではないものの、
相手の選出をしっかりと読んで、ここぞと言う時に刺す、裏決定力として活躍し続けている。


~実戦的ステータス~

タイマン性能■■■■■■■■■■ 出番の多さ■■■■■■■■□□
複数対決性能■■■■■■■□□□ 使い方の多様性■■■■■■■■■□
対カビゴン性能■■■■■■■■■■ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■□□
対その他の一線級■■■■■■■■■□ 個人的総合評価■■■■■■■■■□


~優劣関係~

格好の餌カビゴン バンギラス ハピナス ハガネール イノムー
割と有利ブラッキー ライコウ ゲンガー パルシェン マルマイン ミルタンク
場合によるムウマ ナッシー スターミー ガラガラ ケンタロス リザードン
割と不利ヘラクロス フーディン ファイヤー スイクン エアームド ベトベトン
天敵フシギバナ サンダー グライガー ウツボット


~防御面~

55食べ残し55めざ霊50黄金の実50
55サンダーの雷超低確率2発中乱数2発微高確率2発確2
51ライコウの10万ボルト超高確率4発低確率3発低確率3発確3
55カビゴンの捨て身タックル確3低確率2発低確率2発確2
50カビゴンののしかかり超低確率4発確4確4微低確率3発
バンギラスの地震中乱数4発超低確率3発超低確率3発超高確率3発
50スターミーの波乗り超低確率4発確4確4微高確率3発
50パルシェンの冷凍ビーム乱数5~6発超高確率4発超高確率4発確4
55ゲンガーの雷確4高確率3発超高確率3発確3
52ゲンガーの10万ボルト乱数5~7発超低確率4発超低確率4発確4
50ハピナスの雷乱数6~7発乱数5~6発乱数5~6発超低確率4発
50エアームドのドリル嘴確3確3低確率2発高確率2発


