最終更新日:'14/12/7  最終チェック日:'14/12/7
我流・個別分析 <イワーク>

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<概論>

初代の頃からみずでっぽう程度で一撃で倒されたり、攻撃種族値がポッポと同じだったりと散々ネタにされて来た不遇のポケモン。
金銀では念願の進化を遂げ、進化後の姿であるハガネールは超一線級に躍り出ることが出来た。
しかしハガネールはイワークとは属性が違い、種族値で見ても素早さが大幅に落ちている。
そのため、イワークは進化前とは言えどハガネールと違った使い方ができ、劣化ということにはならない。
実は岩ポケモンとして見ると、プテラ・カブトプスに次いで3番目に素早いポケモンなのである。
更に言うと、「属性一致岩雪崩を打てるポケモン」としては、何と最速である。
パルシェン同様、ブラッキーやナッシーに先制で大爆発を打てるというのは爆弾としてはなかなかのメリット。
同じ属性を持ち、大爆発が出来るポケモンとしてゴローニャが居るが、素早さで勝っている他、
嫌な音という便利な技を使えるため容易に差別化することが出来る。
このように、幸いにも独自性を持っていて参戦権があるポケモンだが、何より恵まれているのは対戦環境である。
2000(一撃無し)ルールにおいて最強の地位を譲らないカビゴンに強く、嫌な音と大爆発が使える時点で活躍のチャンスが充分にある。
ハガネールと比べて如何なるレベル関係でも必ず先制することが出来る他、大文字カビゴンを受けることが出来るのが大きく違う。
あとはマルマインを完封したり、エアームドを嫌な音で突破もしくは引かせたりすることで、
一部の一線級のポケモンに対する最低限の活躍は保障されていると言って良いだろう。
HPが低過ぎるため幾ら防御が高くても物理耐久はフリーザーやマタドガス程度に留まったり、
特殊耐久に至ってはそこら辺の序盤の道路に出て来る野生ポケモンと同等という点は注意しよう。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■□□□□□□□□ 出番の多さ■■■■■■■□□□
複数対決性能■■■■■□□□□□ 使い方の多様性■■□□□□□□□□
対カビゴン性能■■■■■■■■■□ 不利な相手への対抗力■■■■□□□□□□
対その他の一線級■■■□□□□□□□ 個人的総合評価■■■□□□□□□□


<優劣関係>

格好の餌マルマイン サンダース エアームド フォレトス マタドガス
割と有利カビゴン バクフーン ベトベトン
場合によるブラッキー ムウマ ケンタロス ハピナス
割と不利ヘラクロス ライコウ パルシェン バンギラス ファイヤー ポリゴン2 ハガネール
天敵スターミー スイクン サンダー フシギバナ ガラガラ ナッシー カイリキー キングラー


<防御面>

55食べ残し5550黄金の実50
55カビゴンの鈍い+捨て身タックル微高確率4発確4確4確3
55カビゴンの地震確3確3超低確率2発確2
55カビゴンの大文字乱数6-8発乱数5-6発乱数5-6発微高確率4発
55ガルーラの鈍い+捨て身タックル確5超高確率4発超高確率4発低確率3発
50ハガネールの地震確3低確率2発低確率2発確2
55ハッサムの剣の舞+捨て身タックル微高確率4発確4確4超高確率3発
55ヘラクロスのメガホーン確3確3低確率2発超高確率2発
55バクフーンの大文字確3確3低確率2発高確率2発
50パルシェンの冷凍ビーム中乱数1発中乱数1発確1確1
51オムナイトのみずでっぽう低確率1発低確率1発確1確1


