最終更新日:'20/10/28  最終チェック日:'20/10/28
我流・個別分析 <ポリゴン2>

変態ポケモン図鑑はこちら


<概論>

弱点が少ない属性と、安定した丸い種族値の組み合わせから、自己再生で回復しながらフレキシブルに動けるポケモン。
「属性的に得意も苦手も少ない」「種族値も全体的に高水準ながらも丸い」といった特徴は、器用貧乏になりがちだが、
自己再生によって耐久力が上がり、その分様々なことが出来るようになる。
特に、同レベルのカビゴンの捨て身タックルやサンダーの雷という、主要なポケモンの技を絶妙に2発耐えるのが奇跡的。
耐えることさえ出来ればこちらのもので、あとは鈍いで決定力を出したり、電磁波やリフレクターでサポートを展開することが出来る。
ポリゴン2の大きなポイントは、鈍い+属性一致ノーマル技で物理決定力を出しやすいのにも拘わらず、
ノーマルポケモンではNo.1の特攻種族値を持っており、その値はスターミーやカイリューを超えるという点である。
これはカビゴンやガルーラ、ミルタンク等の、他の物理系ノーマルポケモンとは異なり、
サブ技として採用される属性不一致の特殊技が普通に強い火力で打ててしまうということになる。
特に冷凍ビームを持った場合は、同レベルのガラガラも2発で倒せる火力があり、受けられるキャラがかなり限られる。
同じく再生回復をしながら鈍いを積んでいけるノーマルポケモンとしてミルタンクがおり、攻撃種族値も全く同じだが、
ミルタンクに比べて物理耐久と素早さが低い代わりに、特殊耐久と特攻が高いという特徴を持つ。
技としては、物理系ではないため爆裂パンチや地震は覚えないが、逆に冷凍ビームや雷を高火力で打てる他、
電磁波やリフレクターと言った補助技を使えるという点ではハピナスやピクシーのような特殊系ノーマルポケモンと似ている。
専用技のテクスチャーを生かせればカッコイイが・・・?


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■■■■■■□ 出番の多さ■■■■■■■■■■
複数対決性能■■■■■■■■■■ 使い方の多様性■■■■■■■□□□
対カビゴン性能■■■■■■■■■□ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■■□
対その他の一線級■■■■■■■■■□ 個人的総合評価■■■■■■■■■□


<優劣関係>

格好の餌サイドン ニドキング プテラ
割と有利ガラガラ サンダー パルシェン ハピナス エアームド ライコウ
場合によるカビゴン スターミー フーディン ヘラクロス ハガネール ナッシー ミルタンク
割と不利ゲンガー ムウマ ファイヤー ブラッキー バンギラス
天敵カイリキー ツボツボ マグカルゴ


<防御面>

55食べ残し555350
55サンダーの雷確3超低確率2発微高確率2発確2
55ライコウの10万ボルト超低確率3発高確率3発確3確3
55カビゴンの捨て身タックル確3確3低確率2発超高確率2発
50カビゴンののしかかり乱数5-6発超高確率4発確4超低確率3発
55スターミーのハイドロポンプ超高確率3発確3確3低確率2発
50スターミーの波乗り乱数5-6発超高確率4発確4低確率3発
50ナッシーのサイコキネシス中乱数4発確4超低確率3発超高確率3発
50ガラガラの地震低確率2発微高確率2発超高確率2発確2
バンギラスの岩雪崩確4低確率3発高確率3発確3
55ヘラクロスのメガホーン確3低確率2発高確率2発確2
50パルシェンの大爆発超低確率1発超低確率1発中乱数1発確1


