最終更新日:'22/3/5  最終チェック日:'22/3/5
我流・個別分析 ~リザードン~

変態ポケモン図鑑はこちら


~概論~

初代および金銀の御三家6匹の中では、フシギバナに次いで実戦で活躍しているポケモン。
最大の武器は何と言っても、全ポケモン中最速の腹太鼓で、
これに加えて地震・岩雪崩と言った優秀な攻撃範囲の物理技を覚えるため、これによって全抜き性能がとても秀でている。
また、特攻もなかなか優秀で、炎ポケモンにおいてはファイヤー・ヘルガーに次いで高火力の大文字を打つことができ、
その火力は物理面で言うカビゴンの捨て身タックルに匹敵する。
また、あまり目立たないが耐性も地味に優秀で、地面や格闘といった一部の物理ポケモンに対して受け役割を持つことも可能。
実戦では主にそれらを起点にして腹太鼓を叩き、一気に3タテを狙うという使い方が主となるだろう。
一方で、合計種族値534という非常に優秀な数値の高さもあるため、
型サンプルに紹介したように、腹太鼓に拘らず様々なアレンジも可能。
いずれにせよ、得手不得手は比較的ハッキリしているポケモンであり、
特に腹太鼓を使う場合は、数ターン先まで見据えたシミュレーションが極めて重要となるため、
選出段階からの戦略の練り方の練習として適しているポケモンと言っても良いだろう。


~実戦的ステータス~

タイマン性能■■■■■■■■□□ 出番の多さ■■■■■■■□□□
複数対決性能■■■■■■■■■□ 使い方の多様性■■■■■□□□□□
対カビゴン性能■■■■■■■□□□ 不利な相手への対抗力■■■■■■□□□□
対その他の一線級■■■■■■■■■□ 個人的総合評価■■■■■■■■■□


~優劣関係~

格好の餌フシギバナ ヘラクロス ハガネール ナッシー エアームド ハピナス ブラッキー
割と有利カイリキー パルシェン ミルタンク ムウマ ファイヤー
場合によるバンギラス サイドン バクフーン ドククラゲ ゲンガー
割と不利ライコウ サンダー カビゴン ガラガラ ケンタロス
天敵スターミー プテラ スイクン フーディン


~防御面~

55食べ残し555250
55カビゴンの捨て身タックル低確率2発微高確率2発確2確2
50カビゴンののしかかり高確率4発確4中乱数3発超高確率3発
50ナッシーのサイコキネシス確4微低確率3発確3確3
50パルシェンの冷凍ビーム超低確率4発確4確4低確率3発
55サンダーのめざ氷乱数6~8発乱数5~6発確5低確率4発
50エアームドのドリル嘴乱数5~7発超低確率4発超高確率4発確4
55ファイヤーの日本晴れ+大文字超高確率3発確3確3超低確率2発


