最終更新日:'25/6/8  最終チェック日:'25/6/8
我流・個別分析 <ウツドン>

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<概論>

ウツボットの進化前であり、初代の頃からクサイハナと対をなすポケモン。
種族値はすべてウツボットより一律で15ずつ低いため、攻撃力の高さと耐久の低さがより顕著に出ている。
ウツボットを採用出来るルールでわざわざウツドンを使う理由はまず無いため、
基本的にはウツボットが使えないローカルルール等が主戦場となる。
Lv.50帯のルールでは、ウツボットも特に制限されていないルールがほとんどであり、
またたねポケモンでもないためリトルカップや金銀ファンシーにも出場出来ない。
そんな中ほぼ唯一とも言えるウツドン活躍の場がアラフォーであり、
全体3位タイの合計種族値と、火力と豊富なサポート技の両立により、ここぞとばかりの活躍が出来る。
同ルールに出場出来るクサイハナには合計種族値で5だけ劣るものの、攻撃力と素早さの差、そしてアンコールの存在は大きい。
今後新たなローカルルールでウツドン活躍の場が増えたとしても、使い方としては大きく変わらないだろう。


<技候補>

ヘドロ爆弾一致メイン技・物理。アラフォーでは最強の使い手。決定力のためにほぼ必須。
めざ草
ギガドレイン
はっぱカッター
一致メイン技・特殊。実質ヘドロ爆弾のサブ技のような扱い。
威力のめざ草、回復のギガドレイン、安定性の葉っぱカッターから選択。
光合成を持たないならギガドレインの回復が美味しい。
眠り粉重要補助技1。S55は微妙だが、アラフォー環境では上を取れる相手もそこそこ。
アンコール重要補助技2。鈍いや身代わりに対して効果覿面。剣の舞と選択になる。
痺れ粉補助技候補。遅いポケモンをサポートしたい場合に。
リフレクター補助技候補。技スペースとの相談だが持っていれば確実に役に立つ。
剣の舞アンコールと両立不可だが、エースのように決定力を出したい場合に。
光合成技スペースとの相談だが、ある程度ぬるい攻撃を受けられるようになる。
めざ炎サブ技候補。ヘドロ爆弾ともギガドレインとも相性が良い。
めざ岩サブ技候補。アラフォー環境に多い蟲・飛行ポケモンの他、炎へも通る。
めざ地サブ技候補。こちらは毒や岩あたりに。特にゴースには最も有効。
めざ飛サブ技候補。範囲は広くないが、ウツドンミラーと蟲ポケモンへの同時打点。
めざ水サブ技候補。草技と比べて、岩系の他に炎にも通るという利点がある。
日本晴れ
ソーラービーム
炎ポケモンと併用して晴れサポートをするついでという感じか。
成長特攻はクサイハナと同じだが、あちらはこれを覚えない。
捨て身タックルアラフォー環境には毒ポケモンがやや多く、ヘドロ爆弾の通りが微妙なので、
代わりにメイン技として使う手が無くはない。地味にのしかかりは進化しないと使えない
メロメロ素の攻撃力が高いので、物理型でも♀で使う手があるか?


<型サンプル>

Lv.37 ヘドロ爆弾/ギガドレイン/眠り粉/アンコール@黄金の実
<対応ルール:アラフォー>

アラフォールールでも基本的に2000ルールのウツボットと同じような技構成になるだろう。
特に攻撃種族値90というのはこのプールではかなりの上位であり、
ヘドロ爆弾の使い手としてはアリアドスと並んで最強の存在。
等倍ならば並の耐久のポケモンは大体3発であり、
エレキッド・ビリリダマ・ヒトデマン・ブビィと言った柔らかいポケモンは確定か高確率2発。
ベロリンガには超高確率で3耐えされる。
サブ技のギガドレインはイワークもゴローンも余裕の確1。ゴッソリ回復も狙える。
ニョロゾやチョンチーといった水ポケモンもほぼ2発で倒すことが出来る。
この攻撃範囲だとスピアーやアリアドス、ゴースあたりに黙ってしまうので、
ギガドレインの枠は各種目覚めるパワーに変更する余地もある。
攻撃力・特攻は共に高いので、物理・特殊はどちらにしても良く、
例えばめざ岩でレディアン・バタフリー・ヤンヤンマ低確率1発、デルビル・ブビィ確2、スピアー中乱数2発、
めざ地でコイル中乱数1発、ゴース・デルビル・ブビィ確2、ゴローン・イワーク確4、
めざ炎でコイル確2、ウツドン・ヤンヤンマ・アリアドス・スピアーほぼ3発など。
一方で耐久は低く、デルビルの大文字で確1、ブビィの大文字で高確率1発、ケーシィのサイコキネシスでやや高確率1発、
ポリゴンの冷凍ビームで確2、エレキッドのサイコキネシスで高確率2発など。
素早さ種族値は55で、相対的に見るとやはり2000におけるウツボットと同じぐらいのポジション。
ポリゴン・アリアドス・ゴローン等は上から眠り粉で動きを封じることが出来る。
眠り粉やギガドレインは上からの身代わりには封じられてしまうが、
それに対してはアンコールで抑制出来るというのもウツボットと同様の強み。
他にも補助技は痺れ粉、リフレクターあたりも便利なので、必要に応じてカスタマイズすると良いだろう。
なかなか技スペースが無いが、光合成で回復することも出来る。
パーティ … 【アラフォー】ピジョンエース編成(2025)
ログ … 【アラフォー】眠り粉でエースの起点作成
ログ … 【アラフォー】アンコールでスピアーの行動を制限


Lv.37 ヘドロ爆弾/目覚めるパワー岩/眠り粉/剣の舞@食べ残し
<対応ルール:アラフォー>

剣の舞で決定力を出すことも出来るが、残念ながらアンコールと両立不可というのもウツボットと同様。
ヘドロ爆弾1本だと止まる相手が多いので、何かしらのサブ技は持たせておきたい。
特にスピアー・アリアドスや、ゴローン・イワークあたりは意識した方が良いだろう。
なかなかすべてに対応するのは難しいので、いっそ眠り粉を抜いてセミフルにするのも手か。
例えば、ヘドロ爆弾+ギガドレイン+目覚めるパワー岩など。


Lv.37 捨て身タックル/ギガドレイン/眠り粉/剣の舞@食べ残し
<対応ルール:アラフォー>

毒や岩ポケモンが環境にそこそこ多く、ヘドロ爆弾自体の通りが悪いことがあるので、
いっそメイン技自体をノーマル技の捨て身タックルにしてしまうという手も無くはない。
属性一致の威力90というのは、威力135相当になるので、不一致の威力120とそこまで大きくは変わらない。
これによって、少なくとも毒ポケモンに対しては一貫するようになるので、
あとは岩をきっちり倒せるようにギガドレインを持たせておけば、かなり手広くなる。
これで止まる相手は、ゴースとコイルぐらいしか居ない。
剣の舞+捨て身タックルで、等倍はベロリンガ含めてほとんど確2、
デルビル・ケーシィは確1、エレキッド・ブビィは中乱数1発。
ただし、反動ダメージがかなり痛いので注意。食べ残しとギガドレインの回復を駆使したい。
捨て身タックルは初代技マシンでの習得なので、残念ながらアンコールの他に光合成とも両立出来ない。


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