もくたん
炎技のダメージが1.1倍になる。大文字、火炎放射、炎のパンチ、目覚めるパワー炎等。
炎ポケモンは日本晴れ+大文字でかなりの高火力を叩き出すことが出来るため、
それをギリギリ耐えて来るポケモンへの確定数を減らすために使われるのが主。
・ファイヤー
他の属性強化アイテムと同じく眠る+寝言で使う際に持たせるのが主となるが、
ファイヤーの場合は日本晴れ+大文字の一点攻めだけで十分な火力となるため、そのような型で運用しやすい。
特に大きな恩恵をもたらすのは対カビゴンで、
同レベルのカビゴンを通常ならば日本晴れ+大文字で確定3発かかるのだが、この道具により中乱数2発で倒せるようになる。
同レベルのカビゴンを特殊技で2発で倒せるというのはこれ以外に存在しない。
Lv.50同士でもLv.55同士でも同じことが言えるが、Lv.50同士の方が倒せる確率がやや高い。
ただし、これはカビゴンが食べ残しを持っていない場合の計算なので注意。
この他、Lv.55だと素の大文字で50パルシェンが約7割の確率で一撃だったところを確定一撃に、
55サンダーや55カイリキーが低確率2発だったところを高確率2発に、
日本晴れ+大文字で低レベルのムウマを確定一撃に、55ガラガラや55フーディンを4割弱の確率で一撃になる等がある。
ファイヤー:同レベルのカビゴンを日本晴れ+大文字で中乱数2発になる
ファイヤー:55食べ残しカビゴンをLv.50からでも倒しやすくなる
ファイヤー:55カビゴンでも捨て身タックルの反動が入ると乱数2発で倒せてしまう
ファイヤー:日本晴れ+急所でハピナスすら倒してしまう
・ゲンガー
Lv.50で炎のパンチ+黒い眼差し+滅びの歌型で使用する際に、この道具を使うことが多い。
黄金の実なども欲しい中でわざわざこの道具を持たせるにはそれなりの理由があって、
50ナッシー、50食べ残しハガネール、50黄金の実エアームド、50イノムー、50ハッサム、50黄金の実パルシェン、
と、ここまで挙げたポケモンたちを倒せる確率が軒並み大幅に上がるからである。
(ハッサムは1発、パルシェンは3発、それ以外は全て2発)
特にナッシーやハガネールは、2発で倒せるかどうかで大幅に優劣が変わって来るため、極めて重要になる。
・バクフーン、エンテイ、ウインディ、ブーバー等
炎ポケモンをエースで使う際には、相手の低レベルのポケモンを起点にしながら展開したいため、
どくどく、眠り粉、のしかかり、爆裂パンチ、冷凍ビーム、怪しい光などあらゆる状態異常技を想定して奇跡の実を持たせるのが主流だが、
奇跡の実が余っていなかったり、眠る+寝言型で使用して状態異常には困らないという場合に採用の余地がある。
ファイヤーと同じようにこの道具を持たせることで確定数が変わるケースがいくつかあり、
代表的な例としては、55バクフーンの素の大文字で50パルシェンを低確率一撃だったところを、約7割で一撃で倒せるようになったり、
55エンテイの素の大文字で55ガラガラを低確率2発だったところを、高確率2発で倒せるようになったりする。
エンテイ:大文字で55ガラガラを半分以上削れる
しんぴのしずく
水技のダメージが1.1倍になる。ハイドロポンプ、波乗り、クラブハンマー、目覚めるパワー水、オクタン砲等。
実質的にはハイドロポンプと波乗り専用だろうか。
日本晴れ+大文字と同じく、水技も雨乞いで強化することで超火力を出せるため、その火力強化として持たせることも出来るが、
雨乞い+水技は、雨乞いの使い勝手の悪さもあり日本晴れ+大文字ほどは使用されない。
それよりも、水ポケモンは耐久力の高いポケモンが多く、眠る+寝言で耐久型として使用されることがあるため、
特に必要な道具が無いために、この道具で火力の増強を図る、という使い方がいくつかある。
・スイクン
眠る+寝言で使用し、ぬるくなり過ぎないためにこの道具で火力を上げるという使い方をする代表的なポケモン。
特に、バランスパーティにおいてLv.52でスイクンを使い、この道具を持たせることの恩恵についてはこちらの記事で詳細に書かれている。
