ストラッキー'23

5ストライク捨て身タックル翼で打つ目覚めるパワー
地面
剣の舞奇跡の実CFFF
5エレキッド冷凍パンチクロスチョップ嫌な音黄金の実FFFF
5ラッキー捨て身タックル電磁波鈍いタマゴ産みラッキーパンチFFFF
5カラカラホネブーメラン岩雪崩凍える風剣の舞太いホネFFFF
5ポリゴン冷凍ビーム泥棒電磁波リフレクター木の実1FFF
5ビリリダマ10万ボルト目覚めるパワー
リフレクター大爆発木の実ジュースEDFF

'23/9/23構築
速さ★★★★
硬さ★★★★
コンビネーション★★★★
変態度
煮詰め度★★
総合的満足度★★★★★

リトルカップ(一撃あり、プレゼント禁止ルール)用構築。
突発対戦会40のために組み、6勝0敗で全勝優勝を果たすことが出来たパーティ。
特にこれと言ったコンセプトも無く、この時の自分が最大限にガチだと思っていたパーツを寄せ集めた、
いわゆる強キャラを並べたパワー系構築。

で、使い終わって「優勝出来たしせっかくだから公開するか」と思ってからようやく気付いた。
このパーティ、1年前に組んだ「ストラッキー」(ページ下部)と酷似していたのである。
メンツはチョンチーがエレキッドに替わっただけであり、他は技構成や道具も含めて全く同じ部分がかなり多いことに後から気付いた。
全くそんな意識も無く手なりで組んだのだが、
逆に言うとそれだけ、今の自分がガチだと思っている編成が明確にアウトプットされた結果だと思うと面白かった。
というわけで以下、「ストラッキー」との差分と、新たな考察部分のみ記載する。

●ストライク
全く同じ型。ストライクは色々な型があり、対策も変わってくるため、それらを総合してのキャラランクトップという面もあるが、
「型バレしてても良いから汎用的に戦える型」というとこれになるのかな、と今のところ思っている。
攻撃範囲は全く不自由無く、道具も実戦していて奇跡の実を持っていて良かったと思う場面は多々。
1ターン貰えるだけでほぼ全抜き出来るようになるのはどう考えても強すぎる。
今回も、実質的なエースとしてその性能を遺憾なく発揮してくれたと思う。
初見では目覚めるパワーが8通りあり、絞り切れないというのもリトル特有だなと感じた。
ストライクの場合、地面や格闘も普通にあるが、イワーク意識の草なんかも存在し、
またHPが理想値に見えても目覚めるパワーゴーストやミラー意識の岩を打てることもあり、
ここの初見殺しが成功しやすいのも強みだなと思った。

●エレキッド
唯一、前回から替わった枠。しかし前回はチョンチーであり、電気ポケモンであることは変わらない。
戦い方はチョンチーとまるで違うが、これはこれでやっぱり強かった。
メイン技はストライク一撃の雷を採用。安定した10万ボルトはビリリダマが打てるというのもある。
4つ目の技はいつまでも定まらず、目覚めるパワー地面や泥棒、電光石火など色々あるのだが、
エレキッドミラーで役に立ち、なおかつ鈍いラッキーにも対応出来る手段として実験的に嫌な音を採用してみた。
リトルカップでは交代する隙があまり無いため、単純に殴って倒され、後続で殴って、のダメージレースになりやすい。
その際に、エレキッド自身がもし相手を倒し切れなくても、後続で確実に処理しやすいように、
という意味を込めて、相手にデバフ効果をかけられる嫌な音にした。
ただ、実際にこれを使うことは一度も無かった。
クロスチョップ単体が思ったよりも強く、一度でも急所を引けばラッキーはワンパン出来る他、
対面からでは鈍いを積まれてもクロスチョップ×2でそれなりに倒せるようなので、
対ラッキーはもしかすると過剰だったのかも知れない。
雷の命中率で困る場面もあったため、実はこの枠を使って10万ボルトとの両採用なんかが意外と汎用性があったりするかも。
エレキッドミラーをどこまで重く見るか次第でもある。
幅広い相手とダメージレースを行いたいポケモンなので、道具は黄金の実がぴったり嵌る。
今回使っていて改めて思ったのは、ストライクとの実質的なWAのような使い方をして、相手の受けを限定させたり、
逆にストライクと同時採用することで、リトル最速の2匹がかりで上からどんどんダメージを蓄積させる戦い方はシンプルに強かった。
いずれもカラカラやイワークにはタイマンで勝てないが、2匹がかりならば、実質1-1交換のようなことは出来る。
ここで、ストライクが奇跡の実で麻痺を治せるのが活きて来る。

