最終更新日:'19/9/22  最終チェック日:'19/9/22
我流・個別分析 <リザード>

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<概論>

御三家の最終進化形態であるリザードンの進化前のポケモン。進化後と違って飛行タイプを持たないため、
飛行タイプの弱点である電気・氷・岩技を受ける際にリザードンと差別化することが出来る。
御三家の進化の中段ポケモンとしては、自らの進化後とこうして差別化が出来る唯一のポケモンである。
具体的には、55サンダーの雷を確実に耐える、バンギラスの岩雪崩を高確率で耐える、
身代わりが50パルシェンの冷凍ビームを確実に耐える、等がリザードンとの差別点となる。
属性不一致で電気+氷技を打って来る、ゲンガーやハピナスのような相手に対してもやや強くなる。
ただし、未進化ポケモンであるがゆえ種族値が低く、他の純炎ポケモンの最終進化形態のうち、
実にブースター以外の全て(バクフーン、エンテイ、ウインディ、ブーバー、ギャロップ、キュウコン)に、
種族値で完全に劣っているため、それらと技で差別化する必要がある。
幸いにもそれは全く難しいことではなく、腹太鼓もしくは剣の舞を持たせるだけで事足りる。
逆に他の技での差別化は難しいため、リザードン以上にこれらのどちらかが必須となるだろう。
重要な注意点としては、リザードはリザードンと違って地震も破壊光線も覚えないため、限られた物理技で頑張るしかない。
特攻と素早さに関しては、80というそこそこまともな種族値を持っているため、そこは活かして行きたい。
意外と器用で、変わった技も少し覚えるため技も一通りチェックしておこう。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■□□□□□□□ 出番の多さ■■■□□□□□□□
複数対決性能■■■■□□□□□□ 使い方の多様性■□□□□□□□□□
対カビゴン性能■■■□□□□□□□ 不利な相手への対抗力■□□□□□□□□□
対その他の一線級■■■■■□□□□□ 個人的総合評価■■□□□□□□□□


<優劣関係>

格好の餌フシギバナ ナッシー パルシェン エアームド フォレトス
割と有利ハピナス ヘラクロス ハガネール ムウマ ブラッキー
場合によるバンギラス ファイヤー カイリキー
割と不利ライコウ サンダー カビゴン ゲンガー ガラガラ ミルタンク
天敵スターミー スイクン フーディン ドククラゲ ケンタロス リザードン


<防御面>

55食べ残し5550黄金の実50
50サンダーの10万ボルト確3確3超低確率2発確2
55ライコウの10万ボルト低確率2発高確率2発高確率2発確2
55ゲンガーの10万ボルト中乱数3発確3確3確3
50ハピナスの雷超低確率4発確4確4中乱数3発
50パルシェンの冷凍ビーム乱数8-10発乱数6-7発乱数6-7発乱数5-6発
50ナッシーのサイコキネシス確3確3低確率2発高確率2発
50カビゴンののしかかり超高確率3発確3超低確率2発低確率2発
55ミルタンクの恩返し確3超低確率2発超低確率2発確2
50エアームドのドリル嘴超高確率4発超低確率3発超低確率3発確3
バンギラスの岩雪崩微低確率1発微低確率1発確1確1


<技候補>

大文字
火炎放射
属性一致メイン技。特攻種族値は80あるため、進化前と言えどもそこそこの火力。
腹太鼓他の多くの純炎ポケモンと差別化するため、リザードン以上に必須な技。
剣の舞腹太鼓以外に他の炎ポケモンと差別化出来る技。火力の腹太鼓、耐久の剣の舞と言ったところか。
身代わり身代わりがパルシェンの冷凍ビームを耐えるというのがリザードンとの重要な差別点のひとつ。
腹太鼓とは両立出来ないが、起点を作って剣の舞を積んで行くことなら出来る。
アイアンテール物理技候補。地震を覚えないため、威力が同じで攻撃範囲が似ているこの技が代替候補となる。
有効範囲は地震ほど広くなく、命中率も不安定だが、岩の弱点を突けるのは救い。
岩雪崩物理技候補。リザードンでもお馴染みで、サンダー等を倒しやすくなる。
爆裂パンチ物理技候補。他に威力の高い技をあまり覚えないため、相対的にこの技も候補に挙がって来る。
地獄車物理技候補。腹太鼓と両立不可なので剣の舞と併用。対カビゴンに使えるが、反動ダメージが大きいので注意
めざ格物理技候補。更に威力は落ちるが、確実にカビゴンやバンギラスにダメージを与えたい場合に。
めざ地
穴を掘る
物理技候補。どうしても地面技が欲しければこうするしか無い。
捨て身タックル
恩返し
のしかかり
物理技候補。破壊光線も覚えないため、相対的にこのあたりが候補に挙がる。
ただし捨て身タックルとのしかかりは腹太鼓と両立不可なので、剣の舞を使う場合のみになる。
攻撃種族値はあくまで64しか無いので、弱点が突けないとどうしても決定力としてはやや不足。
眠る腹太鼓で消費した体力を回復出来るし、回復しながら剣の舞を積むことも出来る。
日本晴れ物理火力を伸ばすと見せかけた奇襲として使えるかも。
リフレクター大爆発への抑止として使える。腹太鼓と両立不可
カウンター剣の舞を積む際に殴って来るカビゴン等に対する奇襲として使えるかも。腹太鼓と両立不可
怖い顔剣の舞・腹太鼓以外にも他の純炎ポケモンと差別化出来る技の一例。サポート用か。
竜の息吹麻痺撒き。のしかかりと違って腹太鼓と両立可能。これだけではウインディとの差別化が出来ない。
噛み砕く腹太鼓とも剣の舞とも両立出来ない上、スターミーを2発で倒すことも出来ない。
連続斬り
影分身
身代わりを活かすという方向性ならこのような選択肢もある。詳しくは型サンプルにて