~技候補~

大文字
火炎放射
属性一致メイン技。腹太鼓からの物理決定力が目立つが、
ファイヤーとヘルガーに次いで強力なこれらの技を打てる。
腹太鼓リザードンにとっての最重要決定力。これのお陰で相手には大きな圧力になる。
地震腹太鼓を決めた後のメイン物理技。単純に大文字との相性も良く、有効範囲は広い。
岩雪崩
めざ岩
腹太鼓を決めた後の選択物理技。地震との相性抜群で、飛行ポケモンを全員ほぼ一撃に。
破壊光線腹太鼓を決めた後の選択物理技。かなり多くのポケモンを一撃で倒せる。
眠る腹太鼓で消費した体力を一旦回復したい時や、格闘などを何度も受けたい時に。
寝言耐性は優秀なので、これを持たせて受けに徹することも出来なくはない。
爆裂パンチサブ技候補。不安定なので腹太鼓との相性は悪いが、攻撃範囲を広げる際に。
噛み砕くサブ技候補。期間限定の配布タマゴ技にて習得可能。
腹太鼓と両立出来ないものの、スターミーやフーディンを倒せるのが非常に優秀。
噛み付くサブ技候補。配布タマゴ技を使えない場合、こちらで妥協か。
スターミーやフーディンを倒すにはやや威力不足。
地獄車変態サブ技。爆裂パンチよりも安定した格闘技を持たせたいという場合に。
腹太鼓と両立不可だが、剣の舞との両立は可能。
翼で打つ
めざ飛
変態サブ技。属性一致ではある。めざ飛ならば地震よりも若干火力が高い。
龍の息吹変態サブ技。威力は低いものの、追加効果の麻痺がとても優秀。
捨て身タックル
恩返し
のしかかり
変態サブ技。恩返し以外は腹太鼓とは両立不可だが、剣の舞とは併用出来る。
腹太鼓を使う場合は、基本的に恩返しより地震の方が範囲が優秀となりやすい。
のしかかりは、龍の息吹と同様麻痺狙いか。
アイアンテール変態サブ技。流石に地震の方が色々優秀だが、プテラへのピンポイントキラーにはなる。
原始の力変態サブ技。腹太鼓とも剣の舞とも両立不可。
追加効果が発動すれば、スターミーに勝てるようになったりするかも知れない。
メロメロ
身代わり
元々は特攻が高い特殊ポケモンで、炎技は範囲も広いため、この使い方も出来る。
メインは大文字よりPPが多い火炎放射が無難だろう。
日本晴れ大文字が一流の火力に!腹太鼓との二択、もしくは両方持たせるか?
剣の舞腹太鼓の影に隠された密かな裏択?体力を減らさずに何度も使えるのは魅力。
吠えるコンボ封じや昆布として使えなくもない。何故か吹き飛ばしは覚えないので注意
リフレクター
どくどく
怖い顔
煙幕
サポートとして使える技たち。
リフレクターや煙幕は、大爆発を抑止出来るのが魅力。
どくどくは単純に炎技との相性が良い。
カウンター属性不一致の岩雪崩や、カビゴンのノーマル技あたりを狙えば、一発逆転を狙えるかも。
影分身
連続斬り
闇のコンボ。リザードンでやる必要があるかは不明。
逆鱗一応、大文字との属性的な相性は抜群だが・・・成長+バトンタッチが必要そうだ。
砂嵐地味に覚える諸刃の剣。大文字や地震と相性が良いのでワンチャン…?
地割れ一撃アリ用。敵の地割れを無効化しながら、それなりの速さで打てるのでなかなか強力。


