最終更新日:'25/4/17  最終チェック日:'25/4/17
我流・個別分析 <ウパー>

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<概論>

2000ルールではいぶし銀的な活躍を見せているヌオーの、進化前の姿。
合計種族値は210と、全ポケモンの中で見てもかなり低く、ワースト8位タイである。
ヌオーが使用出来るルールにおいてわざわざウパーを使う理由はまず無いため、
リトルカップや218と言った、未進化や低種族値のポケモンが参戦出来るルールが主戦場となるだろう。
幸い、進化後のヌオーと同じく、素早さを捨てておりHPが高いという配分効率の良さと、
属性の組み合わせの優秀さにより、合計種族値の低さからは想像出来ない活躍を見出すことが出来る。
特にリトルカップにおいては、環境最上位であるストライクやエレキッド、ポニータに対して有利を取れたり、
地面ポケモンでありながらチョンチーと対面から戦えたりと、
2000ルールにおけるヌオー以上に、上位ポケモンに対する相性が良く、活躍が見出せる。
218ルールにおいては、物理方面の性能の高さが魅力であり、
オタチの捨て身タックルを中乱数で2耐えした上で、こちらは地震で高確率2発で倒せる。
バルキーの飛び膝蹴りに至っては、ほぼ3耐えまで出来てしまい、花びらの舞を持っていないピチューを完封することも出来る。
属性の強さと種族値効率を、ある意味最も実感出来るポケモンと言っても良いかも知れない。


<技候補>

地震属性一致メイン技。火力は高くないとは言え、役割遂行には必須。
波乗り属性一致技2。地震以上にぬるいが、地面にナメられたくないなら欲しい。
めざ岩リトルカップのサブ技筆頭候補。ストライクと戦うには必須。
冷凍ビーム218のサブ技筆頭候補。ヒマナッツへの打点。
鈍い積み技1。リトルカップでめざ岩と併用でストライクに勝てる。218でオタチ対策にも。
腹太鼓積み技2。期間限定の配布タマゴでのみ覚えられる技。VCでは使用不可。
遅すぎて使いづらい。リトルカップで堪える+黄金の実と併用か?
眠る218なら多少の受けも出来るので、持たせる価値がある。
寝言同じく218で、攻撃技は2個で十分足りている。
ヘドロ爆弾サブ技候補。ヒマナッツには冷凍ビームより効く。
のしかかりサブ技候補。218で眠る+寝言と併用?
爆裂パンチサブ技候補。これも218で寝言と併用すれば、オタチにかなり強くなるかも。
原始の力サブ技候補。リトルカップで鈍いと併用は、ストライクを中乱数でしか倒せない。
黒い霧リトルカップの影分身対策、218の鈍い対策など。
ド忘れリトルカップで黄金の実と併用すれば、水ポケモンとも戦えるようになるかも?


