最終更新日:'25/9/8  最終チェック日:'25/9/8
我流・個別分析 <ナッシー>

変態ポケモン図鑑はこちら


<概論>

悪・氷・炎・ゴースト・蟲・毒・飛行と、全ポケモン中最多である7タイプも弱点を持っているポケモン。
それゆえ一歩間違えれば呆気なく一撃で倒れてしまうという弱みがあるものの、
逆に耐性も、エスパー・電気・草・水・地面・格闘と、軒並みメジャータイプが揃っており、
耐久も決して低い方ではないため、場に受け出し出来る機会も多い。
その上で宿木のタネ、眠り粉、痺れ粉、光合成、リフレクターと言った、
草ポケモンのお家芸である補助技が不自由なく使えるため、他の草ポケモンの例に漏れずサポート性能は非常に高い。
特筆すべきはそれに加え、草ポケモンNo.1でサンダーやファイヤーと同じ特攻からのサイコキネシスを打てるため、
サポートのみならず自身も十分決定力となることが出来るという点。
Lv.55で技スペースを割いて剣の舞から頑張って決定力を出そうとする草ポケモンは少なくないが、
Lv.50で普通のサポートをしながら決定力も出せるというのが、格の違いを示している。
更には他の草やエスパーポケモンには真似出来ない大爆発まで覚えるため、
得意の補助技で散々場を荒らした挙句1-1交換したり自主退場したりと、相手にとっては手に負えず、
味方にすれば突破口を開いてくれる頼もしい存在になること請け合いである。
Lv.50のサポートにおいては、カビゴンやパルシェンと並んで大活躍してくれる筆頭のポケモンだ。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■■■■■■□ 出番の多さ■■■■■■■■■■
複数対決性能■■■■■■■■■■ 使い方の多様性■■■■■■■■□□
対カビゴン性能■■■■■■■■■□ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■□□
対その他の一線級■■■■■■■■■□ 個人的総合評価■■■■■■■■■■


<優劣関係>

格好の餌サイドン フシギバナ ヌオー
割と有利カビゴン ガラガラ ハガネール ライコウ カイリキー パルシェン ミルタンク ムウマ
場合によるブラッキー スターミー サンダー ゲンガー スイクン ケンタロス ハピナス
割と不利ヘラクロス フーディン エアームド バンギラス ポリゴン2
天敵ヘルガー ルージュラ ファイヤー ヤミカラス ハッサム


<防御面>

55食べ残し5250黄金の実50
55サンダーのめざ氷確3微低確率2発低確率2発高確率2発
55ガラガラの地震微高確率4発微低確率3発超低確率3発超高確率3発
バンギラスの岩雪崩超高確率4発超高確率3発微低確率3発確3
53ゲンガーの冷凍パンチ確3中乱数2発低確率2発超高確率2発
55カビゴンの捨て身タックル確3微低確率2発低確率2発高確率2発
53カビゴンの恩返し超低確率3発確3超高確率3発確3
50カビゴンののしかかり乱数5-6発確4確4超低確率3発
55スターミーのハイドロポンプ乱数5-6発超高確率4発中乱数4発確4
55カイリキーのクロスチョップ乱数6-8発確5乱数5-6発微低確率4発
52フーディンの炎のパンチ確3低確率2発低確率2発高確率2発
55フーディンのサイコキネシス乱数6-7発微低確率4発確5超高確率4発


<技候補>

サイコキネシス属性一致メイン技。火力も範囲もフシギバナとは桁違いで、ナッシーならではの圧力の源。
めざ草
ギガドレイン
属性一致メイン技2もしくはサブ技。水やバンギラスを意識する際には外せない範囲。
ギガドレインは肝心のスターミーの身代わりに無効化されてしまうので、めざ草が無難。
大爆発ただの状態異常でなくこれの圧力もあるのが非常に強力。パルシェンと同火力。
光合成大爆発と両立出来ないので、どちらか選択となる。こちらにすればしぶとく受け続けることが出来る
宿木のタネ補助技筆頭候補。攻防一体となる超高性能技。特に対カビゴン性能として外せない
眠り粉補助技筆頭候補。とにかく宿木のタネとの併用が凶悪。GB/VC環境ならば更に強い。
痺れ粉補助技候補。こちらはサポート色が強い。遅いポケモンと併用したい。
リフレクター補助技候補。サポートの他、光合成と併用でカビゴンを受けられることも。
日本晴れ補助技候補。自らソーラービームと併用も出来るが、大爆発で炎エースに繋ぐ使い方が基本。
めざ蟲サブ技候補。サイコキネシスとの相性が良く、ナッシーミラーにおいて最強の技。
めざ炎サブ技候補。サイコキネシスとも大爆発とも相性が良い。エアームドへの打点が偉い。
めざ電サブ技候補。スターミーとエアームドに同時に打点が欲しい際に候補に挙がる。
ヘドロ爆弾サブ技候補。弱点は突きにくいが、幅広くダメージが入る。もちろん追加効果も美味しい
泥棒サブ技候補。サポートの意味合いが強いが、地味に悪技威力40という火力と範囲が優秀。
身代わり宿木のタネと併用して「やどみが」コンボが出来る。
ソーラービーム日本晴れが必須で、使い勝手は悪いものの、サンダーの雷と同火力なのは魅力。
眠る
寝言
砂嵐パーティ等で光合成が使いづらい時に、これらを併用して使うことがある。
スターミーの電磁波に強くなれるのが魅力なので、めざ草と併用したい。
どくどく普通に使えなくはないが、眠り粉・痺れ粉を差し置いて使うほどかと言うと・・・
めざ格変態技候補。サイコキネシスと相性は良く、ハピナスやバンギラスへの打点が魅力。エスパーには弱い
影分身
転がる
変態技候補。お馴染みのコンボを、宿木のタネと併用しながら・・・?
原始の力変態技候補。あからさまな追加効果狙いだが、4倍弱点なら有効打にもなる?大爆発と両立不可。
鈍い
捨て身タックル
変態技候補。宿木のタネや眠り粉を撒きながら積むという芸当が一応出来るが・・・
悪夢眠り続けるような相手には大抵宿木のタネ+メイン技だけでも十分押せるので、利用価値は低め