この他、Lv.50であっても波乗りで50ヘラクロスや50カイリキーを高確率3発で倒せるようになるため、
眠る+寝言での誤魔化し性能が上がる。
また、地味にLv.50黄金の実ムウマに対しても、同様に超低確率3発だったのが高確率3発になるため、
滅びの歌のターンを黄金の実で稼いで来るような型に対して刺さる可能性がある。
・スターミー
水技が波乗りの場合でもハイドロポンプの場合でも、恩恵がある。
まず波乗りの場合、Lv.50だとバンギラスにやや高確率で2耐えされてしまうところを、この道具で高確率2発で倒せるようになる。
バンギラスを2発で倒せるかどうかは、相手が噛み砕くを持っていた場合の優劣関係に大きく関わって来る。
ハイドロポンプの場合、同レベルのガラガラを確定一撃で倒せるようになるため、1回だけ後出しで流せるようになる他、
光の壁や日本晴れのサポートを受けたガラガラも2発で倒せるため、タイマンで負けないようになる。
特に、黒い眼差し+バトンタッチ型のブラッキーを軸としたバランス編成においては、
ガラガラを確実に処理するために、この道具を持ったスターミーがテンプレ化していた時代がかつて存在した。
スターミー:Lv.52の波乗りで55食べ残しバンギラスが高確率2発になる
・シャワーズ
スイクンと同様に、眠る+寝言型での使用が基本だが、
スイクンと違って特攻が高く、Lv.52以上ならば高火力のハイドロポンプも打てるため、
どちらかと言うと元々高い火力に更に磨きをかける使い方となる。
例えばLv.55のハイドロポンプで50カビゴンを約6割の確率で3発だったのが、確定3発になる。
これはすなわち、雨乞いと併用することで確定2発ということでもある。
この他、雨乞い+ハイドロポンプでLv.50のムウマやマルマインあたりが高確率一撃で倒せるようになる。
オクタン:この道具によってフーディンを倒せた
オクタン:この道具によってヌオーを倒せた
きせきのタネ
草技のダメージが1.1倍になる。ソーラービーム、目覚めるパワー草、ギガドレイン、葉っぱカッター等。
これらを使う草ポケモンは眠るを使わない場合が多く、状態異常を治したいことが多いため、あまりこの道具を持たせている場合ではない。
・ナッシー
Lv.50同士だと、目覚めるパワー草でパルシェンを一撃で倒せる確率は7割程度だが、この道具を持たせることで確定一撃となる。
パルシェンがLv.52ぐらいであっても、高確率一撃で倒すことが出来る。
パルシェンは先制の冷凍ビーム2発でナッシーを倒すことが出来るため、パルシェンを一撃で倒せるかどうかはタイマンの優劣に大きく関わる。
実際この道具の恩恵がダイレクトに得られるのは、ほぼこのケースただひとつと思ってしまって良いが、
パルシェンというのは対戦環境にカビゴンの次に多く居るポケモンである上に、
大爆発を持っているため、タイマンで負けてしまうとそこから更に大爆発で2匹分倒されてしまう恐れがあるため、
パルシェン対策のためだけにこの道具を持たせる価値は大いにあると言える。
ナッシー:Lv.50の目覚めるパワー草で52パルシェンを高確率一撃になる
じしゃく
電気技のダメージが1.1倍になる。雷、電磁砲、10万ボルト、雷パンチ等。
特攻の高い電気ポケモンが、雷の火力に更に磨きをかける使い方が主。
・サンダー、ライコウ等
眠る+寝言型で使う際に、自慢の雷の火力を更にアップさせるために持たせることがある。
特にこれを持ったLv.55サンダーは2010年頃に一世を風靡したことがある。
当時環境に多かった、食べ残しを持たない薄荷の実型のLv.55カビゴンを、雷で中乱数3発で倒せるようになるほか、
Lv.55サンダーミラーを高確率2発、ついでにLv.55カイリキー等も超高確率2発で倒せるようになるという効果を持つ。
同様に低レベルでサンダーを使った際にも、同レベルのカビゴンやサンダー、カイリキー等に対して同じ効果をもたらす。
ライコウも、サンダーと同様にLv.55の雷のために持たせ、主にLv.55ミルタンクを中乱数2発だったのが確定2発で倒せるようになる。
