最終更新日:'24/5/13  最終チェック日:'24/5/13
我流・個別分析 <ヤドラン>

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<概論>

スターミーと同じ属性を持ち合わせながら、素早さが自慢のスターミーとは打って変わってカビゴンと同速というほど遅いポケモン。
その代わりHPと防御力により耐久が秀でていたり、手足が使えるため攻撃技も豊富だったりという長所を持つ。
特に物理耐久に関してはブラッキーと同じであり、
水ポケモンではパルシェン・スイクンに次いで3位、エスパーポケモンではソーナンスに次いで2位である。
その自慢の物理耐久では、Lv.50でも55カビゴンの捨て身タックルを確実に2回耐えたり、
パルシェンやナッシーの大爆発も超高確率で耐えたり、
Lv.54以上ならば55破壊の遺伝子ケンタロスの破壊光線を確定で耐えることが出来たり、
食べ残し持ちで同レベルのガラガラの地震を高確率で2耐えしたりと様々な利点がある。
その他にも水・エスパーという属性上、格闘や地面、岩あたりを相手にすることが多いため、
特殊耐久よりも物理耐久を活かす場面が多く、そのため特殊耐久の高いヤドキングよりも出番はずっと多い。
覚える技の種類も極めて豊富で、2000ルールで使える最終進化形態の中では、
ドーブル、ピクシー、ニドクイン、ニドキングに次いで実に全ポケモン中5番目に多い。
物理技はノーマル技や格闘技の他にアイアンテールやシャドーボールと言ったニッチな所まで備えており、
特殊技は水ポケモン・エスパーポケモンとしては珍しく炎技を打つことができ、
補助技はお得意の電磁波を筆頭に、悪夢、神秘の守り、腹太鼓など特徴ある技が色々揃っている。
更には一撃ありルールでは地割れも打つことが出来る。
素早くて自己再生が使いやすいスターミーと比べるとどうしても手軽に扱えるポケモンではないが、
同じ電磁波が使える水ポケモンとしては、その耐久と豊富な技で全く違った生き方をして行くことが出来る。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■■□□□□□ 出番の多さ■■■■■■■■■□
複数対決性能■■■■■■■■■□ 使い方の多様性■■■■■■■■■■
対カビゴン性能■■■■■■□□□□ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■□□
対その他の一線級■■■■■□□□□□ 個人的総合評価■■■■■■□□□□


<優劣関係>

格好の餌パルシェン エアームド リザードン ハガネール プテラ
割と有利カイリキー ファイヤー スイクン スターミー フーディン ミルタンク ケンタロス
場合によるカビゴン ガラガラ フシギバナ ナッシー ゲンガー バンギラス ムウマ
割と不利ヘラクロス マルマイン ブラッキー ハピナス
天敵サンダー ライコウ


<防御面>

55食べ残し5550黄金の実50
50カビゴンののしかかり乱数6-7発確5超低確率4発超高確率4発
50パルシェンの大爆発確2確2超低確率1発超低確率1発
55カイリキーのめざ霊確4低確率3発中乱数3発確3
55めざ蟲ガラガラの地震超低確率2発微低確率2発高確率2発確2
50めざ蟲ガラガラの地震確3確3低確率2発中乱数2発
50サイドンの地震低確率4発確4確4超高確率3発
バンギラスの岩雪崩乱数5-6発超高確率4発確4低確率3発
55ケンタロスの破壊の遺伝子+破壊光線確2確2微高確率1発微高確率1発
50マルマインの10万ボルト低確率2発中乱数2発微高確率2発確2
50ゲンガーの10万ボルト確3確3低確率2発超高確率2発
50ナッシーのめざ草確3低確率2発微高確率2発確2
55フーディンの雷パンチ確3確3低確率2発超高確率2発
55フーディンのサイコキネシス乱数7-8発乱数5-6発乱数5-6発超低確率4発
55ファイヤーのめざ草超高確率3発確3超低確率2発超低確率2発


