最終更新日:'25/11/2  最終チェック日:'25/11/2
我流・個別分析 <プリン>

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<概論>

プクリンの進化前で、初代ではたねポケモンだったが、
金銀では進化前のププリンが追加されたことで、ピカチュウやピッピと共に2段階進化の中段ポケモンとなった。
そのため、初代のファンシーカップには出場出来たが、金銀のリトルカップには出場権が無い。
当然、進化後のプクリンを使えるルールでわざわざプリンを採用する意味もほぼ無いため、
スマブラには出場出来たが、金銀の対戦舞台においては出場ルールに恵まれていないポケモンのひとつと言える。
活躍出来るチャンスがあるローカルルールは、例えばアラフォーと1000あたりだろうか。
プクリンが、ピクシーにほぼ全ての数値で劣っており、技もかなりの範囲で被っているため差別化が難しいのと同じように、
プリンもまた、進化前のピッピに対して同じことが言えて、差別化出来る手段が限られている。
しかし、プリンにしてもピッピにしても、いずれにせよ合計種族値は低いので、
ここまで来ると普通に戦うよりも特殊な搦手を使った方が強く、
その点において、滅びの歌を使えるという点が相対的に大きなセールスポイントとなる。
プクリンも、滅びの歌がピクシーとの重要な差別化要素のひとつであったが、
これを低い種族値で打てるというのがプリン最大の武器と言っても過言ではないだろう。
1000ルールにおいては、更にコストの低い、自らの進化前であるププリンが競合したりもするが、
ププリンには出来ない技を色々と覚えるのと、耐久が少しはマシであるため、そのあたりを活かしたい。


<技候補>

滅びの歌ほぼこの技のおかげで生きているようなものなので、ほぼ必須。お手軽に起点作成や詰めが出来る
守る滅びの歌とセット。この2つがあるだけで数値以上の活躍が出来る。
のしかかり
捨て身タックル
属性一致のメイン技候補。これをプレゼント等と両立出来るのがピッピとの差別化になる。
火力は低いので、やるなら初めから麻痺狙いでのしかかりか。
大文字
火炎放射
サブ技候補、もしくはノーマル技を差し置いてのメイン技候補。
ケンタロスのそれよりは強い程度で、脆いポケモンの弱点を突けば2発。
電磁砲
同上。やはり火力よりも追加効果狙いで電磁砲が優勢か。
凍える風こちらは完全に追加効果狙い。滅びの歌で相手を退場させながら控えに打つなど。
どくどく滅びの歌+守ると相性が良く、手軽に使える。
金縛りピッピには出来ない技のひとつ。これもワンチャン起点作成として使える
甘えるのしかかりと両立出来るのがピッピとの差別点になる。
歌うローコストで下剋上性能を持っている技のひとつ。1000ルール等で。
天使のキッス同上。これものしかかりと両立出来るのがピッピとの差別点になる。
爆裂パンチダメージは大したこと無いので、天使のキッスで良いかも知れない。
シャドーボール環境にゴースが多いような場合に刺さるかも知れない。
メロメロ自ら場を荒らしたい時に使えるか。
プレゼント滅びの歌とは両立不可なので注意。強力だが、ピッピとの差別化が別途必要になる。
カウンター滅びの歌やプレゼントと両立不可だが、HPが高く防御が低い性質を活かせる。
電磁波
リフレクター
このあたりも便利な補助技だが、滅びの歌とは両立不可なので、
ピッピとの差別化は別途必要。コストの低さで差別化出来る1000向けか?
眠る持たせる技スペースがあれば一応。
冷凍ビーム
冷凍パンチ
完全に凍結狙い。冷凍パンチの方がPPが多くてたくさん打てるが、
そもそもPPが枯れるほど打ち尽くせる体力があるかは甚だ不明。
地球投げ万能なダメージソース。滅びの歌やプレゼントと両立不可。
影分身
丸くなる
転がる
3点セットで奇襲。決まれば強いが、どこまで積めるか。
雨乞い
日本晴れ
滅びの歌で自主退場際にこれらを残し、エースに繋ぐというコンボが出来る。
泥かけ
フラッシュ
こちらも滅びの歌と併用で、エースの起点作成狙い。
泥かけは飛行ポケモンに当たらず、フラッシュは命中不安なので一長一短。


<型サンプル>

Lv.37 のしかかり/大文字/滅びの歌/守る@黄金の実
<対応ルール:アラフォー>

まずは相対的に活躍出来る可能性があるアラフォールールでの型の一例。
このルールにはピッピも出場出来るので、差別化が必要となるが、やはり滅びの歌が強力。
ピッピもこのプールの中では種族値が高い方ではなく、またレベル制限で月の光を使えないという致命的な欠点がある。
そのため、似た性能を持つポリゴンほど便利に扱えるわけでもなく、
それだったら滅びの歌が使えるプリンでも良いじゃないか、という主張が通る。
アラフォーの環境における滅びの歌+守る+黄金の実のコンボはちょうど良いラインで、
ケーシィのサイコキネシス・エレキッドのクロスチョップ・ゴローンの地震・ポリゴンの捨て身タックル、
このあたりの攻撃を元々確定もしくは高確率2発だったのが、黄金の実を持たせることで全て高確率2耐えになる。
したがって、それらの攻撃に対して、後出しから滅びの歌+守るのコンボを決められることになる。
これによって、相手を一旦退場させたり、相手がラスト1匹だったら詰ませる動きが出来る。
なお、黄金の実が無い場合でも、ウツドンやアリアドスのヘドロ爆弾ぐらいなら高確率2耐え、
スピアーの剣の舞+ヘドロ爆弾は確定耐え、ベロリンガの剣の舞+捨て身タックルは高確率耐え出来る。
とにかく攻撃技を耐えることさえ出来れば、滅びの歌+守るコンボに持ち込むチャンス。
同じく滅びの歌を打てるポケモンは、他にゴースやパウワウ、カラカラ等が居るが、
のしかかりと両立出来るポケモンはプリンだけで、
耐久の低いケーシィなんかには2発で倒せる圧力をかけながら、麻痺を狙うことが出来る。
なお、滅びの歌+捨て身タックルはLv.39以上でしか両立出来ないため、このルールでは使えない。
大文字では、ウツドンやヤンヤンマを確2で倒すぐらいは出来る。
アリアドスは低確率2発、スピアーは3発かかる。
このあたりの攻撃技のチョイスは自由度があり、爆裂パンチや電磁砲といった上振れ要素を狙える技でも良い。
ログ … 【アラフォー】耐久を活かしながら滅びの歌で詰める


