最終更新日:'16/5/14  最終チェック日:'16/5/14
我流・個別分析 ~オコリザル~

変態ポケモン図鑑はこちら


~概論~

ファイヤーやガルーラに先制出来る素早さが自慢の、最速格闘ポケモン。
レベル差を付ければ中レベルまでのサンダーやリザードンにも先制でき、上から岩雪崩を落とせるのが強みのひとつ。
また、格闘ポケモンとしては珍しい、雷や嫌な音、自己暗示と言った変わった技を覚えるのも大きな特徴。
特に高い素早さから嫌な音を打てるというのは、大きな強制交換力を押し付けることに繋がるため非常にマッチしている。
耐久力の低さゆえ多くの敵を同時に相手出来るわけではないので、
WAの2枚目で使われるカイリキーと同様、主にカビゴンやバンギラスとその周りを倒せるよう攻撃範囲を広げて、
カイリキーには無い速度を活かした展開に持ち込めればGood。


~実戦的ステータス~

タイマン性能■■■■■■■□□□ 出番の多さ■■■■□□□□□□
複数対決性能■■■■□□□□□□ 使い方の多様性■■■■■■□□□□
対カビゴン性能■■■■■■■■■□ 不利な相手への対抗力■■■■■■■□□□
対その他の一線級■■■■■□□□□□ 個人的総合評価■■■■■■■□□□


~優劣関係~

格好の餌バンギラス ブラッキー ハピナス
割と有利カビゴン パルシェン ムウマ ファイヤー ポリゴン2
場合によるフシギバナ エアームド ライコウ カイリキー スイクン
割と不利サンダー スターミー ガラガラ ナッシー ゲンガー ケンタロス
天敵フーディン ニドクイン ベトベトン グライガー


~防御面~

55めざ霊食べ残し55めざ霊黄金の実55めざ霊55めざ飛
53カビゴンの恩返し低確率2発低確率2発微高確率2発超高確率2発
50カビゴンののしかかり高確率3発微低確率3発確3確3
バンギラスの岩雪崩乱数5~7発乱数5~6発超低確率4発低確率4発
バンギラスの大文字超低確率3発超低確率3発超高確率3発確3
50パルシェンの冷凍ビーム確4確4中乱数3発高確率3発
50スターミーの波乗り微低確率3発超低確率3発確3確3
52ゲンガーの10万ボルト高確率4発超高確率4発超低確率3発超低確率3発
50ヘラクロスのメガホーン微低確率4発中乱数4発確4超低確率3発


~技候補~

クロスチョップほぼ必須の属性一致メイン技。急所の効果も大きい。
岩雪崩サブ技筆頭候補。自分より遅い飛行を突き落とせる。レベル差を付ければサンダーも。
実はコレを覚えるポケモンの中では全ポケモン中3番目に素早く、
それだけ多くの相手に対して怯みを狙えるというのがかなり大きい。
めざ霊サブ技選択候補。ムウマに先制してコレを打つことによりほぼ完封が狙える。
カイリキーと同じくコレと岩雪崩の組み合わせが範囲が広く、使いやすい。
ただしカイリキーと違ってスターミーやナッシーには嫌な音を絡ませないと突破は難しい
サブ技選択候補。コレを打てる唯一の格闘。エアームドやスターミーに特に有効。
めざ飛サブ技選択候補。ヘラクロスと草を同時に対策出来るのはなかなか重宝する。
嫌な音重要な決定力源のひとつ。素早いのでとても強力。
ヨガのポーズ嫌な音と選択で。こちらの方が火力の出方は劣るが、相手の交代に依存しないのが強み。
身代わり起点作りに。耐久は低いがフシギバナの葉っぱカッターぐらいなら耐えることが出来る。
威張る
自己暗示
数少ないコンボの使い手。詳しくは型サンプルにて。
自己暗示はせず代わりにサブ技を持たせたり嫌な音にするのもアリ。
堪える
起死回生
属性一致でコレを使える最速のポケモン。詳しくは型サンプルにて。
起死回生は遺伝技なので身代わり等と両立不可という点に注意。
眠るわざわざコレを持たせるスペースと余裕があるかどうか。あっても奇跡の実で1回きりだろう。
捨て身タックルカイリキー同様、サブ技にノーマル技をチョイスする手もある。
のしかかりこちらは麻痺の追加効果を狙いたい。
めざ蟲ナッシーへのピンポイント役割破壊。カイリキーと違って地震を覚えないため、
ゴーストの突破が難しくなる点に注意。
寝言これもカイリキー同様攻撃技2個+ピントレンズという使い方が出来る。
カウンターノーマルは逃げて行くので、狙うなら地面や格闘相手だろうか。
冷凍パンチ凍結を狙うほど試行回数を稼げないので、4倍弱点へのキラー?
泥棒受けが絞られるポケモンなので、対象を狙いやすくはあるかも。