●ラッキー
全く同じ型。今回は出番が無かったため追加の考察は特に無し。
ただ、色んな人のラッキーを見ていて、今回冷凍ビームの採用がちらほら散見され、
これもなかなか釘付け性能が高くて優秀だなと感じた。
ラッキーパンチでカラカラやイワークをワンパン出来る可能性がそれなりにあり、
目覚めるパワー地面などでHPが1低いストライクをやや高確率2発で倒せるのも偉い。
(※リトルの急所だと2倍ほどのダメージは無いので、ストライクをワンパンすることは出来ない)
カラカラと組む際には電磁波が活きるとは思うが、ストライクやエレキッドとの相性は良くないので、
ここを冷凍ビームにしたりリフレクターにする手もあったかも知れない。
鈍い+捨て身タックルがベースになるとは思いつつも、まだまだ細部の研究の余地があるなと感じた。

●カラカラ
前回から目覚めるパワー岩の枠が岩雪崩に変わったが、正直計算結果を忘れていたので、
目覚めるパワー岩でも良かったかも知れない。他は変わり無し。
やはり凍える風+ホネブーメランコンボの強さは健在だったし、
剣の舞の枠も何にすれば良いかよく分からず、実戦でもほぼ使わないのも含めて変わらず。
ただ、今回草ポケモンを思ったより見たので、岩雪崩+目覚めるパワー蟲の範囲でも良いのかも知れない。

●ポリゴン
エレキッドに黄金の実が渡ったことにより、今回は道具が木の実に。他は変更無し。
相変わらず試合のスターターとして大活躍してくれた。
ストライクの剣の舞+捨て身タックルもほぼ耐えられる耐久によって、
基本的に初手で誰が出て来ても引く必要無く、何らかのサポートが展開出来るのは偉すぎる。
奇跡の実を誰が持っているか予想しづらいので、電磁波を打つのが怖い場面も若干あったのだが、
実際は誰も持っておらず、ダイレクトにどんどん麻痺が入って行った。
特にエレキッドやケーシィと言った素早いポケモンに一発でダイレクトに麻痺が入るのはあまりに強い。
これらのポケモンには奇跡の実や麻痺治しの実の採用も検討されるのでは、と感じた。
身代わりを持っているストライクも複数観測したのだが、ストライクには対面から普通に冷凍ビームで問題無い。
リフレクターを一旦貼ってからの冷凍ビーム等、柔軟な対応も可能。
あと、泥棒がエスパー弱点を突けるという属性相性が地味に役に立つ場面が複数あって、
これによってケーシィやムチュールに対して「泥棒で決定力を出す」という謎の展開が生じた。
ケーシィには冷凍ビームの方がダメージが大きいが、ポリゴンが道具を持っていない状態なら、一貫する技としても使える。
HPが高めのポケモンなので、黄金の実や木の実ジュースを優先的に持たせた方が良かったかとも思ったが、
逆に耐久があるおかげで、木の実でも基本的に足りることが多いとも感じた。

●ビリリダマ
全く同じ型。今回も2匹目からエースに繋ぐセッター役として活躍。
今回大正解だったと思ったのは目覚めるパワー水の採用で、イワークが多かったためこれの有無で天と地ほどの差があった。
この構築は全体的にイワークに弱めであるため、ここで上からワンパン出来るというのはあまりにも大きすぎる。
上からリフレクター+大爆発を決めやすいという便利さも健在。
電磁波を採用しないのも恐らく正解で、ポリゴンの解説に書いたように電磁波自体は強いのだが、
このルールにおいては遅くて硬いポケモンで打った方が良く、ビリリダマでは1ターン貰って麻痺を撒いている暇が無い。
遅くて硬いポケモンで、先制攻撃を一発受けながら打つ電磁波は、次のターンから素早さ逆転出来るため、打ち得なのだが、
ビリリダマは元から上を取れるため、完全に「電磁波のために1ターンを費やす」ことになってしまう。
耐久が低いので、その1ターンの消費が痛い。
また、今回新たに感じたのは、エレキッドとのダブル電気選出で、ビリリダマが間接役割破壊的な動きも採れるのと、
ストライクと併用した際、相手の地面技の一貫を切れるため、
大爆発せずにリフレクターからストライクチェンジの択を採れるのがかなり優秀だなと感じた。


ログ壱 …<ポリゴン+ビリリダマ+ストライク>木の実の奪い合い!?
ログ弐 …<カラカラ+ストライク+エレキッド>出す順番の重要性
ログ参 …<ビリリダマ+ストライク+エレキッド>一貫切りとダブル電気
ログ肆 …<ポリゴン+ビリリダマ+ストライク>交代による一貫切りを活用
ログ伍 …<ポリゴン+カラカラ+エレキッド>対ストライク性能
ログ陸 …<ポリゴン+カラカラ+エレキッド>ポリゴンで3タテ!?


