最終更新日:'13/1/20  最終チェック日:'13/1/20
我流・個別分析 <ピカチュウ>

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<概論>

ガラガラと同様、電気球という強化アイテムにより、2000で最強の特殊火力を手に入れたポケモン。
これによって、進化後のライチュウとは全く違ったポケモンとして使うことが出来る。
特に磁石サンダーを超える火力の雷は、同レベルのカビゴンを超高確率3発で落としてしまうほど。
また、苦手な地面への対抗策はライコウの目覚めるパワーやエレブーの冷凍パンチと違い、
波乗りという高威力の技を撃つことが出来るので、少し体力の減った地面には対面から一撃で倒せることも多い。
また、波乗りとは両立出来ないが、ライチュウと同様にアンコールやこらきしといった捻りも出来る。
ガラガラと違って未進化ポケモンなので元の種族値は全体的に低く、
特に耐久面に関しては物理・特殊両方とも全ポケモン中下位30番以内に入るほどの脆さなので、
極力サポートで相手を弱らせたり場を整え、隙を見て一気に畳み掛けるようにしたい。
なお、以降特に断りが無い限り、ピカチュウの攻撃面の性能は、電気球を持たせている前提での計算とする。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■■■■■□□ 出番の多さ■■■■■□□□□□
複数対決性能■■■■□□□□□□ 使い方の多様性■■■■■□□□□□
対カビゴン性能■■■■□□□□□□ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■□□
対その他の一線級■■■■■■■■□□ 個人的総合評価■■■■■■□□□□


<優劣関係>

格好の餌エアームド ブラッキー フォレトス パルシェン ムウマ
割と有利スイクン スターミー ゲンガー ファイヤー
場合によるライコウ サンダー ナッシー フシギバナ サイドン
割と不利バンギラス カイリキー ヘラクロス ハガネール フーディン ミルタンク
天敵ハピナス カビゴン ガラガラ ケンタロス ヌオー


<防御面>

55(壁あり)5550(壁あり)50
55サンダーの雷中乱数4発中乱数2発超低確率3発確2
55ライコウの10万ボルト乱数5-6発確3確5確3
50ゲンガーの冷凍パンチ乱数5-6発超高確率3発乱数5-6発確3
50エアームドのドリル嘴乱数8-10発超低確率4発乱数7-8発確4
50パルシェンの冷凍ビーム超高確率4発高確率2発超低確率3発確2
50ハピナスの冷凍ビーム乱数6-7発低確率3発乱数5-6発確3
50カビゴンの地震微低確率2発微低確率1発確2確1
50カビゴンののしかかり超低確率3発確2確3確2
50フォレトスのめざ蟲超低確率4発確3超高確率4発超高確率2発
50ナッシーのサイコキネシス低確率3発確2確3確2
バンギラスの噛み砕く確4確2微高確率3発確2
55ファイヤーの大文字微高確率2発中乱数1発確2確1
55めざ霊カイリキーのクロスチョップ低確率2発微低確率1発確2確1


