予備校物語
第31話 〜拳で語り合え!〜

「ほら、こっち!さあ!」
「・・・・・」
「お、来た来た」
「あ!ヨルノズク君帰ってきたー!」
「何だよ・・・」
「先生が無理やり連れてきたんですよ。なにせ、次の試合にはヨルノズク君が必要なんだから。」
「お前たち、よく聞け。次の試合はな、お前さんたち2人が出るのじゃ。ワシももちろん行く。
  いいか、これは真面目な試合じゃぞ。仕事と同じじゃ。
  普段の仲などは知ったこっちゃない。とにかく手を組み、試合を少しでも良い方向へ運ぶのじゃ。
  それが出来んかったら、2人とも退学じゃ!!!わかったかクソども」
「おおおお、、、、校長が本気で怒ってるとこ初めて見た・・・こえぇ・・・」



「おい・・・やればできるじゃないか・・・!!」
「2人ともすごい!ちゃんと息も合ってたよ!!」
「・・・・・」
「・・・・・」
「ふふ、もー!ヨルノズク君!何か言ったら?」
「アリアドス君も、なんか言いましょうよ」
「・・・フン。これぐらいはな。試合で手を抜くわけにはいかねえから、仕方なくな。」
「フッ・・・僕も、退学は御免なんでね・・・(メガネクイッ)」
「素直じゃないなあ・・・」
「でもとにかく、試合でちゃんと向き合えば、できることはよくわかったよ。」
「とにかく試合じゃ。そういうことじゃ。」
「さすが!校長先生の言うことに間違いはないね!一生ついてこかな♪」
「そ、そんな見え透いたお世辞がぁ・・・ワシに通用するとでもぉ・・///// ンッフフフフフフwwwww」
「校長、敢えて言わせていただきますけど、クソだな。」
「」

つづく