<技候補>

自己再生採用率ほぼ100%の圧倒的必須技。どんな型でもコレが無いとまず始まらない。
捨て身タックル
恩返し
自ら決定力を出す場合の属性一致メイン技。捨て身タックルは仮にも威力120なので、
中途半端な物理攻撃力でもそれなりに火力を出せる。
似た戦闘スタイルを持つミルタンクと同じ攻撃力だが、技の威力で差別化が可能。
冷凍ビームサブ技筆頭候補。ノーマル技と属性的な相性が良いわけではないが、
特攻が高いため、弱点を突けずともエアームドやハガネール、ゲンガー等を突破出来てしまう。
ノーマル技を持たないサポート型の場合、これがメイン技として扱われることが多い。
電磁波サポートでは必須の非常に便利な技。冷凍ビームとの相性も良い。
鈍い+ノーマル技で決定力を出しながら、コレを撒くといった動きは、他のポケモンには真似出来ない。
リフレクター便利なサポート技2。自分自身が自己再生で物理技を受けられるようにもなる。
特に、多くの地面ポケモンに対しては、コレ+自己再生による回復と、冷凍ビームの圧力により、
半永久的に流し続けることが出来る。
のろいテクスチャーにより2通りの使い方があるため敢えて平仮名で書いたが、
通常は「鈍い」。エースでは自己再生で粘りつつコレを積むのが常套手段。
「呪い」の使い方については、型サンプルを参照されたい。

電磁砲
10万ボルト
冷凍ビームと違ってパルシェンやオムスター、フォレトス等に強くなるサブ技候補。
冷凍ビームとの相性も良いので両方持たせたいところだが、技スペースとの相談。
電磁砲を採用することで、電磁波+電気技の技スペースを圧縮したりは出来る。
アイアンテール岩とゴーストに有効打が入るサブ技。鈍い+ノーマル技+特殊技の場合バンギラスに弱いが、
そこに対する役割破壊となる。カビゴンとの交戦において追加効果の防御ダウンも期待出来る。
サイコキネシスカイリキーやゲンガーへの役割破壊。テクスチャーと併用することでエスパータイプになり、
カイリキーにタイマンで有利を取ることも出来る・・・!?
めざ水岩と鋼にそこそこ効く役割破壊。Lv.55ならバンギラスを急所待ちに持ち込める。
めざ格同じく岩と鋼対策だが、HPが大幅に下がるせいで、耐久面で色々と安定しなくなるのが痛い。
影分身鈍いと一緒に積んで行くことで、相手の攻撃を避けながら全抜きを狙える。
眠るかつては自己再生とコレを併用して状態異常にも強くする型があった。詳しくは型サンプルにて。
泥棒警戒されにくいため密かに狙いたい。リフレクター+黄金の実と併用してガラガラ流しをしていた時代もあったとか。
テクスチャー
テクスチャー2
型サンプルで力説したので、そちらを参照されたい。
悪夢
どくどく
日本晴れ
雨乞い
テクスチャーのために持つ技。順に悪、毒、炎、水タイプになれる。
一応悪夢は決定力増強、どくどくはサポート、日本晴れは雷回避や味方の地面ポケモンの防水サポート、
雨乞いは雷と併用など、他の使い方も出来なくはない。
角ばる
丸くなる
鈍いと違ってそれぞれ攻撃か防御の一方しか上げられないが、
素早さを下げたくない時に候補に挙がる。
トライアタック恩返しと電磁波と冷凍ビームの技枠を全て圧縮することが出来る(出来ない)