<技候補>

波乗り属性一致メイン技1。汎用性が高く、電磁波との相性も抜群でほぼ必須。
スターミーの波乗りと同火力。ハイドロポンプは覚えないので注意。
サイコキネシス属性一致メイン技2。と言っても、波乗りと併用してサブ的な使い方になることが多い。
こちらは波乗りほど必須ではないが、フシギバナ、ヘラクロス、ゲンガー等有効範囲は広い。
爆裂パンチサブ技筆頭候補。同業のスターミーやランターンと違って、これで殴れるのが偉い
電磁波実質メインと言っても差し支えないほどの必須技。波乗りとの相性は言わずもがな。
スターミーと違って自分の素早さが遅いので、スターミー以上に重要な技。
電磁砲唯一の電気攻撃技。麻痺に加えて、水ポケモンへのダメージソースが欲しい場合に需要がある。
また、電磁波と両立が出来ない遺伝技とも両立可能という利点がある。
眠るせっかく耐久があるポケモンなので、持っているに越したことはない。
リフレクタースターミーやハピナス同様、電磁波と併せて便利な補助技。
どくどく基本的には電磁波を打ちたいが、相手によってはこちらの方が有効。
大文字
火炎放射
サブ技候補。水でコレを覚えるのが珍しい。波乗りとの相性は良くないが、
逆にサイコキネシスをメイン技にした場合は相性は悪くない。
地震サブ技候補。基本的に波乗りかサイコキネシスが通りやすいため、実質ほぼ純電気への役割破壊。
シャドーボールサブ技候補。属性的にエスパーを受ける機会もそこそこあるため、そのエスパーへの有効打として。
地味に波乗りとの無差別破壊コンビネーションなのだが、流石に弱点を突かないとまともな火力にはならない。
冷凍ビーム
吹雪
サブ技候補。多くの草にはサイコキネシスが有効なので、実質ナッシーへの役割破壊。
…というより、耐久が高めなので試行回数を稼いで凍結を狙う方がメインかも知れない。
神秘の守り電磁波と両立不可なのが残念なのだが、状態異常が重要となる環境では侮れない補助技。
自身が混乱を喰らわなくなることにより、眠ると併用してあやみがスターミーの受けになったりもする。
鈍い物理攻撃種族値も75とそこそこあるので、エースでコレを持って物理火力を出すのも手。
元々遅いので素早さを気にせず使えるのが良い。
腹太鼓もうひとつの物理決定力ソース。鈍いより一瞬で火力を出せるが、
遅いためHPの管理が難しい。また、電磁波や捨て身タックルと両立不可なので注意。
捨て身タックル
恩返し
上記の物理エース型で使う場合、メイン技の筆頭候補。
波乗りとも無差別破壊コンビネーションで相性抜群。捨て身タックルは腹太鼓と両立不可。
アイアンテール一応物理技としてこういうのもあるが…、波乗りと範囲が被っている。
悪夢火力を伸ばすことが出来るが、やはり遅さがアダとなって使い所は難しい。
メロメロ電磁波と併用してストコンを狙ったり出来るかも知れない。
カウンター物理攻撃は軒並み耐えるので、かなり使い所がありそう。
ヘラクロスとの対面で逆転出来たり、鈍いと併用してカビゴンにも勝てるかも?
凍える風眠って電磁波が効かなくなった相手への素早さダウン補助。
地味にガラガラの素早さを下げたりして相手の戦術を狂わすことも出来る。
寝言あくまで特定のポケモンに対する「受け」を重視したい場合に。
せっかくだから冷凍ビームや爆裂パンチと言った技をサブ技にして試行回数を稼ぎたい。
雨乞いこれも一応普通の水ポケモンの技として。
日本晴れ水ポケモンとしては珍しくこちらも覚える。しかも大文字と併用出来る!?
ド忘れ後出しの電気に殴り勝てるようになったりするかも知れない。
殻に籠る
鳴き声
鈍いカイリキー等に対して、鈍いで素早さを下げずに受け役割を遂行したい時に候補に挙がる。
また、鈍いを持たない50カビゴンへの受け性能が上がったりするかも。
金縛り並の電気技なら耐えるので、電磁波で素早さ逆転してから封じるコンボがある…!?
地割れ一撃アリ用。耐久があるので試行回数は稼げるが、遅いので身代わりで対策されやすい点に注意。


