ネタパのすゝめ


私が言うネタパとは
パーティの全体もしくは大部分に、ある縛りがある
というパーティである。
ただ好きなポケモンを使って勝ち負け関係なく楽しむ、などという方向性ではなく、
限られた縛りの中で、いかにまともに戦うか
というのが私のネタパにおけるテーマである。
あくまで"ネタ(テーマ、コンセプトといった意味で)"から成るパーティであるので、
「趣味パ」という言葉は使わない。
当然それなりのハンデを背負って戦うことにはなるものの、
それでも対戦相手様に失礼の無いようなレベルのパーティを目指す。


頭文字シリーズ
一時期最も力を入れていた「頭文字統一パ」のシリーズ。
他、縦読みなど、名前の文字に関するネタパも。

単色プロジェクト
いわゆる属性統一パーティ。
6匹全て統一でなく、一部統一で、残りは出来る限りまともにまとめ上げるパーティもアリ。

地方シリーズ
実機で同じもしくは近い地域で出現するポケモンや、その近くのリーダーが使う等、関係のあるポケモンを集めたネタパ。

種族値縛り
主に素早さを中心に、種族値を統一またはある制限をかけたネタパ。

見た目シリーズ New!
色統一を筆頭に、ポケモンの見た目に着目したパーティ。

連番使い
図鑑ナンバーが連続しているポケモン6匹を集めたパーティ。

その他
その他、何らかの縛りがあるネタパ。



俺的・ネタパの極意

・まず、縛りの中で使えるポケモンを網羅する
まずはこれをしないと始まらない。誰を使おう、ではなく、誰が使えるか。

・進化後の下位互換ポケモンを除外する
城杯など、進化後が使えないルールでは別だが、
2000でやる限りは、幾らゴーストやユンゲラーレベルに優秀なポケモンでも、
それよりも能力の高い進化後で同じ事が出来るポケモンは使うべからず。
ただ「進化後がその縛りでは使えないので」という理由だけで使うのは甘え。
勿論、進化後とは別の使い道があるストライクやピカチュウはOK。
また、進化後が既に同じパーティで使われている場合(ゲンガー+ゴースト等)はこの限りではない。
要は、そのポケモンでないといけない理由が、多少無理矢理でもあること。
電気タイプ統一パの例:ライコウ エレブー マルマイン デンリュウ ライチュウ ピカチュウ サンダース サンダー ランターン レアコイル

・該当ポケモン全体を眺めて弱点を探す
該当ポケモンが7匹以上居る場合でも、それら全員でパーティを組むつもりで、全体的な穴を探す。
水タイプが多めなのでサンダーに弱い、物理火力のあるポケモンが居ないのでハピを突破しにくい、等。
電気タイプ統一パの例:地面に弱い。高火力の物理攻撃に弱い。電気カビハピを突破しにくい。

・その弱点を埋められそうなポケモンをまず採用する
例えば全体的にサンダーに弱いポケモンが多い中、ハピナスやイノムーなんかが使える場合は真っ先に採用。
「この中で○○が出来るのはコイツだけ」というポケモンは優先的に候補に入れておこう。
電気タイプ統一パの例:唯一地面技をスカせるサンダー。ハピに致命傷を与えられるエレブー。

・役割が被っているポケモンから除外していく
該当ポケモンが7匹以上居る場合は、当然ここからリストラする作業をしなければならない。
この時まず、役割、役目が被っているペアがあれば、その両方をパーティに入れるのは無駄になることが多いので、
どちらを採用した方がこのパーティの為になるかを吟味し、為にならない方を除外していく。

・6匹を確定させ、更なる弱点を探す
リストラ作業によって、パーティを構成する6匹が決まったら、
あとは普通のパーティを組む時と何ら変わらず、弱点を探しては埋めて行く。

・弱点対策の為なら手段を選ばない
6匹のメンツだけ見たら明らかに穴がある場合でも、技構成・道具によってある程度の抵抗は出来る。
その穴の程度にもよるが、それがある程度重大なものなら、如何なる手段を使ってでも極力穴は埋め、
あくまでメジャーなポケモン・戦術への対策は怠らない。
電気タイプ統一パの例:ライコウをどうしても倒すために、クロチョエレブーに更に鈍いを持たせる

・どうしても無理ならばいっそ放置する
如何なる手段を施してもどうにも対策出来そうにない穴は、
下手に無理をすると本来出来るはずの対策も出来なくなり、勝てるはずの相手にも勝てなくなることがあるため、
いっそ埋めることを諦め、他の対策をしっかり出来るようにしておく。

・ネタに甘えない
どうせネタパだから、ここはもうしょうがない。いいや。等と、ネタパを言い訳に妥協するのは甘え。
常に、全ての該当ポケモンの可能性を考えてみること。

・限界を感じたら無理をしない
ネタパを組んでいる段階で、これはまともに戦うのは困難を極める、と感じたら、
無理して酷いパーティを組んでしまうよりは、そのコンセプトは諦めてしまった方が良い。
ネタは他にも幾らでもある。


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