~技候補~

クロスチョップ必須の属性一致メイン技。PPが不安だが急所率が嬉しい。
鈍いを積んだカビゴンすら一撃で倒せる見込みがあるのはかなり貴重。
以下、サブ技候補が大量にあり、基本的にはそこから適宜2~3個選ぶことになる。
岩雪崩
めざ岩
サブ技候補。飛行ポケモンへの唯一の抵抗手段。威力が低く、
多くの飛行ポケモンは3発かかってしまうため、寝言で粘られないように鈍いと併用すると有効。
アンコールを使う際は、岩雪崩は両立出来ないためめざ岩で妥協することになる。
地震サブ技候補。毒ポケモンへの唯一の抵抗手段。
他のサブ技に比べて威力が高いため、等倍相手にもそれなりのダメージが入るのが特長。
めざ蟲サブ技候補。エスパーポケモンへの抵抗手段。
特に4倍弱点であるナッシーには致命傷を与えられる。目覚めるパワーにしてはHPが落ちないのもポイント。
めざ霊サブ技候補。エスパーとゴーストポケモンに満遍なく打点が入る。
メインのクロスチョップとは無差別破壊コンビネーションであり、この2つだけで無難に攻撃範囲が広がるので、
鈍いや眠る+寝言で運用する際に向いている。
めざ飛サブ技候補。ヘラクロス・フシギバナ・ウツボットと、ここまでのどれでも弱点を突けなかった相手に有効な打点。
特にヘラクロスには4倍弱点を突くことができ、大幅に有利を取れるようになる。こちらの記事も。
以上の目覚めるパワーはどれか1つしか持たせられないため、どこを重視するかによる。
大文字
火炎放射
サブ技候補。ここまでと違って特殊攻撃だが、並の特殊耐久ならば弱点を突けば2発で倒せる。
攻撃範囲としてはめざ飛と似ていて、ヘラクロスや草ポケモンに有効であるほか、エアームドも倒しやすくなる。
フルアタの場合は4つ目ぐらいにこの技を持たせたくなる場合がそこそこある。
捨て身タックルサブ技候補。ここまでのサブ技とは性質が異なり、誰の弱点を突くことも出来ない。
その代わり、威力が高く範囲も広いため、鈍いと併用することで、幅広い相手への汎用的な打点となる。
のしかかりサブ技候補。攻撃範囲は捨て身タックルと同じだが、威力は低い代わりに、追加効果の麻痺が主目的。
格闘受けのうち、フシギバナやスターミーのような、状態異常を治せない相手に刺さる場合がある。
鈍い
ヨガのポーズ
ここまでに挙げたほとんどの攻撃技の火力を底上げするための技。
メイン技のクロスチョップのPPの少なさを補うことも出来る。
防御を上げたければ鈍い、素早さを下げたくなければヨガのポーズを選択。
眠る攻撃範囲を狭める代わりに、一度回復出来るようにしておけば、カビゴンやバンギラスへ出せる回数が増える。
寝言鈍い+クロスチョップ一点特化にする使い方と、のしかかりやめざ霊と併用して幅広く受け続ける使い方がある。
アンコールムウマやフシギバナ等、搦め手を使ってカイリキーを攻略して来る相手に非常に有効な技。
低レベルで、エースの起点作りとして使うことも出来る。
岩雪崩・のしかかり・捨て身タックル等と両立不可なので注意。
どくどくのしかかりと同じく、状態異常を治せないポケモンに有効。これが無効な鋼には元々強い。
守るどくどく+食べ残し(+アンコール)と併用すれば、なかなかの粘りを見せてくれることがある。
光の壁サポートとして使える技だが、自らがサンダー等にタイマンで勝てるようになることも可能。
怖い顔遅いポケモンのサポートの他、素早さを逆転させてアンコールに繋げるコンボも。
冷凍パンチ4倍弱点のグライガーへのピンポイント役割破壊。対カイリュー・ワタッコは、岩雪崩と大差無い。
爆裂パンチクロスチョップが必須なので、サブ技として持たせてしまうと攻撃範囲を広げられないのがネック。
一応、カイリキーはこの技を最強の火力で打てるポケモンではある。
泥棒低レベルで黄金の実や奇跡の実と組み合わせて、奇襲的な使い方だろうか。
カウンターこちらも奇襲の意味合いが強い。対エアームドやヘラクロス等で役に立ちそう。
当て身投げ影分身戦術へのピンポイントキラーになる他、
後攻技なので、鈍いと組み合わせると吹き飛ばしやカウンター対策になったりする。
威張る相手のカイリキー受けが特殊ポケモンだった場合、強行突破しやすくなるかも知れない。
メロメロ元々の攻撃種族値が高いため、個体値を落として♀で使ってもさほど火力が落ちないのが魅力。
♀にするには攻撃個体値を3まで落とす必要がある。詳しくは型サンプルにて。
身代わり上記の技と組み合わせる他、鈍いと併用したりするのもワンチャン?詳しくは型サンプルにて。
気合溜めピントレンズと組み合わせれば、クロスチョップの急所率が50%に!!
指を振るがんばってハサミギロチンを出してください
地割れ一撃アリ用。カビゴンに対面有利を取りながら、後続に一撃のリスクを与えられる強みがある。