<技候補>

地震属性一致メイン技1。非力とは言えどもこれぐらいは欲しい。
岩雪崩属性一致メイン技2。実質地震のサブ技のような扱いか。
地震より更に非力だが、素早さがあるため怯みを狙えるのがかなり大きい。
嫌な音ゴローニャやサイドンとの差別化のための超重要技。非力な火力の手助けになる。
大爆発パルシェンと同じ速さからコレを使えるのはなかなか。あると便利だが、必須ではない。
鈍いレベル次第では1回積んでカビゴンに先制出来たりもするが、
素の素早さをダイレクトに活かした嫌な音の方が基本的には良さそう。
吠えるブラッキーやムウマへの受け役割を持ち、マルマイン+ケンタロスにやや強くなることが出来る。
眠る高い物理耐久によって受け役割を持てる相手も居るため、眠って受け続けるのも可。
寝言素眠りでは怪しい時に。攻撃技1本+嫌な音or砂嵐あたりが便利か?
どくどく火力は無いし技もそう幅広くはないので、サポート技として有力候補になる。
砂嵐属性を活かした面白いサポート。エースで使ったりする際に決定力の補助にも。
日本晴れゴローニャやハガネールと同様、コレを残して爆破し、晴れの恩恵を受けるエースに繋ぐ。
守る
身代わり
食べ残しを持たせた際の保険として使える技。特に身代わりは素早さを活かせる。
威張るいばみがの選択肢もあるが、コレを打って爆破して後続に繋いだりするのもアリかも
締め付ける相手を束縛するので、読まれて交代されず確実に目の前の相手に大爆発を当てられるようになる。
硬くなるカビゴン等をガン受けする際、受けるだけなら鈍いでなくコレでも良い。
のしかかり一応麻痺を撒くことも出来る。
アイアンテールハガネールと違って不一致なので火力は岩雪崩にも劣る。
実はイワークにとって地震・岩雪崩の双方よりコレを打った方がダメージが入るという相手は存在しない。
そして得意の嫌な音もあるので追加効果もさほど嬉しくない。使うとしたら攻撃技を1本にする時などだろう
めざ蟲ナッシーへのピンポイント役割破壊。ゴローニャ等と違って先制出来るのでこれは完全にイワークの特許。
しかし嫌な音を打っても一撃で倒せないため、あらかじめ削っておく必要がある。
じたばたまあダメージは知れてます
地割れ一撃アリ用。一応素早さのお陰でハガネールに比べて身代わりに防がれにくいという利点はある。


<型サンプル>

Lv.50 地震/岩雪崩/嫌な音/大爆発@黄金の実

基本的には嫌な音+大爆発は欲しいところ。するとやはりこのような技構成が最もオーソドックスと言えるでしょう。
嫌な音+地震で52マルマイン・54ゲンガー確1、55サイドン確2、50ハガネール超高確率2発、51カビゴン・50ブラッキー確3、
嫌な音+岩雪崩で55ファイヤー確1、55サンダー確2、50パルシェンやや高確率2発、51ヘラクロス確3、50エアームド確4、
嫌な音+大爆発で50パルシェン・51スイクン・53ブラッキー確1、55カビゴン超高確率一撃。
欲を言えばパルシェンに先制出来るLv.51、バンギラスに先制出来るLv.52あれば尚良いとい思います。
因みにイワークの物理耐久はマタドガスやフリーザーと同等で、他のメジャーな岩と比べると低めですが、
HPが低いので黄金の実の恩恵が大きいです。
Lv.50だと55カビゴンの地震で確2で倒れてしまいますが、黄金の実があるとこれを超高確率で2回耐えるようになります。
ログ … 爆破を受ける
ログ … 対カビゴン+エアームド性能
ログ … エアームド流し性能


Lv.51 地震/嫌な音/鈍い/眠る@食べ残し

このレベルで食べ残しを持てば、55カビゴンの鈍い+捨て身タックルを超高確率で3回耐えます。
これによって、鈍い+眠るで寝言カビゴンや特殊カビゴンを受け続けることが出来るようになります。
更に嫌な音も持つことによって、受けたカビゴンを倒すことも出来ます。
この枠は岩雪崩や大爆発でも、素早さだけでゴローニャとの差別化は出来ますが、明確なのはやはり嫌な音でしょう。
因みに、どうせ嫌な音で決定力を出すのなら、鈍いの枠は硬くなるでも良いです。
これも、バンギラスまで意識するならLv.52で。


Lv.50 地震/締め付ける/嫌な音/大爆発@黄金の実

締め付けるでロックしてから、当てたい相手に確実に大爆発を決めるというコンボ。
もちろん締め付けるのターンにスターミー等が出て来たら普通に逃げなければならないという点は注意しましょう
ロック出来るので、嫌な音との相性も良いです。
イワークは火力が無いから、1ターンぐらいとタカを括って居座って来た相手に有効。


Lv.55 地震/嫌な音/威張る/身代わり@食べ残し

素早さを活かしてこんなエースもアリかも知れない。
Lv.55で50フシギバナに先制出来るのはなかなか美味しいところです。
クソゲーですが漢なら身代わりを切って砂嵐とかも面白いかも知れませんね。


Lv.51 地震/どくどく/守る/吠える@食べ残し

パルシェン、マルマイン、ケンタロスあたりが揃った時の組み合わせに対して刺さるかも知れません。
ゴローニャでもハガネールでも出来ることですが、「パルシェンに先制出来る」というのを活かすとなかなか面白そう?


<その他ルールのログ>

・一撃あり2000
パーティ … アズマオウイワークウインディTA(2024)
ログ … 身代わり+地割れと嫌な音の活用


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