~型サンプル~

Lv.55 クロスチョップ/岩雪崩/目覚めるパワー霊/嫌な音@奇跡の実

自慢の素早さからの嫌な音を活かした広範囲型。
サブ技のチョイスはカイリキーと同じく色々と候補はあるが、範囲が広く手軽に使えるのがこの組み合わせ。
嫌な音を1回かければ格闘弱点のポケモンはほとんどクロスチョップで一撃、等倍のポケモンはほとんど確2となる。
地味に、クロスチョップのPPの低さも補えるというのもポイントのひとつ。
岩雪崩はほとんどの飛行ポケモンに3発かかるが、これも嫌な音や、素早さを活かした怯みを狙いたい。
嫌な音+怯みにより、フシギバナなんかにも、弱点は突けずとも圧力をかけることが出来る。
めざ霊ではゴーストポケモンやフーディンぐらいまでなら2発、すなわち嫌な音をかければ一撃で倒すことができ、
特にムウマには先制出来るので道連れ戦法にも関わらず完全に流すことが出来るが、
スターミーぐらいになるとレベル差を付けても2発で倒せなくなるので注意。
この他にサブ技は、スターミーやエアームド意識の雷、ヘラクロスや草意識のめざ飛などの選択肢がある。
55サンダーのWAとしてオコリザルを起用することに関する解説がこちらの記事にあるので、参照されたい。


Lv.55 クロスチョップ/岩雪崩/目覚めるパワー霊/ヨガのポーズ@奇跡の実

↑の型の嫌な音の代わりに、同じく火力アップ出来る技としてヨガのポーズを持たせるのも有力候補。
嫌な音が防御2段階ダウンなのに対し、こちらは攻撃力が1段階しか上がらないが、
相手が交代しようがこちらが居座り続ける限り効果が持続するため、
壁などを残し居座って牛蒡抜きを狙うような時にヨガのポーズの方が重宝する場合がある。
1回積むことで、クロスチョップで51カビゴン・51オムスター・53ガルーラ・54イノムー・55ポリゴン2・55ケンタロス確1、
50ブラッキー高確率一撃、50パルシェンやや低確率一撃、50エアームドや55ガラガラ等の等倍の相手はほとんど2発、
岩雪崩で55めざ草ファイヤー・55リザードン確1、55サンダー確2、55カイリュー中乱数2発。
もちろんこれも技のチョイスは自由に。
ログ … ヨガのポーズセミフルエース
ログ … ヨガのポーズセミフルエース2
ログ … ヨガのポーズセミフルエース3
ログ … 岩雪崩で低レベルサンダーに勝つ
ログ … ヨガのポーズでフシギバナを強行突破