~型サンプル~

Lv.55 クロスチョップ/地震/岩雪崩/目覚めるパワー蟲@黄金の実

概論に書いたように、格闘に弱いポケモンを起点にしながら、幅広いサブ技で弱点を突いて相手を崩す、典型的な使い方。
まずはフルアタの代表例をいくつか紹介。
クロスチョップが効かない相手のうち、毒やゴーストには地震、飛行や蟲には岩雪崩、エスパーにはめざ蟲が有効。
それぞれ、耐久力の低い相手ならば、2発で倒せてしまうことも多いため、
交代読みで上手く攻撃を当てることが出来れば、そのまま全体を崩せてしまうことも。
岩雪崩は3発かかる相手も多いが、Lv.50のサンダーやギャラドスぐらいならば、やや高確率~確定2発で倒すことが可能。
めざ蟲は、基本的にはエスパーの弱点を突くための技であり、
それならば同時にゴーストの弱点も突けるめざ霊の方が攻撃範囲的には優秀なのだが、
ナッシーへのピンポイント役割破壊として採用する価値がある。
ピンポイントと言えどナッシーというのは対戦において非常によく使われるポケモンであり、
カイリキーと同速であり、サイコキネシスで弱点も突いて来るため、
これを手早く倒せるかどうかというのはカイリキーにとって死活問題となる。
また、めざ蟲はめざ霊に比べて、HP個体値が落ちないため、耐久が少しだけ高くなり、所持がバレにくいという利点も。
ゴーストポケモンには効かないというデメリットはあるが、
ゲンガーに対しては地震で間に合っており、ムウマの弱点は突けなくなるものの、これも地震でそれなりの打点が入る。
持ち物の黄金の実に関しては、様々な恩恵がある。
まず、Lv.50スターミーのサイコキネシスを高確率で2耐え出来るようになるため、めざ蟲によってタイマンで勝てる見込みがある。
Lv.50ギャラドスのめざ飛も同じく高確率2耐え出来るようになり、これも岩雪崩2発で倒すことが出来る。
この他、例えば55ライコウの10万ボルトを高確率3耐え、55磁石サンダーの雷を高確率2耐え、などがある。
ただし、状態異常を治せないという弱点を抱えており、これを気にするならば奇跡の実にする手もある。
また、これらの道具がどうしても余っていない場合、クロスチョップの急所率に磨きをかけるため、ピントレンズにする手も。
特にフルアタの場合、積み技が無いため、クロスチョップの火力を伸ばすことが出来ず、PPが危うくなることがある。
そこで、急所に当たりやすくすることで強行突破するという作戦だ。
ログ … 黄金の実+岩雪崩でギャラドスに勝つ
ログ … 岩雪崩で55サンダーを崩せる


Lv.55 クロスチョップ/岩雪崩/目覚めるパワー霊/大文字@奇跡の実

フルアタの例をもう1つほど。
かつて、この型やそれに準ずるような型が、Lv.55サンダーパーティのWAとして採用され、一線級で活躍していた時期があった。
55サンダーでは突破の難しいカビゴンやライコウ、バンギラスあたりをエースとしたパーティへの刺し要員として使われていた。
上記の岩雪崩の他、ゴースト・エスパーにはめざ霊が、草・ヘラクロス・エアームドには大文字が有効。
めざ霊は上記の型の解説に書いた通り、ナッシーの4倍弱点を突けない代わりに、ゴーストを簡単に倒せるようになる。
大文字は50ナッシーを先制で確2、黄金の実を持っていても高確率2発で倒せる他、50ヘラクロスを高確率2発、フシギバナを中乱数2発。
また、クロスチョップ+大文字で50エアームドを確定で倒すことも出来る。
特に、上記の型と比べてムウマの他、ヘラクロスやウツボットあたりを倒しやすくなる点がメリットと言える。
逆に、ニドクインやベトベトンと言った毒ポケモンに受けられてしまうという弱点を持つ。
因みに対フシギバナに関しては、大文字で約半分のダメージを与えられるが、
光合成で同じ分だけ回復され、お互いPPは同じであり、こちらは火傷を期待出来る代わりに命中率が悪いため、
抵抗は出来るものの、過信は禁物と言ったところ。
これを、連射して火傷の追加効果を狙えるようにするために、敢えて火炎放射が使われる場合もある。
カイリキーを使う際の重要な注意点として、他の広範囲型エースと比べると素早さが低いという点がある。
これは何を意味するかと言うと、上からダメージを蓄積されやすく、3タテまで狙うのは体力的に厳しいということである。
そのため、サポートは大爆発の力を借りて、枚数を削れるようにしたいところ。
なお、大文字の代わりに眠るを持ったセミフル型が、かつてよく使われていた。
これは攻撃範囲が狭まり、フシギバナやヘラクロスをほとんど突破出来なくなる変わりに、
カビゴンを流せる回数が増えたり、バンギラスに対してはかなり厚い受け役割を持つことが出来るのが偉い。
ここまで紹介したのはフルアタのほんの一例であり、あとは環境に応じてサブ技を選んで行けば良い。
例えば、対サンダーがそこまで重要視されなかった時代では、クロスチョップ/地震/めざ蟲/大文字という型も存在した。
ログ … ムウマを起点にして全抜き


