キ軍団

55ングラーハサミギロチン捨て身タックル目覚めるパワー
ゴースト
眠る薄荷の実DEFF
50リンリキ電磁砲高速移動影分身バトンタッチ光の粉1FFF
50レイハナ葉っぱカッター眠り粉痺れ粉月の光麻痺治しの実1FFF
50ュウコン火炎放射怪しい光メロメロ身代わり食べ残し1FFF
50ャラドス目覚めるパワー
飛行
電磁砲リフレクター吠える黄金の実CDFF
55ャロップ角ドリル大文字催眠術身代わり奇跡の実1FFF

'22/2/6構築、2/27改良
速さ★★★★
硬さ★★★
コンビネーション★★★★
変態度★★★★
煮詰め度★★★
総合的満足度★★★★★

「頭文字統一シリーズ」の第7弾。これは復刻版ではなく、完全に今回初めて組んだコンセプト。
キ・ギから始まる最終進化形態は8種類居るため、パーティを組むに際して頭数は足りている。
しかし、一撃無し2000ルールだと、残念ながらまともに戦えそうなメンツではないので、今まで実際に組むことは無かった。
だが、一撃アリならどうだろうか。キングラーとギャロップが、一撃技を打てる。
それだけならまだしも、これらは2匹とも、一撃技を打たせたらかなり強くなりそうなポケモンだ。
これによって、一気にまともに戦えるパーティになるのではないかと期待し、一撃アリ用のパーティとして組んでみた。
残りの候補は、キングドラとキマワリ。キマワリは流石に厳しいが、誰かをキングドラに変えるのは大いにアリだろう。

●キングラー
キングオブザキングのアズマオウと同様、そもそも一撃ありルールなら一気に強くなるのではないかと睨んでいたポケモンのひとつ。
ここでやりたかったことは、これまたアズマオウと同じく、目覚めるパワーゴーストを持たせること。
55キングラーの偉いのは、レベル差によって低レベルのムウマには先制出来るという点。
しかも、攻撃種族値も130もあり、これを活かさない手は無いというわけである。
アズマオウもそうだが、手足の無い不器用な水ポケモンというのは、水技・氷技・ノーマル技ぐらいしか使えず、
特攻がシャワーズぐらい高ければ良いのだが、そうでもないポケモンはゴーストポケモン相手に困ることがある。
特に、一撃ありルールでは、角ドリルとハサミギロチンを無効化出来るゴーストポケモンは、一撃無し以上に需要が高まる可能性がある。
実際に試合していても、やはりムウマの使用率はかなり高かった。
したがって、そこに対するピンポイントであったとしても、このようなポケモンにめざ霊を持たせる価値は十分あるのではないかと考えた。
残りは、ダメージレース的に普通に殴りたい場合もあると思うので、捨て身タックルは持たせておいた。
ここをクラブハンマーか波乗りにしても良いが、キングラーは特攻が極端に低く攻撃力が極端に高いため、
むしろノーマル技で威力が高いこちらの方が汎用性が高いのではないかと思い、採用した。
最後に、素早さがそこそこあり、物理耐久もあるポケモンではあるので、一度回復出来ると良いと思い、眠る+薄荷の実とした。

●キリンリキ
このポケモンの存在も、このパーティを組もうと思えた動機のひとつ。
エースに対して、影分身+バトンタッチのコンボを狙えるのは、パーティのパーツとしては非常に面白い。
せっかくのキリンリキなので、高速移動かド忘れもバトンタッチ出来るとなお良いのだが、初めはド忘れで使っていた。
これは、キングラーの低い特防を補ったり、ギャロップが水ポケモン相手に角ドリルの試行回数を稼いだりするのを狙ったものだが、
それより、更に素早いポケモンの身代わりや、ケンタロスへの対策が欲しいと考え、高速移動に変更した。
電磁砲は、これもケンタロスに対する起点回避の意味合いが強い。

