授業参観日II

55ユンゲラーサイコキネシス炎のパンチ目覚めるパワー
アンコール奇跡の実BFFF
50フーディンサイコキネシス電磁波メロメロ身代わり食べ残し1FFF
50パルシェン波乗りリフレクター撒き菱大爆発木の実ジュースFFFF
50カビゴンのしかかり地震眠る自爆薄荷の実FFFF
50ゴーリキークロスチョップ地震怖い顔アンコール黒帯FFFF
55カイリキークロスチョップ岩雪崩目覚めるパワー
鈍い黄金の実DDFF

'20/4/23構築、4/28改造
速さ★★★★
硬さ
コンビネーション★★★★
変態度★★★★★
煮詰め度★★★★★
総合的満足度★★★★

ゴーリキーをそろそろ使ってみようと考えていた。
当然カイリキーの完全下位互換となるので、同じパーティに両方を入れることになる。
これまでの考察で何度か見かけたのは、「55ゴーリキーは50カイリキーに近い性能を持っている」ということ。
50カイリキーと言うと、55カビゴンを始め、基本的に相性の良い相手ならばLv.55であっても勝てるぐらいの性能を持っている。
また、豊富な攻撃範囲により、弱点を突くことで倒せるポケモンもそこそこ存在する。
これは決して悪くない性能であるため、管理人も55ゴーリキー+50カイリキーの組み合わせで、
どちらか片方を相手の50カビゴンや50パルシェンなどの爆弾に対して投げ、
もう一方を後ろに控えさせておくという、ダブルゴーストならぬダブル格闘のようなことをやろうかなと漠然と考えていた。

しかし、ふと思い付いた。これ逆に、カイリキーを55にして、ゴーリキーを50で使うというのはどうだろうか。
50カイリキーのようなポケモンが2匹居るのも良いが、55の性能を持ったカイリキーと、
それとは別の動きをする謎のサポート50格闘ポケモンが控えているのも面白いのでは?と。
55カイリキーと言うと、黄金の実を持たせたり、サブ技のチョイスによって、
一見不利そうな相手にも相性逆転して勝てるというケースがそれなりに出て来る。
例えば黄金の実+目覚めるパワー蟲によって50サイコキネシススターミーに有利を取れたり、ナッシーにも先制して倒せたり。
サイクルによって岩雪崩で55サンダーを倒せる見込みもそれなりにある。
つまり、弱点を突くことで「格闘に強そうなポケモン」を55カイリキーに担当してもらうことで、
ゴーリキーは「普通に格闘に弱いポケモン」にさえ勝てれば良いということになる。これはLv.50でも十分にこなせるのではないか。
また素早さの観点から見ても、ゴーリキーの素早さはガラガラと一緒であるため、55振ったところで50ナッシー等に先制出来ない。
素早さ的にほとんど旨味が無いのに対し、カイリキーはレベルを振ることで同族に先制が出来るようになるのはそれなりに大きい。

ここからは計算。早速一番の障壁が立ちはだかった。何と50ゴーリキーのクロスチョップでは、55食べ残しカビゴンに高確率で2発耐えられる!
当然、こちらは捨て身タックルを2発耐えるわけがない。
捨て身タックルならば反動込みでギリギリ倒せそうだが、困ったことに、これが恩返しであってもゴーリキーは2発で倒れてしまう。
55カビゴン水準でこれなのだから、他にも障害がある。
55ミルタンクも中乱数でしか2発で倒せず、バンギラスを一撃で倒せる確率も低確率だ。
ここは思い切って、黒帯を持たせることにした。これによってこれらの問題を軒並み解決出来る。
そしてここで、たいへん面白いことを思い付いてしまった。怖い顔+アンコールを持たせるのである。
数値が足りないのならば、搦め手を使おうという作戦だ。
広い攻撃範囲はカイリキーに担当してもらうので、ゴーリキーは範囲的にはクロスチョップがあればとりあえずは良い。
実は、黒帯+クロスチョップで55食べ残しカビゴンを2発で倒せるようになったところで、負ける筋がある。
カビゴンが鈍い→捨て身タックルと動いた場合である。ゴーリキーはこれで、20%の確率ではあるが一撃で倒されてしまう。
また、55ミルタンクに関しても、鈍い→恩返し→恩返しという動きで、
50カイリキーが負けてしまうのだから当然ゴーリキーで勝てるわけがない。
しかし、初手で怖い顔から入り、相手が鈍いを積んで来た場合はどうか。
次のターン素早さが逆転するので、アンコールで鈍いを永久的に縛り、クロスチョップ連打で勝てるようになるのである!
素の恩返しで殴って来た場合も問題無い。怖い顔で素早さ逆転した上で、クロスチョップ2発なので、単純な殴り合いで勝てる。
50ゴーリキーは流石に55ミルタンクの単発の恩返しを2発耐える程度の耐久力は持っている。
(ただしポリゴン2の場合は捨て身タックルを使うことができ、これで高確率2発で倒されてしまうのでタイマンは避けたい。)
対カビゴンに関しても同様に、鈍いを積んで来たらもう勝ちだ。
他にも例えば、ゲンガーやムウマが道連れ戦略を狙って来た際に、怖い顔で素早さを逆転させてから倒すことで、
道連れを回避して一方的に倒すという戦術も取れる。
特に、こういう直接的な攻撃をせず搦め手を使って倒して来るような相手には、数値の低さもほとんど影響しないため、
ゴーリキーを戦わせるチャンスがあるということになる。

