エース追加型3

50ハピナス冷凍ビームプレゼント癒しの鈴タマゴ産み先制のツメ1FFF
50ムウマどくどく怪しい光痛み分け滅びの歌奇跡の実1FFF
50カビゴンのしかかり地震眠る自爆薄荷の実FFFF
50パルシェン冷凍ビーム撒き菱リフレクター大爆発黄金の実FFFF
50ガラガラホネブーメラン火炎放射眠る寝言太いホネFFFF

'22/6/14シリーズ開始
速さ★★★
硬さ★★★★★
コンビネーション★★★★★
変態度★★★★
煮詰め度★★★★
総合的満足度★★★★★

別名「ハピムウマパ」。受けンタからの匂艶リザードンからのクオリオで手応えを感じた管理人が、
遂に「このサポメン5匹でエース追加型パーティが成り立つのではないか」という仮説から始めたシリーズ。
以前管理人が提唱したハピムウマパという括りを、ひとまず形にしたものと思ってもらって良い。
エース追加型パーティを組めたのは、前回のエース追加型2以来、実に9年ぶりである。

過去のエース追加型と比べて決定的に異なるのは、普通にガチなエースも多いという点。
エース追加型1および2の時は、「汎用的に使えるサポメンを用意することで、マイナーエースを活躍させる」という目的があったが、
今回はこのサポメンの並び自体が限りなくガチだと考えているため、
エースもそれに見合ったポケモンを用意して、そのポケモンを活躍させるというよりは、
普通にパーティとして勝ちに行くのが目的であるものも多い。
2020-2022年あたりの管理人の、ある種の集大成と言ってしまっても良いかも知れない。
途中からは、會心の一撃コンテンツにログを載せるべく、
マイナーな「技」を使うためのエースをこのパーティに組み込むことも多かった。

このパーティに向いているエースは、ズバリ「地面技に耐性を持ち、高めの素早さから広範囲の全抜きを狙えるポケモン」である。
ゆえに、リザードンやドードリオはそれなりの結果を残すことが出来た。

地面耐性が何故重要なのかと言うと、
ノーマル技+地震を打って来るカビゴンやケンタロスに対して、エースとムウマの2匹で一貫を切れるからである。
特にエースが飛行ポケモンならば、ムウマでノーマル技を、エースで地面技を、それぞれ両方とも無効化出来るため、
ムウマが打ったどくどくのダメージや、滅びの歌のカウントを、交代によって稼ぎやすいというのはかなり大きい。
また、ハピナス+ムウマ、もしくはカビゴン+ムウマというテンプレ選出をすると、必然的に地面に弱くなりがちなので、
エースでそこをカバーしておきたいという側面もある。

高めの素早さが何故重要かと言うと、ムウマのどくどく+痛み分けでの削り性能が秀でているので、
ムウマでサイクルしながら相手を削って、圏内に入った相手をエースで上から掃除する、といった動きが強いからである。
相手に先手を取られると、せっかくムウマがHPを削っても、眠るで回復されてしまう危険性がある。
また、このパーティの基本メンバーは全体的に素早さが遅めで、逆に相手のムウマに苦戦する恐れがある。
そのため、基準としては、Lv.50ムウマに先制して上からサクッと倒せるぐらいのポケモンが望ましい。

地面耐性という条件に該当するのは、飛行ポケモンの他、蟲・草ポケモンが存在するが、
草ポケモンは上からの広範囲の全抜きというのが難しい。
また、飛行タイプを持たない蟲ポケモンで、地面耐性を持っているのはヘラクロスとカイロスぐらいである。
(他は意外と、毒や鋼などの複合により、地面技を等倍で食らってしまうものばかり。)
ということで、ほとんどは飛行ポケモンをエースに据えることとなった。
とは言え、ケンタロスが成功しているという例もあるので、
地面耐性には実際そこまで拘らず、地震に弱すぎないポケモンでもいくつか試してみた。

また、以下の色々なポケモンを試しているうちに分かって来たのは、
エースはじっくりと削って行くよりも、高火力の大技を打てるポケモンの方が良いということ。
特に、当たり前かも知れないがカビゴンへのある程度の高打点は必要。
ハピナスが歌うやどくどくを持つならまだしも、癒しの鈴の場合は本当にカビゴンに対して冷凍ビームしかすることが無いので、
対カビゴンはエースがある程度戦える必要がある。

癒しの鈴のおかげで、状態異常を回復出来ない、食べ残しに依存した硬めのエースを動かしやすくなる。
特に、近年使い勝手が悪かった、鈍い+吠える(吹き飛ばし)コンボのようなポケモンは使い道がありそうだ。
また、セミフル+鈍いor身代わりのような型も、本来は鈍いカビゴンに弱かったりするが、
そこはムウマの鈍い流し性能が極めて秀でているため、サイクルに持ち込むことが出来る。
サイクルにさえ持ち込めれば、カビゴンを倒すことは出来るはずだ。

サポメン5匹の中で最も変更の余地がある枠はガラガラ。
この枠は、受けンタでも元々色々なポケモンを試していた枠でもある。
エースがエアームドを突破するのに苦労するようなポケモンならば、テンプレ通りのガラガラをそのまま使えば良いが、
エアームドを楽に倒せるエースならば、別の穴埋めとなるポケモンを入れても良いし、WAにしてしまっても良いだろう。
また、リザードンのように、エースが麻痺を撒けるならば、剣の舞型のガラガラを使う手もある。

止められない弱点の代表例としては、Lv.55炎エースがある。
これは、ケンタロスのようにエースで有利を取れる場合はそこまで気にしなくても良いが、
例えば下記のヘラクロスのように、エースも炎に弱い場合、ガラガラの枠で対策する必要が不可欠。
バクフーンぐらいならガラガラでそのまま対策も可能だが、リザードンだと手も足も出ず、
またエンテイに対してもレベル差でホネブーメランを耐えられるためタイマンで勝てない。
この場合、ガラガラの枠はスターミーやフーディンあたりにするのが妥当だろう。
また、エースが吠えるや吹き飛ばしを持っていない場合、ロックバトン対策も不在なので、
ガラガラの枠に吠えるや吹き飛ばしを持ったポケモン、例えば吠えるフシギバナ等も候補。