<型サンプル>

Lv.50 サイコキネシス/宿木のタネ/眠り粉/大爆発@黄金の実

テンプレのひとつとなっている、大爆発型。
サンダーやファイヤーと同じ特攻から繰り出されるサイコキネシスは威力・攻撃範囲ともに申し分なく、
これを受けるだけで難しいのに、ここに更に宿木のタネ+眠り粉まで加わったら手に負えない。
宿木のタネ+眠り粉のコンボは、フシギバナの貧弱な葉っぱカッターですらカビゴンやエアームドを突破し得るほどなのに、
これがナッシーのサイコキネシスの火力になった時の恐ろしさたるや。
カビゴンに対して、フシギバナは実際のところは「動きを止める」ぐらいがせいぜいであることが多いが、
ナッシーの場合はそのままサイコキネシスで倒せてしまう場合も決して少なくない。
しかも、宿木のタネで回復しながら倒すので、そのまま後続とも戦えてしまったり、大爆発でもう1匹倒せてしまうことも。
また、フシギバナと違って地震を半減出来るため、ガラガラに対する受け出し性能も強く、
読まれて目覚めるパワー蟲を打たれてしまったら即死だが、
対面からだったり、地震や岩雪崩に対して受け出しが出来れば、上からの眠り粉や大爆発の圧力によって流すことが出来る。
物理攻撃力はパルシェンと同じで、大爆発は50カビゴンや55サンダーの水準を低確率一撃というもの。
ピンクのリボンを持たせればこれが高確率一撃となる(詳しくはこちらを参照)。
ナッシーの性質上、敵に2枚受けを強いることも多いため、大爆発を当てる相手を選ぶ際にも有利な読み合いに持ち込みやすい。
サンプルの持ち物の黄金の実というのも重要で、これを持たせることによって、
55カビゴンの捨て身タックル、55サンダーの目覚めるパワー氷、50エアームドのドリル嘴と、
通常なら高確率2発で倒されてしまう重要どころをことごとく高確率で耐えられるようになる。
なお、55カビゴンの捨て身タックルに対しては、HPを敢えて下げることによって、
黄金の実が発動しやすくなり、これを2発耐える確率を上げることが出来る。
これが最も高くなるのはHP192の時で、94%程度にまで上がる。HP努力レベルを45に調整することで実現可能。
因みに、もう少し下げてめざ草orめざ炎フェイクになるHP189(努力レベル39)にした場合、この確率は87%程度。
HPを下げてしまうと他の部分で弊害が出る危険性もあるので、
この調整はよほど55カビゴンの捨て身タックルを意識する時だけで良いだろう。
持ち物は他にも候補が多く、先述したピンクのリボンor水玉リボンの他、
50カビゴンののしかかりを受ける展開になりやすいのでそこを対策した麻痺治しの実や、
上振れた時の眠り粉や大爆発の恩恵が大きくなる先制のツメあたりがメジャー。
GB/VC環境では眠りのターンが長く、ナッシー同士で眠り粉を打ち合うような展開になることも多いため、
そこを意識した薄荷の実を持たせることもある。もちろん余っていれば奇跡の実が優秀。
パーティ … プテラゲンガーWA(2020)
パーティ … バンギラスニョロトノWA(2018)
パーティ … ゲンガーフシギバナWA(2015)
パーティ … ナッシーSA(2012)
パーティ … 51ナッシー逆A(2011)
ログ … 1匹倒した上で大爆発で1-2交換
ログ … カビゴンを追い込みながら別のポケモンを爆破
ログ … 低レベルカビゴンを流し続ける
ログ … 大爆発で突破口を作る
ログ … 大爆発で突破口を作る2
ログ … 宿木のタネ+サイコキネシスはエアームドすら追い込める
ログ … 後攻眠り粉でエース無償降臨
ログ … ムウマを道連れさせずに倒す
ログ … 55大爆発ナッシー
ログ … 55大爆発ナッシー2
ログ … 55大爆発ナッシー3


