最終更新日:'22/3/8  最終チェック日:'24/1/27
我流・個別分析 <ハッサム>

変態ポケモン図鑑はこちら


<概論>

非常に高い物理攻撃力と多彩なサポート技を兼ね備え、殴っても良し、味方に繋いでも良しという器用な蟲ポケモン。
強力な属性一致技を覚えないのが残念だが、剣の舞のおかげで物理決定力は十分。
更にその剣の舞の他、高速移動まで覚え、これらをバトンタッチで継承することが出来るため、
油断した相手にはそのまま全抜き出来てしまうというようなチャンスを作り出すことが出来る。
発売当初の公式大会では、このハッサムが剣の舞+バトンタッチをケンタロスに繋いで大活躍する場面が見られた。
この他、光の壁や神秘の守りといった壁技も使いこなすことが出来て、
このあたりのサポート技を駆使した蟲ポケモンらしい戦い方が出来る。
また、鋼タイプによって非常に多くの属性の技を受け止めることができ、
4倍弱点とは言えど、炎技しか弱点を持たないため、これを持っていないと思わぬ障壁となることもある。
その優秀な耐性で起点を作って積み技や壁技をセットし、パーティ全体の攻撃力・耐久力の向上に貢献させたい。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■■■■■□□ 出番の多さ■■■■■■□□□□
複数対決性能■■■■■■■■■□ 使い方の多様性■■■■■□□□□□
対カビゴン性能■■■■■■■□□□ 不利な相手への対抗力■■■■□□□□□□
対その他の一線級■■■■■■■□□□ 個人的総合評価■■■■■■■■■□


<優劣関係>

格好の餌ヘラクロス ナッシー パルシェン フシギバナ ルージュラ ブラッキー
割と有利スターミー フーディン
場合によるカビゴン カイリキー ガラガラ バンギラス ミルタンク
割と不利サンダー ライコウ スイクン ハガネール ムウマ ケンタロス
天敵ファイヤー バクフーン エアームド ゲンガー


<防御面>

55食べ残し55食べ残しめざ格50黄金の実50
50パルシェンの波乗り低確率4発超高確率4発確4超高確率3発
55ライコウの10万ボルト確3確3低確率2発微高確率2発
55カイリキーのクロスチョップ確3確3低確率2発微高確率2発
55カビゴンの捨て身タックル乱数6-7発乱数5-6発確5超高確率4発
55カビゴンの鈍い+捨て身タックル確4微低確率3発超高確率3発確3
50ガラガラの地震低確率2発超高確率2発超高確率2発確2
55バンギラスの岩雪崩確4低確率3発中乱数3発確3


<技候補>

剣の舞自ら攻めるにしても、バトンタッチするにしても、ほぼ必須の技。
高速移動こちらはほぼバトンタッチとセットか。鈍足の高火力ポケモンと組ませよう
バトンタッチ上記の技を繋げる、重要サポート技。
捨て身タックル
恩返し
攻撃技候補。まともな属性一致技が無いので、エースではメイン技筆頭候補。
属性不一致とは言え、攻撃種族値130なので結構な火力。
バトンタッチや起死回生を使う場合は捨て身タックルと両立不可なので、恩返しを。
めざ蟲攻撃技候補。こちらは属性一致で、恩返しと同程度の火力。
攻撃範囲はあまり広くないので、エースで自ら攻める際には採用されづらい。
バトンタッチ型で、何かと厄介なエスパーや悪を倒しやすく出来る。
めざ格攻撃技候補。上記のノーマル技をメインとした際、相性の良いサブ技として使える。
また、バトンタッチ型ではメイン技の候補にもなる。
鋼の翼
めざ鋼
攻撃技候補。これも属性一致なので、めざ蟲や恩返しと同程度の火力。
捨て身タックル+めざ格と併用して、第3の攻撃技として、ゴースト対策に持たせる場合も。
どちらも威力は同じだが、鋼の翼は命中率が低い代わりに防御UPの追加効果が期待出来る。
めざ岩攻撃技候補。ファイヤーやサンダーへの打点になる。
めざ地攻撃技候補。ライコウやハガネール、ゲンガー等への打点になる。
破壊光線攻撃技候補。剣の舞を使った後、吠えて来るポケモンに対して強烈な一撃をぶちかます。
光の壁便利なサポート技。バトンタッチと併用したり、自らが電気等に抵抗したり。
神秘の守りこちらもバトンタッチと併用可能。状態異常に弱いポケモンのサポートに。
泥棒黄金の実や破壊の遺伝子と併用して、密かに狙おう。
堪える
起死回生
恐怖の裏択。剣の舞や高速移動と併用出来るのが偉い。
バトンタッチやカウンターとは両立不可なので注意。
守る毒を喰らわないので、食べ残し+コレで耐久を上げることも出来る。
眠る技スペースに悩むが、一旦薄荷の実で回復出来るようにしておく手もある。
砂嵐エースで火力増強のために使える。地面ポケモンと組んだりすると良いかも
影分身バトンタッチで継承出来る技。光の粉と併用で効果倍増。
気合溜めバトンタッチで継承出来る技。ピントレンズ持ちに繋ぐと急所率が33%に。
カウンター地面や格闘相手に使えそうな奇襲技。バトンタッチとは両立不可。
日本晴れ味方のサポートの他、自らも水技と雷に強くなるのはなかなか美味しい。
連続斬り元々全抜き性能に秀でているハッサムでこれをやる恩恵は少ないかも知れない。