~型サンプル~

Lv.50 大文字/地震/岩雪崩/腹太鼓@奇跡の実

リザードンと言えばコレ、という定番型。特攻種族値109からの強力な属性一致大文字を軸にしつつ、
全ポケモン中最速の腹太鼓から物理決定力を出すという、両刀を活かした攻めが出来る。
Lv.50でも決定力は十分であり、大文字で鋼ポケモンは一撃、50ナッシーもやや高確率一撃で倒せて、
腹太鼓からの地震ではバンギラスを確1、岩雪崩では55サンダー高確率一撃で倒すことが出来る。
弱点を突けないポケモンは流石に一撃で倒すのは難しいが、
ハピナスぐらいの耐久ならば、腹太鼓+地震でやや高確率一撃で倒すぐらいは出来る。
また、大文字で1発ダメージを与えておけば、腹太鼓+地震で一撃圏内になる、というポケモンもかなり多い。
その決定力を出すために、腹太鼓というリスキーな技を使う必要はあるものの、
リザードンは耐性が優秀であり、地面無効や、格闘・蟲・炎などへの耐性を活かして、
フシギバナ・ヘラクロス・カイリキー・ファイヤー等の前で、対面から腹太鼓の起点を作りやすい。
ナッシーやハガネールも起点に出来るものの、腹太鼓を読まれたら大爆発をされる危険性がある点に注意。
またエアームドに対しては、腹太鼓を読まれて吹き飛ばしをされることに注意が必要。
このリザードン1匹で、対戦環境においてメジャーな組み合わせに刺せる場合がいくつかあり、
それについて2011年にこちらの記事でも解説しているため、参照されたい。
基本的には高火力の大文字と腹太鼓で上から攻めるスタイルであるため、自分よりも素早い相手は天敵。
サンダーやライコウ等、眠るで回復するポケモンは、サポートで何とか眠りに追い込めば、
その隙に腹太鼓からの地震や岩雪崩で一撃突破を狙うことも出来るが、
自己再生で回復するスターミーやフーディンにはどうしても勝てない場合が多いため、サポートによる対策が必須。
例えばスターミーに対してはあらかじめ光の壁や日本晴れサポートをかけておくことで、
腹太鼓のターンに後出しされても、波乗りを耐えつつ地震一撃で倒すことが出来る。
またフーディンに対しては、腹太鼓をしてしまうとアンコールで詰まされてしまうが、
耐久力が低いため、腹太鼓でなく大文字のゴリ押しで強行突破を狙えなくはない。
記事にあるように、バランスパーティにおいて使う際は、
Lv.55ファイヤーや低レベルのサンダーに先制出来る、Lv.52で使うというのもひとつのライン。
また、ヘラクロスや岩雪崩を持たないカイリキーを何度も受けたり、ナッシーを流す等の役割をしっかり持ちたい場合は、
岩雪崩の代わりに眠るを持たせる手もある。もちろんその場合、サンダーやギャラドス等には弱くなる。
パーティ … クロバット逆A(2021)
パーティ … フーディンヘラクロスWA(2012)
パーティ … ファイヤーリザードンWA(2012)
パーティ … ライコウ逆A(2011)
パーティ … 53ガラガラ変則編成(2011)
パーティ … フーディンカイリキーWA(2009)
ログ … リザードン3タテ劇場1:vsファイヤーライコウパルシェン
ログ … リザードン3タテ劇場2:vsパルシェンナッシーライコウ
ログ … リザードン3タテ劇場3:vsハピナスエアームドエレブー
ログ … リザードン3タテ劇場4:vsハピナスナッシーサイドン
ログ … リザードン3タテ劇場5:vsバンギラスエアームドパルシェン
ログ … リザードン3タテ劇場6:vsカビゴンサンダーハガネール
ログ … リザードン3タテ劇場7:vsスイクンエアームドバンギラス
ログ … リザードン3タテ劇場8:vsサンダーナッシーカビゴン


