最終更新日:'24/10/31  最終チェック日:'24/10/31
我流・個別分析 <セレビィ>

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<概論>

金銀の図鑑ナンバーのトリ、No.251を飾る幻のポケモン。
GB環境では期間限定のイベントに参加しないと入手出来ない、ミュウと似たポジションだったが、
VC版においてはクリスタルバージョンでゲーム内でもれなく入手可能となった。
複数ROMを持っていれば、周回することでホウオウ・ルギアと同じく無限に集めることも可能となった。
セレビィの使用が可能なルールは、公式ルールとしてはウルトラカップのみ。
その他ローカルルールにおいては、ヒストリアカップ2024や、セレビィ解禁2000ルール等が遊ばれている。

種族値はミュウと全く同じ、全て100というものだが、
ミュウに比べると技のレパートリーは大幅に乏しく、一般の草やエスパーポケモンに毛が生えた程度である。
そういう意味では、準伝説ポケモンのように、種族値の暴力で戦って行くスタイルとなるだろう。
目を引く技としては、バトンタッチ・滅びの歌・癒しの鈴あたりがある。
いずれも非常に強力な補助技なので、どれかを軸として考えても良いだろう。

重要な注意点として、セレビィは設定上、自己再生と宿木のタネも覚えるが、
ゲーム内で入手出来るLv.30の段階においては、既にそれらの技を忘れてしまっている。
そのため、ポケスタ金銀のスーパー技マシンを使わないとそれらの技は使用することが出来ず、
実質的にVC環境においては完全に封印されてしまった死に技となっている。
自己再生・宿木のタネはいずれも、使えるか使えないかで天と地ほどの差がある極めて強力な技であるため、
逆にこれらが規制されたVC環境のセレビィは、
2000ルールにおいても禁止する必要が無い程度の、程よい位置付けであると言われている。
ウルトラカップでの活躍は残念ながら難しそうなので、
上記のローカルルールにおいて、他の一般ポケモンと仲良く遊ぶのが一番平和かも知れない。

ところで、上に挙げたセレビィの得意技を眺めていると、
金銀の発売当時に制作陣が掲げていた、「味方との連携を意識した」というコンセプトが頭に浮かぶ。
バトンタッチ・滅びの歌・癒しの鈴だけでなく、他にも神秘の守り・未来予知まである。
これらをすべて、セレビィはレベルアップで覚えるのである。
これらの技はいずれも、そういった金銀対戦のコンセプトを象徴するような技なので、
それらを一気に凝縮させたセレビィというポケモンは、
そこを意識してデザインされた、まさに金銀対戦の守り神と言えるのではなかろうか。


<技候補>

サイコキネシス属性一致技。攻撃技の選択肢はかなり少ないので、基本的には欲しい場合が多い
ギガドレイン
めざ草
属性一致技。サイコキネシスと併用してサブ技のような感覚でも。
技スペースが無い場合、最悪これ1本でも戦えなくはない。
ギガドレインは身代わりに無効化されてしまうため、環境に身代わりが多ければめざ草を。
バトンタッチセレビィ三種の神器その1。誰にでも出来る鈍いや影分身ぐらいしか積み技は無いが、
他のバトンタッチ使いよりも遥かに高い耐久から積めるのが強み。
滅びの歌セレビィ三種の神器その2。単発でしか打てないが、相手の交代促進・1匹残しへの詰め・
自主退場からの起点作成など、使い方は幅広い。
癒しの鈴セレビィ三種の神器その3。ハピナスほど動きやすくはないが、他の仕事と併行が出来る。
影分身
鈍い
丸くなる
バトンタッチで継承出来る技たち。耐久が高いので、影分身が特に凶悪。
物理攻撃力も備えているので、鈍いを積んで自分で殴ることも可能。
また、破壊の遺伝子を持たせて、奇跡の実or苦い木の実を持ったエースにバトンタッチするコンボも。
どくどく「種族値が高いが技のバリエーションが少ない」というポケモンはこれを持たせると強いというのが常
守るどくどくや滅びの歌と併用すると強い。食べ残しを持たせると更に嫌らしさアップ
眠る受け役割を何度も遂行したい場合はこれを持たせるしか無い。
寝言種族値の暴力を振り回したい場合に候補になる。
原始の力追加効果発動からのバトンタッチが夢に溢れているが、普通に岩技として扱っても草と相性が良い。
八つ当たり鈍いを積む場合のメイン技候補。A100なのでそれなりの火力は出る。
めざ格サブ技候補。サイコキネシスとも八つ当たりとも相性が良い。
鈍いを1回積んでもカビゴンの上を取れるのを活かせると強そう。
めざ炎サブ技候補。こちらもサイコキネシス・八つ当たりともに相性が良い。
こちらはレベル差を付けるとエアームドを高確率2発で倒せるのが偉い。
シャドーボールサブ技候補。環境にゴーストポケモンが多い場合に役に立つ。
ソーラービーム
日本晴れ
草ポケモンらしい使い方。C100なのでそれなりの火力。
炎ポケモンのサポートとして使っても良いかも。
神秘の守り癒しの鈴の影に隠れがちな技。滅びの歌と併用して起点作成に使う?
雨乞い
砂嵐
一応、日本晴れだけでなくこれらの天候技も覚える。
それぞれ水ポケモンや岩ポケモンなどをエースに据えた際、サポートとして使えるか?
自己暗示影分身や鈍いを積み切った相手に対して1発でコピーし、更にバトンタッチする芸が出来る。
悪夢カビゴンやライコウを自ら倒そうとすると、火力が足りないため、これが欲しい。
自己再生ポケスタ環境限定。使えるならほぼ必須レベルの強力な技。
カビゴンの捨て身タックルもサンダーのめざ氷も受かってしまうのは頭おかしい。
宿木のタネポケスタ環境限定。使えるならほぼ必須レベルの強力な技。
これがあればサイコキネシスでカビゴンも追い込めるし、バトンタッチと併用したサポートも。

