「ヤドキング君。君にいい報せがある。」
「ヤァン？？」
「今までそんなキャラじゃなかっただろ」
「君のここまでの活躍を讃え、ガラガラ予備校卒業を認める！！！」
「・・・・・・ヤァン？？」
「いや、だからその、」
「ホントに・・・いいんですか？？？」
「よいのじゃ。君は自分が思っているよりもずっと、優秀な子じゃ。
今の君なら、社会に出ていっても何も苦労はせんだろう。もう大丈夫なのじゃ。」
「・・・わかりました、ありがとうございまーーーーす！」
「ヤドキングくんすご〜〜〜い！卒業早くて羨ましいな〜〜〜」
「おめでとう！！」
「さて校長、次の生徒は？」
予備校物語
第19話 〜執念を燃やした男〜
「みなさんこんにちは。。」
「お。隣のクラスのヤンヤンマ君じゃないッスか！」
「お。待っておったぞ。実は今回な、ヤンヤンマ君をこのクラスに編入させることにしたのじゃ。
嫌な音や泥棒といったサポートができて、日本晴れも使えるのでワシのサポートに合っていると思ってな」
「不束者ですが、皆さん改めてよろしくお願いします。。」
「ヤンヤンマ君は、たしか以前卒業したバタフリーちゃんの知り合いなんだよね」
「はい。もともと彼女にここを紹介されて、入学したんです。
でも、あのバタフリーちゃんがまさか、ここの最優秀生徒だったなんて、、、夢にも思いませんでした。。」
「自分からはそういう話はしない子じゃったからのう・・」
「彼女ほどの活躍ができるかはわかりませんが・・・がんばります。」
「一緒にがんばろう！よろしくな」
「では、次の試合へ参りましょうか。」
「ぼくの出番だ〜〜〜」
「ｳｵｵｵｵｵｵｵｵｵｷｪｪｪｪｴｪｪｴｴｴｴｪｴｴｪｪｪｪｪｴｪｪｴ！！！！！！！！！」
「ちょっ！？ノコッチ君！？ノコッチ君！！！」
「気でも狂ったッスか・・！？」
「ﾊｯ・・・ご、ごめんなさい」
「なるほど・・ノコッチ君の新しい一面を見させてもらったぞ。」
「先生も驚きました・・・」
「いやーしかし、ものすごい豹変ぶりだったッスね！」
「執念だな・・・素晴らしい。そして、ウソッキー君もよくやった！！お手柄じゃぞ」
「ハイ！この調子でがんばるッス！」
「我々のクラスはチームワークを大切にしているので、
前々から、爆破で枚数を減らされる戦術を苦手としていたんだ。
それをカット出来る生徒はウソッキー君、君が初めてなんだよ！ね、校長」
「そういうことじゃ。」
「全部カビゴン先生が言ってるじゃん・・」
「（お。ツッコミ役も引き継がれて行くのう。しみじみ）」
つづく