最終更新日:'25/4/23  最終チェック日:'25/4/23
我流・個別分析 <カブト>

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<概論>

カブトプスの進化前で、謎多きポケモン。
初代と金銀の間で覚える技に大幅な変更がかけられており、
よりにもよって切り裂く・ハイドロポンプといった、初代ではメイン級だった技を金銀ではことごとく没収されている。
更には、あろうことか秘伝技の波乗りまで金銀では覚えなくなっている。
水ポケモンで波乗りの秘伝マシンを使えないのは、コイキングとカブトのみである。
それぞれ初代からの輸送によって金銀でも使うことは出来るが、レベルや両立などの制限がある点に注意が必要。
メイン技にすら関わって来るので、他のポケモンよりも慎重に確認しておこう。
対戦においては、カブトプスが参戦出来るルールでわざわざカブトを使う理由はまず無いので、
カブトプスが禁止されている軽量級のルールだったり、コスト制のローカルルールが主な参戦舞台となる。
具体的にはリトルカップ・金銀ファンシー・アラフォーあたりが守備範囲になりそうだが、
いずれにしてもキャラプールの中では種族値は比較的上位であり、数値を活かした活躍が見込める。
特にリトルカップでは、2つの属性一致技によって、
ストライクとカラカラという一線級のポケモンをいずれもワンパン出来るというのが優秀。
進化後のカブトプスと違って剣の舞から全抜きするような使い方は出来ないが、
満遍なく高めの数値から、的確に弱点を突いて行くような戦い方になるだろう。


<技候補>

めざ岩一致技候補。いずれのルールでも基本的にこれがメインになるだろう
原始の力一致技候補。威力が落ちて両立不可も多くなるが、他の目覚めるパワーを使いたい場合に
波乗り一致技候補。実質岩技のサブのような扱い。原始の力とはLv.55からしか両立不可
めざ水
バブル光線
一致技候補。原始の力を持って波乗りが使えない場合の代替技。
バブル光線は遺伝出来るので両立可能。火力さえ足りていれば。
凍える風リトルカップのサブ技筆頭候補。補助にもなる。
泥棒リトルカップのサブ技候補。持ち物無しでいきなり狙っても良い
冷凍ビーム
吹雪
サブ技候補。草ポケモンを倒したい場合に。
めざ地サブ技候補。電気ポケモンへの最大打点。
ギガドレインサブ技候補。同種対決やウパーへのピンポイント役割破壊。
のしかかりサブ技候補。麻痺狙い。原始の力と両立不可。
鈍い
睨み付ける
カブトプスと違って剣の舞を覚えないため、物理火力を伸ばすならこれらしか無い。
リフレクターリトルカップで木の実ジュースと併用すると便利。
砂かけ起点作成用サポート。泥かけは何故か覚えない。
眠るアラフォーや金銀ファンシーでは薄荷の実と併用して一度回復するぐらいが良い。
寝言岩技+水技だけで十分な場合はこれでも?
砂嵐地面ポケモン等と連携する場合に面白いかも。
影分身
転がる
余裕があれば・・・。丸くなるは覚えない。
じたばた
高速スピン
覚えるには覚えるが、流石に使い所が無さそうな技たち。
なんか良い使い方あったらぜひ教えてください
ハイドロポンプLv.49以上でしか覚えない。Lv.50で使うような機会があれば一致技候補。


<型サンプル>

Lv.5 目覚めるパワー岩/波乗り/凍える風/泥棒@木の実ジュース
<対応ルール:リトルカップ>

リトルカップで使う場合に無難な技構成。
目覚めるパワー岩と波乗りによって、ストライクとカラカラの双方を確定でワンパン出来るというのは貴重。
カラカラには先制も出来るので、完全に上から出オチさせることが出来る。
ストライクはイワーク等への対策として目覚めるパワー草が使われることもあり、
その場合カブトも巻き添えを食って、上からワンパンされてしまうので注意。
目覚めるパワー岩は原始の力でも火力が足りているが、何と波乗りと両立不可になってしまう。
概論に書いたように、カブトは波乗りを初代でしか覚えることが出来ないため、
初代マシン技の身代わりやリフレクター等と同じように波乗りも考える必要があり、
初代に輸送出来ない原始の力とは、レベルアップでそれを覚えるまで両立が出来ない。
これが出来るのはLv.55からとなり、リトルカップに限らず、低レベル帯でのルールではもれなく両立不可となる。
波乗りに両立不可という概念が存在する極めてレアなケースなので、覚えておきたい。
したがって、原始の力を持たせる場合は、水技はバブル光線か目覚めるパワー水で妥協せざるを得ないが、
そうなると残念ながらカラカラを一撃では倒せなくなる。
当然、返しのホネブーメランでこちらはワンパンされてしまうので、タイマンでの優劣が完全に逆転してしまう。
また、仮に原始の力で追加効果が発動したとしても、カブトにとってはそこまで大きな恩恵が無い。
以上から、リトルカップのカブトは基本的に原始の力よりも目覚めるパワー岩を採用しておけば良いだろう。
残りの2枠は自由度があり、草ポケモンを倒しやすくなる冷凍ビームや吹雪、
サポートとしてのリフレクター、起点作成としての砂かけあたりが有力候補となる。
ラッキーに鈍いを積まれると倒せなくなってしまうため、これを阻止するために♂でメロメロを打つという手もある。
ログ … 【リトルカップ】ストライク流し性能
ログ … 【リトルカップ】メロメロで身代わりポニータを封じて突破