<型サンプル>

Lv.50 目覚めるパワー蟲/剣の舞/高速移動/バトンタッチ@黄金の実

剣の舞と高速移動を同時にバトンタッチ出来るということで、まずはそのサンプルを。
剣の舞はケンタロスやプテラと、高速移動はガラガラやカビゴンと、それぞれ相性が良い。
バンギラスやカイリキーなんかには、どちらを繋いでも強い。
ハッサムの面白いところは、ノーマル耐性を持っている唯一のバトンタッチ使いであり、
バトンタッチをする際に大爆発で分離して来る相手を止めることが出来るという点。
更には、属性的に冷凍ビームを打って来るパルシェンや、サイコキネシスを打って来るナッシーに強いため、
これらを起点にしながら積み技+バトンタッチを狙えるというのが特筆すべき点。
これらに強いという点から、ガラガラとは特に相性が良いと言える。
また、天敵である炎ポケモンに強い、プテラとも属性相性補完が利いている。
メイン技の選択肢は色々ある。サンプルの目覚めるパワー蟲は、ナッシーを上から一撃で倒せる他、
スターミーやフーディンも余裕の2発であり、バンギラスやブラッキーにも打点がある。
特に、炎のパンチを持たないフーディンに対しては、かなりの圧力をかけることが出来る。
剣の舞は、味方にバトンタッチするだけでなく、自慢の高い攻撃力を活かして自ら殴ることも出来る。
例えば剣の舞+めざ蟲orめざ鋼or鋼の翼(いずれも属性一致威力70)で、50カビゴンを中乱数2発で倒せるぐらいの火力がある。
めざ蟲は半減される相手も多いため、ここをもっと広範囲にするならば、恩返しが無難。
捨て身タックルは、バトンタッチと両立不可なので注意。
この他にも、狙いたい相手によって各種物理目覚めるパワー(格闘、地面、岩など)の選択肢がある。
ハッサムは物理攻撃力が高いので、物理技ならば何を持たせてもそれなりの火力を出せる。
パーティ … バンギラスバクフーンWA(2021)
ログ … 高速移動をカビゴンに繋ぐ
ログ … 活躍が難しいポケモンに華を持たせる1
ログ … 活躍が難しいポケモンに華を持たせる2