Lv.55 クロスチョップ/岩雪崩/目覚めるパワー蟲/ヨガのポーズ@黄金の実

攻撃範囲を1個狭める代わりに、積み技を持つことによって、全体の火力を底上げ出来るようにした型。
特にメイン技のクロスチョップは、火力はあるがPPは少なく、眠る+寝言で粘られたりするとPPを切らされてしまう危険性がある。
そこで、ヨガのポーズを1回積むことによって、ほとんどのポケモンは等倍でも2発で倒せるようになるため、
大幅にPPが節約でき、急所に当たれば一撃で倒せるケースも増える。
岩雪崩や各種目覚めるパワーも、威力は低いため、少し耐久の高い相手には、弱点を突いても3発かかることも多い。
これも同様に、ヨガのポーズを1回積むことで、ことごとく2発になり、格段に倒しやすくなる。
特に、55サンダーを岩雪崩2発で倒せるようになるのはかなり大きく、
カイリキーはサンダーの雷を高確率で2耐え出来るため、後出しのサンダーをそのまま突破出来てしまう線が現実的となる。
それどころか、雷は命中率が低いため、対面からでもワンチャン性能がある。
この他、ヨガのポーズを1回積んだクロスチョップで55カビゴンを確1、めざ蟲でナッシーも確1となるのも非常に大きく、
これらの相手には先制出来るため、1回積むことさえ出来ればノーダメージで突破出来ることになる。
このように、積み技で必要攻撃回数を減らすことによって、相手から受けるダメージも抑えられるようになり、全抜きがしやすくなる。
この攻撃範囲の場合、ゴーストの突破が少し時間がかかるが、ゴーストは耐久力が低く、回復技を持たないことも多いため、
サイクルしながらそのうち突破するということも狙える。
因みにヨガのポーズは、同じく攻撃力を上げる鈍いにする手もある。
こちらは、ヨガのポーズと異なり、1回積んでしまうとカビゴンやナッシーに後手になってしまう点が痛いが、
その代わり防御力が上がるため、例えば鈍いを積んで来るカビゴンに対しては、同じく鈍いを合わせることで、
相手からの攻撃を安全に受けつつ、常にクロスチョップの圧力をかけることが可能となる。
ログ … ヨガのポーズセミフルカイリキー


Lv.50 クロスチョップ/岩雪崩/目覚めるパワー蟲/鈍い@先制のツメ

低レベルで使う場合の一例。ハッキリ言って、基本的な使い方はLv.55とほとんど同じである。
ここまで紹介したLv.55の型を、そのままLv.50で使っても良いというぐらいだ。
Lv.50であっても、クロスチョップでしっかり55カビゴンを2発、バンギラスを1発で倒すことが出来るほか、
鈍いorヨガのポーズを1回積めば、クロスチョップで50カビゴンを高確率一撃、
めざ蟲で50ナッシーを確1、岩雪崩で55サンダーを高確率2発で倒すことが出来る。
このように、レベルを割かずに低コストで運用することも出来るというのも、カイリキーの大きな強みのひとつ。
攻撃範囲はここまで書いたのと同じように自由にカスタマイズすれば良いし、
鈍いの枠は攻撃技を追加してフルアタにしたり、眠る+薄荷の実にしても良い。
道具も、Lv.50であってもやはり黄金の実は様々な場面で役に立つが、
低レベルでの決定力ということで、このように先制のツメを持たせて事故要素を増やすという手もある。
この際に、鈍いとの相性が非常に良く、素早さが下がったのに常に先制出来る可能性を秘めている。
スターミーに対して、自己再生させることなくめざ蟲2発で倒してしまったり、
サンダーに対して、先制岩雪崩で怯ませつつ突破したり、
ムウマに対して、道連れを掻い潜って一方的に倒したりと、様々な恩恵がある。
ログ … 麻痺サポートから全抜きする


