エ軍団・復刻版

55レブー10万ボルト冷凍パンチクロスチョップ眠る奇跡の実FFFF
50ーフィサイコキネシス影分身身代わりバトンタッチ光の粉1FFF
55ンテイ大文字恩返し鈍い吠える食べ残しFFFF
50イパム砂かけ影分身丸くなるバトンタッチ黄金の実9FFF
55ビワラー飛び膝蹴りのしかかり目覚めるパワー
ゴースト
マッハパンチ破壊の遺伝子DEFF
50アームドドリル嘴どくどく吹き飛ばし眠る薄荷の実FFFF

'21/3/7構築、7/4改良
速さ★★★★
硬さ★★
コンビネーション★★★★
変態度★★★★★
煮詰め度★★★
総合的満足度★★★★

2007年頃に使っていた頭文字統一シリーズの復刻版・第4弾。
エから始まる最終進化形態はちょうど6匹存在し、なおかつそれなりの性能のポケモンが複数居るため、
ギリギリパーティとして成立させることが出来るラインと言える。
この「エ軍団」は、「フ軍団」や「ハ軍団」とは違い、当時よく使っていたわけではなく、ほんの2~3戦しただけと記憶している。
そのため、復刻版というよりは、改めてちゃんと形にしたと言った方が近いかも知れない。

このメンツの特徴は何と言っても、アタッカー向きとサポーター向きがハッキリ分かれているという点だろう。
エレブーやエンテイは明確にアタッカー、エアームドやエイパムは明確にサポーターである。
エーフィとエビワラーはどちらとも取れるので、ここからバランスを考えて行く。
エレブーとエンテイというWAは、得意範囲が比較的被っている。
サンダーやバンギラスを軸とし、カビゴンやパルシェンと言った爆弾で固めたようなパーティや、
水ポケモンエースに対しては両者とも得意と言える。
反面、55カビゴンやガラガラ、フーディンあたりはどちらも揃って苦手としている。
そのあたりを克服出来る別のエースを立てられれば良いのだが、残念ながらこのメンツでそのあたりに有利を取るのはなかなか難しい。

ではどうするか。ここは、サポートの力を借りることにしよう。
と言っても、エアームドとエイパムでは何も出来まい。
ここに、エーフィも参加させることによって、エイパムと2枚がかりでバトンタッチコンボを形成することが出来る。
せっかくのこのメンツだし、これを活かさない手は無いだろう。
しかし、エレブーとエンテイと言えば、どちらも素早いので、エイパムの高速移動は必要無い。
また、物理アタッカーというわけでもないので、破壊の遺伝子+バトンタッチもイマイチ。
ここは、どちらのエースも「全抜き要員」であることを利用して、影分身+バトンタッチを狙おう!
エーフィはこれを身代わりと併用出来るという点でも、影分身と相性が良い。
2匹がかりで影分身を回しながらバトンタッチすれば、エレブーやエンテイならば全抜きを期待出来るだろう、という算段だ。

ここから技の調整。まずエーフィは、影分身+身代わり+バトンタッチに、メイン技のサイコキネシスで技枠は埋まる。
影分身の恩恵を生かしやすいように持ち物は光の粉。
エイパムは、影分身+バトンタッチさえあれば良いので、残りに自由度がある。
他の積み技と言うと、丸くなるを覚えるが、これがなかなか相性としては悪くない。
エレブーもエンテイも、全抜きのために影分身サポートを受けるが、この際に運悪く自爆などが命中してしまうと一撃で倒れてしまい、
せっかくの影分身も水の泡と化してしまう。そこに、丸くなるの保険があればかなり盤石だろう。
残りは、サポートに専念するため、更に命中率を下げる砂かけを持たせてみた。
積み技と逆に、相手にデバフ状態を残すことによって、バトンタッチ対策に対しても抵抗出来るようにした。
薄荷の実が余っているため、エアームドは普通の型で運用出来る。
バトンタッチサポートとは馬が合わなさそうにも見えるが、このパーティは他がことごとくガラガラに弱かったり、
ヘラクロスに対しても、エーフィやエイパムが何も出来ずに倒されてしまう危険性があったり、
こちらが影分身を積んでいる間に、相手のカビゴンに鈍いをどんどん積まれてしまったり、と言ったリスクを、
実は1匹で受け止めている、結構重要な役回りだったりする。
エアームドがそれらの相手を1回退場させてあげることで、再度エーフィやエイパムが影分身チャレンジを狙えるようになる。
また、後述のようにエレブーが眠るを持っているため、この2匹で受けゲーも出来なくはないかも知れない。