Lv.50 目覚めるパワー蟲/剣の舞/バトンタッチ/光の壁@黄金の実

積み技をどちらか片方だけにすることで、補助技を増やすことが出来る。この際に特に便利なのが光の壁。
バトンタッチで繋ごうとするようなエースは元々耐久力が低い場合が多いため、壁サポートも役に立つ。
ガラガラやプテラあたりにとっては特に有効。
また、バトンタッチのコンボは、それに固執し過ぎると、吠えるや吹き飛ばしであっさり解除されてしまう。
そこで、敵の吠える読みで光の壁を貼ることが出来れば、壁を残しつつエースを無償降臨出来る可能性がある。
このテクニックに関しては、こちらの記事でも触れている。
この枠は他に、神秘の守りや泥棒といった選択肢もある。
メイン技に関しては↑の型と同じく自由度があるが、吠える・吹き飛ばし対策としてついでに紹介すると、破壊光線という選択肢もある。
これも、敵の吠える読みで破壊光線を打つことが出来れば、退場させてくれるため、
反動で動けないターンを丸々カットすることができ、かなり美味しいことになる。
しかも、剣の舞+破壊光線ともなるとかなりの火力で、並の耐久のポケモンのHPを8-9割は削ることが出来る。
パーティ … 53ベトベトンHA(2012)
パーティ … カイリューSA(2011)
パーティ … 51ナッシー逆A(2010)
ログ … 剣の舞で自ら殴りつつバトンタッチ
ログ … パルシェンを起点にして剣の舞+光の壁サポート
ログ … パルシェンを起点にして剣の舞+光の壁サポート2
ログ … 剣の舞を恩返しライコウに繋ぐ
ログ … 目覚めるパワー蟲が受からない例
ログ … 泥棒ハッサム


Lv.55 捨て身タックル/目覚めるパワー格闘/剣の舞/身代わり@食べ残し

攻撃種族値130で剣の舞を使えるため、当然エースで高火力の全抜きポケモンとして使うことも出来る。
ハッサムはカイリュー等と同じように、強力な属性一致技を覚えないのが残念だが、
属性不一致でも威力120の捨て身タックルならば十分な火力であり、
属性一致であるベロリンガの捨て身タックルよりも強いというのは時々ネタにされる。
剣の舞を1回積めば55カビゴンをしっかり確定2発で倒すことができ、55スイクンまで行っても高確率2発。
サブ技は色々候補があるが、最も相性が良いのは、岩と鋼の弱点を突くことが出来る目覚めるパワー格闘か。
剣の舞+めざ格でバンギラス確1、50ハガネールや55サイドン確2、51エアームド確3。
めざ格は、カビゴンに対しても捨て身タックルよりダメージが入り、その上反動も受けないという利点もある。
当然、この攻撃範囲ではゴーストに手も足も出ないので、代わりに鋼技が採用されることもある。
鋼の翼か目覚めるパワー鋼かの2択だが、威力はどちらも同じ70。
鋼の翼のメリットは、個体値FFFFで使うことが出来るため、数値が下がらないという点と、
他の目覚めるパワーと併用してセミフルで使うことも出来る点、
そしてあまり狙って出来るものではないが、追加効果で防御力を上げられる可能性もある。
目覚めるパワー鋼のメリットはズバリ、命中率である。鋼の翼は1割の確率で外れてしまう。
これらの鋼技をサブ技にする場合、岩とゴーストには打点があるが、今度は鋼ポケモンに止められがちなので注意。
ハッサムはLv.55割くことによって、バンギラスや低レベルのパルシェンまでに先制出来るようになる。
そこに更に、豊富な耐性を利用することで、
冷凍ビームパルシェンや、ナッシーに対しては対面から身代わりで起点に出来るというのは、エースとしてかなり優秀。
カビゴンに対しても、低レベルの地震ぐらいなら身代わりが余裕で耐えるため、これも身代わりの起点に出来る。
Lv.50で極めて対戦環境に多いこれらのポケモンを、対面から完全に起点に出来るというのは、Lv.55ハッサムの特筆すべき長所。
鋼タイプの優秀な耐性と、絶妙な素早さからの身代わりが相性が良いのだ。
ついでにバンギラスに先制することで、上から目覚めるパワー格闘で余裕で2発で落とすことが出来る。
大文字を打たれたら一撃で倒されてしまうため、タイマンでは勝てないが、サイクルで簡単に倒すことが可能。
惜しいのは、残念ながらフシギバナには先制出来ないため、上から眠り粉や宿木のタネを打たれてしまう。
身代わりは強力だが、一応他には食べ残しと併用で耐久力を上げられる守るや、
逆に決定力を伸ばすため砂嵐を持たせるという手もある。
パーティ … 蟲QA(2023)
ログ … 捨て身タックル+めざ岩型


