最終更新日:'13/3/23  最終チェック日:'13/3/23
我流・個別分析 <クロバット>

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<概論>

マルマインに次いで全ポケモン中2番目に速い素早さと、
そこから繰り出される怪しい光や嫌な音と言った嫌らしい戦術が特徴のポケモン。
同じ素早さを持つサンダースやプテラでもいばみがをすることはあるが、
クロバットはあやみがが出来るのでリスクが小さかったり、腹太鼓で攻撃力がMAXになった相手にも強い。
また、このような身代わり+食べ残しという戦術はどくどくが弱点となるが、
クロバットは毒を喰らわないのでそこを全く気にしなくて良いというメリットは大きい。
まともな属性一致技は残念ながら覚えないものの、嫌な音のお陰で充分に決定力を出すことが出来る。
また、地味ながら合計種族値はかなり高く(特に毒ポケモンではNo.1である)、
配分もなかなかバランス良く全体的に高次元にまとまっているので致命的な弱点を持たないのも長所のひとつ。
逆に素早さ以外の能力はどれも中途半端というデメリットも持つが、
その素早さと無二の属性を活かした独特の戦術で存在感を発揮しているポケモンである。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■■■■■□□ 出番の多さ■■■■■□□□□□
複数対決性能■■■■■■□□□□ 使い方の多様性■■■□□□□□□□
対カビゴン性能■■■■■□□□□□ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■■■
対その他の一線級■■■■□□□□□□ 個人的総合評価■■■■■■□□□□


<優劣関係>

格好の餌ヘラクロス フシギバナ ブラッキー フォレトス
割と有利カイリキー ファイヤー カビゴン ケンタロス
場合によるエアームド フーディン ガラガラ ナッシー ハガネール
割と不利サンダー ライコウ ゲンガー パルシェン
天敵バンギラス サイドン プテラ


<防御面>

55食べ残し5550黄金の実50
55カビゴンの捨て身タックル確3低確率2発微低確率2発確2
50カビゴンののしかかり超低確率4発確4確4微高確率3発
50エアームドのドリル嘴乱数6-7発確5確5超高確率4発
50スターミーの波乗り中乱数4発確4超低確率3発超高確率3発
50パルシェンの波乗り乱数5-6発超高確率4発確4低確率3発
52ゲンガーの10万ボルト超低確率2発微低確率2発微高確率2発確2
50ハピナスの冷凍ビーム確4中乱数3発超高確率3発確3
バンギラスの冷凍ビーム確3確3低確率2発確2
バンギラスの噛み砕く低確率4発確4確4高確率3発
55めざ霊カイリキーの岩雪崩確3確3低確率2発超高確率2発
55カイリキーの捨て身タックル超低確率3発超高確率3発確3確3


<技候補>

怪しい光クロバットと言ったらコレ。型の方向性は複数あれど、まずコレは外せないだろう。
嫌な音コレもかなり優先度が高い。大事な決定力の源。
捨て身タックル
恩返し
まともな属性一致技が無いので、カイリュー等と同様これらがメイン技になることが多い。
めざ飛
翼で打つ
一応属性一致ということで、こちらがメイン技という場合もある。
ゴーストに打点があるのが特徴的だが、電気に半減されるのが痛い。
身代わり怪しい光と併用。ブラッキーやフシギバナ等を対面から完全に起点に出来る。
めざ格サブ技を持たせる場合の候補。ノーマル技と相性が良い。バンギラスに効果覿面
鋼の翼サブ技候補2。めざ格に比べ鋼に強くないというデメリットの一方、
ゴーストに打点が入り、HPが下がらないというメリットがある。
めざ炎サブ技候補3。鋼を手っ取り早く倒せるようになる。特攻種族値70が無駄にならない。
泥棒サポートで使う場合に便利な技。ガラガラやエアームドに特に有効。
吹き飛ばし昆布をするようなポケモンではないのでこれもサポート用。
眠る食べ残しや黄金の実で使いやすいポケモンなので持たせることは少ない。
黒い霧自身が怪しい光や嫌な音と言った技を得意とするので相性が悪いが、
一応ハッサムの剣の舞やカビゴンの腹太鼓を解除したり出来る。
黒い眼差し怪しい光や嫌な音を解除出来なくなるので、意外と侮れない技。問題は技スペースか
追い打ち吹き飛ばしと併用することで、攻撃技の無いムウマを狩ることが出来るかも?
噛み付くこの素早さからの3割怯みはなかなかの脅威。僅かにダメージが足りないという時に。
ギガドレイン4倍弱点へのピンポイント役割破壊。回復も活用したい。
めざ地サブ技としては鋼の翼に劣る面が多いが、ハガネールやゲンガーに少し強くなる。


<型サンプル>

Lv.55 捨て身タックル/嫌な音/怪しい光/身代わり@食べ残し

最速のあやみが使い。Lv.55で使えば52マルマインにすら先制出来る。
クロバット自身の火力は中途半端だが、このように怪しい光と嫌な音を絡められるので決定力は割とある。
エアームドも素眠りまで追い込めば嫌な音と混乱によって結構突破が狙える。
もちろん怪しい光+嫌な音も相性が良い。メジャーな弱点が多めだが、
格闘・蟲の1/4耐性、どくどく・地震無効、身代わりによる補助技やぬるい技、命中が低い技のシャットアウト、
このあたりを利用すれば起点を作る機会は決して少なくない。
地震+どくどくのようなハガネールは完全にカモれるが、こちらも突破に時間がかかるという微妙な関係。
嫌な音+捨て身タックルで50フーディン超高確率一撃、50ブラッキー高確率2発、
50カビゴン・55めざ氷サンダー・55めざ蟲ガラガラ・55ケンタロス・55カイリキーほぼ2発(←この行メチャクチャ重要)。
嫌な音2回+捨て身タックルで55サンダース(同速)・51ハピナス・50スターミー確1、50ヘラクロス高確率一撃、
55カビゴン・55パルシェン確2、51エアームド・50ゴローニャ確3、50フォレトス・50サイドン高確率3発。
捨て身タックルの反動によるHP管理には要注意。これが気になるなら恩返しでも。
パーティ … 毒QA(2017)
パーティ … クロバットプテラWA(2011)
ログ … あやみが+嫌な音エース1
ログ … あやみが+嫌な音エース2