残りの技枠が1個あるが、エスパー+格闘WAという構造上、両方のエースが勝てないヘラクロスを対策するために、
初めは目覚めるパワー飛行を持たせていたが、流石に使用機会が限られ過ぎる上に、攻撃・防御・HP個体値すべての減少が痛い。
数戦していると、Lv.50のマルマインやゲンガー等にゴーリキーを当てられたら便利だなと思うシーンがあったため、地震を持たせてみた。
ヘラクロスに関しては、タイマンは無理だが、パルシェンのリフレクター等を活用して何とか頑張ってもらうことにしよう。
一応、対面から鈍いを積んで来るようなヘラクロスには、ゴーリキーのアンコールでハメられるかも知れないし、
逆に地震を連打して来る50ヘラクロスに対しては、
55カイリキーが鈍い2回+岩雪崩2発でギリギリ殴り勝てる見込みもある。

さて、このパーティ、ログ1〜6を見てもらえば分かると思うが、初めのうちはゴーリキーを使うためだけのパーティで、
カイリキー+フーディンのWA、残りは爆弾3枚だった。
同時に別のパーティとして、ログ7にあるように、ユンゲラー+ヘラクロスWAを使っていた。爆弾3枚は全く同じである。
ユンゲラーは逆にLv.55で使い、フーディンをLv.50とするのが良いと考えた。
ユンゲラーを55で使いたい理由は、何よりも素早さである。
ユンゲラーはエレブーやギャロップと同じ素早さ105族なので、
レベルを振ることで55サンダーや55ミルタンク、50スターミーと言った超重要どころに一気に先制出来るようになる。
サンダーやミルタンクには先制したところでタイマンで勝つのは難しいが、スターミーは弱点さえ突けば勝てる。
ユンゲラー+フーディンの型選択はズバリ、「アンコール型」「メロみが型」「カウンタ+広範囲型」の3種から2つを選ぶ形になるだろう。
初めのうちはフーディンをカウンターで使ったり、色々と模索していたが、
少なくともユンゲラーをメロみが型で使うのは、エーフィの劣化となってしまう部分が多い(種族値では全て負けている)。
カウンターをしてもカビゴンに勝つのは難しいし、ユンゲラーをアンコールで使うことにした。

このあたりで気付く。ゴーリキーパとユンゲラーパ、それぞれ独立して使っていたが、
どちらもどうせほぼ爆破速攻の使い方になり、カビゴンとパルシェンに比べてハガネールは使う機会が著しく少なかった。
食べ残しを持たせてしまっているのも勿体無い。
ここで、2つのパーティを統合出来ないだろうか!?ということを思い付いた。
爆弾枠をカビゴンとパルシェンのみに圧縮すれば、ユンゲラー+フーディン、ゴーリキー+カイリキーを全て組み込むことが出来る!
道具の被りもなく、綺麗に合併することが出来るのだ。
何よりも大きいのが、ユンゲラーとゴーリキーという、変わったポケモンを2匹入れることが出来る点。
例えばゴーリキーだけだった場合、それはあくまで「ゴーリキーを使いたいパーティ」なので、
相手からすれば、「多少無理してでもゴーリキーを選出して来るのではないか?」というのが読まれやすくなるのである。
これはユンゲラーに関しても全く同じことが言える。
しかしこれらが同時にひとつのパーティに入った場合、どちらを選出して来るか、相手は読みづらくなるのだ。
また、ゴーリキー+カイリキーという2枚が居ると、必然的に「格闘色」が強くなり、相手にも格闘対策を厚めに用意されやすくなる。
ユンゲラー+フーディンという2枚が居ると、同様に「エスパー色」が強くなり、エスパー対策を厚めに取られやすい。
しかし、この2種類は格闘+エスパーという、相性補完度の高い組み合わせなので、
「厚めの格闘対策」と「厚めのエスパー対策」を同時にするのは困難である。
したがって、格闘方面かエスパー方面、どちらかの対策が手薄になりやすくなる。そこを突くチャンスが生まれるのだ。
こう言った理由から、2種類のパーティを統合するのは合理的だと判断し、最終的な形となった。

