最終更新日:'24/3/13  最終チェック日:'24/3/13
我流・個別分析 <ガルーラ>

変態ポケモン図鑑はこちら


<概論>

カビゴンのように非常に高次元に纏まって死角の少ないノーマルポケモンであり、技も多彩に備えている。
特に金銀においては、吠えるによって、鈍いと組み合わせたコンボを展開出来ることで有名。
このコンボの詳しいことに関しては、型サンプルの方を参照されたい。
吠えるという面以外では、基本的に鈍い+ノーマル技、サブ技を持つとすれば地震や大文字などが一通り揃っており、
高めの素早さからの鈍いによって、対面のポケモンの全ての大爆発を耐える等、
ある程度ケンタロスやミルタンクに近い部分があるが、その中では特殊耐久が秀でており、ライコウ等に比較的張り合うことが可能。
他にも、100%♀のポケモンであるので物理技の火力を落とさずに♀でメロメロを使えたり、
また一撃ありルールにおいては素早い地割れの使い手でもあったりと、
鈍い+吠えるコンボに隠れがちだが見逃せない特徴も多いポケモンである。
型によって対処法が180°変わって来るポケモンなので、相手にするとかなり厄介な存在だ。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■■■■□□□ 出番の多さ■■■■■■■■■■
複数対決性能■■■■■■■■■■ 使い方の多様性■■■■■■■■■■
対カビゴン性能■■■■■■■■■■ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■■□
対その他の一線級■■■■■■■□□□ 個人的総合評価■■■■■■■■■□


<優劣関係>

格好の餌カビゴン ハピナス スイクン ミルタンク
割と有利ヘラクロス フーディン ライコウ フォレトス ムウマ ケンタロス
場合によるスターミー ゲンガー サンダー ファイヤー フシギバナ バンギラス
割と不利パルシェン ナッシー ブラッキー ハガネール エアームド
天敵カイリキー


<防御面>

55食べ残し5550食べ残し50
55磁石サンダーの雷低確率2発高確率2発確2確2
55ライコウの10万ボルト超低確率3発超高確率3発確3確3
50ナッシーのサイコキネシス微高確率4発確4超低確率3発超高確率3発
50フーディンのサイコキネシス超高確率4発超低確率3発微高確率3発確3
50スターミーの波乗り乱数5-6発超高確率4発確4微低確率3発
50パルシェンの冷凍ビーム乱数5-6発低確率4発微低確率4発確4
55カビゴンの捨て身タックル確3確3低確率2発高確率2発
50カビゴンののしかかり乱数5-6発高確率4発高確率4発確4
バンギラスの岩雪崩超高確率4発超低確率3発中乱数3発確3
バンギラスの噛み砕く乱数5-6発超高確率4発超高確率4発超低確率3発
55ゲンガーの10万ボルト乱数5-6発高確率4発超高確率4発超低確率3発


<技候補>

捨て身タックル
恩返し
のしかかり
属性一致メイン技。決定力として充分な威力はある。
鈍い1回の恩返しで十分な火力だが、硬めのポケモンを意識するなら捨て身タックルを。
元々素早いポケモンで、火力の方が大事なのでのしかかりはあまり使われない。
鈍い攻防一体となる、とりあえずあって損は無い積み技。
素早いので1回積んでもある程度の所まで先制出来るのがポイント。
吠えるガルーラの得意技。鈍いと組み合わせたコンボが出来る。
眠る攻撃範囲を広げるかどうかの選択になる。状態異常に強くしたければこちら。
地震サブ技を持たせるスペースがあるなら筆頭候補。カビゴンでお馴染みの攻撃範囲。
爆裂パンチサブ技候補。先制で打てると強い技。ケンタロスとの差別点でもある。
大文字サブ技候補。エアームドに対抗出来るほぼ唯一の技。