Lv.50 サイコキネシス/宿木のタネ/眠り粉/光合成@麻痺治しの実

大爆発はせずに、光合成で受けるタイプの基本型。
これら2つは両立不可なので、光合成で回復しながら大爆発のタイミングを狙うようなことは出来ない。
また、ナッシーは月の光も覚えるが、月の光は原始の力と両立出来ないというデメリットがある。
逆に言うとデメリットはその一点のみなので、原始の力のようなマイナー技なぞどうでも良いと思うならば、
お好みで光合成の代わりに月の光を持たせても良い。
ナッシーは苦手な相手には弱点を突かれて一撃で倒されてしまうこともあるが、
耐性も優秀なので、得意な相手には何度も受け出し出来るような場合も決して少なくない。
そのような相手を受ける際に、大爆発だと期限付きであったが、光合成ならばPPがある限り受け続けられるようになる。
弱点と言っても、低・中レベルのサンダーやライコウの目覚めるパワー氷や、50カビゴンの大文字程度なら2耐え出来るため、
宿木のタネ+光合成で粘りつつ、最終的にはサイコキネシスで突破が見込める。
カイリキーやガラガラも、目覚めるパワー蟲さえ持っていなければナッシーへの打点は乏しく、
眠り粉やサイコキネシスの圧力で何度も流すことが出来る。
ガラガラは目覚めるパワー飛行でもナッシーを2発で倒すことは出来るが、
光合成があれば、これを流せる回数が増えるという利点もある。
無理して居座って剣の舞を積んだりして来た場合、眠り粉が通る。
極めつけは対55カビゴンで、寝言を持っていたら流石に厳しいが、
宿木のタネを植えた状態ならば、捨て身タックルに対しても光合成で回復が間に合うため、
カビゴンが素眠りならば対面から有利を取れてしまう。
カビゴンは鈍いを2回積むことで捨て身タックル1発でナッシーを倒せるようになるが、
眠り粉のせいでそんなことをする余裕は全く無い。
最悪、カビゴンに対してナッシーを後出しした場合ですら、眠りターンの長さ次第ではナッシーが勝ってしまう。
このように、ナッシーを倒すのにモタモタしているとパーティごと半壊させられる危険性があるというほどなので、
それだけナッシーという存在は仮想敵としてマークされやすく、
四方八方から目覚めるパワー蟲でピンポイントで弱点を狙われても文句を言えない立場というわけだ。
なお、サンダーやライコウなど自分より速い相手に喧嘩を売る際、
下からの宿木のタネは、そのターンにはHPを吸収出来ないので注意。
この仕様を利用して、2枚受けされてしまう可能性はある。フシギバナに比べて足が遅いナッシーの弱みのひとつである。
逆にフシギバナとの違いとして、エスパー技に対して弱点どころか耐性を持っているので、
スターミーに対してストッパーになれるという場合もある。
これもサイクルだと交代が厄介だが、あくまでタイマンとして見れば、
こちらはスターミーに倒されず、眠り粉+宿木のタネをかけながらのサイコキネシスでいずれ突破が狙える。
電磁波は確実に食らってしまうので、同時にガラガラ受けなどの役割も担ってはいけない。
持ち物は、光合成を持っているため黄金の実は必要になりにくく、
先制のツメも光合成のタイミングが狂って自滅してしまうリスクを伴うため、
基本的には状態異常を対策するのが無難だろう。光の粉もアリか。
パーティ … カビゴンサンダーWA(2025)
パーティ … 51クロバット逆A(2021)
パーティ … リングマオムスターデンリュウTA(2019)
パーティ … ニョロトノSA(2013)
ログ … 眠り粉の強さ
ログ … 寝言を持たない55カビゴンも流せる
ログ … 鈍いスイクンをガン受け
ログ … 受けづらいランターンを受ける
ログ … 眠り粉で腹太鼓カビゴンを流す
ログ … 眠り粉で腹太鼓カビゴンを流す2


Lv.50 サイコキネシス/宿木のタネ/リフレクター/光合成@麻痺治しの実

光合成型の亜種。これは2000年代に使われることが多かった型。
当時は自発的に眠るで回復するポケモンが多く、眠り粉の通りはあまり良くなかったため、
そこをリフレクターにすることで、カビゴンを筆頭とした物理ポケモンに対して更に頑丈になった。
眠り粉の効き目が薄い寝言カビゴンに対しても、眠り粉に比べて少し戦いやすくなる。
ガラガラが目覚めるパワー蟲を持っていても、とりあえず中間択としてリフレクターを貼れるのも便利。
以下細かいカスタマイズは省略するが、鈍足エースのサポートが欲しければ痺れ粉を持たせることもある。
パーティ … カビゴンSA(2013)
ログ … 昆布対策の痺れ粉
ログ … 痺れ粉サポートからの大爆発


Lv.50 サイコキネシス/目覚めるパワー炎/宿木のタネ/大爆発@黄金の実

大爆発型の亜種。サイコキネシスにサブ技を持たせたもの。
基本的には宿木のタネ+眠り粉でサポートをしながら良きタイミングで大爆発を決めて枚数を減らせるのだが、
それすらさせてくれない相手が居ないわけではない。
典型例が鋼ポケモンで、サイコキネシスと大爆発の両方を半減されてしまう。
ハガネールのように、相手側もナッシーへの打点が乏しければジリ貧に追い込めるのだが、
ドリル嘴を打って来るエアームドや、目覚めるパワー蟲を打って来るフォレトスはそうは行かない。
そのあたりを対策したいなら、高い特攻を活かして目覚めるパワー炎を持たせることで、
Lv.50でありながら50エアームドを中乱数2発、50フォレトスに至ってはやや高確率一撃で倒すに至る。
他にも例えば身代わりスターミーなんかにも、対面から完封されてしまうので、
そこを対策しつつ、同時にエアームドへの打点もある目覚めるパワー電気だったり、
スターミーと同時にバンギラスも対策出来る目覚めるパワー草、
スターミーと同時にナッシーミラーも対策出来る目覚めるパワー蟲などの候補がある。
パーティ … ミルタンクケンタロスWA(2011)
パーティ … ポリゴン2HA(2010)
ログ … 眠り粉+めざ炎で55ハガネールを楽々倒す


Lv.50 目覚めるパワー草/眠り粉/日本晴れ/大爆発@黄金の実

炎ポケモンエースの隣で非常に便利な起点作りサポートナッシー。
炎との相性の関係上、メイン技はサイコキネシスよりも、水・地面・岩に強い目覚めるパワー草が活かしやすい。
個体値減少は大きく、特にHPは12も落ちてしまう点には注意。
あとは、眠り粉で相手を止めながら、日本晴れ+大爆発で炎エースに繋ぐことで、
炎ポケモンが、カビゴンや電気、水ポケモンなど幅広い相手に対して戦えるようになる。
宿木のタネが無い分カビゴンには弱いが、逆に炎エースにとってもあまりカビゴンは戦いたい相手ではないため、
眠り粉で足止めした状態で繋いだり、大爆発を当ててしまったりしたい。
持ち物は、ここまで書いたように麻痺治しの実やピンクのリボン、先制のツメなども候補だが、
目覚めるパワー草を持つ場合、50パルシェンを確定一撃で倒せるようになる奇跡のタネも候補に挙がる。
元々7割程度では倒せるのだが、逆にダメージが足りなかったら冷凍ビームで上から2発で倒されてしまう危険性があるため、リスクが大きい。
パーティ … ポリゴン2エンテイWA(2022)
パーティ … リザードンカビゴンWA(2021)
パーティ … 炎QA(2020)
ログ … 日本晴れ+大爆発で起点作り
ログ … 日本晴れ+眠り粉のサポート
ログ … 眠り粉+大爆発で起点作り
ログ … あやみがスターミーを引かせながらサポート
ログ … 日本晴れサポートしつつガラガラへの役割遂行