<型サンプル>

Lv.50 サイコキネシス/ギガドレイン/影分身/バトンタッチ@光の粉
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

耐久を活かした影分身+バトンタッチ型の一例。
属性一致で殴れる技は最低限1個は欲しいが、サイコキネシスかギガドレインはどちらか片方でも良いかも知れない。
特攻種族値は100なので、サイコキネシスの火力はスターミー等と同じ。
格闘や地面ポケモンに対して役割を発揮するには足りていると言える。
肝心のバトンタッチ先だが、一撃技を持たせたポケモンなど、基本的に止められないポケモンがベター。
せっかく影分身を繋いだのに、止められているようでは意味が無いからである。
この技構成だと、吹き飛ばしを持ったエアームドにひたすら止められてしまうため、
役割破壊として目覚めるパワー炎あたりを持たせても良さそうだ。
目覚めるパワー炎は、サイコキネシス・ギガドレインのどちらとも属性的な相性も良い。
その他、例えばカビゴンに打点を持ちたいならば目覚めるパワー格闘など、
とにかく数値は持っているため、最悪目覚めるパワーで攻撃範囲は調整可能。
持ち物は影分身の効果が倍増する光の粉を持たせているが、
体力が心許ないため、黄金の実あたりを持たせても良いだろう。
どくどくからのサイクルで倒されるのが気になるならば、攻撃技を1本にして眠るを持たせるしか無い。
癒しの鈴という手も無くはないが、結局ジリ貧になってしまう。


Lv.50 サイコキネシス/影分身/バトンタッチ/滅びの歌@毒消しの実
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

バトンタッチ型に、滅びの歌も織り交ぜた例。
バトンタッチは、滅びカウントも引き継いでしまうため、この2つの技は一見アンチシナジーに見えるが、
エースにバトンタッチを繋いで、そのままエースが相手を1匹倒すことが出来た場合、
枚数差が付くので、最後にセレビィを再び繰り出して、滅びの歌で詰めるという使い方が出来る。
セレビィを最初と最後の2回使うというイメージだ。
また、相手も影分身を積み出した場合、滅びの歌で一旦解除して仕切り直すことも出来る。
こちらだけ、都合の良いタイミングで影分身を積みやすくなる。
持ち物は光の粉や黄金の実などでも良いだろう。
パーティ … ドーブルニョロトノWA(2024)
ログ … ブラッキーと併用してくるくるバトンタッチしながら滅びの歌で倒す


Lv.50 サイコキネシス/どくどく/守る/滅びの歌@食べ残し
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

