最終更新日:'20/4/4  最終チェック日:'20/4/4
我流・個別分析 ~ワタッコ~

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~概論~

草ポケモン最速であり、サンダーを超える素早さから繰り出される、
眠り粉やアンコールを筆頭とした豊富な補助技によって孤高の存在感を示しているポケモン。
特にアンコール使いとしてはフーディンに次いで全ポケモン中2番目に速く、
また命中率75%以上の催眠技使いとしては最速であり、
それだけ多くのポケモンに対して強制的に行動を縛ることが出来るというのが大きな強み。
他にも宿木のタネやリフレクター等、高い素早さをフルに活用出来る技を存分に備えており、
覚える補助技のレパートリーが攻撃技の約2倍あるというほど、サポートに命を懸けている名バイプレイヤーとも言えるポケモンだ。
それでいて、宿木のタネ+アンコールというコンボにより、タイマンですら独特の強さを発揮することがある。
一方で攻撃面に関しては、技のバリエーションも火力もかなり乏しいため、
他の草ポケモン以上に補助技への依存が強いポケモンと言える。


~実戦的ステータス~

タイマン性能■■■■■■■■□□ 出番の多さ■■■■■■■■□□
複数対決性能■■■■■■■■■□ 使い方の多様性■■■■■□□□□□
対カビゴン性能■■■■■■■□□□ 不利な相手への対抗力■■□□□□□□□□
対その他の一線級■■■■■□□□□□ 個人的総合評価■■■■■■■□□□


~優劣関係~

格好の餌ガラガラ ハガネール サイドン フシギバナ
割と有利カイリキー スターミー スイクン パルシェン
場合によるナッシー カビゴン バンギラス ケンタロス ミルタンク
割と不利ゲンガー フーディン エアームド マルマイン ポリゴン2 ハピナス
天敵ライコウ サンダー ファイヤー ヘルガー ヘラクロス


~防御面~

52黄金の実5250黄金の実50
55サンダーの10万ボルト超低確率2発超低確率2発低確率2発微高確率2発
53カビゴンの恩返し超低確率2発低確率2発低確率2発微高確率2発
50カビゴンののしかかり超低確率3発超高確率3発中乱数3発確3
55カイリキーのクロスチョップ超低確率4発確4超高確率4発確4
55カイリキーの大文字低確率2発高確率2発低確率2発確2
50ヘラクロスのメガホーン低確率2発確2微高確率2発確2
50エアームドのドリル嘴低確率2発確2高確率2発確2
バンギラスの噛み砕く確4微低確率3発確4超高確率3発


~技候補~

アンコール補助技候補は多岐に渡るが、その中でも特に優先度の高い、強力な技。
フーディンに次ぐ速さでコレを打てる。それだけ多くの相手の行動を縛ることが出来る。
眠り粉これも高い素早さから打つことにより非常に強力な技。命中率75%以上の眠らせ技の使い手の中では最速である。
痺れ粉遅いポケモンのサポートをしたかったり、眠り粉の恩恵が少ない相手に。
ナッシー等と同様、眠り粉と併用してダブル粉として使っても良い。
宿木のタネ火力が無いので重要なダメージ源。この技とアンコールを併用することで、
意外とタイマン性能も侮れない。回復も出来るので光合成を抜きやすくなる。
リフレクターこれも優秀なサポート技。鈍いを積んで来る相手にはアンコールを決めれば良い。
光合成この技を採用するかどうかは、数ターン粘りたい場面があるかによる。
ギガドレイン属性一致メイン技筆頭候補。持たせるとしてもコレ1本という場合が多い。
8回使い切ることは少ないし、身代わりにはアンコールを決めて裏から崩せば良いので、
ワタッコの場合この技のデメリットが目立つことは意外と少ない。
めざ草属性一致メイン技候補。HPは下がってしまうものの、ギガドレインよりも威力が高い。
めざ飛属性一致メイン技候補。物理にしても特殊にしても非力なのは同じなので、
敵の宿木のタネを無効化出来る点を活かし、コレを持たせて草ポケモンを受ける手がある。
どくどく状態異常というと各種粉が優秀なので影に隠れがちだが、
これも交代を誘発するアンコールと相性が良く、なかなか優秀なサポート技。
鳴き声鈍いや剣の舞はアンコールすれば良いので、
これを持てば色んな物理ポケモンにそれなりに正面切って張り合えるようになるかも。
ド忘れ宿木のタネ+光合成と併用で、炎ポケモンにタイマンで勝てる可能性がある。詳しくは型サンプルにて
綿胞子眠っていて麻痺をかけられない相手の素早さを下げることが出来る技。
守る宿木のタネやアンコールと相性が良いが、技スペース的に厳しそう…
ソーラービーム
日本晴れ
一応、属性一致でコレが出来る最速。レベル差でスターミーに先制も。
甘い香り眠り粉・痺れ粉の命中率が99%以上に!
実際使うとしたら、コレをかけてから爆裂パンチ等を撃つポケモンに交代する使い方が現実的かも。


