最終更新日:'24/6/19  最終チェック日:'24/6/19
我流・個別分析 <ラプラス>

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<概論>

豊富な技と全体的に高次元にまとまった隙の無い種族値を持ち、
特に屈指のHPの高さにより、2000ルールでは全ポケモン中特殊耐久6位、物理耐久16位に輝いているポケモン。
その耐久は、Lv.55で身代わりを貼ると、50カビゴンののしかかりを超高確率耐え、
50ナッシーのサイコキネシスすら7割程度の確率で耐えるに至る。
ハッサムやレアコイルと違って、耐性ではなく数値だけでこの耐え方をするため、
役割破壊によってあっさり崩されるようなことも無いのが強み。
氷タイプの耐性面の弱さが仇となることがあり、また水ポケモンとしては地面や岩を受けたいため、
似た傾向の種族値を持ちながら、より物理耐久の高いスイクンや甘えるを使えるシャワーズに出番を取られがちだが、
それらには真似出来ない電気技を覚えるため、水ポケモンに対する強さが段違いという大きな長所を持つ。
足を引っ張りがちな氷タイプも、攻撃面においては属性一致の利があり、「氷技+電気技」という王道の攻撃範囲を築ける。
怪しい光、歌う、リフレクター、滅びの歌と優秀な補助技も兼ね備えており、
特に起点作成性能が高い技が多いため、サポーターとしての才能もある。
一撃ありルールでは、高耐久から角ドリルを振り回せる恐ろしいポケモンへと豹変することも出来る。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■□□□□□□ 出番の多さ■■■■■■■■□□
複数対決性能■■■■■■■■□□ 使い方の多様性■■■■■■■■■□
対カビゴン性能■■■■□□□□□□ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■□□
対その他の一線級■■■■■■■■■□ 個人的総合評価■■■■■■■□□□


<優劣関係>

格好の餌パルシェン エアームド ナッシー ハガネール ガラガラ スイクン
割と有利ファイヤー スターミー
場合によるサンダー ゲンガー フシギバナ ブラッキー
割と不利バンギラス ケンタロス フーディン ムウマ ミルタンク カビゴン バクフーン
天敵ライコウ ハピナス ヘラクロス カイリキー


<防御面>

55食べ残し5550黄金の実50
55磁石サンダーの雷確2確2中乱数1発中乱数1発
51ライコウの10万ボルト超低確率2発微低確率2発高確率2発確2
50ゲンガーの10万ボルト超低確率3発超高確率3発確3確3
50ハピナスの雷高確率4発確4低確率3発確3
55フーディンのサイコキネシス高確率4発確4低確率3発確3
50ナッシーのサイコキネシス乱数5-6発超低確率4発微高確率4発確4
55カビゴンの捨て身タックル高確率3発確3超低確率2発超低確率2発
50カビゴンののしかかり乱数6-7発確5低確率4発確4
50ガラガラの地震確3確3低確率2発超高確率2発
55めざ蟲ガラガラの地震低確率2発微高確率2発確2確2
50サイドンの岩雪崩確3確3低確率2発確2
50ヘラクロスのメガホーン超低確率3発超高確率3発確3確3


<技候補>

冷凍ビーム
吹雪
凍える風
一致メイン技候補。特攻は微妙だが属性一致によって火力はそこそこ出る。
基本的にはメインは使い勝手の良い冷凍ビームを採用したい。
凍える風は流石に威力不足なので、下記の水技をメインとした際のサブ技候補か。
波乗り
ハイドロポンプ
一致メイン技候補。上記の氷技とどちらか選択になることもあるが、
水+氷技自体も相性は悪くないため、両方持たせても全然良い。
10万ボルト