ハピムウマパの真髄というか、これならではの強さというのは、
ハピナス+ムウマの受け+崩し性能、特に敵の大爆発によって枚数を減らされにくい点というのはもちろんあるのだが、
使っているうちに気付いたとても大きなこととして、「サポメンが代表的なエースに対して強い」という点である。
55カビゴンに対しては、ムウマでサポートしつつエースで決定力を出す必要はあるものの、
50カビゴンパに対しては、サンダー、ライコウ、バンギラス、ミルタンク、ガラガラ、ケンタロスあたりはいずれも、
こちらのLv.50のポケモンのいずれかで倒すことが出来てしまう。
(対バンギラスはタイマンでは難しいものの、力を合わせればLv.50だけで突破が可能。)
これは何を意味するかと言うと、こちらのエースを、相手の爆破ポケモンに当てて、1-1交換されても構わないということである。
エースのポケモンというのは、バンギラスのようにノーマル耐性を持っているわけでもない限りは、敵の爆破には怯えなければならず、
その爆破をLv.50のポケモンで受けたり、エース自身が何かしらの策で止めたりするというのが基本的なサイクルだったのだが、
このパーティにおいてはそれをする必要無く、エースが堂々とLv.50のポケモン相手に動きやすい。
しかも、何ならこちらにはムウマが居るので、相手はそもそも爆破という択自体を取りにくく、有利な読み合いに持ち込める。
50カビゴン側にしてみると、高火力の55エースがそのまま突っ込んで来るか、ムウマで受けて来るかという二択は、かなり厳しい。
これによって結果的に相手の速度を遅め、その分サイクルを回して毒ダメージ等を回しやすくなるのである。
このような強みによって、特に50カビゴンを主軸とした代表的なエースのパーティに対しては、
こちらがどのようなエースであっても、エース+ハピナス+ムウマの基本選出で成り立つことが多かった。

このパーティは、サポメンはガチ中のガチだが、この強さゆえに、エースは色々遊びながら使っていた。
一応、'22/9/3に開催された、パーティ変更ありの突発対戦会16において、
エースを毎試合変更しながらこのパーティを使用し、4勝1敗で12人中3位を取ったりはした。

以下、採用したエースの紹介。


55ヘラクロス メガホーン地震目覚めるパワー
鈍い食べ残しDCFF

'22/6/14使用開始。
飛行でないポケモンの筆頭候補として、地震を半減出来るヘラクロスを採用してみた。
ヘラクロスと言うと、全抜きというよりは、特定の選出に強く刺すタイプのポケモンだが、
サブ技に地震+目覚めるパワー岩まで持たせることで、かなりの広範囲に対応出来るようになる。
ここに、積み技の鈍いまで持たせれば、サンダーを倒しやすくなったり、鈍いカビゴンにも強く出られるようになる。
堪える+起死回生でもない限り、ヘラクロスは眠るを持っていることがほとんどだが、
このパーティならばサイクルしながら食べ残しで粘り、状態異常もハピナスの癒しの鈴に守ってもらえば良いということで、
このようなかなり攻撃的な編成を採用することが出来た。

この型がほぼ完全に止められてしまうのはエアームドぐらいで、
エアームドが居るようなパーティには、例によってガラガラが刺さるというギミックとなっている。
ただし、途中で気付いたのだが、55ミルタンクにも基本的には受けられてしまう。
そこを解決するため、終盤は6枠目を55ライコウにしてWAとしていた。
このパーティ、50カビゴン+50パルシェンが居るので、このようにポン昆布を成り立たせることが出来るのも強み。
その後、このヘラクロス入りの編成は、
セミクロスに進化した。

ログ壱 …対55ギャラドス、飛行はめざ岩で撃退
ログ弐 …対55ファイヤー、カビゴン&ハピナス2枚体制
ログ参 …対55リザードン、剣の舞には鈍いを
ログ肆 …対55ラプラス、サイクルでじっくり削る
ログ伍 …対53フリーザー、めざ岩が刺さる
ログ陸 …対55サンダー、ガン受けしつつ崩し
  ログ漆 …対55サンダース、ガラガラを場に出しまくる
ログ捌 …対55バンギラス、ヘラガラ包囲網
ログ玖 …対55フシギバナ、フォレトス受けヘラクロス
ログ拾 …対55プテラ、ヘラクロス3タテ劇場
ログ拾壱 …対55エンテイ、華麗なヘラクロスファントム


55フリーザー 冷凍ビーム捨て身タックル吹き飛ばし鈍い食べ残しFFFF
50スターミー ハイドロポンプサイコキネシス電磁波自己再生光の粉1FFF

'22/6/29使用開始。
大昔からの55フリーザーのド定番の型のひとつであり、管理人も一定の評価を下していたものの、
近年の対戦環境ではなかなか使う気になれなかったもののひとつ。
その理由のひとつとして、状態異常への弱さが挙げられる。
しかし、このパーティはハピナスが無理なく癒しの鈴を持つことが出来ているおかげで、そこをあまり気にせずに済む。
上記の「ハピムウマパ」の記事にも同じことを書いたが、
このように「状態異常に弱いせいで近年使う気が起きなかった型」を、
このパーティでならそれなりに使えるのではないか、という希望を感じた。

フリーザーはエアームドは簡単に倒せるが、その代わり炎エースやバンギラスに対して苦戦する。
これらの相手には、元々総力戦で戦うことが多かったが、それもエースがある程度張り合えるからこそであり、
フリーザーの場合はそれらに対して非常に弱いため、総力戦で対策するのは無理がある。
そこを埋めるため、6枠目はスターミーを採用した。
また、フリーザーとの攻撃範囲の被りを避けるため、パルシェンの冷凍ビームを波乗りに変更して使っていた。

ログ壱 …対55ミルタンク、華麗な鈍い飛ばしコンボ
ログ弐 …対バランスパ、神耐久で枚数差を付ける
ログ参 …対バランスパ、ライコウに打ち勝つ
ログ肆 …対55サイドン、冷凍ビームの試行回数を稼ぐ
ログ伍 …対55バンギラス、スターミーの活躍


55サンダー 目覚めるパワー
捨て身タックル吹き飛ばし食べ残しEDFF
50ヘラクロス メガホーン地震眠る寝言ピントレンズFFFF

'22/7/8使用開始。
実はこのハピムウマ編成、
サンダータンク'21というパーティでも密かに使っていた。
しかし、リザードンでは良かったのに、これがいばみがサンダーではあまり奮わないと感じた。
それは、突破力はあるものの、止まるところでは止まってしまい、
サイクルで崩し切れないことがあるという点が響いているのではないかと思った。
そこで、ライコウやハピナスも倒せるような型にしつつ、広範囲を崩せるような技構成を考えたところ、こうなった。
ライコウを倒すためには目覚めるパワー地面という手もあるが、流石に地面の弱点を突ける目覚めるパワーは手放せない。
そこで、物理技最強の捨て身タックルを計算してみたら、何とかライコウを4発で倒せることが分かったため、
あとは昆布も狙える吹き飛ばしと併用することで対策することにした。
これによって、ハピナス+ムウマでの受け回しだけでなく、パルシェンとの併用もしやすくなる。
フリーザーでもそうだったが、何気に吹き飛ばしがあるお陰で、
相手のムウマに何も恐れず(状態異常は癒しの鈴で治せるため)受け出すことが出来るというメリットは地味に大きかった。
また、昆布型なら普通は10万ボルトと組み合わせるが、雷+吹き飛ばしという組み合わせを使うことで、
不安定ではあるものの、55カビゴンに対して物凄い突破力を発揮するというのも実感することが出来た。
実戦していると草に困ることも多かったが、目覚めるパワーを氷にしてしまうとハガネールに困る未来が見える。
ここは、対ライコウは昆布か別からの崩しに任せて、捨て身タックルの枠は素直にドリル嘴でも良かったかも知れない。

