ぜったいばさみ

55グライガ−ハサミギロチンカウンタ−砂かけ眠る薄荷の実9FFF
50ポリゴン2冷凍ビーム電磁波ロックオン自己再生光の粉1FFF
50カメックス波乗り地割れ眠る寝言不思議な木の実3FFF
50カビゴンのしかかり地震鈍い自爆食べ残しFFFF
50パルシェン波乗り撒き菱鈍い大爆発麻痺治しの実FFFF
55ライコウ10万ボルト目覚めるパワー
吠える眠る奇跡の実BDFF

'24/10/8構築
速さ★★
硬さ★★★★
コンビネーション★★★★
変態度★★★★
煮詰め度
総合的満足度★★★

ヒストリアカップ2024ルール専用パーティ。

ロックオンor心の眼+一撃技のコンボをやってみたくて組んだパーティ。
このコンボを1匹で完結出来るポケモンは、金銀にはニョロボンとドーブルしか存在せず、
ルール上ニョロボンはLv.55では使えず、ドーブルもパーティの制約が厳しくなる。
(ニョロボンは逆にLv.50だと心の眼+地割れの両立が出来ないので注意!Lv.51か52で使うしか無い。)
そこで、ロックオンor心の眼を打つポケモンと、一撃技を打つポケモンを分担することを考えた。

以前、一撃あり2000ルールにおいて、ケンタ予備校というパーティで、
オクタンのロックオン+ケンタロスの角ドリル・地割れというコンボを組み込んだことがあった。
そこの解説にもあるように、金銀においては、こちらがポケモンチェンジをしても、相手がチェンジしない限りロックオンの効果は続く。
更に、ロックオンを相手にかけた後、次にこちらが相手に技を命中させるまで効果が持続するため、
ロックオンをかけてから、一旦眠るなどを使った後でも、一撃技を必中させることが出来る。
ついでに、ロックオン自体には命中判定があるので、相手に影分身を積まれたら外れることもあるが、
一度でもロックオンを当ててしまえば、いくら相手が影分身を積んでいようが次の攻撃は必中になるため、
セレビィの影分身+バトンタッチ対策としても使えるかも知れない、というのもあった。
このコンボを誰と誰で分担するかを考えた結果、
ポリゴン2のロックオン+グライガーのハサミギロチンという組み合わせが最善なのではないかという仮説に辿り着いた。

まず、ロックオンor心の眼を使えるポケモン自体が極めて限られる。
ドーブルを除くと、ロックオンはポリゴン2・レアコイル・オクタンのみ。
心の眼は、ニョロモ族・サワムラーのみである。
フリーザーは心の眼を覚えるが、ポケスタ金銀のスーパー技マシンが必要であり、このルールでは使えない。
この中で、他のサポートと併行してロックオンも狙えるポケモンとなると、
おのずとポリゴン2が見えて来るだろう。
ロックオンをかけた後、自己再生で相手の攻撃を受けながら、
どこかのタイミングでエースにチェンジして、一撃技を狙う、という動きが想像出来るわけだ。

では、一撃技を打つエースを誰にするかだが、こちらもこのルールにおいてはかなり限られる。
やはり制約の厳しいドーブルを除くと、
Lv.55で使用出来るのは、ニョロトノ・ハガネール・ヤドキング・グライガーの4匹のみである。
ここで最も気を付けたいのは、いくらロックオンで一撃技が必中になったとしても、
無効化されてしまう属性に対しては絶対に一撃技を当てられないという点。
つまり、地割れはサンダーやエアームド等に対しては、ロックオンしたところで全く意味が無いのだ。
特にこのルールにおいてはニョロトノの影響力が大きく、
「地割れを飛行ポケモンで無効化する」という対策を採られることが多い。
そう考えると、一撃技の使い手は、地割れよりもハサミギロチンを打てるグライガーが適任と言えるのではなかろうか。
こちらもゴーストポケモンには無効化されてしまうものの、少なくともこのパーティを組んだ際の環境においては、
ゴーストポケモンは飛行ポケモンよりもよぼど採用率が低い。
また、別のパーティ闇の鎌鼬でグライガーを使っていた経験から、
「ハサミギロチンを止めるのは無理なので、弱点や自爆で手早くグライガーを倒す」という対策を採られがちだった。
ロックオン戦術はそこに対しても刺すことができ、
例えば下から冷凍ビームで一撃でグライガーを倒して来るニョロトノや、自爆で1-1交換を狙って来るカビゴン等に対して、
ハサミギロチンが必中ならば、それらを食らうことなく上からワンパン出来るということになる。
しかも、ポリゴン2は電磁波も使えるため、
相手を麻痺させていれば、Lv.55ライコウ等に対してもそれが狙えるのではないか。