<型サンプル>

Lv.55 捨て身タックル/鈍い/冷凍ビーム/自己再生@食べ残し

まずはエースで使われるオーソドックスな型。自己再生で回復しながら鈍いを積んで行き、
属性一致の捨て身タックルと、高い特攻を生かした冷凍ビームの両刀で全抜きを狙うことが出来る。
55カビゴンの捨て身タックルや55サンダーの雷を絶妙に2発耐える耐久により、
急所等の事故が来ない限り自己再生で粘りながら、鈍いを積んでいくことが出来る。サンダーは冷凍ビーム3発で倒せる。
このポリゴン2の体力を半分以上削れる技はかなり限られており、それだけ多くの技に対して自己再生で回復が追い付くため、
受け役割まで持ててしまう相手も少なくない。
ただし、眠るを使わず自己再生で回復するという都合上、状態異常を狙われることが多い点には要注意。ポリゴン2の明確な弱点のひとつ。
サブ技の冷凍ビームは、カビゴンやケンタロス等がよく使う地震や大文字などと違って、
ノーマル耐性の弱点を明確に突けるわけではないが、ポリゴン2特有の特攻の高さにより、幅広くダメージを与えることが出来る。
弱点を突けるサイドンやゴローニャはもちろんだが、
特殊耐久が高くないエアームドやハガネール、ゲンガーあたりに対しても、等倍でありながら十分突破可能な決定力を出すことが出来る。
それだけなら、地震や大文字を覚えないため「仕方なく」となってしまうのだが、
逆に冷凍ビームにしか無い攻撃範囲もあり、具体的にはガラガラやナッシーの弱点を突いて2発で倒せるというのは、
他のノーマルポケモンのサブ技ではなかなか実現出来ないことのひとつ。
特に、同レベルのガラガラに対して、鈍い+ノーマル技などではなく、サブ技によって殴り勝てるノーマルポケモンは、ポリゴン2だけである。
等倍であり、なおかつ特殊耐久の高いバンギラスや、
捨て身タックル+冷凍ビームの双方を半減されてしまうフォレトスやオムスターあたりになると流石に受けられてしまうが、
それでも追加効果の凍結による勝ち筋は残されているし、
相手が鈍いや丸くなる等の防御手段、もしくは眠るによる回復が無ければ、鈍いを積んで強行突破を図れなくもない。
ただし鈍いカビゴンとのタイマンは、突き詰めるとかなり際どいということも知られている。
カビゴンのサブ技が電磁砲や爆裂パンチだった場合はそもそも不利にもなりかねないが、地震カビゴンが相手だとしても、
捨て身タックル+地震の合計PPが自己再生のPPを上回るので、攻撃を受けるたびに毎回自己再生で粘ることは出来ず、
その場合急所による事故死の確率が上がる。例えば地震の通常ヒット+捨て身タックル急所ヒットでも倒れてしまう。
試行回数を相手に稼がせる前に、隙を見て捨て身タックルを打ち込んで相手を眠らせるか、冷凍ビームで凍らせたいところ。
複数対決によるサイクル戦では防戦一方になってしまい不利なので、他のポケモンで毒などでサポートして動きやすくしたい。
カビゴンが寝言型の場合は攻撃技が捨て身タックル1本になるため、自己再生のPPで勝つことが出来る。
このポリゴン2をエースに立て、サポメンを爆破ポケモンで固めたレンタル「芸術は爆発だ!」は有名で、
後年における「爆破速攻」と呼ばれる戦術の先駆けとも言えるかも知れない。
なお、メイン技は捨て身タックルの代わりに反動が無い恩返しを使われることもあり、
道具も状態異常に強くなる奇跡の実や、自己再生で外れ待ちが狙える光の粉あたりが使われることもある。
鈍い+捨て身タックルで51カビゴン・55サンダー・ガラガラ・カイリキー・ケンタロス・ファイヤー・ポリゴン2を確定もしくは超高確率2発。
鈍い3回の捨て身タックルで55バンギラスを超高確率3発。
鈍い+恩返しで55スターミー・54ヘラクロス・52フシギバナ・52ライコウ・50サンダー確2、
50ナッシー超高確率2発、55食べ残しカビゴン超高確率3発。
冷凍ビームで55ガラガラ確2、50サンダー・50フシギバナ・55ナッシー・55ニドキング・55食べ残しドンファン・55プテラ高確率2発、
55食べ残しサンダー確3、50ハガネール・50エアームド・50ゲンガー超高確率3発、50ムウマやや低確率3発、55バンギラス乱数5-6発。
因みにポリゴン2の55というレベルは、50パルシェンやエアームドに先制出来る絶妙な素早さを持つ。
55カビゴンの捨て身タックルを耐えられる限界としては、Lv.53に落としても何とか成り立つが、
自己再生で回復がギリギリになってしまい、急所待ちに持ち込まれかねない。
パーティ … ポリゴン2エンテイWA(2022)
パーティ … ポリゴン2ピクシーWA(2013)
ログ … 正統派冷凍ビーム持ちエース
ログ … 鈍い+自己再生の強さ
ログ … 55セミフル型エース
ログ … 55セミフル型エース2