電磁砲
こちらもエアームドへの打点があるが、ハガネールに効かないのと、
カビゴンと違って麻痺の恩恵も少ないため優先度は落ちる。
身代わりガルーラの素早さを活かせる技。色々な補助技や爆破を封じたい。
メロメロ♀で最高個体値が使えるので相性が良い。♂をストップさせて鈍いを積もう。
耐久力があるので、身代わりは使わなくて十分。
起死回生隠れた大技。時として他の何よりも強力な技になる。身代わりと両立することが出来る。
堪える起死回生専用。みがきしも出来るので無くても良い。
カウンターこれも影に隠れた恐怖の裏択。殴って来る格闘やガラガラ等に。
シャドーボールムウマが多い環境であれば、ピンポイントではあるが何よりの役割破壊になる。
波乗り4倍弱点へのピンポイントキラー。しかし特攻が低すぎて2発かかる。
冷凍ビーム
冷凍パンチ
完全に凍結狙い。特攻が低すぎて、弱点を突いてどうこうという話ではない。
アイアンテール
岩雪崩
その他、独自性はあるが流石に有用性が低いサブ技たち。
プテラやツボツボをどうしても対策したい際に候補に挙がる程度。
ピヨピヨパンチ混乱の追加効果が美味しいが、威力が微妙に足りない。
使うならメロメロと併用したストップコンボ狙いか。
破壊光線素早いので地味に有効な使い方がありそう。
連続斬り弱点が少なく場に居座りやすいので、影分身+身代わりとのコンボが凶悪。
影分身連続斬りや、身代わり+起死回生コンボを決めるための準備の技。
雨乞い
日本晴れ
砂嵐
一応全部覚える。どう使うかは不明
睨み付ける
尻尾を振る
自慢の素早さをダイレクトに活かしつつ、物理決定力を伸ばしたい場合に候補に挙がる。
因みに2つの技の効果は全く同じなので、好きな方を選んで良い。
寝言カビゴンのように鈍いと併用して使う手も?
神秘の守り一応眠ると違って、どくどくの他に怪しい光なんかも予防出来る。
金縛り相手のメイン技を封じたり、鈍いを封じたり出来ると強そう。問題は命中率だが。
地割れ一撃アリ用。ケンタロスと違って、♀でメロメロと併用出来る点が強力。