Lv.50 サイコキネシス/目覚めるパワー蟲/宿木のタネ/眠り粉@先制のツメ

ナッシーは圧力が大きいため、こちらから大爆発せずとも、相手に大爆発してもらうという発想もある。
その場合、大爆発の枠で代わりに攻撃範囲を増やすことが出来る。
特に目覚めるパワー蟲はサイコキネシスと相性が良く、ナッシーミラーで致命傷を与えられる他、
バンギラスやブラッキー、スターミー、フーディンあたりに有効という点は見逃せない。
ただし、低レベルだとそこまで火力は無いため、バンギラスやブラッキーのような物理耐久の高い相手には、保険程度。
ナッシーミラーはどちらが眠り粉を当てるかのゲームになりがちだが、
目覚めるパワー蟲を持っていることでここをガン有利にすることが出来る。
また、めざ蟲というのは、HPの個体値が落ちないという利点もあり、
特にポケスタなど相手のHPを確認出来る環境においては、所持判別が不可能である点が強く、奇襲性も高い。
なるべく攻撃的に暴れたいので、持ち物は先制のツメにしてあるが、
行動保証を得るためという意味では奇跡の実を渡せればそれはそれで強いだろう。
なお、サイクル戦を含めたナッシーミラーに関しては、こちらの記事が面白い。
ログ … サイコキネシス+ギガドレインが刺さる例


Lv.50 目覚めるパワー草/痺れ粉/リフレクター/大爆発@黄金の実

その他のカスタマイズ例。これは55ガラガラエースのパーティで採用した一例で、
痺れ粉で鈍足のガラガラをサポートしつつ、リフレクターでガラガラが物理にも強くなるようにしてある。
メイン技はガラガラの苦手な水、特にスターミーを意識して目覚めるパワー草。
もちろんサイコキネシスにしても良いし、この他、眠り粉と痺れ粉を両方持たせた、いわゆる「ダブル粉」で運用する手もある。
基本的には速い相手には痺れ粉、遅い相手には眠り粉を打つと良い。
もちろん、いずれかを宿木のタネに変えると、例によってカビゴンに強くなれる。道具に関してもここまでと同様。
撒くだけ撒いて、ここぞという時に大爆発を決め、エースを召喚出来るとGood。
パーティ … ガラガラニドキングWA(2012)
パーティ … 53ガラガラHA(2011)
パーティ … ガラガラSA(2010)
ログ … 痺れ粉+大爆発で起点作り
ログ … めざ草と痺れ粉の一貫性
ログ … リフレクター痺れ粉サポート


Lv.50 目覚めるパワー草/宿木のタネ/眠る/寝言@奇跡のタネ

回復して受け役割を果たしながら戦うナッシーでも、光合成の代わりに眠る+寝言にする手がある。
砂嵐を使ったパーティのように、光合成が使いづらい場合に候補になる。
ナッシーはそもそもスターミー(他多くの水ポケモンも)に対しては、
冷凍ビームさえ無ければほとんどの技を受けることが出来るはずなのに、
実際には電磁波の圧力で引かなければならない場面が何故か多い。
それは、通常ナッシーは眠るを持たないポケモンゆえ麻痺を回復することが出来ず、
対スターミーよりもその後ろのガラガラやカビゴンに対する仕事の方が重要であるので、
そのために麻痺を喰らうことが出来ないからだ(役割が重複しているのが問題)。
眠る+寝言であれば、その弱点を解消することが出来る。
また、補助技がメインであるので、身代わり持ちのスターミーには詰んでしまうことすらあるが、
目覚めるパワー草があればその心配も無い。
ナッシーと言えば確かに光合成での回復や大爆発も強いのだが、
そもそも草+エスパーという属性は耐性が多く、受け役割を多く持てるポケモンであり、
また草技というのも水と地面の弱点を同時に突けるという点で見るとなかなか美味しい攻撃範囲である。
ナッシーの特攻の高さもあり、目覚めるパワーと言えども火力はなかなか馬鹿に出来ない。
特に奇跡のタネを持たせることで50パルシェンを確1、52パルシェンも高確率一撃で倒せる。
内容が被るが、解説はこちらおよびこちらにも。
宿木のタネの枠は、眠り粉にしたり、サイコキネシスと二刀流にするのも無くはないが、カビゴンに弱くなる点に注意。
また、寝言で使うことが重要で、めざ草に関しては必要というわけでなければ、メイン技はサイコキネシスにしても良い。
レベルは中レベルぐらいでも良いし、道具も自由度がある。
パーティ … ヌオーSA(2013)
パーティ … バンギラスSA(2012)
ログ … 寝言めざ草ナッシーがブッ刺さる例
ログ … 寝言めざ草ナッシーがブッ刺さる例2


