「だからねアリアドス君。こういうときは・・」
「うるせーな!俺の好きなようにやらせてくれよ!!」
「まぁまぁ2人とも落ち着いて!どっちもどっちだよ」

「先生、どうにかして下さいよあの2人・・・あれ以降、毎日こうなんスよ・・・」
「どうも馬が合わないみたいだね・・」
「それに、最近はプクリン君も仲裁に回ってばかりで、両方の愚痴を聞かされてるらしいんスよ。
  一番不憫なのはプクリン君ッスよ・・・」
「これは何とかしてあげないとなあ・・」

予備校物語
第30話 〜大役を果たし〜

「そうかい。そこまで言うのなら、僕が出ていくよ。どうせ、僕が何を言っても、余計なお世話だと言うのだろう」
「ちょっとヨルノズク君!」
「ああ。もう帰って来なくていいぞ」
「アリアドス君もーー!!」
「校長・・・何とかなりませんかね」
「試合じゃ。とにかく試合を重ねることじゃ。余計なことは考えんで良い!アリアドス君、行くぞ!」



「またしてもワシが不運を引いてしまった・・・2連ハイドロには敵わんのう」
「まあ、こんなもんかな・・・」
「プクリン君とアリアドス君は、よくやったね!」
「うむ。ちゃんとのしかかりの麻痺も効いておったしの。」
「ありがとうございます!ボク最近、試合によって、のしかかりと大文字と甘えるを使い分けられるようになってきました!」
「素晴らしい!!とても良いことじゃ!!・・・よし。そろそろと思っておったが・・・」
「ハッ!これは・・・!」
「プクリン君!君のここまでの様々な活躍を讃え、ガラガラ予備校からの卒業を認める!!!」
「えっ・・・!いいんですか!?!!」
「自分では自覚が無いかも知れんがな。ひとつひとつの試合の積み重ねによって、君は物凄く大きなモノを手に入れたのじゃぞ」
「・・・はい!!ありがとうございます!!」
「プクリン君は安定感があったよね。おめでとう!卒業生第11号です。」
「良かったな。おめでとさん。」
「アリアドス君、ありがとう。でも・・・」
「?どうかしたの?」
「気にするな。お前さんはな、少々気にしすぎじゃ。(これからのことは、ワシらに任せておけばよいのじゃ。)」
「(はい・・わかりました。)」

「こんにちは〜〜♪ また見学に来ちゃった。」
「おおハクリューちゃん、ちょうど良いところへ!君の席がな、たった今、空いたところじゃ。」
「えっホントですか??じゃーあたし、次からこのクラスで試合できるんだ!」
「そういうことッスね!改めて、よろしくッス!」
「(フヒヒ、久しぶりに女子生t

つづく