Lv.50 クロスチョップ/目覚めるパワー岩/アンコール/鈍い@黄金の実

アンコールを使った型の一例。
例えばカビゴンの鈍い、ガラガラの剣の舞、といった積み技を読んでカイリキーを繰り出すことが出来れば、
そのまま相手をハメることが出来る。
この他、黒い眼差し+滅びの歌+道連れ、と複数の技を駆使してカイリキーを倒して来るムウマのような相手にも非常に有効で、
道連れをされず一方的に倒すのを狙いやすくなる。
フシギバナに対しても、宿木のタネや光合成をアンコールし、その隙に鈍いを積んでワンチャン狙うことが出来たりする。
エースに繋ぐための、起点作りとして使っても良い。
これはほんの一例で、鈍いは無くても良いし、攻撃技もご自由に。
ただし、重要な注意点として、アンコールは遺伝技であるため、初代マシン技の岩雪崩やのしかかりとは両立不可。
岩技はめざ岩で妥協することになるが、これでも鈍いを1回積めば55サンダーをやや高確率2発で倒せる。
アンコールと相性の良い技としては他に、例えばどくどくという手もある。また、怖い顔を覚えることも出来る。
自分より素早い相手に対しては、怖い顔を使い、次のターンに先制でアンコールを打つというコンボが可能。
また、他に便利なサポート技としては、光の壁なんかも覚える。
ログ … アンコール持ちカイリキー


Lv.55 クロスチョップ/捨て身タックル/鈍い/眠る@薄荷の実

サブ技を1本に絞り、鈍い+眠るを両方持たせた型。これによって耐久も上がり、受け役割もいくつか持てるようになる。
サブ技の候補は色々あるが、ここまでに挙げた広範囲型では候補にならなかった技として、捨て身タックルがある。
弱点こそ突くことが出来ないものの、威力・範囲ともにこれ1つだけで申し分なく、
攻撃範囲的にはゴースト以外の全ての格闘耐性に満遍なく打点を持つことが出来る。
1回鈍いを積めば、天敵である50フシギバナやヘラクロスも捨て身タックルで確定2発で倒すことができ、
更には55サンダーも高確率2発で倒せるというのはかなり大きい。こちらのパーティでも採用している。
ゴーストで止まるということで、サポートには追い打ちを入れたいところ。
なお、この型のように幅広く満遍なくというわけでなく、特定の相手を意識したサブ技にするのも手。
例えばサンダー等の飛行を重点的に対策するなら岩雪崩、
エスパーやゴーストを簡単に倒せるようにするならめざ霊、など。
ログ … 鈍い+めざ霊カイリキーが刺さる
ログ … 鈍いカイリキーの突破性能
ログ … 鈍いカイリキーの突破性能2