<型サンプル>

Lv.55 恩返し/地震/鈍い/吠える@食べ残し

得意技の「鈍い+吠える」コンボを使った、ガルーラの代表的な型のひとつ。
カビゴンやミルタンク等で、ノーマルポケモン同士がお互い鈍いを積み合う「鈍い合戦」になる展開は多いが、
吠えるを併用することで、相手の鈍いだけを一方的に解除し、自分だけ積んだ状態で全抜きを狙うことが出来る。
鈍いに対して鈍いを合わせて来るパルシェンやフォレトス、丸くなるでガン受けを狙って来るツボツボ等に対しても同様に有効。
このコンボによって、鈍いノーマルヒエラルキーの頂点とも言えるミルタンクに対しても、複数対決ならば起点にまですることが出来る。
ただし、あくまで複数対決が前提で、相手の残りが1匹だった場合、吠えるは無効化されるため、
コンボとして機能しない点に注意。
あくまで吠えるで退場させられることが強みであり、ただ鈍い+恩返しで戦うだけでは、
火力・耐久ともに中途半端で、ミルタンクはおろか、カビゴンにも勝ち切ることが出来ない。
また、このコンボの旨味はもうひとつあり、相手の吠えるや吹き飛ばしにも強いという点である。
金銀では、お互いが吠えるor吹き飛ばしを選択し合った際は、後攻側が成功するという仕様がある。
例えばエアームドに対して、ガルーラは鈍いを積むことで、エアームドよりも遅くなる。
その状態で、ガルーラが吠える、エアームドが吹き飛ばしを選んだ場合、
エアームドの吹き飛ばしは失敗し、後攻のガルーラの吠えるだけが成功し、エアームドが退場させられることになる。
鈍いを積んで来るカビゴンやミルタンクに対して、吠えるや吹き飛ばしで退場させるという対策法があるが、
ガルーラに対してそれは通用しないということになる。
ただし、ハガネールの場合は遅すぎて、ガルーラが鈍いを1回積んでもなおハガネールに先制してしまうため、
ハガネールの吠えるには打ち勝てない点には注意。
ハガネールに対しては、むしろ鈍いを積んでも上を取れることを活かして、地震でどんどん削るのが良いだろう。
また、逆に2回鈍いを積めばハガネールよりも遅くなるので、
それ以降にハガネールを出された場合は、吠えるを使うのも手。
この他、鈍いを1回積んで54ガラガラや51イノムー等と同速、55サイドンあたりまでに先制を取れるため、
このあたりに対してはシンプルに鈍いを1回積んで殴ることで優位を取れる。
もちろんカビゴンに対しても、コンボに拘らず、シンプルに上から鈍い+恩返しでも打点十分。
肝心の火力面は、鈍い1回の恩返しでちょうど、50カビゴンや55サンダーと言った重要ラインを超高確率2発で倒すことが出来る。
十分足りているが、更に火力を出したいなら捨て身タックルにしても良い。
鈍い+捨て身タックルならば53カビゴン・51スイクン確2、55カビゴン・50パルシェン高確率2発。
鈍い+地震で52ゲンガー確1、55オムスター・バンギラス・54ゴローニャ・52サイドン・52ムウマ確2、フォレトスほぼ4発。
ノーマル技+地震の相性の良さは言うまでもなく、属性的に止められるのはエアームドぐらいである。
逆に言うと、エアームドには滅法弱く、いくら吹き飛ばしを封じることが出来るとは言え、どくどくを食らうと激痛。
その他、50カビゴンののしかかりによる麻痺なども含め、状態異常は全般的に気になるところなので、
癒しの鈴を持ったハピナスをサポートに置く等の組ませ方がある。
サブ技に関してはカビゴンと同様、地震以外にも意識したい相手に合わせて大文字や爆裂パンチなんかも候補。
大文字で50フォレトス超高確率一撃、50エアームド・ハガネール高確率2発、50ゲンガー超高確率4発。
特に天敵だったエアームドを上から2発で落とせるのはかなり大きい。
鈍い+爆裂パンチでバンギラス確1、55カビゴン確2、50エアームド中乱数3発。
パーティ … エース追加型(2022)
パーティ … ガラガラガルーラWA(2020)
ログ … お互い鈍いを積み合って吠えるで詰ます
ログ … お互い鈍いを積み合って吠えるで詰ます2
ログ … お互い鈍いを積み合って吠えるで詰ます3
ログ … 吠えループのような要領で崩す
ログ … 吠えループのような要領で崩す2
ログ … 鈍いを活かして50ガラガラ+55カビゴンを2タテ
ログ … 恩返し+地震のシンプルな攻撃範囲の強さ
ログ … 八つ当たり+地震のシンプルな攻撃範囲の強さ


Lv.55 恩返し/鈍い/吠える/眠る@食べ残し

サブ技を抜いて、眠るを持たせた型。
これによって、攻撃範囲は狭まった代わりに、デリケートだった状態異常に対して気にならなくなる。
2000年代までのガルーラは、こちらの型の方が主流であった。
素眠りしてしまうと復帰が難しそうだが、鈍いをある程度積んだ状態であれば、物理ポケモン相手ならば堂々と眠っていられる。
特殊技に対しても、50スイクンの波乗り程度の火力ならば素眠りで受けが利く。
この型の面白いところは、鈍いを積んで相手よりも遅くなってさえいれば、
たとえ眠ってぐうぐうしている間であろうと、敵の吠える・吹き飛ばしに対する対策が出来る点である。
眠っている間でも技として吠えるを選択しておけば、処理上でこちらが後手になるため、
吠えるが発動せずとも、敵の吠える・吹き飛ばしを失敗させることが出来る。
そのため、眠るを選択したターン以外ならば、常に吹き飛ばされずに場に居座り続けることが出来るのである。
これによって、鈍いを持たない、どくどく+吹き飛ばしのような型のエアームドに対しては、逆に返り討ちに遭わせることも出来る。
こちらが鈍いをいくら積んでも相手は吹き飛ばせず、どくどくも眠るで回復され、
こちらだけが鈍いを積んで、恩返しで突破することが出来るということになる。
昔行われた某大会でのこちらのログが分かりやすい。
ゴーストには当然無抵抗になるため、追い打ちを持ったサポートと組ませることが多い。
ただ、ゴースト側もガルーラを倒し切るにはなかなか苦労する。
ゲンガーの属性不一致の特殊攻撃程度ではなかなか眠るガルーラを倒せないし、
肝心の黒い眼差し+滅びの歌のコンボに対しては、吠えるで対策することが出来てしまう。
そのため、追い打ちを使わずとも、撒き菱撒いておいて、
回復技を持っていないゴーストポケモンを、吠えるだけでジワジワ削るという対処法もあったりする。
眠るで耐久力が上がっているからこそ出来る動きと言えるだろう。
この型の最大の天敵は、ハガネールだろうか。
前述したように、鈍いを1回積んでも吠えるを決められてしまう上、地震を持っていないため崩すことが困難。
なお、恩返しの枠は、上記の型と同様、捨て身タックルでも良い。
こちらの型ならば、回復が出来るため、捨て身タックルの反動も気になりにくいだろう。
ログ … 全体的な数値の高さを活かしつつ吠えるでバトン対策