~型サンプル~

Lv.50 ギガドレイン/眠り粉/宿木のタネ/アンコール@奇跡の実

攻撃技は申し訳程度の属性一致ギガドレインだけ持たせて、あとはひたすらお得意のサポート技で固めたオーソドックスな型。
攻守一体となる宿木のタネを振り回しながら、高い素早さからの眠り粉とアンコールで敵の動きを封じ込めることにより、
爆発力のあるエースの起点を作って暴れやすくするのが主な仕事。
複数対決でこのような強さを発揮するのはもちろんだが、宿木のタネとアンコールはタイマンにも極めて強い技なので、
ワタッコ自身もサポートのみならずタイマンで意外な強さを発揮してしまう場合があるのが侮れない。
例えば相手が残り1匹の場合、鈍いや剣の舞と言った補助技や、ワタッコに無効な地震などを使って来た場合、
あとはアンコールで行動を縛って宿木のタネを植えてしまうだけで、100%の勝ちが確定してしまうのである。
眠り粉の枠は、カビゴンやガラガラと言った、超火力を持つ代わりに素早さの低いポケモンと組ませる場合には痺れ粉にすると良い。
実戦で決して頻繁に見かけるポケモンではないものの、ワタッコが使用されたパーティが大会で優勝するという実績も複数回残しており、
55ケンタロスと組ませたパーティが、こちらの大会で優勝、
55カビゴンや55ガラガラと組ませたパーティが、こちらの大会で優勝している。
メイン技に関しては、草技1本で戦うなら通常は目覚めるパワー草が望ましい場合が多い。
何故なら、ギガドレインはPPが8しか無い上に、身代わりに無効化されるので完全にダメージソースを失ってしまう場合があるからである。
しかしワタッコの場合、端から補助技がメインのポケモンであるため、ギガドレインで殴る回数は8回で十分であり、
また身代わりに対してもワタッコより遅いポケモンならば問題が無く、
先制で身代わりを貼られてしまう場合でもそれを読んでアンコールをし、後続の起点にするという対抗策がある。
また、ギガドレインより目覚めるパワー草の方が威力も10高いものの、
ワタッコは元々特攻種族値55とかなり非力なため、目覚めるパワー草にしたところで確定数が変わるという相手は少ない。
以上の理由から、ワタッコの場合はたとえ攻撃技がそれ1本であろうとも、ギガドレインを採用して差し支えない場合がほとんど。
むしろ、光合成を持たせる技スペースが無いため、HPの回復ソースとして思わぬ役にたったりすることもある。
レベルに関しては、バランスパーティで使うならばLv.52にすることで得られる恩恵が大きい。
ゲンガーと同速なので、これによって55サンダーや55ミルタンク、50スターミー等の重要どころに先制出来るようになる。
道具は、素早さが特に重要なので麻痺治しの実で妥協したり、体力を重視して黄金の実などにするのも手。
ログ … ガラガラを詰ませる
ログ … ハガネールを起点にする


