毒考察


毒ポケモン・相性一覧(未進化形態および伝説は除いてあります。全15種)
種族名一覧複合属性タイプ相性(弱点および耐性)
ベトベトン
マタドガス
アーボック
-
クロバット飛行 ×
ニドクイン
ニドキング
地面 ×
モルフォン
アリアドス
スピアー
ゲンガーゴースト ××
ドククラゲ
ハリーセン
フシギバナ
ウツボット
ラフレシア
●:4倍弱点  ○:2倍弱点  ・:等倍(1倍)  △:1/2耐性  ▲:1/4耐性  ×:無効化(0倍)耐性


主な長所・短所
長所短所
毒属性を
持つこと
・毒を浴びない (見つからない)
毒技 ・どくどくが強く、ほとんどのポケモンが覚えられる
・ほとんどの技で毒を浴びせることが出来る
・耐性を持つ特殊タイプが無い
・草タイプにしか抜群を上げられない上に、抵抗力を持つ属性が多い
・更に無効化される属性もある(鋼)
・種類が多い割に有効な技が少ない
・最高威力が90(ヘドロ爆弾)とやや非力
・めざめるパワーでHPの減少が多め
毒ポケモン
の傾向
・複合属性が多く、特定の戦闘スタイルを持たない
・比較的攻撃範囲を広げやすい
・剣の舞や嫌な音でパワーアップ出来るポケモンが多い
・特定の能力に秀でたポケモンが少ない


種族値の特徴(未進化形態および伝説は除いてあります)
種族値HP攻撃防御 特攻特防素早さ合計
平均758474 808079474
平均に近い
ポケモン
ラフレシアアーボックベトベトン
ハリーセン
ドククラゲクロバット
スピアー
フシギバナ
アーボック
ラフレシア
ウツボット
(※全体的に
最も近いのは
ニドキング)
平均から遠い
ポケモン
ベトベトンゲンガー
モルフォン
マタドガス ゲンガードククラゲクロバット スピアー
(※全体的に
最も遠いのは
ゲンガー)


能力ランキング(未進化形態および伝説は除いてあります)
順位/15種HP種族値 攻撃種族値物理耐久 特攻種族値特殊耐久 素早さ種族値合計種族値
1位ベトベトン
(105)
ベトベトン
ウツボット
(105)
マタドガス
(29241)
ゲンガー
(130)
ドククラゲ
(31806)
クロバット
(130)
クロバット
(535)
2位ニドクイン
(100)
ニドクイン
(27048)
フシギバナ
ラフレシア
ウツボット
(100)
ベトベトン
(31861)
ゲンガー
(110)
フシギバナ
(525)
3位クロバット
(95)
ハリーセン
(95)
ベトベトン
(26586)
フシギバナ
(28086)
ドククラゲ
(100)
ドククラゲ
(515)

※「物理(特殊)耐久」は、ここでは「Lv.50での最大防御(特防)の実数値×最大HPの実数値」と定義します。


その他のランキング(未進化形態および伝説は除いてあります)
順位/15種使える技の多さ使える技の少なさ 模範ポケ(※1)異端ポケ(※2)個人的に好き
1位ニドクイン
ニドキング (74)
アリアドス (37) ニドキングゲンガーベトベトン
2位ハリーセン (38) アーボックベトベトンウツボット
3位ゲンガー (60)スピアー
マタドガス (40)
フシギバナスピアーフシギバナ

※1…「模範ポケ」とは、その属性の種族値平均グラフ(上に載せた六角形)と最も種族値グラフの形が似ているポケモンを指します。
※2…「異端ポケ」は、模範ポケの逆で、最もグラフの形が違うポケモンを指します。


攻撃面・サブウェポンとの相性

まず、メインウェポン
候補…ヘドロ爆弾
ヘドロ爆弾を覚えることが出来るポケモンは、まずそれがメイン技となることが多いだろう。
と言うのも、短所にも書いたが毒技はヘドロ爆弾以外にまともな攻撃技が一切無い。
めざパを除けばその次が威力65のヘドロ攻撃まで落ち、それすらほんの一握りのポケモンしか覚えない。
ただし毒ポケモンは複合属性が多く、ヘドロ爆弾を覚えない場合でももう一方の属性を活かした技をメインとすることが多い。
逆に毒属性を持たないポケモンが毒技を使うことは、攻撃範囲の狭さ(後述)から、
たとえサブ技でも一部を除いてまず無いだろう。
一部の例…ナッシー(サイコキネシス+ヘドロ爆弾) ダグトリオ(地震+ヘドロ爆弾)