Lv.55 捨て身タックル/鈍い/吠える/身代わり@食べ残し

サブ技や眠るの枠の他の選択肢としては、身代わりというのもある。
鈍い+吠えるガルーラの弱点のひとつとして、どくどく+甘えるを持ったブラッキーというのがある。
眠るを持たない型はもちろんどくどくで倒されるし、眠る型であっても甘えるで無力化されてしまう。
しかし、ガルーラはブラッキーの上を取ることは出来るので、そこで身代わりを貼ることで、それらを完全に無効化することができ、
むしろブラッキーを対面から完全に起点にまですることが出来るため、相性が完全に逆転する。
他に、鈍いを1回積んでもカビゴンには先制出来ることを利用し、
1回積んだ状態でカビゴンに対して身代わりを貼ることで、起点を作ることも出来る。
鈍い1積みの状態で、50カビゴンののしかかりはもちろん、
50カビゴンの捨て身タックルや、55カビゴンの恩返しですら身代わりが乱数で耐えることが出来る。
他にも大爆発や、ナッシーの補助技を読んで使う等、素早さを生かした有効な使い道は多い。
ログ … 鈍い+身代わり+吠えるの3段コンボ


Lv.55 捨て身タックル/鈍い/メロメロ/眠る@食べ残し

♀で最高個体値を使えるというのも特徴のひとつで、
捨て身タックルの火力をキープしながらメロメロで♂の行動を止めることが出来る。
性別不明や♀のポケモンは、そもそも普通の鈍い+捨て身タックルに弱いポケモンが多いという相性の良さを持つ。
メロメロを使うポケモンは、身代わりも併用して、メロみがコンボに持ち込む場合も多いが、
ガルーラの場合は耐久力があり、弱点も少ないため、身代わりは不要で、むしろ技スペースが勿体ないぐらいだろう。
サンプルでは眠るで回復出来るようにしているが、ここはサブ技で攻撃範囲を広げても良い。
重要な注意点として、この型は55ミルタンクにガン受けされてしまうという欠点がある。
メロメロが効かないのはもちろん、捨て身タックルもミルク飲みで回復が追いつかれてしまう。
ここを対策したいなら、サブ技として爆裂パンチや電磁砲あたりを持たせると良いだろう。
ログ … メロみがガルーラ


Lv.55 捨て身タックル/地震/鈍い/眠る@薄荷の実

吠えるやメロメロと言った技を使わず、このように何の変哲も無い普通の型で使っても、独自性はある。
似た種族値傾向のケンタロスが競合相手となるが、特殊耐久でそれなりの差があり、対ライコウ等で効いて来る。
ただし、やはり吠えるが無いことによって、55ミルタンクには上記の型と同じくガン受けされてしまう。
サブ技はこれもご自由に。爆裂パンチならばケンタロスには真似出来ない。


