最終更新日:'18/8/20  最終チェック日:'22/3/5
我流・個別分析 ~ネイティオ~

変態ポケモン図鑑はこちら


~概論~

エスパー+飛行という個性的な属性の組み合わせを持ったポケモン。
攻撃も、それぞれの属性一致技であるサイコキネシスとドリル嘴をメインにして戦うことになる。
電気や氷と言ったメジャー属性の弱点を抱えているが、耐性の範囲がなかなか面白く、
格闘に対し1/4耐性を持つ他、エスパーと草を同時に半減でき、地面を無効化出来る。
これによって、岩雪崩やめざ霊を持たないカイリキーや、あらゆる型のナッシーを受けることが可能。
そこから得意の属性一致技でそれらのポケモンを撃退することが出来る。
特に、ナッシー受け性能の高さは全ポケモンで見ても屈指の高さであり、
めざ草に耐性を持ちつつめざ蟲でも弱点を突かれないエスパーポケモンとしては唯一の存在である。
飛行タイプによって、蟲技の弱点を相殺出来る唯一のエスパーポケモンでもあり、
ヘラクロスに対してはタイマンどころか、後出しですら4倍弱点のドリル嘴によって殴り勝つことが出来る。
技としては怪しい光を覚えるのが貴重で、これによって先制出来る相手には常にワンチャンを確保出来る。
その他、ギガドレインやソーラービームと言った草技を地味に使えたりする。
種族値は平凡の極みであり、特攻と素早さがやや高めという以外は特筆すべき点は何も無い。
素早さが激戦区の下にあるため、レベルを振っても恩恵が得られにくく、
また得意な相手が草や格闘と言った低レベルで使われることが多いポケモンであると言った性質から、
エースよりもサポートで、得意な相手を起点にして潰して行く使い方が主となるだろう。


~実戦的ステータス~

タイマン性能■■■□□□□□□□ 出番の多さ■■■□□□□□□□
複数対決性能■■■■■□□□□□ 使い方の多様性■■■□□□□□□□
対カビゴン性能■□□□□□□□□□ 不利な相手への対抗力■■□□□□□□□□
対その他の一線級■■■■□□□□□□ 個人的総合評価■■■□□□□□□□


~優劣関係~

格好の餌ナッシー フシギバナ ヘラクロス カイリキー
割と有利パルシェン ハガネール
場合によるエアームド ゲンガー ムウマ ファイヤー ブラッキー
割と不利ガラガラ スイクン ミルタンク スターミー フーディン ハピナス
天敵カビゴン ライコウ サンダー バンギラス ケンタロス


~防御面~

55食べ残し5550黄金の実50
55カビゴンの恩返し超低確率2発微低確率2発中乱数2発確2
50カビゴンののしかかり超低確率3発高確率3発超高確率3発確3
50エアームドのドリル嘴乱数5~6発超高確率4発確4低確率3発
55カイリキーの鈍い+クロスチョップ乱数7~8発乱数5~6発乱数5~6発低確率4発
50カイリキーの岩雪崩確3確3超低確率2発確2
50カイリキーのめざ霊確3確3低確率2発微高確率2発
50カイリキーののしかかり乱数5~6発高確率4発超高確率4発超低確率3発
55ピンクのリボンミルタンクの恩返し確3確3低確率2発高確率2発
バンギラスの岩雪崩確2確2中乱数1発中乱数1発
50ナッシーのサイコキネシス乱数7~8発乱数5~6発乱数5~6発超低確率4発
55フーディンのサイコキネシス乱数5~6発中乱数4発中乱数4発確4
50スターミーのハイドロポンプ確3確3低確率2発超高確率2発
50スイクンの波乗り確4微高確率3発高確率3発確3
50スイクンの冷凍ビーム確3確3低確率2発超高確率2発
50サンダーの10万ボルト確2確2中乱数1発中乱数1発
55ライコウの10万ボルト低確率1発低確率1発確1確1