エレブーの攻撃範囲はいつも通りだが、4つ目の技は、全抜きのために敢えて眠るを持たせる。
これは、せっかく影分身や丸くなるのサポートを受けるのだから、硬くなることが出来るため、それを生かすためである。
例えばライコウなんかはすぐに倒すことが出来ないが、冷凍パンチを連打して凍結を狙い、そこから突破を図ることが出来る。
このために、回復が出来るというのは大きな保険となるのである。
エンテイはいつもの日本晴れ+大文字+ソーラービームのようなことをしていると、エレブーと攻撃範囲が被りがちになってしまう。
ここは、積み技である鈍いを使うことで、エレブーとは異なった方法で全抜きを図ってみることにした。
この際、せっかく鈍いを持たせたところで、相手も鈍いを積んで来てしまったら、結局押し切れないという可能性もある。
そこで、お互い積み合った際に強力な効果を発揮する、吠えるとのコンボを採用。
これによって、「カビゴンを起点にしつつ全抜きする」ということが狙えるようになった。
この吠えるが意外と便利で、鈍いだけでなく、敵が影分身を積んで来たりした際の対策にも使える。
初めは物理技は目覚めるパワー格闘だったが、攻撃技が大文字とこれの2本だけの場合、攻撃範囲が限られてしまう。
せっかく鈍いを積むのなら、広く浅い攻撃範囲の方が相性が良いため、途中から恩返しに変更した。

さて、最後にエビワラーだが、初めはLv.50の高速スピン+眠るのような型で使っていた。
50カビゴン+50パルシェンのような相手に選出し、エアームド+エレブーと併用して受けゲーが出来るかも知れないと企んでいた。
しかし、実際はそのような相手に対しては元々エレブーもエンテイも強かったりして、
わざわざエビワラーを選出してしまうと却ってぬるくなってしまったりするため、全く選出機会が無かった。
そこで、途中からエースで破壊の遺伝子を持たせるということを思い付いて、変更。
これによって、エレブーやエンテイでは刺し切れない、55カビゴンを軸とした組み合わせを刺すことが出来る。
この際に美味しいのは、目覚めるパワーゴーストを持たせることで、50ムウマを上から一撃で倒せるという点。
特に、今回パーティを組んだ頃はムウマが環境に非常に多かったため、この技は必須レベルだった。
更に美味しいのは、エビワラーは微妙に攻撃力が足りず、50スターミーには破壊の遺伝子+めざ霊でも高確率で耐えられてしまうが、
マッハパンチという必殺技があるため、ミリ耐えされてしまってもきっちりトドメを刺せるという点。
ここに、属性問わず満遍なく無難なダメージが入るのしかかりを持たせて完成。
地味に、のしかかり+マッハパンチを両立出来るという点で、サワムラーとの差別化が出来ている。
50ヘラクロスや50めざ飛ギャラドス程度の耐久ならば、破壊の遺伝子+のしかかりで上から確定~高確率2発で落とせる。
それより硬い多くの相手には3発程度はかかってしまうものの、
影分身サポートを受ける前提なら、それぐらいの回数でも競り勝てるという目論見である。
何となく麻痺ワンチャンを狙ってのしかかりにしたが、もっと威力の高い恩返しや捨て身タックルでも普通に良いかも知れない。

使ってみた感想として、初めはことごとくエレブーばかりに頼らざるを得ないほど、他が使い物にならなかったが、
エンテイの攻撃範囲を変更し、エビワラーをエースにしてTA構造にしてからは、一気に道が広がって使いやすくなった。
少なくともこの十数年前に使っていたよりは、よっぽど上手く使えているはず。
特に面白かったのは、エビワラーを選出する際、エイパムの砂かけが予想以上に役に立った点。
破壊の遺伝子を使うという性質上、敵にデバフ効果を残しながら無償降臨させるという動きが強いので、
エイパムが砂かけ連打しながらエビワラーに繋ぐという流れがなかなか便利だった。
丸くなるは積んでいる暇がほとんど無かったため、この枠は恩返しや爆裂パンチで殴れるようにしても良かったかも知れない。
また、エイパムガチャのように破壊の遺伝子を持たせて、エビワラーを苦い木の実にしても良さそう。


ログ壱 …対バランス、影分身バトンからの全抜きなるか?
ログ弐 …対55ガラガラ、バトンコンボにエアームドを添えて
ログ参 …対55スイクン、影分身を数回だけ積む
ログ肆 …対55サンダー、エレブーの攻撃範囲
ログ伍 …対55サンダー、クロスチョップの試行回数を稼ぐ
ログ陸 …対55カビゴン、エンテイの鈍い吠えコンボ炸裂
ログ漆 …対55カビゴン、遂にエビワラーがベールを脱ぐ
ログ捌 …対55ライコウ、エレブーで凍結狙い
ログ玖 …対55カビゴン、マッハパンチ最強ログ
ログ拾 …対55フシギバナ、影分身エンテイ完成
ログ拾壱 …対エース誰か分からんかったけどエースなんて出て来るまでもなく容赦無くフルボッコされて手も足も出なかったタイプのクソ雑魚ログ
ログ拾弐 …対55プテラ、エースが敗れた後もチャンスが残る
ログ拾参 …対55レアコイル、エアームドで場を整えてからコンボ
ログ拾肆 …対55ニドクイン、砂かけからの影分身コンボ
ログ拾伍 …対55オクタン、影分身エアームド爆誕!?
ログ拾陸 …対55オドシシ、破壊の遺伝子の使い方
ログ拾漆 …対55ウインディ、エンテイの単体性能


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