Lv.55 サイコキネシス/目覚めるパワー蟲/宿木のタネ/身代わり@食べ残し

ナッシーをエースで使う場合、2000年代から使われているテンプレ型のひとつ。
サイコキネシス+目覚めるパワー蟲の攻撃範囲が極めて優秀で、
宿木のタネを植えればどんな相手でもこのいずれかで、悪くとも急所や特防ダウン待ちに出来る。
宿木のタネ+身代わりのコンボ(通称やどみが)は凶悪で、特にHPの高い55カビゴンなんかが相手だと、
宿木回復量は36、食べ残し回復量が13に対し、身代わりで消費するHPが55なので、
身代わりを貼った瞬間壊されても、1ターンにたったの6しかHPが減らない。
一方で相手は宿木でどんどんHPが減って行くので、身代わりを貼っているだけでいずれ相手は眠るで回復せざるを得なくなる。
そこから高火力のサイコキネシスで逆にこちらから倒せるという流れである。
眠り粉+宿木のタネでも追い込めるが、身代わりがある分耐久性能が高く、
捨て身タックルの急所や、低レベルカビゴンに対しては自爆に対する抑止にもなる。
ハピナスだけは倒すのが難しいが、相手はタマゴ産みで回復がいっぱいいっぱいでなかなか攻撃出来ない上に、
宿木回復量は45になるので、身代わりを貼るだけで何故かナッシーは回復出来てしまうという奇妙なことになる。
タマゴ産みのPPを切らすのも手だが、麻痺の補助を入れておけばそのうちハピナスを事故で突破することも狙える。
因みにサブ技は目覚めるパワー蟲の代わりにヘドロ爆弾が使われることもある。
攻撃範囲で言えばめざ蟲の劣化でしかないが、3割という高い確率で毒を撒けるため、相手を弱らせやすくなる。
特にハピナスに対して、毒の追加効果はもちろん、単純に威力が高くダメージも稼げるので、倒しやすくなる。
攻撃範囲が極めて狭い毒技がサブ技に選ばれる数少ない例と言えるだろう。
ナッシー自身は毒は絶対に喰らってはいけないので、くれぐれも注意したい。
パーティ … ニドキングナッシーWA(2012)
パーティ … ナッシーSA(2011)
ログ … 55やどみがナッシーが止まらない
ログ … 55やどみがナッシーが止まらない2
ログ … 55やどみがナッシーが止まらない3
ログ … 55やどみがナッシーが止まらない4


Lv.50 サイコキネシス/痺れ粉/宿木のタネ/身代わり@食べ残し

やどみがのコンボは低レベルでサポートする際にも有用で、
この場合全抜きを無理して狙うよりも、サイコキネシス1本にしてサポート技を持たせると強い。
特に有力なのが痺れ粉で、やどみがコンボが相手に交代を促進するため、その隙に麻痺を狙いやすく、
また身代わりは後攻の場合タイミングが難しく立ち回りにくいが、
痺れ粉をかけることによって先手で身代わりが安定するシーンが増えるというメリットもある。
ここを眠り粉にして自身の突破力を上げるのもアリだろう。
食べ残しはどうしても回らなければ、最悪宿木のタネの回復のみに頼る手も無くはないが、
場に居座れるターン数が減ってしまうことになる。
逆に、この型は食べ残しをサポートに回せる場合の選択肢として考えた方が良いかも知れない。
ログ … 低レベでもやどみがは止まらない
ログ … 低レベでもやどみがは止まらない2
ログ … 低レベでもやどみがは止まらない3


Lv.55 日本晴れ/ソーラービーム/目覚めるパワー炎/光合成@奇跡の実

ナッシーの特攻はサンダーやファイヤーと同じだってこと知ってますか?
と言うことは、ナッシーのソーラービームの威力はと言うと・・・・・!?
50カビゴン・50ブラッキー確3、50ライコウ高確率2発、55ハガネール確2、55スターミー確1。
奇跡のタネを持たせて55磁石サンダーの雷と同等の火力を出すかどうかはお好みで
日本晴れ中のめざ炎で55ヘラクロス確2、55ゲンガー確3・・・まあこれも雨乞いサンダーのめざ水と同じと考えましょう
ここだけいつの文章だよ


Lv.50 サイコキネシス/泥棒/眠り粉/大爆発@ -

2010年頃、あやみがスターミー+ガラガラのコンボが大流行していた頃に、某氏がそこへのキラーとして編み出したナッシー。
ナッシーの高い特攻からの効果抜群の泥棒は、威力40と言えどLv.51スターミーの身代わりを超高確率で壊すことができ、
もちろんスターミー・ガラガラ共に道具を取られることは致命傷となるため、泥棒が安定行動となる。
ご本人による解説はこちら


Lv.50 サイコキネシス/眠り粉/痺れ粉/自爆@奇跡の実

2011年頃に某氏が考案したナッシー、通称「しけばく」。
相手に状態異常をかけて、爆破からエースの起点作成を図る場合、
せっかく状態異常をかけた目の前の相手を大爆発で倒してしまっては勿体なく、
出来ればマルマインのように貧弱な爆発で、敢えて目の前の相手を倒さずに残したい、という場面はよくある。
そこで、大爆発でなく威力の低い自爆を採用し、敢えて相手を倒さないようにするという発想である。
あとは自由に、メイン技は目覚めるパワー草でも良いし、日本晴れやリフレクター等を持たせても。道具も自由。
かと言って、大爆発で確実に相手を倒したいというシーンも多いので、
何なら自爆と大爆発を両方持たせるのもアリか・・・!?
パーティ … エース追加型(2013)


Lv.55 サイコキネシス/ギガドレイン/原始の力/宿木のタネ@食べ残し

原始の力というロマンの詰まった技を覚えるので一応、一例を紹介。
ナッシー自体、得意な相手の前ではある程度居座ることが出来るので、その隙に試行回数を稼いで追加効果を狙う。
Lv.55で使うことで、追加効果発動によって55サンダーのラインを抜けるようになるのが大きい。
他の技はお好みで。眠り粉で行動を止めて試行回数を稼ぎやすくしたり、
目覚めるパワー格闘などを持たせて攻撃力UPも活かせるようにする、など。
パーティ … エース追加型(2023)
ログ … 原始の力持ちエース
ログ … 原始の力持ちエース2
ログ … 原始の力持ちエース3