<型サンプル>

Lv.50 波乗り/サイコキネシス/電磁波/眠る@薄荷の実

普通に属性一致技と得意の電磁波でサポートするオーソドックスな型。
スターミーと同様、波乗り+電磁波の相性が良く、ヤドランはスターミーと違って自身も遅いので自分のためにもなる。
属性の都合上、地面や岩、格闘あたりを相手にすることが多いため、特防が高いヤドキングよりも採用されることが多い。
その物理耐久はブラッキーと同じで、Lv.50で55カビゴンの捨て身タックルを確定で2発耐えたり、
パルシェンやナッシーの大爆発を超高確率で耐えたり、
更にはヘラクロスのメガホーンを効果抜群でありながら確定で耐えることが出来たりする。
また、ガラガラを下回る素早さなのでタイマンで負けそうだが、
その耐久により同レベルのガラガラの地震は中乱数で2発耐えられるため、勝ち目はある。
食べ残しや黄金の実があったり、ヤドランのレベルが上だったりしたらもっと高確率で耐えられる。
サイコキネシスが無いと水やフシギバナ等で止まってしまうが、電磁波を入れるだけで良ければ必ずしも必要ではない。
他に攻撃技の候補としては地震や爆裂パンチ、補助技はリフレクターあたりか。
神秘の守りも良いが、残念ながら電磁波とは両立不可。代わりに電磁砲なら使える。
10万ボルトなど他の電気技は覚えないので注意。
パーティ … ケンタロスエレブーWA(2021)
ログ … 低レベル電磁波サポート
ログ … 低レベル電磁波サポート2
ログ … 麻痺と特防ダウンにより事故も狙える
ログ … 麻痺と特防ダウンにより事故も狙える2
ログ … スイクンを起点にしつつ麻痺撒き
ログ … 電磁波+リフレクターでサイドンのサポート


Lv.53 波乗り/サイコキネシス/爆裂パンチ/電磁波@食べ残し

↑の型を司令塔エースにして、麻痺でカビゴンやガラガラ等をサポートしつつ、自らも少し暴れられるようにした型。
同じ電磁波を撒ける水であるスターミーやランターンと比べて、爆裂パンチでカビゴンを殴れるのが最大の特長。
遅いと爆裂パンチは使いづらいが、電磁波との相性が抜群。
司令塔エースでなく、普通にLv.50でこのような型でサポートしても良いが、カビゴンやハガネールと同速である点に注意。
レベルを1でも振ってあれば、これらに先制出来るだけでも大きな価値がある。
パーティ … ミルタンクピクシーWA(2022)
パーティ … 53ヤドランHA(2011)
ログ … セミフル電磁波司令塔エース
ログ … セミフル電磁波司令塔エース2
ログ … セミフル電磁波司令塔エース3
ログ … セミフル電磁波司令塔エース4
ログ … スターミー+エアームドの組み合わせに刺す
ログ … バクフーンを受けつつ麻痺サポート


Lv.51 波乗り/サイコキネシス/眠る/寝言@光の粉

スターミーと違って自己再生は出来ないが、あくまで耐久力に関してはこちらが上。
攻撃技に関しては波乗り+サイコキネシスで範囲は十分なので、あとは眠る+寝言で運用するという手もある。
麻痺こそ撒けないが、その物理耐久によって、地味に鈍いを持たないLv.50カビゴンを受けられたりする。
ただし、同速だと安定しないので、そのためにはやはりLv.51以上は必要。
他にもパルシェンやハガネール、スイクンなど出せる相手は居るため、カビゴンを気にしなければLv.50でも。
草技を持たないナッシーや、雷パンチを持たないフーディンなど、エスパーへの壁にもなれる。
攻撃範囲を少し変えて、冷凍ビームや爆裂パンチで事故を狙えるようにしたりしても良いだろう。
ただし波乗り+冷凍ビームだと、スイクンに対する利点が対格闘・エスパーぐらいしか無くなってしまう。


Lv.55 波乗り/恩返し/腹太鼓/眠る@薄荷の実

地味に腹太鼓を覚え、攻撃種族値も75とそこそこはあるので、このようにエースで決定力を出す手もある。
しかしこの素早さで、しかもカビゴンのような万能的な硬さも無いため相当使いにくい。
せっかく電磁波を覚えるが、残念ながら腹太鼓とは両立不可。代わりに電磁砲を持たせる手はあるかも知れない。
腹太鼓+恩返しで55サンダース・52ハピナス・51スターミー・50ヘラクロス確1、50フシギバナやや高確率一撃。
サンプルでは持たせていないが参考までに、腹太鼓+地震で弱点を突けば51以上のハガネール以外全て確1、55ムウマ確1。
捨て身タックルは腹太鼓と両立不可なので、ノーマル技は恩返しで妥協することになる。
因みに一応、その他に物理技はアイアンテールやシャドーボールも覚えるが、汎用性は甚だ怪しい。