雷は命中率が低いため、ミルタンクには下手したらミルク飲みで回復されながら鈍いを積まれてしまう危険性があるが、
これを上から確定2発で倒すことが出来れば、かなり安全に勝てるようになる。
サンダー:Lv.55の雷で50シャワーズが中乱数一撃になる
サンダー:Lv.51の雷で50カビゴンがやや高確率3発になる
【5ルール】レアコイル:雷でカビゴンを2発で倒せる確率が上がる
・ニドキング
Lv.55のフルアタで雷を持たせた際に、この道具があればLv.50スイクンを高確率2発で倒せるようになる。
レベル差によってニドキングはスイクンに先制出来るため、タイマンで命中率込みでも五分の勝率を付けられるようになる。
ニドキングに有力な持ち物が渡りづらいトキワジムのようなパーティにおいて、持ち物の候補になることがあった。
ニドキング:Lv.55の雷で50スイクンが高確率2発になる
まがったスプーン
エスパー技のダメージが1.1倍になる。実際に使われるのはほとんどサイコキネシスのみであり、ほぼこれ専用と言える。
サイコキネシスをサブ技として使うポケモンもほとんど居ないので、
用途は属性一致のエスパーポケモンがメイン技の火力増強のために使うことぐらいである。
・フーディン
Lv.55のサイコキネシスは、特殊技の中でもなかなかの火力を誇り、これに磨きをかけるために持たせることがある。
最も大きいのは対Lv.50カイリキーやLv.50ヘラクロスで、これらを5割以上の確率で一撃で倒せる可能性が出て来る。
しかも、これらのポケモンは目覚めるパワーの所持によりHPが下がっている場合も多く、その場合倒せる確率は更に上がり、
めざ格ヘラクロスに至ってはほぼ限りなく一撃で倒せるようになる。
この他、Lv.55ゲンガーを4割程度で一撃だったのが、超高確率一撃で倒せるようになり、
Lv.55ガラガラを低確率2発だったのが、高確率2発で倒せるようになる。
また、食べ残しを持たないLv.55カビゴンを高確率4発で倒せるようになるため、薄荷の実カビゴンに対して急所待ちが狙えるようになる。
Lv.55ライコウは食べ残しを持っているとサイコキネシスを超高確率で3耐えされてしまい、
逆にフーディンはライコウの10万ボルト3発で倒れてしまうので殴り合いで勝てなかったが、
この道具があればライコウが食べ残しであっても高確率3発で倒せるため、有利になる。
ネイティオ:この道具によってヘラクロスを倒せる確率が上がった
ゲンガー:サイコキネシスの火力アップ
とけないこおり
氷技のダメージが1.1倍になる。吹雪、冷凍ビーム、冷凍パンチ、目覚めるパワー氷等。
高火力の氷技をメイン技で打つポケモンは少ないが、氷技自体は非常に強力で、様々なポケモンが打つため、
メジャーどころに対してギリギリ届かないところの確定数を変えるために持たされることがある。
・ルージュラ、フリーザー、パルシェン
属性一致の氷技をメインとするポケモンが、その火力に磨きをかけるために持たせる例。
ルージュラはLv.55でこの道具を持って吹雪を打つと、やや低確率ではあるがLv.55サンダーを乱数一撃で倒すに至る。
素の攻撃で55サンダーを一撃で倒せる可能性があるのはこれだけである。
火力は磁石ライコウの雷と同じなので、すなわちLv.55ミルタンクが確定2発になる等の恩恵もある。
パルシェンは、Lv.50の冷凍ビームで55サンダーにやや高確率で2耐えされるところを、この道具で高確率2発で倒せるようになる。
・ハピナス
Lv.50で冷凍ビームを使う際に、この道具を持たせることで2種類の大きな恩恵がある。
まず、Lv.50ガラガラを超低確率2発だったところが、高確率2発で倒せるようになる。これによってタイマンでの優劣が完全に逆転する。
また、Lv.55サンダーは確定4発だったところが、2割の低確率ではあるが3発で倒せるようになる。
これによって、眠るを使い続けて冷凍ビームのPPを切らされるというリスクを軽減することが出来る。
ハピナス:冷凍ビームで50ガラガラを高確率2発かつ55めざ水サンダーを高確率3発に!!!