電磁砲
サブ技筆頭候補。氷・水技の双方と相性が良く、どちらとも併用出来る。
これによって水ポケモンを倒せるのがラプラスの魅力のひとつ。
電磁砲は麻痺サポートも兼ねて。
怪しい光補助技筆頭候補。自身の決定力の補助にも、起点作成にも使えて、とにかく便利。
歌う補助技選択候補。これはどちらかというとサポートで起点作成寄りか。
滅びの歌補助技選択候補。ラスト1匹への詰めに使ったり、自主退場からの起点作成に便利。
どくどく補助技選択候補。怪しい光との相性抜群。とりあえずカビゴンには打ちたい。
リフレクター補助技選択候補。エースの補助が出来るが、自身も相当物理に硬くなる。
眠る耐久力のあるポケモンなので、これを持たせておいても良い。
寝言数値はあるが耐性は無いので、色々な技をギリギリで受けることになる。
身代わりLv.55で使うことで、概論に書いたようにLv.50の相手を起点にしやすくなる。
そこから怪しい光やメロメロ等を展開したい。
メロメロ身代わりと併用。更に怪しい光とも併用して、ストコンに全振りする手も。
悪夢エースで使う際の決定力補助に。歌うとの併用もアリか!?
雨乞い水技と雷を併用出来るため、必然的に候補に挙がる。決定力の源のひとつ。
鈍い
捨て身タックル
地味に攻撃種族値も85もあるので、物理決定力も出せなくはない。
神秘の守り状態異常に弱いエースの補助。自身もナッシーの後攻眠り粉などをカット出来たりする。
鳴き声デバフ補助技。カビゴンを弱めて冷凍ビームの試行回数でも稼ぐ?
渦潮一応滅びの歌とのコンボが可能。現実性は低い。
竜の息吹
のしかかり
変態サブ技。電磁砲以外で麻痺を狙うとしたらこれら。ダメージは期待してはいけない。
サイコキネシス変態サブ技。これを覚える水ポケモンも珍しいが、
弱点を突いても有効な相手はほとんど居ない。強いて言えば特防ダウン狙いぐらいか…
ソーラービーム変態サブ技。これも水ポケモンとしては極めて貴重だが、弱点を突いても雷と同火力…。
しかもラプラスは日本晴れも覚えない。どうしろと言うのか
龍の怒り低レベル帯で戦うローカルルール等にエントリー出来る際は、
極めて強力なダメージソースになる可能性があるため、頭に入れておきたい。
角ドリル一撃アリ用。自慢の硬さを活かしながら試行回数を稼げるので、かなり強力。
ただし素早さが低めなので、敵の身代わりには注意。


<型サンプル>

Lv.55 冷凍ビーム/雷/メロメロ/身代わり@食べ残し

まずは自慢の耐久力と、攻撃範囲を活かしたエースの例から。
Lv.55ラプラスの身代わりというのは恐ろしい性能で、
概論に書いた通り、50カビゴンののしかかり、50ナッシーのサイコキネシス、50パルシェンの冷凍ビーム、
これらを全て、先制で7割以上の確率で耐えることが出来る。
これらは特にLv.50で使われる技のトップクラスであるため、
これらにまとめて強いというのは、相手のサポメンを軒並み起点にしやすいということになる。
あとは得意の氷+電気の攻撃範囲で突破を狙いたい。
特に50パルシェンに対しては、Lv.55だと先制出来る上、雷でちょうど一撃で倒すことが出来るようになる。
火力自体はあまり高くはないため、硬い相手には凍結も狙いつつ、ということになるだろう。
メロメロの代わりに怪しい光でも良い。
この場合カビゴン等の♂に対しては弱くなる代わりに、性別不明や♀のポケモンにも通り、
特にハピナスの行動を阻害しながら冷凍ビームの凍結を狙いやすくなったりする。
攻撃範囲のチョイスとしてはこの他、属性一致で打てる波乗りやハイドロポンプを持たせる手もある。
氷+電気、水+電気、氷+水、の組み合わせはいずれも相性が良い。
水技を持っているとバンギラスに有効打を入れることも出来るが、
自身はバンギラスに先制出来ず、岩雪崩2発で倒されてしまうため、対面からは勝てない点に注意。
攻撃技を1本に絞り、怪しい光+メロメロを併用して、ストップコンボに磨きをかけるのもアリ。
ログ … 50カビゴンを身代わりで封じて突破