Lv.55 波乗り/捨て身タックル/鈍い/眠る@食べ残し

遅いのでカビゴンのように鈍いを積んで物理決定力を出すタイプ。
速度は無いが、腹太鼓より安定性はあり、捨て身タックルとも両立出来るというメリットがある。
サンプルでは属性一致技の波乗りをメインとして、無差別破壊コンビネーションとなるノーマル技を持たせたが、
この他にメイン技をサイコキネシスにしたり、物理技を地震にしたりするのもアリかも知れない。
また、眠るを抜いてせっかくなので電磁波を持たせて麻痺をかけて鈍いの起点に出来るようにしたり、
爆裂パンチ等で更に攻撃範囲を広げるのも面白そうだ。
鈍い2回+捨て身タックルで51サンダー・50ガラガラ確2、55食べ残しカビゴン確3。


Lv.55 サイコキネシス/大文字/シャドーボール/爆裂パンチ@食べ残し

ここまで全て波乗りで書いて来たが、サイコキネシスをメイン技にした例をひとつ。
エスパーポケモンとして見ると珍しく大文字を覚えるため、
これによってサイコキネシスに耐性を持つ鋼やナッシー、ルージュラを焼けるのが貴重。
更にこれらを止める悪やカビゴン、ハピナスに強い爆裂パンチを持たせれば、なかなか止め辛い攻撃範囲となる。
サンプルでは更にシャドーボールまで持たせてフルアタにしてあるが、
これは対スターミー用ぐらいでしか使わないので、電磁波や眠る等に換えても良いだろう。


Lv.51 波乗り/シャドーボール/神秘の守り/眠る@食べ残し

2011年頃、クソゲー2大巨塔(?)であったクソカビ&あやみがスターミーを受け切るために開発された型。
あくまで当時の環境へのメタ的な色が強い。
いずれも麻痺+混乱という状態異常を利用しているため、そこを神秘の守りで完全にカットしてしまうという狙い。
カビゴンは波乗りだけでは倒し切れないが、レベルを振ることで先制出来るようになり、
持ち前の物理耐久を生かして素眠りで受け切った末にPP戦で勝てるようになっている。
神秘の守りのPPだけでも十分だが、シャドーボールで無駄なダメージを与えないため、眠るでターン稼ぎをさせないというのも地味なポイント。
もちろんスターミーには、シャドーボールを打ち続けていればいずれ突破が出来る。
いずれも耐久力があるからとナメていたら、麻痺+混乱を絡められて強行突破されかねない難敵であるが、
神秘の守りを貼った状態ならば混乱も受け付けず、安心してぐうぐう眠り続けることが出来る。
クソカビに限らず、鈍いを持たない眠る+薄荷の実型の50カビゴン全般に対しても同じように受け続けることが出来る。
ただし自爆では最低1-1交換には持ち込まれる。
あやみがスターミーに対しても基本的にPP戦で勝てるので、
無理にシャドーボールで突破を狙おうとせず、この枠はサイコキネシスで汎用性を持たせるのもアリ。
サイコキネシスは特防ダウンを引くことで逆にカビゴンを突破しやすくなるという効果もある。
ログの一例としてはこちら
神秘の守りは、電磁波などの初代マシン技とは両立出来ないので注意。
また、道具は食べ残しが流石に勿体ないなら、光の粉でもアリかも知れない。


<対策例>

・ライコウ、サンダー等
電磁波を食らうのは免れないため、あくまでヤドランから致命傷を受けず、サクッと倒せるポケモンと言うと、無難に電気ポケモンが挙がる。
もちろん、眠る+寝言型ならば、電磁波への対策も出来て、より盤石。
それぞれ地震や冷凍ビームで弱点を突かれる可能性も無くはないが、
基本的には波乗り+サイコキネシスの攻撃範囲なので、あまり気にしなくて良い。
ヤドランはヤドキングほどの特殊耐久は無いが、HPが高いためそれなりには硬く、
レベル差最大でもライコウの10万ボルトは確定耐え、サンダーの10万ボルトも高確率で耐える。
雷ならば同レベルで乱数、レベル差を突ければ確定で倒せる。
ヤドランで電磁波を打って、電気技を打たせたところをガラガラの起点にする、という動きには注意したい。

・ナッシー
麻痺には弱いが、波乗り+サイコキネシスの範囲に対して耐性を持つ。
その上で草技を持っていれば楽にヤドランを倒せるため、かなり強く出ることが出来る。
草技を持っていなくても、眠り粉+宿木のタネでもジリ貧に追いやることは出来るだろう。
もちろん、麻痺を食らってしまうとガラガラの目覚めるパワー蟲に上からワンパンされてしまう点に注意。