Lv.55 捨て身タックル/目覚めるパワー格闘/鋼の翼/剣の舞@食べ残し

更に攻撃範囲を広げてセミフルにした型。
これならば、岩にも鋼にもゴーストにも打点があり、本格的に止められなくなる。
ただし、身代わりが無い分、パルシェンの冷凍ビームによる凍結、ナッシーの眠り粉や宿木のタネ、
カビゴンののしかかりによる麻痺、そしてそれらから飛んで来る自爆や大爆発、など色々なものに気を付ける必要は出て来る。
ログ … 鋼の翼持ちセミフルハッサム
ログ … めざ格+電光石火持ちハッサム
ログ … めざ地+電光石火持ちハッサム


Lv.55 恩返し/起死回生/剣の舞/堪える@奇跡の実

堪える+起死回生という恐怖の裏択が存在する。これを、剣の舞や高速移動と併用出来るというのがかなり貴重。
ヘラクロスと違って起死回生は属性不一致ではあるが、
それでも最大威力の起死回生で55カビゴン・51サイドン・52パルシェン・54ブラッキーあたりを一撃で倒すことが出来る。
更に、剣の舞を1回積むと、弱点を突けない55カイリキー・53スイクン・54エアームド・55フーディンあたりまでを一撃となる。
このように、剣の舞によって火力は申し分無いのだが、先制することが出来ないと意味が無い。
そのために、更に高速移動も併用する手もある。ただしその場合技枠を食ってしまい、
攻撃技が起死回生1本だけという、かなり使いづらいポケモンになってしまうことは覚悟しておく必要がある。
なお、捨て身タックルは起死回生と両立不可なので、
いつでもフレキシブルに打てるメイン技は、恩返しか、各種目覚めるパワー、鋼の翼あたりが選択肢となる。
更なる奇襲として一応、カウンターも併用することが可能。
ひたすら技スペースに悩まされる。バトンタッチとは両立出来ない。


Lv.55 捨て身タックル/剣の舞/眠る/寝言@ピントレンズ

某氏が使っていた型。まともなノーマル耐性が居ないような相手になら、このように耐久を上げるという手もある。
これなら身代わりが無くても、状態異常には滅法強くなれる。
特に、身代わりでも対策しづらかった、先制して来るフシギバナの眠り粉もあまり気にならなくなるのは魅力か。


Lv.50 恩返し/剣の舞/影分身/バトンタッチ@光の粉

一応、剣の舞と高速移動の他に、影分身や気合溜めもバトンタッチすることが出来る。
身代わりとは残念ながら両立不可。
特にハッサムは耐性が多く、弱点も1個しか無いため、影分身を積むのはかなり厄介になれるかも知れない。


<相棒>

・カビゴン、ガラガラ等
おなじみ、高速移動+バトンタッチを繋ぐと異様に強いポケモン筆頭格。
ハッサムはパルシェンやナッシーに強いため、ガラガラとは特に相性が良い。
同時に剣の舞を繋いでも良いだろう。

・プテラ、ケンタロス等
剣の舞+バトンタッチを繋ぐ場合はこちら。
特にプテラは、ハッサムの天敵である炎に強いという点で相性が良い。

・バンギラス、カイリキー、カイリュー等
剣の舞と高速移動、どちらもそれなりに相性が良いポケモンの例。
カイリューとは特に、属性的な相性が非常に良い。

・スイクン、スターミー、キングドラ等
ハッサムをエースで使う場合のサポート例。
炎に弱い上、ノーマル技をメインで扱うため、基本的に水ポケモンと相性が良いと言える。

・ブラッキー、エーフィ等
積み技+バトンタッチをエースに回す際、更にもう1匹バトンタッチ要員を入れて、
いわゆる「ぐるぐるバトン」をするための相棒。
特に、通常では活躍が難しいマイナーなポケモンを何とか活躍させてあげたい場合、
ブラッキーの黒い眼差し+影分身+バトンタッチからの、
ハッサムの剣の舞+高速移動+バトンタッチを、全てエースに繋ぐという方法がある。
流石にここまで決まれば、アンノーンですら3タテが出来るようになる。


