「では、そのキレイハナくんの代わりの枠に、アシスタントとして私が。」
「そういうことじゃ。すまんが、よろしく頼むぞ!」
「はい!私もまだ試してみたいことがあったので。」
「がんばれよ!俺もたまに見に行くから」
「こ、こなくていいよ!もうっ!////」

予備校物語
第55話 〜生徒の行く末・後篇〜

「あ!先生たち帰ってきたよ!おかえりなさーい!」
「ただいま〜。キレイハナ君に、いい話を持ってきたよ!」
「!!なんですか?」
「遂に、君がもっと活躍できそうな場所を取れたんじゃ!」
「!!!ほんとうですか!!」
「これまでうまくサポートさせてあげられなくてごめんね。
  新しいところでは、きっとキレイハナ君が今よりもずっと活躍できるはずだよ!」
「ありがとうございます!!!」
「キレイハナくん、よかったね!」
「デリバードちゃんとヨルノズク君のためのコースも、見通しが立ったぞ!
  もう少しすれば、もっと良いところへ連れていけるはずじゃ!」
「それはとても有難いです!」
「じゃあ、とりあえず今日の試合をしようか!ヨルノズク君と、プクリン君だね。」
「おっ!久しぶりのタッグだね。よろしく!」
「最善を尽くすよ。(メガネクイッ)」



「うむ!!2人とも、流石は同期じゃのう。ナイスコンビネーションだったぞ!」
「これぐらいのことなら、お任せを。(メガネクイッ)」
「僕は現役時代に出来なかった、滅びの歌を活用できてよかった!」
「文句無しの、ほぼ完全試合だったね!」
「相性が良すぎたような気がするので、これぐらいでは喜んでいられませんよ(クイッ)」
「ヨルノズクくん、催眠術と吹き飛ばしで大活躍だったね♪」
「そ、そそそれはその・・・アシスタントのサポートがあったればこそで・・・////」
「なんだよ、突然おだてたりして。気持ち悪いなぁ・・・(分かりやすい奴め・・・)」

「こんにちは!宅配でーす」
「おお、ご苦労!」
「校長、この案内は、もしかして・・・」
「どうやらそのようじゃ!キレイハナ君、いよいよ明日から、新しいところで試合が出来るぞ!」
「おお!キレイハナ君、ついに!やったじゃん!」
「ありがとうございます!がんばってきます!」
「もしかして・・・エースになるの?」
「うん。実は、エースでがんばれそうな方法を思い付いたんだ。」
「なるほど。それなら確かにこの予備校では出来ないことが出来るね。」
「キレイハナ君ならきっと、うまくいくよ!先生たちも応援してるから!」
「はい!ありがとうございます!」

つづく