ニドゲリーナ

55ライコウ10万ボルト目覚めるパワー
吠える眠る薄荷の実BDFF
55バンギラス岩雪崩地震噛み砕く爆裂パンチ奇跡の実FFFF
50ニドリーナ二度蹴りカウンターどくどく甘える食べ残しFFFF
50カビゴンのしかかり地震鈍い自爆先制のツメFFFF
50パルシェン冷凍ビーム撒き菱鈍い大爆発黄金の実FFFF
50ナッシーサイコキネシス宿木のタネ眠り粉大爆発麻痺治しの実FFFF

'23/2/4構築
速さ★★★★
硬さ★★
コンビネーション★★★★
変態度★★★★★
煮詰め度★★
総合的満足度★★★★

ニドリーナの天才的な型を思い付いたので、それを活かそうと思って組んだパーティ。
ニドリーナが進化後のニドクインと差別化するには、地面タイプが無いことのメリットを活かすしか無いが、
種族値の低さがあるため、水や氷ポケモンに実際打ち勝つのは難しい。
ただ、ハピナスの属性不一致冷凍ビームぐらいなら余裕で耐えられる。
なおかつ、どくどく無効により、鳴海型ムウマにも強く出られるため、ハピムウマの組み合わせに対して活躍を見出したいと思った。
ムウマに対しては打点を持つのが難しいが、向こうから崩されることも無いため、どくどくがあれば十分と考えた。
また、ここを起点にしつつ汎用性を持たせるため、ニドリーノ等とも差別化を図るためには、甘えるは欲しいところ。
耐久はそこそこあるため、50カビゴンぐらいに対してなら、どくどく+甘えるで少し粘ることが出来る。
他はニドクインと同じように冷凍ビーム+雷なども考えていたのだが、どうにも火力不足が目立つ。
変態ポケモン図鑑をぼんやりと眺めていたら、面白いことに気付いた。このポケモン、甘える+カウンターを両立出来るのだ。
ほとんどのポケモンは、甘えるは遺伝かベイビィポケモンのうちしか覚えることが出来ず、
またカウンターは初代技マシンでしか覚えることが出来ないため、両方を覚えても、両立は出来ない者ばかり。
そんな中ニドラン族は、カウンターも遺伝により習得出来るため、ドーブルから同時遺伝が可能なのである。
この組み合わせが出来るのは、ドーブルを除けばニドクイン族ぐらいしか存在しないだろう。
カウンターならば、ニドクインに比べて相対的に低い耐久も、偶発的に活かせる場面があるかも知れない。
相手からのダメージを軽減させてしまう甘えるは、一見カウンターとはアンチシナジーに感じるが、
カウンターは鈍い等の積み技に弱く、甘えるはそこに対する対策として使うことが出来る。
例えば55カビゴンに対して、鈍いを積んで来るようなら甘える、捨て身タックルや地震で殴って来るようならカウンターを狙えば良いのだ。
属性一致の強力な地震でもない限りは、1発耐えられる物理耐久を持っているため、
対面からストレートに地震を打って来る相手には、大抵カウンターを決めれば耐えつつ一撃で倒すことが出来る。
逆に、ガラガラやサイドン等の強力な地震は流石に耐えることが出来ないが、
例えば後出しして来る場合なら、交代際に甘えるを与えることで、半減した地震をカウンターで返すことが出来る。
型バレさえしていなければ、甘えるを見た相手は、積み技を使っても無駄で、殴ってダメージを与えたくなるのが普通である。
そこで、カウンターを決めやすくなるというシナジーがある。
ただし、一番の問題点として、カビゴンはHPが高すぎて、地震を跳ね返しても一撃では倒し切れない。
また、ハピナスの冷凍ビームを受かるとは言っても、こちらも決定力が無く、凍結待ちをされてしまう危険性がある。
そのあたりを解決するために、ひとつ攻撃技として、目覚めるパワー格闘あたりを・・・と思いながら変態ポケモン図鑑を眺めていたら、
二度蹴りという神文字列が目に入った。この瞬間、管理人の脳に閃光が走った。
二度蹴りは威力30×2の格闘技であり、命中率100%、PP最大48という使いやすさがある。
早速計算してみたところ、50カビゴンの地震をカウンターした後、二度蹴りならば確定でトドメを刺すことが出来る!
55カビゴンに対しては無理・・・と思いきや、こちらも同様にカウンター+二度蹴りで良い乱数で倒せそうだ。
しかも、50カビゴンののしかかりに対するカウンターでは足りないが、
55カビゴンの捨て身タックルに対してなら、反動込みで高確率でカウンター+二度蹴りで倒し切ることが出来る。これは大きい!
またハピナスに対しては、二度蹴りほぼ4発で倒せるため、相手は2回に1回タマゴ産みを使わないと受からない計算。
ニドリーナが食べ残しを持っておけば、冷凍ビームで食らったHPをその間に回復して行くことができ、
眠るを持たずともハピナス相手にかなり場持ち出来るのではないかと考えた。
しかも、2連続攻撃なので、片方が急所に当たる確率も高く、その分タマゴ産みを多く使わせることが出来る。
PPの多さもここで役に立ち、ニドリーナが冷凍ビームで倒されない限りは、ハピナスのタマゴ産みのPPを切らすに至る。
そもそもどくどくも持っているので、これも加味すると余裕で突破ができ、
ハピナスが癒しの鈴を持っていたとしても、やはりそれを使わせるターンに食べ残し回復によって…となる。
単純な威力としては、30×2の二度蹴りよりも70の目覚めるパワー格闘の方が強いのだが、
PPが二度蹴りほど多くはないため、ハピナスにタマゴ産みで受け切られてしまう可能性があるのと、
何よりもHPが大幅に落ちてしまうため、カウンターを狙う際の体力に響く危険性がある。
実際、ギリギリで耐えながらカウンターを決めた試合もあったため、HPを落とさないという二度蹴りの利点は馬鹿にならない。
名前ネタにしかならなそうなニド族の二度蹴りを、まさか実戦で活用する日が来るとは・・・!!