・サンダー
Lv.55の目覚めるパワー氷で、Lv.55ガラガラを低確率2発だったところが、この道具で高確率2発で倒せるようになる。
サンダー側は岩雪崩2発で倒されてしまうため、この道具の有無によってタイマンの優劣が完全に逆転する。
いばみが型ならば元々タイマンでも微有利を付けられるが、眠る+寝言型でもこの道具によって有利を付けることが出来る。
・スイクン、キングドラ
Lv.50の冷凍ビームで、Lv.50ナッシーを低確率or中乱数2発だったのが、この道具で高確率2発で倒せるようになる。
スイクンもキングドラも、眠る+寝言で運用しやすいポケモンなので、他に特に目的が無ければ低コストでこの道具を持たせることが出来る。
・ゲンガー
Lv.50の冷凍パンチで、Lv.50ナッシーを低確率2発だったのが、この道具で高確率2発で倒せるようになる。
逆にナッシーのサイコキネシスをゲンガーは高確率で1回耐えることが出来るので、この道具によって単純な殴り合いでの優劣が逆転する。
ただし、状態異常は治せなくなるので、眠り粉を食らってしまうと有利とは言い切れない。
・ニドキング
Lv.55冷凍ビームで、Lv.55ガラガラを4割程度で2発だったのが、この道具で超高確率2発で倒せるようになる。
こちらは地震一撃で倒されてしまうため、いずれにせよタイマンでは勝てないが、1回後出しされるかどうかに関わって来る。
また、Lv.55食べ残しドンファンを超低確率2発だったのが、この道具で55%程度で2発で倒せるようになるため、タイマンで微有利となる。
りゅうのウロコ
ドラゴン技のダメージが1.1倍になる。逆鱗、目覚めるパワードラゴン、龍の息吹等。
いずれにしても、ドラゴン技自体が対戦環境において滅多に使われる技ではなく、
強いて言えば最も使われる龍の息吹も、ダメージ自体はあまり重視されず、追加効果の麻痺目的で使われることがほとんどであるため、
この道具が対戦で使われるようなことはまず無い。
重要な注意点として、ポケスタ金銀のみ、この道具は持たせても効果が全く無い。
その代わり、設定ミスなのか、「りゅうのキバ」を持たせることで、この道具と同じ効果が発揮されるようになっている。
・キングドラ
龍の息吹を使う際、眠る+寝言型で使われることが多いので、特に持たせたい道具が無ければ、この道具を持たせる選択肢が一応ある。
一応、Lv.50の龍の息吹で、Lv.50黄金の実パルシェンを超低確率3発だったところを、高確率3発で倒せるようになったりする。
ついでに、目覚めるパワードラゴンの場合、同種であるキングドラをやや低確率2発だったのが、超高確率2発で倒せるようになる。
キングドラが流行っているような対戦環境であれば、ミラー対策にこの道具+目覚めるパワードラゴンを使う価値があるかも知れない。
くろいメガネ
悪技のダメージが1.1倍になる。噛み砕く、目覚めるパワー悪、噛み付く、追い打ち等。
泥棒も強化されるが、当然この道具をあらかじめ持っている時点で、相手の道具を奪うことは出来なくなる。
悪技は威力の高いものが無いため、超火力を出せるようなケースは無い。
追い打ちで狩りたい対象への確度を上げるために持たせることがたまにある。
・ブラッキー
Lv.50の追い打ちを交代際に当てることによってエスパー・ゴースト狩り役を務める場合、この道具を持たせると様々な恩恵がある。
50ナッシー・50スターミー・50ムウマ・52ゲンガー・52フーディン、
これらのポケモンが軒並みやや低確率or中乱数2発だったところを、この道具によってことごとく高確率2発で倒せるようになる。
また、交代際追い打ちで2発ということは、通常の追い打ちでも1/4削れるようになるということである。
これは即ち、中レベルのスターミーやフーディンの身代わりを壊せる確率が、同様に低確率から高確率に上昇する。
追い打ちブラッキーを眠る+寝言型で使うようなことは滅多に無いため、他の道具を持てないリスクは大きいものの、
極力少ない回数のサイクルで追い打ちで倒し切るというのは重要であり、これだけ纏まった恩恵があると、
この道具を持たせるのにもそれなりの価値が出て来ると言える。
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