さて、改めて55ユンゲラー+55カイリキーのWAとなると、面白いことが起こる。
初めの形と違って、フーディンがLv.50に下がっているので、カイリキー+フーディンを同時選出出来るようになった。
これを活かさない手はない。そしてハガネールの分の食べ残しが余っている。
答えはひとつ。タンバジムのように、フーディンをメロみが+電磁波型にしてカイリキーのサポートだ!!
これでパーティのピースがガッチリハマった心地がした。
あとは細部としてユンゲラーの攻撃範囲。フーディン+カイリキーで最も苦戦するのは何を隠そう、相手のフーディンである。
ここはスターミーの弱点も同時に突ける目覚めるパワー悪をユンゲラーに持たせ、
大胆にも「ユンゲラーでフーディンを対策する」という形を取ることにした。
50スターミーは先制した上でほぼ確定2発というちょうど足りている火力。
55フーディンは3発かかるものの、連打でほぼ急所待ちに追い込めるし、
相手も同じめざ悪を持っていない限りはユンゲラーが3発で倒されるような心配も無い。
残りはシンプルに相性の良い炎のパンチで決まり。環境にハガネールも多かったことだし。
自己再生が最終的に抜けたセミフル型となったが、ユンゲラーの耐久で自己再生を生かす機会は少ないだろうという考え。

以上の長文が形成されるような、凄まじい思考量の詰まった天才的なパーティである。
使ってみての感想として、ゴーリキーに関しては、やはり50カイリキーぐらいの中途半端な性能のポケモンが2匹居るよりは、
レベルを逆にしてメリハリを付けたのは正解であったように感じた。
個人的にはゴーリキーの使い道としては今のところ、良いものを見つけられたのではないかと思っている。
ユンゲラーに関してもレベルを振って攻撃範囲で刺しに行くのは悪くない気がした。
また、無理に進化前のポケモンを出すのではなく、カイリキー+フーディンという使い方も出来るようにしておいて良かったと感じた。


ログ壱 …対55ノコッチ、早速ダブルリキー出動
ログ弐 …カイリキーでギャラドスにタイマンを挑む
ログ参 …対55ガラガラ、ファーーーーーwwwwwwww
ログ肆 …対55カビゴン、カイリキーvsドククラゲ
ログ伍 …対55サイドン、フーディンミラーを回避
ログ陸 …対53キングラー、アンコール活用したサイクル
ログ漆 …対55スイクン、鈍いヘラクロスの活躍
ログ捌 …対55バンギラス、麻痺+ダブル格闘コンボ
ログ玖 …対55フーディン、ユンゲラーで挑む
ログ拾 …対53ブラッキー、あやみがスターミーとの死闘
ログ拾壱 …対55カビゴン、アンコールゴーリキー発動
ログ拾弐 …対55カビゴン、ユンゲラーが奇跡を起こす
ログ拾参 …対55ガラガラ、マルマイン流しゴーリキー?
ログ拾肆 …対55サンダー、ダブルエスパーで負荷をかける
ログ拾伍 …対バランス、ダブルリキー本領発揮


55フーディンサイコキネシス雷パンチアンコール自己再生奇跡の実1FFF
55ヘラクロスメガホーン目覚めるパワー
格闘
鈍い眠る薄荷の実CCFF
50パルシェン冷凍ビームリフレクター撒き菱大爆発木の実ジュースFFFF
50カビゴンのしかかり地震鈍い自爆食べ残しFFFF
50ゴローン岩雪崩カウンター鈍い大爆発水玉リボンF1FF
50ゴローニャ地震岩雪崩鈍い大爆発黄金の実FFFF

オマケ。パーティ少し改造して、ゴローニャとゴローンでもやってみた。
この2匹は、ぶっちゃけユンゲラーやゴーリキーと違って、別のことをやらせるのは困難なので、
大爆発が出来ることを利用して間接役割破壊を狙うぐらいしか無いだろう。
攻撃範囲は途中でコロコロ変えながら使っていた。
ゴローンは、進化前の数値の低さを敢えてカウンターで活かす線がワンチャンあるかなと。
サイドンと同じ要領で、サンダーやライコウの目覚めるパワー氷をカウンターして勝つ狙い。
更に、バンギラスの地震も返して勝てるように、防御個体値を下げてみたが、流石にピンポイント過ぎたか。
50カビゴンぐらいなら流せるため、大爆発で倒しやすくするように水玉リボンを持たせてある。
ぶっちゃけそんなに上手く行ったログはまだ取れてなくて、まあひとまずこんなもんかな、といったところ。


ログ拾陸 …対55ハガネール、ライコウ包囲選出
ログ拾漆 …対55バンギラス、ヘラクロスサイクル
ログ拾捌 …対バランス、カビゴンを眠らせてフーディンで突破
ログ拾玖 …対55ガラガラ、岩2枚選出!


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