~技候補~

サイコキネシス属性一致メイン技・特殊版。格闘やフシギバナに対してはドリル嘴と攻撃範囲が被っているが、
ヘラクロス以外にはこちらの方がダメージが入る。必須というわけではないが、対応範囲は広い。
ドリル嘴属性一致メイン技・物理版。ヘラクロスやナッシーに特に有効。
カビゴンに対しても、サイコキネシスより僅かに大きなダメージが入る。
サイコキネシスと両方持たせることもあるし、どちらか片方だけの場合も。
怪しい光ネイティオの最も重要な個性。エースでもサポートでもほぼ必須。
眠る耐性によって受け役割を持てるポケモンなので、必要性は高い。
寝言更に格闘や草ポケモン等を完封したい場合に。寝ながら怪しい光を振り撒く手もある。
ギガドレインサブ技候補。眠るを抜いて攻撃範囲を広げた際、回復が美味しい。
対パルシェンやサイドンの他、バンギラスに対するほんのささやかな抵抗にもなる。
めざ格サブ技候補。サイコキネシスともドリル嘴とも相性が良い。
バンギラスに対する最強の役割破壊であり、カビゴンやブラッキーにも少しマシなダメージ。
ただし、ハガネールに対しては半減されるサイコキネシスの方が強い。
ナイトヘッドサブ技候補。属性の影響を受けず幅広い相手に確実なダメージを与えることが出来る。
ノーマルだけには無効なので注意。
日本晴れ
ソーラービーム
サブ技候補。準備が必要なコンボではあるが、ネイティオが覚える特殊技では最高威力であり、
ギガドレインを2回連続で打つのと同じだけの火力がある。
耐水効果の他、雷を避けやすくなるという副次的効果もある。
どくどくサポートに無難な技。怪しい光と併用で効果倍増。
メロメロ怪しい光と重ねがけでストコンを狙える。身代わりを覚えないのが残念
悪夢エースで決定力を出したい際に候補に挙がる。
鈍い
睨み付ける
エースで物理決定力を出したい際に。
Lv.55だと鈍い1回で50ナッシーやカイリキーと同速で、55ガラガラに先制。
泥棒サポート用。カビゴンに受けられやすいので食べ残しを狙いたい。
黒い霧サポート用。影分身や腹太鼓の対策に。
めざ炎
めざ水
やや変態サブ技候補。フーディンやエーフィほどの特攻が無いので、
鋼ポケモンに受けられてしまう場合がある。そこに対する役割破壊として使える。
めざ炎は日本晴れとのコンボも可能。雨乞いは覚えない。
未来予知例えばナッシーと対峙した時に大爆発読みでこれを使えば、後続の役に立つかも知れない。


~型サンプル~

Lv.50 サイコキネシス/ドリル嘴/怪しい光/眠る@薄荷の実

得意な格闘や草ポケモンを受けながら、属性一致の両刀+怪しい光で攻める、オーソドックスな型。
カイリキーやフシギバナにはどちらでも弱点を突けるが、サイコキネシスの方が大きなダメージが入る。
エスパーポケモンとして見ると、役割破壊を持たずしてナッシーを倒しやすいというのは見逃せない。
ただし火力はあまり高くなく、同レベルのナッシーには超高確率でドリル嘴を2回耐えられてしまう。
怪しい光を絡めればこれを突破しやすくなる。
また、フシギバナに対しても宿木のタネを植えられるとサイコキネシスでの突破が難しくなる場合があるが、
そのような場合でも怪しい光によって光合成の連打を阻止することで簡単に倒せるようになる。
飛行ポケモンとして見ると、カイリキーやヘラクロスに鈍いを積まれてしまった場合にドリル嘴が効きづらくなるが、
サイコキネシスというもうひとつの攻撃手段があるのでかなり安心。
属性相性が絡まない多くの相手には、サイコキネシスの方が効く場合が多いが、
防御に比べて特防が極端に高いカビゴンやハピナス、マンタイン等にはドリル嘴の方が有効。
技は、もっとサポート色を強く出したいなら、どくどくや泥棒あたりを持たせる手もある。
攻撃技も、この2つに拘らず、ギガドレインやナイトヘッド、各種目覚めるパワーの選択肢も。
眠るを抜く場合でも、道具は薄荷の実がオススメ。
何故なら、フシギバナやナッシーと言った、眠り粉を打って来る草ポケモンを受ける機会が多いからである。
レベルは、バランス編成で使う場合52まで上げると50サンダーや55スイクン・ヘラクロス・ニドキング等に先制出来るようになる。
パーティ … バンギラスニョロトノWA(2018)
ログ … 低レベル怪しい光サポート
ログ … 低レベル怪しい光サポート2
ログ … 草ポケモンをガン受け
ログ … 格闘1/4耐性の強さ