Lv.55 宿木のタネ/身代わり/影分身/転がる@食べ残し

まさかの転がるナッシー。他のポケモンと違って、やどみがコンボをしつつ、隙を見て影分身を積めるのが特長。
回復技こそ持っていないが、カビゴン等の前でなら宿木のタネ+食べ残しだけで十分場持ちする。
因みに丸くなるは覚えない。これによって、ミルタンクやツボツボ等と比べると、転がるの威力が倍増しないのと、
自分の防御力が上がらないため、相手に鈍いを積まれたら身代わりが無いと一撃で倒れたりする欠点があるが、
逆に身代わりによって状態異常には滅法強く、急所による事故死の心配が無いという利点がある。
なお、再生回復として光合成や月の光を使いたいところだが、残念ながら身代わりと両立不可。
ログ … 転がるナッシー


<対策例>

・悪ポケモン全般
強力なサイコキネシスを完全に無効化出来る悪ポケモンならばまずは間違い無い。
特にブラッキーは上からの甘えるで、バンギラスは耐性によって、大爆発も耐えられる可能性が高い。
また、追い打ちを持っているポケモンは、他のポケモンがナッシーに受けられたとしても、
サイクルを崩壊させることが出来る。
ただし、ナッシーが光合成を持っている場合、粘られてしまうことがあるので、
ナッシーが居座った場合に致命傷を与えられる技を併用しておくと、より盤石。
ヘルガーなら大文字、ブラッキーなら黒い眼差し、ヤミカラスならドリル嘴、など。
バンギラスは岩雪崩+地震のように、ナッシーの弱点を突けない型だと、
逆にナッシーに粘られて、状態異常などを入れられて仕事されてしまう危険性がある点に注意。
また、打点を持っていても、油断して後出しすると、目覚めるパワー草を直撃してしまうと痛い。
2耐えすることは出来るものの、あまり何度もサイクルさせることは出来なくなってしまう。
特に宿木のタネ+めざ草は、ブラッキーの特殊耐久をもってしても受け切れないため、
ブラッキーも追い打ち1本でナッシーを対策出来ると思っていると危険。
ナッシーの目覚めるパワー草や蟲を考慮すると、ヘルガーとヤミカラスはかなり安全な受けと言えそうだ。
ヤミカラスやニューラはマイナーだが、ナッシーは絶好のカモなので、活躍させるチャンス。

・ネイティオ
サイコキネシスを半減出来るエスパーポケモンの中で、唯一目覚めるパワー蟲を弱点としないポケモン。
ついでに目覚めるパワー草も半減して余裕で受けることが出来る。
上からドリル嘴も打てるので、攻撃面・防御面総合して、ナッシー封じ性能はトップ3ぐらいに入るだろう。
これもマイナーだが、ナッシー相手は絶好のチャンス。
それでも、眠り粉+宿木のタネまでかけられてしまうと怖いので、
敢えてネイティオを採用するということは対ナッシーに重きを置いているということだろうから、
しっかり寝言や薄荷の実などで対策しておきたい。
後続に対して負荷をかけるなら、どくどくや怪しい光が有効。

・ナッシー
「最強のナッシー受けはナッシー」との格言もかつて存在した。
やはりサイコキネシスを半減しつつ、草技も半減することが出来る。
ただし、目覚めるパワー蟲だけは絶対に無理なので、ここだけ注意したい。
逆に、これを持たせたナッシーで、相手のナッシーを対策出来るとも言える。
特殊耐久はそこまで高いわけではないため、サイコキネシスを普通に食らってもそこそこのダメージになるので、
眠り粉を食らってあまり長いターン眠っていても怖い。
ナッシーでミラー対策をするなら、薄荷の実か奇跡の実は持たせておきたい。

・スターミー、ルージュラ、フーディン、エーフィ、バリヤード、スリーパー
ナッシーの上から身代わりを貼って、サイコキネシスを封じることが出来るエスパーポケモン。
ナッシーの攻撃技がサイコキネシス+大爆発だけならば、対面から身代わりで完封することが出来る。
ルージュラの冷凍ビームやフーディンの炎のパンチのように、そこから簡単に倒せる技があるとなお良いが、
そうでなくとも、どくどくやサイコキネシス等でジワジワ削るだけでナッシー側はジリ貧となる。
エーフィやバリヤードに至っては、そこから影分身+バトンタッチのコンボに繋ぐことで、全抜きまで狙える。
あくまで対面から封じられるというだけで、後出ししようとすると眠り粉や大爆発を食らう恐れがある。
また、あくまでナッシーがサブ技を持っていない前提の話なので、
目覚めるパワー草や蟲を持っている場合は崩壊する危険性がある。

・レアコイル、ハッサム
ナッシーの上から身代わりを貼れる鋼ポケモン。
上記のエスパーポケモンと同様、サイコキネシス+大爆発を完封出来る他、目覚めるパワー草も封じられるため、
かなり精度の高いキラーとなることが出来る。
エスパーポケモンと違って、本体が大爆発を直接食らっても耐えるため、身代わりに頼らないサイクルもある程度出来る。
ナッシーが目覚めるパワー炎を持っていることも無くはないため、一応そこに注意するぐらいか。

・エアームド
上記のポケモンと違って身代わりは覚えないが、耐性によってナッシーを何度か流すことが出来る。
弱点となるドリル嘴を自然と採用することが出来る他、どくどくも大きな圧力となる。
エアームドでナッシーを受ける際に最も気を付けるべきこととしては、
対カビゴン等、他の仕事も任せたいことが多いので、役割過多で過労死しないようにすることだろう。
眠り粉を食らってしまうだけで崩壊する危険性が無くはない。それほどナッシーは恐ろしい。

・フォレトス
ナッシーに上を取られてしまう上、身代わりも覚えないが、
4倍弱点の目覚めるパワー蟲を自然採用出来るため、大きな圧力となる。
ただし、ギリギリ一撃では倒せないので注意。上から眠り粉で止められると、負けてしまう危険性もある。
大爆発の圧力も駆使して行きたい。