対エアームドは当然ド起点に出来るため、6枠目は、代わりにハピナスや純電気に強いねむねごヘラクロスを採用したが、
ほとんど選出機会は無かったため、ここも変更の余地がありそうだ。

ログ壱 …対55ライコウ、いきなり強行突破
ログ弐 …対55カビゴン、華麗なサンダー昆布
ログ参 …対55プテラ、リフレクター+ムウマの強さ
ログ肆 …対55カイリュー、癒しの鈴が鳴り渡る
ログ伍 …対55ケンタロス、ムウマでの削り
  ログ陸 …対55エレブー、サンダーでカビゴンに負荷を
ログ漆 …対55カビゴン、吠えループが決まる
ログ捌 …対55カブトプス、転がるの捌き方
ログ玖 …対55カビゴン、カビゴン+フシギバナを崩せる?
ログ拾 …対55ガルーラ、ムウマ+パルシェンの粘り


55ガルーラ 恩返し地震吠える鈍い食べ残しFFFF
50スターミー ハイドロポンプサイコキネシス電磁波自己再生光の粉1FFF

'22/8/7使用開始。
このハピムウマ編成のエースは、必ずしも地面耐性を持っているという必要は無い。
弱点が少なく、一定の素早さと耐久を兼ね備えたノーマルポケモンでもサイクルを回せるというのは、受けンタで実証済みである。
また、このパーティでは癒しの鈴で状態異常を対策出来るため、
状態異常が気になりがちな、鈍い+吠えるガルーラはかなり相性が良いのではないかと目を付けた。
鈍い+吠えるガルーラと言えば、古くは眠るを持っており、恩返し1本だったが、
素眠りが容易に出来るような環境ではなくなってからは、眠るを抜いてサブ技に地震を持たせる型も使われ始めた。
しかし、このような型は状態異常を治せず、カビゴンを起点に出来ても隣のポケモンの電磁波やどくどくに困ることがあった。
そこで、癒しの鈴を自然採用出来るハピムウマ編成では、このような型のガルーラも活かせるのではないかと思い立った。

この型はエアームドが厄介なので、初めはテンプレ通りのガラガラと組ませていたのだが、
途中で炎エースに弱いことに気付き、そこを埋めるため「スターミー 波乗り/電磁波/リフレクター/自己再生@光の粉」に変更。
ただ、リフレクターよりサイコキネシスが多いと感じる場面が多かったため、途中から上記の型に変更した。
対エアームドは一応スターミーでも相手でき、サイクルを繰り返せばガルーラからでも突破は不可能ではないため、
初めはやや軽視していたが、実際エアームドに当たるとやはり厳しかった。
そこで、ほとんどの試合でカビゴンを出していないことに気付き、カビゴンの地震を大文字に変更することで対策した。

ログ壱 …対55カビゴン、理想的な崩し
ログ弐 …対55カビゴン、吠えるの使い方
ログ参 …対HA、ガルーラの素早さを活かして上からお掃除
ログ肆 …対55カビゴン、ガラガラ+カビゴン2枚抜き
ログ伍 …対55メガニウム、カウンターを制す
  ログ陸 …対55ミルタンク、華麗な鈍い吠えコンボ
ログ漆 …対55プテラ、バトン対策の鈍い+吠える
ログ捌 …対55バクフーン、スターミーでサポート
ログ玖 …対55ミルタンク、鈍いの積み方


55ギャラドス ハイドロポンプ捨て身タックル目覚めるパワー
ゴースト
電磁砲食べ残しDEFF
50ガラガラ ホネブーメラン岩雪崩目覚めるパワー
剣の舞太いホネDDFF

'22/8/11使用開始。
それより前にもたまに使っていて、電磁砲の枠は鈍いで何度か使っていた。
無駄に攻撃力が高い水棲系のポケモンが総じて抱えている悩みとして、手足が無く、まともな物理技をほぼノーマル技しか覚えないため、
攻撃範囲を広げることが出来ず、純電気かサンダーか草かゴーストのどこかしらで止まってしまうというところがある。
キングラーもオクタンもアズマオウもその類なのだが、近年これらのポケモンを、
キ軍団キングオブザキング全能系オク神といったパーティで使っていて分かったことがある。
それは、ノーマル技の他、サブ技としてムウマを倒せる目覚めるパワーゴーストを持たせておくと良いということである。
特にこれを、道連れを回避するために上から打てるとなお強く、
キングラーはレベル差によって先制、またアズマオウは高速移動、オクタンは先制のツメによって、
それぞれムウマの上を取る手段を獲得している。
ギャラドスもキングラーと同様、レベル差によってムウマには先制でき、なおかつ特攻は低いので、
ここで止まらないようにするためには目覚めるパワーゴーストが重要と考えた。
あとは威力の高い捨て身タックルを持たせ、これらの火力を伸ばすために鈍いを持たせていたが、
ここまでに採用したポケモンと違って、強力な属性一致技を持たないギャラドスには、決定力を出しきれないこともあった。
そこで、匂艶リザードンのことを思い出し、ギャラドスに電磁砲を持たせることで麻痺を撒けるようにして、
裏に剣の舞型のガラガラを組ませ、そこからも全抜きも狙える仕様にしたという経緯である。
ただ、この型はこれはこれで、カビゴンに対してあまりにも決定力が無さすぎるという面があり、一長一短である。

ログ壱 …対55ケンタロス、攻撃範囲が刺さる


55オーダイル ハイドロポンプ地震爆裂パンチ嫌な音食べ残しFFFF
55フーディン サイコキネシスどくどくアンコール自己再生麻痺治しの実1FFF

'22/8/30使用開始。
これも地面耐性こそ無いものの、属性的に明らかに地面には強いポケモン。
物理耐久も高いため、カビゴン等の不一致地震ぐらいなら物ともしない。
そして、食べ残しを活かしてサイクルするタイプのエースなので、やはり癒しの鈴と組ませると面白そうと思い、起用した。
型はテンプレまんまで、地震の枠は環境や編成によっては恩返しの方が良いのだが、
これを使っている時の環境としてはムウマが非常に多かったため、地震を採用した。
恩返しが無いと困る対ナッシーに関しては、ハピナスとムウマである程度戦えるというのもある。

この型は、ナッシーだけでなくサンダーに対しても非常に弱いため、6枠目はそこを強く対策するために、
WAにフーディンを立てた。どくどくの枠は途中、ハガネール対策で炎のパンチにしたりもした。
ただ、エースでなくLv.50で使われるギャラドスやワタッコといったポケモンが1匹居るだけでもかなり厳しいので、
WAでなくLv.50でそのあたりを対策出来るようにした方が良かったかも知れない。

