最終更新日:'15/4/26  最終チェック日:'15/4/26
我流・個別分析 <マリルリ>

変態ポケモン図鑑はこちら


<概論>

フェアリータイプによるドラゴンキラー性能と、特性力持ちによる超火力で対戦環境の最前線に君臨しているポケモン。
…に将来なるとはとても思えないぐらい、金銀では活躍が難しいポケモンのひとつ。
種族値の傾向としては、HPがかなり高く、防御・特防にもウェイトを置いている代わりに、攻撃性能が低い。
このような種族値傾向の水ポケモンにはスイクンがおり、種族値を見ると全ての面で大幅に負けてしまっている。
しかし技はかなり豊富で、爆裂パンチや捨て身タックル、転がると言った物理技から、
腹太鼓、滅びの歌、度忘れと言った補助技によってスイクンとは全く違うポケモンとして扱うことが出来る。
そんなマリルリにとっての真の競合相手はカメックスとニョロトノ、この2体である。
まずカメックスに対してはスイクンと同じく全ての能力で負けており、その上得意の転がるや爆裂パンチでも差別化出来ない。
HPだけは勝っているが、物理・特殊双方の耐久で負けているので、
地球投げに強い点や捨て身タックルの反動が痛くない点ぐらいしか利点が無い。
ここでは腹太鼓や度忘れ、光の壁と言った技で差別化可能となる。
またニョロトノには、物理耐久で少しだけ勝っているが、
技では滅びの歌や腹太鼓+捨て身タックル、度忘れさえも被っている。こちらとは転がるや光の壁で差別化可能。
これらのポケモン全てと差別化するためには、光の壁サポートで使ったり、
度忘れ+まるころ型で使ったり、ニョロトノとの物理耐久の差を活かしつつ腹太鼓+捨て身タックルで使うと言った所だろう。
どの型にしても、得意な地面や岩ポケモンを起点にして展開して行きたい。
遺伝により多彩な技を覚えるが、両立不可能な技の組み合わせがかなり多いため、上記の変態ポケモン図鑑で要チェック。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■□□□□□□□□ 出番の多さ■■■■□□□□□□
複数対決性能■■■□□□□□□□ 使い方の多様性■■■■□□□□□□
対カビゴン性能■■■□□□□□□□ 不利な相手への対抗力■■□□□□□□□□
対その他の一線級■■■□□□□□□□ 個人的総合評価■■□□□□□□□□


<優劣関係>

格好の餌ハガネール サイドン バンギラス パルシェン マグカルゴ
割と有利ガラガラ エアームド リザードン スイクン
場合によるスターミー ブラッキー ハピナス
割と不利カビゴン ポリゴン2 カイリキー ゲンガー ムウマ
天敵ライコウ サンダー フシギバナ ナッシー ケンタロス フーディン ヘラクロス


<防御面>

55食べ残し555350
55カビゴンの捨て身タックル確3確3超低確率2発超高確率2発
50カビゴンののしかかり乱数5-6発超高確率4発確4超低確率3発
50ガラガラの地震超低確率2発微低確率2発確2確2
55ヘラクロスのメガホーン確3低確率2発微高確率2発確2
50カイリキーのクロスチョップ超低確率3発高確率3発確3確3
バンギラスの岩雪崩超高確率4発超低確率3発高確率3発確3
バンギラスの噛み砕く乱数5-6発超高確率4発確4低確率3発
50ナッシーのサイコキネシス高確率4発確4微低確率3発確3
50スターミーのサイコキネシス乱数5-6発超高確率4発確4超低確率3発


<技候補>

波乗り属性一致メイン技。火力はかなり低い。物理型に特化する場合抜く場合も。
爆裂パンチサブ技筆頭候補。対カビゴンを考えるとどうしても欲しい。
捨て身タックル
恩返し
腹太鼓
物理メイン技。腹太鼓とセットでないと使い物にならない。
せっかく捨て身タックルを覚えるしHPも高いので、恩返しはあまり無いだろう。
滅びの歌カメックスとの貴重な差別点。光の壁と両立出来ないのが残念
光の壁他の水ポケモンに対して最も個性を出せる技。用途も広く便利。
転がる
丸くなる
コレだけではカメックスと差別化出来ていないので、もう一味欲しい。
度忘れまるころと組み合わせることで、3タテが実現しやすくなる。
腹太鼓との両立も出来るが、ニョロトノに僅かな物理耐久でしか勝てないので注意。
眠る遅くて硬めのポケモンなので流石にほとんどの場合必要だろう
寝言スイクン・カメックスと差別化するには、やはり波乗り+光の壁ぐらいか。
冷凍ビーム
吹雪
特殊サブ技候補。火力はかなり低い。劣化スイクンとならないように。
凍える風サポート用。自身が遅いので自分の為にもなる。
渦潮一応、滅びの歌とのコンボが可能。
アイアンテール腹太鼓型の場合、波乗りの代わりにコレというのも面白いかも?
雨乞い
どくどく
もうちょっと他のことした方が良いんじゃないでしょうか
未来予知ぉおぅ・・・
見破る転がるを影分身で対策して来る相手への対策((((((((