Lv.50 ドリル嘴/怪しい光/眠る/寝言@ピントレンズ

特定のポケモンに対してガン受けを狙った型。
特にナッシーに対しては、サイコキネシスも草技も半減することができ、
他に採用されることがあるめざ蟲やめざ炎あたりでも弱点を突かれないため、
眠り粉対策の寝言を持たせておけばかなり盤石な受けをこなすことが出来る。
1匹でここまで安全なナッシー受けをこなせるポケモンはなかなか居ない。
その他、サブ技次第だがカイリキーを受けたり、ヘラクロスを流したりすることも可能。
これらに対する役割遂行技としては、ドリル嘴が1本だけあれば十分であるため、
サイコキネシスは抜いて、後続のサンダーやカビゴン等に起点にされにくくなるように怪しい光を持たせておくのが無難。
なお、怪しい光を持たせずにサイコキネシスとの両刀にした場合、
格闘ポケモンに対して寝言でどの技が出ても有益というメリットがある。
ヘラクロスのメガホーンでは2発で倒れてしまうため受けには全くならないが、下記ログのように誤魔化すことが可能。
ログ … ヘラクロスを流し続ける


Lv.55 サイコキネシス/ドリル嘴/怪しい光/悪夢@奇跡の実

エースでもやはり、怪しい光を中心とし、2つの属性一致技で攻めることになるため、同じような型になりやすい。
素早さはLv.52サンダーまでになら先制出来るようになる。
エースで運用するには火力がイマイチで、硬めの相手の突破は骨が折れるため、そこを怪しい光と悪夢を駆使して突破を図りたい。
サイコキネシスで50サンダー超高確率3発、55ガラガラ確3、51スイクン確4、
ドリル嘴で55ヘラクロス確1、50ナッシー・52フシギバナ確2、50フーディン乱数2発(自己再生に対してほぼ急所待ち)。
主に悪夢が役に立つ相手は、カビゴン、スイクン、ブラッキー、ライコウあたりだろう。
攻撃範囲を広げる場合は、ギガドレインや目覚めるパワー格闘・炎などの選択肢がある。
ログ … 55セミフル型エース


Lv.55 サイコキネシス/ソーラービーム/怪しい光/日本晴れ@奇跡の実

エスパーポケモンとしては珍しく、ソーラービームを覚える。
パルシェンやサイドンやゴローニャを一撃で瞬殺出来るのはもちろん、
バンギラスやスターミーにも大ダメージが入るのが大きなポイント。
バンギラスは惜しくもギリギリ2発耐えられてしまうが、怪しい光で1回混乱自傷すれば倒せるようになる。
日本晴れによって、ついでに水技や雷にも強くなるという点も見逃せない。
特に水技+サイコキネシスという攻撃範囲のスターミーに対して強くなる。
先制で怪しい光を打てるため、スイクン等もかなり突破しやすくなるだろう。
怪しい光の代わりに、日本晴れで強化される目覚めるパワー炎を持たせると、エアームドやハガネールを倒しやすくなる。
他にはここまでと同じようにドリル嘴を持たせたり、サイコキネシスを抜いてしまうのもアリ。


Lv.55 サイコキネシス/ナイトヘッド/怪しい光/メロメロ@食べ残し

一応、怪しい光を覚えるということは、♀でメロメロと併用すれば、
♂のポケモンには25%でしか動けないストコンを仕掛けることが出来る。
ただしネイティオは身代わりを覚えないため、残念ながらあやみが・メロみがコンボは出来ない。
裸で打つことになるため博打色が強くなるが、そこは我慢しよう。
サブ技は色々選択肢があるが、幅広い相手に安定したダメージが入る技として、ナイトヘッドがある。
無効化の影響は受けるため、ノーマルポケモンには完全に無効化されてしまうので注意。
他には、やはりHP回復を狙えるギガドレインや、大人しく属性一致のドリル嘴あたりか。
ドリル嘴を持つ場合は物理攻撃力も欲しいので、個体値は7FFFが理想となる。
攻撃はサイコキネシス1本にして、どくどくや悪夢で決定力を伸ばすのもアリかも知れない。


戻る