Lv.55 捨て身タックル/鈍い/アイアンテール/自己再生@食べ残し

冷凍ビーム以外のサブ技を持たせた一例。
冷凍ビームの場合は、眠るバンギラスやツボツボあたりに受けられてしまうが、
アイアンテールならば岩とゴーストにはそれなりに強くなる。代わりにエアームドやハガネールでは止まってしまう。
この他にサブ技の候補としては、パルシェンやエアームドを手早く倒せる雷や、岩と鋼の双方にそこそこ効く目覚めるパワー水など。
鈍い+アイアンテールで51ツボツボ・52ゴローニャ確2、50ゲンガー・ムウマ・サイドン高確率2発、55バンギラスやや低確率2発。
雷で53パルシェン・53ギャラドス確1、55ファイヤー・リザードン・50スイクン他多くの水や飛行ポケモン確2、
55ゲンガー・53ムウマ確3、50ツボツボ超高確率4発、55バンギラスやや低確率4発。
めざ水で50サイドン高確率1発、50ゴローニャ中乱数1発、50ハガネール高確率2発、50ガラガラ中乱数2発、
55バンギラス・50食べ残しツボツボ確4、50エアームド・50ゲンガー超高確率4発、50ムウマ低確率4発。
メインのノーマル技のチョイスや、道具、レベルに関しては↑と同じことが言える。


Lv.55 捨て身タックル/鈍い/影分身/自己再生@光の粉

攻撃技をノーマル1本に絞る代わりに、鈍いと共に影分身も積んで行く型。
自己再生で回復が必死な場合、急所待ちされてしまいそのうち事故死してしまうリスクが大きいが、
影分身を積んで行くことで逆に外れ待ちが出来るようになり、より安全に鈍いを積んで行くことが出来るようになる。
捨て身タックル1本では突破に骨が折れるような相手でも、回復技を持っていなければ、
相手の攻撃を避けながら何度も攻撃を繰り返してそのうち突破が見込める。
逆にノーマル耐性を持つポケモンに、鈍い+眠るを使われてしまうとガン受けされてしまったり、
そもそもゴーストには手も足も出ないという弱点を持つ。
攻撃さえ避けてしまえば低レベルからでも決定力を出すことができ、Lv.50で同じような型を使うことも可能。
持ち物は、影分身の効果を更に引き出せる光の粉をサンプルとしたが、ここも食べ残しや奇跡の実にしても良い。
食べ残しを持たせた場合、ノーマル耐性を倒し切れずにPPが切れてしまっても、
悪足掻きでそのまま戦い続けることが出来る(攻撃の反動も食べ残しで打ち消せる)というメリットがある。
なお、特攻を全く活かしていないためミルタンクでも似たようなことが出来るが、
ポリゴン2は特殊耐久が高いためサンダーやライコウに強いという点は見逃せない。
他にも、そもそもメイン技としてミルタンクには出来ない捨て身タックルを使えるため、シンプルに火力が高いという点、
回復技が最大PP32の自己再生であるため、PP戦にも強いという点でミルタンクよりも秀でている。
パーティ … ポリゴン2リザードンケンタロスTA(2014)
パーティ … ガラガラサンダーポリゴン2カイリキーQA(2011)
ログ … 55影分身型エース
ログ … 55影分身型エース2
ログ … 低レベルから決定力を出す
ログ … 低レベルから決定力を出す2