●キレイハナ
そこまでやることは無いので、至って普通の型。
低火力の攻撃技と、状態異常技ぐらいしか打つものが無いので、身代わりには滅法弱い。
そのため、起点作成役としてあまり攻撃的な使い方をすることが出来ない。
となると、一部のポケモンへの受けに徹した方が良いのではないかと考え、月の光でしっかり回復出来るようにしておいた。
こうしたざっくりな抽象論で決めた型だったが、これが功を奏し、実戦では思ってもみなかった活躍のしかたをしてくれた。
やはり、こういったポケモンが1匹居ると、パーティに厚みが出るのかも知れないと改めて感じた。
そして、使っていて初めて気付いたのだが、キレイハナは実は「各種粉が打てる、最も特殊耐久の高い草ポケモン」であった。
そのため、粉技によるサポートをしつつ、水技や電気技に対する受けを遂行しているだけでも、
実はキレイハナならではのアイデンティティが発揮出来ているのだと学ぶことが出来た。

●キュウコン
阡年の怨みで散々使っていた型だが、これをLv.50でやってみたいと思っていた。
もちろん素早さを筆頭に色々と性能は落ちるが、
火炎放射の火力があまり関係無く、ストップさえさせれば良いというような場合なら、
Lv.50からでも同様に決定力を出せるのではないかと考えた。
そして、エースとは別で、こうして個人技的に決定力を出せるポケモンが居ることで、
パーティとしての幅も出るという面もあり、贅沢にも食べ残しを献上した。

●ギャラドス
実はこのパーティの隠れエースという説がある、最も活躍してくれたポケモン。
しつこいようだが身代わり持ちのケンタロスにはいくら対策してもし過ぎることはないというほどだと思っていて、
このギャラドスも身代わり対策の吠えると、身代わりを貼って来なかった場合に択ゲーに持ち込める電磁砲を持たせた。
また、対カビゴンも勢いに任せすぎているので、せっかく鈍いを解除出来る吠えるを持たせたのだから、
素殴りに対して強くなれるリフレクターも持たせておいた。
キングラーと同じくだが、ギャラドスも別に水技を持たせる必要は無いと最近思えて来たので、めざ飛をメイン技とした。
地味にこのパーティ、ギャラドス以外全員が後ろが特殊タイプであるため、プレゼントで致命傷を食らってしまう組である。
そのため、ハピナスをギャラドスで受けざるを得ない場面は度々あった。
その際に、目覚めるパワー飛行のみだとタマゴ産みで受けられてしまうが、
電磁砲の麻痺を絡めればそれなりに対策可能だった。

●ギャロップ
シンプルに一撃技を打てる2匹をWAとした。
実際ギャロップは、高レベルにすることで、55サンダーや50スターミーに先制出来るのはあまりに大きい。
一撃無しルールだとどうしても、スターミーなんかには止められがちなのだが、そこに角ドリルを狙えるのはやはり大きい。
型は、まあ考えたら自然とこのような感じになるだろう。
特に催眠術が強くて、高い素早さで上から眠らせた上で角ドリルの試行回数を稼ぐことも出来る。
食べ残しがキュウコンに渡ってしまったので、身代わりで削ったHPは回復出来ないものの、
ギャロップのような一撃技に頼る比重が大きいポケモンにとっては、
如何に起点を作って一撃技を打てる回数を増やすかが勝負となるので、そのために単発でも身代わりが意味を成す。

●まとめ
一撃ありルールなら何とか成り立つかなーぐらいのノリで組んだが、予想以上にまともに使うことが出来た。
様々なエッセンスの崩しやサポートを詰め込んだ、面白いパーティになったのではないかと思う。
キングラーとギャロップの一撃コンビはやはり、このルールでは一撃無しとは全く違う活躍をすることが出来た。
そして収穫だったのが、ギャラドスとキレイハナの活躍。
今後のパーティを組む際の良い参考にもなった。


ログ壱 …初戦からこれはおかしいやろwwwwwwwwwwwwwwww
ログ弐 …対55ベロリンガ、キュウコンが決定力
ログ参 …対55ケンタロス、ギャラドスの可能性
ログ肆 …対55ダグトリオ、ギャラドス大活躍
ログ伍 …対55バンギラス、キングラーの型が活きる
ログ陸 …対55ケンタロス、サンダー受けキレイハナ!?
ログ漆 …対55ケンタロス、影分身ゲーを狙う
ログ捌 …対55キングドラ、今世紀最大の窮地をキレイハナが救う
ログ玖 …ログ壱のリベンジ
ログ拾 …対55ドーブル、正統派コンボに苦戦


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