Lv.55 捨て身タックル/地震/爆裂パンチ/鈍い@食べ残し

このようにシンプルに攻撃範囲を広げるのも手。
ミルタンクも競合相手となりそうだが、メイン技の火力で大幅に勝っており、
A80の恩返しとA95の捨て身タックルでは火力が全く違う。
どこかに大文字や電磁砲あたりを入れてエアームドを倒せるようにしても良いだろう。
パーティ … セミフルガルーラSA(2018)
ログ … 鈍い+爆裂パンチ型
ログ … 対特殊エースの強さ
ログ … 対特殊エースの強さ2
ログ … 電磁砲持ちの広範囲型


Lv.55 捨て身タックル/爆裂パンチ/眠る/寝言@ピントレンズ

こんなのもアリか!?
いっそLv.50にして、メイン技をのしかかりにするとか・・・


Lv.50 ピヨピヨパンチ/電磁砲/メロメロ/身代わり@食べ残し

某氏が爆誕させたド変態ガルーラ。
ガルーラの得意技としてピヨピヨパンチがあり、2割の混乱の追加効果は美味しいのだが、
威力70というのがどうにも不足で、なかなか実戦では活かしにくい。
しかし、得意のメロメロと併用し、メイン技として連発することで、
試行回数も稼ぎやすくなり、混乱が発動すれば、♂のポケモンは25%の確率でしか動けなくなる。
そこに更に電磁砲まで併用して、麻痺も絡めてしまおうという欲張りな型。
メロメロが効かない相手にも、混乱+麻痺だけで十分嫌がらせが出来る。
この型の最大の長所は、混乱・麻痺撒きのサポートとして使えるため、低レベルで使えるという点かも知れない。
パーティ … カイリューエレブーWA(2022)
ログ … メロメロ+混乱+麻痺のストコン
ログ … メロメロ+混乱+麻痺のストコン2
ログ … メロメロ+混乱+麻痺のストコン3


Lv.55 恩返し/起死回生/睨み付ける/身代わり@王者の印

地味ながら、身代わり+起死回生の「みがきし」コンボが出来る数少ないポケモンでもある。
金銀でこのコンボが出来るのは、ガルーラの他に、サワムラーとドーブルしか存在しない。
身代わりでHPを調整する必要があるので、反動のある捨て身タックルは使えない点に注意。
威力を重視する場合は、メガトンキックという手もある。
問題の最大威力の起死回生の火力については、50カビゴンをギリギリ一撃という程度。
他に55ピクシー、54ポリゴン2、53イノムー、51ルージュラ、50オムスター、50ラプラスあたりを一撃。
鈍いを積まれたら困るし、もう少し硬い岩や鋼ポケモンも一撃で倒したいということで、
サンプルでは睨み付ける(尻尾を振るでも全く同じなので可)を持たせているが、
ここは地震などのサブ技を持たせたり、メロメロで2連続で起死回生を狙えるようにしたり、
同じく鈍い対策の吠えるを持たせたり、身代わりと相性の良い影分身を持たせたりする、等の選択肢もある。
なお、この種族値でノーマル技+起死回生を打つだけでも独自性があるので、みがきしに拘らず堪える+起死回生でも可。
道具は一応、恩返しにも起死回生にも効果がある王者の印を持たせているが、
ここも身代わりを残しやすくなる光の粉や、起死回生の火力を伸ばす黒帯などもアリだろう。
ログ … みがきしガルーラ


Lv.55 破壊光線/起死回生/電磁砲/堪える@破壊の遺伝子

以下略


Lv.55 連続斬り/鈍い/影分身/身代わり@食べ残し

影分身+身代わりで耐久力を上げた後に、鈍い+連続斬りで全抜きを狙う型。
ライチュウやカメックス等の影分身+丸くなる+転がると同じような話である。
連続斬りの使い手で、ガルーラのように耐久が安定していて弱点が少ないポケモンは珍しいため、
このような型を使うならばガルーラが筆頭候補となる。
様々な型が想定されるガルーラなので、初見殺し性能もかなり高い。
鈍いでは素早さが落ちてしまい、身代わりを使いづらくなるため、代わりに睨み付けるor尻尾を振るにしても良いだろう。
パーティ … ガルーラカイリューWA(2021)
ログ … メロみが+影分身から連続斬りで全抜き
ログ … 影分身から鈍い+捨て身タックルで全抜き
ログ … 影分身から鈍い+恩返しで全抜き