Lv.50 冷凍ビーム/電磁波/リフレクター/自己再生@麻痺治しの実

2004年頃、金銀の対戦史を語るにおいて避けては通れない「カビガラポリ」という革命的なパーティが爆誕した。
主な解説はこちらだろうか。
それまでは、眠る+寝言で受けながらジリジリと相手を崩して行くという戦いが主流であり、
状態異常も相手を自発的に眠りに追い込むためのどくどくが主だったようだが、
ポリゴン2で電磁波を撒き、リフレクターでサポートした上でカビゴン+ガラガラという高火力物理ポケモンで暴れるという、
それまでの常識を覆す発想が、多くのトレーナーを魅了し、模倣する人が後を絶たず大流行したようである。
当時で引退し、以降の金銀対戦史を知らない多くのポケモントレーナーにとっては、
未だに金銀というと「カビガラポリが最終結論」という印象が強いというほどである。
後年の対戦環境においては、このポリゴン2自体の人気は緩やかに落ち着いて行ったものの、
「麻痺を撒いてカビゴンやガラガラで突破を図る」という概念そのものはスターミー等にも引き継がれ、
何年経っても金銀対戦において不可欠である最重要クラスの戦術であることは間違いなく、その概念の礎を築いたと言えるだろう。
電磁波+リフレクターはサポートだけでなく、時として自らがストッパーの役目を果たすことも出来る。
例えば鈍いなどの積み技が無い広範囲型のエースにとっては、リフレクターで止められて麻痺を食らうだけで致命傷となるし、
サイドンやゴローニャのような相手に至っては、リフレクター+自己再生で受けながら、
冷凍ビームの圧力で退場させることが出来るため、半永久的に受け役割を持ち続けることが出来る。
ほとんど同じような技構成で使えるポケモンは他にもハピナスやピクシーなど複数存在するが、
ポリゴン2の満遍なく隙の無い種族値と、安心出来る自己再生のPPがあればこそである。
なお、Lv.50の冷凍ビームだと、同レベルのガラガラやナッシーは2発で倒せるものの、
55ガラガラには高確率で耐えられてしまい、対面から勝てない点に注意。
また、Lv.55と違って50パルシェンやエアームド、ブラッキー、55バンギラス、55カイリキー等、先制されてしまう相手も多い。
パーティ … ガラガラガルーラWA(2020)
パーティ … カビゴンシャワーズWA(2012)
ログ … 電磁波リフレクターサポート
ログ … 電磁波リフレクターサポート2
ログ … 電磁波リフレクターサポート3


Lv.53 捨て身タックル/電磁波/鈍い/自己再生@食べ残し

エースの鈍い+物理技と、サポートの電磁波を両立させた欲張りな型。
自身が鈍いを積んで決定力を出しながら、同時に麻痺によるサポートも出来るため、司令塔エースに向いている。
また、電磁波はサポートだけでなく、自身が鈍いを積む際に手助けにもなり、
素早い相手に対しても先制で鈍いを積めるようになったり、耐久がギリギリの場合でも、自己再生で痺れ待ちが出来るようになったりする。
眠るの無いバンギラスのようなポケモンも、麻痺させた上で上から鈍いを積んで圧殺しやすくなるが、
技構成がこの通りであるため、地面ポケモンには滅法弱くなってしまうという点には注意。
パーティ … ドククラゲカビゴンWA(2021)
パーティ … キュウコンカビゴンWA(2021)
パーティ … ポリゴン2HA(2019)
ログ … 電磁波を撒きつつ鈍いで攻める司令塔エース型
ログ … 低レベルでも決定力を発揮
ログ … 低レベルでも決定力を発揮2
ログ … 低レベルでも決定力を発揮3
ログ … 低レベルで55カビゴンを倒せてしまうことも!?
ログ … 麻痺サポートとしても使える
ログ … 光の粉を持たせた時の強さ
ログ … この型でも最終的にゴローニャに勝てる


Lv.50 捨て身タックル/冷凍ビーム/電磁波/自己再生@奇跡の実

鈍いを積むわけではなく、基本的には電磁波によるサポートが本職でも、単発でノーマル技を持たせるという手もある。
あくまで属性一致の捨て身タックルはLv.50でも馬鹿にならず、食べ残しの無い55カビゴンも4発で倒すことが出来る。
ただしカビゴン相手に何度も捨て身タックルを打っていると反動ダメージがかなり痛く、
実際には数回に1回ずつ自己再生を挟んで行かないと体力が持たないので注意。
また、攻撃技が冷凍ビーム1本の場合、身代わり持ちのスターミー等に詰んでしまうことがあるが、そこの対策にもなっている。
捨て身タックルの代わりに雷などを持たせる手もあり、
この場合カビゴンに弱くなってしまう反面、パルシェンやスターミーを手っ取り早く倒せるという利点がある。
技スペースが悩ましいため、電磁波と電気技を圧縮して、電磁砲を持たせるというのもアリか。