Lv.55 大文字/地震/破壊光線/腹太鼓@奇跡の実

Lv.55で使う場合、破壊光線が強力な決定力になる。
腹太鼓+破壊光線によって、Lv.55カビゴンを確定一撃で倒せるというのが極めて優秀であり、
その他、53ブラッキー・52ドンファン・51スイクン・50パルシェンあたりまで確1、55ミルタンクも高確率一撃と、
ノーマル耐性を持たないほとんどのポケモンを上から一撃で倒すことが出来る。
しかも、ノーマル耐性を持つポケモンのうち、鋼ポケモンはメイン技の大文字で一撃だし、
岩やゴーストポケモンは、プテラとツボツボ以外すべて腹太鼓からの地震で一撃で倒すことが出来る。
Lv.50に比べると特に、低レベルのスイクンを一撃で倒せたり、低レベルのゲンガーに先制出来る点が大きい。
更には、低レベルのサンダーに対して、先制の大文字で高確率2発で倒せて、こちらは雷を耐えるため、
対面からの殴り合いで有利を取ることが出来る。これは飛行ポケモンとしてはかなり貴重。
大文字自体がレベルの恩恵でかなりの火力があり、55ガラガラも確定2発で倒せるため、
例えばリフレクターサポートがあれば、岩雪崩を耐えつつタイマンで勝つ、といったことも可能。
破壊光線に関しては、言うまでもなく攻撃後1ターン動けないというデメリットがあり、
特にリザードンの場合、複数の相手を一気に倒すというシーンが多いため、この点には要注意。
因みに、岩雪崩の威力は75、破壊光線の威力は150なので、
岩雪崩で2倍弱点を付ける相手には、破壊光線とほぼ同程度のダメージを与えることが出来る。
対カビゴン一撃などをあまり重視せず、サンダー等を強く意識したい場合は、
↑の型と同様に、破壊光線でなく岩雪崩を持たせても良い。
また、Lv.55の場合、目覚めるパワー岩でもギリギリ火力が足りる場合が多いため、
岩雪崩の外れを嫌うならばそちらを採用する手もある。
道具に関しては、対面から起点を作るポケモンなので、様々な状態異常による妨害を阻止出来る奇跡の実が優秀だが、
腹太鼓で削った体力を回復しながら戦える食べ残しの他、先制のツメという選択肢もある。
Lv.55リザードンというのは、同速勝負となるメジャーな相手がとても多く、
その際に先制のツメがあれば、約61.7%の確率で先制出来るようになる。
55サンダー、55ミルタンク、55バクフーン、55ドククラゲ、50スターミーとの交戦において特に重要。
また、自己再生連打で大文字を受けて来るフーディンに対しても、先制のツメで事故を狙うことも出来る。
パーティ … リザードンカビゴンWA(2021)
パーティ … ミルタンクリザードンWA(2020)
パーティ … ポリゴン2リザードンケンタロスTA(2014)
ログ … 腹太鼓+破壊光線の強さ
ログ … 腹太鼓+破壊光線の強さ2
ログ … 腹太鼓+破壊光線の強さ3
ログ … 腹太鼓+破壊光線の強さ4
ログ … サイクルでの大文字が普通に強い
ログ … サイクルでの大文字が普通に強い2
ログ … サイクルでの大文字が普通に強い3
ログ … 地震を無効化しながら起点を作る
ログ … 先制のツメを持たせた場合
ログ … 先制のツメを持たせた場合2
ログ … 腹太鼓リザードンが後ろに控えているということの強さ


Lv.55 大文字/噛み砕く/龍の息吹/爆裂パンチ@食べ残し

リザードンは炎ポケモンの中ではかなり器用な方であり、攻撃範囲が広く、素早さも高いため、
腹太鼓のような積み技を使わずに、このようにフルアタやセミフル型で使うことも出来る。
この中で特に重要なのは噛み砕くで、これによってここまでで天敵としていた、
スターミーやフーディンも楽に倒せるようになるというのはかなり大きい。
レベル関係によっては2発で倒せない場合もあるが、ほとんど半分近いダメージを与えられるため、
自己再生で粘られても、連打していればそのうち特防ダウンか急所待ちで突破することが出来るだろう。
ただし、この噛み砕くは期間限定の配布タマゴ技なので、残念ながら限られた環境でしか使えない。
また使えたとしても、遺伝技の腹太鼓や岩雪崩、初代マシン技の身代わりや捨て身タックル等とは両立不可。
噛み砕くを使えない環境では、目覚めるパワー悪か噛み付くで妥協するしか無い。
噛み付くまで威力を落とすと、スターミーやフーディンの突破は少し難しくなる。
龍の息吹は麻痺を撒けるのが優秀で、これによって自分より素早いポケモンに対しても突破しやすくなる。
サンプルはただのフルアタの一例なので、他の攻撃技として、地震や岩雪崩を採用するのも良いだろう。
また、フルアタにせずとも、どれか1つを眠るや日本晴れにして、セミフルにしても十分広範囲を攻められる。
特に日本晴れに関しては、大文字の火力を伸ばすことにより、カビゴン等を倒しやすくなる他、
水技に対する耐性も出来るため、水ポケモンに対して爆裂パンチで紛れを付けやすくもなる。
道具に関しては、これも奇跡の実や先制のツメでも良さそうだ。
パーティ … リザードンSA(2021)
ログ … フルアタリザードン
ログ … フルアタリザードン2
ログ … フルアタリザードン3
ログ … フルアタリザードン4
ログ … フルアタリザードン5
ログ … フルアタリザードン6