Lv.55 影分身/鈍い/身代わり/眠る@食べ残し

某氏が考案した、闇の世界のガルーラ。
一見、攻撃技を持っていないふざけた型に見えるが、大真面目に強く、仮想敵としては無視できない相手のひとつとなっている。
こんな型で相手にどうやって勝つかと言うと、ズバリ「全部積み切った後に悪足掻きで全抜きする」である。
序盤は身代わりと眠るを使い分け、相手の攻撃を耐えながら影分身と鈍いを積んで行く。
このような影分身戦術は概して宿木のタネに弱い場合が多いのだが、そこも身代わりで対策可能となっている。
積み切ることさえ出来れば、もう倒されることはそうそう無いので、あとは自身のPPが切れるのを待つだけ。
PPが切れてからが本番、こちらは鈍いを6回積んでいるので、恐ろしい火力の悪足掻きを打つことが出来てしまうというギミックである。
しかも、防御力も回避率も6段階上がっていて、食べ残しまで持っているため、相手から倒される心配もそうそう無い。
では、相手も鈍いを積んで、受けて来た場合はどうなるだろうか?
悪足掻きではなかなか倒せなくなってしまい、相手にも眠るで回復され、受け続けられてしまうように見える。
しかしそもそも、「受けられる」とは何なのだろうか?相手はいつまで受け続けることが出来るのだろうか?
相手の眠るのPPは有限である。それに対してこちらの攻撃技「悪足掻き」のPPは、無限なのである。
しかも、こちらは鈍いも影分身も積んでいるので、途轍もなく硬い状態。
そんなガルーラを相手は、果たしてどうやって倒すことが出来るのだろうか。
結果的に鈍いを持った硬いポケモンにも、長期的に見ればPPを切らして勝ちが見込めるということになる。
冗談のような話だが、実際に使われ、しかも様々なポケモンに対して勝っている実績があるので、現実的に無視出来ない。
ただしこの戦術は、攻撃技のPPが無限であることを利用しているため、
それを強制的に制限されてしまう、ターン制限付きのルールではいくらか弱体化する。
ターン制限ルールで使用する場合は、敢えてポイントアップを使わずPPを少なくしておいて、
出来るだけ早く悪足掻きモードに入れるようにしておくと良いだろう。
この際に、身代わりだけは序盤に連続で貼る必要がある場合があるため、少しPPを増やしておいても良いかも知れない。
因みにこの型は、初代および金銀で例外系以外全てのポケモンが覚えられるマシン技の組み合わせなので、
初代から存在するポケモンおよび、その進化系ならば誰でも使うことが出来る型であり、
実際に他のポケモンで使われる場合もあるのだが、
素早さと攻撃力、耐久、弱点の少なさと言った点を絶妙に兼ね備えているポケモンの代表例としてガルーラが抜擢されたのが始まりである。
このコンボの解説として、技辞典の悪足掻きの項も参照されたい。
確かな強さがあるのだが、オフ会では遅延行為となり、主催者や対戦相手に嫌われるリスクがある諸刃の剣となるだろう・・・。
ログ … 影分身を積み切ればミルタンクにも勝てる


<対策例>

・エアームド
何度か書いたように、まず眠るを持っていない型は、エアームドのどくどくに滅法弱い。
鈍いを積んで来た場合、安易に吹き飛ばしを選択してしまうと、鈍い+吠えるコンボの餌食となるため、
まずは真っ先にどくどくを入れに行こう。
もし眠るで回復されてしまった場合に、きちんと倒せるポケモンも置いておけばより盤石。
大文字や雷を打たれると、レベル差最大で2発で倒されてしまうが、電磁砲ならば3発かかる。
メロメロを絡められることもあり、運が悪いと鈍い+ノーマル技だけで強行突破されてしまう危険性もあるため、
しっかりとガルーラを対策したいならば、エアームドを♀で使うと良いだろう。
1匹残しからの身代わり持ちには要注意。逆に起点にされてしまう危険性がある。
なるべく複数対決の段階でどくどくを狙うなどしておきたい。吹き飛ばしの使い方が鍵となる。