エアームドでお馴染みのどくどく+守るコンボで相手を弱らせるサポート型。
耐久が高いので、ナッシーと違ってライコウやサンダーの目覚めるパワー氷も、
守る+食べ残しを併用していれば、かなりのターン数粘ることが出来る。
その間に毒ダメージを回して、1発ぐらいサイコキネシスで殴れば、相手に眠るを使わせるぐらいまでは持って行ける。
不器用だが数値が高いセレビィの、絶妙な落とし所のひとつと言えるかも知れない。
何かと対処が困るカビゴンに対して、とりあえずどくどく+守るをしておけば間違いないというのもかなり便利。
この際に滅びの歌が極めて重要で、守るの隙を縫って鈍いを積んで来ようとするカビゴンを咎めることが出来る。
滅びの歌をかければ、次のターンに守るで、無条件で滅びカウントを残り2までは回すことが出来る。
一撃無し2000ルールにおける、ムウマのどくどく+痛み分け+滅びの歌コンボと似たようなものと思って良いだろう。
この他にも滅びの歌は、自主退場してエースを無償降臨させるという、起点作成技として使うことも出来るし、
守るともシナジーがあり、相手の1枚残しに対しては、より確実に詰めることが出来る。
状態異常に弱いのが難点。守るの代わりに癒しの鈴を持たせるという手もあるが、
守るはどくどく・滅びの歌・食べ残しの全てとシナジーが利いた技なので、なかなか抜きにくい。
サイコキネシスを抜いてしまうと、せっかく相手が毒で弱って一発圏内になってもトドメを刺せないのが痛い。
パーティ … ニョロトノバンギラスWA(2024)
ログ … どくどく+守る+滅びの歌コンボ
ログ … 滅びの歌の詰ませ性能


Lv.50 サイコキネシス/ギガドレイン/滅びの歌/眠る@薄荷の実
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

普通に眠る+薄荷の実を持たせて、受け役割を遂行しながらサイクルして行くタイプの一例。
ナッシーと同じ属性であり、弱点の数は全ポケモン中最多ではあるが、
逆に耐性も優秀であるため、耐久の高さも相まって、受け役割を持てる相手はそれなりに居る。
攻撃技は無難に属性一致を活かした遂行技を持たせているが、ここも役割破壊の目覚めるパワー等を持っても良いだろう。
また、滅びの歌を単発で持たせているが、これが役に立つ場面は多い。
例えば味方の一撃技などで相手を倒したり、バンギラスで相手の大爆発を受けることに成功するなどして、
枚数差がついた場合、相手のラストの1匹を滅びの歌で詰めることが出来たり、
鈍いや影分身を積んで来る相手に対しても、交代を強制させて対策することが出来たりする。
一撃無し2000ルールにおける、鳴海型ムウマの使い方を思い浮かべると良いだろう。
もちろんこの枠は必須ではないので、他に汎用性の高い技として、
どくどくや、癒しの鈴あたりでサポートするという手もある。


Lv.50 サイコキネシス/ギガドレイン/眠る/寝言@光の粉
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

ただただ高い種族値を盾にして、淡々と受け役割を遂行する型。
いくら硬いとは言え、役割破壊で弱点を突かれると3発では倒れてしまったりするので、そこを寝言で誤魔化す。
同速であるLv.50サンダーあたりには、タイマンで勝てる可能性も十分にある。
カイリキーやガラガラあたりを流す精度も上がりはするが、目覚めるパワー蟲にはひたすら注意する必要がある。
一応、50ガラガラの目覚めるパワー蟲を、中乱数で耐えられる耐久は持っている。
もしもバランス編成で、Lv.51や52で使うことが出来たら、たちまちめざ蟲を耐えられる確率は上がる。
サイコキネシスはLv.55ライコウには高確率で4耐えされるため、かなり余裕で受けられてしまうのがネック。
一応、曲がったスプーンを持たせれば、ほぼ4発になるので急所待ち出来たりはする。特防ダウンでも良い。


Lv.50 サイコキネシス/目覚めるパワー格闘/鈍い/バトンタッチ@黄金の実
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

鈍い+バトンタッチの一例。攻撃技を1本にして、更に影分身と併用しても良いかも知れない。
セレビィをカビゴンで流そうとしてくるような相手には刺さる可能性がある。
攻撃範囲はこれも自由だが、せっかく鈍いを積むなら、
流石に攻撃種族値100活かして自分も物理技で殴れるようにしておくと良いだろう。
特に、ミルタンクと同じ素早さにより、鈍いを1回積んでも低レベルのガラガラあたりまでには先制出来るのが美味しく、
カビゴンに対して上から鈍い+目覚めるパワー格闘なんかで殴る動きが出来ると強い。
サイコキネシスを抜いて、八つ当たり+めざ格などの攻撃範囲にしたり、
ゴーストポケモンが多い環境ならば、シャドーボールも候補。


Lv.50 ソーラービーム/日本晴れ/影分身/バトンタッチ@光の粉
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

