成長鬼

55モンジャラギガドレイン目覚めるパワー
成長眠り粉食べ残しBDFF
55バンギラス岩雪崩地震大文字爆裂パンチ奇跡の実FFFF
50ハガネール地震鈍い吠える大爆発黄金の実FFFF
50カビゴンのしかかり地震鈍い自爆先制のツメFFFF
50ゲンガー冷凍パンチ黒い眼差し滅びの歌道連れ薄荷の実9FFF
50キングドラハイドロポンプ龍の息吹眠る寝言ピントレンズ1FFF

'20/5/13構築
速さ★★★
硬さ★★
コンビネーション★★★
変態度★★★★
煮詰め度★★
総合的満足度★★★★

昔はガラガラやサイドンに対してピンポイント受けを用意していたような時代もあったが、
そのような必要がさほど無い対戦環境において、モンジャラに出来ることは一体何なのか。
せっかく物理耐久が高くてカビゴン相手に粘れそうなのに、肝心の宿木のタネは覚えないし、
剣の舞は覚えても素の攻撃力が低いため決定力の速度が遅い。鈍いで圧殺されるのがオチである。
それだったらもっと他に攻撃力の高い、メガニウム等の草でやった方がまだ良い。
管理人はモンジャラに関して割と絶望していたのだが、ある日、面白そうな策を思い付いた。
特攻の高さ(フシギバナやウツボット等と同じ100)と、更にそれをアップさせる成長を使うという策である。
成長を覚える草ポケモンはモンジャラの他に、フシギバナ・ウツボット・パラセクト・キマワリのみ。
耐久面で競合相手となるキレイハナやメガニウムやナッシーはこれを覚えない!

物理耐久と特攻を活かせるケースとしては例えば、対ミルタンク。
そのまま殴り合っても勝てないが、モンジャラは眠り粉を覚える。
剣の舞から決定力を出すのは難しいが、眠らせてから成長を積むことで特殊火力にモノを言わせようというものだ。
他にはカイリキーも狙い目。物理耐久を生かしつつ草技が通るし、素早さも絶妙に上回っている。
対カビゴンも、眠り粉を使えば50カビゴンとのタイマンぐらいは何とかなりそうだ。
また、55カビゴンにおいても、寝言型は流石に無理だが、素眠り型なら案外戦えるかも知れない。
素の捨て身タックルは確定3発だが、眠り粉で足止めしながら食べ残しとギガドレインで回復することによって、
これを3耐え出来るようになる見込みがある。
モンジャラ側は成長を4回積むことで、ギガドレイン3発で食べ残しカビゴンを超高確率で倒せるようになる。
眠りが中央値の2ターンで解けると仮定すると、
眠り粉→成長×2→眠り粉→成長×2、と動くことができ、眠り粉を外しさえしなければこの間にカビゴンは2ターンしか動けない。
ここから更に眠り粉→ギガドレインと動くことで、回復も含めてカビゴンに殴り勝てる見込みが十分にあると考えられる。
眠り粉の命中率もあるためそこまで良い勝率にはならないとは思うが、決して悪くない数字にはなりそうだ。

さて、具体的な技構成について、初めはギガドレイン一本で、眠り粉と相性の良い身代わりを持たせていたが、
この身代わり、何と50カビゴンののしかかりを耐えることが出来ない。乱数ではあるが75%程度で破壊されてしまう。
物理耐久とは一体何だったのか。このあたり「合計種族値の低さ」に悩まされる。
身代わりは使いにくかったのでサブ技を持たせようということで、草やサンダーに通る目覚めるパワー氷を採用。HPも下がらない。
これが思いのほか効果があり、選出画面においても、例えば相手にナッシーが居ても「対面から眠り粉+めざ氷で全然押せる」とか、
55サンダーが相手に居てもサイクルからワンチャン、50エアームドにはタイマンでも全然張り合える、
と言ったような安心感(というよりは絶望感の無さ)が持てるのが良かった。
実際、これによってフシギバナを含む組み合わせを突破出来た試合も複数回あった。
パルシェンに負けず劣らずの悲惨な特殊耐久(特防種族値40!?)をカバー出来そうなド忘れも考えたが、
それで対面からめざ氷持ちのサンダーやライコウが何とかなるならまだしも、何とかなりそうなレベルではなかったので断念。
というわけで、実戦でのめざ氷の活躍もあり、このような型に落ち着いた。

サポメンはいつもの、出来るだけモンジャラの天敵を寄せ付けないWAと、爆弾や道連れによって枚数を減らす編成。
今回いつもと違ったのは、エースが思いっ切り地面や岩に出て来て欲しいポケモンであるため、三銃士が一切入らなかった点。
むしろ、地面に激弱の爆弾ばかりで組むことが出来て面白かった。ベトベトンやマルマインが居ても良かったかも。
その代わり、格闘技持ちの炎ポケモンがどうしようも無かったため、そこを強く抑止するためにキングドラという駒を登用した。
このバンギラスとキングドラは実際にはほとんど選出していないが、
実戦で炎エースを相手に選出させなかったりと、選出画面で大いに活躍してくれた。
また、ハガネールはどくどくを持たせても爆破での枚数削りで役に立たないことが多いため、
試しに鈍いを持たせてみたら、これが予想外に便利だった。
単純に素の足りていない大爆発の火力を補えるのもあるが、有利対面では鈍い+吠えるのコンボを地味に狙うことも出来る。
薄荷の実を余らせてゲンガーに渡すぐらいなら、カビゴンに眠るを持たせろよという気もするが、
爆破決行役としては、地震と鈍いはどちらも外すことが出来なかった。
ゲンガーを爆破でなく滅び型にしたのも正解だったように思う。
爆破一辺倒だと流石に対策されやすかったり、一部の相手にはどうしても止まってしまうことがあるため、
こういう別アプローチでの1-1交換を狙える択を作っておくのは重要だと感じた。
あと、どうせほとんどの試合で選出圧力役としてしかバンギラスを使わないのなら、奇跡の実を持たせるのは勿体なかったなとも思う(

初めはとりあえずモンジャラの形を、納得出来るまで色々変えながら使って、
どこかのタイミングで良いログが1個でも取れればすぐにパーティ解体するぐらいのつもりで組んでいたのだが、
めざ氷型にしてからは思いのほか調子が良く、思ったよりログが取れたためパーティごと公開することにした。


ログ壱 …対55サイドン、スーパーモンジャラタイム
ログ弐 …対55ヘラクロス、緻密な爆破シミュレーション
ログ参 …対55カビゴン、物理耐久を発揮!?
ログ肆 …対55カビゴン、ギガドレイン回復の強さ
ログ伍 …対55ファイヤー、たまにはバンギラス
ログ陸 …対55バンギラス、こーーーれはバンギラス
ログ漆 …対55カビゴン、遂にモンジャラvsカビゴン


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