ログ壱 …対55カビゴン、癒しの鈴を使いながらサイクル
ログ弐 …対55リングマ、滅びの歌で毒を回す
ログ参 …対55バンギラス、爆破を早まらせる
ログ肆 …対55サイドン、ムウマのハピナス受け性能
ログ伍 …対55カビゴン、無理矢理オーダイルでタイマン
ログ陸 …対55カビゴン、ガラガラの捌き方


55キングラー クラブハンマー捨て身タックル目覚めるパワー
ゴースト
剣の舞食べ残しDEFF
55フーディン サイコキネシス炎のパンチアンコール自己再生光の粉1FFF

'22/10/2使用開始。
オーダイルと同じく、地面耐性は持たないものの、高めの物理耐久で、地面に強く、全抜きを狙えるポケモンとして採用。
レベル差によって低レベルのムウマに先制し、目覚めるパワーゴーストで2発、剣の舞を積めば一撃で落とせるのが美味しい。
オーダイルと同様、電気エースなどをカバーするためにWAにフーディンを起用。

ログ壱 …対55ドードリオ、リフレクターを活かす


55サンダー ドリル嘴目覚めるパワー
雨乞い食べ残しEDFF
50ガラガラ ホネブーメラン岩雪崩目覚めるパワー
剣の舞太いホネDDFF

'22/10/6使用開始。
雨乞いという技をあまりまともに使ったことが無かったため、サンダーでやってみようと思い立った。
上記で使っていたサンダーは捨て身タックルよりもドリル嘴の方が良いという場面が多かったため、そことの融合でもある。
ドリル嘴にしたことにしたことで、本格的にライコウを倒せなくなってしまうところを、
雨乞い+目覚めるパワー水によって、一応急所待ちぐらいには追い込むことが出来る。
必中雷によって麻痺を撒けることを期待し、剣の舞で全抜き出来るタイプのガラガラと組ませた。

ログ壱 …対エース抜き、雷必中を活用
ログ弐 …対55バンギラス、めざ水の攻撃範囲を活かす
ログ参 …対バランスパ、影分身に雷必中がブッ刺さる


55プテラ 目覚めるパワー
地震超音波鈍い食べ残しDCFF
50フシギバナ 葉っぱカッター宿木のタネ吠える光合成麻痺治しの実1FFF

'22/10/22使用開始。
超音波という技を使いたいがためにプテラを起用した。
メロメロと違って性別問わず使うことができ、威張ると違って物理ポケモン相手にも気にせず打つことができ、
その混乱によって火力不足を補って崩しを狙えるという点で、プテラが最もマッチしていると考えた。
特に狙い目はカビゴンとミルタンクで、鈍いに対して鈍いを合わせに行くことで、ある程度敵の攻撃を受けることができ、
それだけではこちらから倒すことも出来ないが、そこを混乱を絡めて強行突破を狙う。
流石に水ポケモンのように致命傷を与えて来る相手に対してワンチャン稼ぐのはかなり絶望的な確率にしかならないが、
ノーマルポケモンとお互い鈍いを積み合って、お互い決定力を出すのに時間がかかるような対決だと、
試行回数を稼げるので、超音波の命中率の悪さも補うことが出来て、予想外にまともに扱うことが出来た。
環境的に、たまたま狙い目であるノーマルエースが多かったのも追い風だった。
6枠目は、無難にプテラと相性の良さそうなフシギバナにした。

ログ壱 …対55ミルタンク、超音波でタイマンを挑む
ログ弐 …対55ガルーラ、宿木に混乱を絡める
ログ参 …対55バンギラス、正統派ムウマ+プテラ
ログ肆 …対バランスパ、鈍いカビゴンの動きを止める
ログ伍 …対55エーフィ、メロメロには混乱で対抗!?


55プテラ 目覚めるパワー
地震我慢吹き飛ばし食べ残しDCFF
50フシギバナ 葉っぱカッター宿木のタネ眠り粉光合成麻痺治しの実1FFF

'22/10/23使用開始。
我慢という技を使いたいがためにプテラを起用した。
実機の我慢は2-3ターン我慢して、次のターンに倍返しするというものだが、
PBSでは設定ミスによりこれが1-2ターンになっており、強力である。
50%の確率で1ターン溜めるだけになるため、実質カウンター兼ミラーコートのような使い方が出来る。
PBS独自の仕様に頼ってしまうのは物議を醸しそうではあるが、
今までも破壊の遺伝子+空を飛ぶや、連続斬りをやってしまっているため、この際「そういうルール」として気にしないことにしている。
我慢はカウンターやミラーコートと違って、後攻で使うと次のターンからの攻撃を耐え始めるため、
明らかに後攻では使えない技であり、先手を打った方が良いことは自明。
その上で、物理・特殊問わず後攻で弱点を突かれて致命傷を受けやすく、
なおかつ素の火力が微妙で、1発では敵に致命傷を与えにくいというポケモンということで、プテラが適任と考えた。
鈍いを積まれてしまってはいけないので、相手に単発で殴ってもらいやすいよう、吹き飛ばしと併用した。
一応これによって、我慢に頼らずとも、パルシェンと併用して、昆布を密かに狙うことも出来る。
6枠目は↑と同じくフシギバナ。これによって↑の超音波プテラと見た目の区別が付かない編成になっている。
プテラが吹き飛ばしを持っているため、今回は吠えるでなく眠り粉に。

ログ壱 …対55カビゴン、宿木と併用で攻撃を耐える
ログ弐 …対55バンギラス、我慢でタイマンを制す


55キングラー 捨て身タックル目覚めるパワー
ゴースト
踏み付け剣の舞食べ残しDEFF
50スターミー ハイドロポンプサイコキネシス電磁波自己再生光の粉1FFF

'22/11/13使用開始、'23/1/2改良。
踏み付けという技を使いたいがためにキングラーを起用した。
基本的には頭突きの劣化技で、頭突きを覚えず踏み付けのみを覚える唯一のポケモンがキングラーなので、必然的にこうなる。
幸いにも、Lv.55キングラーは50ヘラクロスや50スイクン等を抜ける絶妙な素早さを持っており、
また剣の舞+踏み付け+捨て身タックルという手順で、並の物理耐久のポケモンは倒せるので、
この動きならば踏み付けによる3割の怯みも活かしやすいだろうと考え、実行することにした。
ということで、もう技枠が3つ自動的に決まり、残りは流石にムウマが跋扈している環境なのでこれは無視出来ず、
上記で使っていたキングラーと同じく、目覚めるパワーゴーストとした。
とは言え、そうすると逆にバンギラスやハガネールが完全に無理になってしまい、それらも決して少ないわけではなかったため、
技構成は目覚めるパワーゴーストの枠をクラブハンマーに変更したりして使うこともあった。