・炎ポケモン全般
ナッシーを受けることこそ出来ないものの、多くの炎ポケモンは、Lv.55で大文字を打てば、50ナッシーはほぼ一撃で倒せる。
一撃で倒せるということは、いくらサイコキネシスを受からないとは言え、
2回耐えることが出来るなら、2回サイクルでナッシーを流すことが出来るということになる。
眠るで回復出来たり、無償でナッシーの前に出せたりすれば、更に回数は増える。
また、奇跡の実を持っていれば、眠り粉に対する受け出しも1回出来る。
炎ポケモンが全抜きを狙う場合は、大爆発されてはいけないので、後出しは禁物。
また、ギャロップやキュウコンぐらいの特攻になるとナッシーに大文字を耐えられる危険性も出て来る。
マグカルゴは唯一、耐性によって大爆発を耐えることは出来るものの、
特殊耐久が低い上にナッシーに上を取られるため、シンプルにサイコキネシスを全く受からない。

・ラプラス、シャワーズ
サイコキネシスを半減こそ出来ないものの、高い特殊耐久によって、
Lv.55ならば上から身代わりで7割の確率で50ナッシーのサイコキネシスを耐えることが出来る。
そして、冷凍ビームを打てばいずれも余裕の2発でナッシーを倒せる。
いずれも水ポケモンであるため、目覚めるパワー草は流石に耐えられない。
ただし、直接めざ草で殴って来る場合は、シンプルに上から冷凍ビームを2発打てば勝てるので、択ゲーにはなる。

・ハピナス
並外れた特殊耐久を持つハピナスですら、宿木のタネ+眠り粉+サイコキネシスの3段コンボは受けられるとは限らない。
ただし、他のポケモンを眠らせておくことで、眠り粉さえ喰らわないようにしておけば、まず突破される心配は無い。
ハピナス側の打点としては冷凍ビームや大文字、どくどくなど選択肢がある。
GB/VC環境ならばプレゼントが最も効果的で、4割の確率でナッシーをいきなりワンパン出来てしまう。

・カビゴン
直接的にはナッシーに不利だが、自爆で相打ち上等というならば、優秀なナッシー受けになる。
ナッシーはいくらカビゴンの動きを止めても、カビゴンに一度も動かせずに倒し切るのは難しいため、
カビゴンはどこかのタイミングで動いて自爆を当てれば済む。
ただし、読まれやすいため、ナッシーの後ろにムウマ等が控えている場合は注意。
この他、Lv.55で寝言と食べ残しを持ったカビゴンならば、普通にナッシーをある程度受けることが出来る。
宿木のタネを植えられても、寝言で鈍いを2回積むことが出来れば、捨て身タックルで一撃。
ただし、あまり歯向かおうとするとそもそも大爆発でサクッと倒されてしまう危険性もあるので注意。

・ヘラクロス
エスパー弱点があるので全くサイコキネシスを受けられないが、
上からのメガホーンは言うまでもなくオーバーキルというほどの確1なので、対面で起点にすることは出来る。
また、ナッシーが選出される場合、「50カビゴン+50ナッシー+55エース」という組み合わせが多く、
エースによってはヘラクロスが受からない可能性もあるので、
ヘラクロスで大爆発を喰らわないよう、大事に扱えば選出に対して刺すことも出来る。

・カイロス、ストライク
一応、目覚めるパワー蟲によってナッシーを上からワンパン出来る。
サイコキネシスを弱点としない分、ヘラクロスよりも条件が良い。
対面したナッシーを起点にして、剣の舞を積むなどして全抜きを図りたいが、やはり大爆発には注意。
身代わりまで持っていれば、かなり有利な読み合いに持ち込めそうだ。

・マルマイン、サンダー、ポリゴン2等
電磁波などで麻痺をかけることが有効な対策になる場合も多い。
特に、目覚めるパワー蟲を持ったガラガラと併用する場合、
これがナッシーの上を取れるかどうかで優劣が丸っきり逆転する。
それゆえ、ナッシーは絶対に電磁波を喰らえず、これらのポケモンの前からは逃げて行くことになる。

・スイクン、ツボツボ等
眠る+寝言で動けるポケモンを用意しておけば、少なくともナッシーの眠り粉は対策出来る。
もちろん、そのまま宿木のタネ+サイコキネシスで攻め込まれたら受けられないが、
寝言を持っているポケモンをとりあえず眠らせておくことで、他のポケモンを自由に動かすことが出来る。
あとはなるべく冷凍ビームやどくどく等で抵抗出来るとベター。

・ギャラドス
スイクンのように眠る+寝言で眠り粉を無力化しながら、目覚めるパワー飛行でナッシーに有効打を与えられる。
特殊耐久も高いので、宿木のタネ+サイコキネシスもある程度受けることが出来る。

・マンタイン
ギャラドスと同じく。飛行技の打点は無いが、代わりに冷凍ビームか、どくどく+怪しい光がダメージソースとなる。
怪しい光は特に、自身のサイコキネシスの被弾回数も抑えられるため、攻守一体となる。

・メタモン
ナッシーに変身することで、眠り粉や大爆発で場を荒らせるようになる。
メタルパウダーを持つことで、敵の眠り粉は対策出来ないが、大爆発を耐えられるようになる。
ナッシーにとってナッシーミラーというのは面倒な部類であるということは、
ナッシーに変身したメタモンもまた、敵のナッシーにとって厄介な存在になることが出来る。
メタモンというマイナーなポケモンを活躍させるチャンスのひとつ。

・ドーブル
奇跡の実か薄荷の実を持たせておけば、ナッシーの前で最低2回は行動出来る保証がある。
ドーブルが2回行動出来れば、色々なことが出来る。
積み技+バトンタッチを狙うも良し、キノコの胞子でナッシーの行動を止めるも良し、
聖なる炎でダメージを与えつつ大爆発を無力化するも良し、プレゼントでシンプルにワンパンを狙うも良し。