Lv.37 目覚めるパワー岩/波乗り/冷凍ビーム/眠る@薄荷の実
<対応ルール:アラフォー>

合計種族値355のカブトは、アラフォールールにおいても戦える数値を持っている。
このレベルでも依然として、ハイドロポンプ・切り裂くは使えないので注意。
このルールにおいては、ギガドレインを持っていないスピアーに対面から殴り勝ったり、
ゴローンを上から一撃で倒せるといったところが魅力。
スピアーの目覚めるパワー地面なら2耐えすることが出来るので、下からの目覚めるパワー岩2発で勝てる。
ヤンヤンマに対してはお互い4倍弱点を突き合う際どい関係で、
こちらのめざ岩では余裕でワンパン出来るが、ヤンヤンマのギガドレインでもこちらは中乱数一撃で倒れてしまう。
ギガドレインを持ったヤンヤンマと対面した場合、限りなくお互い5割の勝率だと思って良いだろう。
例によって残りの枠は自由度があるが、冷凍ビームがあればウツドン対策にもなる。
流石に草ポケモンに対して正面切って戦うことは出来ないが、サイクルで負荷をかけることは出来る。
冷凍ビームではウツドンを中乱数2発なので、吹雪にする手もある。なお、素早さは同速。
この他、リトルカップと同じように、リフレクター等の補助技を持たせても良いだろう。


Lv.37 原始の力/バブル光線/目覚めるパワー地面/眠る@薄荷の実
<対応ルール:アラフォー>

アラフォールールにおいては、メイン技を原始の力にする余地がある。
まず、スピアーやヤンヤンマに対する確定数は変わらないため、追加効果がある分こちらの方が得となる。
また、リトルカップではカラカラに対して火力が足りなかった水技だが、
このルールで出て来る地面ポケモンは、水4倍弱点のゴローンやイワークがメジャーであるため、
バブル光線で足りている。対ゴローンがぴったり確1なのである。
その分、別の目覚めるパワーを使えるようになるため、
例えばここを地面にして、エレキッドやゴースあたりへの対策が出来るようになったりする。
ベロリンガやウツドンあたりは、残念ながら目覚めるパワーで弱点を突いても2発では倒せない。


Lv.37 原始の力/バブル光線/冷凍ビーム/メロメロ@食べ残し
<対応ルール:アラフォー>

逆に目覚めるパワーそのものを手放すことにより、性別を♀にしてメロメロを持たせるという選択肢も。
ただし、カブトは化石ポケモンなので、♂:♀比が7:1であり、♀で使うには攻撃個体値を1まで下げなければならない。
スピアーは依然2発で倒せるが、ヤンヤンマは低確率ではあるが乱数で耐えられてしまう可能性が出て来ることに注意。
なお、身代わりは原始の力と両立出来るのはLv.55から。
アラフォーでは無理なので、裸でメロメロをぶっ放すしか無い。


Lv.30 原始の力/バブル光線/目覚めるパワーゴースト/鈍い@黄金の実
<対応ルール:金銀ファンシー>

金銀ファンシーで使う場合の一例。
メジャーポケモンのうち、ヤミカラスやエイパム・ノコッチあたりには強く出られそうだ。
どうしてもムウマが厄介なので、目覚めるパワーゴーストは持たせておいた方が良いかも知れない。
そうなると、例によって目覚めるパワー岩が使えなくなるため、原始の力+バブル光線で使うことになる。
積み技として鈍いを持たせたが、ここはアラフォーと同じように眠る+薄荷の実でも良いかも知れない。


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