Lv.50 大文字/爆裂パンチ/眠る/寝言@ピントレンズ

ヘラクロスや岩雪崩の無いカイリキー、波乗りの無いパルシェン等、一部のポケモンに対して受け役割を持てるので、
低レベルで眠るを持たせて受けポケモンとして使うことも出来なくはない。
大文字+爆裂パンチがあれば、それなりに攻撃範囲も広く、混乱による誤魔化しも利く。
爆裂パンチの枠はこの他に、同じく有効範囲の広い地震や、麻痺を狙える龍の息吹やのしかかりもアリかも知れない。


Lv.55 大文字/日本晴れ/爆裂パンチ/眠る@奇跡の実

エースと言えば腹太鼓、と見せかけての日本晴れタイプ。奇襲の意味合いが強い。
特攻種族値はしっかり109あるので、日本晴れ+大文字で55食べ残しカビゴンをしっかり確3で倒せる。
その他、55メガニウム・55パルシェン・53フリーザー確1、50めざ飛ガラガラ高確率一撃、50ゲンガーやや高確率一撃、
55サンダー・55ライコウ・55ベトベトン・51ブラッキー確2、50サイドン高確率2発、50カビゴン中乱数2発。
種族値としては素早さ以外はファイヤーに劣っているが、
サブ技として爆裂パンチなり地震なりを持っているだけで差別化は十分。
炎ポケモン同士のミラーマッチ対策に、岩雪崩を単発で持たせるのもアリか。


Lv.55 大文字/捨て身タックル/地獄車/剣の舞@食べ残し

これまた腹太鼓の影に隠れがちだが、地味に剣の舞も覚える。
腹太鼓に比べて決定力が出るのが遅いものの、体力が減らないため、受けや流し役割を持たせながらサイクルさせやすくなる。
また、腹太鼓と違って初代マシン技と両立出来るため、捨て身タックルやのしかかり、地獄車などと併用出来る。
剣の舞+捨て身タックルで50カビゴン・55めざ氷サンダー・55カイリキー・55めざ蟲ガラガラ高確率2発、
剣の舞+地獄車で55バンギラス超高確率一撃、55食べ残しカビゴン・55ミルタンク確2と、ちょうど良い火力が出せる。
攻撃技のチョイスはもちろん自由で、特にこのサンプルだと攻撃の反動ダメージがかなり痛そうなので、
地震、岩雪崩、爆裂パンチ、恩返しなどなどに変更しても良い。


Lv.55 火炎放射/龍の息吹/メロメロ/身代わり@食べ残し

特攻が高く、炎技の一貫性もあるので、♀でメロメロと併用してもそれなりに強力。
カビゴンやガラガラへの強さは、もしかしたら最も安定するかも知れない。
この型に限り、メイン技は流石にPPと命中率が欲しいので、大文字より火炎放射の方が良いだろう。
サブ技は、サンプルではメロメロの効かないポケモンの多くに有効な麻痺を撒ける、龍の息吹を持たせたが、
代わりにどくどくにしたり、火炎放射の火力を上げる日本晴れにする等の手もある。
ログ … メロみがリザードン


Lv.55 大文字/爆裂パンチ/砂嵐/吠える@食べ残し

使い所は難しそうだが、日本晴れだけでなく砂嵐も覚えるので一応紹介。
砂嵐が効かないポケモンのうち、鋼には大文字で元々強く、岩には地震なり爆裂パンチなりで攻略可能。
ついでに、砂嵐昆布も狙える吠えるを搭載するという手もある。