<対策例>

・エアームド、ハガネール
バトンタッチに対して吠えるor吹き飛ばしで対策しつつ、ハッサム自身に対しても最低限のダメージを与えられる。
ハッサムには飛行技は等倍で入るので、エアームドのドリル嘴でも意外と削れたりする。
ただしハッサム側も剣の舞からの高火力技を押し付けて来ることがあるので注意。
ハッサムがエースで使われる場合も、これらのポケモンはワンクッションにはなるが、
剣の舞+目覚めるパワー格闘は受け切れるわけではないため、あくまで流し程度に考えておこう。
なお、エアームドはLv.50だと、Lv.53以上のハッサムには先制されてしまうため注意。

・サンダー、ライコウ、スイクン
エアームドやハガネールほど硬くはないが、代わりに特殊技による圧力をかけられる、吠えるor吹き飛ばし持ちのポケモン。
特に、バトンタッチサポート型の場合、メイン技が恩返しでなく、目覚めるパワーの場合もあるため、
そのタイプによっては余裕で受けながら吠えたり出来る場合もある。
また、ハッサムがLv.55でエースとして使われる場合でも、これらのポケモンは先制が可能で、
特に同レベルのサンダーやライコウの雷ならば、ほぼ2発で倒せるため、大きな圧力になる。
注意点としては、特にサポート型の場合、ハッサムは光の壁を持っている場合もあるため、
決定力を削がれて、その隙にエースの起点を作られてしまう危険性がある。

・ゲンガー、ムウマ
エースで使われるハッサムは、ゴーストポケモンに無抵抗な場合があるため、ガン受け出来る可能性がある。
鋼の翼などを持っていたらその限りではないが、それでもなお、交代読みをされなければ受け出しは可能であり、
しかも先制は出来る上に、道連れなどで圧力をかけられる。
また、バトンタッチ型に対しても、滅びの歌をかければ相手はいずれチェンジせざるを得なくなるため、極めて強力な対策となる。
ゲンガーは、炎のパンチや黒い霧によっても対策が可能。
どくどくをダメージソースとしたムウマは、逆にハッサムに受けられてしまうことがあるので注意。

・炎ポケモン全般
4倍弱点を突くことで余裕で倒せるため、場に出すだけで脅威となる。
しかも、ブースター(同速)とマグカルゴ以外の炎ポケモンは、全てもれなくハッサムには先制も出来るため、
対面からなら何もさせずに完全に出オチさせることが出来る。
ただし、高速移動+バトンタッチ型には注意。
炎ポケモンを後出ししても、そのターンに高速移動を積まれたら、先制のバトンタッチで逃げられてしまう。
特に、そこからカビゴンやガラガラに繋がれたら、そのまま全抜きもされかねない。
これに対しても、ファイヤーで吹き飛ばし、エンテイで吠える等を持っていれば、より盤石。

・ニドキング、バンギラス、ガラガラ、カイリキー、カビゴン、ベトベトン、ケンタロス、ハピナス、フーディン等
その他、属性一致でなくとも炎技にだけは滅法弱いため、
大文字や炎のパンチ等を持っているポケモンも、それだけでハッサム対策として機能し得る。
これに加え、フーディンはアンコールによって、剣の舞に対して受け出せばハッサムをハメることも可能。
ただし、目覚めるパワー蟲には激弱で、同レベルだと中乱数一撃で倒されてしまう。
また、ハッサムに対して後手となるポケモンは、ハッサムが剣の舞を積むターンに後出ししても、
次のターンに先制バトンタッチで逃げられてしまう危険性がある点に注意。
また、炎技によってハッサムをギリギリ一撃で倒せるという場合、光の壁+黄金の実のコンボに注意が必要。
これによって、炎技を2耐えされてしまうため、積みの起点にされてしまう場合がある。