・ブラッキー
身代わりを持っていないガルーラに対しては、全般的に対策が出来る。
やはり、眠るを持っていなければどくどくが刺さる他、そうでなくとも甘えるで弱体化させられる。
ガルーラがいくら鈍いを積んで硬くなろうが、攻撃力さえ下げてしまえば怖くはないので、
そこから決定力を持った別のポケモンにチェンジして倒してもらえば良い。
逆に、身代わりを持っていたらそれだけで起点にされてしまう危険性があるので、そこは覚悟して使おう。
また、吠えるを持っている可能性がかなり高いポケモンなので、黒い眼差し+バトンタッチは狙わない方が良い。

・ハガネール
地震を持っておらず、眠る型だった場合に、強力な壁となることが出来る。
ガルーラに鈍いを1回積まれてもなお後手なので、安心して吠えるで退場させることが出来る。
地震を持たれていたとしても、いきなり致命傷を食らうことは無いため、どくどくである程度凌ぐことが出来る。
この他、身代わりを持った変な型だった場合にも、高い物理耐久からの吠えるは有効。
1枚残しからの身代わりに注意すべきという点は、エアームドと同じ。

・パルシェン
ガルーラがどのような型であっても、無難に丸く対策出来るポケモン。
火力はイマイチで、55ガルーラの身代わりに冷凍ビームが中乱数で耐えられてしまったりするが、
パルシェン側も硬く、ガルーラで倒そうとすると何ターンか必要となるため、
結果的にパルシェンでガルーラの体力をかなり消耗させることが出来る。
もちろん、身代わりの無い型ならば、大爆発の恐怖を常に与えることも出来る。
リフレクターを持っていればなお強力。
ただし、ガルーラのHPが満タンだったり、先手で鈍いを積まれてしまうと大爆発だけでは倒せないので、
なるべく撒き菱や攻撃技でチマチマ削っておくようにしよう。
雷や電磁砲を打たれたら、事故と思うしか無い。

・ゲンガー、ムウマ
ガルーラが地震を持っていない場合に完封出来る可能性がある。
ただし、型の解説に書いたように、そのような場合は追い打ちを持ったヘルガーやブラッキーが隣で目を光らせている場合が多いので注意。
ゲンガー+ムウマを両方採用した「ダブルゴースト」構築を使用し、
どちらかでブラッキーを道連れして、もう一方のゴーストでガルーラを受ける、と言った対策法がある。
地震を持っているとそもそも対策にならなさそうだが、
メイン技のノーマル技の一貫を切りつつ、滅びの歌で退場させることが出来るだけでもかなり偉く、
他のポケモンと連携して立ち回ることで、ある程度ガルーラ対策として機能する。
これに関しては、ケンタロスを対策するのと同じ感覚となるだろう。
ゲンガーは、上から道連れを狙えそうだが、ガルーラ側はそのターンに吠えるを選択してゲンガーを退場させ、
次にゲンガーが出て来る交代際を地震で狙うという対処法があるので注意。

・バンギラス、サイドン、ゴローニャ
地震には弱いが、地震を持たない鈍い+吠える+眠る型に、追い打ちを持った悪ポケモンサポートという組み合わせに対しては、
岩ポケモンで丸ごと刺せることがある。
ガルーラの攻撃に耐性があるのはもちろん、ヘルガーも簡単に倒すことが出来る。
眠るを持っていない場合、どくどく+甘えるブラッキーには注意したい。
サイドンは、ハガネールと同じく、鈍いを1回積まれても後手なので、吠えるで対策することも可能。
ゴローニャは大爆発の圧力もかけられる。
バンギラスは、フルアタだと、あまり鈍いを積まれると厳しくなるが、
嫌な音や砂嵐と言った搦手があると、一気に楽になる。

・サンダー、ライコウ、ファイヤー、バクフーン等
ガルーラは、ミルタンクやケンタロスよりは特殊耐久が高いが、
それでもカビゴンと比べると全く違うため、高火力の特殊ポケモンで無理矢理押すことも可能。
特に、ガルーラの上を取れるポケモンならばかなり圧力をかけられる。
決してノーマル技に強いわけではなく、受けが利くというわけではないため、
あくまで対面で圧力をかける程度の意識をしておこう。
サンダーやファイヤーならば、地震を無効化出来るため、岩や鋼ポケモンと併用することで、
ガルーラの攻撃技の一貫を切る動きも狙える。