Lv.53 恩返し/鈍い/自己再生/眠る@食べ残し

ポリゴン2の弱点の常として、回復が自己再生依存であるため、状態異常に弱いという点がある。
それを解消し、更にはPP戦にも強くするため、自己再生に眠るまで併用した型が大昔に存在した。通称ゾンビポリ。
回復技が眠るだけでは寝ている間に簡単に突破されてしまうので、あくまで自己再生を抜くことはしない。
目が覚めたターンに体力が残り少ない場合、
普通のポケモンのように再び眠るわけでなく自己再生で回復する、というような変わった立ち回りが必要。
ここから派生して、同じく再生回復技+眠るを両方持たせたポケモンを「ゾンビ○○」と呼んだりすることもある。
現在の対戦環境において意義を見出すのは難しいが、過去の産物のひとつとして紹介。


Lv.50 冷凍ビーム/泥棒/リフレクター/自己再生@黄金の実

しゃわさんによる提供。これもまた大昔の話ではあるが、
クリスタル版発売当時、恐れられていた剣の舞ガラガラへの対策として、このような型が生み出されたらしい。
地震を食らって黄金の実を発動させた後、泥棒によって太いホネを奪いガラガラを無力化させることを狙える。
リフレクターもあるため、ガラガラ流し性能はなかなかに高い。
ポリゴン2の泥棒自体、警戒されづらく奇襲効果は高いため、突然使って刺さるチャンスは常にあるかも知れない。


Lv.55 捨て身タックル/テクスチャー2/のろい/自己再生@食べ残し

「テクスチャー2をどうにか活用出来ないか」と誰しも一度は考えたことがあるのではなかろうか。
そのひとつの答えがコレ。捨て身タックル+鈍い+自己再生で通常の55ポリゴン2の役目を果たしつつ、
ノーマル技を受けた際にテクスチャー2で1/3の確率でゴーストタイプに化けることが出来る。
ゴースト化に成功した暁には、以降ノーマル・格闘技を無効化出来る優秀なポケモンになるだけでなく、
のろいを「呪い」として再び使うことが出来るという世にも奇妙な戦術。
その上、呪いで削った体力は、すぐに自己再生でまるまる回復出来るというのも大きなポイント。これはゲンガーやムウマには真似出来ない。
その他、例えばサンダーの雷を受けた後テクスチャー2で電気タイプになることによってかなり頑丈になり、
鈍いを積みやすくなる、というような副次的効果もある。
これはもちろんサンダーの雷に限らずあらゆるポケモンの技に対して言えることである。
ただし、タイプが変わった場合当然ノーマルタイプを失うことになるため、捨て身タックルの火力は1.5倍されなくなってしまう点に注意。
また、テクスチャー2を使う上で最も重要な注意点は、何タイプになるか一意に定まらないということ。
ノーマル技を受けてゴーストタイプに化けると書いたが、実際はこれが岩や鋼タイプになる可能性もある。
それで却ってカビゴンの地震に弱くなっているようでは意味が無い。
(等倍の捨て身タックルが実質威力120×1.5=180なのに対し、効果抜群の地震は100×2=200で、余計に食らってしまう。)
このあたりの不安定な要素があるのが非常に難しいところで、運ゲーになりがちだが、
逆に眠る+寝言カビゴンなど、攻撃技が1本の相手だったり、
雷+めざ氷のサンダーのように、メイン技さえ封じれば、サブ技を少々食らってしまっても大した火力ではない、
というようなポケモンに対してはチャンスが見込める。
パーティ … カビゴンポリゴン2WA(2023)
ログ … ゴーストタイプに化けて鈍いと呪いを使い分ける