かくして、ポリゴン2+グライガーでこのコンボを組み込むところから構築がスタートした。
グライガーはこのコンボを狙うという性質上、相手を受けながら眠る+寝言で戦う展開にはなりにくそうと感じたため、
寝言をやめて、カウンターを持たせてサンダーの目覚めるパワー氷などを対策出来るようにした。
ロックオンコンボを組み込むに当たって大事なのは、枚数差を付けるということである。
もし3vs2に持ち込むことに成功したら、カビゴンの自爆を使って更に2vs1に持ち込み、
相手の最後の1匹に対して、ロックオンをかけてしまえば、ハサミギロチンで必勝が出来るという詰め方がある。
ロックオンは滅びの歌のように、相手の1枚残しに対して詰める技としても使えるのだ。
それを狙うため、序盤に枚数差を付けやすくするようにカウンターを持たせた。
砂かけの枠はぶっちゃけ何でも良く、ゴーストに打点のある翼で打つでも持たせても良かったかも知れない。

ポリゴン2は本当はリフレクターまで持たせたかったが、流石に技スペースが足りなかった。
対ガラガラ・サンダー・セレビィ・ナッシーなど色々あるので冷凍ビームは流石に欲しかった。
グライガーとの相性を考えるとWAはライコウ昆布に落ち着いた。
グライガーが手も足も出ないゴーストや、普通に不利を取らされるニョロトノ、
ハサミギロチンが必中になっても身代わりで受けられてしまうエーフィやスターミーあたりに対して満遍なく強い。
最後にバンギラスが全体的にヤバそうだったため、実験的にカメックスを採用した。
バンギラスと飛行ポケモンを同時に選出すると、相手からしたらグライガーもライコウも怖いと思うので、
カメックスでバンギラスに対面有利を取りつつ、Lv.50のポケモンには満遍なく地割れが通りそう。
Lv.50でこの動きが出来る水ポケモンはカメックスぐらいしか存在しない。
同じくLv.50でバンギラスに先制出来てハサミギロチンが打てるキングラーは特攻が低すぎて、水技が全く圧力にならず、
普通にバンギラスに居座られて嫌な音+岩雪崩で突破される。
ニョロボンやニョロトノはLv.50ではバンギラスを抜けない。
ただし、カメックスも岩雪崩で普通に3発では倒されるため、過信は禁物である。
グライガーもカメックスも、一応♀だとナメられるかも知れないし相手のメロメロも特に関係無さそうなので♂。

実際パーティを使ってみて、特にロックオン+ハサミギロチンのコンボを積極的に狙ってみての感想だが、
ポリゴン2がぬるすぎて相手の一撃技にボコボコにされることが多かった。
流石にニョロトノを前にして、電磁波だのロックオンだのということをしている余裕は無い。
ライコウやバンギラスあたりを相手にした時に多少狙えるかな、という程度だった。
それより普通にライコウ昆布が強い試合の方が多かった(((((((


ログ壱 …対55ミルタンク、枚数差を付けて爆破で詰める
ログ弐 …対55ライコウ、ロックオン+ハサミギロチンコンボ
ログ参 …対55バンギラス、カメックスを刺す


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