エースが電気に弱く、エアームドへの決定力も不足しているので、初め6枠目は大文字を持ったセミフルガラガラとして使っていた。
しかし、暫く使っていてもどうにもキングラーを活かせず、パーティ全体としての欠陥を感じた。
キングラーは確かにそこそこには素早いのだが、肝心のキングラーの苦手なポケモンがほとんど素早く、
そこに対する抵抗としては踏み付けは全く効果を発揮しない。
ということで、全体的にもっと麻痺を意識した編成に変更することにした。
まず6枠目を、電磁波スターミーに変更。キングラーと水タイプが完全に被っているが、
キングラーのやっていることがあまりに水ポケモンではなさすぎて、むしろノーマルであるため、攻撃面での相性補完は取れている。
また、キングラーの体力が無く、どくどくや癒しの鈴による低速サイクルが合っていなかったため、
ハピナスの癒しの鈴・ムウマのどくどくの枠を、いずれも今回特別に、電磁砲に変更。
ここにカビゴンが元々持っていたのしかかりもあるため、4方向から麻痺を狙えるよう徹底した。
それでもなかなか踏み付けを活かすところまで持って行くには難しかったため、
この編成で狙うこと自体に無理があったのかも知れない。
一応試合の中で使えなかったわけではないため、公開するが、
いずれまたそこに特化した別のパーティでチャレンジしてみても良いかも。

ログ壱 …対55カビゴン、めざ霊ブッ刺さる
ログ弐 …対エース抜き、踏み付けワンチャン
ログ参 …対55バンギラス、ハピナス+ムウマ驚異的な底力
ログ肆 …対55ミルタンク、徹底的に麻痺を狙う
ログ伍 …対55バンギラス、踏み付けで威圧?


55ゴルダック ハイドロポンプ冷凍ビームクロスチョップ未来予知食べ残しFFFF
50ガラガラ ホネブーメラン岩雪崩目覚めるパワー
剣の舞太いホネDDFF

'22/11/13使用開始。
未来予知という技を使いたいがためにゴルダックを起用した。
この技はサイクルしながら撒き菱のような感覚で使うのが一番強いと思ったため、
サイクルするのに持ってこいであるこのパーティにエースとして組み込んだ。
ゴルダックは最低限の耐久と耐性は備わっているため、食べ残しを持たせることである程度のサイクル性能も発揮出来ると考えた。
一応、過去にやったオーダイル等と同じく、地面に強いエースということで、サポメンとの相性補完も成り立っている。
実際、未来予知関係無く、普通にゴルダックエースとして活躍させられた試合もいくつかあった。
未来予知について使っていて思ったのは、この技はやはりちょっとした撒き菱のようなもので、
ここぞという時に狙って使うようなものではなく、サイクルの中で打つ余裕があるような場面でセットしておき、
それが偶発的に役に立つものと考えた方が良いだろう。
6枠目は、初めは特に深くは考えずケンタロスやプテラの時に使いやすかったフシギバナを続投したが、
サイクルで未来予知の追加ダメージがあれば活かせる場面があるかも知れないと思い、電気対策も兼ねてガラガラに変更した。

ログ壱 …対エース抜き、寝言カビゴンとの死闘
ログ弐 …対55スターミー、ハピナスが決定力
ログ参 …対55カビゴン、未来予知+クロスチョップで突破


55ラッタ 怒りの前歯シャドーボール火炎車破壊光線食べ残しFFFF
50フシギバナ 葉っぱカッター宿木のタネ吠える光合成麻痺治しの実1FFF

'22/11/19使用開始。
火炎車という技を使いたいがためにラッタを起用した。
炎ポケモンで、凍結を治す使い方はあまりにも非現実的であるため、
シンプルにラッタに持たせて、鋼への役割破壊として使おうと考えた。
威力は目覚めるパワー炎より弱いが、めざ炎はHPが大幅に落ちてしまうし、所持がバレるというリスクもある。
あとはやはりムウマ対策のシャドーボールを持たせておけば、案外攻撃範囲を広げることが出来ると思った。
怒りの前歯+破壊光線で、ナッシーや低レベルのサンダー程度の耐久のポケモンを倒し切ることが出来る。
特攻種族値は50しか無いため、肝心の火炎車の火力はかなり弱い。
威力60というのは単純に雷の半分の火力でしかなく、エアームドもハガネールも倒すのに4発かかってしまう。
ただ、怒りの前歯+火炎車+火炎車とすることで、実質3発で倒すことは出来る。
怒りの前歯とムウマの痛み分けは、やっていることがかなり似ていて、アンチシナジーを感じたが、
ひとまず火炎車を使ってみたかっただけなのでそこは目を瞑ることにした。
6枠目も、特に深くは考えずそのままフシギバナを続投。もはやガラガラに代わって準レギュラーである。

ログ壱 …対55ケンタロス、シャドーボールでムウマ撃退
ログ弐 …対55ドククラゲ、火炎車でフォレトス撃退


55ケンタロス 捨て身タックル地震大文字頭突き食べ残しFFFF
50フシギバナ 葉っぱカッター宿木のタネ吠える光合成麻痺治しの実1FFF

'22/11/26使用開始。
頭突きという技を使いたいがためにケンタロスを起用した。
元々、破壊の遺伝子ケンタロスが頭突きを使っているところは昔見たことがあった。
ケンタロスの攻撃力で、属性一致威力70なので、素でもそれなりの火力があると思ったのと、
受けケンタで身代わり型を使っていた時、身代わりはあくまで防御手段であり、
この枠を逆に攻撃的な技にすれば、突破力は更に上がるなと思っていたので、ここを頭突きにしてフルアタで使うことにした。
ケンタロスの捨て身タックル2発でギリギリ落とせないというポケモンは数多く存在し、
そのギリギリの部分を、3割の怯みで補う使い方が出来ると強いかなという考え。
ということで、受けケンタの身代わりの枠を頭突きに代えただけで、フシギバナもそのまま続投である。