毒技で抜群となる属性は草のみと、とても有効範囲は狭い。
一方で毒耐性を持つのは、ベトベトン等の毒、ガラガラ等の地面、バンギラス等の岩、ムウマ等のゴースト、
更にはエアームド等の鋼には無効化までされてしまい、これ一本ではかなり厳しい所がある。
しかしこれらの属性をよく見ると全て物理タイプであり、すなわち特殊ポケモンには一貫して攻撃が通りやすいと言える。
特にカビゴン+水や電気あたりの特殊ポケモンのような組み合わせは実戦で多く、
そのような組み合わせに対して一貫性を得るというのは見逃せない長所である。
また、数多い毒耐性ポケモンもよく見ると共通弱点が意外と多く、
つまりサブ技によっては一気に攻撃範囲が広がることがあるので、有効なサブウェポンを選びたいところ。

+格闘
岩や鋼の弱点を突くことが出来るので相性は悪くない。
が、ヘドロ爆弾をメインとするポケモンがまともな格闘技を持つことは少なく、
めざ格を使うぐらいなら、岩や鋼の特殊の低さを突いて後述の炎や水をサブ技とした方が良い場合が多い。
例…ベトベトン(ヘドロ爆弾+爆裂パンチ)
対策…ゲンガー ムウマ グライガー ニドキング ベトベトン クロバット

+地面
毒耐性のうち岩・鋼・毒と3タイプに有効だが、状況は格闘と同じ。
実際に使えるのは地震を覚えるアーボックぐらいのものだろう。
例…アーボック(ヘドロ爆弾+地震)
対策…エアームド クロバット プテラ グライガー パルシェン フォレトス

+炎
毒技が無効化される鋼ポケモン全員の弱点を突くことが出来るので、なかなか優秀な組み合わせ。
火炎放射や大文字を覚えずとも、めざ炎を持たせることさえある。
ただし、対岩は当然諦めることとなる。
例…ベトベトン・マタドガス(ヘドロ爆弾+大文字) モルフォン(ヘドロ爆弾+めざ炎)
対策…バンギラス マグカルゴ サイドン オムスター ゲンガー スターミー スイクン

+水
毒耐性のうち地面と岩には抜群で、ゴーストや鋼にも満遍なくダメージが入るので、炎と並んでとても良い組み合わせ。
毒+水攻撃を両方半減出来るのは、同じ毒+水属性を持つドククラゲとハリーセンのみ。
炎と同じで、波乗り等が無くてもめざ水を持たせることもある。
ところで、ドククラゲの場合ヘドロ爆弾か、波乗りorハイドロポンプか、どちらをメインと扱うべきか悩ましい所。
例…ドククラゲ・ハリーセン(ヘドロ爆弾+波乗りorハイドロポンプ) ウツボット(ヘドロ爆弾+めざ水)
対策…ドククラゲ ハリーセン ベトベトン ゲンガー スターミー スイクン パルシェン

+草
地面と岩に抜群を上げられるという点では水と同じだが、対毒・鋼あたりで水に劣る。
敢えてこちらを選ぶ理由としては、ヌオー対策、ギガドレでの体力回復、
複合属性で草タイプを持つポケモンの属性一致攻撃、と言ったところだろう。
例…ベトベトン(ヘドロ爆弾+ギガドレイン) ウツボット(ヘドロ爆弾+葉っぱカッター)
対策…エアームド フォレトス ベトベトン ゲンガー クロバット

+電気
属性的にはあまり毒の攻撃範囲をカバー出来ていないが、
エアームドや、物理耐久の高いパルシェン・スイクン等の弱点を突くことが出来る。
また、雷ならばゲンガー等に麻痺を入れることも期待出来る。
例…ベトベトン(ヘドロ爆弾+雷or10万ボルト) ウツボット(ヘドロ爆弾+めざ電)
対策…サイドン ヌオー ニドクイン バンギラス ハガネール グライガー ガラガラ


防御面・役割

格闘耐性があり、格闘技と相性の良いゴーストや岩技にも弱くなく、また蟲耐性もあるため、
地震さえ無ければ(複合属性にもよるが)カイリキーやヘラクロス、その他格闘ポケモンの大きな壁となることが出来る。
また、自分は毒状態にならないというメリットはあまりにも大きく、
主にどくどくを浴びせた上で粘って相手を弱らせるタイプのポケモン(エアームド、ブラッキーなど)を起点とすることが出来る。
特にエアームドに関しては、向こうからすれば確かに毒"技"は無効化出来るのだが、
こちらが草や蟲の複合属性さえ無ければドリルくちばしなどで大したダメージを受けることもなく、
どくどくを完全に無効化出来るため、有効打さえあれば逆にこちらから起点にしてやれるという点は面白い。
また、毒を浴びないということは、眠るを持たずに回復を食べ残しや黄金の実に依存しやすいというのも特徴である。
複合属性で草タイプを持ち、回復手段が光合成であるポケモンも、基本的には麻痺だけに気を付ければ良いのである。
弱点も少なく、特に地面技は複合属性によってカバー出来ているポケモンも多い。
以上から、毒タイプは防御面ではかなり優秀な属性で、基本的に持っていて損することは少ないタイプと言えるだろう。


多くのポケモンが覚える技

ヘドロばくだん etc.


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