最終更新日:'12/10/28  最終チェック日:'12/10/28
我流・個別分析 <ニドクイン>

変態ポケモン図鑑はこちら


<概論>

赤緑時代では相方のニドキングとあまり明確な差の無いポケモンだったが、
金銀では甘えるという個性を手にしたことによって全く違う使い方が出来るようになったポケモン。
毒+地面という属性の利点や豊富な特殊技ということに関しては、
同じことが言えるニドキングのページに書いたのでそちらを参照してもらいたいが、
ニドキングよりも安定した耐久からこの甘えるを打てることで、
地面以外の多くの物理ポケモンに対して高い誤魔化し性能を持つことが出来る。
残念ながら特殊弱点は多いので目立ちにくいが、地味に特殊耐久も地面ポケモンの中ではNo.1である。
一般的にニドクインやニドキングのような、攻撃範囲が広いが火力はあまり高くないというポケモンは、
鈍いカビゴンに弱くなりがちという弱点を抱えることが多いが、
ニドクインはそれも甘えるやメロメロ、砂嵐等でカバーすることが出来るというのは、
ひとつの大きなステータスと言えよう。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■■■■■□□ 出番の多さ■■■■■■■■□□
複数対決性能■■■■■■■□□□ 使い方の多様性■■■■■■■■■■
対カビゴン性能■■■■■■□□□□ 不利な相手への対抗力■■■■■■■■■□
対その他の一線級■■■■■■■□□□ 個人的総合評価■■■■■■■■□□


<優劣関係>

格好の餌エアームド ブラッキー フォレトス ベトベトン
割と有利カイリキー パルシェン ナッシー バンギラス ライコウ
場合によるカビゴン ゲンガー ムウマ ファイヤー ハガネール
割と不利スターミー ヘラクロス サンダー スイクン ガラガラ
天敵フーディン


<防御面>

55食べ残し52食べ残し50食べ残し50
51ライコウのめざ氷超高確率4発超低確率3発中乱数3発確3
55カビゴンの捨て身タックル確3超低確率2発中乱数2発高確率2発
50カビゴンののしかかり乱数5-6発微高確率4発超高確率4発超低確率3発
55カビゴンの地震超低確率2発高確率2発確2確2
50ヘラクロスの地震確3低確率2発高確率2発確2
55めざ霊カイリキーのクロスチョップ乱数6-8発乱数6-7発乱数5-6発低確率4発
バンギラスの噛み砕く超低確率4発高確率4発確4微低確率3発
バンギラスの冷凍ビーム確3確3低確率2発高確率2発
52ゲンガーの冷凍パンチ微低確率3発確3低確率2発高確率2発
50エアームドのドリル嘴乱数6-8発乱数5-7発乱数5-6発低確率4発
55ファイヤーの大文字超低確率2発高確率2発確2確2


<技候補>

地震毒の方はまともな攻撃技が無いので属性一致メイン技はほぼコレ一本だろう。
冷凍ビームガラガラやサンダー、ナッシー等と有効範囲が広く、
耐久を活かして試行回数を稼いで追加効果も狙える大事なサブ技。

10万ボルト
これも重要なサブ技。地面としては水に有効打が入るのが非常に美味しい。
大文字
火炎放射
ヘラクロスやナッシー、エアームド等を狙う時に便利なサブ技。
甘えるある意味ニドクイン最大の武器。これによって色々な物理ポケモンを誤魔化せる。
この技があるだけでニドクインをニドキングより高く評価する人も多数。
吠える鈍いと組み合わせて鈍い吠えや、昆布としての利用、またムウマ封じにも使える。
鈍い物理決定力を伸ばしたい場合に。耐久が高めなのでそれなりに積める。
メロメロ攻撃個体値最高で♀で使えるので相性が良い。カビゴンにはかなり強くなれる。
眠る状態異常に強いのを活かして食べ残しで使うことが多いのであまり使われない。
どくどく毒や鋼には元々強いポケモンなので、それ以外に毒を撒きやすい。
砂嵐地震と特殊技で攻めるポケモンなのでとても相性が良い。
爆裂パンチ耐久が高めというのと、カビゴンへの素の打点がイマイチということで、
バンギラスのような使い方をしたい。砂嵐と相性が良さそう。
のしかかり電磁砲は使えないので麻痺を撒くとすればコレ。
波乗り
岩雪崩
捨て身タックル
アイアンテール
シャドーボール
ちょっと変わったサブ技連中。意識する相手に合わせてチョイスしたい。
波乗りは砂嵐と相性が良さそう。
カウンターカビゴンのノーマル技や地面技、サンダーの目覚めるパワーなんかを跳ね返せる。
泥棒割と未知の領域。
めざ毒毒で属性一致技が使いたければどうぞ・・・・・・・・
尻尾を振る物理火力を上げる、鈍い以外の選択肢。
金縛り命中率が気にならないのなら。。
角ドリル一撃アリ用。耐久が高めなのである程度試行回数を稼げるか。