ログ壱 …対55ブースター、カビゴンを頭突きで突破


55サンダー ドリル嘴目覚めるパワー
地面
岩砕き食べ残しCFFF
50ガラガラ ホネブーメラン岩雪崩目覚めるパワー
剣の舞太いホネDDFF

'22/12/4使用開始。
岩砕きという技を使いたいがためにサンダーを起用した。
それなりに多くのポケモンが覚える技だが、威力はあって無いようなもので、50%の防御ダウンの追加効果がほぼ全ての技なので、
嫌な音や睨み付けるなどを覚えるポケモンは、普通にそちらを使った方が良い。
過去に、いばみがサンダーの身代わりの枠をもっと攻撃的な技に変更することを考えた時に、
候補のひとつとして、混乱自傷ダメージ増幅の目的で岩砕きが挙がったことがあった(採用には至らなかった)のだが、
威張るの混乱が無くとも、ドリル嘴などの物理技を持ったサンダーなら、これを有効活用出来るのではと考えた。
特に、防御ダウンを1回でも引けば、ハピナスをドリル嘴確定2発で倒せるようになるのはかなり大きいだろう。
ここで、いっそ目覚めるパワーも物理技の地面にしてしまうことで、更に岩砕きの恩恵を得やすくしてみた。
目覚めるパワー地面は、Lv.55ライコウを中乱数3発と、なかなかの火力があり、
つまり岩砕きで防御ダウンを引けば、これを中乱数2発で倒せることになる。これはかなり大きいだろう。
この他、Lv.55カビゴンに対しても、防御ランク-1のドリル嘴で確定4発、-2のドリル嘴で確定3発となる。
眠る+寝言型だと厳しそうだが、薄荷の実や、素眠り型相手なら十分突破の芽はあると言えそうだ。
特殊タイプの目覚めるパワーが無いと、地面ポケモンへの打点が無くなりがちだが、
ここも岩砕きに頼れば、防御ダウンからのドリル嘴なり目覚めるパワー地面なりがそれなりのダメージになる。
また、これは実戦していて気付いたことだが、岩砕きは、威力は20しか無く、ダメージは無いようなものだと思っていたが、
ハピナスに対しては50ダメージぐらい与えられるのが意外と馬鹿にならず、
岩砕き+岩砕き+ドリル嘴+ドリル嘴なんかでも乱数で倒せたりする。
よって、防御ダウン狙いで岩砕きを連打した際、運悪く追加効果が発動しなかったとしても、
そこで与えたダメージのおかげで、ドリル嘴で倒しやすくなるというわけだ。
これは、睨み付けるや尻尾を振ると違って威力のある攻撃技であり、しかもそれが格闘タイプであるという、
岩砕きの利点をある意味最も如実に顕している一例と言えるかも知れない。

動きは上記で使っていた雨乞い型のサンダーと似ていると思ったので、6枠目も剣の舞型のガラガラを続投。
実戦でも選出の機会が多く、やはり55サンダーの裏の50ガラガラの使いやすさを改めて感じた。

ログ壱 …対55スターミー、ハピナスの一貫性
ログ弐 …対55フーディン、岩砕きでライコウを引かせる
ログ参 …対55バクフーン、裏のガラガラから抜く
ログ肆 …対55ガラガラ、サンダーvsハピナスのタイマン!
ログ伍 …対55カビゴン、岩砕きで突破なるか!?


55ギャロップ 大文字二度蹴りメロメロ身代わり食べ残し7FFF
50フシギバナ 葉っぱカッター宿木のタネ吠える光合成麻痺治しの実1FFF

'22/12/13使用開始。
二度蹴りという技を使いたいがためにギャロップを起用した。
これを覚えるポケモンの中では、メイン技と格闘技の相性・攻撃力と言った点でギャロップが最も相性が良いと考えた。
(実際、リトルカップではダメージ計算の都合上、ポニータが二度蹴りを普通にガチ採用することもある。)
ただ、普通に打つだけでは目覚めるパワー格闘よりも威力が低いだけになってしまうので、
他の目覚めるパワーと併用するか、最大威力で目覚めるパワーを打てなくなる♀で使うことになる。
ギャロップは高い素早さを活かしてメロみがで使うのも一定の強さがあると思ったため、♀にしてメロメロと併用することにした。
というわけで、攻撃個体値は、♀の中で最も高い7で使用。
また、連続攻撃の旨味に関しては、身代わりを持っているようなポケモンは格闘技に強い場合が多いので、
身代わりを貫通するような使い方はあまり出来なさそうだが、
メロメロと併用して連打することで、試行回数を稼いで急所に当てやすくなるというのを期待した。
特に、金銀の格闘技は目覚めるパワー以外どれもこれも命中率が不安定なものばかりだが、
そんな中、二度蹴りは命中率100%である数少ない格闘技であり、PPも最大48、つまり96発も攻撃を打つことが出来るため、
メロメロと併用して連打してそのうち事故を狙うには持って来いの性能と言える。
そう言った点からも、メロみが型で使うのが最も理に適っていると考えた。
肝心の火力だが、50食べ残しカビゴンも4発で倒せるか怪しいぐらいの乱数だが、
そこはあまり気にせず、メロメロ+PPを活かした試行回数に任せることにした。
一応、食べ残しを持っていない50カビゴンや、50ブラッキーあたりは4発で倒せる。
どうしても突破力が足りなさそうなら、身代わりは抜いて催眠術を持たせるという策も一応ある。

このエース追加型パーティにおいては、冒頭に書いたエースの条件に反し、
初めて地面技を弱点とするエースを起用してしまったが、
他のポケモンも色々使っているうちに、地面耐性というのはそこまで重要なことではないと感じて来たため、気にしないことにした。
また、6枠目にいつものフシギバナも添えることで、地面には厚くした。

ログ壱 …対55ケンタロス、格闘技の一貫性
ログ弐 …対55カビゴン、メロメロ+二度蹴りで突破


55プテラ 目覚めるパワー
地震どくどく吹き飛ばし食べ残しDCFF
50フシギバナ 葉っぱカッター宿木のタネ眠り粉光合成麻痺治しの実1FFF

'22/12/30使用開始。
影さん20周年オン会で集まった時に、ほぼ即興で組んだパーティ。
正直何を使うか全く決めていなかったので、このハピムウマパをベースにして、
追加エースは少し前に面白そうだなと思って考えていた、この型のプテラを採用。
プテラが突破が難しい相手としては、鈍いを積んで来るカビゴンやミルタンク、
後出しされてかつ2発で倒して来るスターミーやスイクンあたりが挙げられる。
前者は鈍い+吹き飛ばしや、以前使った超音波あたりがあれば対策可能で、
後者はいばみが型ならば対策可能だが、これらを両立することは難しい。
そこで、どくどく+吹き飛ばしで昆布をするという線を考えた。
それだけだと、眠って来るカビゴンやスイクンの突破は難しいが、ここにパルシェンの撒き菱まで絡めれば、その限りではない。
ここまで色々な型でプテラを使って来た感触として、パルシェンと同時選出出来る機会はそれなりにあった。
したがって、撒き菱+どくどくのダブルスリップダメージを与えるというのはそれなりに現実的に実現出来ると考えた。
6枠目は、今までのプテラと同じく相性の良いフシギバナ。
プテラが吹き飛ばしを持っているため、吠えるでなく眠り粉とした。
試合の結果はこちらの通りで、4勝1敗で優勝することが出来た。

ログ壱 …対55バクフーン、早速昆布でスイクンを追い込む
ログ弐 …対55カビゴン、吠えループなるか!?
ログ参 …対55バクフーン、プテラでガン止め
ログ肆 …対55カビゴン、フシギバナでタイマン狙い
ログ伍 …対55サンダー、めざ岩+地震の範囲を活かす