Lv.55 目覚めるパワー飛行/嫌な音/怪しい光/身代わり@食べ残し

メイン技が属性一致技の飛行技になったタイプ。
こちらはゴーストで止まる↑の型と違い、無効属性が無いというメリットがあるが、
電気に半減されてなかなか突破出来ないというデメリットが大きく、汎用性はあまり高くない。
素のめざ飛で53ヘラクロス確1、52ゲンガー・52ムウマ確3、
嫌な音+めざ飛で50カイリキー・51フシギバナ確1、50ナッシー高確率一撃、55食べ残しカビゴン高確率3発。


Lv.55 捨て身タックル/目覚めるパワー炎/怪しい光/嫌な音@食べ残し

クロバットは毒は喰らわないし、怪しい光なら威張るほどのリスクも無いので、
身代わりを取っ払ってしまおうということで、サブ技に鋼対策のめざ炎を持たせた型。こちら
めざ炎で2倍弱点の鋼ポケモンは確3、4倍弱点には確2で倒せる。
エアームドはほとんどクロバットに対する決定打を持たないので、倒す速度としては充分だろう。
ただし食べ残しを泥棒される可能性には注意。
この他、身代わりが無いことによって相手の大爆発や、毒以外の状態異常に対して注意が必要となる。
ログ … めざ炎クロバット


Lv.55 捨て身タックル/目覚めるパワー格闘/怪しい光/嫌な音@食べ残し

サブ技としては、やはりノーマル技と相性の良いめざ格も候補に挙がる。嫌な音の恩恵もある。
嫌な音+めざ格でバンギラス低確率一撃、50サイドン超高確率2発、50黄金の実無しパルシェン・53カビゴン確2。
僅かにダメージが足りない相手が多いので、混乱自滅を1回引かせると格段に倒しやすくなったりする。
嫌な音を身代わりに変更して普通にあやみがとして使う線もアリだろう。その場合、更に細かいことを言えば、
身代わりを5連続で貼れるようにHP努力レベルを62に下げて実数値を1落とすのがオススメ。
(※これはめざ格やめざ炎持ちのHPで言えることで、目覚めるパワー無しの通常のHPだったら調整の必要は無い。)
因みに、サブ技は鋼の翼という選択肢もある。威力はめざ格と同じだが、
ゴーストにダメージが入るという点と、HPが下がらない点、追加効果で防御UPが狙えるというメリットがある。
防御が一段階上がると、身代わりが50カビゴンののしかかり程度なら耐えるようになるというのが面白い。
鋼の翼のデメリットとしては、鋼に有効打が入らないという面がある。


Lv.50 目覚めるパワー飛行/嫌な音/怪しい光/泥棒@黄金の実

こんな感じなら、低レベでテキトーに場荒らし的に使えて嫌らしいキャラになるかな。
・・・という軽いノリで書いたら、コレを見て実際に使ってきた猛者が居た。
しかも書いた私自身がそれにボコボコにされた。笑って下さい。ログはこちら
パーティ … カビゴンSA(2023)
パーティ … 51クロバット逆A(2021)
ログ … どくどく+怪しい光+追い打ち詰め合わせ
ログ … どくどく+追い打ちサポート
ログ … どくどく+怪しい光でのストコン
ログ … どくどく+怪しい光でのストコン2
ログ … どくどく+守るで削る
ログ … どくどく+守るで削る2
ログ … あらゆるポケモンの上からどくどくを打てる


<大体どれにでも通用する対策>

ある程度はエアームドで受けられるのだが、怪しい光と嫌な音を考えると長期的には意外と辛い。
どくどくが無効なのもあって、エアームド側もクロバットのHPをなかなか削れないのである。
もう一枚、電気なり岩なりの流せるポケモンが居て、2枚受けの一枚としてなら充分信頼に足る。
フォレトスに至っては、これもある程度受けることは出来るが、
身代わりに対して基本的に成す術が無いので寧ろカモにされることすらあるので注意。
身代わりを貫通する砂嵐なんかがあれば、逆にかなり有効な対策となるだろう。
メイン技が飛行技の場合、電気ポケモンでかなり受けることが出来る。サンダーなりライコウなり。
逆にノーマル技の場合は、ゴーストに無抵抗なことが多い。
身代わりが残っていようが滅びの歌は効くので、大きな対策となる。
それだけに、隣に追い打ちを持ったポケモンが居る可能性もあるので注意。
逆に他でこれと言ったゴースト対策が無いパーティなら、クロバットが何かしら対抗手段を持っていると考えて良いだろう。
サブ技があるかどうかも確認したい。あるとしたら大抵何らかの目覚めるパワーなので、HPを確認すべし。
因みにフーディンは、レベルによってはクロバットにタイマンですら負けるので注意。
具体的には、50フーディンvs55クロバットの場合、
クロバットがサイコキネシスを1発耐えながら、先制捨て身タックル2発でフーディンを倒すことが出来る。
ナッシーはワンクッション置いたり流す程度なら出来る。


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