地獄の番獣

55バンギラス岩雪崩火炎放射追い打ち眠る薄荷の実FFFF
50フシギバナのしかかり剣の舞宿木のタネ光合成麻痺治しの実FFFF
50カビゴンのしかかり爆裂パンチ眠る寝言光の粉FFFF
50ガラガラ地震岩雪崩剣の舞めざパ飛行太いホネCDFF
50エア−ムドドリル嘴どくどく吹き飛ばし守る食べ残しFFFF
50ムウマ黒い眼差し滅びの歌痛み分け道連れ奇跡の実1FFF

'11年10/14構築、11/27完成
速さ★★
硬さ★★★★
コンビネーション★★★★
変態度★★★
煮詰め度★★★★
総合的満足度★★★★

初めは「CH流ニビジム」ということで、バンギラスを必ず選出するパーティにするつもりで組んだ。
しかし、最終的に何かあと一歩違う、バンギはやっぱり砂嵐を絡めた方が良いものを組めるんじゃないか、ということで、
残念ながらニビジムの看板は下ろされてしまった。
しかしコンセプトは面白かったので普通のパーティとして公開しようということになったパーティ。
題名は「地獄の番犬」を捩って。

●バンギラス
必ず出せるようなポケモンが、岩ポケモンには極端に少ない。
バンギラスも、カイリキーのようにWAの裏側として使うと強いポケモンだと思うので単独エースで組むのは難しいのだが、
他の岩ポケモンは更に難しくなるので結局バンギラスに落ち着いた。
ここで、バンギラスはどんなポケモンを相手に活躍出来るかを考えた。
技構成によってはカビゴンにもサンダーにもガラガラにもタイマンで勝ち得る魅力的なポケモンではあるが、
一方で地震カビとのタイマンは微妙であったり、眠りまで追い込まれたらサンダーの雷3発で倒れてしまったりと、
色々不安定であり、その上相手の選出によっては釘付けされて役割を失うことも多く、
そうなった際に早い決定力を出せないのが悩みのタネだった。

そこで、そういう一線級の相手と正面きって戦うのではなく、「裏側の強さ」を利用したいと思った時に、
特殊技を持てばパルシェン、ナッシー、エアームド、ハガネール、ゲンガーなどなど、
一線級エースの後ろでサポートする連中や、爆破ポケモンに強いことが思い当たり、
そこをフルに活かすなら追い打ち、そしてこれらの相手に刺さりやすい炎技までは欲しいと思った。
あくまでタイマンならサンダーに勝てる、という面は捨てたくなかったし、炎には強く在りたかったので岩雪崩は持たせる。
炎技に関しては、焼きたいポケモンは軒並み火炎放射でも2発だったので、命中を取って火炎放射を採用。
しかし大文字にすればヘラクロスを2発で倒せるようになるのが大きいので、ここは大文字でもいい。
こうしてバンギラスはこのような型になった。

●フシギバナ
バンギラスの最大の天敵であるカイリキー受けとしてトップレベルの性能を持ち、
他にも一部の水、地面と厄介なところを一手に引き受けてくれる最強のパートナー。
初めは順当に葉っぱカッターを持たせていたが、後述のカビゴンが鈍いを失ったため、積み技による決定力が代わりに欲しかった。
よって剣の舞+のしかかりで攻める形に。しかしここは軽い拘りなので、葉っぱカッターでも全然良いと思う。
因みに道具は、カイリキーに大文字を連射されても光合成のPPに余裕が出来る不思議な木の実でも良かったが、
のしかかり持ちカビゴンに対し宿木を植えて積んで行くことを考えると一度は麻痺を治したかった。

●カビゴン
バンギラスがゴーストを狩ってくれるとても心強い存在なので、安心してゴーストに無抵抗なカビを使える。
最初は順当にのしかかり鈍い寝言だったが、これだと対55サンダーが不安で、
クソカビ型ならサンダーにも有利が付くらしいということが分かって来たし、
岩や鋼でストップしてしまい困った経験もあったのでそちらに変更。
これで鈍いが抜けたことによってフシギバナが代わりに積むことになったというお話。

●ガラガラ
初めはサンダーを受けつつ鈍い+捨て身タックルをするハピナスだったが、
カビゴンがサンダーに強くなったのでハピナスの必要は無くなった。
するとここで大方の役割は埋まっているのでポッカリと穴が開き、じゃあアタッカーを入れれば良いということでガラガラ。
追い打ちバンギとガラガラがそもそも相性が良い。ガラの敵であるナッシー、パルシェン、エアームドをバンギが狩れる。
ナッシーは狩れるがヘラクロスはそうは行かない、ということでめざパはヘラクロスに強い飛行。

●エアームド
この枠はそろそろヘラクロスをキッチリと受かり、かつガラガラも出来るだけ安全に処理出来るポケモンが欲しかった。
ヘラ受けとなるとほぼ飛行一択となるが、この中でよりガラガラに強いポケモンとなると、
毒守るエアームドの存在が思い当たった。
実はこの型、私はこれまで一度も使ったことが無い。自分で強さが分からず、ただ流行に乗るというのは大嫌いだったため。
しかしここに来てまさにそれが必要になった。必要となればそれで良いのだ。
ということで初めてこの型のエアームドを使ったのがこのパーティだった。
狙いは実戦でもちゃんと活かされ、ガラ受けとして絶大な信頼を寄せて良いポケモンということがよく分かった。

●ムウマ
エアームドで処理出来ない型のカビゴンや、飛ばし役が不在の場合が結構多いバンギミラーのためのムウマ。
より滅びに重点を置き、かなり久しぶりに正統派の道連れ+痛み分けで使用。
しかしこれらが必ずしも必要というわけでもないので、
バンギラスにとって厄介になりやすいカビゴン+スターミーに強くなる10万ボルトを挟むのが良いかも知れない。

●その他メモ
パーティの構成上、縛りが無くてもバンギラスを選出しないような機会はほとんど無い。
それなりにエースを活かせる、良いチームワークのパーティにはなったと思う。
既述の通りフシギバナやムウマの技構成はそれなりに変更の余地がある。
弱点:格闘のサブ技を持つ炎ポケモンや太鼓リザードン、サイドン、寝言火炎放射ガラ
炎+高火力地面or格闘に弱くなるのはバンギパの宿命ですね

ログ壱 …対バンギラスミラー
ログ弐 …対55カビゴン、追い打ちバンギ大活躍
ログ参 …バンギラスが単純に刺さる例
ログ肆 …50サンダーを狩る
ログ伍 …オコリザルもフシギバナで受ける
ログ陸 …対ガラパ、決定力を潰してからゆっくり崩す


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