Lv.55 波乗り/凍える風/怪しい光/身代わり@食べ残し

冷凍ビームの代わりに、凍える風によって、自身よりも素早い相手にも身代わり戦術を仕掛けやすくした型。
威力こそ低いが、属性一致によって、サンダーを3発で倒すぐらいのことは出来る。
Lv.55で相手の素早さを1段階下げることで、55ライコウや55スターミーあたりにまで先制出来るようになる。
例えばメイン技を雷に頼ったサンダーやライコウ等には、先制の身代わりで外れ待ちを狙いやすくなったり、
スターミーに対してはサイコキネシスを打たれても上からの身代わりで防げるようになったりする。
この攻撃範囲だと、せっかくスターミーの攻撃を防げてもその後にすることが無いので、
適宜電気技を持たせたりしても良い。
怪しい光の枠を電気技にして、セミフルにする手もあるが、そうするとカビゴンは凍らせるしかなくなってしまう。


Lv.50 冷凍ビーム/怪しい光/滅びの歌/眠る@薄荷の実

サポートの一例。怪しい光、滅びの歌といったゴースト的な動きが得意なのが特徴。
決定力こそ無いが、耐久力を活かしながら怪しい光で敵の行動を阻害することで、
冷凍ビームの試行回数を稼いで凍結を狙ったりすることが出来る。
滅びの歌は相手の1匹残しに対する詰めとして使ったり、
積み技や身代わりを使って来た相手を一旦退場させるのに便利な技だが、
自分にも滅びカウントがかかることを利用し、自主退場からエースの無償降臨に繋ぐことも出来る。
この際の怪しい光が強力で、自分が滅ぶ最後のターンに怪しい光を打ちながら自主退場することで、
敵を混乱させた状態でエースを対面させるという、ムウマがやるような起点作成コンボが成立する。
電気技などを持たせて攻撃範囲を広げても良いが、Lv.50でも一定の硬さがあるため、
眠るで1回でも回復出来るようにしておけばそれなりに場持ちする。
50カビゴンののしかかりは確定で3耐えするし、パルシェンやナッシーの大爆発はやや高確率で耐える。
パーティ … ポリゴン2ピクシーWA(2013)
ログ … 低レベルでもナッシーの大爆発を耐える


Lv.50 冷凍ビーム/どくどく/怪しい光/滅びの歌@食べ残し

対カビゴンの流し性能を上げた型の一例。
どくどく+怪しい光+滅びの歌は、ムウマを想像してもらえば分かりやすいだろう。
眠るを持っていない50カビゴンは、毒+混乱だけで倒せる可能性があるし、
鈍いを積んで来た場合は滅びの歌で退場させることも出来る。
状態異常が凍結と毒で競合しているため、どの相手にどちらの状態異常を浴びせたいかはよく考えておこう。
例えばスターミーなんかに対して、毒を入れてしまうと、冷凍ビームで凍ることが無くなり、
一生突破出来なくなってしまう、等の危険性がある。
パーティ … ケンタロスバンギラスWA(2023)
パーティ … ラフレシアランターンHA(2022)
ログ … 凍結と混乱を使い分けてワンチャンを得る
ログ … 怪しい光+滅びの歌で起点作成
ログ … 1枚残しに対して滅びの歌で詰め
ログ … 鈍いを積んだカビゴンを滅びの歌で流す
ログ … どくどく+怪しい光でカビゴンを追い込む
ログ … 怪しい光+冷凍ビームの強さ
ログ … 怪しい光+冷凍ビームの強さ2