Lv.55 クロスチョップ/鈍い/眠る/寝言@食べ残し

広範囲とは真逆の道を行く、クロスチョップ一点集中型。
例えばサイコキネシスを持たないスターミーや、鈍いを持たないヘラクロス、低レベルのサンダー等といったポケモンは、
クロスチョップ耐性によってカイリキーをある程度受けることは出来るが、カイリキーに対する有効打も持たない。
それでも、カイリキーが回復技無しのフルアタだった場合、チマチマとダメージを蓄積させればそれが対策となった。
しかし、そんなカイリキーが眠る+寝言+食べ残しまで持つことによって、
倒されないままどんどん鈍いで火力を上げて行くことが出来るため、そのような中途半端な受けを崩壊させられる可能性を秘めている。
具体的には、52サンダーの10万ボルトや55スターミーの波乗りあたりは4発かかるため、カイリキーを倒し切れない。
一方でカイリキーは、鈍いを3回ほど積めば、ほとんどの格闘耐性をクロスチョップ2発、急所で一撃で倒せるようになる。
特筆すべき点は、ほとんどの型で突破が絶望的であるフシギバナに対しても、勝てる可能性がそれなりにあるという点。
逆に、格闘耐性を持ちつつ弱点も突いて来る、サイコキネシス持ちのスターミーやナッシー、
鈍いによる攻撃力UPに対抗出来る、鈍いヘラクロスや甘えるニドクイン等は、逆立ちしても突破出来ない天敵となる。
エスパーとゴーストには特に弱いので、これもサポートに追い打ちがほぼ必須となるだろう。
また、PPの少なさも大きな弱点のひとつで、身代わりや守るには特に弱いという面もある。
ログ … 55寝言鈍いカイリキー
ログ … 55寝言鈍いカイリキー2
ログ … 鈍いカイリキーの突破性能
ログ … 低レベルでも寝言鈍いカイリキー


Lv.50 クロスチョップ/目覚めるパワー霊/眠る/寝言@呪いのお札

アタッカーとしてではなく、ある程度受け役割を持ちつつ運用出来る型。
耐性が多いわけではないため、3発余裕で受かるような相手はほとんど居ないが、
その代わりクロスチョップの圧力があるため、寝言でいつでも動けるようにすることで、誤魔化し的な受け方が出来る。
クロスチョップとめざ霊は無差別破壊コンビネーションであり、この2つだけで攻撃範囲はそれなりに広く、
カビゴン、バンギラス、パルシェン、ハガネール、ハピナスなどを筆頭に、
サイコキネシスを持たないスターミーや、スイクン、イノムー、ヌオーと言ったぬるいポケモンも誤魔化すことが可能。
Lv.50でのしかかりを連打して来るカビゴンに強めなのも長所。
また、この型ならゴーストに対しても受け役割を持ちつつ起点にまで出来るというのが貴重。
特に、格闘に弱いポケモン+エスパーやゴーストで固めてあるパーティというのは時々あり、
そのようなパーティに対して、受け役割を持ちながら決定力のキーとなることが出来る。
道具に関しては、Lv.55だとLv.50スターミーに対してめざ霊やめざ蟲で2発で倒すことが出来たが、
Lv.50だとこれが低確率2発になってしまう。
スターミーを低確率2発ということは、自己再生連打で受け切られてしまう危険性があるため、
そこを高確率2発で倒せるようになる呪いのお札が、費用対効果が高い。
この他、無難に汎用性のあるピントレンズも良いだろう。
また、破壊の遺伝子という手もある。この場合、1回目に限り、
場に出しただけでカビゴンを一撃で倒せる可能性があるという恐怖に陥れることが出来る。
それを受けに来たゴーストも、めざ霊で一撃で倒すことが出来る。
上手く行動出来ず失敗した場合は、次のサイクルからは普通に眠る+寝言で受けポケモンとして使えば良い。
ログ … めざ霊カイリキーが刺さる
ログ … めざ霊カイリキーが刺さる2


Lv.50 クロスチョップ/のしかかり/眠る/寝言@ピントレンズ

同じく眠る+寝言でぬるいポケモンを受けつつ、こちらは麻痺を撒くことが出来る。
サポート用としてLv.50で紹介しているが、バランスパーティにおいてLv.52ぐらいで使うのもアリ。
状態異常を治せないスターミーやナッシーに対しては、効果抜群を与えられない代わりに麻痺という大きな圧力をかけられる。
この他にも、麻痺を治せないニドクイン等にも有利を取れるようになったり、
フシギバナにもワンチャン事故を狙えるようになるのは大きい。
因みにこの型に限ったことではないが、低レベルでカイリキーを使う場合、
Lv.55カビゴンの捨て身タックルで2発で倒れてしまうため、迂闊に後出しするとそのまま殴り負けてしまう。
そこで、黄金の実を持たせることでそれを高確率で2発耐えるようになるので、
眠る+寝言型であっても、黄金の実を持たせることの有用性は大きい。
ログ … 寝言のしかかりカイリキー