ストラッキー

5ストライク捨て身タックル翼で打つ目覚めるパワー
地面
剣の舞奇跡の実CFFF
5ラッキー捨て身タックル電磁波鈍いタマゴ産みラッキーパンチFFFF
5カラカラホネブーメラン目覚めるパワー
凍える風剣の舞太いホネDCFF
5チョンチー波乗り10万ボルト電磁波怪しい光食べ残し1FFF
5ポリゴン冷凍ビーム泥棒電磁波リフレクター黄金の実1FFF
5ビリリダマ10万ボルト目覚めるパワー
リフレクター大爆発木の実ジュースEDFF

'22/2/25構築、5月頃改良
速さ★★
硬さ★★★★
コンビネーション★★★★
変態度★★
煮詰め度★★★★
総合的満足度★★★★

リトルカップ(一撃あり、プレゼント禁止ルール)用構築。
数年ぶりにリトルカップを真面目に考えた記録。
ストライク対策は色々と考察が進んでおり、対策を固めればそれほどでも無いのでは?との考えもあったが、
いやいや対策"させている"側なのだから、ストライク側がそれを考慮して更に準備をすれば最強だろ、という考えの元で組んだ。
と言ってもストライクに依存し切るわけではなく、単体性能の高いラッキーやカラカラからでも決定力を出せるようにしてある。
割とシンプルに強キャラを揃えてスタンダードっぽい編成にしたつもりなので、
誰が使ってもそれなりに動かせるんじゃないかと思う。

●ストライク
剣の舞を1回積むだけで、ほとんどの相手を先制一撃で倒せるようになる、環境に居てはいけない化け物。
捨て身タックルの反動が重く、HPが足りなくなる場合があるので、次いで火力が出せる属性一致の翼で打つが大事。
黄金の実を持たせてHPを補えるようにする型も多いが、
このように高い素早さから全抜きを狙うエースに奇跡の実を持たせると良いというのは、リトルカップにおいても言えることだと思う。
電磁波や眠り粉を打って来るポケモンの前に1ターンも居座れないというのはいただけない。
1回剣の舞を積むだけで全抜きに近い性能を出せるようになるのだから、そのターンを得ることが何よりも大事、との考えである。

●ラッキー
初めはクソカビを模した「のしかかり/爆裂パンチ/眠る/寝言@ラッキーパンチ」という型で使っていたが、
相手の鈍いラッキーに対して困ることがあったので、こちらも鈍いを積めるようにした。
リトルカップのラッキーの鈍いは、2000のカビゴンの鈍いと同じぐらい強力であり、対策必須。
電磁波はミラーを有利にするためと、カラカラへの繋ぎを考慮。

●カラカラ
個人的に、一応テンプレだと思っている型そのまま。ホネブーメランはリトルカップではシンプルにダメージが地震を上回る。
逆に目覚めるパワー岩は基本的に岩雪崩とほぼ変わらず、支障ない場合が多い。
凍える風→ホネブーメランのコンボで倒せるようになる相手は多数。
剣の舞はそこまで使う場面は無いが、他に特に優先的に持たせたい技もこれと言って無い。
一応、鈍いラッキーとの交戦において役に立つはず。

●チョンチー
個人的に評価の高いポケモン。型はランターンのテンプレそのまま。
一致波乗りでカラカラ等を上から一撃で倒しつつ、同時にエレキッドの攻撃も耐えながら電磁波を入れられるのは相当便利。
そのままストコンにも繋げられるし、カラカラのサポートにもなる。
リトルカップでは麻痺を治せないポケモンが多いため、そもそも電磁波自体が脅威になることも少なくない。
ランターンはやや遅めぐらいのポジションだが、チョンチーはリトルの中ではむしろ速い方。
リトルカップで食べ残しを活かせるポケモンは少ないが、チョンチーはストコンによって場に居座るターン数が長いので、
食べ残しの旨味を活かせる数少ないポケモンである。
ただ、回復量は1であり、実際使ったログを見たところ、10ターン以上も居座っている試合はそうそう無かったため、
そう考えると実は木の実で良かったりするのかも知れない。
一応、食べ残しは常に回復が出来るので、残りHPが半分以上の時でも回復出来るという利点はある。

●ポリゴン
これもポリゴン2のようなシンプルなサポート編成。
自己再生は使えないので代わりに泥棒。道具の重みが大きいリトルカップにおいて、泥棒という技自体が極めて強力。
ポリゴンの道具を無しにして、1ターン目からいきなり泥棒を打てるようにしても良いぐらいである。

●ビリリダマ
初めこの枠はケーシィだったが、ラッキーに弱く感じたので、起点回避のため変更。
リトルカップでは光の壁を使えないため、補助技は実質的に電磁波とリフレクターのみ。
電磁波は他が過剰なほど持っているので、リフレクター1本にし、サブ技を持たせた。
リトルカップにおいては、目覚めるパワー氷はあまり有効な攻撃範囲ではなく、イワークを意識した水の方が有効。
強力な物理技に対して、先攻でリフレクターを貼れば、木の実ジュースが発動して実質全回復出来るが、
カラカラのホネブーメランはあまりに強すぎて、リフレクターを貼っても確定一撃で倒れてしまう。


ログ壱 …催眠術ポニータに苦戦
ログ弐 …ラッキーに負荷をかけまくる
ログ参 …入念に準備してストライクで全抜き
ログ肆 …入念に準備してストライクで全抜き
ログ伍 …ストライクの単体性能
ログ陸 …電磁波鈍いラッキーの出番


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