<型サンプル>

Lv.55 大文字/アイアンテール/岩雪崩/腹太鼓@奇跡の実

基本的に大文字と腹太鼓を中心に攻撃を展開して行くのはリザードンと同じだが、
地震も破壊光線も覚えないため、攻撃技はかなり限られて来てしまう。
そんな中、地震の代替技としてアイアンテールが候補に挙がる。
地震と違って電気・炎・毒の弱点を突けないどころか、電気と炎には半減されてしまう上、命中率も75%と不安定ではあるが、
威力が地震と同じ100あり、大文字に耐性を持つ岩の弱点を突けるというのが他の技には代えられない性能。
岩雪崩だけはリザードンと同じように使えるため、対炎やサンダーは楽に倒すことが出来る。
地震の攻撃範囲がどうしても必要ならば、威力70の目覚めるパワー地面で妥協するしか無い。
カビゴン等を意識するなら格闘技を持たせても良いが、腹太鼓と両立出来る格闘技は爆裂パンチか目覚めるパワー格闘しか無い。
大文字で50エアームド・50ハガネール・51ウツボット確1、50イノムーやや高確率一撃、50ナッシー中乱数一撃、
50ガラガラ・50ムウマ・50マルマイン高確率2発、55サンダー・55カイリキー・52ライコウ確3、
腹太鼓+岩雪崩で55めざ氷サンダー・55ギャラドス・55バクフーン・51エンテイ確1、
腹太鼓+アイアンテールで55バンギラス・54ツボツボ・53サイドン確1、
腹太鼓+めざ地で55ドククラゲ・54ニドキング・53ライコウ・52ベトベトン確1、
腹太鼓+爆裂パンチで55カビゴン・55ミルタンク・55ゴローニャ・55バンギラス・55オムスター・53サイドン確1。
素早さはフシギバナ等と同じで、50でバンギラスに先制、55で50ヘラクロスや50スイクン等に先手が取れる。
全ポケモン中で、リザードン、ニョロゾ・ニョロモに次いで4番目に速い腹太鼓使いでもある。


Lv.55 大文字/爆裂パンチ/剣の舞/身代わり@食べ残し

身代わり型。これによって対面の冷凍ビームパルシェンを完全に起点に出来るというのがリザードンとの大きな違いになる。
ただし、身代わりは腹太鼓とは両立出来ないため、使うなら剣の舞となる。
剣の舞+爆裂パンチでバンギラス確1、54サイドン・54パルシェン・55カビゴン・55ミルタンク確2。
流石にここまで低スペックになると、「爆裂パンチは当たるもの」と思って動いた方が良いだろう。
パルシェンやナッシーやフシギバナの前で身代わりを貼って起点を作り、
55サンダーを大文字で追い込み、50カビゴンやバンギラスを剣の舞+爆裂パンチで倒すような流れはそれなりに現実性がある。
リザードンと違って、体力が満タンならサンダーの前で1ターンは居座って良いという点を利用したい。
爆裂パンチの代わりに、威力は落ちるがもう少し命中率の高い地獄車を使う手もある。
剣の舞+地獄車でもLv.52ぐらいまでのカビゴンなら確定2発で倒すことが出来る。
ただし、特にカビゴン相手だと、反動ダメージがかなり痛いので注意。身代わりでHPを削っていたら尚更である。
因みに、身代わりが50パルシェンの冷凍ビームを耐えるというのは、Lv.50でも出来ることなので、
低レベルで裏決定力として使うのもアリかも知れない。ただしフシギバナと同速という点には注意。
ログ … 剣の舞+爆裂パンチ型
ログ … 剣の舞+爆裂パンチ型2


Lv.50 大文字/爆裂パンチ/怖い顔/リフレクター@黄金の実

サポートの一例。Lv.50でも55サンダーの雷はしっかり耐える。
バンギラスの岩雪崩では一撃で倒れてしまうが、リフレクター+黄金の実でやや高確率で2発耐えられるようになる。
また、怖い顔はバクフーン・エンテイ・ウインディ・ブーバー・ギャロップ・キュウコンのどれも覚えないため、
持たせれば炎ポケモンとしての独自性が出て来る。
他には竜の息吹で麻痺撒きという芸当も出来る。ただし竜の息吹はウインディも覚えるため、それだけでは差別化出来ない点に注意。


Lv.50 大文字/連続斬り/影分身/身代わり@食べ残し

一応他にも、他の純炎ポケモンが覚えない技の一例としては連続斬りがある。
例によってパルシェン等を身代わりの起点にして、影分身を積んで行き、連続斬りで全抜きを狙うと言ったことが狙えなくはない。
いっそのこと連続斬り一本に絞って、大文字の枠を変更してしまうのも手か。
煙幕で更に攻撃を避けやすくする、剣の舞で火力を伸ばす、丸くなるやリフレクターで防御力を上げる、
メロメロで影分身を積みやすくする、眠るで回復出来るようにしておく、等。


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