<技候補>


10万ボルト
非常にパワフルな属性一致メイン技。サンダーを超える火力。
どちらを選択するかは割と好みの問題。
波乗り最重要サブウェポン。電気技と相性が良く、地面に途轍も無いダメージが入る。
雨乞い雷と波乗りの双方を更に強化する技。特に波乗りでは多くの地面が一撃になる。
アンコール波乗りと両立出来ないが、補助技や回復技を縛って起点を作りやすくなる技。
爆裂パンチハピナスへの役割破壊。攻撃力はそこまで高くないが、ハピナス相手ならそれなり。
めざ氷電気技+波乗りだと草やカイリューで止まりがちなので、そこへの役割破壊。
また、アンコールを持たせた時の波乗りの代わりのサブ技としても使える。
めざ水アンコールを使いつつ、氷よりも水技が良いという場合はこちらを。
眠る
寝言
脆いので一見相性が悪そうだが、コレがあればライコウやエアームド、ブラッキー等に、
「何度も出せるようになる」というのが重要。
堪える
起死回生
波乗りの陰に隠れた裏択。ハピナスやバンギラスを一撃なのは侮れない。
アンコールや電磁波とは両立可、波乗りや身代わりとは両立不可。
電磁波自分より速いポケモンも多いため、エース仕様でも意外と重宝することがある。
歌う命中が悪いので博打気味になりがちだが、当れば誰にも止められない恐ろしい技。
波乗りや身代わりと両立でき、アンコール等の遺伝技とは両立不可。
身代わり起点作りや、歌うを使う際の保険に。
甘えるコレを使ったところで脆いものは脆いので、有効活用はしにくいかも知れない。
リフレクター
光の壁
これらは完全にサポート用か。
電気や水と殴り合う際に意外と光の壁が重宝することはあるかも。
メロメロサブ技に目覚めるパワーを使うわけではなく♀で使えるので、カビゴン等を突破しやすく出来る。
保険として身代わりと併用したいところだが、食べ残しを持てないのが残念。
電磁砲流石に麻痺させたいのなら電磁波で良いのではないか。
花弁の舞ヌオーへの役割破壊。水+地面への一貫性を持つ技。めざ草で良いという説も。
天使のキッスメロメロと同様、突破性能を上げる技。雷よりは命中率は高い。


<型サンプル>

Lv.55 雷/波乗り/雨乞い/電磁波@電気球

御存知、磁石サンダーをも超える最強の電気技使い。天候補正無しでは2000で最強の特殊技使いでもある。
とりあえず波乗りが使える電気ということで、これは相性の良い雨乞いを持たせた割とオーソドックスな型。
雷で50スイクン・シャワーズ高確率一撃、55サンダー超高確率2発、55カビゴン超高確率3発、51ナッシー確3。
その他弱点を突けばほとんど確1、等倍相手はほとんど確2。
雨乞い+波乗りで55ガラガラ・ハガネール・53ニドキング・イノムー・54ドンファン確1、50ニドクイン高確率一撃、
50ライコウ低確率2発、55食べ残しライコウ超高確率3発、51サンダース・55マルマイン・バンギラス確2。
素早さはファイヤーと同じで51サンダーまでに先制という、微妙と言えば微妙なラインなので、
それを更に補うためサンプルでは電磁波を持たせたが、
この枠は草やカイリューに強くなるめざ氷や、不安定ながらも突破性能を上げる歌う、起点を作る身代わり、
ハピナスの体力を半分ほど削れる爆裂パンチ等も候補。
パーティ … バランス編成(2011)
ログ … 波乗りでライコウを強行突破
ログ … 身代わりピカチュウでブラッキー完封
ログ … 電磁波を利用する


Lv.55 雷/波乗り/歌う/身代わり@電気球

いま候補に挙げた歌うと身代わりを搭載した型。
ルージュラの悪魔のキッス+身代わりのように、いつ起きるか分からない催眠技の保険のために身代わりが相性が良い。
ただでさえ脆いのに歌うの命中率が55%なので使い所は本当に慎重に。
その分、ハマった時の全抜き性能はとても高い。
ログ … 歌う+めざ氷でガラガラに対面から勝てる
ログ … 歌う+リフレクターサポート


Lv.55 雷/波乗り/眠る/寝言@電気球

攻撃手段としては雷+波乗りだけで充分なので、枠が2つ余ったということはねむねご型にするのも視野。
体力的に脆いだけでなく状態異常にも弱いというピカチュウの致命的な弱点をある程度カバー出来る。
特にエアームドやブラッキー、一部の電気ポケモン等には何度も場に出せるようになるというのは非常に大きい。
ピカチュウは場にさえ出すことが出来ればかなり暴れやすいポケモンだからである。