<型サンプル>

Lv.50 波乗り/爆裂パンチ/光の壁/眠る@薄荷の実

概論に書いた光の壁を中心としたサポート構成。
競合相手のカメックスとニョロトノが覚えないどころか、
そもそも水ポケモンでコレを使えるのが他にスターミーとゴルダックしかおらず、
どちらにも物理・特殊双方の耐久でそれなりの差を付けることが出来ている。
メイン技の波乗りは欲しいし、対カビゴンや事故狙いの爆裂パンチは欲しいしで、この型が割と標準的になるのではないだろうか。
遅いので、壁を貼るにしても後手になりがちという点には注意したい。
また、素早さ種族値は50族であり、Lv.50だと55ガラガラには先制されてしまい勝てないので注意。
ログ … 光の壁サポート
ログ … 光の壁サポート2


Lv.50 波乗り/光の壁/眠る/寝言@ピントレンズ

昔、某氏が使っていたという型(道具は違ったかも知れない)。
やっぱり光の壁なんだよなあ・・・(


Lv.55 波乗り/捨て身タックル/腹太鼓/眠る@薄荷の実

ニョロトノでも同じことが出来る腹太鼓型だが、物理耐久の差を活かせるなら良い。
例えば55ヘラクロスのメガホーンで55ニョロトノは超高確率2発で倒れるが、マリルリなら高確率で2回耐えたり、
食べ残しを持たせれば、50ガラガラの地震に対して同じようなことが言えたりはする。
また、HPでも勝っているため、捨て身タックルの反動の痛みが割合少ないというのも長所としてある。
火力としては、腹太鼓+捨て身タックルで55ヘルガー・55エレブー・53サンダース・52マルマイン・50ハピナス確1、50スターミー高確率一撃、
50ヘラクロスやや高確率一撃、50フシギバナ・50ライコウ・50めざ霊カイリキーやや低確率一撃、その他等倍は全員確2以内。
攻撃種族値は50と全く高くないのだが、金銀初登場ポケモンとしては珍しく高威力の捨て身タックルを覚え、
更に珍しいことにそれを腹太鼓と両立も出来るというのが救いだったりする。
サンプルでは大人しく眠る+薄荷の実を持たせたが、道具を食べ残しにして爆裂パンチ等で範囲を広げても良いかもしれない。
腹太鼓+爆裂パンチが命中すれば、何と55カビゴン・50パルシェンをぴったり確1で倒すに至る。
また、火力がイマイチな波乗りを抜いて、代わりに岩への打点となるアイアンテールを持たせるのもアリかも知れない。
腹太鼓+アイアンテールで52ゴローニャ・50サイドン・50ゲンガー・50ムウマ確1、バンギラス中乱数一撃。
もちろんこの場合、ほとんど腹太鼓に依存してしまうという欠点がある。
なお素早さに関しては、Lv.53で55ガラガラや50ナッシー等の重要どころに先制出来るようになるため、
今書いた計算結果より火力は落ちるがLv.53で使うというのもひとつのラインになる。


Lv.50 波乗り/爆裂パンチ/滅びの歌/眠る@薄荷の実

滅びの歌も個性的な技だが、これまたニョロトノでも出来るため、やはり物理耐久を活かす必要がある。
またLv.50だとニョロトノはHP196だが、マリルリは206あるので、Lv.51以下の地球投げ4発で倒されないという利点も密かに持つ。
滅びの歌の使い道としては、渦潮と絡めても成功率は高くないため、やはり交代を促したり、1枚残し対策としての使い方だろうか。
注意点として、光の壁を覚えるため滅びの歌の最後のターンに壁を残して自主退場するということをつい狙いたくなるのだが、
マリルリはこれら2つの技を両立出来ないためそのような夢は惜しくも不可能なのである。


Lv.55 ド忘れ/丸くなる/転がる/眠る@食べ残し

まるころはカメックスでも出来るため、他の技で差別化をする必要がある。
ここで候補に挙がるのが度忘れ。丸くなると併用して物理・特殊双方の耐久を上げることにより、
相手も鈍いなど火力を上げる手段を持っていない場合倒される心配が無くなり、安心して転がり始めることが出来る。
しかし水ポケモンであるマリルリで敢えてコレをやる必要性は怪しいので、
眠るを抜いて波乗りを持たせたりするという勇気の決断も悪くないかも知れない。


Lv.55 波乗り/転がる/腹太鼓/丸くなる@食べ残し

腹太鼓を叩いていきなり最初から高威力の転がるを打つという大胆不敵な型。
50リザードンなら腹太鼓+1発目の転がるでやや高確率一撃で倒すことが出来る。
また、50パルシェンを腹太鼓+転がる2発分で超高確率で倒せる。
余裕があれば丸くなるも1回積んでおけば、更に倍のダメージとなる。
こんなシチュエーションがあるかは甚だ謎だが、腹太鼓+丸くなる+5発目の転がるで、あろうことか50ハガネールを乱数一撃で倒せる。


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