某氏が使用していた、バクフーン・エンテイ・ヘルガーといった炎エースの横で使うサポート型の一例。
ナッシーと同じように日本晴れを繋ぐことも出来るが、
一方で影分身+バトンタッチを繋ぐことで、炎エースの不安な耐久を底上げすることも出来る。
炎エースは相手の攻撃さえ当たらなければ、受けられずに全抜き出来る性能を持っているポケモンが多い。
影分身+バトンタッチは、そのようなポケモンと相性が良い。
このセレビィ自身は、吹き飛ばしエアームドに呆気なく飛ばされてしまうが、
その際に敢えてバトンタッチを無理に狙わず、場に日本晴れを残すことが出来れば、
エアームドの前に晴れ状態の炎ポケモンを無償降臨させるという、夢のような展開が迎えられるかも知れない。
せっかく特攻種族値100の草ポケモンなので、日本晴れを活かせるソーラービームを持たせているが、
この枠は汎用的に使えるサイコキネシス等でも良いかも知れない。
因みに奇跡のタネを持たせれば、Lv.50のソーラービームでも55ライコウを高確率3発で落とせたりはする。
後出しのライコウをそのまま突破出来てしまう可能性があるのは侮れない。
ヒストリア2024ルールにおいては、環境トップのニョロトノを上からゴッソリ削れるのも魅力。


Lv.50 サイコキネシス/ソーラービーム/日本晴れ/滅びの歌@黄金の実
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

同じく炎エースのサポートの一例。
こちらは影分身+バトンタッチのコンボは諦めて、逆に滅びの歌で自主退場することで、炎エースを無償降臨させようという狙い。
要は、ナッシーの日本晴れ+大爆発と似たような話である。滅びの歌はこのような使い方も出来る。
影分身+バトンタッチと違って、技スペースを食わないので、サイコキネシスを持たせる余裕なんかも出て来る。
日本晴れと同じく場に残してエースに繋ぐ技として、神秘の守りを併用しても面白そうだ。
これによって、例えば奇跡の実を持たず、木炭を持たせたバクフーンやエンテイ等を使いやすくなるかも知れない。


Lv.50 八つ当たり/目覚めるパワー格闘/バトンタッチ/滅びの歌@破壊の遺伝子
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

秘奥義・破壊の遺伝子+バトンタッチ型の一例。
奇跡の実か苦い木の実を持ったエースにバトンタッチすることで、混乱を解除して全抜きが狙える。
セレビィ自身も攻撃種族値100を活かして物理技を持っておくと良いだろう。
特に目覚めるパワー格闘は、Lv.50カビゴンを2発で倒すことが出来るのが美味しい。
これまた、バトンタッチを決めて枚数差を付けてから、滅びの歌を活かすという時間差コンボも可能。
これに拘らなければ、サイコキネシス等で範囲を広げるのも可。
また、破壊の遺伝子は一度解除してしまうとそれっきりになってしまい、バトンタッチが意味を成さなくなってしまうので、
2サイクル目以降も使えるように、鈍いや影分身を持たせておくのも手かも知れない。
パーティ … エンテイSA(2024)
ログ … 破壊の遺伝子+バトンタッチをチラつかせつつ自ら殴る


Lv.55 サイコキネシス/ギガドレイン/目覚めるパワー炎/原始の力@食べ残し
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

エースでセレビィを使う場合の一例。
攻撃範囲を広げておけば、刺さるところには刺さる。
意外と原始の力の相性補完が利いていて、炎や飛行ポケモンへの打点となる。
カビゴンに強くしたければ目覚めるパワーを格闘にしても良いが、今度はエアームドに止められやすくなる。
せっかく耐久があるので、セミフルにして眠るを持たせても良いかも知れない。


Lv.55 サイコキネシス/原始の力/眠る/寝言@曲がったスプーン
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

種族値の暴力とは言いつつも、特攻種族値100というのはスターミーと同じ程度であるため、
Lv.55のサイコキネシスをもってしても、低レベルのカビゴンに4耐えされ、急所待ちにもならない。
曲がったスプーンを持たせることで、ようやく高確率4発になるため、急所待ちが出来るようになる。
もちろん特防ダウンでも可。
この火力があれば、サイコキネシス1本でもそれなりに戦えるため、
逆に攻撃範囲を狭めて、眠る+寝言で耐久力を活かしながら戦うのもアリかも知れない。
サンプルでは、せっかく寝言で試行回数を稼げるため、上振れた時のリターンが限りなく大きい原始の力を持たせているが、
シンプルにサブ技として、鋼対策の目覚めるパワー炎や、エスパー対策のシャドーボール等を持たせても良い。
特にエアームドに対しての目覚めるパワー炎は、レベル差最大で高確率2発で倒せるのが魅力。