・フシギバナ、ワタッコ
ハッサムに対する決定打こそ無いものの、どのレベルでも先制出来るので、
上から眠り粉で動きを止められるし、宿木のタネも植えられるため、対策になり得る。
これらはエース型に対しても、バトンタッチサポート型に対しても有効。
特にワタッコはアンコールがあるので、剣の舞に対して受け出しをすれば、そのままハメることが出来る。
フシギバナは交代際に身代わりを貼られてしまうと手も足も出なくなるため、あくまで対面からの対策となる。
一応、吠えるを覚えるため、もしこれがあればかなり有力な対策となるだろう。

・ミルタンク、ドンファン等
物理耐久が高いポケモンによる鈍いが、ハッサム対策になることがある。
ハッサムは剣の舞の火力上昇が間に合わず、逆に鈍いによってパワーアップした攻撃で劣勢になりうる。
バトンタッチサポート型に対しては特に有効で、
ハッサムがバトンタッチを繋ぐ先はほとんどの場合物理ポケモンであるので、
ハッサムが積み技を使っている隙に鈍いを2回も3回も積んでおけば、結果的に打ち合いを有利に運べる場合が多い。

・レアコイル
お互いエース同士ならば、地味にハッサムに強い。
同レベルのハッサムには先制することができ、ノーマル技・鋼技・蟲技を半減で受けつつ、
目覚めるパワー格闘も2発は耐えつつ、雷で2発、10万ボルトでも3発で倒せるので間に合う。

・プクリン、オクタン
ハッサムに対して活躍のチャンスがあるマイナーポケモンとしては、このあたり。
プクリンは滅びの歌で、オクタンはオクタン砲や嫌な音によるデバフ効果でバトンタッチ対策をしつつ、
それぞれ大文字や火炎放射でハッサムを一撃で倒すことも出来る。


<一撃ありの場合>

Lv.50 目覚めるパワー蟲/剣の舞/高速移動/バトンタッチ@黄金の実

一撃無し環境と同様に、エースに繋ぐバトンタッチサポート型を流用可能。
特に、足の遅めな一撃技持ちをエースとして活躍させたい場合に、高速移動+バトンタッチサポートが重宝する。
剣の舞から繋いで普通に殴る場合でも、一撃あり環境のスピード感とはマッチする見込みがある。
ケンタロスや、それに強いスターミー等の影響により、炎ポケモンが一撃無し環境と比べて弱体化するのも追い風か。


Lv.55 捨て身タックル/目覚めるパワー格闘/カウンター/剣の舞@食べ残し

VC環境では、角ドリル・地割れが外れた場合にカウンターすると一撃で倒せるという仕様があるため、
敵の一撃技対策としてカウンターが大いに役に立つ。
特に、ケンタロスはエアームドに対しては角ドリルを打てば良いため、大文字はわざわざ持たない場合が多いので、
カウンターで牽制しつつ、剣の舞からの目覚めるパワー格闘で打ち合いに勝てる可能性がある。
カウンターを読まれて身代わりを貼られてしまう動きには注意が必要。
なお、カウンターはバトンタッチとは両立不可。


Lv.55 鋼の翼/ものまね/高速移動/身代わり@食べ残し

ド変態一発芸だが、ケンタロスにタイマンで勝てる可能性がある。
まず、上から角ドリルを打ち込まれるのを我慢して、高速移動で素早さを逆転させる。
次のターンにものまねをすれば、角ドリルを奪うことが出来る。
このターンに角ドリルをもう1発打たれたら、その時点でほぼ5割の勝率を取られてしまうが、
型がバレていなければ、高速移動されたら上からの身代わりに警戒するはずなので、地震などを打って来てくれる可能性がある。
ものまねで角ドリルをゲット出来たら、あとは身代わりを残して、角ドリルの試行回数を増やせば良い。
ハッサムの身代わりは、ケンタロスの地震を高確率で耐えることが出来る。
逆にケンタロスの身代わりは、鋼の翼で一撃で破壊することが出来る。
また、型バレして相手が始めから地震などしか打って来ない場合、鋼の翼を連打することで打ち合いで勝てる。
もし上手く行ったら教えてください()
ログ … ものまねで角ドリルを奪うハッサム


<その他ルールのログ>

・ドラフト対戦
ログ … 鋼の翼の攻撃範囲を活かす


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