Lv.50 クロスチョップ/穴を掘る/眠る/寝言@ピントレンズ

例えばカビゴンに対するめざ霊など、寝言で下手に要らぬサブ技が出たりせずに、クロスチョップか眠るしか出ないようにするために、
クロスチョップ/眠る/寝言/ - という、技3つのカイリキーを使うという発想がある。
このような型を、「ロロノア型」と呼んだりするらしい。
しかし、寝言では絶対に発動しない技というものもある。ソーラービーム等の2ターンかかる技と、我慢である。
何も持たせないよりは、万が一でも役に立つ場合のことを考えて、やはり何か4つ目の技を持たせた方が良いということで、
この穴を掘るのような、寝言で発動しない技を持たせることがある。
カイリキーが覚える技としては、他にロケット頭突きや我慢でも可。


Lv.50 クロスチョップ/地震/どくどく/守る@食べ残し

某氏考案の、幅広くサポートが出来る低レベルカイリキー。
のしかかりと同様、スターミーやナッシーの弱点は突けないものの、状態異常で苦しめることが出来る。
特に耐久力の低いエスパーポケモンは、毒ダメージ+地震だけでも受けが手一杯となる。
どくどくが無効化される鋼と毒ポケモンに対しては、クロスチョップと地震で弱点を突けるため、毒を撒きやすくなっている。
カイリキーは明確な受け役割は持ちにくいポケモンだが、逆に致命的な一撃を食らうことも少ないため、
食べ残し+守るによって思わぬ硬さを発揮することがある。
サブ技が変わっているが、解説はこちらにも。


Lv.55 クロスチョップ/目覚めるパワー霊/地震/泥棒@破壊の遺伝子

恐怖の破壊の遺伝子型。弱点を突けばほとんどのポケモンは一撃でなぎ倒されてゆく。
既述のように、岩雪崩は3発かかる相手が多いため、破壊の遺伝子でも2発かかるのが少し残念。
泥棒は適当に書いたので、更に攻撃範囲を広げる技を持たせても良いだろう。
なお吹き飛ばしを対策したいならカウンターもしくは当て見投げという選択肢もある。
当て見投げは一応威力70はあり、破壊の遺伝子状態だと50エアームドを確2で倒すに至る。
これも裏決定力ということで、Lv.50で使うのも大アリだろう。
ログ … 55破壊の遺伝子カイリキー


Lv.55 クロスチョップ/のしかかり/鈍い/身代わり@食べ残し

某氏考案の型。鈍いと身代わりの併用により、ぬるい物理技を身代わりが耐えられるようになる。
その隙にどんどん積んで行って決定力を出したい。
のしかかりで麻痺にも期待出来るため、鈍いや身代わりとの相性はとても良い。
最も大きいのは対フシギバナで、身代わりは葉っぱカッターを耐えることが出来るため、
後出しして来たフシギバナに対しては、交代際に身代わりを貼ることによって鈍いの起点にし、
完全に相性をひっくり返し得る力を持っている。こちらにログがひとつ。


Lv.55 クロスチョップ/のしかかり/メロメロ/身代わり@食べ残し

カイリキーは攻撃種族値が高いポケモンなので、少々攻撃個体値を下げても相対的にあまり火力は落ちない。
そのため攻撃個体値を下げ、♀でメロメロを狙うというのもワンチャンあるかも知れない。
カイリキーの♂:♀比率は3:1なので、♀で使うには個体値を3まで下げ3FFFで使う必要があるが、
それでもLv.55の火力がLv.53と同等に落ちるという程度である。
注意点として、攻撃個体値をここまで落とすと目覚めるパワーはシステム上威力50でしか使えなくなるので、
サブ技は持たせるなら地震、岩雪崩、ノーマル技あたりになるだろう。
サンプルではメロメロの通用しないスターミーやサンダーあたりに効くのしかかりを挙げた。