Lv.50 宿木のタネ/眠り粉/痺れ粉/アンコール@黄金の実

持たせたい補助技があまりに多すぎて、攻撃技を無しにしてしまうのもアリと言えばアリ。
一応、宿木のタネがあるので、ダメージソースが全く無いというわけではない。
ただし、残りHPが1桁のような相手が目の前に居ても、トドメを刺せずに眠るで回復されてしまうというような悔しい場面はあるかも知れない。
補助技のチョイスは他にもリフレクター、どくどく、光合成、守るなどが候補に挙がる。
ログ … ダブル粉型
ログ … ケンタロスの起点作り
ログ … ケンタロスの起点作り2
ログ … ロックバトンとのコンボ
ログ … ロックバトンとのコンボ2


Lv.50 目覚めるパワー飛行/眠り粉/宿木のタネ/アンコール@薄荷の実

ワタッコは実は、攻撃種族値と特攻種族値が同じであるため、目覚めるパワーの火力は草でも飛行でも変わらない。
いずれにせよ非力であることは変わらないため、2倍程度の弱点を突いても圧力にはなりづらいのだが、
草タイプを持っているので相手の宿木のタネを無効化出来るという耐性がある。
これによって、宿木のタネを主軸とする草ポケモンを受け、役割遂行技として目覚めるパワー飛行をメイン技に据えるという発想がある。
特にフシギバナは先制3発で倒せるため、連打することによっていずれ光合成のPPを切らしたり急所で突破出来る見込みがある。
草ポケモンを相手にするということは、当然眠り粉など状態異常を振り撒いて来ることが考えられるため、そこは道具で対策しておきたい。


Lv.55 宿木のタネ/ド忘れ/眠り粉/光合成@苦い木の実

何と、あろうことかワタッコでバクフーンやエンテイ等の炎ポケモンにタイマンで勝ててしまう裏技(!?)がある。
まず、レベルは相手のポケモンに先制出来るレベルにしておくこと。
ギャロップ以外の炎ポケモンには、Lv.52あれば確実に先制が出来る。ギャロップまで対策するならLv.54必要。
その上で、1ターン目に先制でド忘れから入る。これによって、敵の大文字のダメージを半分に抑えることが出来る。
更にド忘れで特防を上げることで、光合成で回復が追いつくようになる。
急所や火傷の追加効果は怖いものの、大文字はせいぜい8回しか打てないというのがポイント。
しかも、もし日本晴れでこれを強化しようとして来た場合、日本晴れの効果は光合成にもかかるというのが面白いところで、
どれだけ大文字で大ダメージを受けても、光合成1回で全回復出来てしまうようになる。
敵の大文字さえ凌ぎ切れば、あとは宿木のタネを植えれば、回復技を持たない炎ポケモンは8ターン後に倒せるという計算になる。
宿木のタネは、なるべく早い段階で植えた方が良い。その方が敵の寿命は縮まり、結果的に大文字を受ける回数が減るからである。
あとは、眠り粉で敵の動きを止めることで、なるべく大文字の試行回数を稼がせなくすること。
なお、これは敵の炎ポケモンが眠るを持っていないという前提であるため、
眠るがあると当然、宿木のタネのダメージだけで倒せるわけはなく、PP戦になってしまう。
それを避けたい場合、眠り粉の枠をアンコールに変更するという手がある。
これがあれば、眠る以外の技をアンコールし、宿木のタネを植えて倒れるのを待つという戦術が取れるようになる。
因みに、炎ポケモン以外にも、例えばいばみが型のサンダー等にも勝てる見込みがある。
通常ならば目覚めるパワー氷で4倍弱点を突かれて即死してしまうが、大文字と同様にド忘れ+光合成で粘ることが出来る。
いばみがサンダーの持ち物は通常食べ残しなので、初手からいきなり眠り粉をかけてしまうのが安全。
道具は、バクフーンの爆裂パンチやサンダーの威張るの事故を回避出来る苦い木の実(※PBSでは凍った木の実)が有効だが、
他には大文字の急所リスクを少しでも抑える光の粉も候補。逆に言うとそれぐらいだろう。
この型のワタッコを使ったパーティはこちら
ログ … Lv.55ド忘れ型で炎ポケモンに勝つ
ログ … Lv.55ド忘れ型で炎ポケモンに勝つ2