・スターミー
基本的にはナッシーと同じことが言える。
麻痺を喰らいたくないポケモンだが、ヤドラン自身から倒されることはまず無いため、受けとしては機能する。
お互い電磁波を打ち合えば、素早さ関係は変わらないが、
ヤドランにダメージを与えると、眠るで回復され、ついでに麻痺も治されてしまうので注意。
また、ナッシーと違ってスターミー側も打点が無い場合が多いため、
受けたはいいが突破が出来ない、という事態に陥る可能性はある。
電気技を持っていれば言うこと無しだが・・・。

・カビゴン
爆裂パンチが怖いというぐらいで、基本的にはカビゴンで止まるポケモンでもある。
特に、カビゴンのレベルが上ならば、先制すら出来て大幅に有利。
逆に、カビゴンのレベルが下ならば、電磁波が気にならない。
眠る+寝言なら電磁波もカット出来るし、鈍いを積めば爆裂パンチのダメージも軽減出来る。
ヤドラン側が鈍いや腹太鼓を使って来ることは稀なので、基本的には心配しなくて良い。

・ハピナス
カビゴンと同じく、爆裂パンチさえ掻い潜れば対策可能。
その爆裂パンチもリフレクターで軽減したり出来る。
カビゴンと違って、癒しの鈴でも持っていない限り、一度食らった麻痺は取れないので、
そこから上から爆裂パンチを狙われる動きには注意したい。
また、スターミーと同じく、ハピナス側もヤドランに対する打点が無い場合がある。
GB/VC環境でプレゼントが使えれば、それが何よりの打点になる。


<一撃ありの場合>

Lv.55 波乗り/サイコキネシス/地割れ/電磁波@食べ残し

器用なヤドランは地割れも覚えることができ、これを電磁波と併用出来るという点で独自性がある。
一撃技+麻痺技を併用出来るポケモンは、他にカイリュー・ヤドキング・アーボックぐらいしか居ない。
これを、得意の属性一致技と併用して行けば、かなり止めづらいポケモンとなる。
せっかく電磁波があるので、やはりカビゴンやガラガラ等と併用して、司令塔エース的な使い方をしたいのだが、
重要な注意点として、一撃技は自分よりもレベルが上のポケモンには当たらないため、
Lv.53などで使ってしまうと、Lv.55の相手に対して地割れが無意味になってしまう。
そのため、ヤドラン自身にレベルを55まで割いた方が無難だろう。
ただし、あくまで相手の選出が55+50+50だった場合、エース以外の2匹には地割れを打つことができ、
またエースに対しては電磁波を入れれば仕事は十分、と捉えるならば、レベルを下げるのもアリかも知れない。


Lv.55 波乗り/シャドーボール/地割れ/電磁波@食べ残し

一撃環境においては、ケンタロス対策のために、身代わりを持ったスターミーが使われることも少なくない。
ヤドランは、せっかくスターミーの波乗り+サイコキネシスという攻撃範囲に対して強いのに、
↑の型だと身代わりにあっさり封じられてしまうのが勿体ない。
そこで、シャドーボールで打点を持つことによって、スターミーにもしっかり勝ち切れるようにする手がある。
ついでに、打点が無かったナッシーに対しても、そこそこ削れるようになる。
ただし、一撃あり環境におけるナッシーは、やはり身代わりスターミー対策のため、目覚めるパワー草を持っていることが多いので注意。
サイコキネシスをシャドーボールにした弊害としては、
逆に地割れカメックス等が身代わりを使って来た場合、これを壊せず起点にされてしまう点などが挙げられる。
なお、Lv.55ラプラスに至っては、サイコキネシスをもってしても中乱数で身代わりに耐えられてしまう。
一撃ありルールにおいては天敵と言わざるを得ない。
パーティ … ヤドランSA(2023)
ログ … 物理耐久を活かしつつ地割れを打つ
ログ … 電磁波+波乗りのシンプルな強さ
ログ … 物理耐久を活かす


Lv.50 波乗り/地割れ/電磁波/眠る@薄荷の実

電磁波+地割れの併用と、攻撃範囲の広い波乗りだけである程度動けるため、
こうして低レベルで大人しく使う手もある。
55ケンタロスの身代わりは波乗りで余裕で壊すことができ、捨て身タックルも2耐えするので、
ケンタロスに対しても対面から択ゲーに持ち込むことが出来る。


<その他ルールのログ>

・ドラフト対戦【ヤドン】
ログ … 先制のツメで大暴れ


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