「えっとね、もうちょっと、ここをこうして・・・」
「えいっ!」
「うん!そうそう、その調子!」

「(あれは・・・デリバードさんと・・・バタフリー先輩??)」

「せんぱいのお陰で、ちょっと出来るようになりました!」
「うん♪じゃあ次はね、」

「(こんなところで人知れずトレーニングをしていたのか・・・デリバードさん。。。
  ・・・ハッ!もしかして、今日ボクの試合を見に来れない理由って・・・!!
  ああ、、こんなことにも気付けなかったなんて・・・ボクのバカ!バカ!!)」

予備校物語
第61話 ~見えないところで~

「おーし!試合始めっかー!」
「アリアドス君とプクリン君は今日も見に来てくれたんだね!」
「やいヨルノズク!わざわざ見に来て損したなんて俺に思わせないことだな!!」
「フッ・・・アリアドス君。キミにそんなことを言われなくても、今日のボクはね、一味違うのさ(メガネシャキーン)」
「おおっ・・・今日のヨルノズク君、なんかすごいオーラが出てるぞ・・・!?」
「ククク・・・これは面白くなってきたぞ。では始めるとしよう!」



「フゥ・・・まずまずかな。」
「いやー、ヨルノズク君!ワシも久々に君のサポートを受けて、楽しかったぞ。」
「良かったよ!アリアドス君、見に来て損したなんてことなかったんじゃない??」
「フッ・・・まあまあだったな。」
「今日はリフレクターを貼っただけだったけど、この編成ならまだまだ色々できそうだね!」
「はい。必ずや、先生方の期待に応えて見せましょう(メガネメラメラ)」
「(ははーん。こやつ、今日は来る前に、何か刺激を受けて来たようだな。)」
「(そのようじゃ。自分なりに何か得るものがあったのじゃろう。これはさらに伸びるぞ・・・!)」

つづく