Lv.50 冷凍ビーム/10万ボルト/歌う/リフレクター@黄金の実

歌うを使った起点作成サポートの一例。
滅びの歌で自主退場するわけではなく、ラプラス自身も複数回サイクルに参加出来るということで、
攻撃範囲を広げておくことで、場合によってはラプラスから決定力を出すことも狙える。
攻撃範囲的には、ガラガラ等と相性が良いだろう。
ガラガラの苦手な水・草ポケモンや、エアームドに対して打点があるので、そのあたりを起点にしたい。
HPが高いポケモンなので、黄金の実は割に合わないが、
50ガラガラの地震を高確率で2耐え出来るという恩恵があり、流し性能が高くなる。
同じくガラガラのサポートとして相性の良い水ポケモンであるスターミーと比べて、
麻痺撒きの代わりに催眠サポートができ、電気技によって水ポケモンミラーに強いというのが特徴。
サポート技としてはこの他、敵の素早さを下げる凍える風、状態異常に強くなる神秘の守りなども候補。
パーティ … ガラガラSA(2010)
ログ … ガラガラのサポート1
ログ … ガラガラのサポート2
ログ … ガラガラのサポート3


Lv.50 冷凍ビーム/雷/眠る/寝言@解けない氷

攻撃範囲的には冷凍ビーム+雷があれば十分なため、あとはこのように受けに徹する方法もある。
数値的にはスイクンと似ており、水・地面・草ポケモンや、エアームドあたりを受けたり誤魔化しながら、
スイクンとは違って水ポケモンにも打点があるというのが特徴。
誰にも出来そうな型に見えるが、ラプラスだからこそである。
眠る+寝言でスターミーの状態異常をカットしながら、スターミーを倒すことまで出来るポケモンはなかなか貴重。
ぬるすぎてカビゴン等にナメられそうなものだが、50カビゴンののしかかりを確実に3耐え出来る物理耐久によって、
鈍いを持たない50カビゴンに対しては、逆にこちらも突破されず、冷凍ビームで凍結を狙えたりもする。
攻撃範囲よりも、冷凍ビームの試行回数に特化したい場合、雷の枠を怪しい光にする手もあるかも知れない。
注意点として、Lv.50の冷凍ビームは火力不足で、55サンダーにやや高確率で2耐えされてしまう。
そこで、解けない氷を持たせることで、高確率2発で倒せるようになる。
ただし、サンダーが食べ残しを持っていたら結局やや低確率になってしまうため、
ここは拘らずにピントレンズや光の粉、先制のツメ等でも良いだろう。
パーティ … サンダーSA(2011)
ログ … 寝言ラプラス


Lv.55 ハイドロポンプ/雷/怪しい光/雨乞い@食べ残し

水技+雷を使えるということで、双方を強化出来る雨乞い型も自然と候補に挙がる。
雨乞い+ハイドロポンプでバンギラスやや低確率一撃、それ以外の水弱点ポケモンはほとんど確1、
55サンダー・55ヘラクロス・53ライコウ確2、50ブラッキー中乱数2発、55カビゴン超高確率3発。
怪しい光の枠はご自由に。草ポケモンで止まるのが気になるなら、冷凍ビームを持たせてセミフルでも良いだろう。
眠るで回復出来るようにしておくのも可。


Lv.55 冷凍ビーム/雷/怪しい光/悪夢@食べ残し

悪夢も覚えるため、これと併用し、カビゴン等を倒しやすくすることも出来る。
あとはこれまでの型のように身代わりを併用しても良いし、攻撃技のチョイスもお好みで。
寝ている相手には悪夢、起きている相手には冷凍ビームを狙いたい。