Lv.55 宿木のタネ/鳴き声/アンコール/光合成@光の粉

某氏が使っていた、↑の型の物理バージョンがこちら。
ド忘れの代わりに鳴き声を使うことによって、物理ポケモンに対しても同じような要領でタイマンを展開出来る。
主な狙い目はカビゴンやミルタンクあたりになるが、これらは回復技を持っていることがほとんどなので、アンコールが必須となる。
そうなると眠り粉の枠が無くなり、相手にかなりの回数攻撃技を打たせてしまうことになり、
また大文字と違って捨て身タックルや恩返しはPPも多いため、急所リスクは対炎ポケモンより大きいことを覚悟する必要がある。


Lv.55 日本晴れ/ソーラービーム/アンコール/光合成@奇跡の実

一応、草ポケモンであるのでこんな普通なことをする選択肢も無いわけではない。
豊富な補助技が自慢のワタッコでわざわざこんなことをする必要があるのかは不明だが、
一応最速で属性一致ソーラービームを打てるポケモンではあり、素早さと唯一無二の属性でアイデンティティは持っている。
非力なワタッコだが、Lv.55でソーラービームまですれば、何とか50スイクンを確定2発、バンギラスを高確率2発で倒せるようになる。
せっかくなのでワタッコの強力な武器であるアンコールをサンプルでは持たせてみたが、
代わりに眠り粉を入れてみたり、サブ技として日本晴れで強化出来る目覚めるパワー炎を入れる手もあるかも知れない。


Lv.50 眠り粉/綿胞子/アンコール/リフレクター@黄金の実

貴重な綿胞子の使い手でもあるので、一応サンプルを。
痺れ粉で良いじゃないかと思われるかも知れないが、綿胞子は「状態異常をかけるわけではない」ため、
眠り粉と重ねがけすることが出来るという点が見逃せない。
つまり、眠らせた上で綿胞子で素早さをガクッと下げれば、相手を眠り+麻痺のような状態にすることが出来るのである。
眠る+寝言によって、状態異常をカットしながら受けて来るポケモンには有効となる場合がある。


~大体どれにでも通用する対策~

主に状態異常とアンコールを絡めた補助技でテクニカルな戦術を取って来るため、
普通のポケモンを受けるのと同じようには対策しにくい。
ただ、型サンプルを見てもらえば分かるようにまともな攻撃技を持っていない場合が多いため、
多くのポケモンは弱点さえ突かれなければ一方的に倒されるようなことは少ない。
問題は、ワタッコ自体は大抵の場合サポートキャラで、
こちらの動きを制限した上で後ろから大物のエースが登場するというパターンがある。
そのため、そのエースの対策として連れて来たポケモンは、なるべくワタッコとは戦わせない(役割を重複させない)ようにしたい。
寝言持ちのポケモンは、基本的にかなりワタッコの対策となれる。
眠り粉と痺れ粉をシャットアウト出来るほか、寝言で出た技に対してはアンコールも無効となるからだ。
寝言持ちポケモンが居ないパーティならば、ナッシーを相手する時と同様、誰を眠らせておくかを考えておきたい。
また、相手の控えにワタッコが居る場合、安易に鈍い等の技を使ってしまうと、
巧く合わせられたらアンコールされてしまうということを常に念頭に置きたい。


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