最終更新日:'25/10/31  最終チェック日:'25/10/31
我流・個別分析 <ブルー>

変態ポケモン図鑑はこちら

Tweet
<概論>

グランブルの進化前の姿。グランブルを使えるルールでわざわざブルーを採用する理由はまず無いので、
基本的にはリトルカップや金銀ファンシー等の未進化ポケモンが活躍出来るルールが主な舞台となる。
進化後のグランブルは、リングマに比べてHPと防御力が同じ、その他の数値は全て下回っているものの、
一撃無し2000ルールにおいてはプレゼントやシャドーボール、甘えると言った技が強力で、差別化が出来ているが、
ブルーも進化前のヒメグマに対して似たような関係性となっている。
ただし、攻撃力はヒメグマと同値であるため、恩返しなどは同じ火力を出すことが出来る。
リトルカップでは基本的にはプレゼントは使えず、シャドーボールや癒しの鈴もあまり役に立たないが、
そんな中でのブルーの最大とも言える魅力は、♂:♀比率が1:3というところにある。
攻撃個体値をBまで下げるだけで♀で使うことができ、すなわち♂へのメロメロを打てるようになる。
しかも、リトルカップにおいては個体値が4下がった程度では実数値が落ちず、
結果的に♀でありながら理想値と全く同じ数値の攻撃力をキープ出来るのである。
しかも、その攻撃力から放たれる恩返しは、黄金の実を持っていないストライクを高確率2発で倒せるほど強力で、
♂のストライクをメロメロで封じつつ、恩返しで倒すという動きを狙える。
これはヒメグマには到底真似出来ない。
他にはリフレクターもリトルカップにおいては強力で、これも強力な物理技と併用出来るポケモンは稀。
リトルカップでは基本的にこれらの技を使って存在感を示して行くことになるだろう。
その他のローカルルールでも、プレゼントや癒しの鈴といった個性的な技で種族値以上の仕事を出来る可能性があるので、
意外と見逃せないポジションのポケモンである。


<技候補>

恩返し一致メイン技。ライバルのヒメグマと同火力。♀個体でも強力!
メロメロ攻撃個体値Bで♀でコレを打てるのが最大の強み。
リフレクターリトルカップでは重要な補助技。木の実ジュースと相性抜群。
甘えるリフレクターの代わりにこちらでも。
電磁砲サブ技候補。特にリトルカップでは麻痺を治せない相手が多い
サブ技候補。シンプルにダメージが欲しい場合に。
めざ岩リトルカップ専用。ストライクへのキラー。♀で威力70を打てるのが強み。
めざ草リトルカップ専用。イワークやオムナイト等へのキラー。
泥棒リトルカップでは重要な技。
泥かけサポートしつつ、ゴースやコイル相手には地味にダメージソースにもなる。
鈍いメロメロで敵の行動を止めながら積んだり出来る。
怖い顔自らの遅い素早さを補いつつ、サポートにも。
吠える影分身や身代わり対策になる。
シャドーボールゴースへのピンポイントキラー。
爆裂パンチメロメロと併用してストコン狙い?
めざ格岩や鋼全体にやんわりと。ノーマル相手には恩返しの方が強い。
めざ地同上。サブ技の地震のような感覚で。
冷凍パンチ完全に1割の凍結狙い。
癒しの鈴独自性はあるが、使っているような暇があるかどうか
指を振る龍の怒りで確1
プレゼント1000などその他のルールで下剋上を狙える重要な技。