Lv.55 八つ当たり/鈍い/眠る/寝言@食べ残し
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

ぬるいポケモンが揃った組み合わせには全抜き出来るかも知れない型。
例えば食べ残しを持つことで、55ライコウの目覚めるパワー氷を3耐え出来るようになるため、
急所以外で倒されず、対面から殴り勝てる可能性が高くなる。
1匹残しすれば、鈍いを持っていないエアームドに対しても、鈍いから強行突破を図れる。
カビゴンに対しては、向こうも鈍いを積んで来たら残念ながら突破出来ない。
一応、1回鈍いを積んでも上を取れることを利用して、サイクルの中で鈍い+八つ当たりを当て逃げして行くような動きをすれば、
突破チャンスは無くはなさそうだが、かなり難しそうだ。


Lv.50 サイコキネシス/原始の力/神秘の守り/バトンタッチ@食べ残し
<対応ルール:ヒストリア2024、セレビィ解禁2000等>

セレビィは、原始の力+バトンタッチを併用出来る唯一のポケモンでもある。
成功率は低いが、決まればどんなポケモンでも全抜きのチャンスを与えることが出来るかも知れない。
一応、その際に状態異常を対策出来るよう、神秘の守りを持たせてみたりしたが、このあたりの枠はご自由に。


Lv.55 サイコキネシス/目覚めるパワー蟲/宿木のタネ/自己再生@奇跡の実
<対応ルール:セレビィ解禁2000(ポケスタ環境)等>

ポケスタ環境において、もし過去に配布されたセレビィを使用出来る場合の型サンプル。
VC環境では使えなかった宿木のタネ+自己再生コンボによって、全く別のポケモンと言えるほどの硬さを手に入れている。
カビゴンの捨て身タックルにもサンダーの目覚めるパワー炎にも全く動じないため、
あとはシンプルに属性一致のサイコキネシスと、サブ技として相性の良い目覚めるパワー蟲あたりを持たせておけば、
それだけで全抜きが期待出来る。
一撃無し2000ルールでまれに使われる、Lv.55のやどみがナッシーの上位的なイメージだと思って良いだろう。
バンギラスすら、噛み砕くや大文字を耐えながら、宿木のタネ+めざ蟲で容易に突破が出来てしまう。
カビゴンに鈍いを積まれると勝てないので、そこを対策したいなら、めざ蟲の枠を丸くなるにしても良い。
攻撃範囲は狭まるものの、これによってカビゴンの鈍い+捨て身タックルもガン受け出来るようになり、
宿木のタネ+サイコキネシスで突破が狙えるようになる。
ただし、倒し切るには1回の特防ダウンは必要。
丸くなるのPPに任せて、無理に突破を狙わずカビゴンのPPを切らしに行くのも良いかも知れない。


Lv.50 宿木のタネ/癒しの鈴/滅びの歌/自己再生@光の粉
<対応ルール:セレビィ解禁2000(ポケスタ環境)等>

ポケスタ環境において、もし過去に配布されたセレビィを使用出来る場合の型サンプル。
セレビィの得意な技詰め合わせのネタのような型だが、
エースの隣で最初から最後まで優秀なサポートをし続けてくれる性能を持っている。
一撃無し2000ルールにおいて、ハピナス+ムウマの組み合わせがあり、
ムウマがどくどく+痛み分けで相手を削り、ハピナスが癒しの鈴でエースの状態異常をケアし、
ムウマが滅びの歌で最後の詰めが出来るという構成があるが、
それらを凡そ一匹で無理矢理成し遂げてしまうような型である。
流石に攻撃技無しは勿体ないので、この型そのままには拘らず、
ここを軸として考えて、適宜要らない技を攻撃技などに変更してカスタマイズしても良いだろう。
道具もご自由に。


Lv.100 影分身/バトンタッチ/滅びの歌/自己再生@光の粉
<対応ルール:ウルトラカップ(ポケスタ環境)>

「もしウルトラカップでセレビィを使うとしたら」の一例。
参考程度に留めてもらえると有難い。
ウルトラカップは全てのルールの中でも特に一撃技が極めて強力なルールなので、
使うとすれば、影分身で敵の一撃技を対策しつつ、
同時に味方の一撃技を持ったポケモンにバトンタッチで繋いで全抜きを狙うというような型だろうか。
滅びの歌は、逆に敵に影分身を使われた場合の対策と、
こちらの影分身を吹き飛ばしで対策されてしまう際に相手に滅びカウントを残すために使うことが出来る。


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