Lv.55 10万ボルト/サイコキネシス/テクスチャー/自己再生@奇跡の実

ではテクスチャー1の方を使った際の一例を。
こちらはテクスチャー2と違って、相手が打って来る技に依存せず、なりたいタイプに自分からなりやすいというのが何よりのメリット。
例えばサンプルの型の場合、テクスチャー以外に持っている技の技タイプは、電気・エスパー・ノーマルの3種類。
元々ノーマルタイプのポケモンが、テクスチャーで同じノーマルを貼り付ける仕様は無いため、
この型でテクスチャーを使えば、それぞれ50%の確率で電気タイプかエスパータイプのどちらかになる。
ここで大きいのが対55サンダーの性能で、ポリゴン2が電気タイプに化けることによって、
「自己再生が出来る純電気ポケモン」という、サンダーにとっては絶望的な壁と化すことが出来る。
サンダーの電気技を半減出来るのはもちろんだが、その上で自身の10万ボルトを属性一致で打てるようになるという点にも注目。
サンダーを10万ボルトで急所待ち、もしくはサイコキネシスで特防ダウンを引いてから10万ボルトで突破することが出来る。
また、高レベルならば55カイリキーに先制出来るのだが、こちらの場合はテクスチャーでエスパータイプに化ければ、
クロスチョップを半減出来るようになるのはもちろん、目覚めるパワーで弱点を突かれても半分も削られないため自己再生で回復が追い付き、
こちらは属性一致で火力が1.5倍になったサイコキネシスで2発でカイリキーを倒せるため、有利になる。
テクスチャーで電気タイプになってしまった場合、相手が地震を持っていると厳しいが、
それが無ければクロスチョップを2発耐え、つまり急所が来ても1回は耐えられるので、
自己再生を繰り返してクロスチョップのPP切れを狙うことが可能。
相手が他の技を使い出したら、テクスチャーをやり直してエスパータイプになるチャレンジを再度行えば良い。
この型を使ったパーティやログもあるので、あとはこちらを参照されたい。
これ以外に考えられるテクスチャー1の使い方としては、
アイアンテールを持たせて鋼タイプになることによって多くの耐性を持ちながら鈍いを積んだり、
悪夢を持たせてゴーストタイプになることによって上記のテクスチャー2+のろい型のような効果を狙ったり、
どくどくを持たせて毒タイプになることによって地震を持たない格闘に強くなる、等が考えられる。
この他にポリゴン2がなれるタイプは、
泥棒で悪、日本晴れで炎、雨乞いで水、冷凍ビーム等で氷。この他のタイプになることは出来ない。
テクスチャー2に比べてテクスチャー1の欠点としては、
なりたいタイプの技を自分で持つ必要があるため、技スペースを喰ってしまうという点にある。
↑行長すぎwwww俺語り過ぎワロタwwwww
パーティ … ポリゴン2HA(2010)
ログ … テクスチャーで電気タイプになる
ログ … テクスチャーでエスパータイプになる