Lv.50 穴を掘る/連続斬り/逆鱗/火炎放射@破壊の遺伝子

解説拒否



~相棒~

・ナッシー
どんな炎ポケモンとも相性が良い、炎ポケモンのお供。
純粋にリザードンの苦手な水や岩ポケモンに強く、電気やエスパーにもある程度仕事が出来るという相性補完の良さを持ちながら、
日本晴れや眠り粉などで場を整え、大爆発からリザードンの起点を作り出すことに長けている。
特にリザードンの場合、他の炎ポケモンと異なるのは、腹太鼓による物理決定力がメインとなるため、
ここに日本晴れサポートがかかれば、物理・特殊双方のバフがかかることになり、かなり止めづらくなる。
例えば日本晴れがかかった状態のリザードンは、スイクンなど自分より遅い水ポケモンに対して、
対面から腹太鼓を叩いて、波乗りを耐えながら破壊光線で殴り勝てるため、起点にまでしてしまうことが出来るようになる。
目覚めるパワー草/眠り粉/日本晴れ/大爆発のような型が特に優秀。

・マルマイン
腹太鼓リザードンで全抜きを狙う際に大事なのは、腹太鼓を使う立ち上がりに隙を見せないこと。
リフレクターや光の壁からの大爆発自主退場により、その起点を作りやすく出来るのがマルマイン。
特に光の壁によって、上記のナッシーの日本晴れと同様に水ポケモンを起点に出来るようになる他、
弱点の電気技も半減出来るため、サンダーやライコウも強行突破しやすくなる。
また素早さも優秀で、リザードンの天敵である、
自分より更に早いスターミーやフーディンの更に上を取って大爆発の圧力をかけられるため、流すことが出来る。

・パルシェン
電気や岩の弱点が被り、リザードンとの属性的相性は良くないが、
撒き菱を撒きつつ、大爆発自主退場によりリザードンの起点を作るのが優秀。
撒き菱があることによって、リザードンが大文字なり、腹太鼓+地震なりで、一撃で倒せるようになる範囲はかなり広い。
これに関しては、こちらの記事にまとめたので参照されたい。
更には、リフレクターを残すことによって、リザードンはガラガラとのタイマンも大文字で勝てるようになるため、
ガラガラに対してパルシェンを出し、リフレクターを貼れば、そこから大爆発を他のポケモンに受けられても構わないことになる。

・フシギバナ
ナッシーと同じく属性的相性が良い。
ナッシーのように、大爆発による起点作成は出来ない代わりに、宿木のタネ+光合成によって辛抱強い受けゲーが可能。
速攻でなく、リザードンをサイクルで使いたい場合に重宝する。

・ムウマ
怪しい光や滅びの歌によって起点作成に特化した型が、リザードンと相性が良い。
特に、リザードンは地面無効、ムウマはノーマル無効なので、ノーマル技+地震を持ったカビゴン等に対して、
完全に一貫性を切ることができ、どくどくや滅びの歌をかけた後、交代を回して時間稼ぎすることが出来るのが極めて優秀。
ムウマは腹太鼓カビゴンには強くないが、その腹太鼓カビゴンには、リザードン自身が弱くないので問題無い。

・カビゴン
スターミー、フーディン、ライコウ、プテラと言った、リザードンの天敵は、
素早さが高い代わりに、耐久が低く、物理決定力も無いポケモンが多いため、カビゴンに弱いものが多い。


~対策例~

・スターミー、フーディン
ここまで散々書いて来たように、リザードンに先手を取った上で、自己再生で隙を見せずに回復出来るため、
リザードンにとって天敵と言える存在。
これらのポケモンが1匹居るだけで、リザードンからの決定力は全く出せなくなってしまうことも少なくない。
ただしスターミーは、Lv.50だとLv.55リザードンと同速になってしまうため、安定しない。
特に、先制のツメを持ったリザードンには、後出しすると微不利を取られてしまう。
どちらも、配布タマゴ技である噛み砕くだけは受からないどころか、タイマンで負けてしまうこともあるため注意。