<型サンプル>

Lv.5 恩返し/電磁砲/メロメロ/リフレクター@木の実ジュース
<対応ルール:リトルカップ>

概論に書いたようなリトルカップでの強みを生かした例。
恩返しはストライクやポリゴン、タマタマぐらいの物理耐久の相手を高確率2発。
チョンチーやチコリータぐらいは確2で倒せる。
カラカラにはやや高確率で、ラッキーには超高確率で2耐えされてしまうので注意。
これだけなら同じ攻撃力のヒメグマにも出来るが、
攻撃個体値をBまで落としても実数値が落ちず、♀になれるのでメロメロと併用出来る。
ヒメグマでこれをやろうとすると攻撃個体値を7まで落とさなければならず、
そうなると火力が一気に落ち、ストライクに超高確率で2耐えされるようになってしまう。
これだけでも他のポケモンと十分差別化出来ているが、
更にリフレクターまで併用することで強烈なアイデンティティを示すことが出来る。
木の実ジュースと併用することで様々な物理攻撃を2発以上耐えられるようになり、後続にも繋げられる。
素早さは致命的に遅く、カラカラにすら上を取られてしまうため、
対面したら上からホネブーメランで超高確率でワンパンされ、完全に何も出来ず出オチしてしまう。
間違ってもカラカラとは対面しないよう、他のポケモンの前に出して、まずはリフレクターで保険をかけておきたい。
そんな素早さの低さを補うため、サンプルでは残りに電磁砲を持たせているが、この枠は自由。
例えばメロメロと重ねがけしてストコンを狙える爆裂パンチや、
同じく素早さを補える怖い顔、逆に素早さを捨てて恩返しをパワーアップさせる鈍いなど。
鈍いを1回積んだ恩返しで、ディグダ・ケーシィ・ムチュールあたりを確1、
めざ地エレキッドやめざ草ビリリダマあたりを中乱数一撃となる。
リフレクターの枠を代わりに甘えるにする手もあり、これでもヒメグマと差別化出来る。
ただし、場に居座って来る物理ポケモンは、剣の舞や身代わりを使えるストライクぐらいなので、
実戦的には甘えるよりリフレクターが役に立つ場面の方が多そうだ。
また、先述した通り、ブルーの恩返しをもってしても、ラッキーにはほぼ2耐えされてしまい、
上からタマゴ産みをされてこれだけでは突破出来ず、受けられてしまうため、
そこを対策するならばやはり電磁砲の麻痺や爆裂パンチの混乱といった上振れ要素が必要となる。
♀のメロメロは逆にラッキーには通用しない点にも注意。
パーティ … 【リトルカップ】ピンク色統一(2025)
ログ … 【リトルカップ】メロメロ+高火力の恩返し
ログ … 【リトルカップ】メロメロ+高火力の恩返し2
ログ … 【リトルカップ】メロメロ+高火力の恩返し3
ログ … 【リトルカップ】電磁砲+リフレクターでサポート


Lv.5 恩返し/目覚めるパワー草/メロメロ/リフレクター@木の実ジュース
<対応ルール:リトルカップ>

♀でありながら、最大威力の目覚めるパワーを自由に打てるという点も魅力のひとつ。
これによって攻撃範囲を広げることができ、
例えば個体値AEFFにすることで、♀で威力70の目覚めるパワー草を打てる。
これによってイワークとカブトをぴったり確1、オムナイトをやや低確率一撃で倒せる。
恩返しではやや低確率2発だったカラカラも、これなら超高確率2発。
この他、例えば目覚めるパワーを岩にしてストライクをピンポイントで対策する手もある。
個体値を9CFFにすることで、やはり♀で威力70の目覚めるパワー岩を打つことが出来る。
これによってストライクを中乱数一撃、めざ地ストライクならやや高確率一撃となり、
メロメロやリフレクターに頼らず、いきなり対面から殴り勝てる可能性が出て来る。


Lv.25 恩返し/シャドーボール/眠る/寝言@呪いのお札
<対応ルール:金銀ファンシー>

金銀ファンシーでもやはりヒメグマが競合相手となるが、
環境において強力なムウマに対してシャドーボールを打てるというのが重要な差別点となる。
素のシャドーボールでは同レベルのムウマを中乱数2発だが、
呪いのお札を持たせることで、これを確2で倒せるようになる。
同じくシャドーボールを覚えるエイパムは、呪いのお札を持たせてようやく中乱数なので、これは真似出来ない。
また、恩返しは同レベルのヤミカラスをちょうど大体2発で倒せるぐらいの火力があるので、
いっそLv.30でエースとして使っても良いかも知れない。


Lv.25 恩返し/シャドーボール/電磁砲/リフレクター@先制のツメ
<対応ルール:金銀ファンシー>

金銀ファンシーでサポートしながら暴れる場合の一例。
他にはやはり爆裂パンチや吠えるあたりが候補となる。


Lv.50 恩返し/プレゼント/リフレクター/癒しの鈴@先制のツメ
<対応ルール:1000等>

進化後のグランブルがそもそもマイナーなポケモンで、種族値も高くないため、
あまりローカルルールで制限されることは無く、ブルーにまで手を出さずとも、グランブルを使えてしまうことが多い。
例えば1000ルールのようなコスト制ならば、敢えて種族値の低いブルーを採用する価値はある。
特に、プレゼントは種族値に関係無く、上位のポケモンをいきなりワンパン出来るような強い下剋上性能があるし、
リフレクターや癒しの鈴と言ったサポート技も、数値に関係無くそれがあるだけで強力なので、
こういった技を複数覚えるブルーというのは見逃せない存在。
例によって電磁砲で麻痺を狙ったりしても良い。
また、このようなルールは、ローコストでゴースが使われるような場合も少なくないため、
シャドーボールを持っておくと刺さる可能性もある。
逆に恩返しはただ打ってもぬるい可能性があるため、いっそプレゼントをメイン技として扱うぐらいでも良いかも知れない。
ミルタンクやポリゴン2と同じ火力というのをどう見るか。


戻る