<型サンプル>

Lv.5 地震/波乗り/目覚めるパワー岩/鈍い@木の実ジュース
<対応ルール:リトルカップ>

2000ルールにおいてヌオーはトップクラスのエレブーキラーとして立ちはだかるが、
同様にリトルカップのエレキッドに対しても、ウパーは高い受け性能を持っている。
リトルカップのエレキッドは、2000のエレブー以上に受けるのが難しく、
耐久の低さを突いて何とか殴り倒すしか無いことが多いが、
そんな中でウパーは、エレキッドに対して複数回後出しで受けることが出来てしまう。
冷凍パンチもクロスチョップも同ダメージで、ほぼ3発なので、
黄金の実か木の実ジュースを持たせることで、これを4耐えまですることが出来る。
しかも、こちらは地震で一撃でエレキッドを倒すことが出来るため、相手は居座ることが出来ず、
それだけの回数後出しから受け流すことが出来るということである。
そんな憎きウパーを倒すため、また同時に環境に多いイワークも倒すため、
目覚めるパワー草を持つエレキッドが存在するというほどであり、流石にそれにはワンパンされてしまい、勝てない。
ビリリダマは、そもそも技スペースが空くのと、エレキッド以上に対イワークを強く意識して、
普通に目覚めるパワー草を持っている可能性が高いので注意。
また、地面ポケモンとしてはチョンチーと対面から戦える貴重なポケモンでもあり、
水技を等倍に抑えられるため、ハイドロポンプも確定耐えした上で、地震でやや高確率で倒すことが出来る。
約1/3の確率で耐えられてしまう点には注意。有利であることには間違いない。
ポニータに対しては、めざ岩個体で攻撃力が下がっていると、地震をほぼ1回耐えられてしまうが、
ポニータ側も大文字ではウパーを倒すのに3発、木の実ジュースで5発かかる。
催眠術や角ドリルで暴れて来ることになり、それを凌げば勝てる。
ストライクに対しては、鈍い+目覚めるパワー岩の併用で、基本的な型には対面から勝つことが出来る。
素の状態では剣の舞+捨て身タックルで一撃で倒されてしまう上、こちらのめざ岩は1発では倒せないが、
鈍いを1回積むことで、これらを両方一気に解決することが出来る。
初手から捨て身タックル単発で殴って来た場合は、木の実ジュースが発動して全回復出来る。
ストライクが剣の舞+破壊光線だった場合は高確率で倒されてしまう。起死回生やめざ草も流石に勝てない。
基本的にはこれらの性能が強く、地震+めざ岩+鈍いで足りているため、残りの技は自由度がある。
波乗りがあっても実はカラカラに勝てないどころか、何と後出しされた上で負けてしまう。
カラカラには波乗りを超高確率で耐えられる上、こちらは上からホネブーメランで確定でワンパンされてしまうからである。
4倍弱点のイワークやサイホーンは流石に余裕で倒せる。
いずれも物理耐久は極めて高く、地震では耐えられるため、波乗りの恩恵がある。
チコリータやタマタマを意識した冷凍ビームを持たせる手もある。
いずれも回復アイテムを持っていなければ、超高確率または確定で2発。
なお、水ポケモンとしては珍しく、凍える風や吹雪は覚えないので注意。
ログ … 【リトルカップ】鈍いでチョンチー+ストライクを牛蒡抜き
ログ … 【リトルカップ】鈍いでエレキッド+ストライクを牛蒡抜き


Lv.30 地震/冷凍ビーム/眠る/寝言@光の粉
<対応ルール:218>

種族値が低すぎて、218ルールにも参戦出来る数少ないポケモンでもある。
物理耐久はトランセルに次いで高く、環境トップのオタチの捨て身タックルを中乱数で2耐え出来たり、
バルキーの飛び膝蹴りはほぼ3耐え出来るため、眠る+寝言でほぼ完封出来てしまったりする。
ピチューも型によっては完封出来るが、配布タマゴ技の花びらの舞を使われる場合もあるため注意。
また、キャラプールが極めて狭いため、
ウパーピンポイントキラーの目覚めるパワー草などがどこから突然飛んで来るかも分からない。
相手のHPは必ず確認するようにしておこう。
サンプルではサブ技をヒマナッツに打点のある冷凍ビームにしたが、
ここは等倍相手にもっとダメージの大きい波乗りにしても良い。
攻撃範囲的にはヘドロ爆弾にするという手もあるが、
そのような型にすると、コクーンにプロモーションムービーを作られてしまう危険性があったりする
パーティ … 【218】龍の怒りコイキング編成(2022)
ログ … 【218】オタチへの対面性能


Lv.30 地震/冷凍ビーム/腹太鼓/眠る@薄荷の実
<対応ルール:218>

ヌオーと同様、腹太鼓を使うことも出来る。
期間限定の配布タマゴ技なので、VC環境では使えないが、どうせ218ルールを実機で遊ぶようなことも無いだろう。
このルールで腹太鼓+地震をすれば、流石にほとんどのポケモンを一撃で倒すことが出来る。
半減されるヒマナッツも、ぴったり一撃で倒すことが出来る。
キャタピーに超高確率で、トランセルに確定で、それぞれ耐えられてしまうが、
まず使われない上、耐えられたところで特に反撃も無いので、全く気にしなくて良い。
最大の問題は、素早さが極めて遅いため、腹太鼓を叩く余裕があるか、
叩けたとしても、更に上から殴られるのを耐えることが出来るか、という点である。
例えば麻痺を狙える技としてのしかかりがあるが、残念ながら腹太鼓とは両立出来ない。
素早さをダイレクトに下げる凍える風も覚えない。
腹太鼓を決めやすくする作戦としては、威張るやメロメロ、影分身などで確率に頼るのが関の山か。
現実的なことを考えると、腹太鼓はあくまで狙える時に狙う程度にしておいて、
無難に冷凍ビーム等のサブ技を持たせて普通の運用も出来るようにしておくのが良いだろう。
ログ … 【ドラフト対戦】サポートを受けて腹太鼓で全抜き


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