Lv.50 クロスチョップ/岩雪崩/雷/目覚めるパワー飛行@黄金の実

昔からたまに使われているフルアタの一例。サンプルは低レベルで暴れるLv.50にしたが、エースでも良い。
雷で同レベルのスターミーを中乱数2発なので倒すに至るのは難しいが、連発して麻痺を狙うことぐらいなら出来る。
同レベルエアームドならほぼ2発で倒せるので、タイマンの殴り合いで勝つことが出来る。
例によって技構成は何でも良いのだが、
この構成なら例えば、バンギラス+エアームド+ヘラクロスのような組み合わせに刺すことが出来たりする。


Lv.55 クロスチョップ/自己暗示/威張る/身代わり@食べ残し

ペルシアンで有名ないばみが+自己暗示コンボだが、実はオコリザルも使うことが出来る。
このコンボはもちろんメイン技が物理技でないと意味を成さないので、コレが出来るポケモンは物凄く貴重なのだ。
威張るで上がった相手の攻撃力を自己暗示で頂くというコンボだが、
オコリザルの場合特に、攻撃技がクロスチョップ1本だと8回しか打てないため、PPをカバー出来るという面も非常に大きい。
1回威張った相手に対して自己暗示をすることで、攻撃力が2段階上がることになるので、
常に相手に嫌な音をかけた状態と同じ威力でクロスチョップが打てるということになる。
これは相手が交代してももちろん効果は持続するため、ある意味嫌な音とヨガのポーズの良い所取りのようなことが出来る。
因みに自己暗示の代わりに嫌な音も面白い。こちらは威張るによる混乱自滅ダメージを倍増させることが出来る。


Lv.50 クロスチョップ/岩雪崩/眠る/寝言@ピントレンズ

素早さだけでアイデンティティになっているので、このように寝言で大人しく使う選択肢も無いわけではない。
試行回数を稼ぐという意味では、サブ技を雷やのしかかり等にするのもアリかも知れない。


Lv.55 クロスチョップ/雷/堪える/起死回生@黒帯

地味に、ヘラクロス、サワムラーに次いで3番目に高い威力で起死回生を打てるポケモンでもある。
しかも、そのどれよりも素早いというのが大きなポイント。
55ガルーラに先制して起死回生一撃で倒せるのはこのポケモンだけ。
一応補足すると、ガルーラには威力が150の段階でも起死回生一撃で倒せるし、最大威力なら鈍いを1回積まれていても一撃。
黒帯を持たせれば、最高威力で51めざ氷ライコウ、50ガラガラ、52めざ飛ガラガラ、51カイリキーあたりのラインを一撃に。
サワムラーと違って身代わりとは両立出来ないが、ヨガのポーズや嫌な音なら使えるため鈍いの対策は出来る。
残念なのはメイン技のクロスチョップと完全に技タイプが被ってしまっているため、技スペースが非常に勿体無い。
いっそ思い切ってクロスチョップを抜くのもひとつの選択肢となるだろう。
なお、起死回生は遺伝技なので先述の身代わり等とは両立出来ないが、岩雪崩は同じく遺伝で覚えるため両立が可能。


~大体どれにでも通用する対策~

まずはHPから目覚めるパワーの確認と、道具の確認をしたい。
目覚めるパワーがゴーストなら岩雪崩と併用している可能性が高く、飛行なら雷などを持っていることが多い。
それによって受けも変わって来るが、毒ポケモンならどれも比較的安定して受けることが出来る。ニドクインやベトベトン等。
カイリキーと違って地震を覚えないというのは大きい。
道具に関して、食べ残しを確認したらいばみがを警戒した方が良い。特に威張る+自己暗示のコンボは要注意。
特殊ポケモンで居座ったりしていると、たちまち相手に高い攻撃力を譲ることになってしまう。
交代しながら2枚で対処して行きたいところ。
素早いとは言えども100族には及ばないので、これに先制出来るサンダーやライコウ、スターミー等も壁となることが出来る。
逆に上を取られると岩雪崩の怯みや威張る等が怖いため、耐性を持つフシギバナ等でも安心は出来ない。
耐久力はかなり低いため、不利な対面となっても恐れずに1発殴るぐらいのことはしても良いかも知れない。


戻る