「みんな、先生たちから話がある。聞いてくれ」
「この前入学してくれたばかりのキレイハナ君なんだけど、ちょっと家庭の事情で、しばらく来れなくなってしまうんだ・・・。」
「えー!そうなの?寂しいなぁ」
「いつ戻って来れるかが分からんようなので、一旦休学という形になる。」
「みなさん、入学早々こんな形になってしまってゴメンなさい。またどこかで会ったら、よろしくお願いします!」
「まあ、仕方ねえな。がんばれよ。」

予備校物語
第35話 〜大爆発は怖くない〜

「ウィーーーーッス。」
「おう、隣のクラスのイワークじゃねえか」
「キレイハナ君が休学になって、このクラスの席が空いてしまったので、
  急遽、隣のクラスからイワーク君をこちらに編入させることにしたのじゃ。」
「なるほど。よろしく。」
「ウソッキー君に続くノーマル耐性として、期待してるよ!」
「ウィーーーーッス。」
「(ヘンなやつ・・・)」
「いきなりだが、出番じゃぞ!」



「フゥ〜〜〜。やった。」
「うむ!!いいぞ!その調子じゃ!!」
「へー。やるじゃん」
「敢えて太鼓を叩いてすぐに引き、相手の爆破を引き付ける・・・なるほど勉強になる。」
「今のはゴローニャとかにも出来る動きだから、今後イワーク君ならではの試合が出来るようになれるといいね!」
「ウィーーーーッス。」

つづく