Lv.55 10万ボルト/目覚めるパワー氷/テクスチャー/自己再生@奇跡の実

「なりたいタイプになれる」とは言いつつも、先ほどのサンプルだと結局10万ボルトとサイコキネシスの2種類を持たせているため、
電気タイプになるかエスパータイプになるかは50%ずつとなってしまう。
もっと確実に、ピンポイントで特定のタイプに化けたい場合は、
「なりたいタイプの技」と「ノーマル技」のみの技構成にすることによって、「なりたいタイプ」に100%化けることが出来るようになる。
例えば電気タイプに確実に化けたい場合は、10万ボルトや雷を持たせた上で、他の技は全てノーマル技にすれば良い。
しかしそうすると、攻撃技がノーマルと電気しか無くなってしまい、攻撃範囲が狭まってしまう。
そこで役に立つのが、目覚めるパワーである。
目覚めるパワーは、個体値によって任意の属性の攻撃技となることが出来るが、
その属性がどうであれ、目覚めるパワー自体の技タイプは、設定上ノーマルタイプなのである。
目覚めるパワーのタイプが特殊であっても、ミラーコートでなくカウンターで跳ね返せるのはこのため。
したがって、目覚めるパワーならば好きな技タイプの攻撃技を持たせた上で、テクスチャーでなりたいタイプに化ける邪魔にならない。
例えば電気タイプに化けて、電気技をメインとする場合、せっかくポリゴン2は冷凍ビームを覚えるのだから、
10万ボルト+冷凍ビームという夢の攻撃範囲を実現させたいところではあるのだが、
冷凍ビームを持たせてしまうとテクスチャーで50%の確率で氷タイプになってしまう。
そこで、威力と追加効果を妥協して目覚めるパワー氷にすることによって、テクスチャーで確実に電気タイプになることが出来る。
電気+ノーマル技という攻撃範囲もそこまで悪くはないため、10万ボルト+捨て身タックルなんかにするのもアリかも知れない。
他の例としては、エスパータイプに化けてサイコキネシスを打ちたい場合、補助技にエスパー技であるリフレクターを持たせる、等。
ログ … エスパーとノーマル技しか持たせずテクスチャーで確実にエスパータイプになる


<大体どれにでも通用する対策>

散々語ったテクスチャーについてはド変態の極みなので全力でスルーすることにして、主に鈍いを積んで来る55ポリゴン2を対策したい。
サブ技が冷凍ビームというケースが一番多く、この場合バンギラス、オムスター、フォレトスあたりが大きな壁となれる。
特にバンギラスは嫌な音でも砂嵐+噛み砕くのような型でも、またポリゴン2のサブ技が電気技などであっても有利を取れるほか、
このポリゴン2と併用されることの多い爆破ポケモン全般に対しても強いため、パーティ全体へのかなり優秀なキラーである。
ただし眠るも食べ残しも無いフルアタのようなバンギラスの場合、
鈍いをどんどん積まれてしまっていずれノーマル技で強行突破されてしまうこともあるため過信は禁物。
ゴーストタイプもそれなりに優秀な壁となることが出来る。
ムウマはLv.51、ゲンガーはLv.53ならば冷凍ビームを3発耐えられるようになるため、眠るがあれば一応受けることは出来る。
ただし、急所待ちにはなってしまうし、そもそも眠るを持たせたくない場合も多いため、
実際は道連れや滅びの歌などで圧力をかけて流すぐらいが現実的だろう。
この他、受け続けることは出来ないがパルシェンやエアームド、ハガネールあたりも、
攻撃を何度か受けつつ大爆発なりどくどくなりで圧力をかけることが出来る。
一方でサブ技が電気技の場合はハガネールやサイドンでほとんど完封することが出来る。サブ技の判別が出来るかどうかが問題だが。
カイリキーに関しては、同レベルのポリゴン2に対しては後手となる上、捨て身タックル3発で倒れるので、
後出しでは殴り負けてしまうが、逆に対面からならポリゴン2のサブ技に影響されずただクロスチョップを打つだけで有利を取れる。
その他の格闘ポケモンも、圧力はかけられても捨て身タックルを耐え続けることは不可能。このあたりはカビゴン対策に通ずる面がある。
ポリゴン2の弱点と言えばやはり状態異常も筆頭に挙がるため、毒や麻痺を積極的に狙って行きたい。

低レベルのサポート型の場合は、誰で電磁波などの対応をし、
後ろに居るカビゴンなりガラガラなりを誰でどう対処するかという、3vs3全体を見渡した対策が要求される。
攻撃技が冷凍ビーム一本であることが多いので、出来ればそれに強いポケモンで起点にするぐらいのことはしたい。
例えばポリゴン2にはパルシェンを当てて撒き菱を撒き、パルシェンは電磁波を食らってしまうものの、
撒き菱を撒いたことでそれ以降、ガラガラはサンダーで有利を取れるようになるためサンダーで受ける、というような対処が可能。
また、低レベルで鈍い+ノーマル技で決定力を出して来ることは少ないため、鈍いカビゴンで起点にするのも有効な対策。


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