「先生!こっちこっち!」
「お、試合会場が見えてきましたね!」
「ピジョット君がどんな試合を見せてくれるか、楽しみじゃのう」
「ボクも久しぶりに会うのが楽しみです。」

「お〜〜〜い!!」
「おお、ピジョット君!!久しぶり〜!」
「元気そうで何よりじゃ!」
「先生方こそ!おお、みんなも一緒かい」
「ピジョット君ひさしぶりー!」
「あ、あの・・・」
「あっ、そうか。デリバードちゃんだけは知らないんだね。彼がピジョット君だよ!」
「初めまして。今日は見学させていただきます♪」

予備校物語
第50話 〜追い風に乗って〜

「おっ、遂に試合が始まるようですよ!」
「これは同じ鳥として、見ものですね・・・(メガネクイッ)」
「楽しみーーー!」





「ふぅ。お疲れ様でーす!」
「ピジョット君!!素晴らしい!!やるじゃないか!!!」
「ほえー、俺もビックリしたよ。俺とは全然違った戦い方が出来るんだなあ」
「オニドリルさんのような速攻向きでもなければ、ボクのような補助技向きでもない・・・
  そこで、攻撃力・防御力・素早さの全ての絶妙なバランスを活かした、この上なくアイデンティティを引き出せる戦術・・・!
  この答えを自ら導き出したというのか・・・!?」
「すごい!私も、同じ鳥として尊敬します。ね、ヨルノズクくん♪」
「あっ、う、うん////」
「(おっとっと・・・そこはそういう感じなのか)」
「(いきなりバレててワロタwwww)」
「いやー、しかし、いいものを見せてもらったよ。
  今までと違って、先輩というわけじゃなく、ほとんど同期みたいなものだから、生徒たちも、刺激になったと思うよ!」
「うん!ピジョット君!僕も負けずにがんばるから!」
「僕も、これに慢心せず、まだまだ上を目指したいと思います。みなさん見にきてくれてありがとうございました!」

「いや〜、良かったのう。みんなも今日は、モチベーションが上がったんじゃないかの?」
「ハイ!早く卒業できるようがんばります!!」
「さて、今日の試合は、イワーク君の出番だね。」
「ウォォーーー、みなぎってきたぜェーーー!!!」



「オッシャアアアアアーーー!!!!DOYAAAAAAAAAAA」
「素晴らしい!!見事だよイワーク君!!」
「うむ!カビゴン先生の弱点に対して、完璧なサポートが出来ておった!言うこと無しじゃ!」
「やはり・・・いい試合を見た後だと、いつも以上の力を出せるというものですね。」
「これはもう、文句無しじゃ。イワーク君!・・・君のここまでの活躍を讃え、ガラガラ予備校卒業を認める!!」
「ッシャアアアーーーーー!!!!ウェーーーーーーイwwwwwwwww」
「おおお!!イワーク君おめでとう!!」
「おめでとう!」
「イワーク君は、特に先生のサポートとして、ムウマやエアームド相手にがんばってくれたね。見事だったよ」
「レベルを分けてもらえたのも大きいです。ありがとうございましたーーー!!」
「はぁ・・・近頃みんなどんどん卒業しちゃって、だんだん寂しくなるな・・・」
「デ、デリバードさん、そんなこと言わずに、一緒にがんばろう!」
「・・・うん♪」
「(お!ヨルノズク君、だんだん慣れてきたじゃん・・!)」

「みなさん、こんばんは!お久しぶりです」
「おお!キレイハナ君!!待っていたよ」
「あっ、もしかしてこの人が、休学中だったという・・?」
「久しぶり。そうか・・・もう顔見知りはボクしか居ないのか。。。」
「かなり休学が長引いてしまいましたからね。。先生方、心配かけてしまってゴメンなさい。
  改めて皆さん、よろしくお願いします!」
「これからの活躍も期待しておるぞ!」

つづく