Lv.55 冷凍ビーム/捨て身タックル/鈍い/眠る@食べ残し

昔見たことがあるエース。流石に悠長過ぎる気はするが、ぬるい相手が揃ったら牛蒡抜き出来そうである。
特殊耐久はかなり高く、Lv.50ハピナスなんかでは雷を使っても倒されないというのがポイント。
地味ながら攻撃種族値も85とかなりまともで、実は特攻種族値と同じだけある。
鈍い+捨て身タックルで50ハピナス・50スターミー超高確率2発、52カビゴン確3、50スイクン超高確率3発。
また、Lv.55の食べ残し持ちだと55ガラガラの地震を高確率で2耐え出来るので、
後出しで1回流せる可能性がある。ただし、剣の舞+地震では食べ残しが関係無くなり高確率で倒されるので注意。
なお、この攻撃範囲はポリゴン2と同じで、バンギラスに弱いので注意。
ノーマル技との相性を考えると、特殊技をハイドロポンプにする手もある。
その場合、低レベルガラガラなら高確率一撃で倒せるので、2回後出し出来るようになる。
もう少しフレキシブルに動きたいなら、眠るを抜いて怪しい光にする等の手もありそうだが、
鈍いを積んで防御力が上がっているからこその眠る、という気もする。


<対策例>

・カビゴン、ハピナス
何だかんだで基本的には攻撃範囲が広いだけで、決定力は無いので、これらのポケモンで止まりがち。
ただし、怪しい光やメロメロ等で行動を阻害され、その間に冷凍ビームの試行回数を稼がれて、
凍結を狙われるという動きには注意。
カビゴンはなるべく眠る+寝言で、寝ながら戦うのが無難だろう。
カビゴンはメロメロを狙われることもあり、その場合安定しない。
ハピナスならばその点安全だが、逆にプレゼントでも無いとハピナス側も打点が乏しい場合が多い。
ラプラスが眠るを持っていなければ、どくどくや電磁波を狙っても良い。

・ライコウ、サンダース等
普通の純電気ポケモンでも普通に有利を取れる。メロメロが効かない♀か性別不明ならなお安全。
ライコウぐらいの特殊耐久があれば、受け切れる場合もあるが、
怪しい光による紛れもあるので、過信は禁物。

・カイリキー、ヘラクロス
スイクンと違って遅く、氷タイプを持っているため、格闘ポケモンが対策になったりする。
特にこれらのポケモンは特殊耐久も高いため、ラプラスの攻撃をある程度耐えることが出来る。
眠る+寝言ヘラクロスならば、完全に受け切れる場合もある。
カイリキーはラプラスより遅いが、レベル差を付ければ先制することが出来る。

・ケンタロス、ミルタンク、ポリゴン2等
ラプラスの攻撃範囲に翻弄されないノーマルポケモンで、シンプルに鈍いを積んで圧殺するのも有効。
ただし、やはり怪しい光+冷凍ビーム連打によって、ワンチャン稼がれるのは防げない。

・バンギラス
スイクンやシャワーズとの最大の違いとして、確実にバンギラスで先制出来る上、岩雪崩で弱点も突けるため、
バンギラスはシンプルにラプラスに強いポケモンと言って良い。
ハイドロポンプを打たれると2発で倒れるが、それでも対面からなら上から岩雪崩2発で倒せるので、やはりバンギラス有利。
冷凍ビーム+雷のように、水技を持たない型ならば、もはやラプラスを起点にまで出来る。

・エンテイ、バクフーン
同様に、ラプラスが水技を持っていない場合、純炎ポケモンでも有利を取ることが出来る。
リザードンやファイヤーは、電気技でも弱点を突かれてしまう点に注意。

・サンダー、フシギバナ、ナッシー
逆にラプラスに氷技が無いと分かっていれば、これらのポケモンで有利が取れる。
フシギバナはLv.50でもラプラスの上を取れるため、冷凍ビームを持っていたとしても、ある程度戦える。
ラプラスのHPが高いため、宿木のタネの回復量が多いのが地味に美味しい。