・プテラ
こちらも極めて優秀なリザードンの鉄壁。再生回復は出来ないものの、大文字半減・地震無効化をでき、
目覚めるパワー岩で上から問答無用の一撃で落とせる圧力を常にかけられるのが非常に大きい。
このプテラと対面しただけで、リザードンは手も足も出せず逃げざるを得ないことになる。
唯一、岩雪崩では抜群を食らってしまうため、あまりサイクルし過ぎると不安定にはなるが、
リザードン側も回復技を持っていないことが多いため、岩雪崩の蓄積でプテラが崩れるよりは、
リザードンが崩れる方が先であることがほとんどだろう。

・ライコウ、マルマイン、サンダース
リザードンに先制出来る電気ポケモンも、大きな圧力になる。
対面からだと電気技で上から2発なので、まず間違いなく負けることは無いし、
腹太鼓のターンに後出しすれば、そのままリザードンに何もさせずに引かせるか倒すことが出来る。
ただし、あくまで地震は弱点なので、腹太鼓関係無く、サイクルで交代読み地震を当てられると痛い。
特にマルマインやサンダースは耐久が低く、素の地震でも2発で倒れてしまうため、後出しには注意が必要。

・ゲンガー、サンダー
レベル関係によっては対策になるポケモン。
サンダーはリザードンと同速なので、リザードンよりレベルが高ければ先制出来る。
ただ、属性的には圧倒的にサンダー有利なので、リザードンの方が少々レベルが上でも、対面からなら有利が取れる。
リザードンがLv.55で、サンダーがLv.50というような場合は、リザードンが有利になってしまうため注意。
ゲンガーは、Lv.52で55リザードンに先制出来る。
大文字でも地震でも2発で倒されてしまうが、上さえ取れれば電気技で圧力をかけられる他、道連れや大爆発もある。
逆にゲンガーが後手となってしまう素早さ関係の場合、上から地震や大文字で簡単に倒されてしまうため対策にならない。

・バンギラス、サイドン、ゴローニャ、ガラガラ
腹太鼓を叩いた後なら、地震や破壊光線で一撃で倒れてしまうが、
あくまで対面からなら、岩雪崩で一撃で倒せるため、リザードンに大きな圧力をかけられる。
一撃ということは、リフレクターを貼られた状態でも半分以上のダメージは与えられるため、腹太鼓は許さない。
ただし、ガラガラはその場合、大文字2発で打ち負けてしまうので注意。
岩ポケモンならば、大文字を半減出来るため、リフレクターを貼られても有利を取れる。

・スイクン
リザードンが低レベルだったり、破壊光線を持っていない場合、一撃で倒されることは無いため、
少なくとも1回は後出しから流すことが出来る。
また、そもそも腹太鼓でなく、型サンプルに紹介したフルアタやメロメロ等の型の場合、
スイクンが何よりの鉄壁となれる可能性もある。

・カビゴン
鈍いを持っていれば、リザードンを流すことが出来る。
交代際に腹太鼓をされ、破壊光線を打たれたら一撃で倒れてしまうが、次のターンにリザードンは反動で動けないため、
後続のポケモンで敵を討つことが出来る。
その場合、実質的にカビゴンはリザードンと1-1交換を果たしたことになるため、実質役割遂行と言える。
そもそも破壊光線を持っていない場合は、腹太鼓+地震を耐えられるため、1回は後出しする猶予がある。
また、マルマインやナッシーの自主退場からリザードンで起点を作るような場合、
リザードン1匹で2匹以上を倒す必要がある場合が多いため、
そのような場合、枚数差を利用して、自爆の圧力をかけることも出来る。

・ギャラドス、カイリュー
リザードンが岩雪崩を持たず、腹太鼓+破壊光線型だった場合、破壊光線を強制させることが出来る。
それによってこれらのポケモンは倒されてしまうが、上記のカビゴンと同様に実質1-1交換のようなことが狙える。
フルアタ等、型によってはリザードンを完全に受けられる場合も。