55ハッサム 捨て身タックル目覚めるパワー
地面
電光石火剣の舞食べ残しCFFF
50スターミー ハイドロポンプサイコキネシス光の壁自己再生光の粉1FFF

'23/1/9使用開始。
電光石火という技を使いたいがためにハッサムを起用した。
元々は
石化像というパーティで電光石火ハッサムを使っており、電光石火の狙いに関してはそちらの解説を参照されたいのだが、
パーティの組み方が良くなく、ハピムウマパでがっちり受け回しながらサイクルさせた方が成功しやすいのでは?と考え、
このパーティに組み込んだ。
また、石化像では目覚めるパワー格闘で使っていたのだが、
やはりこのご時世、ゴーストに無抵抗だと、いくら追い打ちブラッキーを添えていようが、あまりにも動きづらかった。
そこで、目覚めるパワーを地面に変更することで、幅広く丸く対応出来るのではないかと考えた。
岩や鋼ポケモンへのダメージは基本的に格闘と変わらないし、
バンギラスへのダメージは半分になるものの、このパーティならばそこまで急いで倒す必要も無いと考えたため。
特に対ムウマは、ムウマ側もハッサムへの打点が無い場合がほとんどであるため、
こちらがムウマへの打点さえ持てば、逆にこちらから完全にムウマを起点にまで出来るというのは、あまりにコスパが良い。

石化像で使っている際に、スターミーとの相性はとても良いと感じたため、6枠目に投入。
電光石火の隙を狙うという点では電磁波は相性が良くなく、
それよりもハッサムがサンダー相手にすぐ引かないといけないのがあまりにも弱いと感じていたため、
そこに対抗出来るよう、光の壁を持たせてみた。

ログ壱 …対55サンダー、トドメの電光石火


55ファイヤー 大文字目覚めるパワー
ゴッドバード日本晴れ食べ残しEEFF
50フシギバナ 葉っぱカッター宿木のタネ吠える光合成麻痺治しの実1FFF

'23/1/15使用開始。
ゴッドバードという技を使いたいがためにファイヤーを起用した。
この技は火力だけはあるので、実際使って勝利に貢献させることは普通に出来なくはない。
しかし、わざわざこの技を使う必要があるかというのは甚だ怪しく、
特にドリル嘴を覚えるようなポケモンは、コンスタントに打つならそれを2発打った方が単純なダメージ総量は上回る。
目覚めるパワー飛行ですら、威力70なので、これを2発打てばゴッドバードと同等のダメージとなる。
そのため、ドリル嘴を覚えず、目覚めるパワーも他のタイプで使いたいようなポケモンで、
ようやくゴッドバードの恩恵が得られると考えた。
ズバリ該当するのは、目覚めるパワーを岩で使いたいプテラと、草で使いたいファイヤーぐらいだろう。
ただしプテラに関しては、他の物理技が豊富であり、飛行で弱点を突きたいわけでもなければ、
そもそも目覚めるパワー岩や地震で事足りてしまうことも往々にしてある。
それに対してファイヤーは、テンプレの大文字+目覚めるパワー草という攻撃範囲に対してハピナスという壁が立ちはだかり、
これに対してゴッドバードで有効打を与えられるため、比較的活かすチャンスがあるかも知れないと考えた。
ハピナス以外にも、唯一の物理打点ということで、カビゴンや炎ポケモンに対してもダメージを期待出来る。
攻撃種族値100のファイヤーの属性一致ゴッドバードを以てしても、ハピナスを一撃では倒せないものの、
かなりの致命傷を与えることができ、食らったら即タマゴ産みで回復しないと、日本晴れ中の大文字でトドメを刺せるぐらいにはなる。
したがって、ハピナスの前で、日本晴れ→ゴッドバード→大文字と動けば、ハピナスはタマゴ産みを余儀なくされる。
それでも、ゴッドバードは8回しか打てない上、外れることもあるので、タマゴ産みで間に合われてしまう危険性があるが、
ここで「ハピナスは先制のツメを持っていることが多い」ということを逆利用することが出来る。
ゴッドバードの2ターン目に、もしハピナスの先制のツメが誤作動してしまった場合、
ハピナスは先制で無意味なタマゴ産みをした後、ファイヤーは後攻でゴッドバードの大ダメージを与えることが出来る。
次のターン、ハピナスは先制のツメが発動しなければ、ファイヤーは2連続で動けるため、大文字でトドメを刺せるのだ。
かなり無茶なことを言っているように聞こえるかも知れないが、先制のツメ発動率は23.4%とそれなりに高く、
また現在の環境のハピナスは、電気技を持っていることがほとんど無いため、ファイヤーへの有効打には乏しい場合が多い。
したがって、食べ残しで回復しながら、この試行回数を稼ぐことができ、十分現実的に突破が可能なのではないかと考えた。
また、ハピナスが先制のツメを持っていなかった場合、この計画は破綻するのだが、
それでもゴッドバードと日本晴れ+大文字の併用で、タマゴ産みのPPを切らせるということがギリギリ狙えなくはなさそうだ。
そもそも日本晴れ+大文字+目覚めるパワー草型のファイヤーを受けることが出来るポケモンはかなり限られており、
その中でも比較的メジャー級であるハピナスを突破出来る見込みがあるというのは、
ゴッドバードを活かすという目的を差し置いてもかなりの恩恵があると考えられる。
目覚めるパワー格闘があればハピナスは比較的楽に攻略出来るのだが、当然これは目覚めるパワー草とは併用出来ない。
他の技でハピナスを真正面から倒そうと思うと、意外と難しいのだ。
この他、55カイリキーは弱点を突くことで乱数(カイリキーの目覚めるパワー次第)一撃で倒すことが出来る。
大文字だと高確率で2耐えされてしまうため、カイリキーが岩雪崩を持っていたらタイマンで不利となってしまうのだが、
ゴッドバードがあればここの優劣を逆転させることが出来る。
また、55カビゴンが眠るで粘って来る場合、大文字のPPが危惧されることになるが、ここでもゴッドバードを活用出来る。
眠るターンを読んで溜めることで、眠ったカビゴンに1ターン目から大ダメージを与えることができ、
これによって大文字のPPを節約することが出来る。
また、攻撃範囲的に不利となりやすい炎ポケモンエースとの交戦においても、ゴッドバードが打点になる場合があるだろう。
ハッキリ言ってあまりハピナスに当たらなかったせいもあり全く上手く行かず、
挙げ句の果てに途中「50ファイヤー 大文字/ゴッドバード/眠る/寝言@ピントレンズ(?)」という型に当たり、
しかも個人的に複数回そのファイヤーに苦しめられてしまったため、
普通にそっちの方が上手いゴッドバードの使い方だなと認めざるを得なかった・・・。

地震を無効化でき、相手のムウマの上を取って起点にすることができ、全抜きを期待出来る火力と範囲を持っているということで、
ハピムウマパのエースに立てても悪くなさそうだと考え、ここに組み込んだ。
6枠目は単純に炎と相性が良く、実績もあるフシギバナ。ファイヤーが吹き飛ばしを持っていないため、今回も吠える型で採用。