<一撃ありの場合>

Lv.55 冷凍ビーム/10万ボルト/角ドリル/身代わり@食べ残し

耐久力があるが、火力がぬるいというポケモンが、一撃必殺技を解禁された際の強さは言うまでもない。
カビゴンやハピナス等に対して、もはやストコンや凍結に頼らずとも、シンプルに3割の確率で倒せるのは非常に強い。
この際に、冒頭で述べたLv.55の身代わりの耐久が効いて来て、
色々な技を身代わりで耐えて起点を作りつつ、角ドリルの試行回数を稼ぐことが出来る。
一撃技を打てる水ポケモンは、この他にも数多く居るが、
ラプラスはそれらと違って、サンダーには普通に冷凍ビームで打点があるというのも優秀。
サンダー+パルシェンのような組み合わせに対しては、角ドリルに頼らず通常攻撃だけで通る。
また、同じように身代わり+一撃技を狙う水ポケモンとのミラーマッチにおいて、
電気技で有利と取れるというのもラプラスの利点。
身代わりを確実に破壊するため、電気技は雷よりも10万ボルトがベターだろう。
10万ボルトだとパルシェンを1発で倒すことは出来ないが、
パルシェン側もラプラスの身代わりには基本的に何も出来ない。
ラプラス自身が遅いため、逆に敵に身代わりで防がれてしまう動きには注意。
ケンタロス等との打ち合いは、流石に不利となってしまう。
また、ムウマに対しても角ドリルが通用せず、下からぬるい冷凍ビームを打つぐらいしか出来ないので、
受けられた上で滅ぼされやすいという弱点を持つ。
素早さを補うために、氷技を凍える風で採用する手もあるか・・・?
パーティ … 氷QA(2024)
ログ … 冷凍ビームの凍結と角ドリルの強さ
ログ … 冷凍ビーム+10万ボルトが刺さる例
ログ … 水ポケモンとのミラーで身代わり+10万ボルトを刺す
ログ … 50カビゴンの電磁砲がヒットしても身代わりが耐えてしまう
ログ … ルージュラを身代わりで完封


Lv.55 冷凍ビーム/角ドリル/メロメロ/身代わり@食べ残し

メロメロを絡めて、更に角ドリルの試行回数を稼ぎやすくした例。
特に上から身代わりを貼って来る相手に対して、メロメロは身代わりも貫通するため、
初手で打てば、相手は身代わりを壊してもすぐには貼れなくなる場合がある。
その隙に角ドリルを打ち込むことが出来る。
ただし、身代わり+一撃技を狙って来るポケモンは、ラプラスと同じように物理攻撃技を持たず、♀のポケモンも多い。
ケンタロスを対策したいなら♀でメロメロを使えば良いが、
逆にその他のポケモンを対策したいなら、♂でメロメロを使うのもアリか!?
メロメロの代わりに、どんな相手にも汎用的に通る怪しい光でも良いだろう。


Lv.55 冷凍ビーム/角ドリル/眠る/寝言@光の粉

耐久を活かしてこのように試行回数を稼ぎまくるのも手。
ただし、やはり上からの身代わりには滅法弱い。先制のツメを持たせるのもアリかも。


Lv.50 冷凍ビーム/角ドリル/歌う/滅びの歌@黄金の実

低レベルで運用する場合、同じLv.50のポケモンには角ドリルを狙い、
角ドリルが効かない高レベルのポケモンには、状態異常などの補助を狙えるようにしておくと良いだろう。
サンプルでは歌うを持たせたが、これに限らずどくどくや怪しい光、
また電磁砲やのしかかり、龍の息吹で麻痺を狙うことも出来なくはない。
上からの身代わりに対しては、地味に滅びの歌で退場させるという対策法もある。
滅びの歌はレベルアップで覚えるため、角ドリル等の初代マシン技と両立可能。
余談だが、ラプラスは見破るを覚えるのだが、逆にこちらは遺伝技であるため、
残念ながら角ドリルと併用してムウマを一撃で倒したりすることは出来ない。
見破る+角ドリルのコンボを実現出来るポケモンは、ドーブルしか居ないのであった…。


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