Lv.55 10万ボルト/目覚めるパワー氷/アンコール/電磁波@電気球

アンコールという非常に優秀な技を使えるというのも見逃せない点。
これで補助技などをアンコールして、起点を作りやすくすることが出来る。
しかし問題なのは波乗りと両立不可ということで、代わりに一般の電気ポケモンと同様めざ氷を使うことになる。
めざ氷でカイリュー・54ガラガラ・52ナッシー確2、50ニドクイン高確率2発、50フシギバナやや高確率2発。
草やカイリューに強い代わりに、サンダー等と同様ハガネールやイノムー、ヌオーに弱くなるので注意。
もうひとつの注目点として、アンコール+電磁波が両立出来るという点。
電磁波は初代技マシンで習得し、アンコールは遺伝技なので両立出来ない、というポケモンが多いが、
ピカチュウの場合電磁波は自力で覚えるため両立することが出来る貴重なポケモンである。
これで、自分より速いポケモンに麻痺を入れたら素早さ逆転からのアンコールを狙うことが出来る。
このコンボには拘らずに電磁波は他の技でも良いが、アンコールは歌うや身代わりとも両立出来ないので注意。
パーティ … ケンタロスSA(2023)
パーティ … カイリューキュウコンペルシアンTA(2022)
パーティ … ニューラカイリューWA(2020)
ログ … アンコールサポート
ログ … 威張る+アンコールサポート
ログ … 威張る+アンコールサポート2
ログ … 威張る+アンコールサポート3
ログ … 天使のキッス+アンコールサポート
ログ … Lv.50でもめざ氷の強さ


Lv.55 雷/アンコール/堪える/起死回生@電気球

ライチュウにもあるように、アンコールをこらきしと両立させることが出来る。
攻撃種族値は55なので威力は知れているが、ハピナス等で受けて来る場合に刺さることがあったり、
アンコールと組み合わせて行動を縛ればチャンスが生まれたりする。
最大威力の起死回生で50ハピナス・55バンギラス確1、55カビゴン・サイドン・50ハガネール確2。


<大体どれにでも通用する対策>

圧倒的に低い耐久力を突いて、とにかく攻めたいところだが、
ライコウやハピナス、ナッシー等、受けることが出来るポケモンが居れば止めてしまった方が確実。
ただしライコウは雨乞い+波乗り、ハピナスは爆裂パンチ等で突破される危険性が無くはない。
波乗りとアンコールは両立不可なので、技を見てどちらのタイプなのか判別したい。
特にアンコールの場合は、地面ポケモンはめざ氷にだけ気を付ければ良い。
対サンダーやライコウと同様、ハガネールやイノムー、ヌオーは頼れる。地震で一撃というのも大きい。
アンコールだった場合でも、一応HPは確認しておきたい。めざ氷でなくめざ水やめざ草という可能性が無くはないからだ。
ねむねご型かどうかの判別も重要。もしねむねご型だった場合、雷+波乗り以外に余計なことはして来ないので、
草やハピナス、ライコウ、高レベル食べ残しカビゴン等でかなり安全に受けられる。
逆に、眠らなさそうな場合は、持ち物が電気球であり状態異常を回復出来ないことを利用して、麻痺等を狙いたい。
そして地味ながら、ガラガラと同様道具に大きく頼っているポケモンであるため、泥棒が物凄く有効な対策。
特にピカチュウの起点にされやすいエアームドでは是非泥棒を狙いたい。
素早さが中途半端であるため、ピカチュウより速いポケモンで上から殴るのも大いに有効。
脆いので効果今一つでも55サンダーの雷なんかで充分なダメージを与えることが出来る。
他にはフーディン、スターミー、ケンタロス等。もちろんスターミーは一撃で倒されるのでタイマンは出来ないが。
低レベルのカビゴン等は確実に雷を受け続けることは出来ないが、こちらも大ダメージを与えることが出来るので、
充分後出しから流すに至る。寝言があれば更に安心。
脆過ぎて50ヘラクロスの不一致地震ですら高確率一撃なので、
地震を持った物理ポケモン一般でも対面なら引かせることが出来る。
逆にゴローニャやサイドンと言った波乗り4倍弱点のポケモンは引かなければならないので注意。


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