全能系オク神

55オクタン波乗り八つ当たり目覚めるパワー
ゴースト
鈍い先制のツメDEFF
55カイリキークロスチョップ岩雪崩目覚めるパワー
鈍い黄金の実DDFF
50カビゴンのしかかり地震鈍い自爆食べ残しFFFF
50ナッシーサイコキネシス宿木のタネ眠り粉光合成奇跡の実9FFF
50エアームドドリルくちばしどくどく吹き飛ばし眠る薄荷の実FFFF
50ハピナス冷凍ビームどくどくリフレクタータマゴ産み光の粉1FFF

'21/9/18構築
速さ★★★
硬さ★★★★
コンビネーション★★
変態度★★★★
煮詰め度★★
総合的満足度★★★

管理人はオクタンをどう使えば良いか、長年頭を抱え悩まされていた。
2000年代のぬるくてゆっくりな対戦環境ならば、恐らく「波乗り/恩返し/嫌な音/眠る@食べ残し」のような何の変哲も無い両刀型で、
恐らく相手が素眠りになった隙を突いて嫌な音から崩して行くような使い方が出来たのだろう。
しかし、2010年代以降の環境において、そのような型を活躍させるのは難しい。

ここまでで考えたのは例えば高速移動+バトンタッチからオクタンに繋ぐという構造のパーティで、
これは2010年頃のものだが、こちらおよびこちらのログが取れている。
まだ活躍出来た方だが、遅いポケモンに高速移動+バトンタッチを繋げるような場合の障壁として、
「それってガラガラで良くないですか」という課題が常に立ちはだかる。
普通にサイクルしながら使うなら、水ポケモンという属性も活かせるだろうが、
先手を取って上から全て叩き潰すような使い方をする場合、ほとんどの場合、そもそもガラガラで事足りてしまうのである。

次に考えていたのが2017年のらふたんのように眠る+寝言で戦う型で、
一部のぬるいポケモンに何度も出しながら崩しを狙えるかと思ったが、
一致技の波乗りはまだしも、物理技の方はと言うと単発では全く決定力にならない。
オクタンはいくら攻撃的な種族値とは言え、攻撃・特攻ともにたかだか105であり、不一致技を単発で打てるほどのものでもない。
したがって、やはり嫌な音や鈍いのような積み技が無いと活躍させるのは難しいと思った。
因みに、波乗りに関してはスターミーを超えるまともな火力があるのだが、これだけではシャワーズの劣化となってしまう。
オクタンは、シャワーズに対して物理攻撃力でしか勝っていないため、結局物理技を使わないとシャワーズと差別化出来ない。

次に考えていたのが、オクタン砲やロックオンと言った、独自性のある技を使うという策。これならばシャワーズも敵ではない。
オクタン砲に関しては、だるま落としのビリリダマで使っていたフラッシュのように、
相手の命中率を下げながら退場することで、エースの起点作成役として使えるかと期待したが、
そもそも追加効果の命中ダウンの発動率が5割なのが割に合わな過ぎた。
なおかつオクタン砲自体の命中率も大文字と同じ85%しか無いという信用出来なさ。
ただでさえ相手の命中率を下げて確率に訴える戦法に持ち込もうとしているのに、
その準備段階で使う側が確率に翻弄されていてはあまりにも割に合わない。
その上、起点作成役として使おうとしているオクタン自身が攻撃的な種族値配分というアンチシナジーもある。
ロックオンに関しては、金銀では味方と連携が出来るため、爆裂パンチ等を持ったポケモンと組ませると面白そうだと考えていた。
こちらのようなログが1個取れはしたが、これも流石に無理矢理なコンボを狙い過ぎで、
これをするためにわざわざオクタンを使っているのが悲しくなって来た。

このような紆余曲折を経た末、やはり波乗り+物理技+積み技という鉄板構成は外せないという結論に至り、原点回帰することとなった。
しかし、水ポケモンを両刀アタッカーとして使うには、あまりにも敵が多すぎる。
カビゴン・サンダー・ライコウ・ムウマ・ナッシー・フシギバナ・フーディンと言ったメジャーな天敵が、水ポケモンには多すぎるのである。
波乗り/冷凍ビーム/恩返し/めざ霊/めざ地/嫌な音/眠る/寝言ぐらいまですれば全抜きは狙えそうだが…。
特に、この時環境に多かったムウマが厄介で、波乗り+恩返しの両刀には滅法強く、上から好き勝手仕事されてしまう。
ここで管理人は思い付いた。先制のツメ+めざ霊を持たせれば、ムウマをハメることが出来る。
ムウマのためにここまでコストを割くかと思われそうだが、それほどムウマは幅を利かせていた。
それに、この構成ならムウマだけでなく、ついでにフーディンもハメることが出来る。
そして、積み技に関しては、そもそも遅いポケモンで無理矢理嫌な音を使おうとしていることに無理があって、
遅いのならばカビゴンやサイドンに学んで鈍いを積んでしまえば良いのだ。
ここで色々と希望が見えてきた。遅いポケモンに鈍い+先制のツメを持たせることの強さは、カビゴンで実証済みである。
また、遅いマイナーポケモンに先制のツメを持たせることで、色々と奇跡を起こしてくれるということも、
ウソッキーやキマワリで既に経験している。
眠るに技枠を割こうとしていたことが間違いだったのだ。
鈍い+セミフルアタ構成にして、あとは全て先制のツメに委ねれば良いのだ。
かくして、「波乗り/八つ当たり/めざ霊/鈍い@先制のツメ」という狂ったオクタンは爆誕したのであった。

タイマン向きでもないため、サポメンはある程度硬めにしてサイクルからの事故を意識した。
特に、ムウマを誘いたかったのだが、あまりそのような編成に出来なかったかも知れない。
WAは何故カイリキーにしたか忘れたが、フシギバナを釣ってしまうのであまり良くなかったかも知れない。
先制のツメが3個ぐらい欲しいパーティだった。

パーティ全体としては噛み合っているとは言えず、もっとやりようがあったとは思うが、
オクタンの型に関してはそれなりに活かすことが出来て、ログも少しだけ取れたので、一応パーティとして公開。
破壊の遺伝子と先制のツメはマイナーを救う。


ログ壱 …対55サンダー、スイクンとタイマンに持ち込む
ログ弐 …対55ドンファン、先制のツメを自在に操るオクタン
ログ参 …対55ルージュラ、物理攻撃力が活きる
ログ肆 …対55バンギラス、どうぐを勘違いしてるオクタン。かわいいね


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