~大体どれにでも通用する対策~

型の解説でも触れて来たが、フシギバナが低コストかつ汎用性のある鉄壁になることが出来る。
大文字が気になるなら不思議な木の実を持たせたり、鈍いを対策するなら鳴き声を持たせるといった対策法も幾らでもある。
レベル差最大のめざ飛は怖いので、カイリキーのHPは確認しておきたい。
また、グライガーもフシギバナと並んで2大カイリキーストッパーと言える。
これもフシギバナと同じく、クロスチョップはもちろん、あらゆるサブ技も物ともしない。
唯一冷凍パンチだけは絶対に無理だが、変態過ぎるので放置して良いレベルだろう。
これも鈍いを積んで来る場合を考慮すれば、こちらも鈍いを持たせたり、嫌な音やカウンターという対処法がある。
次いで優秀なのはヘラクロス。これもLv.50で充分クロスチョップ+あらゆるサブ技に強い。
ただし55カイリキーは大文字を持っていることもあり、その場合は高確率2発で倒されるので少し不安定。
それでなくとも、クロスチョップや岩雪崩で確4なので、急所で倒されないように寝言は欲しい。
ヘラクロス側もカイリキーを倒すのに時間がかかることがあるが、カイリキーは眠るが無かったり、
あったとしても受け役割が無いので眠らせるだけで充分機能停止に追いやれるだろう。
徹底するなら眠る+寝言+めざ飛+ピントレンズor鋭い嘴、と言ったところか。

低レベルでなくても良いなら、Lv.52以上のサンダーやカイリュー等でも壁になることが出来る。
これらは55カイリキーの岩雪崩も2発耐えることが出来る。
サンダーはLv.50でもそこそこの乱数で耐える可能性があるので、リフレクターを持たせて妥協する手も。
また、クロスチョップ耐性が無くとも物理耐久の高さでそこそこ誤魔化せる、スイクンやドンファン等も優秀。
これらは属性が関係無いため、サブ技も物ともしないというのがポイント。
クロスチョップを何発も打たせるため、PPに訴えかけることも出来る。

その他は、パーティの全体図を見ることである程度型判別が出来る場合がある。
まずカイリキーがメインのエースで、サポートに追い打ちを狙っていそうなポケモンが居る場合、
型サンプルで紹介した寝言鈍い型か、捨て身タックル型あたりだと推測出来る。
寝言型に関しては、追い打ちに弱くない、毒や飛行で止めたいところ。
単独エースのカイリキーは大文字やめざ飛を持っていることが少ないため、鈍いさえ無ければヘラクロスで受かることが多い。
鈍いを対策したければこちらも鈍いを持たせるという手もある。甘えるニドクイン等も非常に有効。
WAとして使われているカイリキーはフルアタが多いため、どんどんダメージを蓄積させて負担をかけて行く方法が有効。
大爆発も基本的に防ぐ術が無いため、先制出来るパルシェンや、
クロスチョップが急所に当たらなければ一撃では倒れないカビゴンやハガネールでも、
対面からの自爆や大爆発で役割を遂行出来る場合もある。

因みに対策の際、ナッシーやファイヤー等の4倍弱点持ちのポケモンは、
「持っていないと思ってたら持ってました」で瞬殺されるパターンがあるので特に注意したい。
めざ霊に限ってはHPを見れば所持が分かるので、忘れずにチェック。
防御面は決して優秀なポケモンではないので、
期待にそぐわなかった型だった時のことも考えると、やはり全体である程度圧力をかけて行くことが大事。
耐久の低い物理ポケモンへの対策と言うとリフレクターも候補に挙がるが、
カイリキーの場合クロスチョップで貫通されてしまうので少し怖い。


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