ログ壱 …対55エレブー、50カビゴン+ムウマの捌き方
ログ弐 …対55バンギラス、カビゴン受けファイヤー
ログ参 …対55プテラ、キラパか?
ログ肆 …対55カビゴン、ハピナスを倒す
ログ伍 …対55カビゴン、ムウマで裏から崩す
  ログ陸 …対55スターミー、ゴッドバードミラー!?
ログ漆 …対55バクフーン、ゴッドバードの使い所!?
ログ捌 …対55カビゴン、ムウマ+ファイヤーで攻略
ログ玖 …対バランスパ、遂にこの時が来た


55エレブー 10万ボルト回し蹴りメロメロ身代わり食べ残し3FFF
55スターミー 波乗りサイコキネシス悪夢自己再生奇跡の実1FFF

'23/2/26使用開始。
回し蹴りという技を使いたいがためにエレブーを起用した。
威力65の割に命中率が85%しか無い不遇な技だが、3割の怯みの追加効果により独自性を保っている。
必然的にこの怯み効果を活かすことになるが、これをそれなりの素早さから打てるポケモンはエレブーとサワムラーぐらいしか居ない。
エレブーと言えば普通はクロスチョップが使えるが、身代わり等の初代マシン技とは併用出来ないという問題がある。
実際、エレブーをいばみがやメロみがで使ったり、電磁波でサポートをしたいが、肝心のクロスチョップが使えない…
というジレンマに陥ったことがあるトレーナーは少なくないのではなかろうか。
そこを逆手に取って、「初代マシン技とも併用出来る格闘技」として、エレブーで回し蹴りを使うことを思い立った。
特にメロメロ+身代わりと併用することで、カビゴンに対してはストコンを狙うことができ、
ハピナスに対してはメロメロが効かない代わりに回し蹴り3発で突破出来るため、ちょうど怯みを活かせるので、
回し蹴りを活かすにはこの型が持って来いだと考えた。
ちょうど同時期に、メロみが+冷凍パンチ型のエレブーが使われることがあり、環境にハピナスも多かったため、
実際にこれを狙える機会はそれなりに作れるだろうという目論見。
注意点として、エレブーは地味に♂:♀比率が3:1のポケモンなので、♀で使うには攻撃個体値を3まで下げなければならない。
それでも、50ハピナスをほぼ確定で3発で倒せるので問題無い。

このエレブーで特に狙いたいのはハピナスやカビゴンで、逆に来られたくないのはライコウや地面ポケモン。
したがって、ライコウに自然と強いこのパーティに組み込み、6枠目は地面に強く、ハピナスやカビゴンを誘うスターミーをWAとして立てた。
フシギバナも突破が難しいので、サイコキネシス持ちの55スターミーとした。
その他、このエレブーはあまりサイクルさせる気は無く、起点を作って戦いたいので、
ハピナスの癒しの鈴はどくどくに変更して使用。

ログ壱 …対55ゴースト、ハピナスを怯ませて突破
ログ弐 …対55カビゴン、メロメロと併用してストコン


55ナッシー サイコキネシスギガドレイン原始の力宿木のタネ食べ残しFFFF

'23/4/13使用開始。
何となく原始の力ナッシーというのを考えていたら、
ナッシーは起点を作れる相手がそれなりに居て、宿木のタネを植えればカビゴンの前でもそれなりに動けるので、
そこで原始の力の試行回数を稼ぐと面白いのではないか、と思い立った。
Lv.55で使うことで、追加効果で素早さが上がれば55サンダーや55ミルタンクにまで先制出来るようになる。
サイコキネシスでほとんどのポケモンを2発、弱点を突けば一撃も。
あとは、せっかくの体力を落としたくなかったので、目覚めるパワーを持たせることはせず、
となると残りは属性一致で使えるギガドレインぐらいとなるが、
これまた原始の力で素早さと特攻が上がれば、一気にバンギラスやスイクンの上を取って余裕の2発で倒せるのがかなり美味しい。
HPをゴッソリ回復出来る旨味もある。ということで、このような型が出来上がった。
攻撃力UPをあまり活かせないのが勿体なく、この型だとハピナスに対してほぼ詰んでしまうため、
いっそ宿木のタネを抜いて、目覚めるパワー格闘あたりを持たせてフルアタにしてしまうのもアリかも知れない。
また、代わりに眠り粉を持たせて、相手の行動を止めて原始の力の試行回数を稼ぐのもアリかも。
目覚めるパワー炎でも持たせない限り、エアームドにはどうしても弱いため、
そこをカバーするために6枠目はテンプレ通りの寝言+火炎放射ガラガラを採用した。
なお、このナッシーはサイクルしながら使いたいため無理矢理このパーティのエースとして起用したが、
冒頭の解説にあるように、足が遅く、上から色々なポケモンを倒せるわけでもないならば本来ハピムウマとの相性は悪い。
実際、ヘラクロスや炎エースなど、様々な弱点を抱えてしまっている。
あくまで原始の力でちょっと遊んでみたかっただけと思って欲しい。()

ログ壱 …対55ニドクイン、原始が発動するとこうなる
ログ弐 …対55ミルタンク、ムウマが決定力になる
ログ参 …対55バンギラス、ムウマでワンチャン作る
ログ肆 …対55プテラ、相手のムウマを起点に試行回数
ログ伍 …対55カイリュー、50カビゴンを起点に
ログ陸 …対55カビゴン、ギガドレインの攻撃範囲


55リングマ 恩返し地震電磁砲鈍い食べ残しFFFF
50スターミー ハイドロポンプサイコキネシス電磁波自己再生光の粉1FFF

'24/4/21使用開始。
特にこのパーティに組み込む予定ではなかったのだが、鈍い+セミフル編成のリングマを使ってみたいと思い立った。
ケンタロスやガルーラ等を使ってからリングマについて考えると、どうしても特攻種族値75という異質な高さを活かしたくなってしまうので、
まず「電磁砲リングマを使ってみよう」から始まり、
環境的にムウマが多かったので、せっかく電磁砲を打てるのなら、麻痺させて上から地震も狙いたくなる。
かなりの昔、同じ攻撃範囲のセミフルで、残りの技を眠るにして使ってみたことがあったが、
逆に眠るを抜いて鈍いを積めるようにするのが面白いのではないかと思い付いた。
眠る無しで、足が速いポケモンでもないので、奇跡の実などよりは食べ残しを持たせたい。
そうなると、このハピムウマ編成に組み込むのが良いのでは?となり、ここに居場所を作ってみたという次第。
ノーマルエースということで、6枠目は定番のスターミーを採用。
使っていて途中で気付いたのは、リングマが電磁砲で麻痺を狙いたいのに、ムウマのどくどくが邪魔になってしまうことがある点。
ここをもっと状態異常を一貫させるため、ムウマもどくどくを電磁砲に変更したりした方が良かったかも知れない。

ログ壱 …対バランス編成、カビゴンを鈍いの起点に
ログ弐 …対55バンギラス、リングマの地震の火力!
ログ参 …対55バンギラス、リングマの電磁砲の火力!
ログ肆 …対55ヘラクロス、リングマの恩返しの火力!



このパーティは今後も新たなエースで使用する可能性があるので、その際はログが集まり次第、また更新します。