・フシギバナ、ナッシー、ワタッコ
場に居座りながらどんどん積んで行くことが得意なポケモンであるため、
それを阻害する宿木のタネは、それだけで有効な対策になり得る。
特にワタッコは、ガルーラの上を取りつつ、地震は無効化出来て、アンコールまで打てるので、かなり有効。
フシギバナとナッシーは当然後手であるため、身代わりには要注意。
フシギバナは葉っぱカッターも身代わりに耐えられてしまうため、対策したければ吠えるが必要となる。

・カイリキー、ガラガラ
シンプルに物理火力で強引に勝てるポケモン。
ミルタンクと比べた時のガルーラの大きな欠点として、
鈍いを1回積むと50カイリキーや55ガラガラには抜かれてしまうという点がある。
そのため、それらのポケモンならば、完全タイマンにおいてはシンプルにメイン技を打っているだけで殴り勝つことが出来る。
ただし、Lv.54以下のガラガラでは鈍いを積んでも先制されてしまうため、結果的に負けてしまう。
カイリキーも、クロスチョップを外すと負けるという、シビアな戦いは免れない。

・ミルタンク
肝心の鈍い+吠えるコンボには餌食にされてしまうが、
逆に吠えるを持たない、広範囲型やメロメロを主体とした型に対しては、
カビゴン等を受けるのと全く同じ感覚で受けが可能。
また、鈍い+吠える型だったとしても、他のポケモンとの連携で対策出来る場合がある。
ミルタンクと対面したガルーラはまず鈍いを積むのが筋である(逆にそうしないと単純な殴り合いで負けてしまう)ため、
それを読んでアンコール持ちのポケモンを繰り出したり、上から眠り粉を打てるナッシーを繰り出す、など。
素の状態でガルーラに先制出来るため、爆裂パンチを持っていればシンプルに上から殴っても良い。


<一撃ありの場合>

Lv.55 捨て身タックル/地割れ/メロメロ/鈍い@食べ残し

一撃ありルールにおいても、地割れを使えるため更にまた違った活躍が見込める。
この際に特に役に立つのがメロメロで、♂のポケモンに対しては動けない間に地割れの試行回数を稼ぐことが出来る。
特に、必ず♂固定となるケンタロスに対しては効果が大きいのだが、
完全タイマンにおいては、先に上から角ドリルを1発打ち込まれてしまうのが痛く、トータル勝率では5割を切ってしまう点に注意。
他には鈍いを持たせておくことで、カビゴン等に対しては地割れに頼らず、シンプルにメロメロ+鈍いだけで倒しやすくなる。
地割れを完全に無効化して来る上、どくどくまで打って来るエアームドが天敵。
♂ならばメロメロで行動を止めた上、鈍い+捨て身タックルで強行突破が出来なくもないが、なかなか難しい。
どうしても対策したければ、どれかの技を抜いて大文字を持たせることになるだろう。


Lv.55 恩返し/地割れ/大文字/鈍い@食べ残し

地割れがあるというだけで、ミルタンクにガン受けされるというようなことは無くなるので、
このように攻撃範囲を広げた使い方もしやすいだろう。
鈍いの代わりに、相手の身代わり対策で吠えるを持たせてみるのも面白いかも知れない。


Lv.55 捨て身タックル/地割れ/カウンター/吠える@食べ残し

VC環境においては、角ドリル・地割れは外れた場合もカウンターで返すことが出来るため、
これを持たせておくことで、敵が打って来る一撃技への抑止になる。
カウンターは、読まれて身代わりを貼られてしまう動きに弱いが、そこを吠えるで対策することで、択ゲーに持ち込むことが可能。
カウンター+吠えるを両立出来るポケモンは、地味にそこそこレア。


<その他ルールのログ>

・ヒストリアカップ2024
ログ … メロみが+地割れで低レベルから決定力


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