・その他あらゆるポケモン
ナッシーは足が遅い上に4倍弱点を持っているため、
とにかくどんなマイナーなポケモンでも、上から目覚めるパワー蟲さえ打てばワンチャンある。
それだけではアイデンティティもへったくれもあったものではないが、
仮想敵としてナッシーを倒したい場合は、どんなポケモンでも手軽にそれが出来るということだ。
とは言え、あまり攻撃力が低いと2耐えされてしまう。
ナッシーに2回も動かれてしまっては、あまり有利とも言えない。
目安として、Lv.50ならば攻撃種族値75以上、Lv.55ならば攻撃種族値60以上は欲しい。
これで50ナッシーをめざ蟲で確定2発で倒すことが出来る。


<実機育成のススメ>

とりあえずテンプレの大爆発型が1匹は欲しいが、他にストックを2匹ぐらい持っておくとベター。
Lv.50で使う場合、素早さだけは絶対に妥協出来ない。
ナッシーの超重要な役割のひとつとして、ガラガラ受けがあるが、
Lv.55ガラガラに対して50ナッシーは理想値で素早さ1上回っているだけなので、
個体値を1でも妥協してしまうとたちまち同速以下になってしまう。
ナッシーがガラガラに抜かれてしまうと、目覚めるパワー蟲で対面からいきなりワンパンされてしまい、
受けどころか土俵に立つことすら出来なくなってしまう。
急ぐなら、最悪攻撃や特殊は低くても良いので、とにかく最速のタマタマをまずは粘ろう。
これに加えて、目覚めるパワーが欲しい場合も多いので厳選はかなり面倒。
草ならば防御個体値E、蟲ならば防御個体値Dの親が必要となる。
光合成型の場合は♀で使いたくなるが、その場合目覚めるパワーを持っていないことを相手にバレてしまう点に注意。
そこを意識するために、物理技無しでも敢えて♂を厳選する手もある。
他の個体値が良かったのに素早さだけが惜しかった場合、バランス編成で採用するという手がある。
例えばLv.51で採用するならば、素早さが2低くてもLv.50ナッシーと同速になる。
せっかくレベルを振っているのに同族のLv.50と同速になってしまうのは癪だが、
それでも最低限55ガラガラを抜くことだけは出来る。

使いたい技はほとんどがタマタマのうちにレベルアップか無限に購入出来る技マシンで習得可能。
多くの技はナッシーに先に進化させてしまうと覚えないことは、初代ライバルが身を持って示してくれている。
念のため、光合成だけ遺伝させておくと良いだろう。必要無ければ消せば良い。
光合成型の場合、金銀で育成して貴重なリーフの石を使うしか無いが、
それ以外の型の場合、基本的には初代に輸送出来るはずなので、
初代で無限に購入出来るリーフの石を使って進化させるようにしよう。

育成は金銀でのみレベルアップで覚える念力が重宝する。
また、眠り粉も痺れ粉も使わないような型の場合、その時点でナッシーに進化させてしまって問題無く、
その場合念力と同時に踏み付けまで覚えることが出来る。
初代に送って進化させてから金銀で努力値を振る場合、ポケルスが消えてしまう点には注意。


<その他ルールの場合>

Lv.50 サイコキネシス/目覚めるパワー草/眠り粉/大爆発@黄金の実
<対応ルール:一撃あり2000>

一撃ありの場合、短期決戦になりやすいため、宿木のタネが弱体化し、眠り粉が強化される。
また、身代わりが環境に増えるため、特にスターミー対策として目覚めるパワー草を外しにくくなる。
結果として、このような型に落ち着く場合が多い。
眠りターンが長いGB/VC環境ならば尚更、眠り粉は強くなるため重要となる。
一撃無しと比べてカビゴンが居座って鈍いを積んで行くような展開にはなりづらいため、
宿木のタネが無いことによる弊害はそこまで大きくはない。
黄金の実は、55ケンタロスの捨て身タックルを2耐えするために必要だが、
一撃無しと同様に50カビゴンののしかかりはやはり強力なので、麻痺治しの実でも良い。
ナッシーミラーを意識するなら薄荷の実。このあたりの考え方は同じで良いだろう。
パーティ … 【一撃あり2000】ダグトリオケンタロスWA(2023)
パーティ … 【一撃あり2000】グライガースターミーWA(2022)
パーティ … 【一撃あり2000】ライコウニョロボンWA(2022)
パーティ … 【一撃あり2000】アズマオウニドキングWA(2022)
ログ … 【一撃あり2000】ナッシーを受けつつ眠り粉サポート
ログ … 【一撃あり2000】フシギバナを受けつつ眠り粉サポート
ログ … 【一撃あり2000】ムウマを受けつつ眠り粉サポート
ログ … 【一撃あり2000】ナッシー受けナッシー
ログ … 【一撃あり2000】波乗りパルシェンを受ける
ログ … 【一撃あり2000】眠り粉サポートしつつ最終的に大爆発
ログ … 【一撃あり2000】眠り粉を外しても大爆発で誤魔化せる


Lv.50 サイコキネシス/宿木のタネ/眠り粉/光合成@麻痺治しの実
<対応ルール:ヒストリア2024>

ヒストリア2024ルールにおいては、ライコウが極めて強い、環境の中心的存在となっている。
そうなると必然的にライコウの型のバリエーションが増え、
雨乞い+目覚めるパワー水や、鈍い+物理技を持ったライコウも環境に増えて来るのだが、
ライコウがテンプレの目覚めるパワー氷を持たなくなると、光合成ナッシーで止めやすくなる。
ライコウが食べ残しに依存している場合は、眠り粉も通りやすい。
フシギバナでも同様の動きが出来るが、サイコキネシスの火力によってフシギバナよりも押しやすい。
また、カビゴンに関しても、Lv.55が存在せず、
眠る+寝言で粘って来るにしてもLv.52が最大限であるため、
それぐらいであれば、宿木のタネ+サイコキネシスで押し切れる線も十分にある。
環境が一撃無し2000における2000年代に少し近くなるからこそ、このような硬めの型が活きて来る。


戻る