最終更新日:'24/10/31  最終チェック日:'24/10/31
我流・個別分析 <コイキング>

変態ポケモン図鑑はこちら


<概論>

通常で入手出来る個体においては、全ポケモンの中でも、キャタピーと最弱の座を争うであろうポケモン。
いくらローカルルールで救済しようにも、攻撃種族値10という値からの、
実質じたばた・体当たりの2つだけの技ではどうしようも無い。
しかし、初代の頃にイベントで龍の怒りを覚えたコイキングが配布されたことがあり、
日本国内において限られた数名だけがこれを所持している。
ジムリーダーの城におけるシミュレータ対戦では、実在する個体ならば使用を認めるというのが通例であるため、
何らかのローカルルールでコイキングを使う際は、実質的にこの龍の怒りコイキングを使うことになる。
40の固定ダメージを与えるというその性質は、
参戦ポケモンのレベル帯によっては禁止級の強さを発揮するほどであるため、
この技が1つあるだけで、たとえコイキングであっても活躍が保証され、
実際に「218」ルールにおいては龍の怒りの唯一の使い手ということで存在感を示している。
散々な種族値の中でも、唯一素早さだけはフシギバナと同じ80という数値を持っており、
その素早さから定数ダメージを与えられるという強みもある。


<技候補>

龍の怒り初代の頃の配布限定技なので、実機ではまず使用出来ない。
実質的にシミュレータでのお遊びと思って良いだろう。
これによって、コイキングが218ルールにおける参戦権を得ている。
じたばた状況によっては使えそうに見えるが、攻撃種族値が低すぎて実際には使い物にならない。
相手によっては、威力200の状態ですら龍の怒りよりダメージが劣る場合すらある。
万が一実機対戦でコイキングを使う場合、この技を主力技と捉えざるを得ない。
体当たりコイキングのHPが高いうちは、じたばたよりも威力が高い。
キャタピーと不毛なタイマンをする際に、この技とじたばたを使い分けるという程度。
跳ねるPPだけは無駄にあるので時間稼ぎは出来るが、その前にコイキングの体力が尽きるだけ。


<型サンプル>

Lv.30 龍の怒り/じたばた/体当たり/跳ねる@王者の印
<対応ルール:218>

覚える技はこの4つだけなので、技はこれで固定となる。
218ルールにおいてはそもそもコイキングは最速のポケモンであり、
全てのポケモンの上から龍の怒りを打てるという強みがある。
ほとんどのポケモンは倒すのに3発かかってしまうものの、コイキングは物理耐久に関してはそこそこあるため、
ウパーの地震やバルキーの飛び膝蹴りぐらいなら、ある程度受けながら戦うことが出来る。
龍の怒りの圧力でそれらのポケモンを流すことも出来るため、少しならサイクル戦に参加することも可能。
全てのポケモンの上を取れて、かつ上振れ要素の全く無い固定ダメージ技を、
ただただコンスタントに打ち続けるだけの動きをすることになるので、持ち物は王者の印がこの上なく相性が良い。
これによって、ピントレンズで急所に当てるのと同じぐらいの確率で、
相手を上から怯ませて、龍の怒りを2回打って80の大ダメージを与えることが出来る。
ただし、コイキング自身もHPが79しか無く、敵のコイキングの龍の怒りで2発で倒れてしまうため、
ミラーマッチを意識するならば木の実や食べ残しを持たせる手もある。
他の3つの技の使い所は皆無で、ほぼ飾りのようなもの。
唯一、威力200のじたばただけは、防御の低い相手には龍の怒りより少しだけ大きなダメージが入る。
たまたまHPギリギリで耐えるようなシチュエーションがあれば、偶発的に使える場面が無くはない。
ウパーやコイキングあたりは防御力が高いため、それでも龍の怒りの方が強い。
ただし、相手がしっぽを振るを食らっている等で防御力が下がっていた場合はその限りではなく、
特に防御ランクが1段階下がったピチューに対しては、威力200のじたばたで上から一撃で倒すことが出来る。
ピチューの上を取れるのはこのルールではコイキングだけなので、他のポケモンではこの動きは出来ない。
パーティ … 龍の怒りコイキング編成(2022)
ログ … 王者の印+龍の怒りコンボで無双
ログ … ウパーを受けつつ全抜き


Lv.5 龍の怒り/じたばた/体当たり/跳ねる@先制のツメ
<対応ルール:龍の怒り解禁リトルカップ>

かつて対戦会が実施された、こちらのルールでもコイキングに参戦権がある。
高速移動を積んでから龍の怒りのコンボが出来る、ミニリュウやタッツー、ガーディには全抜き性能では及ばないが、
それらのポケモンよりも素の素早さでは上回っているため、初めから対面させてしまえば勝つことが出来る。
タイマン性能においては極めて優秀であり、
コイキングに勝つには上から一撃で倒すか、龍の怒りを耐えながら下から一撃で倒すしか無いわけだが、
それを出来るのがエレキッド・ビリリダマ・ケーシィ・ヒトデマン・ラッキーぐらいしか居ない。
ニャースの10万ボルトは確定で耐える。ゴースの10万ボルトには確定で倒されてしまうが、同速である。
道具はこれらのポケモンや高速移動を積んだ相手にもワンチャン持てる先制のツメが優秀だが、
この他に敵の攻撃を耐えて龍の怒りで倒すために気合のハチマキという選択肢もある。
敵の攻撃を避けられる光の粉も無くはないが、それらに比べると発動確率が低い。


Lv.50 龍の怒り/じたばた/体当たり/跳ねる@王者の印
<対応ルール:1000>

1000ルールにおいて、コイキングは種族値の低いローコスト枠として採用することが出来る。
レベル帯が高めなので、龍の怒りの40というダメージは相対的にかなり弱いが、
それでも起点作成に特化して攻撃技を持っていないヒマナッツを倒したり、
相手のエースの高種族値のポケモンが、コイキングより遅かったり麻痺していたりすれば、
王者の印+龍の怒りコンボによって、下剋上のチャンスが少しばかりはあるかも知れない。


Lv.? じたばた/体当たり/跳ねる/-@気合のハチマキ
<対応ルール:???>

実機でコイキングを使う場合は、この3つの技で使わざるを得ない。
当サイトでは今のところ、この型の有用性を見出せるローカルルールは考案出来ていない。


戻る