以上の凄まじい思考量により、ニドリーナのこの天才的な型が爆誕した。
あとは、これを如何に活かせるパーティを組めるかである。
狙うはハピムウマということで、まずはふしぎなパーティをベースに考えた。
今回は、なるべく相手に地震を打たせたいというのと、
ニドクインとの差別化を考えると、ムウマよりも冷凍ビームを持ったハピナスと戦いたい気持ちの方が強い。
そこで、サンダーではなく、地震やプレゼントが一貫するライコウをエースに添えることにした。
例えばニドリーナとカイリキーが対面した際、こちらのエースにサンダーが居たら、交代読みで岩雪崩などを打たれてしまうかも知れない。
しかし、ライコウ+バンギラスWAなら、一貫する地震を持っていれば、それを打たせることが期待出来る。
ムウマを誘き寄せるために、バンギラスの代わりにミルタンクをWAにすることも考えたが、
そうすると今度はハピナスやカビゴンが来づらくなってしまう。
甘える+カウンターを駆使してカビゴンに勝つというのもやりたいことのひとつだったため、ここはバンギラスに留めた。

あとはニドリーナを出せなくても普通に戦えるような編成。
パルシェンにリフレクターが欲しいと思った試合が何度もあったが、ここに鈍いが無いと鈍いカビゴンを対策出来ないのでやむなし。
バンギラスの噛み砕くは、対スターミーを少し重く見た。
55カビゴン+50スターミーの鉄板コンビに対して、ライコウはサンダーほどパワーが無いので、
ここにバンギラスを選出する択が欲しいと思ったため。

このパーティを回した感想「ニドクイン使いてえ」


ログ壱 …対55ライコウ、ハガネールを一撃で倒す
ログ弐 …対エース抜き、ブラッキーを受けつつガラガラを倒す
ログ参 …対55カビゴン、カイリキーを倒す
ログ肆 …対55ミルタンク、50カビゴンに勝つ
ログ伍 …対55ニドキング、ハピナスに勝つ
ログ陸 …対55リザードン、甘えるでサポート
ログ漆 …対55カビゴン、甘える+カウンターのハーモニー


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