Lv.37 大文字/どくどく/滅びの歌/守る@黄金の実
<対応ルール:アラフォー>

攻撃技を1本に絞って、補助技を増やす手もある。
サンプルでは守るとの相性も良いどくどくを持たせたが、他に甘える、天使のキッスあたりも手軽にサポート出来る。
命中率に難があるが、決まれば強力な技として、歌うや金縛りという手も。
電磁波やリフレクターは残念ながら滅びの歌とは両立不可。このあたりはプクリンと同じ。
その他、技候補にも挙げたが、滅び際に残してエースの起点作成を狙える技として、
命中ダウンの泥かけやフラッシュ、天候技の日本晴れ・雨乞いという選択肢も。
攻撃技ものしかかり等自由に。


Lv.37 のしかかり/大文字/電磁波/カウンター@黄金の実
<対応ルール:アラフォー>

滅びの歌とは両立不可な、初代のマシン技で固めた例をひとつ。
滅びの歌を使えないと、一気にピッピとの差別化が難しくなるが、
これもやはりプクリンと同じで、ピッピよりもHPが高く防御が低い点を逆利用して、
敵の物理攻撃に対してカウンターを狙うという手がある。
大抵の主力級の攻撃は、プリンに一度カウンターを決められるだけで一溜まりもなく、一撃で倒すことが出来る。
格闘ポケモンがほとんど居ない環境なのでプリンが一撃で倒されてしまうようなこともまず無く、
エレキッドのクロスチョップも急所でなければ耐えるため、カウンターを決めれば倒せる。
ベロリンガの単発の恩返しやのしかかりに対してはカウンターしても耐えられてしまうことがあるが、
剣の舞を積んでから殴って来る分にはカウンターで倒せる。
なお、素早さ種族値は20と、ベロリンガより遅いほどなので注意。
カウンターを言いたかっただけなので、他の技はお好みで良いが、
注意点として、立ち回りの中で先に電磁波などの初代マシン技を使ってしまうと、
滅びの歌を持っていないことがバレて、すなわちカウンターの所持を警戒される危険性がある点には注意。
わざとどくどく+守る等で、滅びの歌の所持を示唆するようなミスリードを仕掛けるのは面白いかも知れない。


Lv.50 のしかかり/爆裂パンチ/滅びの歌/守る@黄金の実
<対応ルール:1000等>

プクリン自体がマイナーであり、種族値も低いため、大抵のローカルルールはプクリンも問題無く使えてしまう。
1000ルールならば、プクリンよりもローコストで滅びの歌を使える点を活かせるが、
逆に進化前であるププリンは更にローコストで使えてしまうため、まさかの自らの進化前と競合してしまう。
プリンを使うからには、ププリンには出来ない耐久を活かすか、
もしくはププリンは覚えられない技も少なくないため、そのあたりの技を持たせる、といった具合になるだろう。
耐久面としては例えば、50ププリンは脆すぎて、
55ケンタロスの捨て身タックルや、55エレブーのクロスチョップでやや高確率一撃で倒されてしまうが、
50プリンならこれらを確定耐え出来る。滅びの歌を使うにおいて「1発耐えるかどうか」というのは極めて重要。
ついでに、HPがエンテイと同等というほど高いので、反動ダメージも稼げる。
また、技に関しては、例によって初代マシン技は滅びの歌と併用出来ないが、
ププリンは覚えない技として、爆裂パンチ・のしかかり・金縛りあたりは両立出来る。
サンプルではこのあたりを活かした構成にしたが、いずれかを無難に歌うや天使のキッス等に変更しても良い。


Lv.50 プレゼント/爆裂パンチ/歌う/天使のキッス@先制のツメ
<対応ルール:1000等>

1000ルールにおいては、合計種族値が低いこと自体が武器になるため、
ピッピとの差別化を考える必要が全く無い。
むしろ、ピッピよりも合計が53も低いというのはかなり大きく、より数値の高いエースを使えることになる。
合計は270なので、例えば種族値最低のヒマナッツ(180)との併用により、残りが550まで使えるので、
合計540のカビゴンなどを併用出来るようになったりする。
ピッピと差別化する必要が無いなら、下剋上性能の高いプレゼントをメインに戦うという選択肢が出て来る。
滅びの歌や初代マシン技とは両立不可だが、
歌う・天使のキッス・甘える・金縛りなど低種族値から荒らせる技はたくさん併用出来る。


Lv.50 のしかかり/カウンター/歌う/守る@気合のハチマキ
<対応ルール:1000等>

これまた、滅びの歌やプレゼントに気を取られている相手にカウンターを狙うという裏択もある。
50プリンの耐久は、大抵の物理攻撃ならば1発は耐えることぐらいは出来る。
また、このような初代マシン技はププリンは覚えられないので、これならばププリンとは全く違ったポケモンとして運用出来る。


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