<型サンプル>

Lv.50 地震/冷凍ビーム/雷/甘える@食べ残し

2009年、某氏が55地震カビゴンの隣で使って、その後の対戦環境に大きな影響を与えたことは余りにも有名。ご本人による解説はこちら
これによって地震カビゴン受けとしてのエアームドは幾分か衰退し、
カイリキーやヘラクロスの地震の所持率が非常に高くなったことによって毒ポケモンは貴重な受け役割をひとつ失うこととなった。
以降、電磁波以外にのしかかりによる麻痺狙いが随分と増えた原因のひとつでもあるかも知れない。
ログ … 甘える+広範囲型エース
ログ … 甘える+広範囲型エース2
ログ … 甘える+ムウマとのコンボ
ログ … 甘える+ムウマとのコンボ2
ログ … 絶妙な攻撃力と耐久力の両立


Lv.55 地震/冷凍ビーム/鈍い/吠える@食べ残し

デフォルトなんて無さそうだけどエースだと例えばこんな感じだろうか。
ステータス的には耐久寄りなので、鈍い吠えるはそれなりに合っているはず。弱点が多いのが厳しいところか。
鈍いを1回積んで55カビゴンに先制しつつ、3発で倒すことが出来る。


Lv.55 地震/岩雪崩/大文字/鈍い@食べ残し

某氏考案のエース。こちら参照。実際↑よりこっちの方が使えそう(何


Lv.55 地震/冷凍ビーム/雷/砂嵐@食べ残し

地面だし、砂嵐の効かない連中には軒並み特殊技で有効打を与えられるポケモンなので、
砂嵐もかなり相性が良いのではないだろうか。
耐久も高めなので、砂嵐バンギラスのようにジワジワ攻めたい。
波乗りや大文字を持たせて攻撃範囲を換えるのも面白そう。


Lv.55 地震/冷凍ビーム/メロメロ/甘える@食べ残し

まあ細部どうでもいいですが♀ということでメロメロを使った例をひとつ。
カビゴンにはメロメロと甘えるで止めて、冷凍ビームで凍結を狙ったりとか。
鈍いを持たせて普通に積み合いを有利にするとかいう戦法もアリだと思います
↑の型と混ぜて砂嵐にしても面白いかも!
ログ … メロメロ+大文字型エース


Lv.50 地震/大文字/どくどく/甘える@食べ残し

55カビゴンの隣で、攻撃範囲を換えてこういう型でも面白いかも知れない。
地震+大文字というのが刺さる所には非常に刺さるというのと、
毒にも鋼にも強いためどくどくを撒きやすいというのがポイント。解説はこちらにも。


Lv.50 地震/甘える/眠る/寝言@柔らかい砂

一番上のセミフル型が発案されるより前は、このような型で使われることがあった。
明確な受け役割は少ないので寝言で粘りつつ甘えるで誤魔化す、というのは分かるのだが、
流石にニドクインの特長のひとつである多彩な特殊技や、
どくどく・電磁波無効の恩恵を全く活かさない型は如何なものかと思われる。


<大体どれにでも通用する対策>

ニドクイン単体の対策としては、地震と冷凍ビームと雷が受かり、甘えるで止まり過ぎなければという感じ。
寝言カビゴン、地震ヘラクロス、55サンダー、55フーディン等。
この3つの技を全てきっちり受かるポケモンは少ないので、あとは基本的に眠るを持っていないことを利用し、
大ダメージを与えられるスターミーやガラガラ、ナッシーなどを使いまわして行きたいところ。
回復が食べ残し依存であることが多いので、のしかかりで麻痺を入れるのも非常に有効。
あとは、後ろに控えていることが多いカビゴンに如何に背中を向けないかの話になるだろう。
エースで来た場合は型が読みづらいが、それでものしかかりや眠り粉などの状態異常も有効な対策となりそうだ。
元々の火力は低めのポケモンであるため、弱点さえ突かれなければ大したダメージは無い。
問題は、こちらが物理ポケモンの時は甘えるやメロメロで粘られることがあり、こうなるとなかなか厄介な存在になるため、
メジャータイプの弱点が多い、という弱みに付け込んで大ダメージを与えたいところ。


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