・カイリキー、オコリザル、ダグトリオ等
岩雪崩によって対面から圧力をかけることが出来る。
どれも属性不一致なので2発かかってしまうが、カイリキーは同レベルならば大文字を2発耐え、
ダグトリオは先手を取れるため、どちらも対面からなら岩雪崩で殴り勝つことが出来る。
オコリザルは同レベルだと先制大文字2発で倒されてしまって勝てないが、
リザードンよりレベルが2以上高ければ先制出来るため、ダグトリオと同様に勝てる。

・ソーナンス
大文字読みミラーコート、地震or岩雪崩or破壊光線読みカウンターを成功させれば、タイマンで勝てる可能性がある。
唯一、腹太鼓+破壊光線では高確率で倒されてしまうが、2割程度の確率で耐えるため、倒せるチャンスがある。
また、破壊光線を持たず岩雪崩型の場合、確実に攻撃を耐えるため、読みが成功すれば勝つことが出来る。
単発で地震を打たれた場合、カウンターで返しても一撃では倒せないが、
リザードンのHPを半分以上は削れるため、二度と腹太鼓を叩けない体にすることが出来る。


~一撃ありの場合~

Lv.55 大文字/地割れ/メロメロ/身代わり@食べ残し

リザードンは地割れを打つことが出来る。一撃技使いの中ではかなり素早い方で、
飛行タイプにより敵の地割れを無効化しつつ一方的に打てるという強みがある。
飛行ポケモンで一撃技を打てるのは、他に角ドリルカイリューとハサミギロチングライガーのみ。
地割れは初代マシン技による習得なので、肝心の腹太鼓とは両立不可なのだが、
地割れを打てるという時点で、わざわざ腹太鼓から決定力を出す必要は無いとも言える。
特に大きいのは、食べ残しを持てば、55カビゴンの捨て身タックルを高確率で2耐え出来るため、
55カビゴンとの対面において、地割れを3回も試行出来てかなり有利を取れるという点。
敵の地割れは無効化出来るため、地割れ読みで繰り出せば、後出しからでも有利を取ることが可能。
こちらの地割れが効かない飛行ポケモンには、軒並み大文字が通りやすく、
これが効かないのはプテラ・ファイヤー・カイリュー・ギャラドスぐらいとなる。
攻撃範囲としてはこれだけで十分足りているので、あとはメロメロ+身代わりで起点を作り、
地割れの試行回数を稼ぎやすくするという手がある。
ケンタロス対策として起用される、スターミー、サンダース、プテラあたりに、
片手間で対策されてしまうというのが玉に瑕か。
大文字は、メロみがとの併用で打つ回数を増やしたいなら、火炎放射でも可。


Lv.55 大文字/地割れ/岩雪崩/カウンター@食べ残し

攻撃範囲を広げたフルアタタイプ。
上記の地割れも大文字も効かない飛行ポケモンに対して、岩雪崩で抵抗することが出来る。
また、上から角ドリルを打って来るケンタロスにはどうしても対面不利を取られてしまうが、
VC環境ならば、これをカウンターで対策することが出来る。
他のチョイスとしては、バンギラスを確定2発で倒せる地獄車や、
サイクルの中で麻痺を狙える龍の息吹やのしかかり等も候補。
一撃無しならば問答無用で爆裂パンチを持たせたいところだが、
カビゴン等に対し上からワンチャンを得るためという目的ならば、地割れを打った方が良いだろう。
このような、カウンターや地獄車といった技は、腹太鼓とは両立不可なので、
腹太鼓を使う必要性が薄い一撃ありルールだからこそ採用出来るとも言える。


Lv.50 大文字/地割れ/眠る/寝言@光の粉

眠る+寝言で粘りながら地割れの試行回数を稼ぐことも可能。
ヘラクロスやフシギバナ等に対しては、永久に起点にし続けられるかも知れない。
Lv.55で使っても良いが、受け役割をこなすには低レベルでも十分。
地割れはLv.51以上の相手に効かなくなってしまうが、大文字だけでも十分有効範囲は広い。


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